JP2633996B2 - 岩盤またはコンクリートの破砕装置 - Google Patents
岩盤またはコンクリートの破砕装置Info
- Publication number
- JP2633996B2 JP2633996B2 JP3060732A JP6073291A JP2633996B2 JP 2633996 B2 JP2633996 B2 JP 2633996B2 JP 3060732 A JP3060732 A JP 3060732A JP 6073291 A JP6073291 A JP 6073291A JP 2633996 B2 JP2633996 B2 JP 2633996B2
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- Japan
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- rock
- hydraulic
- reaction force
- force support
- concrete
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- Expired - Lifetime
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- Drilling And Exploitation, And Mining Machines And Methods (AREA)
- Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は岩盤またはコンクリート
の破砕装置に係るものである。
の破砕装置に係るものである。
【０００２】
【従来の技術】本発明者等は特開平２−１０１２８６号
公報において、各先端部に亘って連続した１つの高剛性
載荷板ａが装架された複数の小形の円形液圧ジヤツキｂ
の各基端部を、高剛性圧力支持台ｃで支持し、同反力支
持台に配設された圧液管路ｄを介して前記液圧ジヤツキ
に液圧ユニツトを接続した岩盤またはコンクリートの破
砕装置を提案した。
公報において、各先端部に亘って連続した１つの高剛性
載荷板ａが装架された複数の小形の円形液圧ジヤツキｂ
の各基端部を、高剛性圧力支持台ｃで支持し、同反力支
持台に配設された圧液管路ｄを介して前記液圧ジヤツキ
に液圧ユニツトを接続した岩盤またはコンクリートの破
砕装置を提案した。
【０００３】前記破砕装置は岩盤またはコンクリートｅ
の掘削孔ｆに挿入され、前記液圧ジヤツキを作動して、
前記高剛性載荷板を介して掘削孔内面を加圧して、岩盤
またはコンクリートに引張応力を導入して亀裂を発生せ
しめ、発破を使用することなく、効率よく静的に破砕す
ることができるようにしたものである。
の掘削孔ｆに挿入され、前記液圧ジヤツキを作動して、
前記高剛性載荷板を介して掘削孔内面を加圧して、岩盤
またはコンクリートに引張応力を導入して亀裂を発生せ
しめ、発破を使用することなく、効率よく静的に破砕す
ることができるようにしたものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記破砕
装置は、小型ジヤツキ部のピストン及びシリンダーが円
形であるために、反力支持台の総面積に対する液圧作動
部分、すなわちピストン部分の面積が制限されてしま
い、効率が低下する。さらに、前記破砕装置は、高剛性
載荷板、複数の液圧ジヤツキ、高剛性反力支持台がすべ
て一体となっており、且つ高剛性載荷板が単一のもので
あるため、破砕装置の本体全体が挿入できない場合には
高剛性載荷板にはａ′に示すような変形を生じてしまう
ため、使用不能になる。
装置は、小型ジヤツキ部のピストン及びシリンダーが円
形であるために、反力支持台の総面積に対する液圧作動
部分、すなわちピストン部分の面積が制限されてしま
い、効率が低下する。さらに、前記破砕装置は、高剛性
載荷板、複数の液圧ジヤツキ、高剛性反力支持台がすべ
て一体となっており、且つ高剛性載荷板が単一のもので
あるため、破砕装置の本体全体が挿入できない場合には
高剛性載荷板にはａ′に示すような変形を生じてしまう
ため、使用不能になる。
【０００５】また、仮に破砕装置の本体全体が挿入でき
た場合でも、孔壁に凹凸がある場合、高剛性載荷板に偏
荷重が加わるため、載荷板に変形、ひいては液圧ジヤツ
キのピストンの変形まで引き起こす。本発明は前記従来
技術の有する問題点に鑑みて提案されたもので、その目
的とする処は、破砕能力がより向上され、破砕装置全体
が削孔部に嵌入できない場合、及び同削孔部の孔壁の曲
がり、凹凸にも有効に作動する岩盤またはコンクリート
の破砕装置を提供する点にある。
た場合でも、孔壁に凹凸がある場合、高剛性載荷板に偏
荷重が加わるため、載荷板に変形、ひいては液圧ジヤツ
キのピストンの変形まで引き起こす。本発明は前記従来
技術の有する問題点に鑑みて提案されたもので、その目
的とする処は、破砕能力がより向上され、破砕装置全体
が削孔部に嵌入できない場合、及び同削孔部の孔壁の曲
がり、凹凸にも有効に作動する岩盤またはコンクリート
の破砕装置を提供する点にある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係る岩盤またはコンクリートの破砕装置
は、高剛性反力支持台と、同反力支持台の長手方向に沿
って所定間隔毎に支持された複数の小形の液圧ジヤツキ
と、夫々下面に球面座を具えた複数の分割載荷板とより
なり、同各分割載荷板は前記球面座及び前記各液圧ジヤ
ツキの先端球面部を介して支持されてなり、前記液圧ジ
ャッキは楕円形状に形成され、反力支持台の総面積に対
する液圧面積が増大され、同一圧力でも液圧ジャッキに
作用する加圧力が増大するように構成されている。
め、本発明に係る岩盤またはコンクリートの破砕装置
は、高剛性反力支持台と、同反力支持台の長手方向に沿
って所定間隔毎に支持された複数の小形の液圧ジヤツキ
と、夫々下面に球面座を具えた複数の分割載荷板とより
なり、同各分割載荷板は前記球面座及び前記各液圧ジヤ
ツキの先端球面部を介して支持されてなり、前記液圧ジ
ャッキは楕円形状に形成され、反力支持台の総面積に対
する液圧面積が増大され、同一圧力でも液圧ジャッキに
作用する加圧力が増大するように構成されている。
【０００７】
【作用】本発明に係る岩盤またはコンクリートの破砕装
置は前記したように、高剛性反力支持台の長手方向に沿
って所定間隔毎に支持された小形の楕円形液圧ジヤツキ
毎に１個づつ分割載荷板が支持されているので、岩盤ま
たはコンクリートの削孔部に破砕装置の全長が入らない
場合には、前記載荷板の境目まで破砕装置を挿入すれば
前記削孔部に対する載荷が可能となる。
置は前記したように、高剛性反力支持台の長手方向に沿
って所定間隔毎に支持された小形の楕円形液圧ジヤツキ
毎に１個づつ分割載荷板が支持されているので、岩盤ま
たはコンクリートの削孔部に破砕装置の全長が入らない
場合には、前記載荷板の境目まで破砕装置を挿入すれば
前記削孔部に対する載荷が可能となる。
【０００８】また前記各分割載荷板はその下面に設けた
球面座と、前記液圧ジヤツキの先端球面部とを介して支
持されているので、孔壁の凹凸面及び穴曲がりに追随し
て前記載荷板やピストンに偏荷重が生じることがない。
更に前記各液圧ジヤツキは楕円形に形成されていること
によって、反力支持台の総面積に対する液圧面積が増大
し、同一圧力でも液圧ジヤツキに作用する加圧力が増大
し、破砕効率が増大する。
球面座と、前記液圧ジヤツキの先端球面部とを介して支
持されているので、孔壁の凹凸面及び穴曲がりに追随し
て前記載荷板やピストンに偏荷重が生じることがない。
更に前記各液圧ジヤツキは楕円形に形成されていること
によって、反力支持台の総面積に対する液圧面積が増大
し、同一圧力でも液圧ジヤツキに作用する加圧力が増大
し、破砕効率が増大する。
【０００９】
【実施例】以下本発明を図示の実施例について説明す
る。１は高剛性反力支持台で、その長手方向に亘って小
形の楕円形液圧ジヤツキ２が支持され、同各ジヤツキ２
毎に載荷板３が配設されている。同載荷板３の下面には
球面座４が設けられ、同球面座４が前記ジヤツキ２のピ
ストン５の先端球面部５ａによって支持されている。
る。１は高剛性反力支持台で、その長手方向に亘って小
形の楕円形液圧ジヤツキ２が支持され、同各ジヤツキ２
毎に載荷板３が配設されている。同載荷板３の下面には
球面座４が設けられ、同球面座４が前記ジヤツキ２のピ
ストン５の先端球面部５ａによって支持されている。
【００１０】６は前記載荷板３の球面座４に遊貫され、
前記ピストン５に固着されたボルトで、同ボルト６の頭
部が前記載荷板３に設けた同頭部より大径の孔７に遊動
自在に嵌入されている。図中８は前記液圧ジヤツキ２
と、図示せぬ液圧ユニツトとを接続する配管、９はシー
ル板、１０は同シール板９を前記反力支持台１に固着す
るボルト、１１はＯリングである。（図１乃至図５参
照）図示の実施例は前記したように構成されているの
で、岩盤１２またはコンクリートに設けた掘削孔１３に
挿入して、各液圧ジヤツキ２に配管８を介して液圧ユニ
ツトより圧液を供給して、同各液圧ジヤツキ２を作動
し、高剛性反力支持台１で反力を支持して前記掘削孔１
３の内周面を加圧することによって、前記岩盤１２また
はコンクリート内に引張力を作用させ、この引張力によ
って図６に示すように亀裂１４を発生させて、前記岩盤
１２またはコンクリートを静的に破砕する。（図６参
照）なお掘削長が破砕装置の本体の全長に達しない場合
には、前記載荷板３の境界部まで破砕装置を掘削孔１３
内に挿入することによって、掘削溝１３壁に載荷するこ
とが可能となる。（図７参照）なお前記載荷板３の下面
に設けた球面座４が前記液圧ジヤツキ２におけるピスト
ン５の先端球面部５ａで滑動自在に支持され、同ピスト
ン５に植立され、且つ載荷板３を遊嵌するボルト６の頭
部が前記載荷板３に設けた同頭部より大径の孔７に遊動
自在に嵌挿されていることによって、載荷板３は前記掘
削孔１３に対する挿入方法と平行に、ある程度動くこと
ができるので、掘削孔１３に孔曲がりを生じている場合
でも、載荷板３が孔壁の凹凸に追随でき、載荷板３やピ
ストン５に偏荷重がかかることがない。
前記ピストン５に固着されたボルトで、同ボルト６の頭
部が前記載荷板３に設けた同頭部より大径の孔７に遊動
自在に嵌入されている。図中８は前記液圧ジヤツキ２
と、図示せぬ液圧ユニツトとを接続する配管、９はシー
ル板、１０は同シール板９を前記反力支持台１に固着す
るボルト、１１はＯリングである。（図１乃至図５参
照）図示の実施例は前記したように構成されているの
で、岩盤１２またはコンクリートに設けた掘削孔１３に
挿入して、各液圧ジヤツキ２に配管８を介して液圧ユニ
ツトより圧液を供給して、同各液圧ジヤツキ２を作動
し、高剛性反力支持台１で反力を支持して前記掘削孔１
３の内周面を加圧することによって、前記岩盤１２また
はコンクリート内に引張力を作用させ、この引張力によ
って図６に示すように亀裂１４を発生させて、前記岩盤
１２またはコンクリートを静的に破砕する。（図６参
照）なお掘削長が破砕装置の本体の全長に達しない場合
には、前記載荷板３の境界部まで破砕装置を掘削孔１３
内に挿入することによって、掘削溝１３壁に載荷するこ
とが可能となる。（図７参照）なお前記載荷板３の下面
に設けた球面座４が前記液圧ジヤツキ２におけるピスト
ン５の先端球面部５ａで滑動自在に支持され、同ピスト
ン５に植立され、且つ載荷板３を遊嵌するボルト６の頭
部が前記載荷板３に設けた同頭部より大径の孔７に遊動
自在に嵌挿されていることによって、載荷板３は前記掘
削孔１３に対する挿入方法と平行に、ある程度動くこと
ができるので、掘削孔１３に孔曲がりを生じている場合
でも、載荷板３が孔壁の凹凸に追随でき、載荷板３やピ
ストン５に偏荷重がかかることがない。
【００１１】
【発明の効果】本発明に係る岩盤またはコンクリートの
破砕装置は前記したように、高剛性反力支持台の長手方
向に沿って所定間隔毎に支持した液圧ジヤツキを楕円形
状に構成したことによって、反力支持台の総面積に対す
る液圧作用面積が増大し、同一圧力でも前記ジヤツキに
作用する加圧力が増大し、岩盤またはコンクリートの破
砕効果が向上する。
破砕装置は前記したように、高剛性反力支持台の長手方
向に沿って所定間隔毎に支持した液圧ジヤツキを楕円形
状に構成したことによって、反力支持台の総面積に対す
る液圧作用面積が増大し、同一圧力でも前記ジヤツキに
作用する加圧力が増大し、岩盤またはコンクリートの破
砕効果が向上する。
【００１２】また前記各液圧ジヤツキ毎に夫々１個づつ
載荷板を装着したことによって、破砕装置の全長が岩盤
またはコンクリートの掘削孔に入らない場合には、載荷
板の境目まで破砕装置を挿入することによって、前記掘
削孔壁に対する載荷が可能となる。更にまた前記各分割
載荷板は、その下部に設けた球面座、及び前記各液圧ジ
ヤツキの先端球面部を介して支持されているので、前記
掘削孔壁の凹凸及び穴曲がりに追随し、岩盤またはコン
クリートの破砕効果が十分に発揮されるものである。
載荷板を装着したことによって、破砕装置の全長が岩盤
またはコンクリートの掘削孔に入らない場合には、載荷
板の境目まで破砕装置を挿入することによって、前記掘
削孔壁に対する載荷が可能となる。更にまた前記各分割
載荷板は、その下部に設けた球面座、及び前記各液圧ジ
ヤツキの先端球面部を介して支持されているので、前記
掘削孔壁の凹凸及び穴曲がりに追随し、岩盤またはコン
クリートの破砕効果が十分に発揮されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る岩盤またはコンクリートの破砕装
置の一実施例を示す側面図である。
置の一実施例を示す側面図である。
【図２】前記破砕装置の平面図である。
【図３】図２の矢視Ａ−Ａ図である。
【図４】図２の矢視Ｂ−Ｂ図である。
【図５】図３の下半部を横断して示した平面図である。
【図６】前記装置の作動状態を示す横断面図である。
【図７】掘削孔が短い場合の前記装置の作動状態を示す
縦断側面図である。
縦断側面図である。
【図８】掘削孔壁に凹凸がある場合の前記装置の作動状
態を示す縦断面図である。
態を示す縦断面図である。
【図９】従来装置の作動状態を示す縦断側面図である。
１ 高剛性反力支持台 ２ 小形の楕円形液圧ジヤツキ ３ 載荷板 ４ 球面座 ５ ピストン ６ ボルト ７ 孔 ８ 配管 １２ 岩盤 １３ 掘削孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村山 秀幸 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目６番15号 株式会社フジタ内 (72)発明者 保倉 勲 東京都大田区大森西３丁目27番６号 長 野油機株式会社内 (56)参考文献 実開 昭60−58691（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】 高剛性反力支持台と、同反力支持台の長
手方向に沿って所定間隔毎に支持された複数の小形の液
圧ジヤツキと、夫々下面に球面座を具えた複数の分割載
荷板とよりなり、同各分割載荷板は前記球面座及び前記
各液圧ジヤツキの先端球面部を介して支持されてなり、
前記液圧ジャッキは楕円形状に形成され、反力支持台の
総面積に対する液圧面積が増大され、同一圧力でも液圧
ジャッキに作用する加圧力が増大するように構成されて
なることを特徴とする岩盤またはコンクリートの破砕装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3060732A JP2633996B2 (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | 岩盤またはコンクリートの破砕装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3060732A JP2633996B2 (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | 岩盤またはコンクリートの破砕装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05222891A JPH05222891A (ja) | 1993-08-31 |
| JP2633996B2 true JP2633996B2 (ja) | 1997-07-23 |
Family
ID=13150747
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3060732A Expired - Lifetime JP2633996B2 (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | 岩盤またはコンクリートの破砕装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2633996B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6058691U (ja) * | 1983-09-06 | 1985-04-24 | 大山 孝一 | 硬質物破壊装置 |
| JP3002094U (ja) * | 1994-03-17 | 1994-09-13 | 信号器材株式会社 | 接着式レ−ル絶縁継目用絶縁レ−ル形 |
-
1991
- 1991-03-26 JP JP3060732A patent/JP2633996B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05222891A (ja) | 1993-08-31 |
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