JP2632088B2 - 固着具打ち機のノーズ - Google Patents

固着具打ち機のノーズ

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、釘打機等の固着具打ち機のノーズに関し、
特に、充填口を介して頭付固着具を一本ずつノーズ先端
に供給する固着具充填機構を有するノーズに関する。
従来技術 一般に、釘打機等の固着具打ち機は、流体シリンダと
該流体シリンダ内で作動するピストンとを有し、該ピス
トンに固着具打ち部材としてのブレードが取付けられ
る。ブレードは、流体圧力のもとでシリンダに固定され
たノーズにより案内されて下降し、ノーズ内にあらかじ
め充填された釘を目的物に向かって打ち込む。
ノーズのブレード通路に釘等の頭付固着具を充填する
機構として、固着具打ち機のノーズに設けられた充填口
を介して頭付固着具を一本ずつノーズ先端に供給する構
成を有するものが知られている。この固着具充填機構で
は、固着具打ち機に固着具を収容するマガジンを必要と
しない利点がある。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、固着具充填口からの充填通路を通って
ノーズ内の通路に充填される頭付固着具は、その充填後
において、固着具打ち部材が移動するノーズ内通路と固
着具充填通路との合流点にまで戻ってしまうことがあ
り、その部分でブレードの打込みによって頭部や軸部が
変形して、詰まってしまうことがあった。
このため、本発明者は、固着具打ち部材が移動するノ
ーズ内の通路と充填口からの固着具充填通路との合流点
には、該充填通路から給送された頭付固着具の頭部に係
合して固着具の戻りを止めるレバーを設け、この戻り止
めレバーを充填通路から給送される固着具の移動を妨げ
ないように退避させる構成の固着具充填機構を提案して
いる。
この戻り止めレバーは、固着具が確実にノーズ先端に
保持されるので、固着具の頭部や軸部が変形したり詰ま
るといった欠点を解消するので好ましいものである。
しかし、この戻り止めレバーは、固着具をノーズ先端
に係合して保持するものであるので、固着具打ち部材の
進路にその一部が侵入するという不具合がある。
従って、本発明の目的は、固着具をノーズ先端に確実
に保持するだけでなく、保持した固着具を確実に打込む
ことのできる固着具打ち機のノーズを提供することにあ
る。
課題を解決するための手段 かかる目的を達成するため、本発明によれば、充填口
を介して頭付固着具を一本ずつノーズ先端に供給する構
成を有する固着具充填機構を有する固着具打ち機のノー
ズであって、固着具打ち部材が移動するノーズ内の通路
と前記充填口からの固着具充填通路との合流点には、該
充填通路から給送された頭付固着具の頭部に係合して固
着具の戻りを止めるレバーが設けられ、この戻り止めレ
バーは、充填通路から給送される固着具の移動を妨げな
いように、固着具に係合する部分が該充填通路から退避
するよう枢支されており、前記固着具打ち部材には、前
記ノーズ通路内に延び出た固着具戻り止めレバー部分を
越えて固着具に当接できるように、長手方向に延びる溝
が形成されていることを特徴とする固着具打ち機のノー
ズが提供される。
実施例 以下、本発明の実施例を図について説明する。先ず第
1図を参照すると、本発明に係る固着具打ち機としての
動力釘打ち機1はシリンダハウジング2を有し、該シリ
ンダハウジング2内にシリンダボア3が形成されてい
る。シリンダボア3内には、頭付固着具として釘の打ち
込みのための打ち込みピストン4が軸方向摺動自在に配
置されている。シリンダハウジング2にはハンドル部5
が設けられ、該ハンドル部5の根元付近に引き金6が備
えられている。引き金6により作動されるトリガバルブ
7が設けられ、引き金6の操作により該トリガバルブ7
が作動して圧縮空気の通路を開閉し、打ち込みピストン
4を下方に駆動する。打ち込みピストン4には固着具と
しての釘を打込む固着具打ち部材としてのブレード8が
固定され、このブレード8が釘の頭を叩いて目的物への
打ち込みを行う。打ち込みピストン4が下死点に到達し
たときシリンダハウジング2内の空気通路が切り換えら
れて、打ち込みピストン4は上方に駆動され、元の位置
に復帰する。打ち込みピストン4を駆動するために圧縮
空気通路を上述のように切り換える構造は、釘打ち機の
分野において周知であるので詳細な説明は省略する。
シリンダボア3は、下端部が直径の大きな拡大部3aと
なっており、該拡大部3a内に副ピストン9が配置されて
いる。副ピストン9には中空筒状のノーズ上部10が一体
に形成されている。ノーズ上部10の下端部には、中空筒
状のノーズ下部11が結合されてノーズ12を構成する。打
ち込みピストン4に固定された固着具打ち部材としての
ブレード8は、このノーズ上部10およびノーズ下部11に
より構成されるノーズ12内に軸方向摺動自在に挿入され
る。副ピストン9の上面には緩衝材13が、下面には緩衝
材14がそれぞれ配置される。
ノーズ12を構成するノーズ上部10とノーズ下部11と
は、ノーズの長さ調節を可能とするねじ機構により互い
に結合される。このねじ機構はノーズ上部10に止めピン
15により固定されたねじリング16を有し、このねじリン
グ16には雄ねじが形成されている。ノーズ下部11の上端
部11aにも雄ねじが形成され、この雄ねじに調節ナット1
7が係合する。調節ナット17は、その上端面がねじリン
グ16の下端面に突き当てられるように配置される。調節
ナット17の外側には止めナット18が配置される。この止
めナット18は、上部にねじリング16の雄ねじに係合する
雌ねじを有し、下端部には、内向きのフランジ18aが形
成されている。したがって、止めナット18がねじリング
16にねじ係合されたとき、該止めナット18の下端フラン
ジ18aは調節ナット17の下端面に係合して該調節ナット1
7の上端面をねじリング16の下端面に押しつける。この
とき、止めナット18がリング16にねじ係合した状態で、
リング16の下端面と止めナット18の下端フランジ18aと
の間に、調節ナット17が自由に回転できるだけの間隙を
形成する。この構造により、ノーズ下部11に対する調節
ナット17の軸方向位置を適当に調節して、ノーズ上部10
に対するノーズ下部11の軸方向位置、したがってノーズ
12の長さを調節することができる。止めナット18の下方
には、ロックナット19が設けられ、このロックナット19
はノーズ下部11の上部に形成された前述の雄ねじに係合
する。
第2図に示すように、止めナット18は、両側に切り欠
き18bを有し、この切り欠き18bから調節ナット17の外周
が露出されるように構成されている。したがって、ロッ
クナット19を弛め、調節ナット17を止めナット18の切り
欠き18bから操作することによって、該調節ナット17の
位置を調節し、ノーズ12の長さを変えることができる。
ノーズ上部10とノーズ下部11の相対的回転を防止するた
め、ノーズ上部10には軸方向の溝10aが、またノーズ下
部11には軸方向の溝11aがそれぞれ形成され、これらの
溝10a、11aに案内ピン28が挿入されている。
ノーズ下部11には、直径方向の相対向する側に、一対
のチャック部材20が取り付けられる。第2図および第3
図に示すように、このチャック部材20は、ピン21により
揺動可能にノーズ下部11に取り付けられている。チャッ
ク部材20の先端には半円錐面20aが形成されており、通
常はこの半円錐面20aが第2図ないし第4図に示すよう
に互いに突き合わされた位置にあって、一対の半円錐面
20aにより円錐形案内面を構成する。各チャック部材20
とノーズ下部11との間には圧縮ばね22が配置されて、該
チャック部材20を第2図ないし第4図に示す位置に付勢
する。打ち込まれる頭付固着具としての釘23は、充填状
態では第4図に示す位置にあり、頭部が円錐形案内面の
上部に掛かって係止され、軸部がチャック部材20の下端
部から下方に突出する。この状態から釘23がブレード8
により下方に駆動されたとき、釘23が面20aに当たって
チャック部材20の下端部を互いに押し開いて、目的物に
向かって打ち込まれる。
チャック部材20が打ち込み時以外にたとえば充填位置
にある釘23の重量により開かないようにするために、ラ
ッチ機構が設けられる。この目的で、チャック部材20に
は片側に横方向外側に向かって落ち込む段部20bが形成
されている。ノーズ12のノーズ下部11には、第1図およ
び第2図に示すように、ラッチレバー24が上端部におい
てピン25により揺動自在に取りつけられる。ラッチレバ
ー24は、第6図に示すように、下端部に一対の爪24aを
有し、これら爪24aは、閉じた位置におけるチャック部
材20の段部20bに対応する位置に来るように間隔をもっ
て形成される。ラッチレバー24はねじりばね26により、
下端の爪24aがチャック部材20の段部20bに係合する位置
に付勢される。
ラッチレバー24には中間部にローラ27が回転自在に支
持され、このローラ27は、ノーズ下部11に形成された穴
11bを通ってノーズ下部11の中空内部に一部が突出して
いる。釘23の打ち込みのためにブレード8がノーズ下部
11内を下方に移動するとき、該ローラ27にブレード8が
当たってラッチレバー24を第1図で反時計方向に回動さ
せる。この回動によって、ラッチレバー24の爪24aが、
チャック部材20の段部20bとの係合から外され、チャッ
ク部材20がピン21まわりに回動し得るようになる。
第1図に図示のように、ノーズ下部11には釘23の充填
口29が設けられる。この充填口29には充填金具30が取り
付けられ、その充填金具30が公知の釘供給装置(図示せ
ず)に接続される。ノーズ下部11には打ち込まれる釘23
が1本ずつ供給され、第1図および第4図に示すように
チャック部材20の間に形成される円錐形案内面に掛かっ
た充填位置に保持される。作動時には、先ずチャック部
材20の先端から突出する釘23の先端を、釘打ちされる面
に形成したパイロット孔に合わせて引き金6を引くので
ある。
頭付固着具としての釘23の先端をパイロット孔に合わ
せる過程で釘23がノーズ下部11内を逆方向に押し戻され
ることが考えられる。このような逆方向の押し戻しを防
止するために、本発明においては、頭付固着具としての
釘23の戻り止め手段が固着具充填機構部分に設けられ
る。この戻り止め手段は、戻り止めレバー31により構成
されている。該レバー31の上端はピン32によりノーズ下
部11に揺動可能に取り付けられる。戻り止めレバー31
は、斜め下方に延びて下端部がノーズ下部11の中空内部
に突出する。戻り止めレバー31の下端部には段部31aが
形成されている。また、戻り止めレバー31は、ねじりば
ね33により第1図において反時計方向すなわちレバー31
の下端がノーズ下部11内に突出する方向に付勢される。
ばね33の力は比較的弱く、釘23充填時に該釘23の重さで
レバー31の先端がノーズ下部の中空内部から引き込まれ
る。このときに生じるレバー31の回動範囲を制限するた
めに、ストッパ31bがノーズ下部11に設けられる。釘23
が通過した後は、レバー31は再び第1図に示す位置に戻
り、この位置では釘23が押し戻されようとしたときに、
レバー31の先端が釘23の頭に係合して、釘23が逆方向に
押し戻されるのを防止する。
第7図ないし第9図は、固着具打ち部材としての釘打
ち込み用のブレード8の形状を示すものである。ブレー
ド8の上端部には打ち込みピストン4に結合するための
ねじを挿入するねじ孔8aが形成され、中間部には、重量
軽減とブレードの案内とを兼ねた溝8bが形成されてい
る。該溝8bは、第8図に示すような断面形状を有してお
り、この溝8bに、ノーズ上部10に半径方向に挿入された
案内ピン34が摺動自在に係合する。この構造により、ブ
レード8とノーズ12とは、軸方向摺動自在ではあるが相
対的回転はできないように組み合わせられる。ブレード
8の下端部では、溝8bより小さい第9図に示すような矩
形断面の溝8cが形成される。この溝8cは、ノーズ下部11
内に突出する戻り止めレバー31の端部を通すことができ
る大きさを有する。このブレード8の形状は、該ブレー
ド8の重量を軽減するとともに、ブレード8とノーズ12
との相対的回転を防止することができ、かつ端部には釘
打ち込みのための十分な断面を確保できる点で有用であ
る。
第10図は、シリンダハウジング2の下部とノーズ上部
10との関係を示す。ノーズ上部10の側面には軸方向に長
い止めピン用長孔10bが形成され、この長孔10bに係合す
る止めピン35がハウジング2の下部に設けられている。
止めピン35は、ばね36により半径方向内側すなわち係合
方向に向けて付勢されている。ハウジング2には、案内
ピン34に対応する高さに孔2aが形成されている。この孔
2aは、止めピン35がノーズ上部10の長孔10bに係合する
位置では案内ピン34に対して回転方向に変位した位置に
ある。装置の分解に際しては、止めピン35を長孔10bか
ら引き抜いてノーズ上部10をハウジング2に対して回転
させ、案内ピン34を孔2aに合わせた後、該ピン34を溝8b
から引き抜くことができる。
第10図に示すように、ノーズ上部10には、止めピン35
に係合する長孔10bを周方向に変位した位置に複数個設
けておけば、釘打ち機に対する充填金具30の位置を適宜
変更することが可能になる。
第1図に示すように、ノーズ上部10上のねじリング16
と止めナット18との間には安全装置のヨーク37が固定さ
れる。このヨーク37は、引き金6のロック機構39に係合
し、ノーズ12がハウジング2に対して第1図に示す位置
より軸方向に押しこまれたとき、引き金6のロック機構
を解除する。ハウジング2の下端部とノーズ上部10上の
ねじリング16との間には、ばね40が配置されてノーズ12
をハウジング2から押し出す方向に付勢する。さらに、
第1図および第2図に示すように、ノーズ下部11の下端
には、釘打ちされる面に押し当てられるノーズピースす
なわちパッド41が設けられている。
この装置の作動においては、前述したように、釘23は
1本ずつ充填口29に供給され、釘23は、本発明に係る戻
り止めレバー31を押し除けてノーズ下部11の通路を通
り、ノーズ下部11の下端部において、第1図および第4
図に示すようにチャック部材20により保持される。ここ
で、釘23の先端はチャック部材20の下端部より下方に突
出しており、この釘23の先端が釘打ちされる面に形成し
たパイロット穴に合うように位置決めされる。このと
き、本発明に係る戻り止めレバー31は、釘23の頭に係合
して該釘23がノーズ下部11内を内方に押し戻されるのを
防止する。
パイロット穴を持たない面に釘23を打ち込むときに
は、チャック部材20の先端からの釘23の突出量を小さく
する必要がある。このばあいには、釘23の先端に対して
押し込み方向に少し強い力を作用させると、釘23の頭が
戻り止めレバー31の先端の斜面に係合して該戻り止めレ
バー31を第1図で時計方向に回転させる。そこで、釘23
を頭が戻り止めレバー31の段部31aに係合する位置で止
める。この位置では、釘23は戻り止めレバー31の段部31
aにより戻り止めされることになる。
そこで、ノーズ下部11のパッド41を釘打ちされる面に
押し当てて、ノーズ12をばね40の作用に抗してハウジン
グ2方向に押し込む。この操作でヨーク37が第1図で上
向きに押し込まれて、引き金6のロック機構39が解除さ
れる。次いで、引き金6引くことにより打ち込みピスト
ン4が駆動方向に作動される。
打ち込みピストン4の作動により、先ずブレード8の
先端がラッチレバー24上のローラ27に当たってこのレバ
ー24をラッチ解除方向に駆動し、チャック部材20が互い
に離れる方向に回動し得るようにする。このとき、ラッ
チレバー24は急激にラッチ解除方向に駆動されることに
なるが、このラッチレバー24の過度の回動を防止するた
めに、ノーズ下部11にはストッパ24bが設けられる。次
いで、ブレード8の先端は釘23の頭に係合して、該釘23
を打ち込み方向に駆動する。この釘23の駆動によりチャ
ック部材20は互いに離れる方向に駆動されて釘23の通過
を可能にする。打ち込みピストン4が第1図に破線4aで
示す下死点付近に達すると、該打ち込みピストン4の下
面が副ピストン9の上方緩衝材13に当たり、打ち込みピ
ストン4による衝撃力の一部が緩衝材13を介して副ピス
トン9に伝達される。
打ち込み前の状態では、副ピストン9と緩衝材14との
間に数mmの間隙が設けられ、この間隙による空間が、打
ち込みピストン4による衝撃力を緩衝する作用を果た
す。副ピストン9は打ち込みピストン4により下方に駆
動されて緩衝材14に当たるが、この間の副ピストン9の
移動にともなってヨーク37も下方に動き、安全装置が再
びロックされる。
打ち込みピストン4およびブレード8の下死点におけ
るブレード8の下端の位置は、ノーズ12がばね40の作用
に抗してハウジング2に対して押しこまれた位置におけ
るパッド41の下面とほぼ同一平面になるようにすること
が好ましい。このためには、ノーズ12の長さを調節する
必要があり、必要に応じて上述の調節ナット17を操作す
る。打ち込みブレード8の先端が釘打ちされる面にほぼ
接する状態になるときに、打ち込みピストン4の衝撃力
の一部が副ピストン9を介してノーズ12からパッド41に
伝達されるので、打ち込み衝撃力は、釘打ちされる面の
広い範囲に分散して負担されることになり、該面への局
部的衝撃力の集中による破壊の可能性が大幅に軽減され
ることになる。
打ち込みピストン4が打ち込みストロークの下死点に
達すると、公知の構造によりシリンダハウジング2内の
圧縮空気通路が切り換えられ、打ち込みピストン4には
上向きに流体圧力が作用し、該打ち込みピストン4は上
方に駆動される。
なお、本発明においては、固着具打ち機として上記実
施例では釘打機を使用したが、他の頭付固着具としての
ねじ等を打込むものでもよいことは勿論である。
発明の効果 以上述べたように、本発明のノーズによれば、ノーズ
内通路と固着具充填通路との合流点には、充填通路から
給送された頭付固着具の頭部に係合して固着具の戻りを
止めるレバーが設けられ、この戻り止めレバーは、充填
通路から給送される固着具の移動を妨げないように、固
着具に係合する部分が該充填通路から退避するよう枢支
されており、固着具打ち部材には、ノーズ通路内に延び
出た固着具戻り止めレバー部分を越えて固着具に当接で
きるように、長手方向に延びる溝が形成されているの
で、固着具はノーズ先端のチャックに滑らかに且つ戻り
なく保持されるので、打ち部材による固着具の変形及び
詰まりが防止でき、固着具打ち部材が固着具を確実に打
込むことができ、更に、固着具打ち部材の重量を軽減し
て慣性質量を軽減し、ノーズ通路内での固着具打ち部材
の回転を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係るノーズを備えた、固着具打ち機
としての動力釘打ち機の断面図、 第2図は、第1図に示す動力釘打ち機の正面図、 第3図は、チャック機構の正面図、 第4図は、チャック機構の一部を示す断面図、 第5図は、チャック部材の平面図、 第6図は、ラッチレバーの斜視図、 第7図は、打ち込みブレードの側面図、 第8図は、打ち込みブレードの中間部の断面図、 第9図は、打ち込みブレードの先端部の断面図、 第10図は、シリンダハウジングとノーズとの間の関係を
示す断面図である。 符号の説明 2……シリンダハウジング 3……シリンダボア 4……打ち込みピストン 6……引き金 8……固着具打ち部材としてのブレード 8c……ブレードの溝 9……副ピストン 10……ノーズ上部 11……ノーズ下部 12……ノーズ 20……チャック部材 24……ラッチレバー 31……戻り止めレバー 31a……段部 31b……ストッパ 32……ピン 33……ねじりばね

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】充填口を介して頭付固着具を一本ずつノー
    ズ先端に供給する構成を有する固着具充填機構を有する
    固着具打ち機のノーズにおいて、 固着具打ち部材が移動するノーズ内の通路と前記充填口
    からの固着具充填通路との合流点には、該充填通路から
    給送された頭付固着具の頭部に係合して固着具の戻りを
    止めるレバーが設けられ、この戻り止めレバーは、充填
    通路から給送される固着具の移動を妨げないように、固
    着具に係合する部分が該充填通路から退避するよう枢支
    されており、前記固着具打ち部材には、前記ノーズ通路
    内に延び出た固着具戻り止めレバー部分を越えて固着具
    に当接できるように、長手方向に延びる溝が形成されて
    いることを特徴とする固着具打ち機のノーズ。
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