JP2632019B2 - ハイハットスタンド - Google Patents

ハイハットスタンド

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JP2632019B2
JP2632019B2 JP63221984A JP22198488A JP2632019B2 JP 2632019 B2 JP2632019 B2 JP 2632019B2 JP 63221984 A JP63221984 A JP 63221984A JP 22198488 A JP22198488 A JP 22198488A JP 2632019 B2 JP2632019 B2 JP 2632019B2
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    • G10G7/00Other auxiliary devices or accessories, e.g. conductors' batons or separate holders for resin or strings
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10DSTRINGED MUSICAL INSTRUMENTS; WIND MUSICAL INSTRUMENTS; ACCORDIONS OR CONCERTINAS; PERCUSSION MUSICAL INSTRUMENTS; AEOLIAN HARPS; SINGING-FLAME MUSICAL INSTRUMENTS; MUSICAL INSTRUMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G10D13/00Percussion musical instruments; Details or accessories therefor
    • G10D13/01General design of percussion musical instruments
    • G10D13/06Castanets, cymbals, triangles, tambourines without drumheads or other single-toned percussion musical instruments
    • G10D13/063Cymbals
    • G10D13/065Hi-hats

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明はハイハットスタンドに関し、特には演奏時
におけるペダル操作を大幅に改善した新規なハイハット
スタンドの構造に関する。
(従来の技術) ハイハット(High−hat)スタンドは、スタンド上部
に下側固定シンバルと上側可動シンバルが配されてなる
もので、スタンドの下部のペダルの上下動によって作動
ロッドを介し前記上側可動シンバルを上下動せしめ前記
下側固定シンバルと合着したりあるいは開いたりしなが
ら演奏するものである。上側可動シンバルの作動ロッド
はばねによって常時上方に付勢されているので演奏者は
ペダルを踏み込んだりゆるめたりすることによって可動
シンバルをコントロールする。
しかるに、この種のハイハットスタンドにあっては、
演奏者の意志を的確に表現するために、可動シンバルの
すばやく正確な作動、一口に言えば応答性のよい作動が
求められる。
そして、この応答性は、機構的には、シンバル作動ロ
ッドを動かすペダルが軽く踏めて早くもどる、という点
に求められるのであるが、前に説明したように作動ロッ
ドはばねによって常時上方に付勢されているものである
から、ペダルを軽く踏むためにはばねを弱くしなければ
ならない、しかし早くもどるためにはばねを強くしなけ
ればならない、というまったく相矛盾することが要請さ
れるのである。
さらに加えて、演奏に際しては、シンバルの微妙な開
閉、すなわち、シンバルが閉じた状態ではしっかりと閉
まっているが、微妙なペダル操作によってシンバルが僅
かに開いたり閉じたりすることも可能となる機構が要求
される。
しかるに、従来のこの種ハイハットスタンドにあって
は、例えば第10図にその一例を示したように、シンバル
作動ロッド200がペダル210と直接接続された構造となっ
ているために、ペダル210の作動量は即ちシンバル作動
ロッド200の作動量であり、また、ペダル210の踏み込み
にばね装置205のばね圧力の大きさと同じ大きさの力が
要求されるのである。なお、同図で符号206はばね装置
のばねと作動ロッドとを結合する連結部材、207は該連
結部材206とペダル210を接続するチェインである。
従って、この種の直接接続構造を有するものにあって
は、いろんな改良が加えられたとしても、結局上に述べ
た要請に対しては何らの改善もなされないまま、ただ単
にばねの強弱や抵抗の大小の差によって演奏上のフィー
リングを変化させた小手先的な改良を重ねていたにすぎ
ない。
(発明が解決しようとする課題) そこで、発明者は、上のような状況に鑑みて様々な実
験改良を重ねた結果、ペダルとシンバル作動ロッドとを
直接接続している限り上の要請を実現することはできな
い、新たな力学的な構造を考えなければならないという
ことに気付き、その一つの答としてここに、ペダルとシ
ンバル作動ロッドとをてこの原理を応用した回動部材を
介して接続することを見い出したのである。
すなわち、この発明は、てこの原理を応用することに
よって、ペダルをより軽い力で踏むことができ、ペダル
の戻りが速く、しかもシンバルをしっかり押しつけるこ
とができ、あわせて微妙なペダル操作が可能である、極
めて応答性がよく演奏操作に優れたハイハットスタンド
を提供することを目的とするものである。
また、この発明は、上の目的と同時に、シンバル作動
ロッドの直進性を確保し、該ロッドのスムーズな動き、
ひいてはシンバルのスムーズな作動を保証した新規なハ
イハットスタンドを提供することを目的とするものであ
る。
(課題を解決するための手段) すなわち、この発明にかかるハイハットスタンドは、
フットペダルの動きによってシンバル作動ロッドが上下
動するハイハットスタンドにおいて、前記シンバル作動
ロッドと前記フットベダルは回動軸を共有するそれぞれ
の回動部材を介して接続されており、かつ、前記回動軸
からシンバル作動ロッド接続部までの距離(Y)は前記
回動軸からフットペダル接続部までの距離(X)よりも
小であるように接続されているとともに、前記回動軸が
揺動腕によって保持されていることを特徴とするハイハ
ットスタンドの構造を提案するものである。
(実施例) 以下添付の図面に従ってこの発明の実施例とともに説
明する。
第1図この発明の一実施例を示すハイハットスタンド
の一部を省略した縦断面図、第2図はこの発明の他の実
施例を示すハイハットスタンドの要部の断面図、第3図
各図は回動部材の作動原理図、第4図はこの発明の回動
部材の作動を表す概念図、第5図各図は同じくこの発明
の回動部材の各種の作用を表す概念図、第6図各図は発
明品と従来品との作用を対比して示したグラフ、第7図
各図はシンバル作動ロッドの動作状態を示す概念図、第
8図各図はこの発明の揺動腕の作動原理図、第9図各図
はこの発明のハイハットスタンドの作動を他の例と対比
して表した概念図である。
(実施例) まず、第1図に従ってこの発明のハイハットスタンド
の全体構成を説明する。
ハイハットスタンド10の上部には、図のように下側固
定シンバル11と上側可動シンバル12が配されている。下
側固定シンバル11はスタンドの本体パイプ13に固定され
ており、これに対して上側可動シンバル12は本体パイプ
13内に挿通されたシンバル作動ロッド15に取り付けられ
ていて該作動ロッド15の上下動に従って上下動し、前記
下側固定シンバル11と合着したり開いたりする。
上側可動シンバル12の作動ロッド15はばねによって常
時上方に付勢されるものであるが、この実施例では図の
ようなばね装置30が付属されている。このばね装置30
は、本体筒部31とその上部に螺着された調節キャップ32
を有し、前記本体筒部31下部に設けられた下部ばね受部
材36と前記調節キャップ32に設けられた上部ばね受部材
37との間にコイルばね35を伸縮調節自在に保持せしめた
ものである。ばね装置30本体はブラケット39によってス
タンドの本体パイプ13に取り付けられているとともに、
前記下部ばね受部材36のロッド部36aは連結部材38を介
して前記作動ロッド15と連結されていて、該作動ロッド
15に常時上向きの付勢力を付与している。
なお、作動ロッド15に付勢力を与えるばねは本体パイ
プ13内の作動ロッド15に直接巻着されることもある。
(回動部材の実施例) そして、この発明においては、前記シンバル作動ロッ
ド15をフットペダル20によって作動するに際し、シンバ
ル作動ロッド15とフットペダル20を、回動軸を共有する
それぞれの回動部材を介して連結したものである。それ
ぞれの回動部材において、回動軸からシンバル作動ロッ
ド接続部までの距離は、回動軸からフットペダル接続部
までの距離より小さく構成されている。
これを第1図の例について説明すると、図のように、
シンバル作動ロッド15とフットペダル20は、回動軸44を
共有するそれぞれの回動部材、すなわちシンバル作動ロ
ッド15は短レバー部材130を介して連結され(ここでは
連結部材38を介して。以下同じ。)、フットペダル20は
大径ホイル部材140を介して連結されている。
短レバー部材130および大径ホイル部材140は共通の回
動軸44を有しこれを回動支点Oとして一体に作動する回
動部材である。回動軸44は後述する揺動腕47を介してペ
ダルスタンドフレーム22の上部突部27い取り付けられて
いる。
短レバー部材130の後端には図のようにシンバル作動
ロッド15を作動するためのチェーン部材131が取り付け
られ、大径ホイル部材140にはフットペダル20がチェー
ン141等の連結部材を介して巻着されている。なお、ホ
イル部材としてはスプロケットを使用することができ
る。
短レバー部材130の回動軸44からシンバルロッド接続
部(すなわちチェーン131の接続部)までの距離(Y)
は、大径ホイル部材140の回動軸44からフットペダル接
続部までの距離(X)(ここでは大径ホイル部材140の
半径)より小さく構成される。
この距離(Y)と距離(X)の選定は、実際の作用上
極めて重要となる。すなわち、回動軸を共有して一体に
作動するこれら二つの回動部材は「てこ」の原理によっ
て作動し、短レバー部材130におけるシンバルロッド接
続部はてこの作用点J、および大径ホイル部材140にお
けるフットペダル接続部は同じく力点Qに相当し、これ
らの位置によって作用する力の大きさが変動するからで
ある。なお、この点については後にも詳述するように力
のモーメントが働き、力と距離との間に一定の相関関係
が生ずるが、この種の装置においては回動軸(O)から
フットペダル接続部(Q)までの距離(X)を1とした
とき同じく回動軸(O)からシンバル作動ロッド接続部
Jまでの距離(Y)が概ね0.5〜0.7位の範囲内のものが
実用的に使いやすいと考えられる。
第2図は、他の実施例に係り、回動部材として、シン
バル作動ロッドのために短レバー部材150、フットペダ
ルのために長レバー部材160をそれぞれ用いた例であ
る。
この例においても、短レバー部材150および長レバー
部材160は共通の回動軸45を回動支点Oとして一体に作
動する。短レバー部材150には図のようにシンバル作動
ロッドを作動するためのチェーン部材151が接続され、
長レバー部材160にはフットペダル20のためのチェーン
部材161が取り付けられる。同図において、符号Jは作
動ロッド接続部,Qはフットペダル接続部,Xは回動軸から
作動ロッド接続部まで(O−Q)の距離,Yは回動軸から
フットペダル接続部まで(O−J)の距離をそれぞれ示
す(以下の例でも同じ。) 回動部材としては、第1図および第2図に示した例の
ほかに、シンバル作動ロッドのための回動部材として小
径ホイル部材を用いフットペダルのための回動部材とし
て長レバー部材を用いる例(図3の(3A)参照)、シン
バル作動ロッドのための回動部材として小径ホイル部材
を用いフットペダルのための回動部材として大径ホイル
部材を用いる例(図3の(3B)参照)がある。
(可動部材の作用) 上で述べたように、各回動部材としてレバー部材また
はホイル部材を使用する場合の組合わせとして、第3図
各図に示す4つの例がある。
すなわち、(3A)は小径ホイル部材50と長レバー部材
60によるもの、(3B)は小径ホイル部材70と大径ホイル
部材80によるもの、(3C)は第1図に示した例で短レバ
ー部材90と大径ホイル部材100によるもの、(3D)は第
2図に示した例で短レバー部材110と長レバー部材120に
よるものをそれぞれ表す。
これらの図からわかるように、各回動部材はいずれも
回動支点Oと作用点Jの力点Qを有し、てこの原理に基
づく運動をすることが明らかである。
そこで、これを次に、第4図以下の図面に従って作用
とともにより詳しく説明する。なお、各例における回動
部材としてのホイル部材とレバー部材とは、この発明の
作動原理および作用に関しては全く均質であるので、以
下の説明では第3図の(3A)の小径ホイル部材50および
長レバー部材60の例について述べる。
第4図はこの発明の回動部材の作動原理を示す概念図
であって、同図から明らかなように、回動部材である小
径ホイル50および長レバー部材60は、てこの原理から、
回動支点Oを中心として物体を回転させる力、すなわち
力のモーメントは、シンバル12を引き下げる力[W]×
うでの長さ[Y]=ペダル20の踏力[P]×うでの長さ
[X]という式が成り立つ。
従って、シンバルを引き下げる[W]に要する力、つ
まりペダルの踏力[P]は、[X]に対する[Y]の比
が小さくなればなるほど、換言すれば作用点Jが支点O
に近づけば近づくほど、小さく(軽く)することができ
る。
また、これに対して、シンバル12を一定距離[h]引
き下げるに要するペダル20の作動距離[H]は、回動部
材である小径ホイル50および長レバー部材60の[X]に
対する[Y]の比に反比例する。つまり、作用点Jが支
点Oに近づけば近づくほど、ペダルのストロークを大き
くしなければならない。
次に、実際のハイハットスタンドの実施例についてよ
り詳しく述べると、第5図各図は回動部材の[X]:
[Y]の比を1:0.5にした場合の各種作用を表す概念図
である。
なお、この実施例を従来品との対比がこの項の最後に
表1として示される。
すなわち、第5図(5A)においては、シンバル(作用
ロッド)に加わっているばね圧力をFとすると、ペダル
を踏むのに必要な力は1/2F(半分)で済むことを表して
いる。このことは、ばね圧力を従来と同じとすれば(表
1の発明品Aの場合)、本発明構造のペダルはより軽い
力で踏むことができることを意味する。
あるいは、従来より強いばね圧のばねを使用すること
ができることを意味する。表1の発明品Bでは従来より
1.5倍のばね圧のばねを使用した場合でも、従来より軽
い力(3/4)でペダルを踏むことができることを示して
いる。
第5図(5B)は、上と同じ原理から、可動シンバルを
固定シンバルに合着してクローズ状態としたときにおい
て、ペダルをPの力で踏み付けたとき可動シンバルには
2Pの力が加わることを示している。実際上シンバルはば
ねの圧力Fを差し引いた2P−Fの力で押さえつけられる
のであるが、従来のP−Fの力に比して、しっかりと合
着され、演奏用語で言えばタイトに閉まり好ましい演奏
が可能となる。
第5図(5C)は、ペダルSmm移動した場合、シンバル
は1/2mm移動することを示している。(てこの原理より
力が1/2となれば距離は2倍となる。)このことは、ペ
ダル操作を軽妙に行うことができることを意味し、特
に、一旦シンバルをクローズしておいてこれを微妙に開
け閉めする演奏テクニックに大きく役立つ。
さらに、第5図(5D)は、ペダルの戻り速さを示す図
で、シンバル(作動ロッド)が速度Vで戻るとき、ペダ
ルは2Vの速度で戻ることを示している。
これは、ペダルのプレートが演奏者の足裏にすいつく
ようにして戻ることを意味し、演奏者に好ましいフィー
リングを与え、その演奏テクニックをいやが上にも高め
るものである。
第6図は回動部材における作動ロッド接続点(J)を
変化させた場合における、ペダルストロークと踏み力と
の関係(6A)およびペダルストロークとシンバル移動距
離との関係(6B)をそれぞれ実際のハイハットスタンド
について測定したグラフである。
図の上部に示したように、破線はX:Yが6:4である場合
(Xを1とするとYの比は0.67)、二点鎖線はX:Yが7:4
である場合(Xを1とするとYの比は0.57)、一点鎖線
はX:Yが8:4である場合(Xを1とするとYの比は0.5;先
の実施例のもの)をそれぞれ示す。そして、実線は作動
ロッドとペダルとが直接接続された従来品を表す。
(回動部材の効果) 以上図示し説明したように、この発明の回動部材を有
するハイハットスタンドにあっては、ペダルとシンバル
作動ロッドとを接続するにてこを介したものであるか
ら、てこの原理より次のようなこの種ハイハットスタン
ドとして優れた効果を現出することができる。
まず、ペダルをより軽い力で踏むことができるので従
来のペダルの踏み込み感を大きく一変させその操作性を
大きく改善することができる。そして、必要に応じて従
来より強いばねを使用することも可能となり、使用ばね
の規格の選択幅を広くすることができるようになる。
また、シンバルを強い力で押さえることができるの
で、殊にシンバル合着時におけるタイトな閉めが実現で
き、歯切れのよいシャープな演奏が可能となる。
さらに、ペダルの作動量シンバル(作動ロッド)の作
動量に比して大きくなるので微妙な動きも容易に可能と
なり、小きざみなシンバルのオープン、クローズの繰返
し操作も簡単に行えるようになる。
更に加えて、ペダルの戻りが速くなり、ペダルは演奏
者の足裏にすいつくような感覚を与え、演奏者に好まし
いフィーリングを与えるとともに、その演奏テクニック
を向上させる。
このように、この発明は、従来品と比較することもで
きないほど大きな利点長所を備え、極めて応答性がよく
演奏操作に優れたハイハットスタンドを提供することが
できる。
(揺動腕の作用) 上のように、この発明のハイハットスタンドは、シン
バル作動ロッドと前記フットペダルは回動軸を共有する
それぞれの回動部材を介して接続するとともに、前記回
動軸からシンバル作動ロッド接続部までの距離(Y)を
回動軸からフットペダル接続部での距離(X)よりも小
さくして接続することによって、上述したようなてこの
原理に基づく作用および効果を生ずる。
しかるに、前記構造にあっては、シンバル作動ロッド
接続部Jは回動部材の回動軸Oを中心として円弧運動す
るものであるから、シンバルロッドが上下動するときに
「ぶれ」を生ずることがあり、その「ぶれ」の分だけロ
ッドが傾動してパイプ摺動部との間に摩擦抵抗力が生じ
重く感じられることがある。
なお、第3図に述べた例のうち(3A)および(3B)に
図示した、シンバル作動ロッドのための回動部材を小径
ホイル50,70としたものにあっては、第7図各図に図示
したように、シンバル作動ロッド15と小径ホイル50,70
とを接続するチェーン51,71の接続部をシンバル作動ロ
ッド15の軸線上に置く場合に限り、該シンバル作動ロッ
ド15は常にその軸線に沿って直進し、そのスムーズな運
動を確保することは可能である。(軸線上にない場合は
この限りでない。) これに対して、第3図の(3C)および(3D)に対応す
る第1図および第2図の図示した例においては、シンバ
ル作動ロッド15のための回動部材が短レバー90,110であ
るので、シンバル作動ロッド接続部Jが回動部材の回動
軸Oを中心として円弧運動し、これに伴って、シンバル
ロッドが上下動するときに「ぶれ」を生じ、その「ぶ
れ」の分だけロッドが傾動してパイプ摺動部との間に摩
擦抵抗力が生じ重く感じられることがあるのである。同
様の問題は、第3図の(3A)および(3B)の例におい
て、小径ホイル50,70とを接続するチェーン51,71の接続
部がシンバル作動ロッド15の軸線上にない場合にも生ず
る。
そこで、この発明のハイハットスタンドでは、さらに
この問題を解決するために回動部材の回動軸を揺動腕に
よって保持することによって、いわゆる「ぶれ」を吸収
し、もってシンバル作動ロッドのスムーズな直進性を確
保するようにしたものである。
添付の図面の第8図各図は揺動腕に保持された回動部
材の作動原理図である。なお、レバー部材とホイル部材
とは、作用に関して全く均質であるので、次の説明では
第2図に図示したレバー部材についてのみ説明する。
既に説明したように、フットペダル20の上下動は回動
部材である長レバー部材160(または第1図のホイル部
材140)をその回動軸Oを中心として回動させ、回動部
材160の回動に伴ってシンバル作動ロッド接続部は円弧
運動をすることになる(第9図の(9B)参照)。しかる
に、このとき、シンバル作動ロッド15は当該円弧運動に
よって傾動することになり、直立されたパイプ13の摺動
部14との間で傾動に伴う摩擦抵抗力が生ずる。
そこで、第9図の(9A)に示す作動概念図のように、
回動支点Oを揺動腕48(47)によって揺動自在に保持す
れば、この傾動時に生ずる摩擦抵抗力は揺動腕48によっ
て支点(R)を中心として回動部材全体の揺動を生ぜし
める。その結果、該摩擦抵抗力は揺動腕48の揺動によっ
て吸収されることになり、シンバル作動ロッド15は傾動
することなく直立された本体パイプ13内をスムーズに直
進する。
第9図の(9B)は対比のために揺動腕を有しない例を
図示したものであるが、上で述べたように、シンバル作
動ロッド接続部Jは回動部材の回動軸Oを中心として円
弧運動し、シンバルロッド15が上下動するときに該ロッ
ドが傾動してパイプ摺動部14との間に摩擦抵抗力が生じ
操作が重くなる。
(揺動腕の効果) このように、揺動腕を有するハイハットタンドにあっ
ては、その回動部材の回動軸を揺動腕によって揺動保持
することによって、いわゆる「ぶれ」を吸収し、シンバ
ル作動ロッドのスムーズな直進性を確保することができ
るようになる。
従って、この発明のハイハットスタンドは、すでに述
べた回動部材のすべての長所、利点をそのまま享有しつ
つ、さらに操作性に優れたハイハットスタンドを提供す
ることができたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図この発明の一実施例を示すハイハットスタンドの
一部を省略した縦断面図、第2図はこの発明の他の実施
例を示すハイハットスタンドの要部の断面図、第3図各
図は回動部材の作動原理図、第4図はこの発明の回動部
材の作動を表す概念図、第5図各図は同じくこの発明の
回動部材の各種の作用を表す概念図、第6図各図は発明
品と従来品との作用を対比して示したグラフ、第7図各
図はシンバル作動ロッドの動作状態を示す概念図、第8
図各図はこの発明の揺動腕の作動原理図、第9図各図は
この発明のハイハットスタンドの作動を他の例と対比し
て表した概念図、第10図は従来装置の要部断面図であ
る。 10……ハイハットスタンド、11……下側固定シンバル、
12……上側固定シンバル、15……シンバル作動ロッド、
20……フットペダル、30……ばね装置、35……コイルば
ね、38……連結部材、44,45……回動軸、47,48……揺動
腕、50……小径ホイル部材、130……短レバー部材、140
……大径ホイル部材、150……短レバー部材、160……長
レバー部材、O……回動軸(支点)、J……シンバル作
動ロッド接続部(作用点)、Q……フットペダル接続部
(力点)、R……揺動軸(支点)、X……回動軸(O)
からフットペダル接続部(Q)までの距離、Y……回動
軸(O)からシンバル作動ロッド接続部(J)までの距
離。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フットベダルの動きによってシンバル作動
    ロッドが上下動するハイハットスタンドにおいて、前記
    シンバル作動ロッドと前記フットペダルは回動軸を共有
    するそれぞれの回動部材を介して接続されており、か
    つ、前記回動軸からシンバル作動ロッド接続部までの距
    離(Y)は前記回動軸からフットペダル接続部での距離
    (X)よりも小であるように接続されているとともに、
    前記回動軸が揺動腕によって保持されていることを特徴
    とするハイハットスタンド。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記各回動部材がレバ
    ー部材またはホイル部材であるハイハットスタンド。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、前記回動軸か
    らフットペダル接続部での距離(X)を1としたときの
    前記回動軸からシンバル作動ロッド接続部までの距離
    (Y)が0.5〜0.7の範囲内であるハイハットスタンド。
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