JPH0452792Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0452792Y2 JPH0452792Y2 JP1986070002U JP7000286U JPH0452792Y2 JP H0452792 Y2 JPH0452792 Y2 JP H0452792Y2 JP 1986070002 U JP1986070002 U JP 1986070002U JP 7000286 U JP7000286 U JP 7000286U JP H0452792 Y2 JPH0452792 Y2 JP H0452792Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- head
- tension
- body case
- pedal
- main body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 241000239290 Araneae Species 0.000 claims description 8
- 101000738955 Drosophila melanogaster GATA-binding factor A Proteins 0.000 claims description 2
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 2
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 2
- 230000000881 depressing effect Effects 0.000 description 2
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 2
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 241001122767 Theaceae Species 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10D—STRINGED MUSICAL INSTRUMENTS; WIND MUSICAL INSTRUMENTS; ACCORDIONS OR CONCERTINAS; PERCUSSION MUSICAL INSTRUMENTS; AEOLIAN HARPS; SINGING-FLAME MUSICAL INSTRUMENTS; MUSICAL INSTRUMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G10D13/00—Percussion musical instruments; Details or accessories therefor
- G10D13/01—General design of percussion musical instruments
- G10D13/04—Timpani
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案はテインパニーに係り、特に演奏中に
ヘツドの打撃によつてヘツドの張力が次第に低下
し、ペダルの停止位置が変化するのを防止するよ
うに改良したものである。
ヘツドの打撃によつてヘツドの張力が次第に低下
し、ペダルの停止位置が変化するのを防止するよ
うに改良したものである。
一般に、テインパニーにおいてはケトル下方に
配設された本体ケース内にペダルの踏込操作に連
動して作動する音高調節装置を配設し、この音高
調節装置によりヘツド緊張機構を作動させてヘツ
ドの張力を加減し、音高を調節するようにしたも
のが知られている。そして、このようなペダル踏
込形式のものは、ペダルを或る角度踏込んだ後足
を離しても、その踏込角度位置を保持することが
望ましいため、例えば同一出願人によつて既に出
願された音高調節装置(実公昭57−9828号公報、
実公昭57−3027号公報参照)のように水平方向に
配設されたバランスばねを用い、これによるモー
メントとヘツドの復元力によるモーンメントとを
釣合わせるようにしたモーメント釣合機構を備え
たものが提案されている。
配設された本体ケース内にペダルの踏込操作に連
動して作動する音高調節装置を配設し、この音高
調節装置によりヘツド緊張機構を作動させてヘツ
ドの張力を加減し、音高を調節するようにしたも
のが知られている。そして、このようなペダル踏
込形式のものは、ペダルを或る角度踏込んだ後足
を離しても、その踏込角度位置を保持することが
望ましいため、例えば同一出願人によつて既に出
願された音高調節装置(実公昭57−9828号公報、
実公昭57−3027号公報参照)のように水平方向に
配設されたバランスばねを用い、これによるモー
メントとヘツドの復元力によるモーンメントとを
釣合わせるようにしたモーメント釣合機構を備え
たものが提案されている。
しかしながら、従来のこの種タイプのテインパ
ニーにおいては、前述した通りバランスばねとヘ
ツドの復元力によるモーメントの釣合いによつて
ペダルを踏込位置に停止させ、ヘツドに所定の張
力を付与しているので、演奏時にヘツドを打撃す
ると、その打撃により前記ペダルの停止位置がず
れてきて、ヘツドの張力、換言すれば音程が狂う
という不都合があつた。
ニーにおいては、前述した通りバランスばねとヘ
ツドの復元力によるモーメントの釣合いによつて
ペダルを踏込位置に停止させ、ヘツドに所定の張
力を付与しているので、演奏時にヘツドを打撃す
ると、その打撃により前記ペダルの停止位置がず
れてきて、ヘツドの張力、換言すれば音程が狂う
という不都合があつた。
この考案に係るテインパニーは上述したような
問題点を解決すべくなされたもので、テインパニ
ーの音高調節装置にブレーキ機構と、ブレーキ機
構の挟持による摩擦力を調整する操作手段を設け
たものである。
問題点を解決すべくなされたもので、テインパニ
ーの音高調節装置にブレーキ機構と、ブレーキ機
構の挟持による摩擦力を調整する操作手段を設け
たものである。
この考案においてはヘツドの打撃に伴う音高調
節装置の動きをブレーキ機構で阻止しているた
め、ペダルの停止位置がずれたり、音程が狂つた
りすることがない。
節装置の動きをブレーキ機構で阻止しているた
め、ペダルの停止位置がずれたり、音程が狂つた
りすることがない。
以下、この考案を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。
詳細に説明する。
第1図はこの考案に係るテインパニーの一実施
例を示す要部断面図、第2図は第1図−線拡
大断面図である。これらの図において、1は図示
しないケトルの下方に配設され音高調節装置30
を収納する本体ケースで、この本体ケース1は伏
鍋状に形成され、略中央部内側にはブラケツト2
が一体に突設されている。前記ブラケツト2の下
端には三角形のセンターチユーニングリンク3の
第1支店3aがピンを介して回動自在に枢着され
ている。また、センターチユーニングリンク3の
第2支店3bにはセンターリンク4の下端がピン
5を介して回動自在に連結され、このセンターリ
ンク4の上端には座金6の下端部がピンPを介し
て連結されている。前記座金6にはスライデイン
グシヤフト7の下端と、中空状のスパイダーナツ
ト8とが固定されている。スパイダーナツト8に
はテンシヨンロツド9の一端が傾動自在に連結さ
れており、テンシヨンロツド9の他端は本体ケー
ス1の半径方向に延在しリンク11にロツド回転
金具10を介して連結されている。前記リンク1
1は本体ケース1の外周面に固設されたフレーム
12の下端部内壁にその一端をピン結合されて回
動自在に配設されている。前記フレーム12は上
方に延在し、その上端において図示しないケトル
支持リングを支持している。また、フレーム12
内にはチユーニングロツド13が配設されてお
り、その下端は他のロツド回転金具14を介して
前記リンク11に連結され、上端は上方に延在し
て図示しない従来周知のヘツド緊張機構に連結さ
れている。
例を示す要部断面図、第2図は第1図−線拡
大断面図である。これらの図において、1は図示
しないケトルの下方に配設され音高調節装置30
を収納する本体ケースで、この本体ケース1は伏
鍋状に形成され、略中央部内側にはブラケツト2
が一体に突設されている。前記ブラケツト2の下
端には三角形のセンターチユーニングリンク3の
第1支店3aがピンを介して回動自在に枢着され
ている。また、センターチユーニングリンク3の
第2支店3bにはセンターリンク4の下端がピン
5を介して回動自在に連結され、このセンターリ
ンク4の上端には座金6の下端部がピンPを介し
て連結されている。前記座金6にはスライデイン
グシヤフト7の下端と、中空状のスパイダーナツ
ト8とが固定されている。スパイダーナツト8に
はテンシヨンロツド9の一端が傾動自在に連結さ
れており、テンシヨンロツド9の他端は本体ケー
ス1の半径方向に延在しリンク11にロツド回転
金具10を介して連結されている。前記リンク1
1は本体ケース1の外周面に固設されたフレーム
12の下端部内壁にその一端をピン結合されて回
動自在に配設されている。前記フレーム12は上
方に延在し、その上端において図示しないケトル
支持リングを支持している。また、フレーム12
内にはチユーニングロツド13が配設されてお
り、その下端は他のロツド回転金具14を介して
前記リンク11に連結され、上端は上方に延在し
て図示しない従来周知のヘツド緊張機構に連結さ
れている。
なお、第1図においては1本のテンシヨンロツ
ド9とこれに関連してそれぞれ1組のフレーム1
2およびチユーニングロツド13のみを示してい
るが、実際は複数本、例えば6〜8本のテンシヨ
ンロツド9が前記スパイダーナツト8からほぼ等
分に割振つて放射状に延設され、これに対応した
本数のフレーム12が本体ケース1の外周にほぼ
等分に割張つて設けられ、その中にそれぞれチユ
ーニングロツド13が上記したと同様の構成で延
設されるものである。
ド9とこれに関連してそれぞれ1組のフレーム1
2およびチユーニングロツド13のみを示してい
るが、実際は複数本、例えば6〜8本のテンシヨ
ンロツド9が前記スパイダーナツト8からほぼ等
分に割振つて放射状に延設され、これに対応した
本数のフレーム12が本体ケース1の外周にほぼ
等分に割張つて設けられ、その中にそれぞれチユ
ーニングロツド13が上記したと同様の構成で延
設されるものである。
前記本体ケース1の外周部には段部15が形成
され、この段部15の側壁を貫通して調整用ボル
ト16が微揺動自在に挿通されている。この調製
用ボルト16は本体ケース1内においてシリンダ
17の一端に螺入連結されている。前記シリンダ
17には、一端が前記センターチユーニングリン
グ3の第2支店3bにピン結合されたバランステ
ンシヨンロツド18の他端部が挿入されており、
このバランステンシヨンロツド18は、圧縮コイ
ルばねからなるバランスばね19に挿入され、バ
ランステンシヨンロツド18の鍔部18aとシリ
ンダ17の内端面間には前記バランスばね19が
配設されている。前記シリンダ17から外部に突
出する前記バランステンシヨンロツド18の外端
には第3図に示すように互いに対向する一対の分
岐片20a,20bが一体に設けられており、こ
れら分岐片20a,20bの先端部間において前
記センターチユーニングリンク3の第2支店3b
およびセンサーリンク4の下端がピン結合され、
またこれら分岐片20a,20b間の中央部空間
21内に前記ブラケツト2の下端およびセンター
チユーニングリンク3の第1支店3aが各分岐片
20a,20bの内側面と接触しないようにして
挿入されている。
され、この段部15の側壁を貫通して調整用ボル
ト16が微揺動自在に挿通されている。この調製
用ボルト16は本体ケース1内においてシリンダ
17の一端に螺入連結されている。前記シリンダ
17には、一端が前記センターチユーニングリン
グ3の第2支店3bにピン結合されたバランステ
ンシヨンロツド18の他端部が挿入されており、
このバランステンシヨンロツド18は、圧縮コイ
ルばねからなるバランスばね19に挿入され、バ
ランステンシヨンロツド18の鍔部18aとシリ
ンダ17の内端面間には前記バランスばね19が
配設されている。前記シリンダ17から外部に突
出する前記バランステンシヨンロツド18の外端
には第3図に示すように互いに対向する一対の分
岐片20a,20bが一体に設けられており、こ
れら分岐片20a,20bの先端部間において前
記センターチユーニングリンク3の第2支店3b
およびセンサーリンク4の下端がピン結合され、
またこれら分岐片20a,20b間の中央部空間
21内に前記ブラケツト2の下端およびセンター
チユーニングリンク3の第1支店3aが各分岐片
20a,20bの内側面と接触しないようにして
挿入されている。
前記本体ケース1の上面外周寄りにはスタツド
22が突設されており、このスタツド22にはフ
ツトペダル(ペダル)23の背面略中央部が前後
方向に回動自在に枢着されている。前記フツトペ
ダル23の背面でかつその回動支店部24より若
干外側、すなわち本体ケース1の周縁寄り位置に
は前記本体ケース1内に挿入される突起25が一
体に突設されており、この突起25の先端はテン
シヨンバー26の一端にピン結合されている。前
記テンシヨンバー26の他端は前記本体ケース1
の中央部に向つて存在し、その先端において前記
センターチユーニングリンク3の第3支店3cに
ピンで結合されている。
22が突設されており、このスタツド22にはフ
ツトペダル(ペダル)23の背面略中央部が前後
方向に回動自在に枢着されている。前記フツトペ
ダル23の背面でかつその回動支店部24より若
干外側、すなわち本体ケース1の周縁寄り位置に
は前記本体ケース1内に挿入される突起25が一
体に突設されており、この突起25の先端はテン
シヨンバー26の一端にピン結合されている。前
記テンシヨンバー26の他端は前記本体ケース1
の中央部に向つて存在し、その先端において前記
センターチユーニングリンク3の第3支店3cに
ピンで結合されている。
前記フツトペダル23は全く踏込まれない状
態、すなわちペダルストローク零の状態において
第1図実線で示す如く傾斜しており、この状態で
ペダル23の下部で段部15を覆い、調整用ボル
ト16の頭部16aが外部から見えないようにし
ている。また、この状態においてはセンターチユ
ーニングリンク3の第2支店3bが第1支店3a
と同一水平線上に位置するように設定されてい
る。従つて、この状態ではテインパニーのヘツド
(図示せず)にはある程度の初期張力が付与され
てはいるものの、ペダルストロークが零であるの
で、音高調節装置30による緊張力はヘツドに作
用しない。
態、すなわちペダルストローク零の状態において
第1図実線で示す如く傾斜しており、この状態で
ペダル23の下部で段部15を覆い、調整用ボル
ト16の頭部16aが外部から見えないようにし
ている。また、この状態においてはセンターチユ
ーニングリンク3の第2支店3bが第1支店3a
と同一水平線上に位置するように設定されてい
る。従つて、この状態ではテインパニーのヘツド
(図示せず)にはある程度の初期張力が付与され
てはいるものの、ペダルストロークが零であるの
で、音高調節装置30による緊張力はヘツドに作
用しない。
前記音高調節装置30にはこの考案を特徴づけ
るブレーキ機構31が配設されている。このブレ
ーキ機構31は音高調節装置30にブレーキ力を
作用させ、ヘツドの打撃振動や強打時のヘツド張
力の一時的増加等によつて該装置30が動くのを
阻止するもので、したがつて基本的には音高調節
装置30に制動力を与える個所であれば何処にで
も配置することが可能であり、本実施例の場合、
前記スライデイングシヤフト7に配設した例を示
す。前記ブレーキ機構31の構造を詳述すると、
このブレーキ機構31は前記スライデインギシヤ
フト7を挟持するブレーキアーム33と、このブ
レーキアーム33の両端部間の間隔Gを変化さ
せ、前記スライデイングシヤフト7に対するブレ
ーキアーム33の締付力を変化させる締付ボルト
34と、この締付ボルト34を本体ケース1の外
部より回転操作する操作手段35(第1図参照)
と、前記締付ボルト34を回転自在に保持するば
ね座36と、このばね座36を移動自在に保持す
る2本のボルト37a,37bと、前記ブレーキ
アーム33と前記ばね座36との間に介在され該
ばね座36をボルト37a,37bの頭部に圧接
している圧縮コイルスプリング38と、前記スラ
イデイングシヤフト7とブレーキアーム33との
間に介在されたフエルト等の摩擦部材39等で概
ね構成されている。前記ブレーキアーム33はそ
れぞれ略〓形に形成されることにより基部側が前
記スライデイングシヤフト7を取り囲む半円形部
42a,42bを構成し、先端部が平板状に形成
された一対のブレーキ片33A,33Bによつて
構成され、前記半円形部42a,42bの先端が
連結ピン43によつて回動自在に連結され、また
半円形部42a,42bの内側面には前記スライ
デイングシヤフト7の周面に密接する前記摩擦部
材39が固着されている。前記連結ピン43は前
記本体ケース1の内壁面に植設されている。前記
ブレーキ片33Aの平板部43aには前記締付ボ
ルト34がねじ込まれるねじ孔44が形成されて
いる。一方前記ブレーキ片33Bの平板部43b
には前記締付ボルト34が挿通されるボルト挿通
孔45が形成され、またこの平板部43bの外側
面には前記ボルト37a,37bの先端部がねじ
込まれている。前記操作手段35は、前記本体ケ
ース1を貫通する軸46と、この軸46の外端に
取着されたつまみ47とを備え、前記軸46の内
端が前記締付ボルト34の先端と自在継手48に
よつて連結されている。
るブレーキ機構31が配設されている。このブレ
ーキ機構31は音高調節装置30にブレーキ力を
作用させ、ヘツドの打撃振動や強打時のヘツド張
力の一時的増加等によつて該装置30が動くのを
阻止するもので、したがつて基本的には音高調節
装置30に制動力を与える個所であれば何処にで
も配置することが可能であり、本実施例の場合、
前記スライデイングシヤフト7に配設した例を示
す。前記ブレーキ機構31の構造を詳述すると、
このブレーキ機構31は前記スライデインギシヤ
フト7を挟持するブレーキアーム33と、このブ
レーキアーム33の両端部間の間隔Gを変化さ
せ、前記スライデイングシヤフト7に対するブレ
ーキアーム33の締付力を変化させる締付ボルト
34と、この締付ボルト34を本体ケース1の外
部より回転操作する操作手段35(第1図参照)
と、前記締付ボルト34を回転自在に保持するば
ね座36と、このばね座36を移動自在に保持す
る2本のボルト37a,37bと、前記ブレーキ
アーム33と前記ばね座36との間に介在され該
ばね座36をボルト37a,37bの頭部に圧接
している圧縮コイルスプリング38と、前記スラ
イデイングシヤフト7とブレーキアーム33との
間に介在されたフエルト等の摩擦部材39等で概
ね構成されている。前記ブレーキアーム33はそ
れぞれ略〓形に形成されることにより基部側が前
記スライデイングシヤフト7を取り囲む半円形部
42a,42bを構成し、先端部が平板状に形成
された一対のブレーキ片33A,33Bによつて
構成され、前記半円形部42a,42bの先端が
連結ピン43によつて回動自在に連結され、また
半円形部42a,42bの内側面には前記スライ
デイングシヤフト7の周面に密接する前記摩擦部
材39が固着されている。前記連結ピン43は前
記本体ケース1の内壁面に植設されている。前記
ブレーキ片33Aの平板部43aには前記締付ボ
ルト34がねじ込まれるねじ孔44が形成されて
いる。一方前記ブレーキ片33Bの平板部43b
には前記締付ボルト34が挿通されるボルト挿通
孔45が形成され、またこの平板部43bの外側
面には前記ボルト37a,37bの先端部がねじ
込まれている。前記操作手段35は、前記本体ケ
ース1を貫通する軸46と、この軸46の外端に
取着されたつまみ47とを備え、前記軸46の内
端が前記締付ボルト34の先端と自在継手48に
よつて連結されている。
次に、このような構成による音高調節装置30
およびブレーキ機構31の動作について説明す
る。
およびブレーキ機構31の動作について説明す
る。
第1図に示す状態から足でフツトペダル23を
矢印A方向に踏込んでいくと、フツトペダル23
に設けられた突起25が同方向に回動する。した
がつて、テンシヨンバー26は第1図右方に水平
移動され、これに伴いセンターチユーニングリン
ク3は第1支店3aを中心として矢印B方向に回
動する。この結果、スパイダーナツト8は引下げ
られ、このナツト8が下降すると各テンシヨンロ
ツド9は中央に引きしぼられるため、各チユーニ
ングロツド13が一斉に引き下げられてヘツド緊
張機構を駆動し、ヘツドの張力をペダルの踏込角
度に相当する程度だけ緊張させる。
矢印A方向に踏込んでいくと、フツトペダル23
に設けられた突起25が同方向に回動する。した
がつて、テンシヨンバー26は第1図右方に水平
移動され、これに伴いセンターチユーニングリン
ク3は第1支店3aを中心として矢印B方向に回
動する。この結果、スパイダーナツト8は引下げ
られ、このナツト8が下降すると各テンシヨンロ
ツド9は中央に引きしぼられるため、各チユーニ
ングロツド13が一斉に引き下げられてヘツド緊
張機構を駆動し、ヘツドの張力をペダルの踏込角
度に相当する程度だけ緊張させる。
この場合、ヘツドが緊張状態から戻ろうとする
復元力はチユーニングロツド13−テンシヨンロ
ツド9−ツパイダーナツト8−リンク3と伝わつ
てリンク3の第2支店3bに作用し、該リンク3
を第1支店3aを中心として時計方向に回転させ
るモーメントとして作用する。一方シリンダ17
内に弾装されているバランスばね19はリンク3
の回動に伴つてバランステンシヨンロツド18が
水平方向に移動するため拡張され、このバランス
ばね19の弾発力が前記バランステンシヨンロツ
ド18を介してリンク3の第2支店3bにかか
り、リンク3を第1支店3aに中心として反時計
方向に回転させるモーメントとして作用する。そ
して、このモーメントは前記ヘツドの復元力によ
るモーメントと釣合状態を保つため、リンク3は
フツトペダル23の踏込みによつて定まつた回動
位置を保つ。したがつて、踏込後フツドペダル2
3から足を離しても該ペダルはその踏込角度位置
に保持される。
復元力はチユーニングロツド13−テンシヨンロ
ツド9−ツパイダーナツト8−リンク3と伝わつ
てリンク3の第2支店3bに作用し、該リンク3
を第1支店3aを中心として時計方向に回転させ
るモーメントとして作用する。一方シリンダ17
内に弾装されているバランスばね19はリンク3
の回動に伴つてバランステンシヨンロツド18が
水平方向に移動するため拡張され、このバランス
ばね19の弾発力が前記バランステンシヨンロツ
ド18を介してリンク3の第2支店3bにかか
り、リンク3を第1支店3aに中心として反時計
方向に回転させるモーメントとして作用する。そ
して、このモーメントは前記ヘツドの復元力によ
るモーメントと釣合状態を保つため、リンク3は
フツトペダル23の踏込みによつて定まつた回動
位置を保つ。したがつて、踏込後フツドペダル2
3から足を離しても該ペダルはその踏込角度位置
に保持される。
しかるに、このようなモーメントの釣合状態は
非演奏状態において良好に保持されるもので、演
奏時にヘツドの打撃振動や強打の際の衝撃力がヘ
ツド緊張機構を介して音高調節装置30に伝達さ
れると、該装置30も振動するため前記釣合状態
が微妙に変化し、これによつてフツトペダル23
の停止位置が次第にずれてくるものである。ま
た、音高調節装置30が動きペダル23の停止位
置が変ると、ヘツドの張力も変り音程が狂うもの
である。そこで、この考案においてはブレーキ機
構31をスライデイングシヤフト7に配設し、該
シヤフト7と摩擦部材39との間に摩擦力によ
り、前記スライデイングシヤフト7がヘツドの打
撃程度では上下動しないように該シヤフト7を押
えているので、ペダル23の停止位置のずれおよ
び音程の狂いを確実に防止することができる。ま
た、前記摩擦力の調整も本体ケース1の外部から
簡単に行うことができ、演奏者の好みに合わせて
フツトペダル23の踏込操作力を変えることがで
きる。
非演奏状態において良好に保持されるもので、演
奏時にヘツドの打撃振動や強打の際の衝撃力がヘ
ツド緊張機構を介して音高調節装置30に伝達さ
れると、該装置30も振動するため前記釣合状態
が微妙に変化し、これによつてフツトペダル23
の停止位置が次第にずれてくるものである。ま
た、音高調節装置30が動きペダル23の停止位
置が変ると、ヘツドの張力も変り音程が狂うもの
である。そこで、この考案においてはブレーキ機
構31をスライデイングシヤフト7に配設し、該
シヤフト7と摩擦部材39との間に摩擦力によ
り、前記スライデイングシヤフト7がヘツドの打
撃程度では上下動しないように該シヤフト7を押
えているので、ペダル23の停止位置のずれおよ
び音程の狂いを確実に防止することができる。ま
た、前記摩擦力の調整も本体ケース1の外部から
簡単に行うことができ、演奏者の好みに合わせて
フツトペダル23の踏込操作力を変えることがで
きる。
すなわち、つまみ47を回転させると、この回
転が軸46および自在継手48を介して締付ボル
ト34に伝達され、これによつてアーム片33A
が左もしくは右に移動してアーム片33A,33
B間の間隔Gを変化させるため、前記摩擦力を変
えることができる。
転が軸46および自在継手48を介して締付ボル
ト34に伝達され、これによつてアーム片33A
が左もしくは右に移動してアーム片33A,33
B間の間隔Gを変化させるため、前記摩擦力を変
えることができる。
さらに、本実施例においてはスライデイングシ
ヤフト7にブレーキ機構31を配設しているの
で、ヘツドの全方向の復元力に対して1つのブレ
ーキ機構で対応でき、しかもスライデイングシヤ
フト7は比較的ヘツドに近い部材であるため、ブ
レーキ効果も良好である。
ヤフト7にブレーキ機構31を配設しているの
で、ヘツドの全方向の復元力に対して1つのブレ
ーキ機構で対応でき、しかもスライデイングシヤ
フト7は比較的ヘツドに近い部材であるため、ブ
レーキ効果も良好である。
第4図はブレーキ機構の他の実施例を示す要部
の一部破断平面図である。本実施例は第2図に示
したばね座36、ボルト37a、37bおよびス
プリング38を省略し、締付ボルト34によつて
ブレーキアーム33Bをブレーキアーム33Aに
対して接近離間させるように構成した点が異な
り、他の構造は上記実施例と全く同様である。し
たがつて、この場合は、ブレーキアーム33Aに
ボルト挿通孔45が形成され、ブレーキアーム3
3Bににねじ孔44が形成されている。
の一部破断平面図である。本実施例は第2図に示
したばね座36、ボルト37a、37bおよびス
プリング38を省略し、締付ボルト34によつて
ブレーキアーム33Bをブレーキアーム33Aに
対して接近離間させるように構成した点が異な
り、他の構造は上記実施例と全く同様である。し
たがつて、この場合は、ブレーキアーム33Aに
ボルト挿通孔45が形成され、ブレーキアーム3
3Bににねじ孔44が形成されている。
なお、第1図実施例はテンシヨンバー26を介
してセンターチユーニングリンク3とフツトペダ
ル23とを連結することによりヘツドの緊張力
(音の高さ)をフツドペダル23の踏込角度に応
じて第5図に示すように対数曲線的に変化させる
ようにした音高調節装置(例実公昭57−3027号公
報)に適用した場合について説明したが、この考
案はこれに何ら特定されるものではなく、特開昭
53−136815号公報、実公昭57−9828号公報等に開
示されたタイプ、すなわち音の高さを直線的に変
化させるようにした音高調節装置にもそのまま適
用実施し得るものである。
してセンターチユーニングリンク3とフツトペダ
ル23とを連結することによりヘツドの緊張力
(音の高さ)をフツドペダル23の踏込角度に応
じて第5図に示すように対数曲線的に変化させる
ようにした音高調節装置(例実公昭57−3027号公
報)に適用した場合について説明したが、この考
案はこれに何ら特定されるものではなく、特開昭
53−136815号公報、実公昭57−9828号公報等に開
示されたタイプ、すなわち音の高さを直線的に変
化させるようにした音高調節装置にもそのまま適
用実施し得るものである。
以上説明したようにこの考案に係るテインパニ
ーはヘツド緊張機構に作動連結されバランスばね
とヘツドの復元力とのモーメント釣合いによつて
ペダルを任意の踏込角度位置に設定保持する音高
調節装置にブレーキ機構と、ブレーキ機構の挟持
による摩擦力を調整する操作手段を組込んだの
で、ヘツドの打撃に伴い音高調節装置が次第に動
いてペダルの停止位置がずれ、音程が狂うのを確
実に防止でき、長期間に亘る演奏を可能にする。
ーはヘツド緊張機構に作動連結されバランスばね
とヘツドの復元力とのモーメント釣合いによつて
ペダルを任意の踏込角度位置に設定保持する音高
調節装置にブレーキ機構と、ブレーキ機構の挟持
による摩擦力を調整する操作手段を組込んだの
で、ヘツドの打撃に伴い音高調節装置が次第に動
いてペダルの停止位置がずれ、音程が狂うのを確
実に防止でき、長期間に亘る演奏を可能にする。
第1図はこの考案の一実施例を示す要部断面
図、第2図は第1図−線拡大断面図、第3図
はバランステンシヨンロツドの要部拡大平面図、
第4図はストツパ機構の他の実施例を示す一部破
断平面図、第5図はペダルの踏込角度と音の高さ
との関係を示す図である。 1……本体ケース、3……センターチユーニン
グリング、7……スライデイングシヤフト、8…
…スパイダーナツト、9……テンシヨンロツド、
18……バランステンシヨンロツド、19……バ
ランスばね、23……フツトペダル、26……テ
ンシヨンバー、30……音高調節装置、31……
ブレーキ機構、33……ブレーキアーム、34…
…締付ボルト、35……操作手段、48……自在
継手。
図、第2図は第1図−線拡大断面図、第3図
はバランステンシヨンロツドの要部拡大平面図、
第4図はストツパ機構の他の実施例を示す一部破
断平面図、第5図はペダルの踏込角度と音の高さ
との関係を示す図である。 1……本体ケース、3……センターチユーニン
グリング、7……スライデイングシヤフト、8…
…スパイダーナツト、9……テンシヨンロツド、
18……バランステンシヨンロツド、19……バ
ランスばね、23……フツトペダル、26……テ
ンシヨンバー、30……音高調節装置、31……
ブレーキ機構、33……ブレーキアーム、34…
…締付ボルト、35……操作手段、48……自在
継手。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 本体ケース内を上下動可能に支持されたスライ
デイングシヤフトと、 スライデイングシヤフト下端に固定され、ヘツ
ド緊張機構にテンシヨンロツドを介して連結され
たスパイダーナツトと、 本体ケース外に回動自在に枢着されると共にス
パイダーナツト下端側に連結され、踏み込みに応
じて前記スパイダーナツトを下降させるペダル
と、 前記本体ケースに内設され、一端部をスパイダ
ーナツト下端側に連結され、ヘツド復元力とその
弾撥力との釣り合いで前記ペダル踏込位置を保持
するバランスばねと、 を有する音高調整装置をケトル下方に備えたテイ
ンパニーにおいて、 さらに、前記スライデイングシヤフトを挟持
し、ヘツドの張力低下を防止するブレーキ機構
と、 前記本体ケース外に突出した端部の操作に応じ
て前記ブレーキ機構の挟持による摩擦力を調整す
る操作手段と、 を備えたことを特徴とするテインパニー。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986070002U JPH0452792Y2 (ja) | 1986-05-12 | 1986-05-12 | |
US07/042,717 US4856406A (en) | 1986-05-12 | 1987-04-27 | Timpani |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986070002U JPH0452792Y2 (ja) | 1986-05-12 | 1986-05-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62181995U JPS62181995U (ja) | 1987-11-18 |
JPH0452792Y2 true JPH0452792Y2 (ja) | 1992-12-11 |
Family
ID=13418966
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986070002U Expired JPH0452792Y2 (ja) | 1986-05-12 | 1986-05-12 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4856406A (ja) |
JP (1) | JPH0452792Y2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA2547889A1 (en) * | 2005-05-31 | 2006-11-30 | Claude Gauthier | Percussion instrument having membranes not facing each other |
US7273977B1 (en) * | 2006-04-19 | 2007-09-25 | K.H.S. Musical Instrument Co., Ltd | Timpani with a foldable leg assembly |
CN101350189B (zh) * | 2007-07-20 | 2011-03-16 | 功学社教育用品股份有限公司 | 具有可收折脚架的定音鼓 |
US9093053B2 (en) * | 2011-11-03 | 2015-07-28 | Kenneth Alvin Jungeberg | Arrestor for user operated devices |
US10012261B2 (en) | 2011-09-26 | 2018-07-03 | Kenneth Alvin Jungeberg | Method and apparatus for releasably immobilizing an attachment to an external object |
DE102020115944A1 (de) * | 2020-06-17 | 2021-12-23 | Claas Selbstfahrende Erntemaschinen Gmbh | Feldhäcksler |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US1054009A (en) * | 1911-04-28 | 1913-02-25 | William F Ludwig | Musical instrument. |
US1755569A (en) * | 1929-04-04 | 1930-04-22 | Leedy Mfg Company | Tympano |
US2276846A (en) * | 1941-01-16 | 1942-03-17 | Conn Ltd C G | Percussion musical instrument |
US3021743A (en) * | 1959-01-19 | 1962-02-20 | William F Ludwig | Tuning mechanism for drums |
US3163075A (en) * | 1962-12-07 | 1964-12-29 | Jr Frank M Toperzer | Tuning gage for drums |
JPS5912180B2 (ja) * | 1977-05-04 | 1984-03-21 | ヤマハ株式会社 | テインパニ−等の音高調節装置 |
JPS573027A (en) * | 1980-06-09 | 1982-01-08 | Ricoh Co Ltd | Inspecting method for lens array |
JPS579828A (en) * | 1980-06-20 | 1982-01-19 | Hitachi Ltd | Method for restoration of irradiation damage of metallic material which receives neutral irradiation |
-
1986
- 1986-05-12 JP JP1986070002U patent/JPH0452792Y2/ja not_active Expired
-
1987
- 1987-04-27 US US07/042,717 patent/US4856406A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US4856406A (en) | 1989-08-15 |
JPS62181995U (ja) | 1987-11-18 |
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