JP2806300B2 - ドラム用フットペダル - Google Patents

ドラム用フットペダル

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JP2806300B2 JP7115540A JP11554095A JP2806300B2 JP 2806300 B2 JP2806300 B2 JP 2806300B2 JP 7115540 A JP7115540 A JP 7115540A JP 11554095 A JP11554095 A JP 11554095A JP 2806300 B2 JP2806300 B2 JP 2806300B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、床面にセットされ足
の踏込操作によってバスドラムのドラムヘッドを打撃す
るドラム用フットペダルに関し、特にビータがドラムヘ
ッドの打面を面で打撃することができるようにしたドラ
ム用フットペダルに関する。
【0002】
【従来の技術】フットボードの踏込操作によってビータ
を回動させ、これによりバスドラムのドラムヘッドを打
撃するこの種のドラム用フットペダルとしては従来から
種々提案されている(例:実公昭55−45433号公
報、実公昭58−43035号公報等)。ドラムの床面
に対するセッティング角度を変えると、ドラムヘッドの
打面の角度も変化するため、ビータのドラムヘッドに対
する打撃角度が変化する。その結果、厳密にみるとビー
タがドラムヘッドを広い面でなく狭い点で打撃するよう
になり、打撃時のインパクトが弱く、力強い音質が得難
くなる。
【0003】そこで、このような問題を解決するものと
して、たとえば実開平5−52889号公報に開示され
たドラムペダルのビータ構造が提案されている。このビ
ータ構造は、図3に示すようにビータロッド31の先端
部にこれと直交するように保持軸32を設け、この保持
軸32にビータ本体33を回動自在に取り付け、ビータ
本体33の前面に設けたフェルト等からなる打叩部34
によってドラムヘッドを打撃するように構成したもので
ある。ビータ本体33には保持軸32が挿通される保持
孔35とすり割部36が設けられている。すり割部36
の端部36a,36bを締付ボルト37によって締付け
ると、ビータ本体33を保持軸32に固定することがで
き、締付ボルト37を緩めてビータ本体33を回動させ
ると、打叩部34の角度を調節することができる。この
ようなビータ構造においては、ドラムの傾きや高さ位置
に拘らず常にドラムヘッドの打面を打叩部34の面で打
撃することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のビータ構造にあってはビータロッド31に保持
軸32を設けているので、それだけ部品点数が多くなり
構造が複雑化するとともに、ビータが重くなるという問
題があった。
【0005】したがって、この発明は上記した従来の問
題を解決すべくなされたもので、その目的とするところ
は、簡単な構造でビータの打撃角度を自由に変えること
ができ、ドラムヘッドの打面がどのような角度であって
も面で打撃することができるようにしたドラム用フット
ペダルを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、フットボードの踏込操作によってビー
タを回動させ、ドラムヘッドを打撃するドラム用フット
ペダルにおいて、前記ビータが取り付けられるビータロ
ッドに湾曲部を設けるとともに、この湾曲部に前記ビー
タを移動調整可能に取り付けたことを特徴とする。ま
た、この発明は、ビータロッドの湾曲部がドラムヘッド
方向に凸となるように湾曲していることを特徴とする。
【0007】
【作用】この発明において、ビータはビータロッドの湾
曲部に軸線に沿って移動調整可能に取り付けられてお
り、湾曲部に沿って移動させることにより、ビータロッ
ドに対する取付角度が変化する。
【0008】
【実施例】以下、この発明を図面に示す実施例に基づい
て詳細に説明する。図1はこの発明に係るドラム用フッ
トペダルの一実施例を示す斜視図、図2は同ペダルの一
部を破断した側面図である。これらの図において、ドラ
ム用フットペダル1は、床面に設置されるフレーム2を
備えている。フレーム2は、フレーム本体2Aと、フレ
ーム本体2Aの上面に立設された左右一対の支柱部2B
と、フレーム本体2Aに連結部材3を介して連結された
ヒール2C等で構成されている。フレーム本体2Aに
は、バスドラム4のフープ5を挾持するクランプ金具6
が取り付けられている。左右一対の支柱部2B,2Bの
上端間には両端が軸受によって軸支された回動軸7が設
けられており、またこの回動軸7の中央にはロッカ8が
取り付けられている。
【0009】前記ロッカ8には、バスドラム4のドラム
ヘッド9を打撃するビータ10がビータロッド11を介
して取り付けられるとともに、フットボード12の踏込
力を前記ビータ10に伝達する踏力伝達部材13の上端
が接続されている。ビータロッド11は、ステンレス等
によって丸棒状に形成されており、その基部11aが前
記ロッカ8に設けられた保持孔14に摺動自在に嵌挿さ
れ、かつ締付ボルト15によって固定されている。この
締付ボルト15を緩めてビータロッド11の長さをロッ
ドの軸線に沿って移動すると、ビータ10によるドラム
ヘッド9の打面高さを変えることができる。ビータロッ
ド11の先端部は適宜な曲率半径で湾曲する湾曲部11
Aが形成されており、この湾曲部11Aに前記ビータ1
0が移動調整可能に取り付けられている。湾曲部11A
は、前記回動軸7と直交しビータロッド11の中心を通
る垂直面内において、ドラムヘッド9方向に凸となるよ
うに湾曲している。
【0010】前記ビータ10は、図2に示すように金
属、木材、合成樹脂等によって円柱体に形成されたビー
タ本体16と、ビータ本体16のドラム側端面に固着さ
れたフェルト17等とで構成され、ビータ本体16の上
下方向に貫通して形成された孔18に前記ビータロッド
11の湾曲部11Aが挿通されている。孔18は湾曲部
11Aの外径より十分に大きな穴径を有しており、これ
により湾曲部11Aへのビータ10の取り付けを可能に
している。また、前記ビータ本体16の背面側、すなわ
ちドラムヘッド9とは反対側の端面にはねじ穴が前記孔
18に連通して形成されており、このねじ穴に締付ボル
ト19をねじ込み、その先端面と前記孔18の内周面と
で前記湾曲部11Aを挾持することによりビータ10を
湾曲部11Aに固定している。締付ボルト19を緩める
と、ビータ10は湾曲部11Aに沿って移動可能とな
り、これによってビータロッド11に対する取付角度を
調整できる。
【0011】前記踏力伝達部材13としては、タイミン
グベルト、可撓性を有する皮革または樹脂製のバンド、
チェーン等が用いられる。前記フットボード12は、足
を載せるに十分な大きさの平板状に形成され、前端12
aが前記踏力伝達部材13の下端に連結され、後端12
bが前記ヒール2Cに軸21を介して上下方向に回動自
在に連結されている。また、フットボード12は、復帰
用ばね22によって図1において反時計方向の復帰習性
が付与されている。復帰用ばね22は、一方の支柱部2
Bの外側面に沿って配設されており、その上端が前記回
動軸7の一端に取り付けられたアーム23に連結され、
下端が支柱部2Bの下端部に設けられたばね受部材24
に連結されている。図1に示す状態において、フットボ
ード2を足で踏み込むと、踏力伝達部材13が引き下げ
られるため、ロッカ8が回動軸7と一体に回動し、ビー
タ10がバスドラム4のドラムヘッド9を打撃する。打
撃後、フットボード12から踏込力を取り除くと、フッ
トボード12は復帰ばね22のばね力によって上昇し、
初期位置に復帰する。なお、25はクランプ金具6をフ
ープ5に押し付けるフープ固定ねじである。
【0012】このような構造からなるドラム用フットペ
ダル1において、バスドラム4のセッティング角度が変
わると、ドラムヘッド9の傾きも変化するため、ビータ
10が厳密にいうと面でなく点でドラムヘッド9を打撃
するようになる。そこで、締付ボルト19を緩めてビー
タ10を湾曲部11Aに沿って移動させると、ビータロ
ッド11に対するビータ10の取付角度が変わるため、
面で打撃することができる。この場合、ドラムヘッド9
がその表面側に傾いていると、ビータ10の前面の上端
部aのみが当たるようになるので、ビータ10を湾曲部
11Aの先端側に移動させ、反対にドラムヘッド9がそ
の裏面側に傾斜していると、ビータ10の前面の下端部
bのみが当たるようになるので、ビータ10を湾曲部1
1Aの下端側に移動させればよい。こうすることによ
り、バスドラム4のセッティング角度に拘らずドラムヘ
ッド9の打面を面で打撃することができ、打撃時のイン
パクトが強く、力強い音質を得ることができる。
【0013】また、ビータロッド11の先端部に湾曲部
11Aを設け、この湾曲部11Aにビータ10を移動調
整可能に取り付けるだけでよいので、図3に示した従来
のビータ構造に比べて構造が簡単で、部品点数が少な
く、軽量化を図ることができる。また、ビータ10の角
度調整も簡単である。ここで、ビータ10を湾曲部11
Aに沿って移動調整すると、ビータ10の取付高さも変
わる。そのため、ドラムヘッド9の打面位置が変わる。
そこで、締付ボルト15を緩めてビータロッド11の長
さを調整すれば、同じ打面位置を打撃することができ
る。このことは、ビータロッド11の長さを最大の長さ
に設定しておけば、如何なる大きさのドラムないし打面
位置にも対応できることを意味する。
【0014】なお、上記実施例においては、円柱状のビ
ータ10を用いたが、この発明はこれに限らず種々の形
状とすることができ、例えば立方体もしくは直方体に形
成し、その前面でドラムヘッドを打撃するようにしたも
のであってもよい。このようなビータにおいては、円柱
状のビータに比べてビータの打撃面を広くすることがで
きる。また、ビータロッド11を丸棒に代えて角棒とす
れば、軸線回りでの不要な回動を防止できる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係るド
ラム用フットペダルは、ビータロッドの先端部に湾曲部
を設け、この湾曲部にビータを軸線に沿って移動調整可
能に取り付けたので、構造が簡単で、部品点数が少な
く、ドラムのどのようなセッティング角度においてもド
ラムヘッドを常に面で打撃することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係るドラム用フットペダルの一実
施例を示す斜視図である。
【図2】 同ペダルの一部を破断した側面図である。
【図3】 従来のビータ構造を示す側面図である。
【符号の説明】
1…ドラム用フットペダル、2…フレーム、4…バスド
ラム、5…フープ、7…回動軸、8…ロッカ、9…ドラ
ムヘッド、10…ビータ、11…ビータロッド、11A
…ビータロッドの湾曲部、12…フットボード。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フットボードの踏込操作によってビータ
    を回動させ、ドラムヘッドを打撃するドラム用フットペ
    ダルにおいて、前記ビータが取り付けられるビータロッ
    ドに湾曲部を設けるとともに、この湾曲部に前記ビータ
    を移動調整可能に取り付けたことを特徴とするドラム用
    フットペダル。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のドラム用フットペダルに
    おいて、ビータロッドの湾曲部がドラムヘッド方向に凸
    となるように湾曲していることを特徴とするドラム用フ
    ットペダル。
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