JP2631981B2 - 自動車の主照明−すれちがい照明用の前照灯 - Google Patents
自動車の主照明−すれちがい照明用の前照灯Info
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- F21S—NON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
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- F21S41/30—Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by reflectors
- F21S41/32—Optical layout thereof
- F21S41/323—Optical layout thereof the reflector having two perpendicular cross sections having regular geometrical curves of a distinct nature
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F21S—NON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
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- F21S41/10—Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by the light source
- F21S41/14—Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by the light source characterised by the type of light source
- F21S41/162—Incandescent light sources, e.g. filament or halogen lamps
- F21S41/164—Incandescent light sources, e.g. filament or halogen lamps having two or more filaments
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- F21S41/17—Discharge light sources
- F21S41/173—Fluorescent light sources
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Description
【発明の詳細な説明】 ［技術分野］ 本発明は、すれちがい照明と主照明との両方の機能を
営なむようにした自動車の前照灯に関する。
営なむようにした自動車の前照灯に関する。
本発明は、より詳細には互に高さ方向にわずかにオフ
セットされた２つの半水平面によって規定されたカット
オフよりも少し上方にすれちがい光束フィラメントを位
置させた前照灯に関する。
セットされた２つの半水平面によって規定されたカット
オフよりも少し上方にすれちがい光束フィラメントを位
置させた前照灯に関する。
［背景技術］ 特にフランス特許第2,087,317号に記載されているこ
の形式のカットオフは、例えば米国について課せられ、
規格SAEJ579Cにより規定されているすれちがい光束に特
に適合されている。
の形式のカットオフは、例えば米国について課せられ、
規格SAEJ579Cにより規定されているすれちがい光束に特
に適合されている。
この規格を満たすために、カットオフの輪郭は、前照
灯の軸線の両側に位置された２つの水平半直線によっ
て、規格化投影スクリーン上に、近似的に規定され、そ
のうち、右側の半直線は水平線の高さに、左側の半直線
は前照灯から投影スクリーンまでの距離の1.5％だけ水
平線の下方に、それぞれオフセットされている。特に照
明が最大となる領域（光斑）は、前照灯の軸線に対して
右にオフセットさせる必要がある。
灯の軸線の両側に位置された２つの水平半直線によっ
て、規格化投影スクリーン上に、近似的に規定され、そ
のうち、右側の半直線は水平線の高さに、左側の半直線
は前照灯から投影スクリーンまでの距離の1.5％だけ水
平線の下方に、それぞれオフセットされている。特に照
明が最大となる領域（光斑）は、前照灯の軸線に対して
右にオフセットさせる必要がある。
主照明用の光束については、この光束は、道路の軸線
上に、ほぼ芯出しされた光斑を有しているべきである。
上に、ほぼ芯出しされた光斑を有しているべきである。
従来の技術において、この形式の主照明−すれちがい
照明用の前照灯は、多くの場合に、前照灯の軸線と直交
する２方向に、即ち横方向および垂直方向に、互に対し
てオフセットされると共に、前照灯の軸線に対して横方
向に配向された、２つの水平フィラメントを備えたラン
プ（ランプ本体）を備えている。
照明用の前照灯は、多くの場合に、前照灯の軸線と直交
する２方向に、即ち横方向および垂直方向に、互に対し
てオフセットされると共に、前照灯の軸線に対して横方
向に配向された、２つの水平フィラメントを備えたラン
プ（ランプ本体）を備えている。
このランプに組合された反射器についての通常の解決
策は、２つのフィラメントと直角に、また垂直方向にお
いてその中間に焦点を有する、回転放物面の形状の反射
器を用いることである。これにより、すれちがい機能に
ついては水平カットオフの主に下方に位置された光束が
得られ、その光斑は、道路の軸線のほぼ中央部に形成さ
れる。
策は、２つのフィラメントと直角に、また垂直方向にお
いてその中間に焦点を有する、回転放物面の形状の反射
器を用いることである。これにより、すれちがい機能に
ついては水平カットオフの主に下方に位置された光束が
得られ、その光斑は、道路の軸線のほぼ中央部に形成さ
れる。
特に、垂直偏向用の条痕を大きな厚みの前面ガラスに
形成することをさけるためにも、前面ガラスを通過する
前の光束に与えることが望ましく、焦点距離の比較的大
きな放物面反射器が利用されるようになった。しかし輪
郭の定まった反射器についてその焦点距離を大きくする
と、フィラメントによって送出される光束の回収が著し
く減少し、即ち、光の利用率が低下する。
形成することをさけるためにも、前面ガラスを通過する
前の光束に与えることが望ましく、焦点距離の比較的大
きな放物面反射器が利用されるようになった。しかし輪
郭の定まった反射器についてその焦点距離を大きくする
と、フィラメントによって送出される光束の回収が著し
く減少し、即ち、光の利用率が低下する。
［発明の開示］ 本発明の目的は、従来の技術のこれらの欠点を解消
し、前面ガラスによる光線の垂直方向の偏向がほとんど
行なわれないか、又は、全く行なわれないようにして、
得られた光束が、特に米国において要求される光度条件
を満たしうるようにすることにある。
し、前面ガラスによる光線の垂直方向の偏向がほとんど
行なわれないか、又は、全く行なわれないようにして、
得られた光束が、特に米国において要求される光度条件
を満たしうるようにすることにある。
本発明の別の目的は、前照灯の光の利用率を際立って
減少させることなく、前面ガラスを通過する前の光束の
巾を比較的小さな値とすることにある。
減少させることなく、前面ガラスを通過する前の光束の
巾を比較的小さな値とすることにある。
本発明は、この目的のために、水平横向きのすれちが
い光束フィラメントおよび主光束フィラメントを備えた
ランプを有し、これらのフィラメントは、前照灯の軸線
と直交する２方向に互に対してオフセットされ、そのほ
かに、軸線Oxが該フィラメントの間を通る反射器と、す
れちがい光束と主光束とを横方向に偏向させるための偏
向要素を含む前面ガラスとを有し、この前面ガラスは、
すれちがい光束が一般的な水平配向カットオフの下方に
投影されるように配置されている形式の、自動車の主照
明−すれちがい照明用の前照灯であって、反射器の表面
が、すれちがい光束フィラメント及び主光束フィラメン
トのわずかな高さの像を形成する不連続のない面であ
り、すれちがい光束フィラメントの全ての像は、水平配
向カットオフ（ｈ′Hh）の下方に投影されることを特徴
とする主照明−すれちがい照明用の前照灯を提供する。
い光束フィラメントおよび主光束フィラメントを備えた
ランプを有し、これらのフィラメントは、前照灯の軸線
と直交する２方向に互に対してオフセットされ、そのほ
かに、軸線Oxが該フィラメントの間を通る反射器と、す
れちがい光束と主光束とを横方向に偏向させるための偏
向要素を含む前面ガラスとを有し、この前面ガラスは、
すれちがい光束が一般的な水平配向カットオフの下方に
投影されるように配置されている形式の、自動車の主照
明−すれちがい照明用の前照灯であって、反射器の表面
が、すれちがい光束フィラメント及び主光束フィラメン
トのわずかな高さの像を形成する不連続のない面であ
り、すれちがい光束フィラメントの全ての像は、水平配
向カットオフ（ｈ′Hh）の下方に投影されることを特徴
とする主照明−すれちがい照明用の前照灯を提供する。
次に本発明の好ましい実施例を示した図面を参照して
一層詳細に説明する。
一層詳細に説明する。
［実施例］ 第１図は、特に米国において有効な規則に従った主光
束とすれちがい光束とを選択的に供給するようにした、
従来の技術による主光束前照灯を表わしている。この前
照灯は水平に、また前照灯の軸線Oxに対して横向に水平
に配された２個のフィラメント1a、1bを備えたランプを
備えている。すれちがい光束フィラメント1aは、軸Oxに
対して上向きに距離h/2オフセットされ、また左側の自
由端が軸Oxを通る垂直面xOzから距離d/2にあるように、
横向きにオフセットされている。各々のフィラメント1
a、1bは、長さが2lに等しく、また直径はそれぞれφa、
φbに等しい。主光束フィラメント1bは、軸Ox上にある
焦点Ｆに関して、フィラメント1aと対称に配されてい
る。フィラメント1a、1bはどちらも同一の垂直横断面内
に配置されている。
束とすれちがい光束とを選択的に供給するようにした、
従来の技術による主光束前照灯を表わしている。この前
照灯は水平に、また前照灯の軸線Oxに対して横向に水平
に配された２個のフィラメント1a、1bを備えたランプを
備えている。すれちがい光束フィラメント1aは、軸Oxに
対して上向きに距離h/2オフセットされ、また左側の自
由端が軸Oxを通る垂直面xOzから距離d/2にあるように、
横向きにオフセットされている。各々のフィラメント1
a、1bは、長さが2lに等しく、また直径はそれぞれφa、
φbに等しい。主光束フィラメント1bは、軸Ox上にある
焦点Ｆに関して、フィラメント1aと対称に配されてい
る。フィラメント1a、1bはどちらも同一の垂直横断面内
に配置されている。
基準HB1の下に知られている規格化されたランプにお
いて、以上に述べたパラメーターの実際の値は、 ｈ＝2.3mm、ｄ＝2.4mm、2l＝5.0mm、 φa＝1.2mm、φb＝1.4mm である。
いて、以上に述べたパラメーターの実際の値は、 ｈ＝2.3mm、ｄ＝2.4mm、2l＝5.0mm、 φa＝1.2mm、φb＝1.4mm である。
従来の技術による前照灯は、特に、反射器（２）を備
えており、この反射器は、焦点Ｆが図示の位置を占めて
いる回転放物面によって形成される。また前照灯は、図
示していない前面ガラスも備えている。
えており、この反射器は、焦点Ｆが図示の位置を占めて
いる回転放物面によって形成される。また前照灯は、図
示していない前面ガラスも備えている。
第２図には、無限遠までの２系列の等光度曲線Ca、Cb
が図示されている。これらの照明は、すれちがい光束フ
ィラメントと主光束フィラメントとを別々に点灯した場
合に供給されるもので、前面ガラスを取外した状態で測
定される。
が図示されている。これらの照明は、すれちがい光束フ
ィラメントと主光束フィラメントとを別々に点灯した場
合に供給されるもので、前面ガラスを取外した状態で測
定される。
図からわかるように、すれちがい光束の光斑Taは、カ
ットオフｈ′Hhの下方に正確に位置され、（右側走行の
場合には）道路の軸線に関して右方に横向きに偏よせら
れている。しかし特に垂直線ｖ′Hvのところでは、直線
Hhに水平方向の半カットオフの上方ではすれちがい光束
が大きくはみ出している。実際に、それによって、大き
な厚さのプリズム又は条痕を光線を下向きに曲げるため
に前面ガラスに形成することが必要となる。しかし、こ
れらの厚さの大きな条痕がないと、寄生光の形の不整な
光が前照灯から上向きに送出され、対向車のドライバー
の目をくらませることがあるため、非常に不具合であ
る。
ットオフｈ′Hhの下方に正確に位置され、（右側走行の
場合には）道路の軸線に関して右方に横向きに偏よせら
れている。しかし特に垂直線ｖ′Hvのところでは、直線
Hhに水平方向の半カットオフの上方ではすれちがい光束
が大きくはみ出している。実際に、それによって、大き
な厚さのプリズム又は条痕を光線を下向きに曲げるため
に前面ガラスに形成することが必要となる。しかし、こ
れらの厚さの大きな条痕がないと、寄生光の形の不整な
光が前照灯から上向きに送出され、対向車のドライバー
の目をくらませることがあるため、非常に不具合であ
る。
また、大部分がカットオフの上方にある主光束も、特
に横向きの分布を得るために、前面ガラスによって「処
理」される必要があり、また主光束の光斑は、水平線
ｈ′Hhの比較的上方にあるため、やはり下向きに光路を
曲げることが必要となる。
に横向きの分布を得るために、前面ガラスによって「処
理」される必要があり、また主光束の光斑は、水平線
ｈ′Hhの比較的上方にあるため、やはり下向きに光路を
曲げることが必要となる。
第３−５図に示した本発明による主照明−すれちがい
照明用の前照灯は、図示しないランプを有し、このラン
プは前記と同様の相対位置の２個のフィラメント（10
a）、（10b）と、頂点Ｏ、軸線Oxの反射器（20）と、投
光器を形成する前面ガラス（30）とを備えている（即ち
このランプは、現用されている規格HB1ランプと同一の
ものである）。
照明用の前照灯は、図示しないランプを有し、このラン
プは前記と同様の相対位置の２個のフィラメント（10
a）、（10b）と、頂点Ｏ、軸線Oxの反射器（20）と、投
光器を形成する前面ガラス（30）とを備えている（即ち
このランプは、現用されている規格HB1ランプと同一の
ものである）。
図からわかるように、フィラメント（10a）、（10b）
はもはや反射器（20）の軸線Oxに対して対称の位置には
なく、ランプは、垂直方向にオフセットされ、すれちが
い光束フィラメント（10a）は、軸線Oxの上方の距離ha
にあり、フィラメント（10b）の軸線は、軸線Oxの下方
の距離hbにある（ha＜hb）。前述したランプHB1を使用
する場合に好ましくはha＝0.9mm、hb＝1.4mmに選定す
る。ha＋hb＝ｈ＝2.3mmの関係が保たれるようにする。
横方向のランプの位置は不変とする。
はもはや反射器（20）の軸線Oxに対して対称の位置には
なく、ランプは、垂直方向にオフセットされ、すれちが
い光束フィラメント（10a）は、軸線Oxの上方の距離ha
にあり、フィラメント（10b）の軸線は、軸線Oxの下方
の距離hbにある（ha＜hb）。前述したランプHB1を使用
する場合に好ましくはha＝0.9mm、hb＝1.4mmに選定す
る。ha＋hb＝ｈ＝2.3mmの関係が保たれるようにする。
横方向のランプの位置は不変とする。
フィラメント（10a）、（10b）は、軸線Ox上の１点Fo
に垂直に位置されるように、垂直面内に配置される。反
射器の頂点Ｏから点Foまでの距離はfoである。フィラメ
ント（10a）、（10b）の位置は、本発明の範囲内におい
て、前記の条件に対して変更することができる。
に垂直に位置されるように、垂直面内に配置される。反
射器の頂点Ｏから点Foまでの距離はfoである。フィラメ
ント（10a）、（10b）の位置は、本発明の範囲内におい
て、前記の条件に対して変更することができる。
反射器（20）の表面は、すれちがい光束フィラメント
の像を前照灯の軸線を通る水平配向カットオフ（第６図
のｈ′Hh）の近傍に形成するように構成された不連続性
のない面であり、すれちがいフィラメント（10a）は、
その全ての像が水平配向カットオフ（ｈ′Hh）の下方に
投影されるように配置される。好ましくは、全ての像
は、このカットオフ上に、又はその非常に近くに、その
最も高い点を有している。
の像を前照灯の軸線を通る水平配向カットオフ（第６図
のｈ′Hh）の近傍に形成するように構成された不連続性
のない面であり、すれちがいフィラメント（10a）は、
その全ての像が水平配向カットオフ（ｈ′Hh）の下方に
投影されるように配置される。好ましくは、全ての像
は、このカットオフ上に、又はその非常に近くに、その
最も高い点を有している。
反射器（20）の面積は、主光束の光度が特に高さ方向
において満足な値となるように定められる（中心部に集
中された光束の横向きの偏りは実際には大きな問題はひ
き起こさない）。
において満足な値となるように定められる（中心部に集
中された光束の横向きの偏りは実際には大きな問題はひ
き起こさない）。
前記の「不連続性のない」とは、一次元的には、反射
器の表面の全ての点での連続性を、二次元的には、垂直
面xOz内にある局部的な２つの欠陥を除いた全ての点で
の連続性を意味している。すなわち、数学的に規定され
る反射器の表面には、大変小さな屈折が垂直面xOz内に
存在している。しかしながら、これらの欠陥は、反射器
の製造工程の研磨工程の中で取り除かれ、投影される光
束に関して実質的な悪影響を及ぼさない。
器の表面の全ての点での連続性を、二次元的には、垂直
面xOz内にある局部的な２つの欠陥を除いた全ての点で
の連続性を意味している。すなわち、数学的に規定され
る反射器の表面には、大変小さな屈折が垂直面xOz内に
存在している。しかしながら、これらの欠陥は、反射器
の製造工程の研磨工程の中で取り除かれ、投影される光
束に関して実質的な悪影響を及ぼさない。
この構成によれば、型打ち又は射出成形によって、理
論的な表面との非常に良好な合致を示す実際の表面を得
ることが可能となる。
論的な表面との非常に良好な合致を示す実際の表面を得
ることが可能となる。
理論的な計算によると、次式 （式において ｒ＝すれちがい光束フィラメントの半径、 ｌ＝すれちがい光束フィラメントの長さの1/2、 fo＝両方のフィラメントの中心と面xOzとの間の距離又
は点Foの横座標の値） によって規定された、第３−５図に示すような正規直交
座標（O,x,y,z）おける表面は、前記の性状を備えてい
る。
は点Foの横座標の値） によって規定された、第３−５図に示すような正規直交
座標（O,x,y,z）おける表面は、前記の性状を備えてい
る。
特に、すれちがい光束フィラメントの半径ｒが非常に
小さいと考えると、前式（１）は、次の第１次的な近似
式によって表わすことができる。
小さいと考えると、前式（１）は、次の第１次的な近似
式によって表わすことができる。
この式によって規定された表面は、やはり前記の性状
を備えているが、得られた結果の近似度はこれよりも少
し高くなっている。
を備えているが、得られた結果の近似度はこれよりも少
し高くなっている。
これらの表面は、面xOyに焦点距離foの放物線を示
し、後に詳述するように、フィラメントの像を「加工」
する。
し、後に詳述するように、フィラメントの像を「加工」
する。
特に、以上のように数学的に規定された表面は、連続
性が一次元的に保証されていない垂直面xOz内の２つの
局部的な欠陥を除いて、二次元的に連続している。これ
らの領域には、非常にわずかな屈折が形成されるが、こ
れらの屈折は、実際には、反射器の製造工程に通常含ま
れる研磨工程によって除去することができる。特に、こ
れらの局部的な欠陥は、取得される光束において実際上
いかなる不整もひき起こさない。
性が一次元的に保証されていない垂直面xOz内の２つの
局部的な欠陥を除いて、二次元的に連続している。これ
らの領域には、非常にわずかな屈折が形成されるが、こ
れらの屈折は、実際には、反射器の製造工程に通常含ま
れる研磨工程によって除去することができる。特に、こ
れらの局部的な欠陥は、取得される光束において実際上
いかなる不整もひき起こさない。
反射器（20）の特定の形状によって非常に適切なすれ
ちがい光束（10a）の像の分布が得られることは証明で
きる。特に、明らかなように、このフィラメントの全て
の像の最も上方の点は、半直線Hh上に整列されているか
又はその近傍にあり、それにより高品質でもって対応し
た半カットオフを規定し、特に一般的に垂直方向に大き
な高さまで延長しているすれちがい光束のいかなる像も
存在せしめない。より正確には、すれちがい光束フィラ
メントの像は、これらの像が（それを送り返す反射器の
部分に従って）垂直線の方向に水平中心の回りに回動す
るにつれて長さが漸進的に減少することを証明すること
ができる。即ち、取得光束は、前面ガラスを通過する前
に、或るわずかな巾をもち、有利となる。各々の像の最
も上方の点はカットオフhb′の非常に近くにあるだけで
なく、各々の像の最も下方の点は、このカットオフより
も特に大きくは、下方に延長しない。そのため自動車に
非常に近い路面への照明がさけられる（この照明は、第
１図の前照灯の放物面反射器によって作成される非常に
大きな垂直像の形成に寄与する）。
ちがい光束（10a）の像の分布が得られることは証明で
きる。特に、明らかなように、このフィラメントの全て
の像の最も上方の点は、半直線Hh上に整列されているか
又はその近傍にあり、それにより高品質でもって対応し
た半カットオフを規定し、特に一般的に垂直方向に大き
な高さまで延長しているすれちがい光束のいかなる像も
存在せしめない。より正確には、すれちがい光束フィラ
メントの像は、これらの像が（それを送り返す反射器の
部分に従って）垂直線の方向に水平中心の回りに回動す
るにつれて長さが漸進的に減少することを証明すること
ができる。即ち、取得光束は、前面ガラスを通過する前
に、或るわずかな巾をもち、有利となる。各々の像の最
も上方の点はカットオフhb′の非常に近くにあるだけで
なく、各々の像の最も下方の点は、このカットオフより
も特に大きくは、下方に延長しない。そのため自動車に
非常に近い路面への照明がさけられる（この照明は、第
１図の前照灯の放物面反射器によって作成される非常に
大きな垂直像の形成に寄与する）。
フィラメント像の形成及びその配置については、同日
付の特許願「フォグランプ」（フランス特許願86 11263
号、出願日、1986年８月４日）を参照されたい。
付の特許願「フォグランプ」（フランス特許願86 11263
号、出願日、1986年８月４日）を参照されたい。
第６図には、内方から外方に向って減少する値の２系
列の等光度曲線Ｃ′ａ、Ｃ′ｂによって、すれちがい光
フィラメント（10a）及び主光束フィラメント（10b）と
の共働によって反射器（20）により供給される照明が示
されている。特にこの図には、すれちがい光束の水平方
向のシャープな半カットオフ、この光束の厚さの減少、
すれちがい光束の光斑Ｔ′ａの右方向へのわずかなオフ
セット、並びに、前照灯の軸線上の主光束の光斑Ｔ′ｂ
の適切な芯出しが示されている（点Ｈはこの軸線の投影
を表わしている）。
列の等光度曲線Ｃ′ａ、Ｃ′ｂによって、すれちがい光
フィラメント（10a）及び主光束フィラメント（10b）と
の共働によって反射器（20）により供給される照明が示
されている。特にこの図には、すれちがい光束の水平方
向のシャープな半カットオフ、この光束の厚さの減少、
すれちがい光束の光斑Ｔ′ａの右方向へのわずかなオフ
セット、並びに、前照灯の軸線上の主光束の光斑Ｔ′ｂ
の適切な芯出しが示されている（点Ｈはこの軸線の投影
を表わしている）。
前面ガラスは、横向きのわずかな広がりを与えるよう
に考えられている。特にすれちがい光束の光斑を横向き
に左方に偏よらせるための偏光要素（プリズム又は条
痕）は、このすれちがい光束の下向きに偏よらせた左側
半カットオフを規定するように構成されている。主光束
も大きな幅を与えるように横方向に分散される。しか
し、どんな場合にも或る程度の分散は反射器自身の性質
として与えられているため、前面ガラスのプリズム又は
条痕の厚さを特に大きくする必要はない。そのためガラ
ス製のものでもプラスチック製のものでも、前面ガラス
の成形は、非常に容易となり、これらのプリズムのない
個所から寄生的な上向きの光が発生することがさけられ
る。
に考えられている。特にすれちがい光束の光斑を横向き
に左方に偏よらせるための偏光要素（プリズム又は条
痕）は、このすれちがい光束の下向きに偏よらせた左側
半カットオフを規定するように構成されている。主光束
も大きな幅を与えるように横方向に分散される。しか
し、どんな場合にも或る程度の分散は反射器自身の性質
として与えられているため、前面ガラスのプリズム又は
条痕の厚さを特に大きくする必要はない。そのためガラ
ス製のものでもプラスチック製のものでも、前面ガラス
の成形は、非常に容易となり、これらのプリズムのない
個所から寄生的な上向きの光が発生することがさけられ
る。
本発明は、前述した実施例以外にもいろいろ変更して
実施できるので、前述した特定の構成は、単なる例にす
ぎず、本発明を限定するものではない。
実施できるので、前述した特定の構成は、単なる例にす
ぎず、本発明を限定するものではない。
第１図は、従来の技術による２フィラメント型のすれち
がい−主照明用前照灯を前面ガスラは除去して示す概略
斜視図、第２図は、第１図の前面ガラスを除去した前照
灯によって供給されるすれちがい照明と主照明とを、無
限遠に至る２組の等光度曲線によって、示した線図、第
３図は、本発明によるすれちがい照明−主照明用前照灯
を示す概略的な水平断面図、第４図は、第３図に示した
前照灯の垂直断面図、第５図は、第３、４図に示した前
照灯を前面ガラスは除去して示した正面図、第６図は、
第３−５図の前面ガラスを除去した前照灯によって供給
されるすれちがい照明と主照明とを、無限遠に至る２組
の等光度曲線によって示した線図である。 10a…すれちがい光束フィラメント、10b…主光束フィラ
メント、20…反射器、30…前面ガラス、Ox…軸線、ｈ′
Hh…水平配向カットオフ。
がい−主照明用前照灯を前面ガスラは除去して示す概略
斜視図、第２図は、第１図の前面ガラスを除去した前照
灯によって供給されるすれちがい照明と主照明とを、無
限遠に至る２組の等光度曲線によって、示した線図、第
３図は、本発明によるすれちがい照明−主照明用前照灯
を示す概略的な水平断面図、第４図は、第３図に示した
前照灯の垂直断面図、第５図は、第３、４図に示した前
照灯を前面ガラスは除去して示した正面図、第６図は、
第３−５図の前面ガラスを除去した前照灯によって供給
されるすれちがい照明と主照明とを、無限遠に至る２組
の等光度曲線によって示した線図である。 10a…すれちがい光束フィラメント、10b…主光束フィラ
メント、20…反射器、30…前面ガラス、Ox…軸線、ｈ′
Hh…水平配向カットオフ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−10301（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−140601（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−103201（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−165001（ＪＰ，Ａ) 特開 昭50−83947（ＪＰ，Ａ) 実開 昭60−129001（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭57−97302（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭61−153902（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭62−31304（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭60−26701（ＪＰ，Ｕ)
Claims (7)
- 【請求項１】水平横向きのすれちがい光束フィラメント
および主光束フィラメント（10a、10b）を備えたランプ
を有し、これらのフィラメント（10a、10b）は、前照灯
の軸線と直交する２方向に互に対してオフセットされ、
そのほかに、軸線Oxがフィラメント（10a、10b）の間を
通る反射器（20）と、すれちがい光束と主光束とを横方
向に偏向させるための偏向要素を含む前面ガラス（30）
とを有し、この前面ガラスは、すれちがい光束が一般的
な水平配向カットオフ（ｈ′Hh）の下方に投影されるよ
うに配置されている形式の、自動車の主照明−すれちが
い照明用の前照灯であって、反射器の表面は、すれちが
い光束フィラメント及び主光束フィラメントの像をカッ
トオフ（ｈ′Hh）の近傍に形成するように構成された不
連続性のない面であり、すれちがい光束フィラメントは
その全ての像が水平配向カットオフ（ｈ′Hh）の下方に
投影されるように配置されることを特徴とする主照明−
すれちがい照明用の前照灯。 - 【請求項２】反射器（20）によって形成されるすれちが
い光束フィラメント（10a）の像の最も上方の全ての点
が、該水平配向カットオフ（ｈ′Hh）に整列されたこと
を特徴とする特許請求の範囲第１項記載の主照明−すれ
ちがい照明用の前照灯。 - 【請求項３】主光束フィラメント（10b）が反射器の軸
（Ox）よりも下方にオフセットされる距離（hb）よりも
小さな距離（ha）だけ、すれちがい光束フィラメントを
軸（Ox）の上方にオフセットさせたことを特徴とする特
許請求の範囲第２項記載の主照明−すれちがい照明用の
前照灯。 - 【請求項４】反射器（20）の面が式 （式において x,y,z＝直角座標軸ただし軸Oxは前照灯の軸線、 ｌ＝すれちがい光束フィラメント（10a）の長さの1/2、 ｒ＝すれちがい光束フィラメント（10a）の半径、 fo＝すれちがい光束フィラメントと面yOzとの水平距
離） によって表わされることを特徴とする特許請求の範囲第
３項記載の主照明−すれちがい照明用の前照灯。 - 【請求項５】反射器（20）の面が式 （式において x,y,z＝直角座標軸、ただし軸Oxは前照灯の軸線、 ｌ＝すれちがい光束フィラメント（10a）の長さの1/2、 fo＝すれちがい光束フィラメント（10a）と面xOzとの間
の水平距離） によって表わされることを特徴とする特許請求の範囲第
３項記載の主照明−すれちがい照明用の前照灯。 - 【請求項６】前照灯がHBI規格ランプであることを特徴
とする特許請求の範囲第４−５項のいずれか１項記載の
主照明−すれちがい照明用の前照灯。 - 【請求項７】すれちがい光束フィラメント（10a）の軸
線と反射器の軸（Ox）との間の垂直距離（ha）を0.9mm
のオーダーとし、主光束フィラメント（10b）と反射器
の軸線（Ox）との間の垂直距離（hb）を1.4mmのオーダ
ーとしたことを特徴とする特許請求の範囲第６項記載の
主照明−すれちがい照明用の前照灯。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| FR8611265 | 1986-08-04 | ||
| FR8611265A FR2602306B1 (fr) | 1986-08-04 | 1986-08-04 | Projecteur croisement-route a deux filaments transversaux pour vehicule automobile |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6343202A JPS6343202A (ja) | 1988-02-24 |
| JP2631981B2 true JP2631981B2 (ja) | 1997-07-16 |
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Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
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| EP (1) | EP0258116B1 (ja) |
| JP (1) | JP2631981B2 (ja) |
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| FR (1) | FR2602306B1 (ja) |
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| FR2775057B1 (fr) | 1998-02-17 | 2000-05-05 | Valeo Vision | Projecteur a source transversale pour vehicule automobile, avec un moyen d'occultation de la lumiere directe |
| FR2804495B1 (fr) | 2000-01-31 | 2002-06-07 | Valeo Vision | Projecteur de vehicule automobile, comportant une source transversale et apte a engendrer un faisceau a coupure non rectiligne |
| FR2819042B1 (fr) | 2000-12-28 | 2003-03-14 | Valeo Vision | Projecteur pour vehicule, comprenant un reflecteur et une source lumineuse horizontale orientee transversalement a un axe optique du reflecteur |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR1319105A (fr) * | 1961-04-04 | 1963-02-22 | Philips Nv | Projecteur pour véhicules à moteur |
| FR1309130A (fr) * | 1962-01-05 | 1962-11-09 | Philips Nv | Phare d'automobile |
| US4246631A (en) * | 1978-05-23 | 1981-01-20 | Lucas Industries Limited | Vehicle headlamp |
| US4303965A (en) * | 1978-10-16 | 1981-12-01 | Westinghouse Electric Corp. | Single-mode vehicular headlamp system |
| US4520433A (en) * | 1982-06-09 | 1985-05-28 | General Electric Company | Motor vehicle headlamp |
| FR2566878B1 (fr) * | 1984-06-27 | 1986-07-18 | Cibie Projecteurs | Perfectionnements aux projecteurs automobiles emettant un faisceau coupe, notamment un faisceau de croisement |
| DE3515493A1 (de) * | 1985-04-30 | 1986-10-30 | Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart | Scheinwerfer fuer abblendlicht oder nebellicht von kraftfahrzeugen |
-
1986
- 1986-08-04 FR FR8611265A patent/FR2602306B1/fr not_active Expired
-
1987
- 1987-07-31 US US07/080,634 patent/US4794493A/en not_active Expired - Fee Related
- 1987-08-03 JP JP62192760A patent/JP2631981B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1987-08-04 EP EP87401811A patent/EP0258116B1/fr not_active Expired - Lifetime
- 1987-08-04 DE DE8787401811T patent/DE3768181D1/de not_active Expired - Lifetime
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0258116A1 (fr) | 1988-03-02 |
| DE3768181D1 (de) | 1991-04-04 |
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| FR2602306A1 (fr) | 1988-02-05 |
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