JP2631274B2 - 換気扇用ウェザーカバー - Google Patents

換気扇用ウェザーカバー

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JP2631274B2
JP2631274B2 JP6213155A JP21315594A JP2631274B2 JP 2631274 B2 JP2631274 B2 JP 2631274B2 JP 6213155 A JP6213155 A JP 6213155A JP 21315594 A JP21315594 A JP 21315594A JP 2631274 B2 JP2631274 B2 JP 2631274B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、換気扇用枠体及び該枠
体に取り付けるウェザーカバーとから構成される換気扇
用ウェザーカバーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建築物の壁に換気扇を取り付ける
場合、壁を貫通する換気扇取り付け孔を開けて該孔に木
製の枠体をはめ込み、この枠体の室内側に換気扇本体
を、室外側には雨等の吹き込みを防止するためのウェザ
ーカバーを、それぞれネジ等の固定具によって取り付け
るようにしていた。
【0003】建築物の壁下地材の上に設けられる外装材
の厚みは、モルタル、タイル、レンガ、サイディング等
の外装材の種類の違いによって種々異なるため、上記従
来の換気扇取り付け工法においては、換気扇本体やウェ
ザーカバーを取り付けるための木製の枠体は、外装材の
厚みによって異なる取り付け孔の厚みに合わせて、その
都度建築現場において調整するのが一般的であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、換気扇
取り付け孔に木製の枠体をはめ込み、該枠体に換気扇や
換気阜用ウェザーカバーを取り付ける従来工法の場合、
雨水の侵入防止のためにウェザーカバー上部の壁面に、
水切り板金を取り付けているが、水切り板金のみでは防
水シールが不充分であり、換気扇取り付け孔と、木製の
枠体との間の隙間から壁内部に雨水が侵入し易い。また
隙間を防水シール材等によって塞ぐ方法を併用しても、
容易には確実な防水効果が得られないとともに、従来工
法の場合、防水シール材により隙間をシール加工する作
業は煩雑なであった。また水切り板金は板金業者が手作
業で作成するものであるため、作成に手間がかかるとい
う問題もあった。
【0005】更に木製の枠体を使用した場合、建物の外
部に木製の枠体の端部が露出するため、準防火地域にお
いては防火上の問題や、木製の枠体を個々の建築物に応
じて製造する作業は煩雑であるという問題もあった。一
方、厚みの異なる取り付け孔の全てに対応できる汎用的
なサイズに枠体を構成しておくと、取り付け孔の厚みが
薄い場合、枠体が壁面から外側に突出して外観を損ねる
等の問題があり、特に準防火地域において木製の枠体が
外壁表面に突出することは大きな問題であった。
【0006】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
従来の欠点を解決した換気扇用ウェザーカバーを提供す
ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、換気扇取り付
け用貫通孔内に装着するための換気扇用枠体と、該枠体
に取り付けられるウェザーカバーとから構成される換気
扇用ウェザーカバーであって、上記枠体は、枠本体と、
該枠本体の周囲に設けられ、壁下地材と外装材との間に
埋設される鍔状部と、枠本体の外側開口端に設けられた
ウェザーカバー取り付け部と、上記鍔状部とウェザーカ
バー取り付け部との間に設けられている凹溝条とからな
り、且つ上記ウエザーカバーは吸排気口を有するカバー
本体と、該カバー本体の換気扇用枠体側に設けられた被
取り付け部と、該被取り付け部の端縁から壁方向に向か
って突設して設けられ換気扇用枠体のウェザーカバー取
り付け部を覆う支持片とから構成されていることを特徴
とする換気扇用ウェザーカバー、を要旨とするものであ
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基き説明す
る。
【0011】図1において、1は換気扇用枠体、2は該
枠体1に取り付けるウェザーカバーを示す。換気扇用枠
体1は、枠本体3の周囲には鍔状部4が設けられ、且つ
枠本体1の外側開口端にはウェザーカバー取り付け部5
が設けられている。ウェザーカバー取り付け部5にはカ
バー固定用のネジ孔6が設けられている。また鍔状部4
の上側部分4a及び両側部分4bと、ウェザーカバー取
り付け部5の上側部分5a及び両側部分4bとの間に
は、凹溝条7が形成されており、またウェザーカバー取
り付け部5の下側部分5cの端縁部には、油切り板20
が延設されている。
【0012】一方、ウェザーカバー2は、吸排気口8を
有するカバー本体9と、該カバー本体9を前記枠体1の
カバー取り付け部5に取り付けるための被取り付け部1
0とを有し、該被取り付け部10には、枠体1のカバー
取り付け部5に設けられたネジ孔6と対応する位置にネ
ジ孔11が形成されている。被取り付け部10はカバー
本体9の両側部及び上部に亘って設けられており、被取
り付け部10の端縁からは支持片12が壁方向に向かっ
て突出して形成されている。上記被取り付け部10は、
支持片12が換気扇用枠体のウェザーカバー取り付け部
を覆うように形成されている。
【0013】上記枠体1、ウェザーカバー2を構成する
素材としては、鉄、アルミニウム、ステンレス等の金
属、プラスチック等や、これらの複合体等が挙げられる
が、特にウェザーカバー2は準防火地域でも使用できる
金属製のものが好ましい。また枠体1は準防火地域での
使用を考慮して、建物の表面に露出する部分は少なくと
も金属等の不燃材又は難燃材により構成することが好ま
しい。枠体の鍔状部4は枠本体3と一体化できるもので
あれば材質は問わない。尚、ウェザーカバー2は準防火
地域仕様の場合、火災時に吸排気口8を閉鎖するための
ダンパー(図示せず)を有している。
【0014】図2は本発明の換気扇用枠体1及びウェザ
ーカバー2からなる換気扇用ウェザーカバーを建築物に
取り付けた状態を示すものである。例えば、換気扇用枠
体1の取り付けは、まず建築物の壁下地材13の表面に
外装材14を設ける前に、壁下地材13の外壁面に防水
シート21を張り、次いで穿設した換気扇取り付け用貫
通孔15内に、枠体1の枠本体3を嵌め込む。次いで、
鍔状部4を釘16等により壁下地13に固定し、防水シ
ール材17によって鍔状部4の端縁をシールする。以上
のようにして枠体1を壁下地材13に取り付け固定した
後、鍔状部4を被覆するように外装材14を設けて仕上
げを行う。尚、図2において19は内装材を示す。
【0015】外装材14の厚みは、外装材14の材質等
の違いによって異なることがある。換気扇用枠体1は、
鍔状部4の上側部分4aと、ウェザーカバー取り付け部
5の上側部分5aとの間に、凹溝条7が形成されてい
る。上記凹溝条7の幅は、外装材14を設けた後に、外
装材14とカバー取り付け部5の上側部分5aとの間に
凹溝条7aが形成される大きさに構成しておくことが好
ましい。換気扇用枠体1は、鍔状部4が枠本体3の周囲
に該枠体3と一体に設けられているため、鍔状部4端部
の周囲を防水シール材17によってシールすることによ
り、仮に外装材14表面をつたって流れ落ちてきた雨水
が、外装材14と枠本体3との当接部分の隙間から室内
側に侵入しも、鍔状部4から先への侵入は確実に防止さ
れる。また、枠体1のカバー取り付け部5の上側部分5
aと、外装材14表面との間に、前記した凹溝条7aが
形成されているため、該凹溝条7aが雨水の流路とな
り、外装材14表面を伝って枠体1の上側に流れ落ちて
きた雨水は滞留することなく、凹溝条7aを伝って迅速
に排出される。
【0016】外装材14と枠体1のカバー取り付け部5
の上側部分5aとの間に、上記凹溝状7aが形成される
ようにするために、外装材14の厚さの違いを考慮し
て、鍔状部4からカバー取り付け部5の上側部分5aま
での長さ(凹溝条7の幅)を決定する。
【0017】ウェザーカバー2を枠体1に取り付ける
際、ウェザーカバー2は枠体1にネジ等の固定具18に
よって取り付けられる。ウェザーカバー2の被取り付け
部10のネジ孔11から枠体1のウェザーカバー取り付
け部5側のネジ孔6に、ネジ等の固定具18を締めつけ
て行くと、ウェザーカバー2の被取り付け部10の端縁
から換気扇枠体1方向に突出して設けられた支持片12
の先端が、外装材14表面に当接し、固定具18により
締めつける力と、外装材14に当接した支持片12が外
装材14表面から受ける反作用とによってウェザーカバ
ー2は枠体1に確実かつ強固に固定される。その際ウエ
ザーカバー2に設けられた支持片12か、換気扇用枠体
1の外装材14外方側に突出するウェザーカバー取り付
け部5を覆うため、換気扇枠体1の突出による外観低下
及び、枠体が外装材の外方に露出ことによる防火性の低
下が生ずることはない。従って、1種類のサイズの換気
扇用ウェザーカバーであっても、外装材14の厚みが異
なる場合に十分対応できる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明換気扇用ウ
ェザーカバーは、枠本体の周囲に、壁下地材と表面材と
の間に埋設される鍔状部が設けられているため、該鍔状
部を壁下地材に釘等で固定した後、鍔状部端部周囲を防
水シール材でシールするだけで、簡単かつ確実に雨水の
侵入を防止し得る施工が行える。また外装材とカバー取
り付け部の上部との間に凹溝条が形成される構造を有す
るため、該凹溝条が雨水の流路として作用し、外装材表
面を伝って流れ落ちてきた雨水は滞留することなく速や
かに排出される。また仮に外装材表面をつたって流れ落
ちてきた雨水が、外装材と枠本体との当接部分の隙間か
ら室内側に侵入しても、枠本体の周囲に設けられている
鍔状部により留まって、室内側への侵入は確実に防止さ
れる。
【0019】更に本発明換気扇用ウェザーカバーは、カ
バーを枠体に取り付ける際にネジ等の固定具によって締
めつけてゆくと、支持片端部が外装材表面に当接し、固
定具により締めつける力と、支持片が外装材表面から受
ける反作用とによって、ウェザーカバーは枠体に確実か
つ強固に固定される。このため、外装材の厚みが異なる
種々の場合に対応でき汎用性がある。支持片が枠体の外
装材外方に突出した部分を覆い建物の外部に枠体が露出
しないためため、枠体の突出による外観低下をきたす虞
れがなく、防火上の問題が生じることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の換気扇用ウェザーカバーの分解状態の
斜視図である。
【図2】本発明の換気扇用ウェザーカバーを取り付けた
状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 換気扇用枠体 2 ウェザーカバー 3 枠本体 4 鍔状部 5 ウェザーカバー取り付け部 7 凹溝条 8 吸排気口 9 カバー本体 10 被取り付け部 12 支持片 13 壁下地材 14 外装材 15 換気扇取り付け用貫通孔 18 固定具

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 換気扇取り付け用貫通孔内に装着するた
    めの換気扇用枠体と該枠体に取り付けられるウェザー
    カバーとから構成される換気扇用ウェザーカバーであっ
    て、上記枠体は、枠本体と、該枠本体の周囲に設けら
    れ、壁下地材と外装材との間に埋設される鍔状部と、枠
    本体の外側開口端に設けられたウェザーカバー取り付け
    部と、上記鍔状部とウェザーカバー取り付け部との間に
    設けられている凹溝条とからなり、且つ上記ウエザーカ
    バーは吸排気口を有するカバー本体と、該カバー本体の
    換気扇用枠体側に設けられた被取り付け部と、該被取り
    付け部の端縁から壁方向に向かって突設して設けられ換
    気扉用枠体のウェザーカバー取り付け部を覆う支持片と
    から構成されていることを特徴とする換気扇用ウェザー
    カバー。
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