JP2631157B2 - 電動引箔における模様柄引揃え方法 - Google Patents

電動引箔における模様柄引揃え方法

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JP2631157B2
JP2631157B2 JP2238750A JP23875090A JP2631157B2 JP 2631157 B2 JP2631157 B2 JP 2631157B2 JP 2238750 A JP2238750 A JP 2238750A JP 23875090 A JP23875090 A JP 23875090A JP 2631157 B2 JP2631157 B2 JP 2631157B2
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熊雄 小倉
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NISHIJIN MARUKYO KK
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、織前に沿って前進させたヘラの先端部に織
幅に合わせて切断した平箔糸を導びき、ヘラの後退に伴
って箔糸を緯入するようにした製織方法、即ち引箔法に
関するもので、図柄を精確に織物に表現する場合に使用
される。
(従来技術とその問題点) この種の製織方法としては、例えば特公昭54−33310
号(特許第999316号)公報で開示されたものが知られて
いる。
この製織技術は表面に図柄を現したシート体を細幅に
裁断して形成した糸を一本ずつ電動式に経糸間に緯入す
るものであって、織前で先端部に係止穴を形成したヘラ
を前進させ、前記糸をヘラの係止穴へ臨ませてその一端
を下方に配置した拘持部でつまみ、係止穴に糸を引っ掛
けた状態でヘラを後退させることにより糸を裏返しなが
ら緯入する構成となっている。
この場合ヘラが前進した段階又はヘラが後退して箔糸
を開放する直前に一部の経糸又は耳部側に配置したコハ
糸を下ろして伏せ押さえを行い、箔糸が開口した経糸間
に導かれた際には箔糸自体が前記糸で挟持され、適度の
テンションが維持できるようになっている。
しかしながらこの方法では、糸の幅方向での位置が耳
部側で摘まれた位置によって決定されるため、糸が摘ま
れる部分の長さの僅かな相違によって緯入された前後の
緯糸同志でずれが発生して図柄が崩れ、繊細な図柄や明
確な輪郭を持つ図柄等を製織できない不都合がある。
また箔糸は一端部が把持部で摘まれて係止穴に糸を引
っ掛けて糸を裏返しながら緯入されるため、箔糸の表面
に傷を付けてしまうことが往々にして発生し、凹凸(部
分的な盛り上がり)のある糸や可撓性の小さい糸を緯入
できない不都合もあった。
(技術的課題) 本発明は、織前に沿って前進させたヘラの先端部に織
幅に合わせて切断した平箔糸を導びきヘラの後退に伴っ
て箔糸を緯入するようにした製織方法において、糸を反
転させず且つ緯糸同志を揃えて緯入できるようにするこ
とを課題としたものである。
(技術的手段) この技術的課題を解決するための技術的手段は、
(イ)ヘラ先端部に設けた把持部で箔糸の先端部を把持
してヘラを後退させ、(ロ)他方の耳部側で把持部が箔
糸の先端部を開放する際に箔糸の後端部を拘持手段によ
って拘持させ、(ハ)拘持手段を織前に沿って耳部外方
へ移行させて箔糸を引き戻し、(ニ)他方の耳部外方に
配置した糸検出体が糸先端部を検出した段階で拘持手段
の移動を停止して糸を開放すること、である。
(技術的手段の作用) 箔糸はヘラの先端部に設けた把持部に把持されている
ためヘラの後退に伴って先端側から糸間に引き入れら
れ、糸が反転させられることはない。
他方(糸の先端側)の耳部でヘラが箔糸の先端部を開
放する段階では、従来の方法と同様に糸が上下の糸間に
挟持されており、糸の後端側を拘持手段によって容易に
拘持させることができる。糸の後端部を拘持する拘持手
段を織前に沿って耳部の外方、即ちヘラの後退とは反対
方向へ移動させると、緯入された糸は強制的に引き戻さ
れることになる。この場合、糸は挟持されているため緯
入された方向へ安定状態で後退させられると共に、糸の
緊張状態を一定にすることができる。
他方の耳部外側に配置した検知手段は、糸が安定的に
引き戻されるために、糸の先端部を確実に検知する。糸
の先端部が検知された段階で拘持手段の移動が停止され
るため、糸の先端側は常時同じ位置で停止し、前後に緯
入される箔糸の位置を揃えることができる。その状態で
糸は開放され、次の開口工程に移行すると共に、拘持手
段は元の位置に復帰することになる。
従って箔糸は反転せず、しかも箔糸同志を揃えて緯入
することができる。
(本発明の効果) 緯糸同志を揃えて緯入できる結果、裁断前において表
現されていた図柄をそのまま織物上に表現でき、従来地
模様風の図柄の製織に利用されていた電動式引箔法を、
繊細な図柄にも利用できる利点がある。
本発明方法では箔糸を反転させないで緯入できるため
箔に無理な力が掛からず、接着された箔素材同志が剥離
することもない。更には、糸に凹凸があったり厚肉で固
いものであっても何らの支障なく緯入できる利点もあ
る。
(実施例) 次に、上記技術的手段に使用する装置の具体例につい
て、図面を参酌しながら説明する。
第1図はヘラ1の一部を断面で示した側面図である。
ヘラ1の後端部は支持部材11に固定してあって、この支
持部材11が図示しない駆動手段に連動してヘラ1が織前
で往復運動をするようになっている。
このヘラ1は全体を筒状に構成して軸方向に空洞2を
形成し、先端部の上下の壁には孔3が形成してあって、
この孔3に箔糸10の先端部が導かれることになる。ヘラ
1の先端部内側には遮蔽板5が配置してあって、その後
端部に固定した軸棒6を進退させることによって遮蔽板
5が孔3を開閉し、孔3を閉塞した時に遮蔽板5の先端
部とヘラの開口縁4とで糸10を把持する。
ヘラ1の後端部側壁には開口部7が形成してあって、
この開口部を利用して軸棒6の後端部が外側に配置した
押し子8とを連結している。
押し子8は、その突起9と支持部材11に設けた突起12
との間にコイルバネ13を掛け渡して常時後部方向に付勢
してあり、遮蔽板5は外力を加えない限り孔3を閉塞す
ることはない。
支持部材11には略逆L字形の揺動棒14がその屈曲部で
枢着させてあり、その一端は図示のごとく押し子8の後
端側に添わせてあり、他端はソレノイド15の可動軸16に
係止させてある。
従ってソレノイド15に電気信号を付与して可動軸16を
下降させると揺動棒14が押し子8を前進させて遮蔽板5
が孔3を閉塞し、可動軸16を上昇させると遮蔽板5が孔
3を開口させられるため、ヘラ1の前進後退のタイミン
グに合わせてソレノイド15に電気信号を付与させて箔糸
10の把持、開放を行うことになる。
第2図は、箔糸10の引き戻し装置の拘持部20の斜視図
を示したものである。拘持部20は糸10の進行方向とは直
角に凹溝22を形成した受け台21と凹溝22の上方にこれと
平行に配置した棒体25とで構成している。
この実施例では棒体25を逆L字形に構成してあり、そ
の下端部は受け台21を固定させた支持台24内に臨ませ、
支持台24内に収納している図示しないソレノイドの可動
芯に固定してある。
ヘラ1で把持された箔糸10は凹溝22と棒体25との間を
通って経糸間に導かれ、他方の耳部側に達した段階で棒
体25を下降させて凹溝22との間に箔糸10の端部を拘持
し、これに同調してヘラ1による箔糸10の先端側の把持
を解除した後、支持台24を図示しない駆動手段によって
箔糸10の導入方向とは逆方向に移動させて箔糸10を引き
戻すのである。
尚、箔糸10の先端部の検知手段については、従来から
使用されているものをそのまま利用できるため、説明を
省略する。
【図面の簡単な説明】
図面は、上記技術的手段の具体例を説明するためのもの
で、第1図はヘラの一部を切り欠いた側面図、第2図は
糸の引き戻し装置における拘持部の斜視図である。 1……ヘラ、3……孔、5……遮蔽板、6……軸棒、8
……押し子、10……箔糸、11……支持部材、13……コイ
ルバネ、14……揺動棒、15……ソレノイド、21……引き
戻し装置の拘持部、21……受け台、22……凹溝、24……
支持台、25……棒体

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】織前に沿って前進させたヘラの先端部に織
    幅に合わせて切断した平箔糸を導びき、ヘラの後退に伴
    って箔糸を緯入するようにした製織方法において、ヘラ
    先端部に設けた把持部で箔糸の先端部を把持してヘラを
    後退させ、他方の耳部側で把持部が箔糸の先端部を開放
    する際に箔糸の後端部を拘持手段によって拘持させ、拘
    持手段を織前に沿って耳部外方へ移行させて箔糸を引き
    戻し、他方の耳部外方に配置した糸検出体が糸先端部を
    検出した段階で拘持手段の移動を停止して糸を開放する
    模様柄引揃え方法。
JP2238750A 1990-09-07 1990-09-07 電動引箔における模様柄引揃え方法 Expired - Lifetime JP2631157B2 (ja)

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