JP3041518U - ウォータージェット織機用キャッチコード糸の切断防止装置 - Google Patents

ウォータージェット織機用キャッチコード糸の切断防止装置

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JP3041518U
JP3041518U JP1997001783U JP178397U JP3041518U JP 3041518 U JP3041518 U JP 3041518U JP 1997001783 U JP1997001783 U JP 1997001783U JP 178397 U JP178397 U JP 178397U JP 3041518 U JP3041518 U JP 3041518U
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JP
Japan
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weft
catch
lead
catch cord
yarn
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Expired - Lifetime
Application number
JP1997001783U
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English (en)
Inventor
泰植 郭
Original Assignee
ジェット技研株式會社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウォータージェット織機において、緯入する
緯糸の端部を安定にかつ把持することができるように構
成することによって、緯糸の端部が緯糸探知器にからま
って巻かれる現象を防止し、キャッチコード糸の切断を
防止する。 【解決手段】 キャッチコード糸(6)の外側に別途の
掛り具(8)を装備し、この掛り具(8)には緯糸案内
面(10)と引掛り突出部(12)を構成し、リード
(18)が前進する際に、緯入した緯糸(20)が引掛
り突出部(12)に掛けられて把持され、掛り具(8)
の前方に構成した補助板(14)には挿入孔(16)を
あけて、リード(18)の前進のとき挿入孔(16)に
掛り具(8)を嵌めることができるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ウォータージェット織機において、緯入する緯糸の端部を安定して 把持するように構成することにより、キャッチコード糸の切断を防止し、円滑な 製織ができるようにしたキャッチコード糸の切断防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
一般的にウォータージェット織機を使用した製織は次のとおり進行する。すな わち、開口した経糸の間に緯糸を緯入し、緯入された緯糸はリードによって織前 まで移動した後、経糸の交錯によって織物が形成される。このとき、緯糸の状態 は下記のように進行する。
【0003】 図6のように開口した経糸100の間を緯糸102が緯入すると、緯糸102 の端部は経糸100とキャッチコード糸104を通過する。
【0004】 上記の状態で開口した経糸が閉口してリード106が前進すると、緯入した緯 糸102は図7のように織前側に移動し、さらにリード106が最前進して緯糸 102を織前まで移動させた後、今度は逆側に後進する。このとき、緯糸102 の端部はリード106あるいは補助板108に付着した状態で後進するが、一定 地点でリード106あるいは補助板108から離脱する。そして、このようにリ ード106及び補助板108から離脱する緯糸は、その離脱する瞬間、緯入張力 による反発力によって緯糸の右側端部が左側に飛び出す。
【0005】 上記のように緯糸102の端部が左側に飛び出すが、キャッチコード糸104 に把持された地点を境にしてそれ以上左側は移動せず、そこで止まりながら逆引 き現象が発生する。このとき緯糸102の端部位置は、始めは緯糸探知器110 上に位置しているが、逆側に引かれるので緯糸102は、図8のように緯糸探知 器110の回りを一回巻きついてからまったりする。
【0006】 製織が進行するにつれてこの現象がしばしば発生し、したがって、キャッチコ ード糸104が切断して製織に障害を与えるという問題を起していた。
【0007】 本考案はこのような従来の諸問題点等を解決しようとして案出したものである 。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案のウォータージェット織機用キャッチコード糸の切断防止装置は、経糸 の一側に緯糸探知器とキャッチコード糸が設けられている通常の製織装置におい て、キャッチコード糸の一側に、引掛り突出部を形成した別途の掛り具を装備し 、掛り具前方に構成した補助板には掛り具を嵌めることができる挿入孔を形成し たことによって、緯入した緯糸の端部が緯入した反対方向に飛び出して緯糸探知 器に巻きついてからまないようにすることにより円滑な製織ができるようにした 。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施例を添付図面にしたがって詳細に説明すると次のとおりで ある。
【0010】 図1は本考案の装置を使用したウォータージェット織機の一部を示す斜視図で あって、経糸2の耳部の一側に緯糸探知器4と掛り具8とを装備し、上記掛り具 8の前面には下向に湾曲した緯糸案内面10を構成して緯糸案内面10の下側端 部には引掛り突出部12が構成されている。
【0011】 上記掛り具8の前方に補助板14を構成して、上記補助板14には掛り具挿入 孔16が設けられ、リード18が前進すると掛り具8が挿入孔16に嵌められる ように構成してなるものである。
【0012】 なお、図において、20は緯糸、22はテンプル、24は切断機、26はキャ ッチコードツイスターを示す。
【0013】 このように構成した本考案は、開口した経糸2間を緯糸20が緯入すると、図 2のように緯糸20がリード18の前方に導かれ、リード18が前進すると緯糸 20は織前(経緯糸が交差して織物が形成する地点)方向に移動する。このとき リード18により織前に引寄せられて前進する緯糸20の端部は、キャッチコー ド糸6の一側に装備した掛り具8の突出部12に掛けられる。
【0014】 すなわち、リード18が緯糸20を引寄せながら前進し、掛り具8の前面に到 達すると、緯糸20は掛り具8の前方に構成した緯糸案内面10に沿って徐々に 下方に押されるが、緯糸案内面10が終る地点で引掛り突出部12に掛けられる 。このとき、掛り具8はその先端からリード18の一側に装置している補助板1 4の挿入孔16に進入し、嵌められる。
【0015】 上記のように、リード18の前進によって緯糸20が織前まで移動完了すると 、経糸2とキャッチコード糸6は上下に交差して緯入した緯糸を把持しながら織 物を製織する。この状態からリード18は再び後進して次の作動の待機状態にな る。
【0016】 リード18が後進する際、補助板14の底面に位置する緯糸20は掛り具8の 引掛り突出部12に掛けられて固定しているので、緯糸20は、図4のようにリ ード18の後進に伴って移動しないので、従来のように、緯糸がリード18の後 進に伴って移動しながら緯糸の緯入張力によって左側の方に飛び出して緯糸探知 器に巻きつく等のからまり現象を防止することができる。
【0017】
【考案の効果】
以上のように本考案は、キャッチコード糸の一側に、緯入した緯糸の端部を掛 けて固定するように構成した掛り具を装備するので、従来のようにリードが後進 する際に緯糸の端部が緯糸探知器に巻きつき、そのからまりによるキャッチコー ド糸の切断等の問題点を防止することができるので、円滑な製織を期待すること ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の装置を使用したウォータージェット織
機の一部を示す斜視図。
【図2】図1の平面図で、緯糸が緯入した状態の図。
【図3】図1の平面図で、緯糸がリードによって織前ま
で前進した状態の図。
【図4】図1の平面図で、リードが後進し、緯糸が掛り
具に掛けられて固定した状態の図。
【図5】図1の側面図。
【図6】従来の装置の平面図で、緯糸が緯入した状態の
図。
【図7】従来の装置の平面図で、緯糸がリードによって
織前まで前進した状態の図。
【図8】従来の装置の平面図で、リードが後進して緯糸
が緯糸探知器本体にからみついた状態の図。
【符号の説明】
2 経糸 4 緯糸探知器 6 キャッチコード糸 8 掛り具 10 緯糸案内面 12 掛り突出部 14 補助板 16 挿入孔 18 リード 20 緯糸 22 テンプル 24 切断機 26 キャッチコードツイスター

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 経糸(2)の耳部の一側に経糸探知器
    (4)とキャッチコード糸(6)が設置されている製織
    装置において、上記キャッチコード糸(6)の一側に、
    引掛り突出部(12)が形成されている掛り具(8)を
    締結固定し、掛り具(8)の前方に構成した補助板(1
    4)には掛り具(8)を嵌めることができる挿入孔(1
    6)を形成してなるウォータージェット織機用キャッチ
    コード糸の切断防止装置。
JP1997001783U 1996-08-17 1997-03-17 ウォータージェット織機用キャッチコード糸の切断防止装置 Expired - Lifetime JP3041518U (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR9625103 1996-08-17
KR1996-25103 1996-08-17

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3041518U true JP3041518U (ja) 1997-09-22

Family

ID=43176046

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