JP2639603B2 - 電動引箔における模様柄引揃え方法 - Google Patents

電動引箔における模様柄引揃え方法

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JP2639603B2
JP2639603B2 JP10216491A JP10216491A JP2639603B2 JP 2639603 B2 JP2639603 B2 JP 2639603B2 JP 10216491 A JP10216491 A JP 10216491A JP 10216491 A JP10216491 A JP 10216491A JP 2639603 B2 JP2639603 B2 JP 2639603B2
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熊雄 小倉
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NISHIJIN MARUKYO KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、織前に沿って前進させ
たヘラの先端部に織幅に合わせて切断した平箔糸を導び
きヘラの後退に伴って箔糸を緯入するようにした製織方
法、即ち引箔法に関するもので、図柄を正確に織物に表
現する場合に使用される。
【0002】
【従来技術とその問題点】この種の製織方法としては、
例えば特公昭54−33310号(特許第999316
号)公報で開示されたものが知られている。この製織技
術は表面に図柄を現したシート体を細幅に裁断して形成
した糸を一本ずつ電動式に経糸間に緯入するものであっ
て、織前で先端部に係止穴を形成したヘラを前進させ、
前記糸をヘラの係止穴へ臨ませてその一端を下方に配置
した把持部で摘み、係止穴に糸を引っ掛けた状態でヘラ
を後退させることにより、糸を裏返しながら緯入するよ
うになっている。
【0003】この場合、ヘラが前進した段階又はヘラが
後退して箔糸を開放する直前に一部の経糸又は耳部側に
配置したコハ糸を下ろして伏せ押さえを行い、箔糸が開
口した経糸間に導かれた際には箔糸自体が前記糸で挟持
され、適度のテンションが維持できるようになってい
る。
【0004】しかしながら、この方法では糸の幅方向で
の位置が耳部側で摘まれた位置によって決定されるた
め、糸が把持される長さの僅かの相違によって緯入され
た前後の緯糸同志でずれが発生して図柄が崩れ、繊細な
図柄や明確な輪郭を持つ図柄等を製織できない不都合が
ある。箔糸は一端部が把持部で摘まれて係止穴に糸を引
っ掛けて糸を裏返しながら緯入されるため、箔糸の表面
に傷を付けてしまうことが往々にして発生し、また凹凸
(部分的な盛り上がり)のある糸や可撓性の小さい糸を
緯入できない不都合もあった。
【0005】
【技術的課題】本発明は、織前に沿って前進させたヘラ
の先端部に織幅に合わせて切断した平箔糸を導びき、ヘ
ラの後退に伴って箔糸を緯入するようにした製織方法に
おいて、糸を反転させず且つ緯糸同志を揃えて緯入でき
るようにすることを課題としたものである。
【0006】
【技術的手段】この技術的課題を解決するための技術的
手段は、(イ)ヘラ先端部で箔糸の先端部を把持させて
これを後退させ、(ロ)耳部の外側で箔糸の後端部を検
知し、(ハ)これに同期してヘラの進路上で箔糸の後端
を拘持させると共にヘラに箔糸の先端部を開放させて
箔糸の前進を停止すること、である。
【0007】
【技術的手段の作用】箔糸は、ヘラの先端部に設けた把
持部に把持されるため、ヘラの後退に伴って先端側から
糸間に引き入れられ、糸は反転させられることはない。
ヘラによって緯入された箔糸は、耳部の外側で箔糸の後
端部が通過したことを検知される。糸の後端部が検知さ
れるのに同期してヘラの進路上で糸後端側拘持され箔
糸の先端部がヘラから開放されるため、緯入されている
箔糸の前進が停止させられる
【0008】ヘラが箔糸の先端部を開放する段階では従
来の方法と同様に糸が上下の糸の間に挟まれているた
、開放と同時或いは若干の遅れがあっても糸の後端側
は確実に拘持されることになる。 箔糸は検知体によって
検知された段階でその前進が停止させられるため、糸の
後端側は常時同じ位置で停止し、前後に緯入される箔糸
の位置を揃えることができる。この時、箔糸の後端側の
拘持と先端部の開放とが同時に行われるため、糸切れが
発生することはない。
【0009】
【本発明の効果】緯糸同志を揃えて緯入できる結果、裁
断前において表現されていた図柄をそのまま織物上に表
現でき、従来地模様風の図柄の製織に利用されていた電
動式引箔法を繊細な図柄にも利用できる利点がある。箔
糸は把持されない後端側を基準に揃えられるため、曲が
り癖が付く心配がなく引き揃えの精度を一層高められる
利点がある。本発明方法では箔糸を反転させないで緯入
できるため箔に無理な力が加わらず、接着された箔素材
同志が剥離することもない。更には、糸に凹凸があった
り厚肉で固いものであっても何らの支障なく緯入できる
利点もある。
【0010】
【実施例】次に、上記技術的手段に使用する装置例につ
いて、図面を参酌しながら説明する。第1図はヘラ1の
一部を断面で示した側面図である。ヘラ1の後端部は支
持部材11に固定してあり、支持部材11は図示しない
駆動手段と連動し、ヘラ1は織前に沿って往復運動をす
る。このヘラ1は全体を筒状に構成して軸方向に空洞2
を形成しており、先端部の上下の壁には孔3が形成して
あってこの孔3に箔糸10の先端部が導かれることにな
る。ヘラ1の先端部内側には遮蔽板5が配置してあっ
て、その後端部に固定した軸棒6を進退させることによ
って遮蔽板5が孔3を開閉し、孔3を閉塞した時に遮蔽
板5の先端部とヘラの開口縁4とで糸10を把持するこ
とになる。ヘラ1の後端部側壁には開口部7が形成して
あって、この開口部を利用して軸棒6の後端部が外側に
配置した押し子8とを連結している。
【0011】押し子8はその突起9と支持部材11に設
けた突起12との間にコイルバネ13を掛け渡して常時
後部方向に付勢してあり、遮蔽板5は外力を加えない限
り孔3を閉塞することはない。支持部材11には、略逆
L字形の揺動棒14がその屈曲部で枢着させてあり、そ
の一端は図示のごとく押し子8の後端側に添わせ、他端
はソレノイド15の可動軸16に係止させてある。
【0012】従って、ソレノイド15に電気信号を付与
して可動軸16を下降させると揺動棒14が押し子8を
前進させて遮蔽板5が孔3を閉塞し、可動軸16を上昇
させると遮蔽板5が孔3を開口させるため、ヘラ1の前
進後退のタイミングに合わせてソレノイド15に電気信
号を付与することによって箔糸10の把持、開放が行わ
れることになる。
【0013】第2図は、箔糸拘持装置20の斜視図であ
る。この装置は織機本体に固定されていて、箔糸10の
進行方向とは直角に凹溝22を形成した受け台21と凹
溝22の上方にこれと平行に配置した棒体25とで構成
している。この実施例では棒体25を逆L字形に構成し
てあり、その下端部は受け台21を固定させた支持台2
4内に臨ませ、支持台24内に収納している図示しない
ソレノイドの可動芯に固定している。
【0014】ヘラ1で把持された箔糸10は凹溝22と
棒体25との間を通って経糸間に導かれ、他方の耳部側
に達した段階で棒体25を下降させて凹溝22との間に
箔糸10の端部を拘持し、これに同調してヘラ1による
箔糸10の先端側の把持が解除される。箔糸の拘持機構
は、検知手段と連動して糸を拘持できるものであれば公
知のものを使用すれば良い。尚、箔糸10の端部の検知
手段については、従来から使用されている光電スイッチ
等をそのまま利用できるため説明を省略する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ヘラの一部を切り欠いた側面図。
【図2】糸拘持装置の斜視図。
【符号の説明】
1 ヘラ、3 孔、5 遮蔽板、6 軸棒、8 押し
子、10 箔糸、11 支持部材、13 コイルバネ、
14 揺動棒、15 ソレノイド、20 糸拘持装置、
21 拘持部、21 受け台、22 凹溝、24 支持
台、25 棒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−77644(JP,A) 特開 昭62−162049(JP,A) 特開 昭50−95562(JP,A) 特開 昭63−28941(JP,A) 実開 昭60−185676(JP,U) 実開 平2−51283(JP,U) 特公 昭54−33310(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】織前に沿って前進させたヘラの先端部に織
    幅に合わせて切断した平箔糸を導びき、ヘラの後退に伴
    って箔糸を緯入するようにした製織方法において、ヘラ
    先端部で箔糸の先端部を把持してこれを後退させ、耳部
    の外側で箔糸の後端部を検知し、これに同期してヘラの
    進路上で箔糸の後端を拘持させると共にヘラに箔糸の
    先端部を開放させて箔糸の前進を停止する模様柄引揃え
    方法。
JP10216491A 1991-02-05 1991-02-05 電動引箔における模様柄引揃え方法 Expired - Lifetime JP2639603B2 (ja)

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JPH05117936A JPH05117936A (ja) 1993-05-14
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