JP2630194B2 - 射出成形靴底の成形用金型 - Google Patents

射出成形靴底の成形用金型

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JP2630194B2
JP2630194B2 JP5057986A JP5798693A JP2630194B2 JP 2630194 B2 JP2630194 B2 JP 2630194B2 JP 5057986 A JP5057986 A JP 5057986A JP 5798693 A JP5798693 A JP 5798693A JP 2630194 B2 JP2630194 B2 JP 2630194B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、注入ゲート残材を切断
させることなく容易に除去でき、少なくとも1色以上の
靴底の射出成形に用いる射出成形靴底の成形用金型に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の射出成形靴底の成形用金
型では、モールド内で靴底成形材料が硬化した場合、図
6〜図7に示すように、注入ゲート残材60は、複数の
ランナー残材部分66を備えた棒状のボトムモールドゲ
ート残材部65と、その基端面に横方向へ接続した連結
部残材部分63を直線部残材部分62先端に設けたサイ
ドモールドゲート残材部61とで一体に形成するように
構成して射出成形することを特徴としていた。なお、注
入ゲート残材60は、図7に示すように、サイドモール
ドゲート残材部61とボトムモールドゲート残材部65
とを同一直線上に連結するとボトムモールドの降下によ
り両者が分断することは明らかなので、その分断防止策
として連結部残材部分63で緩和させるよう、これによ
り両ゲート残材部61、65を互いに横へずらした姿勢
で結合したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の靴底の射出成形用金型においては、前記分断
防止策が講じられているにかかわらず、ボトムモールド
ゲート残材を形成させるボトムモールドゲートの基端面
上縁がボトムモールド下降に際して剪断刃と同様の作用
をするため、注入ゲート残材が弾力性を有していても前
記連結部先端に亀裂、あるいは切込み疵を生じて破断の
原因となったり、さらに連結部の先端部分も圧縮される
が、圧力の逃げ場がないので千切れることもあるため、
ボトムモールドゲート残材がボトムモールドゲート内に
埋め込まれた形で残り手掛りが全く無いので、取出し困
難な状態を生じていた。
【0004】本発明は、このような従来技術の問題点を
背景になされたもので、ボトムモールドの下降に際して
注入ゲート残材が破断することなく、完全に一体の状態
を維持することができる形状の得られる構成とし、靴底
成形後にできるボトムモールド内のゲート残材を注入ゲ
ート内から極めて容易に取り出すことができる射出成形
靴底の成形用金型を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、胛被を吊り込
んだ本体ラストとサイドモールドとボトムモールドとを
組み合わせ、上記両モールドそれぞれに設けたゲートを
経由してボトムモールドの靴底対向面からの射出により
行う、少なくとも1色以上の靴底を射出成形する射出成
形靴底の成形用金型において、ボトムモールドの射出樹
脂ゲート基端部に切欠き部43を有し、該基端部に運通
するサイドモールドの射出樹脂ゲート先端部に突起用凹
所37を設けたことを特徴とする射出成形靴底の成形用
金型である。
【0006】
【作用】本発明の射出成形靴底の成形用金型において
は、靴底成形材料の硬化に伴いボトムモールドゲート残
材部の基端に舌片を形成するようにするため、ボトムモ
ールドゲートの基端の端面上縁に丸みをもたした切欠き
部43が形成されており、 この切欠き部に形成された舌
片57と、突起用凹部に形成され、垂設された突起54
が連結部分53を連設したサイドモールドゲートによる
直線部分52とボトムモールド残材部55と一体の射出
残材をなし、靴底射出成形時、ボトムモールド基端に形
成された切欠き部により形成された舌片の存在によって
剪断刃と同様の作用をしないため、射出残材の亀裂や切
り込み疵が生ずることがない。 また、垂設された突起
54の形成、同じく靴底射出成形時に、連結部に対す
るボトムモールド降下時の圧力を吸収して逃がすゆとり
があり、圧縮力を緩和するので連結部を破断させること
がない。これらにより、注入ゲート残材は一体の形状を
維持できるため、両サイドモールドが開いた後の取出し
は極めて簡単容易に行なえる。
【0007】
【実施例】本実施例の射出成形靴底の成形用金型は、図
1に示すように、本体ラスト10と、一組のサイドモー
ルド30、31およびボトムモールド40とから主要構
成されていて、靴底成形材料5が図外の射出成形機から
射出注入され靴底成形用空隙4へ導かれる注入ゲート2
0を備えており、この注入ゲート20は、サイドモール
ドゲート32とボトムモールドゲート41とからなる。
ところで、靴底3を射出成形するには、図1に示すよう
に、まず胛被2を吊り込んだ本体ラスト10が所定位置
まで降下したところで、サイドモールド30、31を両
側から閉じて胛被2の下端部周囲を把持させるとともに
ボトムモールド用嵌合穴35とサイドモールドゲート3
2の直線部孔33とを形成する。続いて、ボトムモール
ド40が上記嵌合穴35内を摺動しつつ上昇し、図2に
示すように、サイドモールド30、31の頂部内面36
にボトムモールド40の最上面44を当接することによ
り靴底形成用空隙4を形成し、かつボトムモールドゲー
ト41とサイドモールドゲート32とを連通させるの
で、注入ゲート20が完成する(図3〜図4も参照)。
そこで、射出成形機からの靴底成形材料5がサイドモー
ルドゲート32へ射出注入され、さらにボトムモールド
ゲート41へ進み、その靴底対向面45に開口した複数
のランナー42によって前記空隙4内に充填される。そ
して、硬化して形成された靴底3が胛被2に合体する一
方、注入ゲート20では本実施例の特徴とする図5に示
す形状の注入ゲート残材50が出来上がる。
【0008】この注入ゲート残材50は、ボトムモール
ドゲート残材部55の基端とサイドモールドゲート残材
部51先端とがその連結部分53により横にずれた形で
一体に結合したものである。注入された靴底成形材料5
の硬化に伴い、サイドモールドゲート残材部51は、前
記直線部孔33と連結部溝34とにより直線部残材部分
52と連結部分53とが一体に形成されたものであり、
またボトムモールドゲート残材部55は、複数のランナ
ー42を有するボトムモールドゲート41により作成さ
れるもので、複数のランナー残材部分56を備えてい
る。
【0009】特に、靴底成形材料5の硬化時には、ボト
ムモールドゲート41の基端面上縁が丸みをもたした切
欠き43を形成されているため、ボトムモールドゲー
ト残材部55の基端に舌片57を立設した形となり、ま
た一方のサイドモールド31の前記嵌合穴35に面する
連結部溝34の先端部分下方には突起用凹所37が刻設
されているため、連結部分53に突起54が垂設された
形状となる。この垂設された突起54は、例えば長さ1
5〜18mm、厚み6〜8mm、幅10mm程度であ
る。ちなみに、直線部残材部分52の直径はボトムモー
ルドゲート41の直径に相当する8mmであり、前記長
さはボトムモールドゲート41の直径にボトムモールド
40の上昇・下降のストローク10mmを加えた18m
mである。
【0010】ところで、成形靴1を脱型するには、まず
ボトムモールド40を所定位置まで降下させて(約10
mm)ランナー42が靴底3の底面から離脱してからサ
イドモールド30、31を開いたのち、本体ラスト10
を上昇させ成形靴1を取り外す。なお、サイドモールド
30、31を最初に開くと射出成形機からの圧力が靴底
3に加わっているので、成形靴1は急激に押し上げられ
靴底3の周縁を損傷することがあるため、ボトムモール
ド40の降下をサイドモールド30、31の開きに先立
って行うこととしている。
【0011】本実施例の射出成形靴底の成形用金型を用
いる靴底の射出成形方法においては、ボトムモールドゲ
ート残材部55の基端に舌片57を形成するようにする
ため、ボトムモールドゲート41の基端の端面上縁に丸
みをもたした切欠き43が形成されている。従って、
ボトムモールド40下降時に前記上縁は剪断刃と同様の
作用をしないため亀裂や切込み疵の生ずることがない。
また、連結部分53の先端部に垂設され突起54は、
結部分53に対するボトムモールド40降下時の圧力
を吸収して逃がすゆとりがあり、圧縮力を緩和するので
結部分53が破断することがない。これらにより、注
入ゲート残材50は、一体の形状を維持できるため、両
サイドモールド30、31が開いた後の取出しは、サイ
ドモールドゲート残材部51を把持して手作業あるいは
機械的に極めて簡単容易に行える。なお、前記垂設され
突起54は、ボトムモールド40上げ下げ調整位置の
ゆとりにもなっており、サイドモールドゲート32とボ
トムモールドゲート41とが連結するときのゆとりにな
る意味合いもある。
【0012】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明は、この実施例に必ずしも限定されることはなく、要
旨を逸脱しない範囲での設計変更などがあっても本発明
に含まれる。
【0013】
【発明の効果】本発明の射出成形靴底の成形用金型を用
いることにより、その成形工程中において注入ゲート残
材が、ボトムモールドゲート残材部の基端に舌片を立設
し、サイドモールドゲート残材部先端に突起を垂設でき
る構成を用いて行うため、破断の無い注入ゲート残材が
得られ、靴底成形後、1色あるいは多色を問わず注入ゲ
ートから極めて簡単容易に取り出せるので、生産性を著
しく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の射出成形靴底の成形用金型を
用いることにより靴底の射出成形をう初期状態を示す
模式図である。
【図2】本発明の実施例の射出成形靴底の成形用金型に
靴底成形材料を注入した状態を示す模式図である。
【図3】本発明の実施例の射出成形靴底の成形用金型
靴底成形材料を注入する前の状態を示す平面図である。
【図4】本発明の実施例の射出成形靴底の成形用金型
靴底成形材料を注入する前の状態を示す右側面図であ
る。
【図5】本発明の実施例における注入ゲート残材を示す
拡大斜視図である。
【図6】従来の射出成形靴底の成形用金型に靴底成形材
料を注入した状態を示す模式図である。
【図7】従来の射出成形靴底の成形用金型により成形さ
れた注入ゲート残材を示す拡大斜視図である。
【符号の説明】
2 胛被 3 靴底 10 本体ラスト 30 サイドモールド 31 サイドモールド 32 サイドモールドゲート37 突起用凹部 40 ボトムモールド 41 ボトムモールドゲート43 切欠き部 45 靴底対向面 50 注入ゲート残材 51 サイドモールド残材部 54 突起 55 ボトムモールド残材部 57 舌片

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 胛被を吊り込んだ本体ラストとサイドモ
    ールドとボトムモールドとを組み合わせ、上記両モール
    ドそれぞれに設けたゲートを経由してボトムモールドの
    靴底対向面からの射出により行う、少なくとも1色以上
    の靴底を射出成形する射出成形靴底の成形用金型におい
    て、ボトムモールドの射出樹脂ゲート基端部に切欠き部
    43を有し、該基端部に運通するサイドモールドの射出
    樹脂ゲート先端部に突起用凹所37を設けたことを特徴
    とする射出成形靴底の成形用金型。
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