JP2629538B2 - ドアガラスランのコーナ部成形方法 - Google Patents

ドアガラスランのコーナ部成形方法

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JP2629538B2
JP2629538B2 JP4308181A JP30818192A JP2629538B2 JP 2629538 B2 JP2629538 B2 JP 2629538B2 JP 4308181 A JP4308181 A JP 4308181A JP 30818192 A JP30818192 A JP 30818192A JP 2629538 B2 JP2629538 B2 JP 2629538B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドアガラスラン、特に
自動車のドアフレームに取付けられるドアガラスランの
コーナ部の成形方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3に示すようにドアフレーム10を有
する自動車ドア1では、ドアフレーム10の内周に沿っ
てドアガラスラン2が取付けられており、ドアガラス4
の昇降を案内するとともに、ドアガラス4が閉じられた
ときにその周縁をシールする役割をなしている。ドアガ
ラスラン2は一般にソリッドゴム材を押出成形して製造
されるが、ドアフレーム10のコーナ部C1 のような直
角状のコーナ部では、押出成形されたドアガラスラン2
を直角状に屈曲させることが困難であることから、直角
状に型成形したコーナ部材を介して押出成形のドアガラ
スラン2を接続している。
【0003】しかしながら、コーナ部C2 ,C3 のよう
な緩かなコーナ部では、押出成形のドアガラスランの背
面側にコーナ範囲の切欠きを形成し、ドアガラスランを
湾曲させて切欠き部にゴム材料を型成形で充填してコー
ナ部を成形している。即ち、図4に示すようなドアガラ
スランの場合、断面コ字形をなすドアガラスラン2の本
体部20の両側のシールリップ23やモールリップ24
を残し、本体部20の背面(底部)側にコーナ全域にわ
たる切欠き21を形成し、コーナ形状に曲げて金型にセ
ットし、切欠き21にゴム充填材3を注入してコーナ部
を成形している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のコー
ナ部成形方法における1つの問題は、切欠き21を有す
る部分をコーナ形状に湾曲させると、本体部20は外径
側全体が切欠かれているので不規則に変形して金型にセ
ットしにくくなり、また型閉めしたときにかみ込みが生
じる場合がある。特に、図4のドアガラスランのように
左右の長さが異るシールリップ23やモールリップ24
が残されると、コーナ形状に湾曲させたときに本体部2
0がねじれるように変形し、上記の不具合が顕著に現れ
る。更に1つの問題は、切欠き21への充填ゴム材とし
て注入時の材料流れをよくするために本体部20よりも
若干軟質のゴム材が用いられるので、成型後に本体部材
の形状復元力で直線に近づく方向へ形状が戻る。従って
この戻り量を考慮して金型形状を決定しなければならな
いという煩わしさがある。
【0005】そこで本発明は、コーナ部成形時、コーナ
形状に曲げたときに不規則な変形が少なく、かつ成形後
の形状の戻りが殆ど生じないドアガラスランのコーナ部
成形方法を提供することを課題としてなされたものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は図1(A),
(B)に示すように、ドアガラスラン2のコーナ部とな
るべき部分の本体部20の背面側に所定の間隔をおいて
複数の切込み22を形成し、切込み22を有する部分を
コーナ形状に湾曲させ、図1(C)に示すように湾曲に
伴って拡開された各切込み22に充填材3を充填する。
【0007】切込み22は、図例のように幅の狭い溝状
の切込みとしてもよく、また単にスリットを入れるのみ
でもよい。充填材3の充填は、常法によりドアガラスラ
ン2のコーナ形状に湾曲させた部分を金型にセットし、
各切込み22にゴム充填材3を注入して型成形する。
【0008】
【作用】ドアガラスラン2を湾曲させたとき、ドアガラ
スラン2の湾曲は各切込み22が拡開することにより吸
収されるから、ドアガラスラン2の断面形状に不規則な
変形は生じない。
【0009】また、本体部20の形状復元力により圧縮
される充填材3は従来のコーナ部に比べて著しく少量で
あるから、形状復元量は著しく少くなる。なお、各切込
み22が拡開するので、各切込み22間の本体部材には
テンションの残留は殆どなく、形状復元力が増加される
ことはない。
【0010】
【実施例】図1に本発明の実施例を示す。図1(C)に
示すようにドアガラスラン2は断面コ字形の本体部20
と、本体部20の開口側両端から対向方向に内方へ伸び
るシールリップ23と、上記両端から外側に反転するよ
うに伸びるモールリップ24を備えている。そして、ド
アガラスラン2は、同じく断面コ字形のドアフレーム1
0(図3)に、該ドアフレーム10の両側壁が本体部2
0の両側壁とモールリップ24との間に差込まれるよう
にして本体部20をドアフレーム10に嵌め入れること
により取付けられる。
【0011】ドアガラスラン2は図1(A)に示すよう
に、平板状に展開された断面形状に押出成形される。そ
して、ドアフレーム10のコーナ部C2 ,C3 (図1)
に沿う部分において、図1(A),(B)に示すように
背面側に所定の間隔をおいて複数の切込み22を形成す
る。各切込み22は、本体部20の底部と、両側壁のほ
ぼ半分を溝状に切欠くことにより形成される。モールリ
ップ24には切込みは形成されない。
【0012】次に切込み22を有する部分を図1(C)
に示すように切込み22側を外径としてコーナ形状に湾
曲させて図略の金型にセットする。この湾曲により外径
側の各切込み22は開口側が拡開された形状となる。そ
して、拡開された各切込み22に、本体部20のソリッ
ドゴムよりも若干軟質のソリッドゴム充填材3を注入充
填することによりドアガラスラン2のコーナ部が成形さ
れる。
【0013】しかして、このコーナ部成形方法において
は、ドアガラスラン2の湾曲は間隔をおいて形成した各
切込み22の拡開によりなされ、本体部20の断面形状
は切込み22以外の部分により保持されるから、本体部
20の断面形状が不規則に変形することはない。従って
作業性容易に金型にセットすることができ、また型閉め
したときにかみ込みが発生することはない。
【0014】成形後、コーナ部には形状復元力が作用
し、各切込み22の充填材3は圧縮されるが、コーナ部
の外径側全体が充填材で形成される従来のドアガラスラ
ンに比べ充填量は遙かに少ないから圧縮量も少なく、コ
ーナ形状の戻りは僅少であり、金型の形状設定が容易と
なる。なお、コーナ部を湾曲させるときに湾曲外径側に
作用するテンションは各切込み22の拡開により吸収さ
れ、各切込み22間の本体部材には応力は殆ど残留しな
いから、コーナ部成形後の形状復元力が従来のコーナ部
に比べて増大することはない。
【0015】図2は本発明の他の実施例を示すもので、
複数の切込み22の一部(または全部)の内径端にガラ
スラン長手方向への延長部22aを形成したことを特徴
とする。これにより、コーナ部形成後の湾曲形状の戻り
は更に少なくなる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明のドアガラス
ランのコーナ部成形方法によれば、ドアガラスランをコ
ーナ形状に湾曲させたときに断面形状が不規則に変形す
ることがなく、金型へのセット作業が容易であるととも
に正確な断面形状にコーナ部を成形することができる。
また、成形後の形状復元が少ないから、成形金型の設計
が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すもので、図1(A)は切
込みを形成したドアガラスランの平面図、図1(B)は
図1(A)のB−B線断面図、図1(C)は成形後のコ
ーナ部の斜視図である。
【図2】本発明の他の実施例により成形されたドアガラ
スランのコーナ部の斜視図である。
【図3】ドアガラスランが取付けられた自動車ドアの正
面図である。
【図4】従来の成形方法により成形されたドアガラスラ
ンのコーナ部の斜視図である。
【符号の説明】
1 自動車ドア 10 ドアフレーム 2 ドアガラスラン 22 切込み 3 充填材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面ほぼコ字形をなすドアガラスラン
    の、ドアフレームのコーナ部に沿って取付けられる部分
    の背面側に、所定の間隔をおいて複数の切込みを形成
    し、上記部分をドアフレームのコーナ部形状に湾曲さ
    せ、拡開された各切込みに充填材を充填することを特徴
    とするドアガラスランのコーナ部成形方法。
JP4308181A 1992-10-22 1992-10-22 ドアガラスランのコーナ部成形方法 Expired - Fee Related JP2629538B2 (ja)

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