JP2628845B2 - 米飯食品包装シート及び包装米飯食品 - Google Patents
米飯食品包装シート及び包装米飯食品Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、棒状巻寿司、切り分け
た巻寿司の１個、握り寿司等の米飯食品を包装する包装
シートに関し、包装シート自体に海苔等のシート状食品
を収容しており、包装を解くと、米飯食品にシート状食
品が直接に被さる包装シート及び該包装シートにて包装
した米飯食品に関するものである。
た巻寿司の１個、握り寿司等の米飯食品を包装する包装
シートに関し、包装シート自体に海苔等のシート状食品
を収容しており、包装を解くと、米飯食品にシート状食
品が直接に被さる包装シート及び該包装シートにて包装
した米飯食品に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、米飯食品を包装するために、図８
に示す矩形の包装シート(７)が提案されている(実公昭
６３−４０１５２号)。上記包装シート(７)は、矩形の
外フィルム(１)の両側縁に一対の内フィルム(２)(２)の
夫々一辺を熱溶着し、外フィルム(１)の幅方向の略中央
にて前記フィルム(２)(２)の内縁を重ね合わせ、外フィ
ルム(１)と内フィルム(２)との間に、シート状食品(３)
を挟んで形成される。外フィルム(１)には、幅方向の中
央部に長手方向の全長に亘って断続的な切込み線(５)が
施されている。
に示す矩形の包装シート(７)が提案されている(実公昭
６３−４０１５２号)。上記包装シート(７)は、矩形の
外フィルム(１)の両側縁に一対の内フィルム(２)(２)の
夫々一辺を熱溶着し、外フィルム(１)の幅方向の略中央
にて前記フィルム(２)(２)の内縁を重ね合わせ、外フィ
ルム(１)と内フィルム(２)との間に、シート状食品(３)
を挟んで形成される。外フィルム(１)には、幅方向の中
央部に長手方向の全長に亘って断続的な切込み線(５)が
施されている。
【０００３】上記包装シート(７)は、該シートの内面
に、三角おにぎり飯等の米飯食品を載せ、図９の如く、
該米飯食品(６)の両面にシートを被せ、シートの４隅耳
部を折り返して、シール片(図示せず)にて止める。米飯
食品(６)とシート状食品(３)との間には、内フィルム
(２)が介在しており、シート状食品(３)は直接に米飯食
品(６)に接することはなく、シート状食品(３)の湿気を
防止できる。
に、三角おにぎり飯等の米飯食品を載せ、図９の如く、
該米飯食品(６)の両面にシートを被せ、シートの４隅耳
部を折り返して、シール片(図示せず)にて止める。米飯
食品(６)とシート状食品(３)との間には、内フィルム
(２)が介在しており、シート状食品(３)は直接に米飯食
品(６)に接することはなく、シート状食品(３)の湿気を
防止できる。
【０００４】米飯食品(６)を食する際は、シール片を剥
がし、外フィルム(１)の切込み線(５)から、外フィルム
(１)を左右に引き裂く。外フィルム(１)が左右に２分さ
れると、該外フィルム(１)に接合された一対の内フィル
ム(２)(２)は、夫々分離した外フィルム(１)に引っ張ら
れ、シート状食品(３)と米飯食品(６)との間から滑り出
して米飯食品(６)から離れる。これによってシート状食
品(３)が米飯食品(６)に直接に被さる。
がし、外フィルム(１)の切込み線(５)から、外フィルム
(１)を左右に引き裂く。外フィルム(１)が左右に２分さ
れると、該外フィルム(１)に接合された一対の内フィル
ム(２)(２)は、夫々分離した外フィルム(１)に引っ張ら
れ、シート状食品(３)と米飯食品(６)との間から滑り出
して米飯食品(６)から離れる。これによってシート状食
品(３)が米飯食品(６)に直接に被さる。
【０００５】
【本発明が解決しようとする課題】上記の包装作業は包
装機にて自動包装されるが、この包装の際、包装シート
の米飯食品(６)の中央部に被さる部分には引張り力が作
用し、シートの中央部に施された断続的な切込み線(５)
から外フイルム(１)が破れることがあり、又、破れなく
とも切込み線(５)が開き気味となって、外気が侵入し易
くなり、シート状食品を短時間で湿気させる問題があっ
た。本発明は、上記問題を解決できる米飯食品用包装シ
ート及び包装米飯食品を明らかにするものである。
装機にて自動包装されるが、この包装の際、包装シート
の米飯食品(６)の中央部に被さる部分には引張り力が作
用し、シートの中央部に施された断続的な切込み線(５)
から外フイルム(１)が破れることがあり、又、破れなく
とも切込み線(５)が開き気味となって、外気が侵入し易
くなり、シート状食品を短時間で湿気させる問題があっ
た。本発明は、上記問題を解決できる米飯食品用包装シ
ート及び包装米飯食品を明らかにするものである。
【０００６】
【課題を解決する手段】本発明の包装シート(４)は、矩
形の外フィルム(１)の１組の対向する側縁に一対の内フ
ィルム(２)(２)を接合し、内フィルム(２)(２)の互いの
内縁を重ね合わせ、外フィルム(１)と内フィルム(２)と
の間にシート状食品(３)を挟んだ米飯食品包装シートに
於て、内フィルム(２)と外フイルム(１)の接合部(41)(4
1)の内側には該接合部に接近して断続的に切込み線(５)
(５)が施されており、切込み線(５)(５)は外フィルム
(１)と内フィルム(２)を貫通している。
形の外フィルム(１)の１組の対向する側縁に一対の内フ
ィルム(２)(２)を接合し、内フィルム(２)(２)の互いの
内縁を重ね合わせ、外フィルム(１)と内フィルム(２)と
の間にシート状食品(３)を挟んだ米飯食品包装シートに
於て、内フィルム(２)と外フイルム(１)の接合部(41)(4
1)の内側には該接合部に接近して断続的に切込み線(５)
(５)が施されており、切込み線(５)(５)は外フィルム
(１)と内フィルム(２)を貫通している。
【０００７】本発明の包装米飯食品は、上記包装シート
(４)によって、棒状巻寿司、切り分けた巻寿司の１個、
握り寿司等の米飯食品(６)が、内フィルム(２)を内側に
し且つ包装シートの両接合部(41)(41)が米飯食品(６)の
側方に食み出た耳部(40)(40)となる様に、合わせ包みさ
れて耳部(40)(40)がそれぞれ熱溶着等によって閉じられ
ており、米飯食品(６)のシート耳部(40)(40)との対向面
上に折り重なったシート部分(43)に切込み線(５)(５)が
位置している。
(４)によって、棒状巻寿司、切り分けた巻寿司の１個、
握り寿司等の米飯食品(６)が、内フィルム(２)を内側に
し且つ包装シートの両接合部(41)(41)が米飯食品(６)の
側方に食み出た耳部(40)(40)となる様に、合わせ包みさ
れて耳部(40)(40)がそれぞれ熱溶着等によって閉じられ
ており、米飯食品(６)のシート耳部(40)(40)との対向面
上に折り重なったシート部分(43)に切込み線(５)(５)が
位置している。
【０００８】
【作用及び効果】上記包装シート(１)にて米飯食品を包
装するには、食品の長手方向の両端がシートの両側の接
合部(41)(41)に向く様に、シートの内フィルム(２)(２)
上に載せ、シートの接合部(41)(41)と直交するシートの
端部が重なる様に、合わせ包みして接合部(41)(41)を米
飯食品(６)の両側へ突出させて耳部(40)(40)とする。耳
部(40)(40)の夫々重なり部を熱溶着して閉じる。米飯食
品(６)とシート状食品(３)との間には、内フィルム(２)
が介在しており、包装状態において、シート状食品(３)
は米飯食品(６)に接触せず、シート状食品が湿気ること
は防止される。
装するには、食品の長手方向の両端がシートの両側の接
合部(41)(41)に向く様に、シートの内フィルム(２)(２)
上に載せ、シートの接合部(41)(41)と直交するシートの
端部が重なる様に、合わせ包みして接合部(41)(41)を米
飯食品(６)の両側へ突出させて耳部(40)(40)とする。耳
部(40)(40)の夫々重なり部を熱溶着して閉じる。米飯食
品(６)とシート状食品(３)との間には、内フィルム(２)
が介在しており、包装状態において、シート状食品(３)
は米飯食品(６)に接触せず、シート状食品が湿気ること
は防止される。
【０００９】然も、シートの切込み線(５)(５)は耳部(4
0)(40)側に接近して施されているため、包装状態では米
飯食品(６)のシート耳部(40)(40)に対向する面に被さる
シート部分(43)に切込み線(５)(５)が位置するため、例
え切込み線(５)(５)から空気が入り込んでも、米飯食品
(６)の前後面に被さったシート状食品(３)側へ回りこみ
難くく、従来の様に包装シートの中央部に切込み線(５)
を施した場合の様に、切込み線(５)から流入した空気に
よってシート状食品(３)を湿気させることを抑えること
ができる。
0)(40)側に接近して施されているため、包装状態では米
飯食品(６)のシート耳部(40)(40)に対向する面に被さる
シート部分(43)に切込み線(５)(５)が位置するため、例
え切込み線(５)(５)から空気が入り込んでも、米飯食品
(６)の前後面に被さったシート状食品(３)側へ回りこみ
難くく、従来の様に包装シートの中央部に切込み線(５)
を施した場合の様に、切込み線(５)から流入した空気に
よってシート状食品(３)を湿気させることを抑えること
ができる。
【００１０】米飯食品(６)を食する際は、シートの両耳
部(40)(40)を引っ張って切込み線(５)(５)から耳部(40)
(40)を千切り取る。切込み線(５)(５)は外フィルム(１)
と内フィルム(２)に貫通して施されているため、切込み
線(５)(５)から外側を簡単に千切り取ることが出来る。
次に、外フィルム(１)を剥がし、更に、両内フィルム
(２)(２)を側方に引っ張って米飯食品(６)とシート状食
品(３)の間から抜き出す。シート状食品(３)は直に米飯
食品(６)に被さる。
部(40)(40)を引っ張って切込み線(５)(５)から耳部(40)
(40)を千切り取る。切込み線(５)(５)は外フィルム(１)
と内フィルム(２)に貫通して施されているため、切込み
線(５)(５)から外側を簡単に千切り取ることが出来る。
次に、外フィルム(１)を剥がし、更に、両内フィルム
(２)(２)を側方に引っ張って米飯食品(６)とシート状食
品(３)の間から抜き出す。シート状食品(３)は直に米飯
食品(６)に被さる。
【００１１】本発明の包装フィルム(４)は、断続的な切
込み線(５)(５)を包装シート(４)の両側縁の接合部(41)
(41)に接近して設けているため、包装状態では、切込み
線(５)(５)は、米飯食品(６)から食み出た耳部(40)(40)
に位置し、この耳部(40)(40)となる部分には自動包装の
際に、然程引張り力は作用せず、包装途上で切込み線
(５)(５)からシートが千切れることはない。
込み線(５)(５)を包装シート(４)の両側縁の接合部(41)
(41)に接近して設けているため、包装状態では、切込み
線(５)(５)は、米飯食品(６)から食み出た耳部(40)(40)
に位置し、この耳部(40)(40)となる部分には自動包装の
際に、然程引張り力は作用せず、包装途上で切込み線
(５)(５)からシートが千切れることはない。
【００１２】
【実施例】図４、図５に示す様に、棒状米飯を食べやす
い大きさに切り分け、その１個づづを包装するための包
装シート(４)について説明する。この場合、切り分けた
１個を米飯食品(６)と呼ぶ。米飯食品(６)の外形は円又
は正方形に近く、実施例では円とする。米飯食品(６)の
中央部に具(61)が入っているが、包装前の米飯食品(６)
の外周面には海苔巻き寿司の様な海苔は被さっていな
い。
い大きさに切り分け、その１個づづを包装するための包
装シート(４)について説明する。この場合、切り分けた
１個を米飯食品(６)と呼ぶ。米飯食品(６)の外形は円又
は正方形に近く、実施例では円とする。米飯食品(６)の
中央部に具(61)が入っているが、包装前の米飯食品(６)
の外周面には海苔巻き寿司の様な海苔は被さっていな
い。
【００１３】包装シート(４)の外フィルム(１)は、短辺
が米飯食品(６)の直径の１.５〜２倍の長さ、長辺が米
飯食品(６)の直径の３〜３.５倍の長さの矩形を呈して
いる透明フィルムである。内フィルム(２)(２)は、短辺
が外フィルム(１)の短辺よりも少し長く、長辺が外フィ
ルム(１)の長辺と同じ長さの矩形に形成されている。内
フィルム(２)(２)は、米飯に対してすべり易く、且つ防
湿性に優れた透明又は半透明フィルムである。
が米飯食品(６)の直径の１.５〜２倍の長さ、長辺が米
飯食品(６)の直径の３〜３.５倍の長さの矩形を呈して
いる透明フィルムである。内フィルム(２)(２)は、短辺
が外フィルム(１)の短辺よりも少し長く、長辺が外フィ
ルム(１)の長辺と同じ長さの矩形に形成されている。内
フィルム(２)(２)は、米飯に対してすべり易く、且つ防
湿性に優れた透明又は半透明フィルムである。
【００１４】外フィルム(１)の長手方向の両側縁に、各
内フィルム(２)(２)の長手方向の側縁を重ねて、長手方
向に沿う側縁を１５mm程度の幅で全長に亘って熱溶着
し、内フィルム(２)(２)の内端縁を重ねる。
内フィルム(２)(２)の長手方向の側縁を重ねて、長手方
向に沿う側縁を１５mm程度の幅で全長に亘って熱溶着
し、内フィルム(２)(２)の内端縁を重ねる。
【００１５】外フィルム(１)と内フィルム(２)(２)との
間に、シート状海苔等のシート状食品(３)を収容する。
シート状食品(３)は、米飯食品(６)の一辺が米飯食品
(６)の１〜１.５の矩形に形成されている。内フィルム
(２)(２)は、米飯に対してすべり易く、且つ防湿性に優
れたフィルムにて形成されている。
間に、シート状海苔等のシート状食品(３)を収容する。
シート状食品(３)は、米飯食品(６)の一辺が米飯食品
(６)の１〜１.５の矩形に形成されている。内フィルム
(２)(２)は、米飯に対してすべり易く、且つ防湿性に優
れたフィルムにて形成されている。
【００１６】上記包装シート(４)は、図４の如く、包装
シート(７)の内面の長手方向の略中央部に、米飯食品
(６)を載せ、シートの短手方向の両端部が重なる様に、
合わせ包みし、包装シートの両接合部(41)(41)を米飯食
品(６)の側方に食み出させて耳部(40)(40)となす。この
耳部(40)(40)をそれぞれ熱溶着等によって閉じる。
シート(７)の内面の長手方向の略中央部に、米飯食品
(６)を載せ、シートの短手方向の両端部が重なる様に、
合わせ包みし、包装シートの両接合部(41)(41)を米飯食
品(６)の側方に食み出させて耳部(40)(40)となす。この
耳部(40)(40)をそれぞれ熱溶着等によって閉じる。
【００１７】包装シート(４)内のシート状食品(３)は、
米飯食品(６)の後面と上下面に内フィルム(２)(２)を介
して間接的に被さるが前面には被さらぬ様に、包装シー
ト内でその収容位置が予め決定され、必要に応じて外フ
ィルム(１)と内フィルム(２)(２)を弱い接合力で簡単に
剥がれるスポット熱溶着(42)を施して、シート状食品
(３)の位置ずれ防止を画ることができる。上記包装状態
では、切込み線(５)(５)は、米飯食品(６)のシート耳部
(40)(40)との対向面上に折り重なったシート部分(43)に
位置する。
米飯食品(６)の後面と上下面に内フィルム(２)(２)を介
して間接的に被さるが前面には被さらぬ様に、包装シー
ト内でその収容位置が予め決定され、必要に応じて外フ
ィルム(１)と内フィルム(２)(２)を弱い接合力で簡単に
剥がれるスポット熱溶着(42)を施して、シート状食品
(３)の位置ずれ防止を画ることができる。上記包装状態
では、切込み線(５)(５)は、米飯食品(６)のシート耳部
(40)(40)との対向面上に折り重なったシート部分(43)に
位置する。
【００１８】然して、米飯食品(６)とシート状食品(３)
との間には、内フィルム(２)が介在しており、包装状態
において、シート状食品(３)は米飯食品(６)に接触せ
ず、シート状食品が湿気ることは防止される。然も、シ
ートの切込み線(５)(５)は耳部(40)(40)側に接近して施
されているため、包装状態では米飯食品(６)のシート耳
部(40)(40)に対向する面に被さるシート部分(43)に切込
み線(５)(５)が位置するため、例え切込み線(５)(５)か
ら空気が入り込んでも、米飯食品(６)の前後面に被さっ
たシート状食品(３)側へ回りこみ難く、従来の様に包装
シートの中央部に切込み線(５)を施した場合の様に、切
込み線(５)から流入した空気によってシート状食品(３)
を湿気させることを抑えることができる。
との間には、内フィルム(２)が介在しており、包装状態
において、シート状食品(３)は米飯食品(６)に接触せ
ず、シート状食品が湿気ることは防止される。然も、シ
ートの切込み線(５)(５)は耳部(40)(40)側に接近して施
されているため、包装状態では米飯食品(６)のシート耳
部(40)(40)に対向する面に被さるシート部分(43)に切込
み線(５)(５)が位置するため、例え切込み線(５)(５)か
ら空気が入り込んでも、米飯食品(６)の前後面に被さっ
たシート状食品(３)側へ回りこみ難く、従来の様に包装
シートの中央部に切込み線(５)を施した場合の様に、切
込み線(５)から流入した空気によってシート状食品(３)
を湿気させることを抑えることができる。
【００１９】米飯食品(６)の前面にはシート状食品(３)
は被さっておらず、透明な外フィルム(１)及び内フィル
ム(２)を通して米飯食品(６)の具(61)が見えるため、包
装を解かずに具の種類を目で見て確認でき、購買意欲を
高めることができる。
は被さっておらず、透明な外フィルム(１)及び内フィル
ム(２)を通して米飯食品(６)の具(61)が見えるため、包
装を解かずに具の種類を目で見て確認でき、購買意欲を
高めることができる。
【００２０】米飯食品(６)を食する際は、シートの両耳
部(40)(40)を引っ張って切込み線(５)(５)から耳部(40)
(40)を千切り取る。切込み線(５)(５)は外フィルム(１)
と内フィルム(２)に貫通して施されているため、切込み
線(５)(５)から外側を簡単に千切り取ることが出来る。
次に、外フィルム(１)を剥がし、更に、両内フィルム
(２)(２)を側方に引っ張って米飯食品(６)とシート状食
品(３)の間から抜き出す。シート状食品(３)は直に米飯
食品(６)に被さる。
部(40)(40)を引っ張って切込み線(５)(５)から耳部(40)
(40)を千切り取る。切込み線(５)(５)は外フィルム(１)
と内フィルム(２)に貫通して施されているため、切込み
線(５)(５)から外側を簡単に千切り取ることが出来る。
次に、外フィルム(１)を剥がし、更に、両内フィルム
(２)(２)を側方に引っ張って米飯食品(６)とシート状食
品(３)の間から抜き出す。シート状食品(３)は直に米飯
食品(６)に被さる。
【００２１】本発明の包装フィルムは、断続的な切込み
線(５)(５)を包装シート(４)の両側縁の接合部(41)(41)
に接近して設けているため、包装状態では、切込み線
(５)(５)は、米飯食品(６)から食み出た耳部(40)(40)に
位置し、この耳部(40)(40)には自動包装の際に、然程引
張り力は作用せず、包装途上で切込み線(５)(５)からシ
ートが千切れることはない。
線(５)(５)を包装シート(４)の両側縁の接合部(41)(41)
に接近して設けているため、包装状態では、切込み線
(５)(５)は、米飯食品(６)から食み出た耳部(40)(40)に
位置し、この耳部(40)(40)には自動包装の際に、然程引
張り力は作用せず、包装途上で切込み線(５)(５)からシ
ートが千切れることはない。
【００２２】図６は、棒状飯(60)を切り分けずにその儘
の状態で包装した実施例を示しており、図７は、上面に
具(61)を載せた握り寿司を包装した実施例を示してい
る。包装シート(４)の大きさは、包装すべき米飯食品
(６)に合わせて変えねばならないが、何れの場合も、米
飯食品(６)の両端の外側に、外フィルムと内フィルムの
接合部(41)(41)が位置して耳部(40)(40)となっており、
切込み線(５)(５)は、米飯食品(６)のシート耳部(40)(4
0)との対向面上に折り重なったシート部分(43)に位置し
ており、前記と同様の効果を有している。
の状態で包装した実施例を示しており、図７は、上面に
具(61)を載せた握り寿司を包装した実施例を示してい
る。包装シート(４)の大きさは、包装すべき米飯食品
(６)に合わせて変えねばならないが、何れの場合も、米
飯食品(６)の両端の外側に、外フィルムと内フィルムの
接合部(41)(41)が位置して耳部(40)(40)となっており、
切込み線(５)(５)は、米飯食品(６)のシート耳部(40)(4
0)との対向面上に折り重なったシート部分(43)に位置し
ており、前記と同様の効果を有している。
【００２３】尚、図７の実施例で、具(61)の部分にシー
ト状食品(図示せず)が被さらぬ様に、シート状食品の大
きさ、その収容位置を決めれば、包装を解いたときに、
軍艦巻きの姿にすることができる。
ト状食品(図示せず)が被さらぬ様に、シート状食品の大
きさ、その収容位置を決めれば、包装を解いたときに、
軍艦巻きの姿にすることができる。
【００２４】図１０は、本発明の包装シートの他の実施
例を分解して示しており、内フィルム(２)(２)は、図１
の実施例とは、９０゜反転した位置にて重なっている。
図１０おいて、斜線を施した部分が、外フィルム(１)と
内フィルム(２)(２)の接合部となる部分である。断続的
な線は、外フィルム(１)と内フィルム(２)(２)を接合し
てから施す切込み線(５)(５)となるべき線である。図１
０の実施例も前記同様の効果を奏することができる。
例を分解して示しており、内フィルム(２)(２)は、図１
の実施例とは、９０゜反転した位置にて重なっている。
図１０おいて、斜線を施した部分が、外フィルム(１)と
内フィルム(２)(２)の接合部となる部分である。断続的
な線は、外フィルム(１)と内フィルム(２)(２)を接合し
てから施す切込み線(５)(５)となるべき線である。図１
０の実施例も前記同様の効果を奏することができる。
【図１】包装シートを分解した状態の斜面図である。
【図２】包装シートの斜面図である。
【図３】包装シートの断面図である。
【図４】包装状態の斜面図である。
【図５】包装状態の断面図である。
【図６】棒状米飯食品の包装状態の斜面図である。
【図７】握り寿司の包装状態の斜面図である。
【図８】従来例の包装シートの斜面図である。
【図９】従来例の包装米飯食品の斜面図である。
【図１０】他の実施例の包装シートの分解斜面図であ
る。
る。
【符号の説明】 (１) 外フィルム (２) 内フィルム (３) シート状食品 (４) 包装シート (40) 耳部 (41) 接合部 (５) 切込み線 (６) 米飯食品
Claims (2)
- 【請求項１】 矩形の外フィルム(１)の１組の対向する
側縁に一対の内フィルム(２)(２)を接合し、内フィルム
(２)(２)の互いの内縁を重ね合わせ、外フィルム(１)と
内フィルム(２)との間にシート状食品(３)を挟んだ米飯
食品包装シートに於て、内フィルム(２)と外フイルム
(１)の接合部(41)(41)の内側には該接合部に接近して断
続的に切込み線(５)(５)が施されており、切込み線(５)
(５)は外フィルム(１)と内フィルム(２)を貫通している
ことを特徴とする米飯食品包装シート。 - 【請求項２】 矩形の外フィルム(１)の１組の対向する
側縁に一対の内フィルム(２)(２)を接合し、内フィルム
(２)(２)の互いの対向辺を重ね合わせ、外フィルム(１)
と内フィルム(２)との間にシート状食品(３)を挟み、外
フィルム(１)と内フィルム(２)の接合部(41)(41)の内側
には各接合部(41)(41)に接近して外フィルム(１)と内フ
ィルム(２)に貫通して断続的に切込み線(５)(５)が施さ
れている包装シート(４)にて、棒状巻寿司、切り分けた
巻寿司の１個、握り寿司等の米飯食品(６)が、内フィル
ム(２)を内側にし且つ包装シートの両接合部(41)(41)が
米飯食品(６)の両側に食み出た耳部(40)(40)となる様
に、合わせ包みされて耳部(40)(40)がそれぞれ熱溶着等
によって閉じられており、米飯食品(６)のシート耳部(4
0)(40)との対向面上に折り重なったシート部分(43)に切
込み線(５)(５)が位置している包装米飯食品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6321858A JP2628845B2 (ja) | 1994-12-26 | 1994-12-26 | 米飯食品包装シート及び包装米飯食品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6321858A JP2628845B2 (ja) | 1994-12-26 | 1994-12-26 | 米飯食品包装シート及び包装米飯食品 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08173068A JPH08173068A (ja) | 1996-07-09 |
| JP2628845B2 true JP2628845B2 (ja) | 1997-07-09 |
Family
ID=18137211
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6321858A Expired - Fee Related JP2628845B2 (ja) | 1994-12-26 | 1994-12-26 | 米飯食品包装シート及び包装米飯食品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2628845B2 (ja) |
-
1994
- 1994-12-26 JP JP6321858A patent/JP2628845B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08173068A (ja) | 1996-07-09 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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