JP2628673B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP2628673B2
JP2628673B2 JP1980888A JP1980888A JP2628673B2 JP 2628673 B2 JP2628673 B2 JP 2628673B2 JP 1980888 A JP1980888 A JP 1980888A JP 1980888 A JP1980888 A JP 1980888A JP 2628673 B2 JP2628673 B2 JP 2628673B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、不揮発性の半導体記憶装置に関するもので
あり、特に、電界効果トランジスタの情報書き込み時及
び情報消去時共にしきい値電圧が正であり、かつ電荷蓄
積部が情報の書き込み時では負となり情報の消去時では
実質的に正となるようにした不揮発性の半導体記憶装置
に関するものである。
〔従来技術〕
不揮発性メモリの一つとして、EEPROM(Electrically
Erasable and Programmable ROM)があり、これのメモ
リセルを、フローティングゲート電極とコントロールゲ
ート電極を有する1個のMISFETで構成しフローティング
ゲート下のゲート絶縁膜を150Å以下の薄い酸化膜とし
た技術が、1885年 アイ イー ディ エム,テクニカ
ル ダイジェストp616〜619(IEDM Tech.Digest 1985 p
p468〜471)に記載されている。このメモリセルの情報
の書き込みは、コントロールゲート電極に14ボルト
[V]、ドレインに5ボルト[V]、ソースに0ボルト
[V]を印加し、ドレイン電流を流すことにより、トレ
イン端でホットエレクトロンを発生させ、このホットエ
レクトロンをフローティングゲート電極に注入して行
う。一方、情報の消去は、ソースに14[V]、ドレイン
及びコントロールゲート電極のそれぞれに0[V]を印
加して、フローティングゲート電極中のエレクトロンを
基板中に放出することにより行う。
また、前記従来のEEPROMは、第22図(W1,W2はワード
線、Sは接地線、Dはデータ線、VGSはスイッチング電
圧、VGMは書き込み電圧、VDDは電源電圧である)に示す
ように、1ビット当りメモリ素子Qmとスイッチ用MOS素
子Qsの2素子で構成されている。
そして、読出し動作時には、例えば、VGM=0
[V]、VGS=0又は5[V]、VDD=2[V]となり、
書き込み状態ではしきい値電圧Vthは5[V]よりも大
きくなっており、消去状態ではしきい値電圧Vthは1V程
度に設定される。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、本発明者の検討によれば、前記従来の
EEPROMにおいては、書き込み状態ではしきい値電圧Vth
が5[V]よりも大きくなっており、消去状態ではしき
い値電圧Vthは1[V]程度であるため、情報の保持時
に薄いゲート絶縁膜にかかる電界の強度が大きくなり、
情報(電荷)の保持が困難になると共に、情報の書き込
み及び消去動作が遅いという問題があった。
また、前記従来のEEPROMでは、第22図に示すように、
1セル(1ビット)当りメモリ素子Qmとスイッチ用MOS
素子Qsの2素子で構成されているため、高集積化を図る
ことが困難であるという問題があった。
また、スイッチ用MOS素子Qsが1セル当り1個設けら
れているため、その部分だげ抵抗分が大きいため、さら
に高速化を図ることが困難であるという問題があった。
また、スイッチ用MOS素子Qsが1セル当り1個設けら
れているため、その部分だけ構造が複雑となるという問
題があった。
本発明の目的は、情報の保持状態の電界の強度を低く
して情報の保持を容易にし、かつ、情報の書き込み及び
消去を容易にすることができる技術を提供することにあ
る。
本発明の他の目的は、情報の読み出し速度の高速化を
図ることができる技術を提供することにある。
本発明の他の目的は、高集積化を図ることができる技
術を提供することにある。
本発明の他の目的は、半導体装置の製造プロセスを簡
単にすることができる技術を提供することにある。
本発明は前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、
本明細書の記述及び添付図面によって明らかになるだろ
う。
〔課題を解決するための手段〕
本願において開示される発明のうち、代表的なものの
概要を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
すなわち、電気的に情報の書き込み及び消去が可能な
電界効果トランジスタからなるメモリセルを有する不揮
発性の半導体記憶装置において、電荷蓄積部の電荷がゼ
ロの時のしきい値電圧を、情報書き込み時のしきい値電
圧例えば5[V]と、情報消去時のしきい値電圧例えば
1[V]の間に更に理想的にはそれらの中間3[V]に
設定したものである。
〔作用〕
前述した理想的な手段によれば、情報書き込み時及び
情報消去時において、フローティングゲートと半導体基
板の間の電位差を等しくすることができる。そのため、
フローティングゲートと半導体基板間の薄いゲート酸化
膜にかかる電界の強度が低くなり、情報保持状態時の電
界が緩和され、電荷がフローティングゲート電極に保持
し易くなる。これにより、情報書き込み及び消去を容易
にすることができる。
また、情報書き込み時と消去時では電荷が逆の極性で
フローティングゲート電極に入ることにより、書き込み
時のホットエレクトロンが注入し易くなるので、書き込
み特性を向上することができる。
また、1メモリセルを1個のMISFETで構成できるの
で、情報の読み出し速度を速くすることができる。
〔発明の原理〕
本発明の原理について簡単に説明する。
フローティングゲート電極とコントロールゲート電極
を有するEEPROMにおいて、フローティングゲートFGの電
位VFは、式(1)で表わされる。
式(1)及び第24図において、C1は、フローティング
ゲートFGとチャネルCNとの間の容量、C2はコントロール
ゲートCGとの間の容量、VGはコントロールゲートOGの電
位、QはフローティングゲートFGに蓄積された電荷であ
る。
そして、本発明のEEPROMにおいては、消去時のコント
ロールゲートCGから見たしきい値電圧Vthmを設定する場
合、ゲート酸化膜にかかる電界を緩和して書き込み後の
電荷保持をし易くしたことを主な特徴とする。
すなわち、第21図に示す容量C1を決定するゲート酸化
膜(膜厚toxl:100[Å]〜150[Å])にかかる電界をE
oxl、容量C2を決定する層間酸化膜(膜厚tox2:200
[Å]〜300[Å])にかかる電界をEox2とすると、電
荷保持状態時の電界Eoxlは次のようになる。
例えば、初期条件をVthm0(Q=0)=3[V]、書
き込み後のV=thmw=5[V]、消去後のVthme=1
[V]とする。
書き込み状態では、フローティングゲートFGに電子が
蓄積されているので電荷が“−Q"となり、消去状態で
は、FGから過剰の電子が放出されているので、フローテ
ィングゲートFGの電荷が“+Q"となる。
そして、書き込み状態における電界Eoxlは式(2)の
ようになる。
また、消去状態における電界Eoxl(3)のようにな
る。
このような電界Eoxlは、フローティングゲートFGの電
荷は、書き込み時と消去時とは同じで極性が逆になるよ
うにメモリセルのしきい値電圧Vthを設定するので、書
き込み時のフローティングゲートの電荷はEPROMの場合
の1/2となり、電荷保持状態における電界を低くする
(緩和する)ことができる。
前記しきい値電圧Vthの設定は、例えば、初期条件が
Q=0のとき、Vthm0=3[V]とすると、書き込み時
においては、Vthmw≧5[V]、Vthmw−Vthm0≧2
[V]になるようにし、消去時においては、Vthme≒1
[V]、Vthme−Vthm0≒−2[V]となるようにする。
そして、前記メモリセルのしきい値電圧Vthを変える
方法としては、通常のチャネルドープ又はトレインある
いはソース側からのイオン注入あるいはゲート電極の仕
事関数を変えることによって行う。
また、本発明においては、第20図(Wはワード線、S
は接地線、Dはデータ線、VGMは書き込み電圧、VDDは電
源電圧である)に示すように、1ビット当りメモリ素子
Qmで構成されている。
そして、読出し動作時には、例えば、VGM=5
[V]、VD=2[V]となり、書き込み時ではしきい値
電圧Vthは5[V]以上(Vth>5[V])となってお
り、消去状態ではしきい値電圧Vthはほぼ1[V]とな
っている。
すなわち、本発明ではQ=0とのきのしきい値電圧Vt
hm0は、1[V]<Vth<5[V]に設定されるが、コン
トロールゲートCGから見たしきい値Vthmが次式(4)の
ような値が最も好ましい。
Vthm=1/2(Vthmw+Vthme)・・・(4) 前述のように、電界効果トランジスタの情報書き込み
時及び情報消去時共にしきい値電圧が正であり、かつ電
荷蓄積部の電位が情報の書き込み時では負となり情報の
消去時では実質的に正となるようにしたことにより、書
き込み時と消去時の電界をほぼ同じにすることができる
ので、フローティングゲート電極にかかる電界が低くな
り、情報保持状態時の電界が緩和され、電荷がフローテ
ィングゲート電極に保持し易くなる。これにより、書き
込み及び消去を容易にすることができる。
また、書き込み時と消去時では電荷が逆の極性でフロ
ーティングゲート電極に入ることにより、書き込み時の
ホットエレクトロンが入り易くなるので、書き込み特性
を向上することができる。
また、メモリセルを1個のMISFETで構成できるので、
情報の読み出し速度を速くすることができる。また、集
積度を向上することができる。
〔発明の実施例〕
以下、前述した本発明の原理に基づいた一実施例を図
面を用いて具体的に説明する。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機
能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明
は省略する。
〔実施例1〕 第1図は、本発明の実施例IのEEPROMのメモリセルア
レイの回路図である。
第1図において、16はXデコーダ、17はYデコーダ、
23は書き込み・消去コントロール回路、24は書き込み消
去回路、25はセンスアンプである。Xデコーダ16からは
ワード線WLが、Yデコーダ17からはデータ線DLがそれぞ
れ延びている。Qmはメモリセルであり、フローティング
ゲート電極5とコントロールゲート電極7を有するMISF
ETからなっている。メモリセルQmは、それぞれのワード
線WLとデータ線DLの交差部に配置され、図示したように
接続してある。SLは接地線であり、ワード線WLと同一方
向に延在している。Qsは書き込み電圧印加用ソースMISF
ETであり、情報の書き込み時に接地線SLにVCC例えば5
[V]を印加する。
1メガビットのEEPROMでは、1本のデータ線DLに例え
ば1024ビットのメモリセルQmが接続されている。
次に、第2図を使って、メモリセルQmの情報の読み出
し動作、消去動作を説明する。
第2図は、メモリセルQmの情報の読み出し動作、書き
込み動作、消去動作を説明するための図であり、メモリ
セルQmを4個のみ示している。
第2図において、Qw1は、PチャネルMISFETであり、Q
D1、QD2、Qw2、Qw3、Qw4、Qw5、Qe1、Qe2、Qe3、Qy1、Q
y2は、NチャネルMISFETである。MISFET Qw1、Qw2、Q
w3、Qe1、Qe2は、書き込み・消去コントロール回路23
(第1図)の中に設けられ、MISFET Qe3、Qy1、Qy2、Qw
4、Qw5は、書き込み消去回路24(第1図)の中に設けら
れている。なお、QS1、QS2は、ディプレッションタイプ
のNチャネルMISFETで構成されている。VCC、VPP
VPE、W1、W2、W3、E1、E2、Dは、それぞれ端子であ
る。端子Dには情報の書き込み時にデータ入力信号が印
加される。
以下の動作説明では、4個のメモリセルQm1〜Qm4のう
ち、メモリセルQm1が、Xデコーダ17(第1図9とYデ
コーダ16(第1図)によって選択された状態にあり、そ
の他のメモリセルQm2〜Qm4が非選択状態にあるものとし
て説明する。
〔読み出し動作〕
端子VCC、VPP及びVPEには電源電圧例えば5[V]を
印加する。Xデーコーダ17によりワード線WL1が例えば
5[V]に、ワード線WL2が例えば0[V]にされてい
る。また、Yデコーダ16によってMISFETQy1がON状態
に、MISFETQy2がOFF状態にされている。また、端子WD
例えば0[V]に、端子W1〜W3は例えば5[V]に、端
子E1及びE2は例えば0[V]にされる。これにより、MI
SFETQD1、MISFETQD2、MISFETQw1は、OFF、MISFETQw2、Q
w3、Qw4はON、MISFETQe1、Qe3はOFFとなる。なお、読み
出し時には端子Dは0[V]にされるので、MISFETQw5
は、OFFである。このとき、MISFETQs1、Qw3がONとなっ
ているため、接地線SL1が例えば0[V]になる。この
ため、データ線DL1の電位が、メモリセルQm1に書き込ま
れた情報に応じて変化し、これをセンスアンプSAで判定
する。
〔書き込み動作〕 端子VPPに5[V]が印加される。Xデコーダ17によ
ってワード線WL1に昇圧電圧例えば5[V]が印加さ
れ、ワード線WL2に例えば0[V]が印加されている。
一方、Yデコーダ16により、MISFETQy1がON、MISFETQy2
がOFFになっている。また、端子WDが例えば5[V]、
端子W1が例えば0[V]、W2が例えば5[V]、W3が例
えば5[V]、E1及びE2が例えば0[V]にされる。こ
れにより、MISFETQD1,QD2及びMISFETQw1、Qw2がON、Qw3
がOFFとなる。また、MISFETQe1、Qe3はそれぞれOFFであ
る。また、MISFETQw4は、ONである。ここで、書き込み
を行うためにデータ入力端子Dにデータ入力信号例えば
5[V]を印加して、MISFETQw5をONにする。このと
き、MISFETQy1とQw4がONになっているので、全てのデー
タ線DLのうちのDL1のみが例えば0[V]になる。一
方、ワード線WL1が例えば5[V]にされていることか
ら、MISFETQs1がONとなり、MISFETQw1、QW2、Qs1を通し
て接地線SL1に例えば5[V]が印加される。これによ
り、メモリセルQm1の情報の書き込み時におけるドレイ
ン(読み出し時におけるソース)からソース(読み出し
時のドレイン)へ電流が流れ、書き込みが行われる。な
お、データ線DL2ちにはMISFETQD2がON、Qy2がOFFとなっ
ているため、例えば3.5[V]が印加されている。これ
により非選択データ線が書き込み動作時にONされること
はないので、非選択メモリセルQm2が誤って書き込まれ
ることはない。
〔消去動作〕
端子VPEに所定の昇圧電位例えば5[V]が印加され
る。Xデコーダ17により全てのワード線WL1、WL2が例え
ば0[V]にされる。また、Yデコーダ16によりMISFET
Qy1のゲート電極に例えば5[V]が印加され、MISFETQ
y2のゲート電極に例えば0[V]が印加される。また、
端子VPP、VCCには例えば5[V]が印加され、端子WD
W1〜W3は、0[V]にされる。また、端子E1に例えば5
[V]、端子E2に例えば5[V]を印加する。このと
き、MISFETQw4とQw5はOFFになっており、また、MISFETQ
y1、Qy2のうちのQy1のみがONになっているので、データ
線DL1、DL2のうちのDL1のみに所定の高電位例えば5
[V]が印加され、このデータ線DL1に接続しているメ
モリセルQm1、Qm3のみの情報の消去がなされる。なお、
他のデータ線DL2に接続しているメモリセルQm2、Qm4
情報の消去は、Yデコーダ16でMISFETQ2を選択すること
により、前記と同様に行われる。また、Qm1〜Qm4を同時
に消去する場合には、Yデコーダ16でMISFETQy1、Qy2
同時に選択する。以上の説明では、端子VPPは、VCC例え
ば5[V]と同電圧とし、書き込み・消去時の高電圧は
内部回路による昇圧電気としたが、外部から印加するこ
とが可能である。この場合、端子VPPは例えば5[V]
が印加される。
次に、本実施例Iのメモリセルの構造を説明する。
第3図は、メモリセルアレイの一部の平面図であり、
第4図は、第3図のA−A切断線における断面図であ
る。なお、第3図は、メモリセルの構造を解り易くする
ため、フィールド絶縁膜以外の絶縁膜を図示していな
い。
第3図及び第4図において、1は単結晶シリコンから
なる基板であり、2はフィールド絶縁膜、3はP型チャ
ネルストッパである。
1個のメモリセルを構成しているMISFETは、100
[Å]程度の膜厚を有する第1ゲート絶縁膜4、フロー
ティングゲート電極5、250Å程度の膜厚を有する第2
ゲート絶縁膜6、コントロールゲート電極7、ソース、
ドレインとなるn+型半導体領域9、n+型半導体領域10、
n型半導体領域12とで構成してある。また、シリコン基
板1の表面にはp型チャネルドープ領域22が形成されて
いる。前記第1ゲート絶縁膜4及び第2ゲート絶縁膜6
は、酸化シリコン膜からなっている。フローティングゲ
ート電極5は、例えば多結晶シリコン膜からなってい
る。コントロールゲート電極7は、例えば多結晶シリコ
ン膜の上に例えばWSiZ等の高融点金属シリサイド膜を積
層した2層膜からなっている。また、コントロールゲー
ト電極7は、ワード線WLと一体形成になっている。
ゲート電極5、7の両側部のn+型半導体領域9、10の
うち、データ線DLが接続孔15を通して接続している方の
n+型半導体領域9、10は、データ線DLが延在している方
向における端部が、ゲート電極5、7で規定されている
か、又は酸化シリコン膜からなるサイドウォール13によ
って規定されている。そして、ワード線WLが延在してい
る方向における端部は、フィールド絶縁膜2によって規
定されている。このように、接続孔15の下の部分のn+
半導体領域9、10は、その接続孔15ごとに分けて設けら
れている。また、この接続孔15の下のn+型半導体領域
9、10は、n型半導体領域(低濃度層)12の中に設けら
れている。したがって、n型半導体領域12も、前記n+
半導体領域9、10と同様に、接続孔15の両側部のゲート
電極5、7とフィールド絶縁膜2で囲まれた領域ごとに
設けてある。データ線DLが接続しているn+型半導体9、
10及びn型半導体領域12は、情報の読み出し時及び消去
時にドレインとなり、情報の書き込み時にはソースとし
て使用する。また、n+型半導体領域10とn型半導体領域
12は、1つの接続孔15を通して同一のデータ線DLに接続
している2つのメモリセルが共有している。そして、デ
ータ線DLが接続しているn+型半導体領域10の両端には、
2つのメモリセルのそれぞれのフローティングゲート電
極5の下に入り込むように、n+型半導体領域9を設けて
いる。
一方、ゲート電極5、7のデータ線DLが接続している
方と反対側のn+型半導体領域9、10は、情報の読み出し
時にはソースとなり、情報の書き込み時にはドレインと
して使用する。情報の消去時には所定の低電位例えば0
[V]を印加するが、ソースとして使用するものではな
い。この読み出し時にソースとなるn+型半導体領域9、
10のうち、n+型半導体領域9はそれぞれのメモリセルご
とにサイドウォール13の下に設けられ、またフローティ
ングゲート電極5の下に少し入り込んでいる。しかし、
n+型半導体領域10は、基板1の表面をワード線WLが延在
している方向に延在し、この両側部の複数のメモリセル
のn+型半導体領域10を一体に形成した構造となってい
る。そして、このワード線WLと同じ方向に延在している
n+型半導体領域10と、サイドーウォール13の下に設けて
あるn+型半導体領域9とで接地線SLを構成している。こ
の接地線SLを構成するn+型半導体領域9、10の周囲及び
底部を囲むように、p+型半導体領域11を設けている。し
たがって、p+型半導体領域11もワード線WLが延在してい
る方向を延在している。しかし、p+型半導体領域11は、
必ずしもn+型半導体領域9、10の底部全域に設ける必要
はなく、n+型半導体領域9のチャネル側の端部に設けて
あればよい。
前記n+型半導体領域9の上面から底部までの深さ(以
下、接合深さという)は0.1〜0.2[μm]程度、n+型半
導体領域10の接合深さは0.2〜0.3[μm]程度、n型半
導体領域12及びp+型半導体領域11の接合深さは0.4〜0.6
[μm]程度である。
フローティングゲート電極5の側面及びコントロール
ゲート電極7の側面及び上面は、薄い酸化シリコン膜8
が覆っている。14は例えば酸化シリコン膜の上にリンシ
リケートガラス(PSG)膜を積層して構成した層間絶絶
縁膜である。データ線DLはアルミニウム膜からなってい
る。
なお、情報の読み出し時におけるドレインと基板1の
間の接合容量を少くする上では、前記読み出し時のドレ
インをn型半導体領域12のみで構成することもできる。
一方、接地線SLを構成するn+型半導体領域9、10の方
は、p+型半導体領域11の中に設けているが、このp+型半
導体領域11を設けないようにして、n+型半導体領域9、
10のみで接地線SLを構成することもできる。しかし、こ
の実施例Iでは、情報の書き込み効率を高めるため、p+
型半導体領域11を設けている。
本発明のメモリセルにおいては、前記MISFETの情報の
書き込み時及び情報消去時共にしきい値電圧Vthが正で
あり、かつフローティングゲート電極5の電位が情報書
き込み時では負となり、情報の消去時では実質的に正と
なるようにp型チャネルドープ領域22及びp+型半導体領
域11の不純物濃度を設定し、例えばメモリセルのしきい
値電圧Vthを2.5〜3.5[V]に設定する。なお、前記メ
モリセルのしきい値電圧Vthは、p型チャネルドープ領
域22,p+型半導体領域11のいずれか一方のみで設定して
もよく、またしきい値電圧Vthは、前記イオンドーズ量
とアニール条件により任意に設定することができる。
以上、説明したメモリセルの構成から以下の効果が得
られる。
(1)前記MISFETの情報の書き込み時及び情報消去時共
にしきい値電圧Vthが正であり、かつフローティングゲ
ート電極5の電位が情報書き込み時では負となり、情報
の消去時では実質的に正となるように例えばメモリセル
のしきい値電圧Vthを2.5〜3.5[V]に設定することに
より、書き込み時と消去時の電界強度を同じにすること
ができるので、フローティングゲート電極5にかかる電
界が緩和され、電荷が保持し易くなる。これにより、書
き込み又は消去を容易にすることができる。
(2)前記p型チャネルドープ領域22及びp+型半導体領
域11の濃度をメモリセルのしきい値電圧Vthが2.0〜3.0
[V]になるように高めるので、書き込み時ドレイン端
部チャネルで電界強度を高められ、ホットエレクトロン
の発生を増加する。この結果、書き込み特性を向上する
ことができる。
(3)前記書き込み時と消去時では電荷が逆の極性でフ
ローティングゲート電極5に入ることにより、ホットエ
レクトロンが入り易くなるので、書き込み特性を向上す
ることができる。
次に、第3図及び第4図に示したメモリセルの製造方
法を説明する。
第5図乃至第18図は、メモリセルの第4図と同一部分
の製造工程における断面図又は平面図である。
まず、第5図に示すように、p-型半導体基板1の酸化
による酸化シリコン膜18と、熱酸化マスクとして例えば
CVDによる窒化シリコン膜19を用いて半導体基板1の所
定の表面を酸化することによってフィールド絶縁膜2を
形成する。p型チャネルストッパ3は、フィールド絶縁
膜2を形成する以前にイオン打込によってp型不純物例
えばボロン(B)を導入しておくことによって形成す
る。フィールド絶縁膜2を形成した後に、窒化シリコン
膜19及び酸化シリコン膜18は除去する。
次に、第6図に示すように、基板1のフィールド絶縁
膜2から露出している表面を熱酸化して膜厚が100
[Å]程度の第1ゲート絶縁膜4を形成する。そして、
第1ゲート絶縁膜4を通して、または該第1ゲート絶縁
膜4を形成する前にしきい値電圧[Vth]調整用イオン
打ち込みを行いp型チャネルドープ領域22を形成する。
しきい値電圧調整用イオン打ち込みは、例えば、ボロン
(B)を30[keV]で5×1012〜3.0×1013[atoms/c
m3]打ち込む。
次に、第7図に示すように、フローティングゲート電
極5を形成するために、半導体基板1上の前面に例えば
CVDによって多結晶シリコン膜5を形成する。多結晶シ
リコン膜5には、熱拡散、イオン打込み等によってn型
不純物例えばリン(P)を導入する。
次に、第8図に示すように、多結晶シリコン膜5を、
レジスト膜を用いたエッチングによってフローティング
ゲート電極5を所定の幅で、データ線DLが延在する方向
に延在するようにパターニングする。つまり、このエッ
チング工程では、同一のデータ線DLに接続される複数の
メモリセルのフローティングゲート電極5を一体にした
パターンに多結晶シリコン膜5をパターニングする。多
結晶シリコン膜5をパターニングした後に、レジスト膜
からなるマスクは除去する。
次に、第9図に示すように、多結晶シリコン膜5の表
面を酸化して酸化シリコン膜からなる第2ゲート絶縁膜
69を形成する。膜厚は200〜250[Å]程度にする。この
酸化工程でバッファ回路、デコーダ回路、センスアップ
等の周辺回路を構成するMISFETのゲートの絶縁膜を形成
するようにする。次に、コントロールゲート電極7及び
ワード線WLを形成するために例えばCVDによって半導体
基板1上の全面に多結晶シリコン膜7を形成する。多結
晶シリコン膜7には、熱拡散、イオン打込み等によって
n型不純物例えばリン(P)を導入する。
次に、第10図に示すように、レジスト膜からなるマス
クを用いたエッチングによって多結晶シリコン膜7をエ
ッチングしてコトロールゲート電極7及びワード線WLを
形成する。このエッチング工程で周辺回路のMISFETのゲ
ート電極も形成する。前記エッチングに続いてフローテ
ィングゲート電極7から露出している第2ゲート絶縁膜
6をエッチングする。さらに、多結晶シリコン膜5をエ
ッチングしてフローティングゲート電極5を形成する。
この一連のエッチングの後に、レジスト膜からなるマス
クを除去する。なお、コントロールゲート電極7、ワー
ド線WL及び周辺回路のMISFETのゲート電極は、Mo、W、
Ta、Ti等の高融点金属膜又はそのシリサイド膜あるいは
多結晶シリコン膜の上に前記高融点金属膜又はシリサイ
ド膜を積層した2層膜としてもよい。
次に、第11図に示すように、フローティングゲート電
極5及びコントロールゲート電極7(ワード線WL)の露
出している表面を酸化して酸化シリコン膜8を形成す
る。この酸化の際にフローティングゲート電極5、コン
トロールゲート電極7から露出している半導体基板1の
表面が酸化されて酸化シリコン膜8が形成される。
次に、第12図に示すように、半導体基板1上に、p+
半導体領域11形成用のレジスト膜からなるマスク20を形
成する。次に、イオン打ち込みによって半導体基板1の
表面部にp型不純物例えばボロン(B)を15[keV]で1
013〜1014[atoms/cm2]程度導入する。そして、マスク
20を除去した後、1000℃で1〜2時間のアニールにより
引き伸し拡散を行って(所定程度の接合深さまで拡散す
る)p+型半導体領域11を形成する。しきい値電圧Vth
は、p型チャネルドープ領域22及びp+型半導体領域11の
前記イオンドーズ量とアニール条件により所定値に設定
することができる。
次に、第13図に示すように、基板1上にn型半導体領
域12形成用のレジスト膜からなるマスクを形成する。次
に、イオン打込みによって基板1の表面にn型不純物例
えばリン(P)を1014[atoms/cm2]程度導入する。こ
の後、マスク20を除き、アニールによって0.4〜0.6[μ
m]の深さまで拡散してn型半導体領域12を形成する。
なお、p+型半導体領域11の引き伸し拡散、n型半導体領
域12の引き伸し拡散はイオン打ち込み後一度に行っても
よい。
次に、第14図に示すように、フローティングゲート電
極5及びコントロールゲート電極7をマスクとして、イ
オン打込みによって半導体基板1の表面にn型不純物例
えばヒ素(As)を1015〜1016[atoms/cm2]程度導入し
てn+型半導体領域9を形成する。なお、このイオン打込
みの際に周辺回路領域をレジスト膜からなるマスクで覆
ってメモリセル領域のみにイオン打込みするようにし、
さらにメモリセル領域をレジスト膜からなるマスクで覆
って周辺回路領域にn型不純物例えばリン(P)を1×
1013[atoms/cm2]程度イオン打込みすることにより、
周辺回路を構成するNチャネルMISFETのソース、ドレイ
ン領域をLDD(Lightly Doped Drain)構造にすることも
できる。この場合、周辺回路領域に設けられたレジスト
膜からなるマスクは、イオンの打込みの後に除去する。
次に、第15図に示すように、半導体基板1上の前面
に、例えばCVDによってサイドウォール13(第16図参
照)形成用の酸化シリコン膜13を形成する。
次に、第16図に示すように、反応性イオンエッチング
(RIE)によって酸化シリコン膜13を半導体基板1の表
面が露出するまでエッチングしてサイドウォール13を形
成する。周辺回路を構成するためのMISFETのゲート電極
の側部にもサイドウォール13が形成される。前記エッチ
ングによって露出した半導体基板1の表面を再度酸化し
て酸化シリコン膜8を形成する。
次に、第17図に示すように、フローティングゲート電
極5、コントロールゲート電極7及びサイドウォール13
をマスクとして、イオン打込みによってn型不純物例え
ばヒ素(As)を例えば5×1015〜1×1016atoms/cm2
度導入してn+型半導体領域10を形成する。このイオン打
込み工程で周辺回路のN型チャネルMISFETのソース、ド
レイン領域の高濃度層も形成する。なお、周辺回路のP
チャネルMISFETが構成される領域は、レジスト膜からな
るマスクによって覆って前記n型不純物が導入されない
ようにする。このレジスト膜からなるマスクは、イオン
打込みの後に除去する。NチャネルMISFETを形成した後
に、図示していないが、周辺回路のNチャネルMISFET領
域及びメモリセル領域をレジスト膜からなるマスクによ
って覆い、イオン打込みによって周辺回路のPチャネル
MISFET領域にp型不純物例えばボロン(B)を導入して
PチャネルMISFETのソース、ドレイン領域を形成する。
NチャネルMISFET及びメモリセル領域を覆っていたレジ
スト膜からなるマスクは、P型不純物を導入した後に除
去する。
次ぎに、第18図に示すように、半導体基板1上の全面
に例えばCVDによってPSG膜からなる絶縁膜14を形成す
る。この後、第3図及び第4図に示した接続孔15、アル
ミニウム膜からなるデータ線DL、図示していない最終保
護膜を形成する。
以上、説明したように、本実施例の製造方法によれ
ば、アドレスバッファ回路、デコーダ回路、センスアッ
プ回路等の周辺回路を構成するNチャネルMISFETと略同
一工程でメモリセルを形成することができる。
〔実施例II〕
本実施例IIは、第19図に示すように、情報の書き込み
はワード線(WL)及びデータ線(DL)を高電位にソース
線(SL)を低電位にして行い、情報の消去はワード線
(WL)及びデータ線(DL)を低電位に、ソース線(SL)
を高電位にして行い、情報の読み出しはワード線をVc
c、データ線(DL)を所定電位(例えば2V)にし、ソー
ス線を低電位にして行うメモリセルを示す。
データ線(DL)に接続孔15により接続されたn+型半導
体領域10に接してフローフィングゲート5の端部に延び
るn+型半導体領域9が形成され、メモリセルのしきい値
Vthm設定用のp+型半導体領域11,p型チャネルドープ領域
22がチャネル部に形成されている。ソース線(SL)はn+
型半導体領域10により構成され、これに接してフローテ
ィングゲート5の端部に延びるn+型半導体領域9が形成
され、n+型半導体領域9,10を取り囲んでn型半導体領域
12が形成されている。これにより、ソース接合の高耐圧
化を図り、消去特性を向上することができる。
以上、本説明を実施例にもとずき、具体的に説明して
きたが、本発明は前記実施例に限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能で
あることはいうまでもない。
例えば、前記実施例では、FAMOS(Floatinggate Aval
anche injection MOS)に本発明を適用したものについ
て説明したが、本発明は、FLOTOX(Floating gate Tunn
el Oxide)方式のものにも適用できる。
〔発明の効果〕
本願によって開示された発明のうち代表的なものの効
果を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
(1)情報の書き込み時と消去時の電界をほぼ同じにす
ることができるので、情報保持状態時の電界の影響が緩
和され、フローティングゲート電極の電荷が保持し易く
なり、情報の書き込み又は消去を容易にすることができ
る。
(2)しきい値電圧を高く設定するため、イオン打ち込
みにより不純物濃度を高めるので、書き込み時のホット
エレクトロンの発生が増加し、書き込み特性を向上する
ことができる。
(3)情報の書き込み時と消去時では、電荷が逆の極性
でフローティングゲート電極に入ることにより、書込み
時のホットエレクトロンが入り易くなるので、書き込み
特性を向上することができる。
(4)メモリセルを1個のMISFETで構成できるので、そ
の情報の読み出し速度を速くすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例IのEEPROMメモリセルアレイ
の回路図、 第2図は、第1図に示すメモリセルの情報の書き込み動
作、読み出し動作、消去動作を説明するための図、 第3図は、第1図に示すメモリセルアレイの一部の平面
図、 第4図は、第3図のA−A切断線における断面図、 第5図乃至第18図は、本発明の実施例Iのメモリセルの
製造工程における断面図、 第19図は、本発明の実施例IIのメモリセルの断面図、 第20図及び第21図は、本発明の原理を説明するための
図、 第22図は、従来のEEPROMの問題点を説明するための図で
ある。 図中、5……フローティングゲート電極、7……コント
ロールゲート電極、9、10……n+型半導体領域、11……
p+型半導体領域、12……n型半導体領域、22……p+型半
導体領域、WL……ワード線、DL……データ線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/792

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気的に情報の書き込み及び消去が可能な
    電界効果トランジスタからなるメモリセルを有する不揮
    発性の半導体記憶装置において、前記電界効果トランジ
    スタの情報書き込み時及び情報消去時共にしきい値電圧
    が正であり、かつ電荷蓄積部の電位の極性が情報の書き
    込み時と情報の消去時では互いに逆となるようにしたこ
    とを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】前記メモリセルは、半導体基板主面に設け
    られたフローティングゲート電極及びそのフローティン
    グゲート電極上部に重ねて設けられたコントロール電極
    と、基板の表面の前記フローティングゲート電極及びコ
    ントロールゲート電極のデータ線が接続する側の側部に
    設けた第1半導体領域と、接地線が接続する側の側部に
    設けた第2半導体領域とで構成したMISFETからなり、該
    MISFETがそれぞれのデータ線とワード線の交差部に配置
    され、前記第1半導体領域は前記データ線に接続し、第
    2半導体領域は前記ワード線と同一方向に延在する設置
    線に接続し、コントロールゲート電極は前記ワード線に
    接続し、電気的に書き込み消去可能で、かつ書き込み及
    び消去後ともエンハンスメントモードで動作する構成に
    なっていることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】前記第1半導体領域の不純物濃度を第2半
    導体領域より低くし、情報の書き込みは、前記MISFETの
    接地線が接続されている第2半導体領域に所定の高電
    位、前記データ線が接続されている第1半導体領域に所
    定の低電位、前記コントロールゲート電極に所定の高電
    位をそれぞれ印加して行い、情報の読みだしは、前記デ
    ータ線が接続されている第1半導体領域をドレインと
    し、前記接地線が接続されている第2半導体領域をソー
    スとして、前記コントロールゲート電極に所定電位を印
    加して行うことを特徴とする特許請求の範囲第2項記載
    の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】前記MISFETは、NチャンネルMISFETである
    ことを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の半導体記
    憶装置。
  5. 【請求項5】前記半導体記憶装置の情報の消去は、前記
    データ線が接続している第1半導体領域に所定の高電
    位、前記接地線が接続している第2半導体領域に所定の
    低電位、コントロールゲート電極に所定の低電位をそれ
    ぞれ印加して行うことを特徴とする特許請求の範囲第2
    項記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】前記第1半導体領域の中に、前記第2半導
    体領域と同一工程で形成した第3半導体領域を設けてい
    ることを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の半導体
    記憶装置。
  7. 【請求項7】前記第2半導体領域及び第3半導体領域
    は、第4半導体領域と第5半導体領域とで構成され、第
    4半導体領域は、チャネル領域側の端部に設けられ、第
    5半導体領域は、第4半導体領域以外の部分に設けられ
    ていることを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の半
    導体記憶装置。
  8. 【請求項8】前記データ線が接続している第1半導体領
    域の中に、第5半導体領域のみをフローティングゲート
    電極及びコントロールゲート電極の下に回り込まないよ
    うに離して設け、前記接地線が接続している第2半導体
    領域は、チャネル領域側の端部の第4半導体領域と、チ
    ャネルから離隔した部分の第5半導体領域とで構成して
    いることを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の半導
    体記憶装置。
  9. 【請求項9】前記第1及び第2半導体領域と反対導電型
    の第6半導体領域を設けたことを特徴とする特許請求の
    範囲第2項〜第8項のいずれか一項に記載の半導体記憶
    装置。
  10. 【請求項10】前記MISFETはNチャネル型であり、前記
    第6半導体領域はp+型半導体領域であることを特徴と
    する特許請求の範囲第9項記載の半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】前記第1半導体領域の不純物濃度を第2
    半導体領域より低くし、また第2半導体領域のチャネル
    側の端部に、前記第1及び第2半導体領域と反対導電型
    の第6半導体領域を設けたことを特徴とする特許請求の
    範囲第2項〜第8項のいずれか一項に記載の半導体記憶
    装置。
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