JP2628021B2 - 屋根上作業用足場等固定装置 - Google Patents
屋根上作業用足場等固定装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、寺院等の屋根の葺き替
えや補修作業の際に足場等を簡易に固定するための屋根
上作業用足場等固定装置に関する。
えや補修作業の際に足場等を簡易に固定するための屋根
上作業用足場等固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術発明が解決しょうとする課題】従来、寺院
等の屋根の葺き替えや補修作業を行なう時は、特に寺院
の屋根はその勾配が一般家屋の屋根に比べて急であるた
め、外周部だけでなく屋根の上面全体にわたって寺院全
体をすっぽり覆う状態に足場を組む必要があった。この
ため、膨大な量の足場材料が必要で、そのリースのため
に膨大な費用がかかてしまうという問題点があった。
等の屋根の葺き替えや補修作業を行なう時は、特に寺院
の屋根はその勾配が一般家屋の屋根に比べて急であるた
め、外周部だけでなく屋根の上面全体にわたって寺院全
体をすっぽり覆う状態に足場を組む必要があった。この
ため、膨大な量の足場材料が必要で、そのリースのため
に膨大な費用がかかてしまうという問題点があった。
【0003】そこで、本発明では、かかる問題点を解決
し、寺院等の屋根の葺き替えや補修等の屋根上作業の際
に屋根の部分に簡易に足場等を組むことができ、これに
より、足場材料費用を大幅に節約することが可能な屋根
上作業用足場等固定装置を提供することを目的とするも
のである。
し、寺院等の屋根の葺き替えや補修等の屋根上作業の際
に屋根の部分に簡易に足場等を組むことができ、これに
より、足場材料費用を大幅に節約することが可能な屋根
上作業用足場等固定装置を提供することを目的とするも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明の屋根上作業用足場等固定装置では、略門
型に形成される前後一対の装着具と両装着具間を連結す
る左右一対の連結具とで構成され、前記各装着具は、棟
瓦の上面に対しハ字状に当接する左右一対の第1係合部
材と、各のし瓦の左右各先端部に沿って縦方向に設けら
れていてその上端側が前記左右各第1係合部材の下端部
とボルトナットにより任意の角度で連結固定可能な左右
一対の第2係合部材と、該左右両第2係合部材と前記左
右両第1係合部材に対し第1係合部材と第2係合部材と
の連結固定部より上部においてボルトナットにより連結
固定することにより各係合部材相互間を任意の連結角度
状態で固定可能な第1角度固定部材と、左右各袴瓦の上
面に沿って傾斜状に設けられかつその各下端部から略垂
直に垂下する脚片部が一体に形成されると共にその上端
部が前記左右各第2係合部材の下端部とボルトナットに
より任意の角度で連結固定可能な左右一対の第3係合部
材と、該各第3係合部材と前記各第2係合部材に対しそ
の両端をボルトナットにより連結固定することにより第
3係合部材と第2係合部材とを任意の連結角度状態で固
定可能な左右一対の第2角度固定部材と、を備え、前記
第1係合部材と第2係合部材と第1角度固定部材には複
数のボルト挿通穴が形成され、前記各連結具は、その両
端部を各装着具における右側の脚片部同士及び左側の脚
片部同士をその中途部においてそれぞれボルトナットに
より連結固定可能であると共に袴瓦の先端部裏面に係合
可能な係合部を備えている構成としたものである。
めに、本発明の屋根上作業用足場等固定装置では、略門
型に形成される前後一対の装着具と両装着具間を連結す
る左右一対の連結具とで構成され、前記各装着具は、棟
瓦の上面に対しハ字状に当接する左右一対の第1係合部
材と、各のし瓦の左右各先端部に沿って縦方向に設けら
れていてその上端側が前記左右各第1係合部材の下端部
とボルトナットにより任意の角度で連結固定可能な左右
一対の第2係合部材と、該左右両第2係合部材と前記左
右両第1係合部材に対し第1係合部材と第2係合部材と
の連結固定部より上部においてボルトナットにより連結
固定することにより各係合部材相互間を任意の連結角度
状態で固定可能な第1角度固定部材と、左右各袴瓦の上
面に沿って傾斜状に設けられかつその各下端部から略垂
直に垂下する脚片部が一体に形成されると共にその上端
部が前記左右各第2係合部材の下端部とボルトナットに
より任意の角度で連結固定可能な左右一対の第3係合部
材と、該各第3係合部材と前記各第2係合部材に対しそ
の両端をボルトナットにより連結固定することにより第
3係合部材と第2係合部材とを任意の連結角度状態で固
定可能な左右一対の第2角度固定部材と、を備え、前記
第1係合部材と第2係合部材と第1角度固定部材には複
数のボルト挿通穴が形成され、前記各連結具は、その両
端部を各装着具における右側の脚片部同士及び左側の脚
片部同士をその中途部においてそれぞれボルトナットに
より連結固定可能であると共に袴瓦の先端部裏面に係合
可能な係合部を備えている構成としたものである。
【0005】
【作用】本発明では上述のように構成されるので、ま
ず、寺院等の屋根の中央最上部に突出状態で設けられて
いる棟瓦,のし瓦および袴瓦で構成される突条部の外周
を跨ぐ状態で、略門型に形成された前後一対の装着具を
前後所定の間隔を離した状態で装着すると共に、左右一
対の連結具により、各装着具における右側の脚片部同士
及び左側の脚片部同士をそれぞれボルトナットにより連
結固定することにより、屋根上作業用足場等固定装置の
取り付け固定を行なう。
ず、寺院等の屋根の中央最上部に突出状態で設けられて
いる棟瓦,のし瓦および袴瓦で構成される突条部の外周
を跨ぐ状態で、略門型に形成された前後一対の装着具を
前後所定の間隔を離した状態で装着すると共に、左右一
対の連結具により、各装着具における右側の脚片部同士
及び左側の脚片部同士をそれぞれボルトナットにより連
結固定することにより、屋根上作業用足場等固定装置の
取り付け固定を行なう。
【0006】なお、以上の取り付け固定状態において
は、前後一対の装着具は、その左右一対の第1係合部材
が棟瓦の上面に対しハ字状に当接し、左右一対の第2係
合部材が各のし瓦の左右各先端部にほぼ沿った状態で、
左右一対の第3係合部材が左右各袴瓦の傾斜上面に沿う
と共にその脚片部の下端が平瓦の上面に当接した状態と
なり、また、左右一対の連結具は、その係合部が各袴瓦
の先端部裏面に係合した状態となるものであり、これに
より、屋根上作業用足場等固定装置を屋根の最上部に確
実に固定した状態とすることができる。
は、前後一対の装着具は、その左右一対の第1係合部材
が棟瓦の上面に対しハ字状に当接し、左右一対の第2係
合部材が各のし瓦の左右各先端部にほぼ沿った状態で、
左右一対の第3係合部材が左右各袴瓦の傾斜上面に沿う
と共にその脚片部の下端が平瓦の上面に当接した状態と
なり、また、左右一対の連結具は、その係合部が各袴瓦
の先端部裏面に係合した状態となるものであり、これに
より、屋根上作業用足場等固定装置を屋根の最上部に確
実に固定した状態とすることができる。
【0007】そこで、屋根の最上部に固定状態で取り付
けられた足場等固定装置における左右各連結具にロープ
やワイヤ等の上端を固定することにより、屋根の傾斜上
面に沿ってロープやワイヤ等を垂らした状態とすること
ができる。従って、例えば、このロープやワイヤ等を安
全ベルトとして利用することにより、屋根の雪下ろし作
業を安全に行なうことができ、また、このロープやワイ
ヤ等で足場材となる丸太等を屋根の任意の位置に吊下げ
状態で固定させることにより、屋根の補修作業を安全に
行なうことができる。
けられた足場等固定装置における左右各連結具にロープ
やワイヤ等の上端を固定することにより、屋根の傾斜上
面に沿ってロープやワイヤ等を垂らした状態とすること
ができる。従って、例えば、このロープやワイヤ等を安
全ベルトとして利用することにより、屋根の雪下ろし作
業を安全に行なうことができ、また、このロープやワイ
ヤ等で足場材となる丸太等を屋根の任意の位置に吊下げ
状態で固定させることにより、屋根の補修作業を安全に
行なうことができる。
【0008】なお、棟瓦,のし瓦および袴瓦で構成され
る突条部は、寺院によってそのサイズがまちまちである
ため、その都度装着具のサイズ調整を行なう。即ち、各
第1係合部材と各第2係合部材とのボルトナットによる
連結固定位置を複数のボルト挿通穴のうちから任意に選
択することにより各装着具のサイズ調整を行なうと共
に、各係合部材相互の連結角度を調整した後、第1角度
固定部材によりその連結角度状態に固定し、また、各第
2係合部材に対する各第3係合部材の連結角度調整を行
なった後、第2角度固定部材によりその連結角度状態に
固定するものである。
る突条部は、寺院によってそのサイズがまちまちである
ため、その都度装着具のサイズ調整を行なう。即ち、各
第1係合部材と各第2係合部材とのボルトナットによる
連結固定位置を複数のボルト挿通穴のうちから任意に選
択することにより各装着具のサイズ調整を行なうと共
に、各係合部材相互の連結角度を調整した後、第1角度
固定部材によりその連結角度状態に固定し、また、各第
2係合部材に対する各第3係合部材の連結角度調整を行
なった後、第2角度固定部材によりその連結角度状態に
固定するものである。
【0009】
【実施例】図1は、本発明実施例の屋根上作業用足場等
固定装置の使用状態を示す正面図、図2は同側面図であ
り、図において、1は前後一対の装着具、2は左右一対
の連結具を示している。
固定装置の使用状態を示す正面図、図2は同側面図であ
り、図において、1は前後一対の装着具、2は左右一対
の連結具を示している。
【0010】前記各装着具1は、左右一対の第1係合部
材11,11と、左右一対の第2係合部材12,12
と、第1角度固定部材13と、左右一対の第3係合部材
14,14と、左右一対の第2角度固定部材15,15
とで構成されている。なお、この実施例では、前記各部
材をL型鋼で構成させている。
材11,11と、左右一対の第2係合部材12,12
と、第1角度固定部材13と、左右一対の第3係合部材
14,14と、左右一対の第2角度固定部材15,15
とで構成されている。なお、この実施例では、前記各部
材をL型鋼で構成させている。
【0011】さらに詳述すると、前記左右一対の第1係
合部材11,11は、棟瓦3の上面に対しハ字状に当接
させるための部材であり、L型鋼における補強片の平面
が棟瓦3に当接する方向で組み付けられている。
合部材11,11は、棟瓦3の上面に対しハ字状に当接
させるための部材であり、L型鋼における補強片の平面
が棟瓦3に当接する方向で組み付けられている。
【0012】前記左右一対の第2係合部材12,12
は、各のし瓦4の左右各先端部に沿って縦方向に設けら
れていてその上端側を前記左右各第1係合部材11,1
1の下端部とボルトナット16により任意の角度で連結
固定するための部材であり、L型鋼における補強片が外
側になる方向で組み付けられている。
は、各のし瓦4の左右各先端部に沿って縦方向に設けら
れていてその上端側を前記左右各第1係合部材11,1
1の下端部とボルトナット16により任意の角度で連結
固定するための部材であり、L型鋼における補強片が外
側になる方向で組み付けられている。
【0013】前記第1角度固定部材13は、前記左右両
第2係合部材12,12と左右両第1係合部材11,1
1に対し第1係合部材11,11と第2係合部材12,
12との連結固定部より上部においてボルトナット16
により連結固定することにより各係合部材11,11,
12,12相互間を任意の連結角度状態で固定するため
の部材であり、このため、この第1角度固定部材13
と、左右両第2係合部材12,12と、左右両第1係合
部材11,11にはその長手方向に沿ってボルトナット
16を挿通可能な複数のボルト挿通穴13a,12a,
11aがそれぞれ形成されている。なお、第1角度固定
部材13は、L型鋼における補強片が下側になる方向で
組み付けられている。
第2係合部材12,12と左右両第1係合部材11,1
1に対し第1係合部材11,11と第2係合部材12,
12との連結固定部より上部においてボルトナット16
により連結固定することにより各係合部材11,11,
12,12相互間を任意の連結角度状態で固定するため
の部材であり、このため、この第1角度固定部材13
と、左右両第2係合部材12,12と、左右両第1係合
部材11,11にはその長手方向に沿ってボルトナット
16を挿通可能な複数のボルト挿通穴13a,12a,
11aがそれぞれ形成されている。なお、第1角度固定
部材13は、L型鋼における補強片が下側になる方向で
組み付けられている。
【0014】前記左右一対の第3係合部材14,14
は、左右各袴瓦5の上面に沿って傾斜状に設けられかつ
その各下端部から略垂直に垂下する脚片部14a,14
aが一体に形成されると共にその上端部を前記左右各第
2係合部材12,12の下端部とボルトナット16によ
り任意の角度で連結固定するための部材であり、L型鋼
における補強片が内側になる方向で組み付けられてい
る。
は、左右各袴瓦5の上面に沿って傾斜状に設けられかつ
その各下端部から略垂直に垂下する脚片部14a,14
aが一体に形成されると共にその上端部を前記左右各第
2係合部材12,12の下端部とボルトナット16によ
り任意の角度で連結固定するための部材であり、L型鋼
における補強片が内側になる方向で組み付けられてい
る。
【0015】前記左右一対の第2角度固定部材15,1
5は、前記各第3係合部材14,14と各第2係合部材
12,12に対しその両端をボルトナット16により連
結固定することにより第3係合部材14,14と第2係
合部材12,12とを任意の連結角度状態で固定するた
めの部材であり、第3係合部材14,14との連結部と
なるボルト連通穴15aは長穴状に形成されることによ
り、第3係合部材14,14に対する第2角度固定部材
15,15の組み付け角度調整が行えるようになってい
る。
5は、前記各第3係合部材14,14と各第2係合部材
12,12に対しその両端をボルトナット16により連
結固定することにより第3係合部材14,14と第2係
合部材12,12とを任意の連結角度状態で固定するた
めの部材であり、第3係合部材14,14との連結部と
なるボルト連通穴15aは長穴状に形成されることによ
り、第3係合部材14,14に対する第2角度固定部材
15,15の組み付け角度調整が行えるようになってい
る。
【0016】前記各連結具2は、その両端部を各装着具
1,1における右側の脚片部14a,14a同士及び左
側の脚片部14a,14a同士をその中途部においてそ
れぞれボルトナット16,16により連結固定するため
の部材であって、この連結具2もL型鋼で構成されてい
てその補強片が下側でかつ内側に向けた状態で組み付け
られている。そして、図3の拡大斜視図にその詳細を示
すように、各補強片の先端部には袴瓦5の先端部裏面に
係合可能な係合部2aを備えている。
1,1における右側の脚片部14a,14a同士及び左
側の脚片部14a,14a同士をその中途部においてそ
れぞれボルトナット16,16により連結固定するため
の部材であって、この連結具2もL型鋼で構成されてい
てその補強片が下側でかつ内側に向けた状態で組み付け
られている。そして、図3の拡大斜視図にその詳細を示
すように、各補強片の先端部には袴瓦5の先端部裏面に
係合可能な係合部2aを備えている。
【0017】次に、実施例の作用について説明する。こ
の実施例の屋根上作業用足場等固定装置では、上述のよ
うに構成されるのでまず、寺院等の屋根の中央最上部に
突出状態で設けられている棟瓦3,のし瓦4および袴瓦
5で構成される突条部の外周を跨ぐ状態で、略門型に形
成された前後一対の装着具1,1を前後所定の間隔を離
した状態で装着すると共に、左右一対の連結具2,2に
より、各装着具1,1における右側の脚片部14a,1
4a同士及び左側の脚片部14a,14a同士をそれぞ
れボルトナット16により連結固定することによって、
屋根上作業用足場等固定装置の取り付け固定が行なわれ
る。
の実施例の屋根上作業用足場等固定装置では、上述のよ
うに構成されるのでまず、寺院等の屋根の中央最上部に
突出状態で設けられている棟瓦3,のし瓦4および袴瓦
5で構成される突条部の外周を跨ぐ状態で、略門型に形
成された前後一対の装着具1,1を前後所定の間隔を離
した状態で装着すると共に、左右一対の連結具2,2に
より、各装着具1,1における右側の脚片部14a,1
4a同士及び左側の脚片部14a,14a同士をそれぞ
れボルトナット16により連結固定することによって、
屋根上作業用足場等固定装置の取り付け固定が行なわれ
る。
【0018】なお、以上の取り付け固定状態において
は、前後一対の装着具1,1は、その左右一対の第1係
合部材11,11が棟瓦3の上面に対しハ字状に当接
し、左右一対の第2係合部材12,12が各のし瓦4の
左右各先端部にほぼ沿った状態で、左右一対の第3係合
部材14,14が左右各袴瓦5の傾斜上面に沿うと共に
その脚片部14a,14aの下端が平瓦6の上面に当接
した状態となり、また、左右一対の連結具2,2は、そ
の係合部2a,2aが各袴瓦5,5の先端部裏面に係合
した状態となるものであり、これにより、屋根上作業用
足場等固定装置を屋根の最上部に確実に固定した状態と
することができる。
は、前後一対の装着具1,1は、その左右一対の第1係
合部材11,11が棟瓦3の上面に対しハ字状に当接
し、左右一対の第2係合部材12,12が各のし瓦4の
左右各先端部にほぼ沿った状態で、左右一対の第3係合
部材14,14が左右各袴瓦5の傾斜上面に沿うと共に
その脚片部14a,14aの下端が平瓦6の上面に当接
した状態となり、また、左右一対の連結具2,2は、そ
の係合部2a,2aが各袴瓦5,5の先端部裏面に係合
した状態となるものであり、これにより、屋根上作業用
足場等固定装置を屋根の最上部に確実に固定した状態と
することができる。
【0019】そこで、屋根の最上部に固定状態で取り付
けられた足場等固定装置における左右各連結具2,2に
ワイヤ7の上端を固定することにより、屋根の傾斜上面
に沿ってワイヤ7を垂らした状態とし、その下端に足場
材となる丸太8等を屋根の任意の位置に吊下げ状態で固
定することにより、この丸太8を足場として屋根上作業
を安全に行うことができる状態となる。
けられた足場等固定装置における左右各連結具2,2に
ワイヤ7の上端を固定することにより、屋根の傾斜上面
に沿ってワイヤ7を垂らした状態とし、その下端に足場
材となる丸太8等を屋根の任意の位置に吊下げ状態で固
定することにより、この丸太8を足場として屋根上作業
を安全に行うことができる状態となる。
【0020】なお、棟瓦3,のし瓦4および袴瓦5で構
成される突条部は、寺院によってそのサイズがまちまち
であるため、その都度装着具1,1のサイズ調整を行な
う。即ち、各第1係合部材11,11と各第2係合部材
12,12とのボルトナット16による連結固定位置を
複数のボルト挿通穴11a,12aのうちから任意に選
択することにより各装着具1,1のサイズ調整を行なう
と共に、各係合部材11,11,12,12相互の連結
角度を調整した後、第1角度固定部材13によりその連
結角度状態に固定し、また、各第2係合部材12,12
に対する各第3係合部材14,14の連結角度調整を行
なった後、第2角度固定部材15によりその連結角度状
態に固定するものである。ちなみに、図4は屋根上作業
用足場等固定装置のサイズを大きくした場合の使用状態
を示している。
成される突条部は、寺院によってそのサイズがまちまち
であるため、その都度装着具1,1のサイズ調整を行な
う。即ち、各第1係合部材11,11と各第2係合部材
12,12とのボルトナット16による連結固定位置を
複数のボルト挿通穴11a,12aのうちから任意に選
択することにより各装着具1,1のサイズ調整を行なう
と共に、各係合部材11,11,12,12相互の連結
角度を調整した後、第1角度固定部材13によりその連
結角度状態に固定し、また、各第2係合部材12,12
に対する各第3係合部材14,14の連結角度調整を行
なった後、第2角度固定部材15によりその連結角度状
態に固定するものである。ちなみに、図4は屋根上作業
用足場等固定装置のサイズを大きくした場合の使用状態
を示している。
【0021】従って、この実施例の屋根上作業用足場等
固定装置によれば、寺院等の屋根の葺き替えや補修等の
屋根上作業の際に屋根の部分に簡易に足場等を組むこと
ができ、これにより、足場材料費用を大幅に節約するこ
とが可能になるという効果が得られることになる。
固定装置によれば、寺院等の屋根の葺き替えや補修等の
屋根上作業の際に屋根の部分に簡易に足場等を組むこと
ができ、これにより、足場材料費用を大幅に節約するこ
とが可能になるという効果が得られることになる。
【0022】また、連結具2にロープを取り付けること
により、このロープを安全ベルトとして屋根の雪下ろし
作業を安全に行うことができるようになる。また、サイ
ズ調整が可能であるため、あらゆる種類の屋根に取り付
けることができる。
により、このロープを安全ベルトとして屋根の雪下ろし
作業を安全に行うことができるようになる。また、サイ
ズ調整が可能であるため、あらゆる種類の屋根に取り付
けることができる。
【0023】なお、各ボルト挿通穴を長穴状に形成して
おくことによりサイズや角度の微調整が可能となる。
おくことによりサイズや角度の微調整が可能となる。
【0024】また、各部材を構成するL型鋼として、図
5に示すように、両先端縁部を内側に折り曲げた構成と
することにより、強度を高めることができるし、また、
L型鋼に限らず、任意の材料を用いることができること
はもちろんである。
5に示すように、両先端縁部を内側に折り曲げた構成と
することにより、強度を高めることができるし、また、
L型鋼に限らず、任意の材料を用いることができること
はもちろんである。
【0025】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の屋根
上作業用足場等固定装置では、略門型に形成される前後
一対の装着具と両装着具間を連結する左右一対の連結具
とで構成したことにより、前述のように本発明固定装置
を屋根に固定状態で取り付けることができるため、各連
結具にワイヤ等を連結固定することにより、寺院等の屋
根の葺き替えや補修等の屋根上作業の際に屋根の部分に
簡易に足場等を組むことができ、これにより、足場材料
費用を大幅に節約することが可能になるという効果があ
る。
上作業用足場等固定装置では、略門型に形成される前後
一対の装着具と両装着具間を連結する左右一対の連結具
とで構成したことにより、前述のように本発明固定装置
を屋根に固定状態で取り付けることができるため、各連
結具にワイヤ等を連結固定することにより、寺院等の屋
根の葺き替えや補修等の屋根上作業の際に屋根の部分に
簡易に足場等を組むことができ、これにより、足場材料
費用を大幅に節約することが可能になるという効果があ
る。
【図1】本発明実施例の屋根上作業用足場等固定装置の
使用状態を示す正面図である。
使用状態を示す正面図である。
【図2】本発明実施例の屋根上作業用足場等固定装置の
使用状態を示す側面図である。
使用状態を示す側面図である。
【図3】本発明実施例における連結具を示す斜視図であ
る。
る。
【図4】本発明実施例の屋根上作業用足場等固定装置の
サイズを大きくした場合の使用状態を示す正面図であ
る。
サイズを大きくした場合の使用状態を示す正面図であ
る。
【図5】他の実施例を示す拡大端面図である。
1 装着具 2 連結具 2a 係合部 3 棟瓦 4 のし瓦 5 袴瓦 11 第1係合部材 11a ボルト挿通穴 12 第2係合部材 12a ボルト挿通穴 13 第1角度固定部材 13a ボルト挿通穴 14 第3係合部材 14a 脚片部 15 第2角度固定部材 16 ボルトナット
Claims (1)
- 【請求項1】 略門型に形成される前後一対の装着具と
両装着具間を連結する左右一対の連結具とで構成され、 前記各装着具は、棟瓦の上面に対しハ字状に当接する左
右一対の第1係合部材と、各のし瓦の左右各先端部に沿
って縦方向に設けられていてその上端側が前記左右各第
1係合部材の下端部とボルトナットにより任意の角度で
連結固定可能な左右一対の第2係合部材と、該左右両第
2係合部材と前記左右両第1係合部材に対し第1係合部
材と第2係合部材との連結固定部より上部においてボル
トナットにより連結固定することにより各係合部材相互
間を任意の連結角度状態で固定可能な第1角度固定部材
と、左右各袴瓦の上面に沿って傾斜状に設けられかつそ
の各下端部から略垂直に垂下する脚片部が一体に形成さ
れると共にその上端部が前記左右各第2係合部材の下端
部とボルトナットにより任意の角度で連結固定可能な左
右一対の第3係合部材と、該各第3係合部材と前記各第
2係合部材に対しその両端をボルトナットにより連結固
定することにより第3係合部材と第2係合部材とを任意
の連結角度状態で固定可能な左右一対の第2角度固定部
材と、を備え、前記第1係合部材と第2係合部材と第1
角度固定部材には複数のボルト挿通穴が形成され、 前記各連結具は、その両端部を各装着具における右側の
脚片部同士及び左側の脚片部同士をその中途部において
それぞれボルトナットにより連結固定可能であると共に
袴瓦の先端部裏面に係合可能な係合部を備えていること
を特徴とする屋根上作業用足場等固定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20124394A JP2628021B2 (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | 屋根上作業用足場等固定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20124394A JP2628021B2 (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | 屋根上作業用足場等固定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0835303A JPH0835303A (ja) | 1996-02-06 |
JP2628021B2 true JP2628021B2 (ja) | 1997-07-09 |
Family
ID=16437715
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20124394A Expired - Fee Related JP2628021B2 (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | 屋根上作業用足場等固定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2628021B2 (ja) |
-
1994
- 1994-07-22 JP JP20124394A patent/JP2628021B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0835303A (ja) | 1996-02-06 |
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