JP2627768B2 - サイアロン−非酸化物焼結体の製造方法 - Google Patents
サイアロン−非酸化物焼結体の製造方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】 a.〔産業上の利用分野〕 本発明は、サイアロン−非酸化物焼結体の製造方法に
係り、原料であるサイアロンおよび非酸化物の特性およ
び混合割合を限定することによって、該焼結体の強度、
酸化増量等を改善せしめた焼結体の製造方法に関する。
係り、原料であるサイアロンおよび非酸化物の特性およ
び混合割合を限定することによって、該焼結体の強度、
酸化増量等を改善せしめた焼結体の製造方法に関する。
b.〔従来の技術〕 サイアロン(Si6-ZAlZOZN8-Z)および非酸化物を原料
とした焼結体の製造方法は知られている。たとえば、Z
=0.5のβサイアロン粉末に粒径1〜5μmの非酸化物
粉末SiCを約0.5〜40vol%(0.5〜40wt%)配合してつく
ったマトリックス材および骨材として最大粒径3mmの非
酸化物(たとえばSiC,AlN等)をそれぞれ20〜40wt%、8
0〜60wt%混合し、成形し、焼結して耐火物を製造する
方法が開示されている(特公昭62−10954)。
とした焼結体の製造方法は知られている。たとえば、Z
=0.5のβサイアロン粉末に粒径1〜5μmの非酸化物
粉末SiCを約0.5〜40vol%(0.5〜40wt%)配合してつく
ったマトリックス材および骨材として最大粒径3mmの非
酸化物(たとえばSiC,AlN等)をそれぞれ20〜40wt%、8
0〜60wt%混合し、成形し、焼結して耐火物を製造する
方法が開示されている(特公昭62−10954)。
この耐火物の常温曲げ強度は5kg f/mm2、耐腐食性を
示す酸化増量は40mg/cm2であった。
示す酸化増量は40mg/cm2であった。
c.〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、「次世代産業基盤技術」(通商産業
省)の「ファインセラミックス」の研究開発目標に示さ
れているように、セラミックスを高温構造材として利用
する場合、1300℃の曲げ強度は30kg f/mm2以上、酸化増
量は1mg/cm2以下の特性を具備するものが望まれてい
た。
省)の「ファインセラミックス」の研究開発目標に示さ
れているように、セラミックスを高温構造材として利用
する場合、1300℃の曲げ強度は30kg f/mm2以上、酸化増
量は1mg/cm2以下の特性を具備するものが望まれてい
た。
d.〔問題点を解決するための手段〕 そこで本発明者らは、前記目標値を十分満足したサイ
アロン−非酸化物焼結体を製造する方法について鋭意研
究した結果、特定のサイアロンおよび非酸化物を特定範
囲で混合し、焼結すれば、所望の焼結体が得られること
を知見して、本発明を完成させた。
アロン−非酸化物焼結体を製造する方法について鋭意研
究した結果、特定のサイアロンおよび非酸化物を特定範
囲で混合し、焼結すれば、所望の焼結体が得られること
を知見して、本発明を完成させた。
すなわち、本発明の要旨は、サイアロンおよび非酸化
物の混合物を成形し、焼結してサイアロン−非酸化物焼
結体を製造する方法において、β相が70vol%以上、平
均アスペクト比が3以下、かつ平均粒径が1μm以下の
サイアロン60〜97vol%と平均粒径が1μm以下の非酸
化物40〜3vol%からなる混合物を用いることを特徴とす
るサイアロン−非酸化物焼結体の製造方法にある。
物の混合物を成形し、焼結してサイアロン−非酸化物焼
結体を製造する方法において、β相が70vol%以上、平
均アスペクト比が3以下、かつ平均粒径が1μm以下の
サイアロン60〜97vol%と平均粒径が1μm以下の非酸
化物40〜3vol%からなる混合物を用いることを特徴とす
るサイアロン−非酸化物焼結体の製造方法にある。
つぎに、本発明を詳細に説明する。
本発明で使用するサイアロンは、β相の含有量、平均
アスペクト比および平均粒径が前記した範囲内にあれ
ば、いかなる市販品を採用してもよい。
アスペクト比および平均粒径が前記した範囲内にあれ
ば、いかなる市販品を採用してもよい。
サイアロンは、70vol%以上がβ相であり、他はα相
である。β相含有量が70vol%未満であると焼結体を大
気中で高温(たとえば、1300℃)に保持した場合、酸素
と反応して酸化増量が大きくなり、焼結体表層にガラス
相を多量に生成し、甚だしい場合には、あぶく状になっ
て、摺動部たとえばピストンを有する高温構造材には使
用できない。β相含有量は、できるだけ多い方が望まし
く、できれば80vol%以上がよい。
である。β相含有量が70vol%未満であると焼結体を大
気中で高温(たとえば、1300℃)に保持した場合、酸素
と反応して酸化増量が大きくなり、焼結体表層にガラス
相を多量に生成し、甚だしい場合には、あぶく状になっ
て、摺動部たとえばピストンを有する高温構造材には使
用できない。β相含有量は、できるだけ多い方が望まし
く、できれば80vol%以上がよい。
平均アスペクト比は、混合物を加圧成形するときの圧
力とも関連するが、3を超えるとかなり高圧(たとえば
3000kg f/cm2)成形した場合でも焼結体の密度は高くな
らず、曲げ強度の改善も見られないうえに、焼結性も悪
く好ましくない。好ましい平均アスペクト比は1〜2で
ある。
力とも関連するが、3を超えるとかなり高圧(たとえば
3000kg f/cm2)成形した場合でも焼結体の密度は高くな
らず、曲げ強度の改善も見られないうえに、焼結性も悪
く好ましくない。好ましい平均アスペクト比は1〜2で
ある。
平均粒径は焼結体の曲げ強度に影響し、1μmを超え
るとその強度を低下させるので好ましくない。
るとその強度を低下させるので好ましくない。
非酸化物は、市販のSiC,B4C,BN,TiC,TiN等である。こ
れらの中には結晶形態を数種有するものもあるが、それ
については、特に限定しない。
れらの中には結晶形態を数種有するものもあるが、それ
については、特に限定しない。
非酸化物の粒径もサイアロン同様焼結体の曲げ強度を
左右する一要因であり、その平均粒径が1μmを超える
と強度低下をきたすので、好ましくない。
左右する一要因であり、その平均粒径が1μmを超える
と強度低下をきたすので、好ましくない。
焼結体の製造方法は下記のとおりである。
すなわち、前述したサイアロンおよび非酸化物の各粉
末をまず混合する。その混合方法は、乾式、湿式いずれ
の方法によってもよいが、湿式の場合は混合後、乾燥
し、解砕する必要がある。混合割合は規定した範囲で行
なうことが肝要である。サイアロンの割合が60vol%未
満になると相対的に非酸化物が多くなり過ぎ、前述した
酸化増量が大きくなって好ましくなく、また逆に97vol
%を超えると、非酸化物が少量のため、原料の均一混合
がむづかしくなるばかりでなく、破壊靱性が小さくな
り、構造破壊の一原因となるなど新たな欠点が顕現する
のでやはり好ましくない。望ましいサイアロンと非酸化
物の混合割合は95〜80vol%、5〜20vol%である。
末をまず混合する。その混合方法は、乾式、湿式いずれ
の方法によってもよいが、湿式の場合は混合後、乾燥
し、解砕する必要がある。混合割合は規定した範囲で行
なうことが肝要である。サイアロンの割合が60vol%未
満になると相対的に非酸化物が多くなり過ぎ、前述した
酸化増量が大きくなって好ましくなく、また逆に97vol
%を超えると、非酸化物が少量のため、原料の均一混合
がむづかしくなるばかりでなく、破壊靱性が小さくな
り、構造破壊の一原因となるなど新たな欠点が顕現する
のでやはり好ましくない。望ましいサイアロンと非酸化
物の混合割合は95〜80vol%、5〜20vol%である。
上述の要領で製造された混合物は、慣用の方法によっ
て所定の形状に加圧成形され、引き続き、1700〜1850
℃、1時間以上大気中で焼結すれば、所望のサイアロン
−非酸化物焼結体が得られる。なお、上記混合物を製造
するさい、必要に応じて通常使用されている焼結助剤、
たとえばY2O3,Al2O3,MgO等を適宜添加することはさしつ
かえない。
て所定の形状に加圧成形され、引き続き、1700〜1850
℃、1時間以上大気中で焼結すれば、所望のサイアロン
−非酸化物焼結体が得られる。なお、上記混合物を製造
するさい、必要に応じて通常使用されている焼結助剤、
たとえばY2O3,Al2O3,MgO等を適宜添加することはさしつ
かえない。
d.〔実施例〕 1)まず、β相含有量の異なるA,B2種類のサイアロン粉
末を還元窒化法で合成し、酸化増量試験を行ない、適正
なβ相含有量を決定した。すなわち2μm以下のSiO2,A
l2O3およびカーボンの3原料を重量比で13:1:6の割合に
混合したのち、窒素雰囲気中1550℃、保持時間をかえて
加熱した後、700℃で脱カーボンを行なった。得られた
各サイアロン粉末をX線回折計で測定したところ、Si
5.5Al0.5O0.5N7.5からなるβ相が生成していることが
確認され、残りはα相であった。同時にβ相の含有量を
測定した。
末を還元窒化法で合成し、酸化増量試験を行ない、適正
なβ相含有量を決定した。すなわち2μm以下のSiO2,A
l2O3およびカーボンの3原料を重量比で13:1:6の割合に
混合したのち、窒素雰囲気中1550℃、保持時間をかえて
加熱した後、700℃で脱カーボンを行なった。得られた
各サイアロン粉末をX線回折計で測定したところ、Si
5.5Al0.5O0.5N7.5からなるβ相が生成していることが
確認され、残りはα相であった。同時にβ相の含有量を
測定した。
平均アスペクト比は、サイアロン粉末の粒子1000個を
電子顕微鏡で測定して算出し、平均粒径は自然沈降法に
よって測定した。
電子顕微鏡で測定して算出し、平均粒径は自然沈降法に
よって測定した。
A,B2種類のサイアロン粉末のβ相含有量、平均アスペ
クト比および平均粒径を第1表に示した。
クト比および平均粒径を第1表に示した。
サイアロン粉末AとBを適宜に混合して、合計6種類
のサイアロン粉末をつくり、それぞれにSiC粉末(イビ
デン社製「ウルトラファイン」平均粒径0.7μm)をサ
イアロン粉末92.5vol%、SiC粉末7.5vol%の割合で配合
し、さらにその含量に対してY2O3粉末を4vol%添加し、
ミキサーで十分混合したのち、1500kg f/cm2の圧力をか
けて、5.0×3.5×0.6cmの大きさに成形した。
のサイアロン粉末をつくり、それぞれにSiC粉末(イビ
デン社製「ウルトラファイン」平均粒径0.7μm)をサ
イアロン粉末92.5vol%、SiC粉末7.5vol%の割合で配合
し、さらにその含量に対してY2O3粉末を4vol%添加し、
ミキサーで十分混合したのち、1500kg f/cm2の圧力をか
けて、5.0×3.5×0.6cmの大きさに成形した。
各成形体を窒素雰囲気、1800℃、3時間焼結した。
得られた各試料片について酸化増量を測定し、その結
果を第1図に示した。
果を第1図に示した。
なお酸化増量は、試験片の重量を測定し、大気中1300
℃環境下に1000時間置いたのち、同環境下における重量
を測定し、その重量差から求めたものである。
℃環境下に1000時間置いたのち、同環境下における重量
を測定し、その重量差から求めたものである。
2)つぎに、サイアロン粉末の適正平均アスペクト比を
決定するために、下記の試験を行なった。
決定するために、下記の試験を行なった。
原料として、平均アスペクト比が異なるSi3N4ウィス
カ、平均粒径0.5μmのAlNおよび平均粒径0.6μmのAl2
O3を用い、それらをモル比で33:1:1の割合に配合し、ミ
キサーで十分混合したのち、窒素雰囲気中で1600℃に加
熱し、平均アスペクト比の異なる2種類のサイアロン粉
末CとDを合成した。
カ、平均粒径0.5μmのAlNおよび平均粒径0.6μmのAl2
O3を用い、それらをモル比で33:1:1の割合に配合し、ミ
キサーで十分混合したのち、窒素雰囲気中で1600℃に加
熱し、平均アスペクト比の異なる2種類のサイアロン粉
末CとDを合成した。
それらのサイアロン粉末はいずれもSi5.5Al0.5O0.5
N7.5であった。
N7.5であった。
前述の1)項で説明した方法によってβ相含有量、平
均アスペクト比および平均粒径を測定し、その結果を第
1表に示した。
均アスペクト比および平均粒径を測定し、その結果を第
1表に示した。
サイアロン粉末C,Dを適宜に混合して平均アスペクト
比の異なる5種類のサイアロン粉末をつくった。
比の異なる5種類のサイアロン粉末をつくった。
ついで各サイアロン粉末に1)項記載のSiC粉末を、
前者が92.5vol%、後者が7.5vol%の割合に配合し、さ
らにその合量に対し、Y2O3粉末を4vol%添加し、ミキサ
ーで混合したのち、同項記載の方法で成形し、焼結し
た。
前者が92.5vol%、後者が7.5vol%の割合に配合し、さ
らにその合量に対し、Y2O3粉末を4vol%添加し、ミキサ
ーで混合したのち、同項記載の方法で成形し、焼結し
た。
得られた各試験片について、常温および高温曲げ強度
の測定を行ない、得られた結果を第2図に示した。
の測定を行ない、得られた結果を第2図に示した。
なお、高温曲げ強度は大気中、1300℃環境下に1000時
間置いたのち、同環境下で測定された値である。
間置いたのち、同環境下で測定された値である。
3)サイアロンと非酸化物との適正配合割合を決定する
ために、下記試験を行なった。
ために、下記試験を行なった。
第1表のサイアロン粉末Cに1)項記載のSiC粉末を
種々の割合に配合し、さらにその合量に対してY2O3粉末
を4vol%添加したのち、同項に記載した要領で成形し、
焼結し、得られた試験片について、前述の方法で酸化増
量、常温および高温曲げ強度を測定し、さらに破壊靱性
値(KIC)も測定した。得られた結果を第3図に示し
た。
種々の割合に配合し、さらにその合量に対してY2O3粉末
を4vol%添加したのち、同項に記載した要領で成形し、
焼結し、得られた試験片について、前述の方法で酸化増
量、常温および高温曲げ強度を測定し、さらに破壊靱性
値(KIC)も測定した。得られた結果を第3図に示し
た。
4)サイアロン粉末および非酸化物粉末の平均粒径の粗
い場合(1μm以上)について、下記の試験を行なっ
た。
い場合(1μm以上)について、下記の試験を行なっ
た。
まず、2)項でサイアロン粉末Cを合成するさいの配
合原料を用い、加熱温度を1700℃にした以外は同項の手
段にしたがって第1表に示す特性を有するサイアロン粉
末Eを得た。その粉末Eと1)項記載のSiC粉末とを、8
5vol%と15vol%の割合に配合し、その後は同項記載の
方法で試験片をつくった。
合原料を用い、加熱温度を1700℃にした以外は同項の手
段にしたがって第1表に示す特性を有するサイアロン粉
末Eを得た。その粉末Eと1)項記載のSiC粉末とを、8
5vol%と15vol%の割合に配合し、その後は同項記載の
方法で試験片をつくった。
得られた試験片について、常温および2)項記載の条
件における高温曲げ強度の測定を行ったところ、前者は
52kg f/mm2、後者は25kg f/mm2であった。
件における高温曲げ強度の測定を行ったところ、前者は
52kg f/mm2、後者は25kg f/mm2であった。
次いで第1表に示すサイアロン粉末Cと平均粒径1.5
μmのSiC粉末(昭和電工社製「A−3C」)とを用いて
上記の方法で試験片をつくり、強度測定を行った。その
結果、常温曲げ強度は48kg f/mm2、高温曲げ強度は27kg
f/mm2であった。
μmのSiC粉末(昭和電工社製「A−3C」)とを用いて
上記の方法で試験片をつくり、強度測定を行った。その
結果、常温曲げ強度は48kg f/mm2、高温曲げ強度は27kg
f/mm2であった。
e.〔発明の効果〕 本発明では、β相を主とするサイアロンおよび非酸化
物の細かさ等を限定し、さらに両原料の配合割合を特定
したことにより、焼結体は、従来法で製造された焼結体
に比し、強度および酸化増量が格段に向上した。その結
果、該焼結体の用途は高温構造材としての使用など飛躍
的に拡大し、ファインセラミックス工業界への寄与は著
しく大きい。
物の細かさ等を限定し、さらに両原料の配合割合を特定
したことにより、焼結体は、従来法で製造された焼結体
に比し、強度および酸化増量が格段に向上した。その結
果、該焼結体の用途は高温構造材としての使用など飛躍
的に拡大し、ファインセラミックス工業界への寄与は著
しく大きい。
第1図はサイアロン原料粉末中のβ相含有量と焼結体の
酸化増量との関係、第2図はサイアロン原料粉末の平均
アスペクト比と焼結体の強度との関係、第3図はSiC配
合量と焼結体の強度その他の特性との関係を示すグラフ
である。
酸化増量との関係、第2図はサイアロン原料粉末の平均
アスペクト比と焼結体の強度との関係、第3図はSiC配
合量と焼結体の強度その他の特性との関係を示すグラフ
である。
Claims (1)
- 【請求項1】サイアロンおよび非酸化物の混合物を成形
し、焼結してサイアロン−非酸化物焼結体を製造する方
法において、β相が75vol%以上、平均アスペクト比が
3以下、かつ平均粒径が1μm以下のサイアロン60〜97
vol%と平均粒径が1μm以下の非酸化物40〜3vol%か
らなる混合物を用いることを特徴とするサイアロン−非
酸化物焼結体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63123796A JP2627768B2 (ja) | 1988-05-23 | 1988-05-23 | サイアロン−非酸化物焼結体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63123796A JP2627768B2 (ja) | 1988-05-23 | 1988-05-23 | サイアロン−非酸化物焼結体の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01294581A JPH01294581A (ja) | 1989-11-28 |
JP2627768B2 true JP2627768B2 (ja) | 1997-07-09 |
Family
ID=14869522
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63123796A Expired - Lifetime JP2627768B2 (ja) | 1988-05-23 | 1988-05-23 | サイアロン−非酸化物焼結体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2627768B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112500177B (zh) * | 2020-11-26 | 2022-09-30 | 南昌航空大学 | 硝酸盐催化氮化反应赛隆纤维结合碳化硅-刚玉复合耐高温材料的制备方法 |
-
1988
- 1988-05-23 JP JP63123796A patent/JP2627768B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01294581A (ja) | 1989-11-28 |
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