JP2627642B2 - 粉末化粧料 - Google Patents
粉末化粧料Info
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- JP2627642B2 JP2627642B2 JP63144364A JP14436488A JP2627642B2 JP 2627642 B2 JP2627642 B2 JP 2627642B2 JP 63144364 A JP63144364 A JP 63144364A JP 14436488 A JP14436488 A JP 14436488A JP 2627642 B2 JP2627642 B2 JP 2627642B2
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- spherical cellulose
- spherical
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- powder cosmetic
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Classifications
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/72—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
- A61K8/73—Polysaccharides
- A61K8/731—Cellulose; Quaternized cellulose derivatives
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q1/00—Make-up preparations; Body powders; Preparations for removing make-up
- A61Q1/12—Face or body powders for grooming, adorning or absorbing
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は粉末化粧料に関する。更に詳しくは系中に保
温性高分子物質を被覆、含浸又は化学結合せしめた球状
セルロース粉末を含有してなる粉末化粧料に関する。
温性高分子物質を被覆、含浸又は化学結合せしめた球状
セルロース粉末を含有してなる粉末化粧料に関する。
ここでいう粉末化粧料とはタルク、マイカ、二酸化チ
タン高分子粉末などの体質顔料と必要に応じて酸化鉄な
どの無機顔料又は有機顔料を配合してなる粉末部を主成
分とし、これに付着剤又はバインダーとして適量の炭化
水素、エステル油などの油分を配合し、そのままルーズ
な状態で、又は圧縮成形などによりプレス状となした粉
末化粧料を意味する。
タン高分子粉末などの体質顔料と必要に応じて酸化鉄な
どの無機顔料又は有機顔料を配合してなる粉末部を主成
分とし、これに付着剤又はバインダーとして適量の炭化
水素、エステル油などの油分を配合し、そのままルーズ
な状態で、又は圧縮成形などによりプレス状となした粉
末化粧料を意味する。
〔従来の技術〕 従来、粉末化粧料の使用性については、のび、つき、
仕上がりなどが良い事が必要とされている。
仕上がりなどが良い事が必要とされている。
従来、これらの使用性を良くする為に各種の球状粒
子、界面活性剤、保湿剤などが多く配合使用されて来
た。
子、界面活性剤、保湿剤などが多く配合使用されて来
た。
のび特性を向上させるために、従来は球状ナイロン、
球状ポリエチレン、球状ポリスチレンなどの球状合成樹
脂粉末が、又最近ではつきが向上するという事で球状セ
ルロース粉末が使用されている。しかし合成樹脂粉末は
帯電性が大きいことから凝集し、結果として肌に塗布し
た後の粉浮きが生じるという欠点があつた。又球状セル
ロース粉末は凝集性はないが肌表面の水分を吸収してし
まい結果としてかさつき感、ぱさつき感が生じ、仕上が
りが充分に満足されないという欠点があつた。又空中水
分によりセルロースの膨潤・収縮が起こり整形した時ワ
レを生じさせ多量に配合できなかつた。
球状ポリエチレン、球状ポリスチレンなどの球状合成樹
脂粉末が、又最近ではつきが向上するという事で球状セ
ルロース粉末が使用されている。しかし合成樹脂粉末は
帯電性が大きいことから凝集し、結果として肌に塗布し
た後の粉浮きが生じるという欠点があつた。又球状セル
ロース粉末は凝集性はないが肌表面の水分を吸収してし
まい結果としてかさつき感、ぱさつき感が生じ、仕上が
りが充分に満足されないという欠点があつた。又空中水
分によりセルロースの膨潤・収縮が起こり整形した時ワ
レを生じさせ多量に配合できなかつた。
本発明の目的は、のび、つきがよく、肌に塗布した後
の粉浮きがなく、かさつき感、ぱさつき感がなく、かつ
粉末化粧料として必要とされる他の特性も兼備した粉末
化粧料を提供することである。
の粉浮きがなく、かさつき感、ぱさつき感がなく、かつ
粉末化粧料として必要とされる他の特性も兼備した粉末
化粧料を提供することである。
本発明は保湿性高分子を被覆、含浸又は化学結合せし
めた多孔性球状セルロース粉末を配合したことを特徴と
する粉末化粧料である。
めた多孔性球状セルロース粉末を配合したことを特徴と
する粉末化粧料である。
本発明で用いる球状セルロース粉末は、平均粒径が3
〜50μmで、かつ最大粒径が100μm以下のものが好ま
しい。平均粒径が3μm未満の場合はのびの効果が充分
発揮されにくく、平均粒径が50μmを越えるか、あるい
は最大粒径が100μmを越える場合は肌に塗布したとき
にザラザラした感触を与えやすくなるからである。
〜50μmで、かつ最大粒径が100μm以下のものが好ま
しい。平均粒径が3μm未満の場合はのびの効果が充分
発揮されにくく、平均粒径が50μmを越えるか、あるい
は最大粒径が100μmを越える場合は肌に塗布したとき
にザラザラした感触を与えやすくなるからである。
又球状セルロース粉末は、多孔性でないものは保湿性
高分子物質の保持量が少ないので多孔性のものが好まし
い。
高分子物質の保持量が少ないので多孔性のものが好まし
い。
本発明においては上記性能を有している球状セルロー
スであればいずれのものでも使用し得るが、例えば特開
昭55−44312号公報、特開昭53−7759号公報、特開昭57
−38801号公報、特開昭61−241337号公報に記載されて
いる方法により製造されたものを使用する事が出来る。
スであればいずれのものでも使用し得るが、例えば特開
昭55−44312号公報、特開昭53−7759号公報、特開昭57
−38801号公報、特開昭61−241337号公報に記載されて
いる方法により製造されたものを使用する事が出来る。
保湿性高分子物質とは、多孔性球状セルロース粉末の
表面及び内部に、被覆、含浸又は化学結合される事によ
り、粉末が本来有している吸油特性や吸水特性を変化せ
しめ、これにより従来にない新規な官能特性を達成する
ものである。したがつて該保湿性高分子物質は安定的に
粉末の官能特性を維持することが必要であつて、低分子
量の保湿剤として知られているプロピレングリコール、
グリセリン等の多価アルコールは不適当であり、分子量
数百以上のヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸、コラー
ゲン、コラーゲン加水分解物、エラスチレン、エラスチ
ン加水分解物、フイブロネクチンもしくはこれらの塩又
はこれらの誘導体等が好適であり、これらのうち1種又
は2種以上を混合して用いることができる。
表面及び内部に、被覆、含浸又は化学結合される事によ
り、粉末が本来有している吸油特性や吸水特性を変化せ
しめ、これにより従来にない新規な官能特性を達成する
ものである。したがつて該保湿性高分子物質は安定的に
粉末の官能特性を維持することが必要であつて、低分子
量の保湿剤として知られているプロピレングリコール、
グリセリン等の多価アルコールは不適当であり、分子量
数百以上のヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸、コラー
ゲン、コラーゲン加水分解物、エラスチレン、エラスチ
ン加水分解物、フイブロネクチンもしくはこれらの塩又
はこれらの誘導体等が好適であり、これらのうち1種又
は2種以上を混合して用いることができる。
尚、これら保湿性高分子物質は生体より抽出されたも
のでも、新たに合成されたものでも又は微生物的手法に
より作られたものであつても本発明に於て使用可能であ
る。
のでも、新たに合成されたものでも又は微生物的手法に
より作られたものであつても本発明に於て使用可能であ
る。
次にこれら保湿性高分子物質を多孔性球状セルロース
粉末に被覆、含浸又は化学結合せしめる方法は例えば、
保湿性高分子物質を溶解した溶解液中に、多孔性球状セ
ルロース粉末を撹拌浸漬し、その溶液を乾燥させる方
法、機械的に一定割合の保湿性高分子粉末と多孔性球状
セルロース粉末を混合しセルロースの表面をコーテイン
グし又はセルロースのポアの中に保湿性高分子粉末を押
し込むハイブリダイゼーシヨン法、セルロースのOH基を
利用し共有結合、イオン結合により化学的に結合させる
方法等いずれを用いても良く、多孔性球状セルロースの
官能特性を維持できれば良い。
粉末に被覆、含浸又は化学結合せしめる方法は例えば、
保湿性高分子物質を溶解した溶解液中に、多孔性球状セ
ルロース粉末を撹拌浸漬し、その溶液を乾燥させる方
法、機械的に一定割合の保湿性高分子粉末と多孔性球状
セルロース粉末を混合しセルロースの表面をコーテイン
グし又はセルロースのポアの中に保湿性高分子粉末を押
し込むハイブリダイゼーシヨン法、セルロースのOH基を
利用し共有結合、イオン結合により化学的に結合させる
方法等いずれを用いても良く、多孔性球状セルロースの
官能特性を維持できれば良い。
前記の球状セルロース粉末の配合量は粉末化粧料全量
中の0.1〜50重量%が好ましい。配合量が0.1%未満では
つきの効果が充分でないことがあり、50重量%を越える
とすべりが良くなり過ぎてつきが悪くなることがあるか
らである。
中の0.1〜50重量%が好ましい。配合量が0.1%未満では
つきの効果が充分でないことがあり、50重量%を越える
とすべりが良くなり過ぎてつきが悪くなることがあるか
らである。
つぎに本発明で用いる粉末、油分について説明する。
本発明で用いる粉末部の主要部を構成する体質顔料と
しては、前記保湿性高分子物質を被覆等した球状セルロ
ース粉末の他一般的に化粧料に用いられる体質顔料類を
用いることができ、たとえば亜鉛華、二酸化チタン、タ
ルク、マイカ、クレー、カオリンなどの体質顔料があ
り、これらの一種又は二種以上に加えて必要に応じて酸
化鉄、群青などの無機顔料および有機顔料を用いること
ができる。
しては、前記保湿性高分子物質を被覆等した球状セルロ
ース粉末の他一般的に化粧料に用いられる体質顔料類を
用いることができ、たとえば亜鉛華、二酸化チタン、タ
ルク、マイカ、クレー、カオリンなどの体質顔料があ
り、これらの一種又は二種以上に加えて必要に応じて酸
化鉄、群青などの無機顔料および有機顔料を用いること
ができる。
本発明で用いられる油分としては、やはり化粧料に一
般的に用いられる油分を用いることができ、それらの一
種又は二種以上を目的により任意に用いることができ
る。それらの例を列記するならば以下の通りである。セ
チルアルコール、ステアリルアルコールなどの高級アル
コール、ステアリン酸、ベヘン酸などの高級脂肪酸、固
形パラフイン、マイクロクリスタリンワツクス、ポリエ
チレンワツクス、キヤンデリラロウ、ビースワツクス、
硬化ヒマシ油、カルナバロウ、バリコワツクスなどのワ
ツクス、オリーブ油、ホホバ油、ヒマシ油、ラノリンな
どの動植物油、流動パラフイン、ワセリンなどの鉱物
油、トリメチロールプロパントリイソステアレート、イ
ソプロピルミリステート、グリセロールトリ−2−エチ
ルヘキサノエート、ペンタエリスリトールテトラ−2−
エチルヘキサノエート、シリコーン油などの合成油。
般的に用いられる油分を用いることができ、それらの一
種又は二種以上を目的により任意に用いることができ
る。それらの例を列記するならば以下の通りである。セ
チルアルコール、ステアリルアルコールなどの高級アル
コール、ステアリン酸、ベヘン酸などの高級脂肪酸、固
形パラフイン、マイクロクリスタリンワツクス、ポリエ
チレンワツクス、キヤンデリラロウ、ビースワツクス、
硬化ヒマシ油、カルナバロウ、バリコワツクスなどのワ
ツクス、オリーブ油、ホホバ油、ヒマシ油、ラノリンな
どの動植物油、流動パラフイン、ワセリンなどの鉱物
油、トリメチロールプロパントリイソステアレート、イ
ソプロピルミリステート、グリセロールトリ−2−エチ
ルヘキサノエート、ペンタエリスリトールテトラ−2−
エチルヘキサノエート、シリコーン油などの合成油。
体質顔料を含む粉末部の配合量は、通常粉末化粧料の
全量中の30〜99.5重量%であり、油分の配合量は通常粉
末化粧料全量中の0.5〜70重量%である。
全量中の30〜99.5重量%であり、油分の配合量は通常粉
末化粧料全量中の0.5〜70重量%である。
本発明の粉末化粧料には上記保湿性高分子物質を被覆
等した球状セルロース粉末、必要に応じて顔料を含有す
る体質顔料、油分に加えて、目的により界面活性剤、香
料、防腐剤黴剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤など粉末化
粧料中に通常配合される他の成分を配合することができ
る。当然のことながら、前記球状セルロース粉末以外の
球状粉末−たとえば球状合成樹脂粉末−も本発明の効果
を損なわない範囲内で配合可能である。
等した球状セルロース粉末、必要に応じて顔料を含有す
る体質顔料、油分に加えて、目的により界面活性剤、香
料、防腐剤黴剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤など粉末化
粧料中に通常配合される他の成分を配合することができ
る。当然のことながら、前記球状セルロース粉末以外の
球状粉末−たとえば球状合成樹脂粉末−も本発明の効果
を損なわない範囲内で配合可能である。
以下、試験例および実施例を挙げて本発明をさらに詳
細に説明する。しかし本発明はこれらにより限定される
ものではない。
細に説明する。しかし本発明はこれらにより限定される
ものではない。
実施例1 球状セルロース粉末(チッソ(株)製商標セルロフロ
ーC−25) 20.0 重量% ヒアルロン酸ナトリウム(チッソ(株)製商標CHAHty
pe) 1.0 重量% マイカ 46.58重量% タルク 10.0 重量% 二酸化チタン 7.0 重量% 酸化鉄(赤、黒、黄) 3.5 重量% ラノリン 5.0 重量% 流動パラフイン 5.0 重量% ソルビタンセスキオート 1.0 重量% エチルパラバン 0.4 重量% ブチルヒドロキシアニソール 0.02重量% 香料 0.5 重量% とをハイブリダイゼーシヨンシステム(NHS)
(株式会社 奈良機械製作所製)を用い球状セルロース
粉末のポアにヒアルロン酸ナトリウムを押し込み、つい
で〜と共にヘンシエルミキサーにて混合し、他方
〜を80℃で加熱溶解して上記〜に吹きつけて更に
ヘンシエルミキサーにて混合する。ついでアトマイザー
により粉砕し篩処理して圧縮成形により中皿中に成形し
てプレス状フアンデーシヨンを得た。
ーC−25) 20.0 重量% ヒアルロン酸ナトリウム(チッソ(株)製商標CHAHty
pe) 1.0 重量% マイカ 46.58重量% タルク 10.0 重量% 二酸化チタン 7.0 重量% 酸化鉄(赤、黒、黄) 3.5 重量% ラノリン 5.0 重量% 流動パラフイン 5.0 重量% ソルビタンセスキオート 1.0 重量% エチルパラバン 0.4 重量% ブチルヒドロキシアニソール 0.02重量% 香料 0.5 重量% とをハイブリダイゼーシヨンシステム(NHS)
(株式会社 奈良機械製作所製)を用い球状セルロース
粉末のポアにヒアルロン酸ナトリウムを押し込み、つい
で〜と共にヘンシエルミキサーにて混合し、他方
〜を80℃で加熱溶解して上記〜に吹きつけて更に
ヘンシエルミキサーにて混合する。ついでアトマイザー
により粉砕し篩処理して圧縮成形により中皿中に成形し
てプレス状フアンデーシヨンを得た。
比較例1 前記実施例1において球状セルロース粉末の代わりに
球状ナイロン粉末(平均粒径5μmを使用し、かつヒア
ルロン酸ナトリウムの代わりにプロピレングリコールを
使用し、他は実施例1と同様にしてプレス状フアンデー
シヨンを得た。
球状ナイロン粉末(平均粒径5μmを使用し、かつヒア
ルロン酸ナトリウムの代わりにプロピレングリコールを
使用し、他は実施例1と同様にしてプレス状フアンデー
シヨンを得た。
実施例2 特開昭55−44312号公報の実施例3に記載されている
方法と同じ方法で製造したセルロースビーズ(270メツ
シユパス品) 3.0 重量% フイブロネクチン 1.0 重量% マイカ 25.0 重量% タルク 57.95重量% 赤色226号 0.72重量% 酸化鉄(赤、黄、黒) 1.62重量% 群青 0.69重量% ラノリン 3.4 重量% 流動パラフイン 3.4 重量% ソルビタンセスキオレート 0.8 重量% プロピルパラベン 0.2 重量% ブチルヒドロキシトルエン 0.02重量% 香料 0.2 重量% を5倍量の200mM過ヨウ素酸ナトリウム(NaIO4)中
に投入し30℃、30分ゆつくり撹拌震盪した。次いで吸引
過し更によく水洗してホルミルセルロースビーズを得
た。このホルミルセルロースビーズに10倍量の5mMトリ
ス緩衝液及びを入れ50℃で5時間ゆつくり撹拌震盪し
た。次いで吸引過しかるく水洗後ロータリーエバポレ
ーターで乾燥し、フイブロネクチン結合セルロースビー
ズを得た。
方法と同じ方法で製造したセルロースビーズ(270メツ
シユパス品) 3.0 重量% フイブロネクチン 1.0 重量% マイカ 25.0 重量% タルク 57.95重量% 赤色226号 0.72重量% 酸化鉄(赤、黄、黒) 1.62重量% 群青 0.69重量% ラノリン 3.4 重量% 流動パラフイン 3.4 重量% ソルビタンセスキオレート 0.8 重量% プロピルパラベン 0.2 重量% ブチルヒドロキシトルエン 0.02重量% 香料 0.2 重量% を5倍量の200mM過ヨウ素酸ナトリウム(NaIO4)中
に投入し30℃、30分ゆつくり撹拌震盪した。次いで吸引
過し更によく水洗してホルミルセルロースビーズを得
た。このホルミルセルロースビーズに10倍量の5mMトリ
ス緩衝液及びを入れ50℃で5時間ゆつくり撹拌震盪し
た。次いで吸引過しかるく水洗後ロータリーエバポレ
ーターで乾燥し、フイブロネクチン結合セルロースビー
ズを得た。
このフイブロネクチン結合セルロースビーズと〜
を用い実施例1に準じてほほ紅を製造した。
を用い実施例1に準じてほほ紅を製造した。
比較例2 実施例2のセルローズビーズの代わりに球状ナイロン
粉末を使用し、かつ、フイブロネクチンの代わりにポリ
エチレングリコール(分子量3300)を使用し実施例2と
同様にしてほほ紅を製造した。
粉末を使用し、かつ、フイブロネクチンの代わりにポリ
エチレングリコール(分子量3300)を使用し実施例2と
同様にしてほほ紅を製造した。
試験例 実施例1及び比較例1で得られたフアンデーシヨンの
評価を実使用テストにて行つた。実使用テストは女性専
門パネラー20名を被験者として実施例1と比較例1の使
用性の差を確認した。結果を第1表に示す。第1表に示
す様に明らかに本発明の粉末化粧料はつきが良く、かさ
つき感、ぱさつき感のない優れた粉末化粧料であつた。
評価を実使用テストにて行つた。実使用テストは女性専
門パネラー20名を被験者として実施例1と比較例1の使
用性の差を確認した。結果を第1表に示す。第1表に示
す様に明らかに本発明の粉末化粧料はつきが良く、かさ
つき感、ぱさつき感のない優れた粉末化粧料であつた。
実施例2及び比較例2で得られたほほ紅についても実
施例1および比較例1と同様にして評価し、実施例2で
得られたほほ紅はつきが良く、粉浮きせずしつとりとし
た仕上り感を有する優れた粉末化粧料であることを確認
した。
施例1および比較例1と同様にして評価し、実施例2で
得られたほほ紅はつきが良く、粉浮きせずしつとりとし
た仕上り感を有する優れた粉末化粧料であることを確認
した。
本発明の粉末化粧料は、のび、つきがよく、肌に塗布
した後の粉浮きがなく、かさつき感、ぱさつき感がな
く、総合的な仕上りがよい。
した後の粉浮きがなく、かさつき感、ぱさつき感がな
く、総合的な仕上りがよい。
Claims (4)
- 【請求項1】保湿性高分子物質より選択される1種又は
2種以上を被覆、含浸又は化学結合せしめた球状セルロ
ース粉末を配合したことを特徴とする粉末化粧料。 - 【請求項2】球状セルロース粉末が平均3〜50μmかつ
最大100μmの粒径を有する多孔性球状セルロース粉末
である請求項(1)に記載の粉末化粧料。 - 【請求項3】保温性高分子物質がヒアルロン酸、コンド
ロイチン硫酸、コラーゲン、コラーゲン加水分解物、エ
ラスチン、エラスチン加水分解物、フイブロネクチンも
しくはこれらの塩又はこれらの誘導体より選択される1
種又は2種以上の混合物である請求項(1)又は(2)
に記載の粉末化粧料。 - 【請求項4】保湿性高分子を被覆、含浸又は化学結合せ
しめた球状セルロース粒子の配合量が粉末化粧料の全量
中の0.1〜50重量%である請求項(1)ないし(3)の
いずれかに記載の粉末化粧料。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63144364A JP2627642B2 (ja) | 1988-06-11 | 1988-06-11 | 粉末化粧料 |
US07/431,249 US5024831A (en) | 1988-06-11 | 1989-11-03 | Powdery cosmetic containing cellulose powder impregnated with moisturizing polymer |
EP89120486A EP0432279B1 (en) | 1988-06-11 | 1989-11-06 | Powdery cosmetic |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63144364A JP2627642B2 (ja) | 1988-06-11 | 1988-06-11 | 粉末化粧料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01313413A JPH01313413A (ja) | 1989-12-18 |
JP2627642B2 true JP2627642B2 (ja) | 1997-07-09 |
Family
ID=15360390
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63144364A Expired - Fee Related JP2627642B2 (ja) | 1988-06-11 | 1988-06-11 | 粉末化粧料 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5024831A (ja) |
EP (1) | EP0432279B1 (ja) |
JP (1) | JP2627642B2 (ja) |
Families Citing this family (23)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5288481A (en) * | 1989-11-27 | 1994-02-22 | The Procter & Gamble Company | Invisible foundation composition |
FR2669222B1 (fr) | 1990-11-15 | 1995-03-03 | Oreal | Compositions cosmetiques sous forme de poudres coulees comprenant des microspheres creuses, et leur preparation. |
US6080707A (en) * | 1995-02-15 | 2000-06-27 | The Procter & Gamble Company | Crystalline hydroxy waxes as oil in water stabilizers for skin cleansing liquid composition |
CN1097453C (zh) * | 1995-02-15 | 2003-01-01 | 普罗克特和甘保尔公司 | 结晶羟基蜡作为水包油稳定剂用于洁肤液体组合物 |
FR2846878B1 (fr) * | 2002-11-12 | 2004-12-24 | Oreal | Utilisation de microbilles de cellulose pour matifier la peau |
ATE338528T1 (de) * | 2002-11-12 | 2006-09-15 | Oreal | Verwendung von celluloseperlen zur mattierung der haut |
JP5007471B2 (ja) * | 2004-03-17 | 2012-08-22 | 株式会社林原 | 機能性粉体 |
US8709453B2 (en) * | 2004-06-21 | 2014-04-29 | Daniel S. Cap | Cosmetic product including vegetable oil blend |
FR2891455A1 (fr) * | 2005-09-30 | 2007-04-06 | Fabre Pierre Dermo Cosmetique | Particules diffusantes a base de fibres de xerogel d'organogelifiants, leur procede de preparation et leur utilisation dans des formulations cosmetiques. |
DE102006021553A1 (de) * | 2006-02-08 | 2007-08-16 | Henkel Kgaa | Fluidspeicher |
WO2010026925A1 (ja) * | 2008-09-03 | 2010-03-11 | 株式会社オーケン | 粉体化粧料 |
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