JP2627163B2 - 電子学習機 - Google Patents

電子学習機

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JP2627163B2 JP1350588A JP1350588A JP2627163B2 JP 2627163 B2 JP2627163 B2 JP 2627163B2 JP 1350588 A JP1350588 A JP 1350588A JP 1350588 A JP1350588 A JP 1350588A JP 2627163 B2 JP2627163 B2 JP 2627163B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は電子学習機に関し、さらに詳言すれば理解度
の確認ができる電子学習機に関する。
(従来技術) 従来の電子学習機は複数の問題とそれぞれの問題に対
する正解答とが記憶させてあり、問題を出題して、出題
問題に対して入力された解答の正誤を判定したり、また
は正解答を表示させて、入力された解答を学習者が正解
答と比較して正誤を判定するように構成されている。
また出題は学習項目毎に複数出題されて、学習項目主
題の理解を深めるように構成されている。
(発明が解決しようとする課題) しかし電子学習機においては、出題された問題に対す
る学習が終了したか否かは、出題に対する正解答が出力
されたか否かによって判定している。すなわち正解答が
出力されたときはその問題の実行がなされて、学習が終
了したものとしている。
このため従来の電子学習機においては学習項目毎の理
解度を確認したりすることはできない問題点があった。
本発明は上記の問題点を、学習項目に対応する確認テ
スト問題を複数の学習項目終了後出題することによって
解決するようにした電子学習機を提供することを目的と
する。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上記の問題点を解決するために第1図の如く
構成した。
学習項目に対する問題群と学習項目に対する1以上の
確認テスト問題とそれぞれの問題に対する正解答とを記
憶させた記憶手段11と、問題および正解答を表示させる
ための表示手段12と、前記問題群とその各問題に対する
正解答とを各別に前記表示手段12に表示させる制御手段
13と、所定数の学習項目の学習終了を判別する判別手段
14と、前記判別手段14により学習終了と判定された前記
所定数の学習項目に対する1以上の確認テスト問題を前
記表示手段12に表示させる確認テスト問題表示制御手段
15とを備えた。
(作 用) 記憶手段11に記憶の問題群が制御手段13によって表示
手段12に表示される。この表示された問題を解答し、出
題された問題に対応する正解答を表示手段12に表示させ
ることにより学習者の解答の正誤が判定されて、学習が
進められる。この学習により所定数の学習項目の問題群
の学習終了が判別手段14によって判別される。この判別
がなされた場合、学習が終了したと判別手段14によって
判別された所定数の学習項目に対する確認テスト問題が
表示手段12に、確認テスト問題表示制御手段15によって
表示される。
したがって学習者が確認テスト問題を学習することに
よって、学習が終了した学習項目に対する理解の程度が
確認されることになる。この結果、各学習項目の学習終
了を、従来の場合と同様に学習項目に対する問題群の表
示後における正解答の表示の有無によって判別しても、
確認テスト問題を学習することで理解の程度が判ること
になる。
(実施例) 以下、本発明を実施例により説明する。
第2図は本発明の一実施例の構成を示すブロック図で
ある。
本発明の一実施例における電子学習機は、中央処理装
置(CPU)1、ブートストラッププログラムを記憶させ
たROM2、RAM3、読み出し書き込み可能な不揮発性の外部
記憶装置4、キー入力装置5およびディスプレイ装置6
を備えている。
外部記憶装置4は学習機の制御手順が記憶されている
教授部領域4A、学習項目目次と、各学習項目に対する複
数の問題と、学習項目に対する確認テスト問題と、問題
および確認テスト問題のそれぞれに対する正解答とが記
憶されている問題・解答部領域と4B、学習者に対する出
題情報、学習項目の学習終了情報等の学習状況情報が記
憶されている管理情報領域4Cを備えており、たとえばフ
レキシブルディスク記憶装置で構成されている。
RAM3には外部記憶装置4に対応して教授部領域3A、問
題・解答部領域3Bおよび管理情報領域3Cのほかに、ディ
スプレイ装置6に出力するべき画面情報を編集する表示
用RAM領域3Dを備えており、電源投入により外部記憶装
置4の教授部領域4Aの記憶内容がRAM3の教授部領域3Aに
書き込まれ、さらに後記するキー入力装置5からの出力
信号にともなって問題・解答部領域4Bの記憶内容の一部
が、管理情報領域4Cの記憶内容の一部または全部が、RA
M3の対応する領域に書き込まれる。さらに管理情報領域
3Cの記憶内容の一部は、その記憶内容に変更があったと
きは変更の都度、管理情報領域4Cに書き込んで管理情報
領域4C内の記憶内容の更新を行なう。さらにまた、管理
情報領域3Cには学習済の学習項目および学習項目数を記
憶するバッファ領域3C1が形成してあるほか、入力され
た解答と正解答とを比較照合して採点等するために必要
とするバッファ領域(図示せず)が形成してある。
キー入力装置5にはメニュー表示を指示するためのメ
ニュー表示キー51、正解答表示を指示するための正解答
表示キー52、確認テストの実行を指示する確認テストキ
ー53、終了を指示するための終了キー54等のファンクシ
ョン選択のためのキー、さらにカーソルキー511、実行
キー512、スクロールキー513等を備えている。カーソル
キー511はディスプレイ装置6の画面上に表示されるカ
ーソル(項目等を選択するための網掛け表示)を移動さ
せる。実行キー512は項目の選択や機能の実行のための
キーである。
上記の如く構成された本発明の一実施例における作用
を、第3図にしたがって、英語学習の場合に適用した例
で説明する。
電源の投入によりROM2に記憶されたブートストラップ
プログラムにともなって教授部領域4Aの記憶内容が教授
部領域3Aに書き込まれ、続いて教授部領域3Aに書き込ま
れたメニューデータは表示用RAM領域3Dに書き込まれて
表示用RAM領域3D上で画面用のデータに展開され、メニ
ューがディスプレイ装置6の画面上に表示される。メニ
ュー表示の一例は第4図に示す如くである。
この状態で所望の学習種別(チェックシート(CS)、
文法、読解、作文、模擬テスト等)にカーソル位置を移
動させ、実行キー512を押圧することによって学習種別
が選択される。学習種別の選択によって例えば文法が選
択されたものとする。ここでCSは単語、熟語および一問
一答型式の問題のことを示している。
一方、問題・解答部領域4Bには各学習種別の各学習項
目に対して複数の問題およびその学習項目の理解が確実
にされているかを確認するために学習項目に対して1以
上の確認テスト問題が付番されて記憶されていると共
に、これらの正解答が格納されている。
学習種別の選択によって確認テスト問題が所定数貯っ
ているか否かが判別される(ステップS1)。学習を開始
したときは未だ学習済の学習項目は無く、確認テスト問
題は貯っていない。
確認テスト問題が所定数貯っていないときは、文法目
次データが問題・解答部領域4Bから問題・解答部領域3B
に書き込まれ、表示用RAM領域3Dに書き込まれて表示用R
AM領域3D上で画面用のデータに展開され、ディスプレイ
装置6の画面上に表示される。目次画面の一例は第5図
に示す如くである。
目次画面上において、たとえばカーソル位置を所望の
学習項目番号に対応する位置にまで移動させ、実行キー
512を押圧することによって学習項目番号の選択がなさ
れる(ステップS2)。第5図においては学習項目番号2
2、文法コードG022を選択している場合を例示してい
る。
ステップS2において学習項目を選択したときは当該学
習項目に対して記憶させてある複数の問題(確認テスト
問題は除く)が問題・解答部領域4Bから問題解答部領域
3Bに書き込まれ、表示用RAM領域3Dにおいて表示用のデ
ータに展開されて、ディスプレイ装置6の画面上に表示
される(ステップS3)。ステップS3が実行されたときに
おけるディスプレイ装置6の画面上の表示の一例は第6
図(a)に示す如くである。ステップS3において出題さ
れた問題を解答して行くことにより選択された学習項目
の学習が進められる。ステップS3に続いて正解答表示キ
ー52を押圧することによりステップS3において出題され
た問題に対する正解答が、問題の場合と同様にしてディ
スプレイ装置6の画面上に表示される(ステップS4)。
正解答が表示されたときディスプレイ装置6の画面上の
表示の一例は第6図(a)に対して、第6図(b)に示
す如くである。
ステップS4に続いて1学習項目に対する問題(確認テ
スト問題を除く)の総てが行なわれたかが判別され(ス
テップS5)、学習項目に対する問題の総てが行なわれる
までステップS1〜S5が繰り返される。1学習項目に対す
る問題(確認テスト問題を除く)が仮に10問であるとす
れば、これらのステップが2回繰り返されることにな
る。第6図の例では1回に5問出題されているためであ
る。
1学習項目の学習が終了すれば(学習項目の学習の終
了は従来の場合と同様に当該学習項目に対して出題され
た全問題(確認テスト問題は除く)に対して正解答の表
示がなされたことにより終了とみなしている)、管理情
報領域3Cのバッファ領域3C1に学習済の学習項目が記憶
され(ステップS6)、ついでバッファ領域3C1内の学習
項目数の記憶内容が“+1"される(ステップS7)。ステ
ップS7に続いてステップS1が実行される。ここでバッフ
ァ領域3C1内の学習項目数に記憶内容は貯った確認テス
ト問題数に対応している。
ステップS1の実行において、バッファ領域3C1内の学
習項目数の記憶内容が参照されて、確認テスト問題が所
定数貯っているかが判別される。この所定数を例えば
“3"とする。本例では1学習項目に対して1確認テスト
問題が用意されているものとすれば、確認テスト問題が
三問貯ったことによって、ステップS1において確認テス
ト問題が貯ったとされる。ステップS1において、確認テ
スト問題が貯ったときはディスプレイ装置6の画面の下
欄に表示され、ステップS8の実行を待つ。この状態にお
いて確認テストキー53が押圧されたか否かが判別される
(ステップS8)。ステップS8において確認テストキー53
が押圧されていないときは学習項目選択のための目次画
面がディスプレイ装置6の画面上に表示され、この画面
上の表示において確認テスト問題が残っていることが下
欄に示されている。その一例は第7図に示す如くであ
る。
ステップS8において確認テストキー53が押圧されてい
ると判別されたときは、管理情報領域3Cのバッファ領域
3C1内に記憶されている学習済の学習項目に対する確認
テスト問題が問題・解答部領域4Bから読み出されて、問
題・解答部領域3Bに書き込まれ、表示用RAM領域3Dにお
いて表示用データに展開されて、ディスプレイ装置6の
画面上に確認テスト問題が表示される(ステップS9)。
ディスプレイ装置6の画面上に表示される確認テスト問
題の一例は第8図(a)に示す如くであって、学習済の
学習項目に対応させてある確認テスト問題が、学習済の
学習項目数、本例では3問出題されることになる。
ステップS9により表示された確認テスト問題が学習さ
れ、ステップS3とステップS4との関係と同様に、確認テ
スト問題の学習が進められ、正解答表示キー52を押圧す
ることによりステップS9において出題された確認テスト
問題に対する正解答の表示がディスプレイ装置6の画面
上に表示される(ステップS10)。確認テスト問題に対
する解答表示の一例は第8図(b)に示す如くである。
ステップS10における確認テスト問題に対する正解答
表示に続いて、正解答が表示された学習項目を管理情報
領域3Cのバッファ領域3C1内に記憶の学習項目から消去
すると共に、正解答が表示された学習項目数をバッファ
領域3C1に記憶の学習項目数から減算して学習項目数を
残り学習項目数に更新される(ステップS11)。次に終
了キー54が押圧されたか否かが判別され(ステップ
S12)、終了キー54が押圧されていないときは再びステ
ップS1からが実行されて、再び学習項目、または確認テ
スト問題の学習がなされる。
なお、上記した実施例においては、確認テスト問題が
各学習項目に対して1問だけ用意されている場合を例示
したが、複数問題として学習済の学習項目に対して複数
の確認テストを出題するようにしてもよい。
さらに学習種別として文法を選択した場合を例に説明
したが、文法に限る必要はなく他の学習種別についても
同様に構成できる。
さらにまた、ディスプレイ装置6の他に出力装置とし
て印字装置を備えて、出題問題または/および正解答を
印字するようにしてもよい。
(発明の効果) 以上説明した如く本発明によれば、学習項目に対する
確認テスト問題を記憶手段に記憶させ、所定数の学習項
目の学習が終了したことを判別し、学習が終了と判別さ
れた所定数の学習項目に対する確認テストを出題するよ
うにしたため、学習の終了した学習項目の理解の程度が
確認テスト問題を学習することで判ることになる。
したがって学習項目の学習が終了したとの判断を学習
項目に対する問題群の正解答が出力されたことによって
判別しても、確認テスト問題を学習することで理解の程
度が確認されることになる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の構成を示すブロック図。 第2図は本発明の一実施例の構成を示すブロック図。 第3図は本発明の一実施例の作用の説明に供するフロー
チャート。 第4図は本発明の一実施例の作用の説明に供するメニュ
ー画面の一例を示す図。 第5図および第7図は本発明の一実施例の作用の説明に
供する目次画面の一例を示す図。 第6図および第8図は本発明の一実施例の作用の説明に
供する問題群、確認テスト問題およびその解答を示す画
面の一例を示す図。 1……CPU、2……ROM、3……RAM、4……外部記憶装
置、5……キー入力装置、6……ディスプレイ装置、11
……記憶手段、12……表示手段、13……制御手段、14…
…判別手段、15……確認テスト問題表示制御手段。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】学習項目に対する問題群と学習項目に対す
    る1以上の確認テスト問題とそれぞれの問題に対する正
    解答とを記憶させた記憶手段と、問題および正解答を表
    示させるための表示手段と、前記問題群とその各問題に
    対する正解答とを各別に前記表示手段に表示させる制御
    手段と、所定数の学習項目の学習終了を判別する判別手
    段と、前記判別手段により学習終了と判定された前記所
    定数の学習項目に対する1以上の確認テスト問題を前記
    表示手段に表示させる確認テスト問題表示制御手段とを
    備えたことを特徴とする電子学習機。
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