JP2626287B2 - Plo回路 - Google Patents
Plo回路Info
- Publication number
- JP2626287B2 JP2626287B2 JP3055311A JP5531191A JP2626287B2 JP 2626287 B2 JP2626287 B2 JP 2626287B2 JP 3055311 A JP3055311 A JP 3055311A JP 5531191 A JP5531191 A JP 5531191A JP 2626287 B2 JP2626287 B2 JP 2626287B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- frequency
- gain
- circuit
- output
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はPLO回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のPLO回路は、図2に示すよう
に、入力クロック7と出力クロック8との位相差を位相
比較器1で検出し積分回路3で電圧信号に変換して電圧
制御発振器4出力周波数を制御させることにより、入力
クロック7に同期した出力クロック8を得ている。
に、入力クロック7と出力クロック8との位相差を位相
比較器1で検出し積分回路3で電圧信号に変換して電圧
制御発振器4出力周波数を制御させることにより、入力
クロック7に同期した出力クロック8を得ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のPLO回路では
位相比較器1及び積分回路3によって決定される利得K
1 は一度設定すると変更できず、また電圧制御発振器4
の利得K4 は経時的に変化するので、K1 ×K2 によっ
て定まるPLO回路のループ利得Kが経時的に変化す
る。PLO回路のループ利得Kは、PLO回路の定常位
誤差やジッタカットオフ周波数を決定する要因であるた
め、従来のPLO回路には、定常位相誤差やジッタカッ
トオフ周波数が経時変化するという問題点がある。
位相比較器1及び積分回路3によって決定される利得K
1 は一度設定すると変更できず、また電圧制御発振器4
の利得K4 は経時的に変化するので、K1 ×K2 によっ
て定まるPLO回路のループ利得Kが経時的に変化す
る。PLO回路のループ利得Kは、PLO回路の定常位
誤差やジッタカットオフ周波数を決定する要因であるた
め、従来のPLO回路には、定常位相誤差やジッタカッ
トオフ周波数が経時変化するという問題点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のPLO回路は、
入力クロックおよび出力クロックの位相差を示す電圧信
号を発生する位相比較器と、前記電圧信号を積分する可
変利得積分回路と、該積分信号に応答して出力周波数を
制御する電圧制御発振器と、該電圧制御発振器から発す
る前記出力クロックの周波数を電圧に変換する周波数−
電圧変換器と、該周波数−電圧変換器の出力電圧および
前記積分電圧の電位差を検出するオペアンプとを備え、
前記オペアンプの検出電位差に応じて前記可変利得積分
回路の利得を可変設定する。
入力クロックおよび出力クロックの位相差を示す電圧信
号を発生する位相比較器と、前記電圧信号を積分する可
変利得積分回路と、該積分信号に応答して出力周波数を
制御する電圧制御発振器と、該電圧制御発振器から発す
る前記出力クロックの周波数を電圧に変換する周波数−
電圧変換器と、該周波数−電圧変換器の出力電圧および
前記積分電圧の電位差を検出するオペアンプとを備え、
前記オペアンプの検出電位差に応じて前記可変利得積分
回路の利得を可変設定する。
【0005】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【0006】図1は本発明の一実施例のブロック図であ
る。基本的な動作は、図2に示すような従来のPLO回
路と同様に、入力クロック7と出力クロック8との位相
差を位相比較器1で検出し可変利得積分回路2にて電圧
に変換して電圧制御発振器4の出力周波数を制御して、
入力クロック7と周波数同期した出力クロック8を得る
というものである。
る。基本的な動作は、図2に示すような従来のPLO回
路と同様に、入力クロック7と出力クロック8との位相
差を位相比較器1で検出し可変利得積分回路2にて電圧
に変換して電圧制御発振器4の出力周波数を制御して、
入力クロック7と周波数同期した出力クロック8を得る
というものである。
【0007】一方、周波数−電圧(f−V)変換器5は
出力クロック8の周波数fを電圧に変換する。電圧制御
発振器4の制御電圧V4 とf−V変換器5の出力電圧V
5 との電位差をオペアンプ6によって検出し、この電位
差に応じて可変利得積分回路2の利得を変化させる。電
圧制御発振器4の出力周波数fは、次式(1)で表わさ
れる。
出力クロック8の周波数fを電圧に変換する。電圧制御
発振器4の制御電圧V4 とf−V変換器5の出力電圧V
5 との電位差をオペアンプ6によって検出し、この電位
差に応じて可変利得積分回路2の利得を変化させる。電
圧制御発振器4の出力周波数fは、次式(1)で表わさ
れる。
【0008】 f=f0 +(V4 −VO )K4 ……(1) ただし、f0 は発振中心周波数、V4 は制御電圧、V0
は周波数f0 出力時の制御電圧、K4 は利得を示す。f
−V変換器5の変換利得K5 は、電圧制御発振器4の初
期利得K40の逆数に等しく、すなわちK5 =1/K40と
設定しておけば、K5 f0 =V0 であるから、f−V変
換器5の出力電圧V5 は、 V5 =V0 +(f+f0 )K5 ……(2) と表わされる。
は周波数f0 出力時の制御電圧、K4 は利得を示す。f
−V変換器5の変換利得K5 は、電圧制御発振器4の初
期利得K40の逆数に等しく、すなわちK5 =1/K40と
設定しておけば、K5 f0 =V0 であるから、f−V変
換器5の出力電圧V5 は、 V5 =V0 +(f+f0 )K5 ……(2) と表わされる。
【0009】利得K4 が初期利得K40と等しければ、式
(1),(2)から明らかなごとくV5 =V4 が成立
し、オペアンプ6の出力電圧がゼロになる。経時変化に
よる利得K4 が初期利得K40からずれると、オペアンプ
6の出力電圧がゼロでなくなり、これに応じて可変利得
積分回路2の利得K2 を可変設定させることにより、ル
ープ利得Kの値を、K4 の変化に対して不変に維持でき
る。
(1),(2)から明らかなごとくV5 =V4 が成立
し、オペアンプ6の出力電圧がゼロになる。経時変化に
よる利得K4 が初期利得K40からずれると、オペアンプ
6の出力電圧がゼロでなくなり、これに応じて可変利得
積分回路2の利得K2 を可変設定させることにより、ル
ープ利得Kの値を、K4 の変化に対して不変に維持でき
る。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、電圧制御
発振器の利得変化に応じて積分回路の利得を代えること
によって補償し、ループ利得を一定値に維持させること
により、定常位相誤差やジッタカットオフ周波数を一定
に保つことができるという効果を有する。
発振器の利得変化に応じて積分回路の利得を代えること
によって補償し、ループ利得を一定値に維持させること
により、定常位相誤差やジッタカットオフ周波数を一定
に保つことができるという効果を有する。
【図1】本発明の一実施例のブロック図。
【図2】従来のPLO回路のブロック図。
1 位相比較器 2 可変利得積分回路 3 積分回路 4 電圧制御発振器 5 周波数−電圧(f−V)変換器 6 オペアンプ 7 入力クロック 8 出力クロック
Claims (2)
- 【請求項1】 入力クロックおよび出力クロックの位相
差を示す電圧信号を発生する位相比較器と、前記電圧信
号を積分する可変利得積分回路と、該積分信号に応答し
て出力周波数を制御する電圧制御発振器と、該電圧制御
発振器から発する前記出力クロックの周波数を電圧に変
換する周波数−電圧変換器と、該周波数−電圧変換器の
出力電圧および前記積分電圧の電位差を検出するオペア
ンプとを備え、前記オペアンプの検出電位差に応じて前
記可変利得積分回路の利得を可変設定することを特徴と
するPLO回路。 - 【請求項2】 前記周波数−電圧変換器の変換利得を、
前記電圧制御発振器の初期利得の逆数に等しく設定して
ある請求項1記載のPLO回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3055311A JP2626287B2 (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | Plo回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3055311A JP2626287B2 (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | Plo回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04291517A JPH04291517A (ja) | 1992-10-15 |
JP2626287B2 true JP2626287B2 (ja) | 1997-07-02 |
Family
ID=12995019
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3055311A Expired - Lifetime JP2626287B2 (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | Plo回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2626287B2 (ja) |
-
1991
- 1991-03-20 JP JP3055311A patent/JP2626287B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04291517A (ja) | 1992-10-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970218 |