JP2625265B2 - 消波管の製造方法およびその装置 - Google Patents

消波管の製造方法およびその装置

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JP2625265B2
JP2625265B2 JP739291A JP739291A JP2625265B2 JP 2625265 B2 JP2625265 B2 JP 2625265B2 JP 739291 A JP739291 A JP 739291A JP 739291 A JP739291 A JP 739291A JP 2625265 B2 JP2625265 B2 JP 2625265B2
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彬夫 田中
義郎 永井
治生 清水
好尚 佐藤
直勝 足立
勲 上田
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Kubota Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、護岸等を目的として岸
辺に配置され、打ち寄せる波浪を消波する消波管の製造
方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、消波管は鋳鉄管などによって軸心
方向に消波孔が形成されており、消波孔は端部位置もし
くは途中位置に其の流路断面が縮小する絞り部がコンク
リートなどで形成されている。そして、絞り部を形成す
るときには、管の受口端部に外型を配置するとともに、
管の挿口側から内型を管内に挿入し、外型と内型を結合
することによって絞り部を形成するためのコンクリート
の充填空間を管内周面に沿って環状に形成し、外型を下
にして管を起立させた状態において充填空間にコンクリ
ートを充填していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の構成に
おいては、内型の周縁部と管内周面の間をシールするこ
とが困難であるために、管を起立させて内型を上方に位
置させることにより、この問題を回避していた。しか
し、コンクリートの充填は圧力を伴うために、内型の周
縁部と管内周面の間からコンクリートが漏出することが
あった。
【0004】また、コンクリートの充填にあたって管を
起立させる必要があり、大径の重量が大きい管等の製造
においては設備が大型化する問題があった。本発明は上
記課題を解決するもので、管を起立させることなく横置
きした状態においてコンクリートの充填を行うことがで
き、しかもコンクリートの漏出を防止することができる
消波管の製造方法およびその装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の消波管の製造方法は、消波孔を形成する管
を横倒させた状態で管の受口端部に外型を装着し、内型
を管の挿口側から挿入して外型に連結可能な位置に配置
し、内型の周縁部と管内周面の間にシール材を介装して
内型を管内周面に圧接固定し、外型と内型を連結して管
内周面に沿って環状の充填空間を形成し、前記充填空間
にコンクリートを充填して養生し、養生後に内型と外型
を解体して取り外して消波孔に絞り部を形成する構成と
したものである。
【0006】本発明の消波管の製造装置は、消波孔を形
成する管の受口周縁部を覆って設けられ、管内周面に沿
って環状の空隙を有する外型と、管内を走行自在な台車
を有し、管内において外型に対向する位置に配置され、
管内周面に沿って環状の空隙を有するとともに、外型で
形成される前記環状空隙と相互に補完し合って充填空間
を形成する内型と、内型の外周に装着されて内型外周面
と管内周面の間をシールする環状のシール材と、このシ
ール材に対して管軸心方向に接近離間自在に内型に支持
された押し輪と、押し輪をシール材に対して押し圧する
締め付け手段とを備えた構成としたものである。
【0007】
【作用】上記した製造方法により、シール材によって内
型外周面と管内周面の間がシールされ、管内にコンクリ
ートが漏出することがないので、管を横倒した状態にお
いて充填空間にコンクリートを充填することができ、管
を起立させるなどの作業がなくなり、製造作業が簡略化
なものとなる。
【0008】上記した製造装置により、管を横倒した状
態において受口端部に外型を装着し、管の挿口側から内
型を管内に挿入する。このとき、内型は台車を有してい
るので管内を容易に移動することができる。そして、内
型を外型に連結可能な所定位置に配置し、締め付け手段
によって押し輪をシール材に押し圧し、シール材を内型
外周面と管内周面に圧接して内型を管内に圧接固定す
る。さらに、内型と外型を連結し、内型と外型とで相互
に補完し合って充填空間を形成し、管を横倒した状態に
おいて充填空間にコンクリートを充填する。このとき、
シール材によって内型外周面と管内周面の間がシールさ
れるので、管内にコンクリートが漏出することがない。
そして、コンクリートの養生を行って後に外型および内
型を解体する。このことにより、管の内周面に絞り部を
なす環状の突起部が形成される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1において、管1は消波孔を形成するもので
あり、鋳鉄管などで形成されている。そして、管1の受
口2には受口端部周縁部を覆って外型3が配置されてお
り、外型3は管1の内周面との間に環状の空隙をあけて
配置される外型内輪部3aと、受口2に外嵌合して配置
されて受口2の端面に当接する段部を有する外型外輪部
3bとで構成されている。また、外型3には充填口4が
前記空隙に連通して設けられている。
【0010】そして、管1の内部には内型5が外型3に
対向する位置に配置されており、内型5は本体輪部5a
と、本体輪部5aの前方に設けられて管1の内周面との
間に環状の空隙をあけて配置される内型内輪部5bとで
構成されている。また、内型5には本体輪部5aの外周
に環状のシール材6が装着されるとともに、押し輪7が
シール材6に対して管1の軸心方向に接近離間自在に締
付ボルト8を介して支持されている。さらに、内型5は
管1の軸心方向に走行自在な台車9に押し輪7を介して
支持されている。
【0011】そして、外型内輪部3aと内型内輪部5b
の間にはパッキン11が介装されており、外型内輪部3a
と内型内輪部5bは連結ボルト12で連結され、相互に補
完し合って環状の充填空間を形成している。さらに、充
填空間にはコンクリート13が充填されている。また、外
型3には芯だし用の調節ボルト14が周方向に適当間隔で
配置されている。
【0012】以下、上記構成における作用を説明する。
管1を横倒した状態において受口2端部に離型剤を塗布
した外型3を装着し、外型内輪部3aと管1の内周面の
間に形成される空隙が周方向において一様となるように
調節ボルト14で調節する。
【0013】そして、管1の挿口側から内型5を管内に
挿入する。このとき、内型5は台車9に支持されている
ので管内を管軸心方向に容易に移動することができる。
さらに、内型5を外型3に連結可能な所定位置に配置
し、予め外型3の外型内輪部3aに装着しておいたパッ
キン11を介して外型3の外型内輪部3aと内型5の内型
内輪部5bを当接させる。
【0014】そして、締付ボルト8によって押し輪7を
シール材6に押し圧し、シール材6を内型3の本体輪部
5aの外周面と管1の内周面に圧接して内型5を管内に
圧接固定する。さらに、内型5と外型3を連結ボルト12
で連結し、内型5と外型3とで相互に補完し合って充填
空間を管1の内周面に環状に形成し、管1を横倒した状
態において充填口4から充填空間にコンクリート13を充
填する。このとき、シール材6によって内型5の外周面
と管1の内周面の間がシールされるので、充填空間以外
の管1の内部にコンクリート13が漏出することがない。
そして、コンクリート13の養生を行って後に外型3およ
び内型5を解体する。このことにより、管1の内周面に
絞り部をなす環状の突起部が形成される。
【0015】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、シー
ル材によって内型外周面と管内周面の間がシールされ、
管内にコンクリートが漏出することがないので、管を横
倒した状態において充填空間にコンクリートを充填する
ことができ、管を起立させるなどの作業がなくなり、製
造作業が簡略化なものとなり、装置の設定においては、
内型は台車を有しているので管内を容易に移動すること
ができ、締め付け手段によって押し輪をシール材に押し
圧するだけで内型と管の間のシールを容易に行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す消波管の製造装置の縦
断面図である。
【符号の説明】
1 管 3 外型 5 内型 6 シール材 7 押し輪 8 締付ボルト 9 台車 13 コンクリート
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 好尚 兵庫県尼崎市大浜町2丁目26番地 株式 会社クボタ 武庫川製造所内 (72)発明者 足立 直勝 兵庫県尼崎市大浜町2丁目26番地 株式 会社クボタ 武庫川製造所内 (72)発明者 上田 勲 兵庫県尼崎市大浜町2丁目26番地 株式 会社クボタ 武庫川製造所内 (56)参考文献 特開 平4−250210(JP,A) 特開 平3−132304(JP,A) 特開 平1−226309(JP,A) 特開 平1−186305(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 消波孔を形成する管を横倒させた状態で
    管の受口端部に外型を装着し、内型を管の挿口側から挿
    入して外型に連結可能な位置に配置し、内型の周縁部と
    管内周面の間にシール材を介装して内型を管内周面に圧
    接固定し、外型と内型を連結して管内周面に沿って環状
    の充填空間を形成し、前記充填空間にコンクリートを充
    填して養生し、養生後に内型と外型を解体して取り外し
    て消波孔に絞り部を形成することを特徴とする消波管の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 消波孔を形成する管の受口周縁部を覆っ
    て設けられ、管内周面に沿って環状の空隙を有する外型
    と、管内を走行自在な台車を有し、管内において外型に
    対向する位置に配置され、管内周面に沿って環状の空隙
    を有するとともに、外型で形成される前記環状空隙と相
    互に補完し合って充填空間を形成する内型と、内型の外
    周に装着されて内型外周面と管内周面の間をシールする
    環状のシール材と、このシール材に対して管軸心方向に
    接近離間自在に内型に支持された押し輪と、押し輪をシ
    ール材に対して押し圧する締め付け手段とを備えたこと
    を特徴とする消波管の製造装置。
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