JP2625119B2 - 回転ヘツドドラム装置 - Google Patents
回転ヘツドドラム装置Info
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- JP2625119B2 JP2625119B2 JP62089381A JP8938187A JP2625119B2 JP 2625119 B2 JP2625119 B2 JP 2625119B2 JP 62089381 A JP62089381 A JP 62089381A JP 8938187 A JP8938187 A JP 8938187A JP 2625119 B2 JP2625119 B2 JP 2625119B2
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- heads
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はビデオテープレコーダー(以下、VTRと称
す)などに用いられる回転ヘッドドラム装置に関するも
のである。
す)などに用いられる回転ヘッドドラム装置に関するも
のである。
従来の技術 第3図は従来のVTRにおける回転ヘッドドラム装置の
回転ドラムユニットの平面図である。これを説明する
と、11は回転ドラム、13A,13Bおよび13C,13Dはビデオ信
号記録用磁気ヘッド(以下ビデオヘッドという)で、そ
れぞれ同一ベース12A,12Bに固着されている。14A,14Bお
よび14C,14Dはオーディオ信号記録用磁気ヘッド(以下
オーディオヘッドという)で、それぞれ同一ベース12C,
12Dに固着されている。
回転ドラムユニットの平面図である。これを説明する
と、11は回転ドラム、13A,13Bおよび13C,13Dはビデオ信
号記録用磁気ヘッド(以下ビデオヘッドという)で、そ
れぞれ同一ベース12A,12Bに固着されている。14A,14Bお
よび14C,14Dはオーディオ信号記録用磁気ヘッド(以下
オーディオヘッドという)で、それぞれ同一ベース12C,
12Dに固着されている。
以上のように構成された従来の回転ヘッドドラム装置
について、以下にその動作について説明する。
について、以下にその動作について説明する。
回転ヘッドドラム装置が矢印Bの方向に回転すると、
ベース12Aにおいてはビデオヘッド13A、ベース12Bにお
いてはビデオヘッド13C、ベース12Cにおいてはオーディ
オヘッド14A、ベース12Dにおいてはオーディオヘッド14
Cが、それぞれ他方のヘッド13B,13D,14B,14Dに先行して
磁気テープと接触する。
ベース12Aにおいてはビデオヘッド13A、ベース12Bにお
いてはビデオヘッド13C、ベース12Cにおいてはオーディ
オヘッド14A、ベース12Dにおいてはオーディオヘッド14
Cが、それぞれ他方のヘッド13B,13D,14B,14Dに先行して
磁気テープと接触する。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、VTRの高画質化を図る場合一般に輝度
信号の周波数を増加させることにより可能となるが、そ
の場合記録波長が短くなるため上記のような従来の構成
では、他方のヘッドに先行してビデオヘッド13A,13Cと
磁気テープが接触すると磁気テープが振動し後行するビ
デオヘッド13B,13Dの磁気テープとの接触状態が悪くな
り、S/Nの劣化が生じるという問題点を有していた。な
お、同一ベースに一対の磁気ヘッドを設けずに、一つの
ベースに単体の磁気ヘッドを設け、これを回転ドラムに
配置すれば、一対の磁気ヘッドにおける後行ヘッドの磁
気テープとの接触状態が悪くなるという問題点は多少な
くなるが、しかし、一つのベースに単体の磁気ヘッドを
設ければ、ベースの数は2倍になり、これを回転ドラム
に配置する寸法的余裕がない、また、寸法的余裕があっ
ても、部品点数及び組立工数が増加し、コストアップと
なるため、同一ベースに一対の磁気ヘッドを設ける必要
がある。
信号の周波数を増加させることにより可能となるが、そ
の場合記録波長が短くなるため上記のような従来の構成
では、他方のヘッドに先行してビデオヘッド13A,13Cと
磁気テープが接触すると磁気テープが振動し後行するビ
デオヘッド13B,13Dの磁気テープとの接触状態が悪くな
り、S/Nの劣化が生じるという問題点を有していた。な
お、同一ベースに一対の磁気ヘッドを設けずに、一つの
ベースに単体の磁気ヘッドを設け、これを回転ドラムに
配置すれば、一対の磁気ヘッドにおける後行ヘッドの磁
気テープとの接触状態が悪くなるという問題点は多少な
くなるが、しかし、一つのベースに単体の磁気ヘッドを
設ければ、ベースの数は2倍になり、これを回転ドラム
に配置する寸法的余裕がない、また、寸法的余裕があっ
ても、部品点数及び組立工数が増加し、コストアップと
なるため、同一ベースに一対の磁気ヘッドを設ける必要
がある。
本発明は上記問題点に鑑み、磁気テープと磁気ヘッド
の接触状態によるS/Nの劣化を防ぎ、VTRの高画質化を図
ることができる回転ヘッドドラム装置を提供することを
目的とする。
の接触状態によるS/Nの劣化を防ぎ、VTRの高画質化を図
ることができる回転ヘッドドラム装置を提供することを
目的とする。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の回転ヘッドドラ
ム装置は、一つのヘッドベース上に近接して配された第
1および第2の磁気ヘッドを有する少なくとも一対のヘ
ッドベースを回転ドラムに設け、前記第1および第2の
磁気ヘッドのうち磁気テープに先行して接触する一方の
磁気ヘッドでビデオ信号を記録するようにし、他方の磁
気ヘッドでオーディオ信号を記録するようにしたもので
ある。
ム装置は、一つのヘッドベース上に近接して配された第
1および第2の磁気ヘッドを有する少なくとも一対のヘ
ッドベースを回転ドラムに設け、前記第1および第2の
磁気ヘッドのうち磁気テープに先行して接触する一方の
磁気ヘッドでビデオ信号を記録するようにし、他方の磁
気ヘッドでオーディオ信号を記録するようにしたもので
ある。
作用 上記構成において、ビデオヘッドがまず先に良好な状
態で磁気テープに接触するため、VTRの高画質化を図る
ことができ、しかも後で磁気テープに接触するのがオー
ディオヘッドであり、扱う信号の記録波長が長いため、
たとえ磁気テープが先行するビデオヘッドとの接触で振
動し、接触状態が少々不安定となったとしても、その記
録には悪影響を受けずに済む。
態で磁気テープに接触するため、VTRの高画質化を図る
ことができ、しかも後で磁気テープに接触するのがオー
ディオヘッドであり、扱う信号の記録波長が長いため、
たとえ磁気テープが先行するビデオヘッドとの接触で振
動し、接触状態が少々不安定となったとしても、その記
録には悪影響を受けずに済む。
実施例 以下、本発明の一実施例の回転ヘッドドラム装置につ
いて、図面を参照しながら説明する。第1図は本発明の
一実施例を係る回転ヘッドドラム装置の平面図である。
いて、図面を参照しながら説明する。第1図は本発明の
一実施例を係る回転ヘッドドラム装置の平面図である。
第1図において、1は回転ドラムで、たとえば4個
(90゜置きに)のベース2A,2B,2C,2Dが設けられてい
る。これら各ベース2A,2B,2C,2Dには、ビデオヘッド3A,
3B,3C,3Dおよオーディオヘッド4A,4B,4C,4Dがそれぞれ
一個づつすなわちビデオヘッドとオーディオヘッドを1
組とする合計4組のヘッド構成体が回転ドラム1の回転
方向に関して等角度間隔で配置されている。そして、各
ベース2A,2B,2C,2Dにおいて、ビデオヘッド3A,3B,3C,3D
がオーディオヘッド4A,4B,4C,4Dよりも回転方向で前方
になるように配置されるとともに、各ヘッド3Aと4A,3B
と4B、3Cと4C、3Dと4Dの磁気テープ接触する先端面は、
それぞれ回転ドラム1の回転中心を中心点とする円上に
位置するように設けられている。第2図は第1図におけ
るビデオヘッド3Aとオーディオヘッド4Aの部分の拡大平
面図である。
(90゜置きに)のベース2A,2B,2C,2Dが設けられてい
る。これら各ベース2A,2B,2C,2Dには、ビデオヘッド3A,
3B,3C,3Dおよオーディオヘッド4A,4B,4C,4Dがそれぞれ
一個づつすなわちビデオヘッドとオーディオヘッドを1
組とする合計4組のヘッド構成体が回転ドラム1の回転
方向に関して等角度間隔で配置されている。そして、各
ベース2A,2B,2C,2Dにおいて、ビデオヘッド3A,3B,3C,3D
がオーディオヘッド4A,4B,4C,4Dよりも回転方向で前方
になるように配置されるとともに、各ヘッド3Aと4A,3B
と4B、3Cと4C、3Dと4Dの磁気テープ接触する先端面は、
それぞれ回転ドラム1の回転中心を中心点とする円上に
位置するように設けられている。第2図は第1図におけ
るビデオヘッド3Aとオーディオヘッド4Aの部分の拡大平
面図である。
上記構成において、回転ドラム1が矢印Aの方向に回
転すると、各ベース2A,2B,2C,2Dにおいては、ビデオヘ
ッド3A,3B,3C,3Dがオーディオヘッド4A,4B,4C,4Dより先
行して磁気テープに接触することになる。このため、輝
度信号の周波数を増加させた場合、すなわち記録波長が
短くなった場合でも、ビデオヘッド3A,3B,3C,3Dはすべ
て磁気テープに良好な状態で接触するため、S/Nの劣化
を防止することができる。
転すると、各ベース2A,2B,2C,2Dにおいては、ビデオヘ
ッド3A,3B,3C,3Dがオーディオヘッド4A,4B,4C,4Dより先
行して磁気テープに接触することになる。このため、輝
度信号の周波数を増加させた場合、すなわち記録波長が
短くなった場合でも、ビデオヘッド3A,3B,3C,3Dはすべ
て磁気テープに良好な状態で接触するため、S/Nの劣化
を防止することができる。
一方、オーディオヘッド4A,4B,4C,4Dは先行するビデ
オヘッド3A,3B,3C,3Dによる影響で磁気テープが振動
し、磁気テープに対して不安定な状態で接触したとして
も、その記録波長が長いため、悪影響はほとんど受けな
い。このように、ビデオヘッド3A,3B,3C,3Dは常に良好
な状態で磁気テープに接触するので、S/Nの劣化が防止
され、VTRの高画質化を図ることができる。
オヘッド3A,3B,3C,3Dによる影響で磁気テープが振動
し、磁気テープに対して不安定な状態で接触したとして
も、その記録波長が長いため、悪影響はほとんど受けな
い。このように、ビデオヘッド3A,3B,3C,3Dは常に良好
な状態で磁気テープに接触するので、S/Nの劣化が防止
され、VTRの高画質化を図ることができる。
発明の効果 上記本発明の構成によると、回転ドラムの各箇所に設
けられる一対の磁気ヘッドのうち磁気テープに先行して
接触する一方の磁気ヘッドでビデオ信号を記録し、他方
のヘッドでオーディオ信号を記録するようにしたので、
ビデオヘッドが先に良好な状態で磁気テープに接触する
ため、VTRの高画質化を図ることができ、しかも後で磁
気テープに接触するのがオーディオヘッドであるため、
たとえ磁気テープとの接触状態が良好でなくてもその記
録には悪影響を受けずに済み、したがって全体として高
品質化を図ることができる。
けられる一対の磁気ヘッドのうち磁気テープに先行して
接触する一方の磁気ヘッドでビデオ信号を記録し、他方
のヘッドでオーディオ信号を記録するようにしたので、
ビデオヘッドが先に良好な状態で磁気テープに接触する
ため、VTRの高画質化を図ることができ、しかも後で磁
気テープに接触するのがオーディオヘッドであるため、
たとえ磁気テープとの接触状態が良好でなくてもその記
録には悪影響を受けずに済み、したがって全体として高
品質化を図ることができる。
第1図は本発明の一実施例に係る回転ヘッドドラム装置
の回転ドラムユニットの平面図、第2図はその要部拡大
平面図、第3図は従来の回転ヘッドドラム装置の回転ド
ラムユニットの平面図である。 1……回転ドラム、2A,2B,2C,2D……ベース,3A,3B,3C,3
D……ビデオヘッド、4A,4B,4C,4D……オーディオヘッ
ド。
の回転ドラムユニットの平面図、第2図はその要部拡大
平面図、第3図は従来の回転ヘッドドラム装置の回転ド
ラムユニットの平面図である。 1……回転ドラム、2A,2B,2C,2D……ベース,3A,3B,3C,3
D……ビデオヘッド、4A,4B,4C,4D……オーディオヘッ
ド。
Claims (1)
- 【請求項1】一つのヘッドベース上に近接して配された
第1および第2の磁気ヘッドを有する少なくとも一対の
ヘッドベースを回転ドラムに設け、前記第1および第2
の磁気ヘッドのうち磁気テープに先行して接触する一方
の磁気ヘッドでビデオ信号を記録するようにし、他方の
磁気ヘッドでオーディオ信号を記録するようにした回転
ヘッドドラム装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62089381A JP2625119B2 (ja) | 1987-04-10 | 1987-04-10 | 回転ヘツドドラム装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62089381A JP2625119B2 (ja) | 1987-04-10 | 1987-04-10 | 回転ヘツドドラム装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63253504A JPS63253504A (ja) | 1988-10-20 |
JP2625119B2 true JP2625119B2 (ja) | 1997-07-02 |
Family
ID=13969095
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62089381A Expired - Fee Related JP2625119B2 (ja) | 1987-04-10 | 1987-04-10 | 回転ヘツドドラム装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2625119B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5754482A (en) * | 1980-09-19 | 1982-03-31 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Magnetic recording device |
JPS59104707A (ja) * | 1982-12-07 | 1984-06-16 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 磁気記録装置 |
JPS6257101A (ja) * | 1985-09-04 | 1987-03-12 | Victor Co Of Japan Ltd | ロ−タリ−トランス装置 |
-
1987
- 1987-04-10 JP JP62089381A patent/JP2625119B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63253504A (ja) | 1988-10-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |