JP2623666B2 - 織機における織段発生防止装置 - Google Patents

織機における織段発生防止装置

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JP2623666B2
JP2623666B2 JP63087664A JP8766488A JP2623666B2 JP 2623666 B2 JP2623666 B2 JP 2623666B2 JP 63087664 A JP63087664 A JP 63087664A JP 8766488 A JP8766488 A JP 8766488A JP 2623666 B2 JP2623666 B2 JP 2623666B2
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warp
cloth
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weaving
loom
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昇 小林
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株式会社豊田自動織機製作所
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D51/00Driving, starting, or stopping arrangements; Automatic stop motions
    • D03D51/002Avoiding starting marks

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は機台停止に起因する織段の発生を防止する装
置に関するものである。
(従来の技術) ワープビームから送り出される経糸の適正な張力維持
は経糸送り出し速度の制御にて達成され、製織中の織段
発生は比較的容易に防止できるが、機台停止に起因する
織段発生を防止するには機台再起動前に織前位置の調整
を行なう必要がある。通常運転時では筬打ち時点の筬の
加速度に起因する筬の撓みが筬打ち力の要素として予め
組み込まれているため、通常運転時に比して筬打ち時点
の加速度が小さくなる機台起動直後では筬打ち力が低下
し、薄段が発生する。そのため、特公昭60−26849号公
報では経糸を案内するバックローラの支持レバーにピス
トンロッドを当接してバックロールを持ち上げ、全ての
経糸に一時的な過張力を加えて織前を適当量後退させる
手段が採用されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、織幅方向の布の縮みを防止するために
備えられているテンプル装置が前記の過張力による織前
の後退に対して比較的大きな抵抗要素となり、テンプル
装置の設置部に対応する織幅端部とテンプル装置の設置
部に対応しない織幅中央部との間では織前の後退量が異
なる。そのため、織幅中央部の薄段発生を防止しようと
すれば織幅端部の薄段発生が避けられず、織幅端部の薄
段発生を防止しようとすれば織幅中央部の厚段発生が避
けられない。
(課題を解決するための手段) そのために本発明では、経糸方向に見てテンプル装置
と対応する領域の経糸には第1の織前位置補正手段によ
り経糸全体に付与される張力より大きい張力を付与する
ための第2の織前位置補正手段を経糸群の織幅端部分に
設置した。
(作用) 第1の織前位置補正手段は機台再起動直前に作動さ
れ、経糸全体に対して過張力が一時的に付与される。こ
れと共に第2の織前位置補正手段が作動され、テンプル
装置と対応する織幅領域の経糸に対して前記過張力以上
の過張力が付与される。これによりテンプル装置に対応
する織幅端部とテンプル装置に対応しない織幅中央部と
の間の織前位置補正が整合し、織前が全域にわたって同
量後退する。
(実施例) 以下、本発明を具体化した一実施例を図面に基づいて
説明する。
第1図は織機全体の側面を略体的に示し、機台駆動モ
ータ(図示略)の回転駆動が変速機1及び減速歯車機構
2を介してワープビーム3に伝達される。ワープビーム
3から送り出される経糸Tはバックローラ4及びテンシ
ョンローラ5を経由して経糸切断検出用のドロッパ装置
6、綜絖枠7、変形筬8を順次挿通案内され、織布Wと
なってエキスパンションバー9、サーフェスローラ10、
プレスローラ11及びしわ取りガイド部材12を経由して巻
取軸13に巻取られる。
テンションローラ5は検出レバー14A,14Bの一端部に
取り付けられており、検出レバー14A,14Bの他端部に取
り付けられたウェイト15A,15Bにより所定の張力が経糸
Tに付与されるようになっている。経糸Tの張力変動は
検出レバー14A,14B及びリンク16を介して変速機1の変
速レバー1aに伝達され、これにより変速機1の変速比が
経糸Tの張力変動に応じて補正される。
織布Wの織前W1の付近には支持バー17が織幅方向に架
設されており、支持バー17には一対のテンプル装置18,1
9が織布Wの織幅端部に対応して取付けられており、織
布Wの両端部がテンプル18a,19aとカバー18b,19bとの間
でテンプル18a,19aに巻き掛けられて案内される。
検出レバー14A,14Bの他端部の直上には第1の織前位
置補正手段としてのエアシリンダ20,21が設置されてお
り、それらの駆動ロッド20a,21aが突出作動することに
より検出レバー14A,14Bが支軸22を中心に押し下げ回動
される。これによりテンションローラ5が上動し、通常
運転時の設定張力を越えた過張力T1は経糸Tに対して付
与される。
エアシリンダ20,21の後方にはプレスレバー23,24が経
糸方向の支軸25,26に回動可能に支持されており、プレ
スレバー23,24の入力部23a,24aにはエアシリンダ27,28
の駆動ロッド27a,28aが作動連結されている。駆動ロッ
ド27a,28aが突出位置にあるときにはプレスレバー23,24
は第1,2図の実線位置にあり、駆動ロッド27a,28aが没入
作動されるとプレスレバー23,24が第2図の鎖線位置へ
回動配置される。これにより第2の織前位置補正手段を
構成するプレスレバー23,24が経糸方向に見てテンプル1
8a,19aに対応する織幅端部の経糸Tを押し下げる。
エアシリンダ20,21は常には没入状態にあり、エアシ
リンダ27,28は常には突出状態にある。機構が停止した
後に再起動する際には制御コンピュータ(図示略)が起
動信号に基づいて機台起動直前にエアシリンダ20,21の
突出作動及びエアシリンダ27,28の没入作動を指令す
る。これによりエアシリンダ20,21が突出作動すると共
に、エアシリンダ27,28が没入作動する。エアシリンダ2
0,21の突出作動によりテンションローラ5が上動し、通
常運転時の設定張力を越える過張力T1が経糸T全体に対
して付与される。又、エアシリンダ27,28の没入作動に
よりプレスレバー23が第3図に示すように下動し、過張
力T1より大きい過張力T2が織幅端部の経糸Tに対して付
与される。そこで、織前W1を後退させる際のテンプル装
置18,19の抵抗要素分を過張力T2と過張力T1との差とし
て組み込んでおけば、織前W1は織幅全域にわたって同量
後退する。従って、この後退量を適宜設定しておくこと
により織幅全域にわたって織前位置補正が適正に行わ
れ、機台停止に起因する織段発生が防止される。
本発明は勿論前記実施例にのみ限定されるものではな
く、例えば第4〜5図に示す実施例も可能である。
第4図の実施例ではプレスレバー29が織幅方向の支軸
30に回動可能に支持されており、エアシリンダ31の突出
作動によりプレスレバー29のプレス部29aが下方から経
糸Tを押し上げる。プレス部29aはテンプル(図示略)
の先細り形状に合わせて先細り形状となっており、抵抗
が先端側ほど少なくなるテンプル形状に合った一層きめ
細かな織前位置補正が可能となる。
第5図の実施例ではエアシリンダ36により駆動される
プレスレバー32が織幅方向に配設された回動可能な支軸
33に取付位置調整可能に支持されており、経糸種類に起
因するテンプル装置の抵抗力の違いに応じてプレスレバ
ー32のプレス部32aが作用する経糸本数を適宜選択し、
これにより経糸Tに付与される過張力T2を調整すること
ができる。
第6図の実施例では、断面円形状のプレスバー34をモ
ータ35により偏心回動して過張力T2を付与するようにな
っており、プレスバー34の回動量を適宜選択することに
より過張力T2を調整することができる。
又、本発明では機台起動モータから独立した正逆転可
能な送り出しモータによりワープビームを回転させる経
糸送り出し機構、あるいは機台駆動モータから独立した
正逆転可能な巻取モータによりサーフェスローラを回転
させる巻取機構を備えた織機に適用可能であり、送り出
しモータあるいは巻取モータが第1の織前位置補正手段
となる。
(発明の効果) 以上詳述したように本発明は、第1の織前位置補正手
段により経糸全体に付与される過張力より大きい過張力
を第2の織前位置補正手段によりテンプル装置と対応す
る領域の経糸に付与するようにしたので、テンプル装置
に対応する織幅端部とテンプル装置に対応しない織幅中
央部との間の織前位置補正が整合して織前が全域にわた
って同量後退し、これにより機台停止に起因する織段発
生を防止し得るという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本発明を具体化した一実施例を示し、第1
図は織機全体の略体側面図、第2図は一部省略要部斜視
図、第3図は要部正断面図、第4〜6図はいずれも別例
を示す要部斜視図である。 テンプル装置18,19、第1の織前位置補正手段を構成す
るエアシリンダ20,21、第2の織前位置補正手段を構成
するプレスレバー23,24及びエアシリンダ27,28、経糸
T、織布W、織前W1、第1の取前位置補正手段による過
張力T1、第2の織前位置補正手段による過張力T2

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】織幅方向の布の縮みを防止するためのテン
    プル装置を布端部分に備えていると共に、機台起動に先
    立って織前全域を後退させて織段発生を防止するための
    織前位置補正手段を備えた織機において、経糸方向に見
    て前記テンプル装置と対応する領域の経糸に対して前記
    第1の織前位置補正手段の付与張力より大きい張力を付
    与するための第2の織前位置補正手段を経糸群の織幅端
    部分に設置した織機における織段発生防止装置。
JP63087664A 1988-04-08 1988-04-08 織機における織段発生防止装置 Expired - Lifetime JP2623666B2 (ja)

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JPH01260039A JPH01260039A (ja) 1989-10-17
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