JP2623317B2 - ロードヒーティングの施工方法 - Google Patents
ロードヒーティングの施工方法Info
- Publication number
- JP2623317B2 JP2623317B2 JP26908388A JP26908388A JP2623317B2 JP 2623317 B2 JP2623317 B2 JP 2623317B2 JP 26908388 A JP26908388 A JP 26908388A JP 26908388 A JP26908388 A JP 26908388A JP 2623317 B2 JP2623317 B2 JP 2623317B2
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- JP
- Japan
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- construction
- concrete
- construction method
- road heating
- cement
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はロードヒーティングの施工に関する。
[従来の技術] 従来のロードヒーティング施工は、コンクリート打設
に伴う作業の煩雑、養生のための工期の遅れ、さらにコ
ンクリート凍結を避けるための工事季節の限定などの問
題があった。
に伴う作業の煩雑、養生のための工期の遅れ、さらにコ
ンクリート凍結を避けるための工事季節の限定などの問
題があった。
かかる問題を解決するため、第3図に示すようにブロ
ック片1に予め温水パイプ2を組み込み、ブロック片1
を敷設する方式がある(実公昭51−53094号公報)。
ック片1に予め温水パイプ2を組み込み、ブロック片1
を敷設する方式がある(実公昭51−53094号公報)。
また第4図のように、発熱源3の両側に上部層Aと下
部層Bを形成し、上部層Aに高い熱伝導性をもたせ、下
部層Bに放熱を防止する機能をもたせる方式がある(実
公昭48−12538号公報)。
部層Bを形成し、上部層Aに高い熱伝導性をもたせ、下
部層Bに放熱を防止する機能をもたせる方式がある(実
公昭48−12538号公報)。
[発明が解決しようとする課題] ところで、ブロックを敷設する方式は、ブロック製造
のコストが嵩み、またブロック同士の温水管を接続させ
る必要があなど作業性が悪い。
のコストが嵩み、またブロック同士の温水管を接続させ
る必要があなど作業性が悪い。
また、熱源の上下に伝熱層と断熱層を形成する方式で
は、コンクリート打設を前提とするため、コンクリート
養生に時間がかかり、冬季は工事が出来ない。
は、コンクリート打設を前提とするため、コンクリート
養生に時間がかかり、冬季は工事が出来ない。
そこで本発明は、敷設エリア形状に拘らず、熱源を囲
むコンクリート層を極めて短時間で施工可能とする一
方、従来のコンクリート層以上に融雪効率を高めること
を目的とする。
むコンクリート層を極めて短時間で施工可能とする一
方、従来のコンクリート層以上に融雪効率を高めること
を目的とする。
[課題を解決するための手段] 前記目的を達成して課題を達成するため、本発明に係
るロードヒーティングの施工方法は、アルミ材料のきり
くずを地盤上に配し、このアルミ材料のうえに角網(鋼
板メッシュ)を配してヒーティングパイプを配置し、こ
のヒーティングパイプの上に、金網を配したうえ乾燥状
態の砂とセメントを空錬りして配する。
るロードヒーティングの施工方法は、アルミ材料のきり
くずを地盤上に配し、このアルミ材料のうえに角網(鋼
板メッシュ)を配してヒーティングパイプを配置し、こ
のヒーティングパイプの上に、金網を配したうえ乾燥状
態の砂とセメントを空錬りして配する。
[作用] 地盤上に配するアルミ材料のきりくずが、施工当初は
クッション材として機能する。またヒーティングパイプ
の熱を輻射発散して熱効率を高める。
クッション材として機能する。またヒーティングパイプ
の熱を輻射発散して熱効率を高める。
ヒーティングパイプの上のセメント層は、粒子空隙に
よってヒーティングパイプの熱を表面路上まで効率的に
伝える。またセメントは空錬りしたものであり水分を含
まないので冬季施工によっても凍結せず、養生の必要が
ない。
よってヒーティングパイプの熱を表面路上まで効率的に
伝える。またセメントは空錬りしたものであり水分を含
まないので冬季施工によっても凍結せず、養生の必要が
ない。
セメント層は、土中水分の帰化により、長時間をかけ
て固化してゆく。水分を吸ったセメントは、重力作用で
下方に浸透し、アルミ材料の周囲を徐々に固化させる。
アルミ材料は時間の経過とともに腐食等により失われ、
セメント層に空隙を作る。この空隙によりコンクリート
層は断熱材として機能し、無駄な放熱を防止する。尚、
アルミ材料は、好ましくは螺旋形状のものを使用する。
空隙を長くするためである。
て固化してゆく。水分を吸ったセメントは、重力作用で
下方に浸透し、アルミ材料の周囲を徐々に固化させる。
アルミ材料は時間の経過とともに腐食等により失われ、
セメント層に空隙を作る。この空隙によりコンクリート
層は断熱材として機能し、無駄な放熱を防止する。尚、
アルミ材料は、好ましくは螺旋形状のものを使用する。
空隙を長くするためである。
[実施例] 以下、添付図面に基づいて本発明の実施例を説明す
る。
る。
第1図は本発明に係るロードヒーティングの施工例を
示すもので、砂と砂利からなる下地材10の上に、アルミ
のきりくず20をのせ、その上に角網14をかぶせてから温
水管16を配置する。温水管16の動きを抑えるために金網
17を配し、その上に砂とセメント19を散布する。この
後、ロード等で地均しを行い表面にアスファルトRをか
ぶせる。
示すもので、砂と砂利からなる下地材10の上に、アルミ
のきりくず20をのせ、その上に角網14をかぶせてから温
水管16を配置する。温水管16の動きを抑えるために金網
17を配し、その上に砂とセメント19を散布する。この
後、ロード等で地均しを行い表面にアスファルトRをか
ぶせる。
アルミのきりずく20は、好ましくは図2のように螺旋
形のものを用い、コンクリート層に形成させる空隙長を
増大させる。砂とセメントの混合比は、およそ3:1が好
ましい。
形のものを用い、コンクリート層に形成させる空隙長を
増大させる。砂とセメントの混合比は、およそ3:1が好
ましい。
本施工ではコンクリート養生を要しない。このため厳
冬期など、従来、施工工事が困難とされた時期でも工事
を行うことが出来る。コンクリート水分の凍結の虞れが
ないからである。またコンクリート養生が要らないか
ら、工事時間は格段に短縮できる。また水を加えてコン
クリートを練る必要がないので、コンクリート打設に要
する煩わしさもなく、作業コストも低減する。
冬期など、従来、施工工事が困難とされた時期でも工事
を行うことが出来る。コンクリート水分の凍結の虞れが
ないからである。またコンクリート養生が要らないか
ら、工事時間は格段に短縮できる。また水を加えてコン
クリートを練る必要がないので、コンクリート打設に要
する煩わしさもなく、作業コストも低減する。
[発明の効果] 以上説明したように本発明に係るロードヒーティング
の施工法によれば、熱源を囲むコンクリート層を極めて
短時間で施工でき、融雪効率も高まる。
の施工法によれば、熱源を囲むコンクリート層を極めて
短時間で施工でき、融雪効率も高まる。
第1図は本発明に係るロードヒーティングの施工例を示
す断面図、第2図は本発明に係るアルミ材の一例を示す
斜視図、第3図および第4図は従来のロードヒーティン
グの施工技術を示す図である。 10……下地材 14……角網 16……温水管 17……金網 20……アルミ材料 R……アスファルト
す断面図、第2図は本発明に係るアルミ材の一例を示す
斜視図、第3図および第4図は従来のロードヒーティン
グの施工技術を示す図である。 10……下地材 14……角網 16……温水管 17……金網 20……アルミ材料 R……アスファルト
Claims (1)
- 【請求項1】アルミ材料のきりくずを地盤上に配し、こ
のアルミ材料のうえに角網を配してからヒーティングパ
イプを配置し、このヒーティングパイプの上に、金網を
配したうえ乾燥状態の砂とセメントを空錬りして配した
ことを特徴とするロードヒーティングの施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26908388A JP2623317B2 (ja) | 1988-10-24 | 1988-10-24 | ロードヒーティングの施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26908388A JP2623317B2 (ja) | 1988-10-24 | 1988-10-24 | ロードヒーティングの施工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02115404A JPH02115404A (ja) | 1990-04-27 |
JP2623317B2 true JP2623317B2 (ja) | 1997-06-25 |
Family
ID=17467434
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26908388A Expired - Lifetime JP2623317B2 (ja) | 1988-10-24 | 1988-10-24 | ロードヒーティングの施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2623317B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2572416Y2 (ja) * | 1992-02-12 | 1998-05-25 | 株式会社フジクラ | 温水流通式融雪システム |
KR100672497B1 (ko) * | 2000-06-21 | 2007-01-23 | 엘지전자 주식회사 | 세탁기의 기어하우징 |
JP2015055124A (ja) * | 2013-09-13 | 2015-03-23 | 高橋 英雄 | 路面凍結防止設備 |
-
1988
- 1988-10-24 JP JP26908388A patent/JP2623317B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02115404A (ja) | 1990-04-27 |
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