JP3052854U - 融雪、暖房用舗装構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は、熱伝導性に優れ、配管施工の容易
な融雪、暖房用舗装構造を提供しようとするものであ
る。 【解決手段】 発泡スチロ−ル等の断熱材を入れたステ
コンクリ−ト基礎構造物の上に、熱伝導性配管台を固定
すると共に、スチ−ル或は銅線、アルミ廃材等の金属フ
ァイバ−を散設し、熱伝導性配管台に温水の循環が自在
な加温用パイプを取付けた後、コンクリ−ト部材を流し
込んで蓄熱層を構成してなる融雪、暖房用舗装構造であ
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は融雪、床暖房用の路盤或は床盤の舗装構造に関するものである。

【０００２】

【従来技術及びその問題点】

従来路盤の融雪、床暖房等のための温水パイプは、コンクリ−トで固めながら 路盤等の中に埋設しているが、熱伝導性が悪く燃費の嵩む欠点が有り、又固めた 砂層に温水パイプを埋設する方法などがあるが、配管施工に手間取る等の欠点が ある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

そこで本考案は熱伝導性に優れ、配管施工の容易な融雪、暖房用舗装構造を提 供しようとするものである。

【０００４】

【問題点を解決するための手段】

本案はこのような欠点を解消すべく研究されたもので、発泡スチロ−ル等の断 熱材を入れたステコンクリ−ト基礎構造物の上に、熱伝導性配管台とスチ−ル或 は銅線、アルミ廃材等の金属ファイバ−を散設すると同時に温水の循環が自在な 加温用パイプを取付けた後、コンクリ−ト部材を流し込んで蓄熱層を構成してな るもので、加温用パイプの熱を蓄熱層によりよく伝え、或は蓄えて路盤等の融雪 や暖房をより効率的にしようとするものである。

【０００５】 本案を図示の実施例によって詳記すると、発泡スチロ−ル等の断熱材を入れた ステコンクリ−ト基礎構造物１の上に、熱伝導性配管台２を固定すると共に、ス チ−ル或は銅線、アルミ廃材等の金属ファイバ−３を後で流し込むセメント、骨 材等のコンクリ−ト部材４に対し１ｍ³当り約２０ｋｇになるように散設し、熱 伝導性配管台２に温水の循環が自在な加温用パイプ５を取付けた後、セメント、 骨材等のコンクリ−ト４部材を流し込んで蓄熱層６を構成してなるものである。

【０００６】 熱伝導性配管台２は、鉄粉等を混入したプラスチック、熱伝導性に優れた塗料 を塗布したプラスチック、金属等でできており、配管位置の沿って設けた受け部 ７、７…と、釘等により基礎構造物１に固定する固定穴８、８とコンクリ−ト打 ち上げレベル用突起９、９が設けてあり、受け部７、７は対応する押え帯（図示 せず。）等によって加温用パイプ４を固定するが、熱伝導性配管台２の固定手段 や加温パイプの固定手段は任意であり、受け部７、７の位置は適宜変更できるよ うにしておくと良く、又コ−ナ部分の受け部は樋状とする等形状も任意である。

【０００７】 金属ファイバ−１としては脚部が末広状に広がった太さ１mm位のホッチキス針 状(長さ６０ｍｍ、脚部高３ｍｍ位)のものがよいが、その他の形状でも良い。

【０００８】

【作用、効果】

本考案は以上の如く、発泡スチロ−ル等の断熱材を入れたステコンクリ−ト基 礎構造物の上に、熱伝導性配管台を固定すると共に、スチ−ル或は銅線、アルミ 廃材等の金属ファイバ−を散設し、熱伝導性配管台に温水の循環が自在な加温用 パイプを取付けた後、コンクリ−ト部材を流し込んで蓄熱層を構成してあり、加 温用パイプの配管施工が簡単で、而も温度分布が平均に効率的に行われ、蓄熱層 の強度が優れているためその上の舗装層、化粧板等は薄くても全体として十分な 強度を有することができ、且つ温度の伝導効率が良く、融雪、床暖房効果を高め ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る融雪、暖房用舗装構造の縦断面説
明図。

【符号の説明】

１はステコンクリ−ト基礎構造物 ２は熱伝導性配管台 ３は金属ファイバ− ４はコンクリ−ト部材 ５は加温用パイプ ６は蓄熱層

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 発泡スチロ−ル等の断熱材を入れたステ
   コンクリ−ト基礎構造物の上に、配管用台を固定すると
   共に、スチ−ル或は銅線、アルミ廃材等の金属ファイバ
   −を散設し、熱伝導性配管台に温水の循環が自在な加温
   用パイプを取付けた後、コンクリ−ト部材を流し込んで
   蓄熱層を構成してなる融雪、暖房用舗装構造。