JP2622473B2 - 工業用殺菌防腐剤 - Google Patents

工業用殺菌防腐剤

Info

Publication number
JP2622473B2
JP2622473B2 JP4217900A JP21790092A JP2622473B2 JP 2622473 B2 JP2622473 B2 JP 2622473B2 JP 4217900 A JP4217900 A JP 4217900A JP 21790092 A JP21790092 A JP 21790092A JP 2622473 B2 JP2622473 B2 JP 2622473B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bis
bromoacetoxy
weight
industrial
parts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4217900A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0665006A (ja
Inventor
進一 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Katayama Chemical Works Co Ltd
Original Assignee
Katayama Chemical Works Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=16711520&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2622473(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Katayama Chemical Works Co Ltd filed Critical Katayama Chemical Works Co Ltd
Priority to JP4217900A priority Critical patent/JP2622473B2/ja
Publication of JPH0665006A publication Critical patent/JPH0665006A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2622473B2 publication Critical patent/JP2622473B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、工業用殺菌防腐剤に
関する。さらに詳しくは紙・パルプ工業における抄紙工
程水、各種工業用の冷却水や洗浄水、重油スラッジ、金
属加工油剤、繊維油剤、ペイント、水性塗料、紙用塗工
液、ラテックス、糊剤等、特にリグニン廃液の防腐や殺
菌用として有用である工業用殺菌防腐剤に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来か
ら紙・パルプ工業における抄紙工程や各種工業における
冷却水系統には、細菌や真菌によるスライムが発生し、
生産品の品質低下や生産効率の低下などの障害があるこ
とが知られている。また、多くの工業製品、例えば重油
スラッジ、金属加工油剤、繊維油剤、ペイント類、各種
ラテックス、糊剤等では細菌や真菌による腐敗や汚染が
発生し、製品を汚損し価値を低下させる。
【0003】製紙用パルプの蒸解、精製時に副生するリ
グニン廃液は、セメント粉砕助剤,コンクリート減水剤
等に利用されている。かかるリグニン廃液を含有する組
成物中には、糖分等の栄養源が多量に含有されているた
め、細菌,酵母等の微生物が繁殖しやすく、腐敗臭やガ
ス発生による容器の膨張等の微生物による障害が発生
し、その品質を劣化させる等の問題が生じている。
【0004】これらの微生物による障害を防止するた
め、多くの殺菌防腐剤が使用されてきた。古くは有機水
銀化合物や塩素化フェノール化合物などが使用されてい
たが、これらの薬剤は人体や魚介類に対する毒性が強
く、環境汚染をひき起こすため使用が規制されるように
なり、最近では比較的低毒性のメチレンビスチオシアネ
ート、1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン、5−
クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンで
代表される有機窒素硫黄系、2,2−ジブロモ−2−ニ
トロエタノール、2,2−ジブロモ−3−ニトリロプロ
ピオンアミド、1,2−ビス(ブロモアセトキシ)エタ
ン、1,4−ビス(ブロモアセトキシ)−2−ブテン、
ビス(トリブロモメチル)スルホンで代表される有機ブ
ロム系及び4,5−ジクロロ−1,2−ジチオール−3
−オンで代表される有機硫黄系等の化合物が工業用殺菌
剤として汎用されている(日本防菌防黴学会より昭和61
年発行の「防菌防黴剤事典」参照)。
【0005】また、メチレンビスチオシアネートと特定
のブロム酢酸アルキルエステルとの併用による工業用抗
真菌剤も提案されている(特公昭60−38361号公
報参照)。上記した種々の低毒性殺菌剤は、殺菌対象系
中においていずれも持続的な効力が得られず、短期間の
保存においてのみ有効性を発揮するに過ぎなかった。
【0006】また、メチレンビスチオシアネートと特定
のモノブロム酢酸アルキルエステルとの併用による工業
用抗真菌剤についても、カビ類に対する有効性は顕著で
あるが、リグニン廃液において腐敗の主原因となってい
る細菌類や酵母等に対しては有効でなく、その貯蔵時に
ガスが発生し問題となっていた。一方、ビスハロゲノ酢
酸エステルは、一般的に速効性の優れた殺菌剤として知
られており、通常、取扱い性等の点で安価なアルコール
系やエステル系の親水性有機溶媒に溶解させた組成物と
して製品化されている。この場合、製品として保存する
際に、有効成分であるビスハロゲノ酢酸エステルが分解
して、その効力が低下する傾向が見られた。該エステル
と他の殺菌剤との併用においてもこの傾向が確認され、
このことが該エステル含有製品の有効性の持続を阻害す
る一因と思料される。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の発明者は、こ
の観点より、上記ビスハロゲノ酢酸エステルの含有製品
の貯蔵安定時における分解を阻止すべく研究した結果、
該エステル含有製品にメチレンビスチオシアネートを加
えることにより、上記問題点が解決される意外な効果を
見出した。しかも、メチレンビスチオシアネートと一般
式(I)で表されるビスハロゲノ酢酸エステルとの併用
により、それぞれ単独の殺菌効果に比較してより強力な
相乗殺菌効果が発揮されること、殺菌対象系に添加され
た場合メチレンビスチオシアートの分解が顕著に抑制
され、殺菌対象系中で十分持続して有効に存在すること
も見出した。さらに、リグニン廃液の貯蔵時に問題とな
っているガスの発生を防止でき、防腐効果もあることを
確認してこの発明を完成した。
【0008】かくして、この発明によれば、メチレンビ
スチオシアネ−トと一般式(I):
【0009】
【化2】 (式中、Xはハロゲン原子を、Yは低級アルキレン又は
アルケニレン基を示す。)で表されるハロゲン化酢酸エ
ステル誘導体とを有効成分として含有する工業用殺菌剤
が提供される。上記一般式(I)中、Xで表されるハロ
ゲン原子としてはクロル,ブロム,ヨードの各原子が用
いられ、特にブロムが好ましい。
【0010】上記一般式(I)中、Yで表される低級ア
ルキレン基又はアルケニレン基としては、炭素数1〜4
のアルキレン基またはアルケニレン基が用いられる。具
体的には、1,4−ビス(ブロモアセトキシ)−2−ブ
テン,1,2−ビス(ブロモアセトキシ)−エタン,
1,2−ビス(ブロモアセトキシ)−プロパン,1,2
−ビス(クロロアセトキシ)−エタン,1,2−ビス
(ヨードアセトキシ)−エタンまたは1,4−ビス(ク
ロロアセトキシ)−2−ブテン等が挙げられ、これらの
中で1,4−ビス(ブロモアセトキシ)−2−ブテン,
1,2−ビス(ブロモアセトキシ)−エタン又は1,2
−ビス(ブロモアセトキシ)−プロパンが殺菌効果の点
でより好ましい。
【0011】メチレンビスチオシアネ−トと一般式
(I)で表されるハロゲン化酢酸エステル誘導体との組
合せにおいて相乗効果が発揮される割合(重量比)とし
ては、9:1〜1:9とするのが適しており、7:3〜
3:7とするのがより好ましい。一般式(I)のハロゲ
ン化酢酸エステル誘導体は、2種以上を混合して用いて
もよい。この発明の有効成分は、通常液剤の形態で製剤
化して用いるのが好ましい。しかし、これに限定される
ことなく、使用対象によっては粉剤等の形態で用いても
よい。
【0012】一液製剤とする場合には、通常の有機溶媒
や界面活性剤が用いられる。殺菌対象系が製紙工程のプ
ロセス水や工業用冷却水等の各種水系の場合には、有効
成分の溶解、分散性を考慮して、親水性有機溶媒及び分
散剤を用いた液剤とするのが好ましい。この親水性有機
溶媒としては、 1)アルコール系 エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレ
ングリコール、ジプロピレングリコール等のグリコール
類、メチルセロソルブ、フェニルセロソルブ、ジエチレ
ングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコ
ールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモ
ノメチルエーテル等のグリコールエーテル類、メタノー
ル、エタノール、プロパノール、イソプロパノール等の
炭素数4までのアルコール類、 2)エステル系 メチルアセテート、エチルアセテート、3−メトキシブ
チルアセテート、2−エトキシメチルアセテート、2−
エトキシエチルアセテート、プロピレンカーボネート、
グルタル酸ジメチル等のエステル類、 3)アミド系 ジメチルホルムアミド等のアミド類が挙げられる。 その他、水そのものも溶媒として用いられる。
【0013】これら親水性有機溶媒の中で、 1)アルコール系 エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレ
ングリコール、ジプロピレングリコール等のグリコール
類、メチルセロソルブ、フェニルセロソルブ、ジエチレ
ングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコ
ールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモ
ノメチルエーテル等のグリコールエーテル類、メタノー
ル、エタノール、プロパノール、イソプロパノール等の
炭素数4までの脂肪族アルコール類、及び 2)エステル系 メチル アセテート、エチル アセテート、3−メトキシ
ブチルアセテート、2−エトキシメチル アセテート、
2−エトキシエチル アセテート、プロピレンカーボネ
ート、グルタル酸ジメチル等のエステル類が好ましい。
【0014】分散剤としては、カチオン性界面活性剤、
アニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤又は両性
界面活性剤が適当であり、製剤としての安定性の点でノ
ニオン性界面活性剤が好ましい。これら製剤の配合割合
は、殺菌剤有効成分の合計量1〜50重量部、分散剤が
該有効成分の合計1重量部に対して少なくとも0.01
重量部であり、残部を親水性有機溶媒とするのが好まし
い。また、殺菌対象系が重油スラッジ、切削油、油性塗
料などの油系の場合には、灯油、重油、スピンドル油等
の炭化水素溶媒を用いた液剤とするのが好ましく、各種
界面活性剤を用いてもよい。
【0015】さらに、この発明の有効成分がそれぞれ直
接溶解又は分散しうる殺菌対象系に対しては、直接又は
固体希釈剤(例えばカオリン、クレー、ベントナイト、
CMC等)で希釈された粉剤として用いてもよく、各種
界面活性剤を用いてもよい。又、組合せによっては、溶
媒や界面活性剤なしに有効成分のみで製剤としてもよ
い。
【0016】この発明の組成物の添加量は、組合わせた
有効成分により、又、殺菌対象物により異なるが、リグ
ニン廃液に添加される場合、通常有効成分の濃度として
1〜100mg/l程度の添加で十分である。この発明の
方法において、上記の有効成分を同時に添加する場合に
は、前述したように同一製剤として用いるのが簡便であ
るが、別々に添加しても同様な効果が発揮される。
【0017】この発明を以下の製剤例及び試験例により
例示する。
【0018】
【実施例】 製剤例1 メチレンビスチオシアネート 0重量部 1,2-ビス(ブロモアセトキシ)−エタン 10重量部 ジエチレングリコールモノメチルエーテル 60重量部 製剤例2 メチレンビスチオシアネート 10重量部 1,2-ビス(ブロモアセトキシ)−エタン 10重量部 ジエチレングリコールモノメチルエーテル 80重量部 製剤例3 メチレンビスチオシアネート 10重量部 1,4-ビス(ブロモアセトキシ)−2−ブテン 10重量部 ジエチレングリコールモノメチルエーテル 80重量部 製剤例4 メチレンビスチオシアネート 10重量部 1,2-ビス(ブロモアセトキシ)−エタン 30重量部 グルタル酸ジメチル 60重量部 製剤例5 メチレンビスチオシアネート 10重量部 1,4-ビス(ブロモアセトキシ)−2−ブテン 30重量部 グルタル酸ジメチル 60重量部 比較製剤例1 1,2-ビス(ブロモアセトキシ)−エタン 10重量部 ジエチレングリコールモノメチルエーテル 90重量部 比較製剤例2 メチレンビスチオシアネート 10重量部 ジエチレングリコールモノメチルエーテル 90重量部
【0019】試験例1〔リグニン廃液に対する殺菌効力
確認試験〕 (試験方法)某製紙工場の腐敗したリグニン廃液(p
H:5.8、固形分濃度:20w/w%、菌種:サッカロミ
セス種(Saccharomyces sp.)、生菌数:1.5×105
/ml)に各薬剤を添加し、30℃で1時間振盪しその後
の生菌数を測定した。測定結果を表1、図1及び図2に
示す。
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】
【表3】 条件:試料=リグニン液(pH5.8、固形分20%) 菌種,サッカロミセス種(Saccharomyces sp.) 表及び図中、MBTCはメチレンビスチオシアネート
を、BBABは1,4−ビス(ブロモアセトキシ)−2
−ブテンを、BBAEは1,2−ビス(ブロモアセトキ
シ)−エタンをそれぞれ示す(以下、同様とする。)。
【0023】試験例2〔リグニン廃液に対するガス発生
量抑制確認試験〕 (試験方法)某製紙工場の腐敗したリグニン廃液(p
H:6.7、固形分濃度:18w/w%、菌種:サッカロミ
セス種(Saccharomyces sp).,シュードモナス種(Pseudom
onas sp).,アルカリゲネス種(Alcaligenes sp.)、生菌
数:1.2×104 個/ml)をアインホルン管に入れ、
各薬剤を添加しガス発生量を経日的に測定した。測定結
果を表2に示す。
【0024】
【表4】 条件:試料=リグニン液(pH6.7、固形分18%) 菌種:シュードモナス種(Pseudomonas sp.), アルカリゲネス種(Alcaligenes sp.,) サッカロミセス種(Saccharomyces sp.) Cl-MIT:5−クロル−2−メチル−イソチアゾリン−3
−オン DCDTO:4.5−ジクロル−1.2−ジチオール−3−オ
【0025】試験例3〔デンプンスラリーに対する持続
効力確認試験〕 (試験方法)コーティングカラーに使用されるデンプン
スラリー(pH:4.9、固形分濃度:40w/w%、菌
種:シュードモナス種(Pseudomonas sp.),アルカリゲネ
ス種(Alcaligenes sp.)、生菌数:3.6×104 個/m
l)に各薬剤を添加し、30℃で7日間振盪しその後の
生菌数を測定した。測定結果を表3及び図3に示す。
【0026】
【表5】 試料:デンプンスラリー(pH4.9、固形分40%) 菌種:シュードモナス種(Pseudomonas sp.),アルカリゲ
ネス種(Alcaligenes sp.)
【0027】試験例4〔接着剤に対する持続効力確認試
験〕 (試験方法)酢酸ビニル系接着剤(pH:4.9、菌
種:カンジダ種(Candida sp.)、生菌数:1.3×105
個/ml)に各薬剤を添加し、30℃で静置し生菌数を経
日的に測定した。測定結果を表4に示す。
【0028】
【表6】 試料:接着剤(pH4.9、菌種カンジダ種(Candida s
p.)) 条件:30℃静置
【0029】試験例5〔標準菌に対する持続効力確認試
験〕 (試験方法)予めブイヨン培地により前培養したアルカ
リゲネス フェカリス(Alcaligenesfaecalis)菌液を生
理食塩水に、生菌数が106 個/ml以上となるように加
え、これに各薬剤を添加し、30℃で5日間振盪し、そ
の後の生菌数を測定した。初期菌数の99.9%以上が死滅
する最小殺菌濃度を求めた。その結果を図4に示す。
【0030】試験例6〔製剤貯蔵時における1,2−ビ
ス(ブロモアセトキシ)−エタンの残留率の測定〕 製剤例2及び比較製剤例1の製剤品を30℃の恒温槽で
10日間貯蔵した。その後1,2−ビス(ブロモアセト
キシ)−エタンの濃度をHPLC(液体クロマトグラフ
ィー)で測定して、その残留率(%)を算出した。その
結果を表5に示す。
【0031】
【表7】 MDG:ジエチレングリコールモノメチルエーテル
【0032】試験例7〔リグニン廃液中のメチレンビス
チオシアナートの残留率の測定〕 試験例2のリグニン廃液に製剤例2及び比較製剤例2の
製剤をメチレンビスチオシアナートとして100mg/l
となるように添加し、経日的にメチレンビスチオシアナ
ートの濃度をHPLC(液体クロマトグラフィー)で測
定して、その残留率(%)を算出した。その結果を図5
に示す。
【0033】
【発明の効果】この発明の殺菌防腐剤は、それぞれ単独
の殺菌効果に比較してより強力な相乗殺菌効果が得られ
ると共に、この発明の有効成分の一つである、ビスハロ
ゲノ酢酸エステルを親水性有機溶媒に溶解した組成物を
保存する際に有効成分の安定性が得られ、又、殺菌対象
系中に添加されたこの発明の有効成分であるメチレンビ
スチオシアネートの分解が顕著に抑制されて、殺菌対象
系中で長時間持続して有効に存在するという効果を有す
る。よって、低添加量で各種工業用殺菌対象系を持続し
て殺菌できると共に、リグニン廃液に添加した場合に
は、その貯蔵時に問題となっていた腐敗を防ぎ、その結
果ガスの発生も防止できる防腐効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】A:各種割合におけるMBTCとBBAEによ
るリグニン液中の細菌への効果を指数で示すグラフ。 B:各種割合におけるMBTCとBBAEによるリグニ
ン液中の細菌の最小発育阻止濃度を示すグラフ。
【図2】C:各種割合におけるMBTCとBBABによ
るリグニン液中の細菌の効果を指数で示すグラフ。 D:各種割合におけるMBTCとBBABによるリグニ
ン液中の細菌の最小発育阻止濃度を示すグラフ。
【図3】各種割合におけるMBTCとBBAEによるデ
ンプンスラリー中の細菌への効果を示すグラフ。
【図4】各種割合におけるMBTCとBBAEによるデ
ンプンスラリー中の細菌の最小殺菌濃度を示すグラフ。
【図5】MBTCとBBAEの併用の場合とMBTC単
独の場合のリグニン廃液中での各残留率を示すグラフ。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メチレンビスチオシアネ−トと一般式
    (I): 【化1】 (式中、Xはハロゲン原子を、Yは低級アルキレン又は
    アルケニレン基を示す。)で表されるハロゲン化酢酸エ
    ステル誘導体とを有効成分として含有することを特徴と
    する工業用殺菌防腐剤。
  2. 【請求項2】 一般式(I)で表されるハロゲン化酢酸
    エステルが、1,4−ビス(ブロモアセトキシ)−2−
    ブテン,1,2−ビス(ブロモアセトキシ)−エタン又
    は1,2−ビス(ブロモアセトキシ)−プロパンである
    請求項1記載の工業用殺菌防腐剤。
  3. 【請求項3】 メチレンビスチオシアネ−トと一般式
    (I)で表されるハロゲン化酢酸エステル誘導体との配
    合割合が9:1〜1:9(重量比)である請求項1又は
    2に記載の工業用殺菌防腐剤。
  4. 【請求項4】 リグニン廃液に用いられる請求項1〜3
    のいずれか1つに記載の工業用殺菌防腐剤。
  5. 【請求項5】 アルコール系もしくはエステル系の親水
    性有機溶媒とからなる請求項1〜4のいずれか1つに記
    載の工業用殺菌防腐剤。
JP4217900A 1992-08-17 1992-08-17 工業用殺菌防腐剤 Expired - Lifetime JP2622473B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4217900A JP2622473B2 (ja) 1992-08-17 1992-08-17 工業用殺菌防腐剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4217900A JP2622473B2 (ja) 1992-08-17 1992-08-17 工業用殺菌防腐剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0665006A JPH0665006A (ja) 1994-03-08
JP2622473B2 true JP2622473B2 (ja) 1997-06-18

Family

ID=16711520

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4217900A Expired - Lifetime JP2622473B2 (ja) 1992-08-17 1992-08-17 工業用殺菌防腐剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2622473B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100796390B1 (ko) * 2007-03-29 2008-01-22 (주)은하 레인지 후드용 필터 유니트

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5318729A (en) * 1976-08-02 1978-02-21 Katayama Chemical Works Co Industrial germicide for true fungi
JPS57193401A (en) * 1981-05-25 1982-11-27 Kurita Water Ind Ltd Slime controlling agent for paper making
JPS58183606A (ja) * 1982-04-21 1983-10-26 Kumiai Chem Ind Co Ltd 非医療用防菌防藻剤
JPH0242007A (ja) * 1988-04-18 1990-02-13 Katayama Chem Works Co Ltd 工業用殺菌、静菌剤
JPH0344303A (ja) * 1989-07-12 1991-02-26 Ichikawa Gosei Kagaku Kk 非医療用抗菌性組成物

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5318729A (en) * 1976-08-02 1978-02-21 Katayama Chemical Works Co Industrial germicide for true fungi
JPS57193401A (en) * 1981-05-25 1982-11-27 Kurita Water Ind Ltd Slime controlling agent for paper making
JPS58183606A (ja) * 1982-04-21 1983-10-26 Kumiai Chem Ind Co Ltd 非医療用防菌防藻剤
JPH0242007A (ja) * 1988-04-18 1990-02-13 Katayama Chem Works Co Ltd 工業用殺菌、静菌剤
JPH0344303A (ja) * 1989-07-12 1991-02-26 Ichikawa Gosei Kagaku Kk 非医療用抗菌性組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0665006A (ja) 1994-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2622473B2 (ja) 工業用殺菌防腐剤
JP4813896B2 (ja) 工業用抗菌剤およびそれを用いた工業的抗菌方法
JP4621829B2 (ja) 抗菌剤およびそれを用いた抗菌方法
JP2716044B2 (ja) 工業用殺菌、静菌剤
JP2959970B2 (ja) 工業用殺菌剤及び工業用殺菌方法
JP3754987B2 (ja) 工業用殺菌・静菌剤及び工業用殺菌・静菌方法
JP2679937B2 (ja) 工業用殺菌・静菌剤
JP4665127B2 (ja) 工業用抗菌剤およびそれを用いた工業的抗菌方法
JP2937694B2 (ja) 工業用殺菌・静菌剤
JPH0640811A (ja) 工業用殺菌剤及び工業用殺菌方法
JP2785969B2 (ja) 工業用殺菌剤及び殺菌方法
JP2006001850A (ja) 水性防腐剤
JP3848970B2 (ja) 工業用殺菌・静菌剤及び工業用殺菌・静菌方法
JP2891629B2 (ja) 工業用殺菌・静菌剤
JP2664480B2 (ja) 工業用殺菌/静菌剤及び殺菌/静菌方法
JP2851347B2 (ja) 工業用殺菌・静菌剤
JP2000063209A (ja) 工業用殺菌・抗菌剤および工業的殺菌・抗菌方法
JP3355562B2 (ja) 工業用殺菌・静菌剤及び工業的殺菌・静菌方法
JP2959984B2 (ja) 工業用殺菌・静菌剤及び工業用殺菌・静菌方法1
JP3396721B2 (ja) 工業用殺菌方法
JP2000053502A (ja) 工業用殺菌剤およびこれを用いた殺菌方法
JP3260450B2 (ja) 工業用殺菌・殺黴剤及び工業用殺菌・殺黴方法
JP3728452B2 (ja) 工業用殺菌・静菌剤および工業的殺菌・静菌方法
JP3009279B2 (ja) 工業用殺菌剤及び工業用殺菌方法
JPH072606A (ja) 工業用殺菌、防腐、殺藻剤

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090404

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100404

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100404

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110404

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120404

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120404

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130404

Year of fee payment: 16

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130404

Year of fee payment: 16