JP2621410B2 - 情報処理装置 - Google Patents
情報処理装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ディジタル情報処理装置に関するものであ
り、更に詳述するならば、２次元X-Y平面上でのＸ軸か
らの傾きがθで且つ任意の太さを持つ直線の描画処理
を、記憶空間の記憶情報書き換えによって実現するディ
ジタル情報処理装置に関するものである。
り、更に詳述するならば、２次元X-Y平面上でのＸ軸か
らの傾きがθで且つ任意の太さを持つ直線の描画処理
を、記憶空間の記憶情報書き換えによって実現するディ
ジタル情報処理装置に関するものである。
従来の技術 従来の技術について図面を参照しながら説明する。一
般に、グラフィックディスプレイ等に直線を表示するに
は、画面の単位ドットと１対１に対応している単位記憶
素子で構成された画像メモリ上で処理を行う。その処理
として、描画する直線の方向のベクトルに従って、単位
ドット幅のラインを描画するための方向直線発生器を使
用する。任意の太さ（ドット幅）を持った直線にするた
めには、上述の単位ドット幅のラインを複数本描画す
る。その際に複数本描画する各ラインの始点の集合であ
るところの１ラインを描画するための法線直線発生器が
必要になる。そのような方向直線発生器と法線直線発生
器とを用いて座標を求め、任意の太さ（ドット幅）を持
った直線を描画していく方式がある。
般に、グラフィックディスプレイ等に直線を表示するに
は、画面の単位ドットと１対１に対応している単位記憶
素子で構成された画像メモリ上で処理を行う。その処理
として、描画する直線の方向のベクトルに従って、単位
ドット幅のラインを描画するための方向直線発生器を使
用する。任意の太さ（ドット幅）を持った直線にするた
めには、上述の単位ドット幅のラインを複数本描画す
る。その際に複数本描画する各ラインの始点の集合であ
るところの１ラインを描画するための法線直線発生器が
必要になる。そのような方向直線発生器と法線直線発生
器とを用いて座標を求め、任意の太さ（ドット幅）を持
った直線を描画していく方式がある。
第２図から第４図を参照して説明する。第２図から第
４図において、ひとつひとつの丸はディスプレイ画面上
のドットを表している。通常、直線発生器により発生さ
れるラインのパターンは、第２図のように、Ｘ軸に対す
る傾斜が45度未満のときは、Ｘ方向が常に１ずつ変化
し、その時にＹ方向は無変化、もしくは１だけ変化する
ようになっている。また、第３図のように、傾斜が45度
以上のときは、Ｙ方向が常に１ずつ変化し、その時にＸ
方向は無変化、もしくは１だけ変化するようになってい
る。
４図において、ひとつひとつの丸はディスプレイ画面上
のドットを表している。通常、直線発生器により発生さ
れるラインのパターンは、第２図のように、Ｘ軸に対す
る傾斜が45度未満のときは、Ｘ方向が常に１ずつ変化
し、その時にＹ方向は無変化、もしくは１だけ変化する
ようになっている。また、第３図のように、傾斜が45度
以上のときは、Ｙ方向が常に１ずつ変化し、その時にＸ
方向は無変化、もしくは１だけ変化するようになってい
る。
このような直線発生器を２個使って、第４図のよう
な、Ｘ軸に対する傾斜がθで、太さ（ドット幅）が５ド
ットである直線を描画するには、通常次のようなステッ
プを踏む。
な、Ｘ軸に対する傾斜がθで、太さ（ドット幅）が５ド
ットである直線を描画するには、通常次のようなステッ
プを踏む。
まず、第４図の座標（XD,YD）から始まる第一行めの
ラインA1、B1、C1、……の座標を、方向直線発生器を使
って描画する。同様に、第４図の第２行めライン、A2、
B2、C2、……の座標も、方向直線発生器を使って描画す
るのであるが、その際、始点となるA2を描画するための
座標は上述の法線直線発生器で生成される。この法線直
線発生器により、第４図の第２行め以降の各ラインの始
点の集合であるところの１ライン、A2、A3、A4、……が
生成され、さらにこれらを始点とした各ラインの座標
が、方向直線発生器により生成される。
ラインA1、B1、C1、……の座標を、方向直線発生器を使
って描画する。同様に、第４図の第２行めライン、A2、
B2、C2、……の座標も、方向直線発生器を使って描画す
るのであるが、その際、始点となるA2を描画するための
座標は上述の法線直線発生器で生成される。この法線直
線発生器により、第４図の第２行め以降の各ラインの始
点の集合であるところの１ライン、A2、A3、A4、……が
生成され、さらにこれらを始点とした各ラインの座標
が、方向直線発生器により生成される。
以上の方法により、第４図のように、Ｘ軸に対する傾
斜がθで、太さ（ドット幅）が５ドットである直線を、
角度θに相当する、Ｘ、Ｙ方向の微小変化分ΔＸ、ΔＹ
（ΔX/ΔＹ＝tanθ）に従って描画できる。
斜がθで、太さ（ドット幅）が５ドットである直線を、
角度θに相当する、Ｘ、Ｙ方向の微小変化分ΔＸ、ΔＹ
（ΔX/ΔＹ＝tanθ）に従って描画できる。
発明が解決しようとする課題 上述した従来の処理装置では、処理を行った際に、第
４図の黒丸の箇所のような描画されない部分が発生する
ため、そこだけ描画前の情報が残ってしまう。つまり描
画領域内に「ドット欠如部」が発生し、人間の目で見た
場合、不自然さを感じてしまうという欠点がある。
４図の黒丸の箇所のような描画されない部分が発生する
ため、そこだけ描画前の情報が残ってしまう。つまり描
画領域内に「ドット欠如部」が発生し、人間の目で見た
場合、不自然さを感じてしまうという欠点がある。
そこで、本発明は、上記した問題を解消する情報処理
装置を提供せんとするものである。
装置を提供せんとするものである。
すなわち、本発明は、太い直線などを描画する際、ド
ット欠如部をなく描画することができる情報処理装置を
提供せんとするものである。
ット欠如部をなく描画することができる情報処理装置を
提供せんとするものである。
課題を解決するための手段 本発明によれば、量子化されたX-Y平面と、該X-Y平面に
存在する座標点に１対１対応した書込みおよび読出しが
可能な単位記憶素子を含む記憶装置と、該座標点から算
出したアドレスにより該記憶装置に書込みおよび読出し
を行う描画装置とを備え、Ｘ軸からの傾きθと任意の幅
とを有する直線の該X-Y平面への描画を該記憶装置の書
換え処理によって実行する情報処理装置において； 該X-Y平面上に直線を描画するために現在書換えてい
る単位記憶素子に対応する座標点が属している直線の始
点の座標値に基づいて、傾きθに対応するＸ軸方向およ
びＹ軸方向の座標値の微小変化分ΔＸおよびΔＹを算出
し、該座標値変化分に応じた増減信号を発生して次に描
画する方向直線の始点の座標値を決定する法線直線発生
器と、 該現在書換えている単位記憶素子に対応する座標点の
値に基づいて、該傾きθに対応するＸ軸方向およびＹ軸
方向の座標値の微小変化分ΔＸおよびΔＹを算出し、該
座標値変化分に応じた増減信号を発生して次に書き換え
る点の座標値を決定する方向直線発生器と、 該法線直線発生器の算出した座標値の変化分と該方向
直線発生器の算出した座標値の変化分とが何れもＸ軸方
向およびＹ軸方向の両方共に変化したときに、Ｘ軸方向
またはＹ軸方向の何れか一方だけが変化した座標点に対
しても、現在書換えている単位記憶素子と同じ記憶情報
で、対応する単位記憶素子を書換える指示を発生するド
ット発生器と を更に備えることを特徴とする情報処理装置が提供され
る。
存在する座標点に１対１対応した書込みおよび読出しが
可能な単位記憶素子を含む記憶装置と、該座標点から算
出したアドレスにより該記憶装置に書込みおよび読出し
を行う描画装置とを備え、Ｘ軸からの傾きθと任意の幅
とを有する直線の該X-Y平面への描画を該記憶装置の書
換え処理によって実行する情報処理装置において； 該X-Y平面上に直線を描画するために現在書換えてい
る単位記憶素子に対応する座標点が属している直線の始
点の座標値に基づいて、傾きθに対応するＸ軸方向およ
びＹ軸方向の座標値の微小変化分ΔＸおよびΔＹを算出
し、該座標値変化分に応じた増減信号を発生して次に描
画する方向直線の始点の座標値を決定する法線直線発生
器と、 該現在書換えている単位記憶素子に対応する座標点の
値に基づいて、該傾きθに対応するＸ軸方向およびＹ軸
方向の座標値の微小変化分ΔＸおよびΔＹを算出し、該
座標値変化分に応じた増減信号を発生して次に書き換え
る点の座標値を決定する方向直線発生器と、 該法線直線発生器の算出した座標値の変化分と該方向
直線発生器の算出した座標値の変化分とが何れもＸ軸方
向およびＹ軸方向の両方共に変化したときに、Ｘ軸方向
またはＹ軸方向の何れか一方だけが変化した座標点に対
しても、現在書換えている単位記憶素子と同じ記憶情報
で、対応する単位記憶素子を書換える指示を発生するド
ット発生器と を更に備えることを特徴とする情報処理装置が提供され
る。
作用 上述した構成により、Ｘ軸に対する傾斜がθで、任意
の太さ（ドット幅）を持った直線を、角度θに相当す
る、Ｘ、Ｙ方向の微小変化分ΔＸ、ΔＹ（ΔX/ΔＹ＝ta
nθ）に従って描画する際に生じる「ドット欠如部」の
発生を察知し、近傍のドットが持っている情報により
「ドット欠如部」を描画することにより描画領域内に
「ドット欠如部」を発生させない。従って、描画品質を
向上させることができる。
の太さ（ドット幅）を持った直線を、角度θに相当す
る、Ｘ、Ｙ方向の微小変化分ΔＸ、ΔＹ（ΔX/ΔＹ＝ta
nθ）に従って描画する際に生じる「ドット欠如部」の
発生を察知し、近傍のドットが持っている情報により
「ドット欠如部」を描画することにより描画領域内に
「ドット欠如部」を発生させない。従って、描画品質を
向上させることができる。
実施例 本発明について図面を参照して説明する。
第１図は、本発明の一実施例における主要部の構成要
素を示すブロック図である。
素を示すブロック図である。
図示の情報処理装置は、後述の各レジスタや直線発生
器等の制御をするための処理装置と、描画する長方形
（太い直線）の方向ベクトルに従って、単位ドット幅の
ラインを描画するための座標を発生するための方向直線
発生器２と、単位ドット幅のラインを複数本描画する際
に各ラインの始点の集合であるところの１ラインを描画
するための座標を発生するための法線直線発生器３と、
各直線発生器からの増減信号に従ってレジスタの値を増
減する加減算器４とを具備している。更に、情報処理装
置は、方向直線発生器２で発生した座標が、直前の座標
に対しＸとＹの両方が変化し、かつ法線直線発生器３で
発生した座標が、直前の座標に対し、ＸとＹの両方が変
化した時に、Ｘ方向だけもしくはＹ方向だけ変化した位
置にも描画をするよう指示を与えるドット発生器５と、
処理装置１やドット発生器５からの出力に従い、後述す
る各レジスタ８、９に記憶された、Ｘ、Ｙ各座標値に対
応するメモリ上のドットの書き込みを行う描画装置６と
を具備している。
器等の制御をするための処理装置と、描画する長方形
（太い直線）の方向ベクトルに従って、単位ドット幅の
ラインを描画するための座標を発生するための方向直線
発生器２と、単位ドット幅のラインを複数本描画する際
に各ラインの始点の集合であるところの１ラインを描画
するための座標を発生するための法線直線発生器３と、
各直線発生器からの増減信号に従ってレジスタの値を増
減する加減算器４とを具備している。更に、情報処理装
置は、方向直線発生器２で発生した座標が、直前の座標
に対しＸとＹの両方が変化し、かつ法線直線発生器３で
発生した座標が、直前の座標に対し、ＸとＹの両方が変
化した時に、Ｘ方向だけもしくはＹ方向だけ変化した位
置にも描画をするよう指示を与えるドット発生器５と、
処理装置１やドット発生器５からの出力に従い、後述す
る各レジスタ８、９に記憶された、Ｘ、Ｙ各座標値に対
応するメモリ上のドットの書き込みを行う描画装置６と
を具備している。
また、情報処理装置は、描画を行う画像メモリ７と、
Ｘ座標、XDを記憶するレジスタ８と、Ｙ座標、YDを記憶
するレジスタ９と、メモリへ書き込むためのドット情報
を記憶するレジスタ10と、直線の長さ、DHを記憶するレ
ジスタ11と、直線の幅、DVを記憶するレジスタ12と、角
度θに相当する、Ｘ方向の微小変化分ΔＸを記憶するレ
ジスタ13と、角度θに相当する、Ｙ方向の微小変化分Δ
Ｙを記憶するレジスタ14と、保存用ワークレジスタXD′
15と、保存用ワークレジスタYD′16と、保存用ワークレ
ジスタDH′17とを具備している。
Ｘ座標、XDを記憶するレジスタ８と、Ｙ座標、YDを記憶
するレジスタ９と、メモリへ書き込むためのドット情報
を記憶するレジスタ10と、直線の長さ、DHを記憶するレ
ジスタ11と、直線の幅、DVを記憶するレジスタ12と、角
度θに相当する、Ｘ方向の微小変化分ΔＸを記憶するレ
ジスタ13と、角度θに相当する、Ｙ方向の微小変化分Δ
Ｙを記憶するレジスタ14と、保存用ワークレジスタXD′
15と、保存用ワークレジスタYD′16と、保存用ワークレ
ジスタDH′17とを具備している。
第５図から第７図は、本発明の一実施例における、具
体的な描画動作を説明するための描画例図である。ひと
つひとつの丸はディスプレイ画面上のドットを表してい
る。
体的な描画動作を説明するための描画例図である。ひと
つひとつの丸はディスプレイ画面上のドットを表してい
る。
第５図は、直線発生器と本発明のドット発生器を使っ
て画面上に発生させた、水平方向に対する傾斜が45°未
満のラインを図解し、第６図は、同様に発生させた、傾
斜が45°以上のラインを図解し、第７図は、第５図及び
第６図のラインのパターンを用いて長さ５ドット、幅５
ドット、Ｘ軸に対する角度θの直線の描画例を図解した
図である。
て画面上に発生させた、水平方向に対する傾斜が45°未
満のラインを図解し、第６図は、同様に発生させた、傾
斜が45°以上のラインを図解し、第７図は、第５図及び
第６図のラインのパターンを用いて長さ５ドット、幅５
ドット、Ｘ軸に対する角度θの直線の描画例を図解した
図である。
また、第７図中の（XD,YD）は、A1部分のドットの座
標を表し、θは直線の方向ベクトルとＸ軸とのなす角で
あり、ΔＸ、ΔＹはθに相当する、Ｘ、Ｙ方向の微小変
化分（ΔX/ΔＹ＝tanθ）である。さらに、第５図、第
６図、第７図中のαは直線の方向ベクトル、第７図中の
βは直線の法線ベクトルを表す。
標を表し、θは直線の方向ベクトルとＸ軸とのなす角で
あり、ΔＸ、ΔＹはθに相当する、Ｘ、Ｙ方向の微小変
化分（ΔX/ΔＹ＝tanθ）である。さらに、第５図、第
６図、第７図中のαは直線の方向ベクトル、第７図中の
βは直線の法線ベクトルを表す。
次に、本発明の一実施例における動作について、上記
の各図面を参照して説明する。まず、回転角θが０°以
上45°未満のときを考える。ドット欠如部が「方向直線
発生器を使って描画するラインの方向ベクトルに対して
右側にあるか左側にあるか」によって、描画するライン
の形態が異なる。第５図中の２本のラインはこの形態の
違いを表したものであり、図中の上のラインはドット欠
如部が方向ベクトルの向きに対して左側にある場合を示
し、また下のラインはドット欠如部が方向ベクトルの向
きに対して右側にある場合を示している。
の各図面を参照して説明する。まず、回転角θが０°以
上45°未満のときを考える。ドット欠如部が「方向直線
発生器を使って描画するラインの方向ベクトルに対して
右側にあるか左側にあるか」によって、描画するライン
の形態が異なる。第５図中の２本のラインはこの形態の
違いを表したものであり、図中の上のラインはドット欠
如部が方向ベクトルの向きに対して左側にある場合を示
し、また下のラインはドット欠如部が方向ベクトルの向
きに対して右側にある場合を示している。
どちらの形態で描画するかは、法線直線発生器３を使
って発生するラインの向き（法線ベクトル）で決まる。
法線ベクトルの向きが方向ベクトルの向きに対して左側
を向いている場合、ドット欠如部も方向ベクトルに対し
て左側に生じるので、描画すべきラインは第５図中の上
のようになる。逆に、法線ベクトルの向きが方向ベクト
ルの向きに対して右側を向いている場合、ドット欠如部
も方向ベクトルに対して右側に生じるので描画すべきラ
インは第５図中の下のようになる。
って発生するラインの向き（法線ベクトル）で決まる。
法線ベクトルの向きが方向ベクトルの向きに対して左側
を向いている場合、ドット欠如部も方向ベクトルに対し
て左側に生じるので、描画すべきラインは第５図中の上
のようになる。逆に、法線ベクトルの向きが方向ベクト
ルの向きに対して右側を向いている場合、ドット欠如部
も方向ベクトルに対して右側に生じるので描画すべきラ
インは第５図中の下のようになる。
以上のように、従来は第２図に示すパターンのように
ラインを描画していたが、方向ベクトルと法線ベクトル
の向きを考慮してドット欠如部ができることを察知し、
察知できた時には第５図のパターンのラインを描画する
ことによって、ドット欠如部を埋めることができる。
ラインを描画していたが、方向ベクトルと法線ベクトル
の向きを考慮してドット欠如部ができることを察知し、
察知できた時には第５図のパターンのラインを描画する
ことによって、ドット欠如部を埋めることができる。
次に、回転角θが45°以上90°未満のときであるが、
第５図のかわりに第６図で同様に考えることができる。
90°以上のときでも方向ベクトルの向き、及び法線ベク
トルの向きが変化することを除けば、同様に考えること
ができる。
第５図のかわりに第６図で同様に考えることができる。
90°以上のときでも方向ベクトルの向き、及び法線ベク
トルの向きが変化することを除けば、同様に考えること
ができる。
第８図は、本発明の一実施例における、具体的な描画
動作を説明するためのフローチャートである。以下、第
７図の点（XD,YD）を描画開始点として、長さDH、幅D
V、Ｘ軸との角度θなる直線を描画していく動作を、第
８図のフローチャートに従って具体的に説明する。
動作を説明するためのフローチャートである。以下、第
７図の点（XD,YD）を描画開始点として、長さDH、幅D
V、Ｘ軸との角度θなる直線を描画していく動作を、第
８図のフローチャートに従って具体的に説明する。
あらかじめ、方向直線発生器２と法線各直線発生器３
は、ΔＸレジスタ13及びΔＹレジスタ14に設定された、
角度θに相当するＸ、Ｙ方向の微小変化分ΔＸ、ΔＹに
従って、各方向の座標変化分を算出し、座標を発生する
ように初期化されているものとする。
は、ΔＸレジスタ13及びΔＹレジスタ14に設定された、
角度θに相当するＸ、Ｙ方向の微小変化分ΔＸ、ΔＹに
従って、各方向の座標変化分を算出し、座標を発生する
ように初期化されているものとする。
更に、XDレジスタ８、YDレジスタ９、DHレジスタ11及
びDVレジスタ12も処理装置１の初期化処理による初期値
が入っているものとする。〈ステップ１〉 XDレジスタ８、YDレジスタ９、DHレジスタ11の各値を
XD′レジスタ15、YD′レジスタ16、DH′レジスタ17に保
存する。〈ステップ２〉 XD′レジスタ15、YD′レジスタ16の内容をもとに法線
直線発生器３を使って、（A1,B1,C1,D1,……）なる単位
ドット幅のラインが描画し終った後に描画するべきライ
ン（A2,B2,C2,D2,……）の始点（第７図中のA2）の座標
を求め、XD′レジスタ15、YD′レジスタ16に保存してお
く。その際にXD′レジスタ15、YD′レジスタ16の内容が
両方変化したかどうかを判定し、その結果をドット発生
器５に知らせておく。〈ステップ３〉 次に、座標（XD,YD）に対応するドット（第７図中のA
1）をレジスタ10の情報で描きかえる〈〈ステップ
４〉〉 次に、XDレジスタ８、YDレジスタ９をもとに方向直線
発生器２を使って、次の描画点（第７図中のB1）を求
め、XDレジスタ８、YDレジスタ９に保存しておく。その
際、XDレジスタ８、YDレジスタ９の内容が両方変化した
かどうかを判定し、その結果をドット発生器５に知らせ
る。XDレジスタ８、YDレジスタ９の内容が両方変化し、
かつ、XD′レジスタ15、YD′レジスタ16の内容が両方変
化した時のみ、ドット発生器５は、「法線ベクトルの向
きが、方向ベクトルの向きに対して右側にある」を判定
して、（XD,YD-1）に対応するドット（第７図中のx1）
をレジスタ10の情報で描きかえる。〈ステップ５〉 次に、DH＝０か否か判断する。DH＞０ならDHレジスタ
11をディクリメントして〈ステップ４〉にもどり、B1、
C1、D1、……と、DH＝０となるまで同様に繰り返す。
〈ステップ６〉 次に、DH＝０となったら、DV＝０か否か判断する。DV
＞０ならDVレジスタ12をディクリメントして、XD′レジ
スタ15、YD′レジスタ16及びDH′レジスタ17の各値をXD
レジスタ８、YDレジスタ９及びDHレジスタ11に転送した
後に、〈ステップ３〉にもどり、（A2,B2,C2,D2,……）
のライン、（A3,B3,C3,D3,……）のライン、（A4,B4,C
4,D4,……）のライン、……と、DV＝０となるまで同様
に繰り返す。〈ステップ７〉 最後に、DV＝０となったら、終了する。〈ステップ
８〉 以上の操作により、第７図のようにx1、x2、x3、y1、
y2、y3、z1、z2、z3なる座標点も描画した直線、つま
り、「ドット欠如部」が存在しないような長方形すなわ
ち太い直線を得ることができる。
びDVレジスタ12も処理装置１の初期化処理による初期値
が入っているものとする。〈ステップ１〉 XDレジスタ８、YDレジスタ９、DHレジスタ11の各値を
XD′レジスタ15、YD′レジスタ16、DH′レジスタ17に保
存する。〈ステップ２〉 XD′レジスタ15、YD′レジスタ16の内容をもとに法線
直線発生器３を使って、（A1,B1,C1,D1,……）なる単位
ドット幅のラインが描画し終った後に描画するべきライ
ン（A2,B2,C2,D2,……）の始点（第７図中のA2）の座標
を求め、XD′レジスタ15、YD′レジスタ16に保存してお
く。その際にXD′レジスタ15、YD′レジスタ16の内容が
両方変化したかどうかを判定し、その結果をドット発生
器５に知らせておく。〈ステップ３〉 次に、座標（XD,YD）に対応するドット（第７図中のA
1）をレジスタ10の情報で描きかえる〈〈ステップ
４〉〉 次に、XDレジスタ８、YDレジスタ９をもとに方向直線
発生器２を使って、次の描画点（第７図中のB1）を求
め、XDレジスタ８、YDレジスタ９に保存しておく。その
際、XDレジスタ８、YDレジスタ９の内容が両方変化した
かどうかを判定し、その結果をドット発生器５に知らせ
る。XDレジスタ８、YDレジスタ９の内容が両方変化し、
かつ、XD′レジスタ15、YD′レジスタ16の内容が両方変
化した時のみ、ドット発生器５は、「法線ベクトルの向
きが、方向ベクトルの向きに対して右側にある」を判定
して、（XD,YD-1）に対応するドット（第７図中のx1）
をレジスタ10の情報で描きかえる。〈ステップ５〉 次に、DH＝０か否か判断する。DH＞０ならDHレジスタ
11をディクリメントして〈ステップ４〉にもどり、B1、
C1、D1、……と、DH＝０となるまで同様に繰り返す。
〈ステップ６〉 次に、DH＝０となったら、DV＝０か否か判断する。DV
＞０ならDVレジスタ12をディクリメントして、XD′レジ
スタ15、YD′レジスタ16及びDH′レジスタ17の各値をXD
レジスタ８、YDレジスタ９及びDHレジスタ11に転送した
後に、〈ステップ３〉にもどり、（A2,B2,C2,D2,……）
のライン、（A3,B3,C3,D3,……）のライン、（A4,B4,C
4,D4,……）のライン、……と、DV＝０となるまで同様
に繰り返す。〈ステップ７〉 最後に、DV＝０となったら、終了する。〈ステップ
８〉 以上の操作により、第７図のようにx1、x2、x3、y1、
y2、y3、z1、z2、z3なる座標点も描画した直線、つま
り、「ドット欠如部」が存在しないような長方形すなわ
ち太い直線を得ることができる。
発明の効果 本発明による情報処理装置によれば、「ドット欠如
部」が存在しない、任意の太さ（ドット幅）の直線を得
ることができ、その直線を人間の目で見た場合、不自然
さもを感じさせない。
部」が存在しない、任意の太さ（ドット幅）の直線を得
ることができ、その直線を人間の目で見た場合、不自然
さもを感じさせない。
第１図は、本発明の一実施例における主要部の構成要素
を示すブロック図、 第２図は、従来の技術の一例における、具体的な描画動
作を説明するための描画例であり、水平方向に対する傾
斜が45°未満のラインを描画する例を図解する図、 第３図は、従来の技術の一例における、具体的な描画動
作を説明するための描画例であり、水平方向に対する傾
斜が45°以上のラインを描画する例を図解する図、 第４図は、第２図及び第３図のラインのパターンを用い
て長さ５ドット、幅５ドット、Ｘ軸に対する角度θの直
線を描画した例を図解する図、 第５図は、直線発生器と本発明のドット発生器を使った
本発明による具体的な描画動作を説明するための描画例
であり、水平方向に対する傾斜が45°未満のラインを描
画する例を図解する図、 第６図は、直線発生器と本発明のドット発生器を使った
本発明による具体的な描画動作を説明するための描画例
であり、水平方向に対する傾斜が45°以上のラインを描
画する例を図解する図、 第７図は、第５図及び第６図のラインのパターンを用い
て長さ５ドット、幅５ドット、Ｘ軸に対する角度θの直
線を描画した例を図解する図、 第８図は、本発明の一実施例における、具体的な描画動
作を説明するためのフローチャートである。 （主な参照番号） １……処理装置、２……方向直線発生器、３……法線直
線発生器、４……加減算器、５……ドット発生器、６…
…描画装置、７……画像メモリ、８……XDレジスタ、９
……YDレジスタ、10……ドット情報レジスタ、11……DH
レジスタ、12……DVレジスタ、13……ΔＸレジスタ、14
……ΔＹレジスタ、15……XD′ワークレジスタ、16……
YD′ワークレジスタ、17……DH′ワークレジスタ
を示すブロック図、 第２図は、従来の技術の一例における、具体的な描画動
作を説明するための描画例であり、水平方向に対する傾
斜が45°未満のラインを描画する例を図解する図、 第３図は、従来の技術の一例における、具体的な描画動
作を説明するための描画例であり、水平方向に対する傾
斜が45°以上のラインを描画する例を図解する図、 第４図は、第２図及び第３図のラインのパターンを用い
て長さ５ドット、幅５ドット、Ｘ軸に対する角度θの直
線を描画した例を図解する図、 第５図は、直線発生器と本発明のドット発生器を使った
本発明による具体的な描画動作を説明するための描画例
であり、水平方向に対する傾斜が45°未満のラインを描
画する例を図解する図、 第６図は、直線発生器と本発明のドット発生器を使った
本発明による具体的な描画動作を説明するための描画例
であり、水平方向に対する傾斜が45°以上のラインを描
画する例を図解する図、 第７図は、第５図及び第６図のラインのパターンを用い
て長さ５ドット、幅５ドット、Ｘ軸に対する角度θの直
線を描画した例を図解する図、 第８図は、本発明の一実施例における、具体的な描画動
作を説明するためのフローチャートである。 （主な参照番号） １……処理装置、２……方向直線発生器、３……法線直
線発生器、４……加減算器、５……ドット発生器、６…
…描画装置、７……画像メモリ、８……XDレジスタ、９
……YDレジスタ、10……ドット情報レジスタ、11……DH
レジスタ、12……DVレジスタ、13……ΔＸレジスタ、14
……ΔＹレジスタ、15……XD′ワークレジスタ、16……
YD′ワークレジスタ、17……DH′ワークレジスタ
Claims (1)
- 【請求項１】量子化されたX-Y平面と、該X-Y平面に存在
する座標点に１対１対応した書込みおよび読出しが可能
な単位記憶素子を含む記憶装置と、該座標点から算出し
たアドレスにより該記憶装置に書込みおよび読出しを行
う描画装置とを備え、Ｘ軸からの傾きθと任意の幅とを
有する直線の該X-Y平面への描画を該記憶装置の書換え
処理によって実行する情報処理装置において； 該X-Y平面上に直線を描画するために現在書換えている
単位記憶素子に対応する座標点が属している直線の始点
の座標値に基づいて、傾きθに対応するＸ軸方向および
Ｙ軸方向の座標値の微小変化分ΔＸおよびΔＹを算出
し、該座標値変化分に応じた増減信号を発生して次に描
画する方向直線の始点の座標値を決定する法線直線発生
器と、 該現在書換えている単位記憶素子に対応する座標点の値
に基づいて、該傾きθに対応するＸ軸方向およびＹ軸方
向の座標値の微小変化分ΔＸおよびΔＹを算出し、該座
標値変化分に応じた増減信号を発生して次に書き換える
点の座標値を決定する方向直線発生器と、 該法線直線発生器の算出した座標値の変化分と該方向直
線発生器の算出した座標値の変化分とが何れもＸ軸方向
およびＹ軸方向の両方共に変化したときに、Ｘ軸方向ま
たはＹ軸方向の何れか一方だけが変化した座標点に対し
ても、現在書換えている単位記憶素子と同じ記憶情報
で、対応する単位記憶素子を書換える指示を発生するド
ット発生器と を更に備えることを特徴とする情報処理装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63217289A JP2621410B2 (ja) | 1988-08-31 | 1988-08-31 | 情報処理装置 |
| DE68923745T DE68923745T2 (de) | 1988-08-31 | 1989-08-31 | System zum Generieren einer geneigten rechteckigen Form. |
| US07/400,663 US5093905A (en) | 1988-08-31 | 1989-08-31 | Inclined rectangular pattern generating system |
| EP89116145A EP0357076B1 (en) | 1988-08-31 | 1989-08-31 | Inclined rectangular pattern generating system |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63217289A JP2621410B2 (ja) | 1988-08-31 | 1988-08-31 | 情報処理装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0266684A JPH0266684A (ja) | 1990-03-06 |
| JP2621410B2 true JP2621410B2 (ja) | 1997-06-18 |
Family
ID=16701804
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63217289A Expired - Fee Related JP2621410B2 (ja) | 1988-08-31 | 1988-08-31 | 情報処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2621410B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0293877A (ja) * | 1988-09-30 | 1990-04-04 | Nec Corp | 情報処理装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60124786A (ja) * | 1983-12-12 | 1985-07-03 | Fujitsu Ltd | ベクトル発生方式 |
-
1988
- 1988-08-31 JP JP63217289A patent/JP2621410B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0266684A (ja) | 1990-03-06 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |