JP2618264B2 - ゼラチンの粉砕方法 - Google Patents

ゼラチンの粉砕方法

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JP2618264B2 JP25732188A JP25732188A JP2618264B2 JP 2618264 B2 JP2618264 B2 JP 2618264B2 JP 25732188 A JP25732188 A JP 25732188A JP 25732188 A JP25732188 A JP 25732188A JP 2618264 B2 JP2618264 B2 JP 2618264B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はゼラチンを微粒状に粉砕するゼラチンの粉
砕方法及び粉砕ゼラチンの酸化防止と、ゼラチン粉砕時
の防爆とをなすようにしたゼラチンの粉砕方法に関す
る。
[従来技術] ゼラチンを微粒状又は微粉状に粉砕するには種々の方
法があり、典型的にはターボミル等の粉砕機を用いてゼ
ラチンを乾燥状態で粉砕するようにしていた。
かゝるターボミル等を用いてゼラチンを乾燥状態のま
ゝで粉砕した場合、粉砕中のゼラチンがミル内のエアー
に含まれている水分を吸収し、粉砕時の摩擦熱によるミ
ル内温度の上昇と相まって粘いゾル状とされ粉砕ゼラチ
ン粒子相互が溶着する不都合があった。
そこで、ターボミル内のエアーを除湿し、処理室内エ
アーを乾燥した状態でゼラチンを粉砕し、前記のゾル化
に伴う不都合を極力防いでゼラチンの粉砕をなした場
合、粉砕ゼラチンはミル内温度の上昇に伴って急速に親
水性の特性を喪失し疎水性の性状を生じる傾向を示し
た。
かゝる点から、ミル内のエアーの水分を極力取り除
き、しかも粉砕時にミル内温度が上昇することのないよ
うにミル内を液化窒素等で冷却、除湿することが試みら
れた。しかしながら、かゝる冷却、除湿によるゼラチン
の粉砕はゼラチンの連続粉砕に不向きであり、しかも粉
砕コストが割高となる不都合があった。
特に、かゝる従来のゼラチンを乾燥状態のまゝで大気
又は各種の乾燥ガス中で粉砕する方法では、ゼラチンの
微粉化に長い時間を要し微細な粒径のゼラチン粉を効率
良く作り出すことができなかった。
又、このように微粉状に粉砕されたゼラチン粉は、微
粉状に粉砕されゝばされるほど、そのゼラチン量が同一
である場合、その吸湿性を一層増す傾向にあり、粉砕し
たゼラチン粉の管理に厳重な注意を要し、且つ管理コス
トが割高となる不都合があった。
更に粉砕されたゼラチンは微粉状となればなるほど、
ジメチルフォルムアミド、メチルエチルケトン、トルオ
ール等の液剤に懸濁状に混入することが難しく、特にウ
レタン樹脂溶液等の比較的粘性の高い樹脂溶液中に満遍
なく、懸濁状に混入することが困難であった。
かゝる点からゼラチンをジメチルフォルムアミド等の
溶剤を媒体する湿式粉砕の方法で粉砕することが試みら
れた。
特願昭63−123021号は、かゝる湿式粉砕によるゼラチ
ンの典型的な粉砕方法を示しており、叙上のターボミル
等の乾式粉砕でのゼラチン粉砕に伴う不都合が効果的に
取り除かれている。
このゼラチンの湿式粉砕では、ゼラチンが不溶とされ
るジメチルフォルムアミド、メチルエチルケトン、トル
オール等の有機溶剤を用い、ゼラチン粉又はゼラチン粉
を湿式媒体ミルで粉砕し、6ミクロン(以下μmとして
表示する。)よりも微細な粒径のゼラチンに粉砕するこ
とが示されている。
そして、この特願昭63−123021号で示されているゼラ
チンの粉砕方法では、粉砕されるゼラチン粉相互が有機
溶剤中に個々に独立して分散されながら粉砕されること
から、ゼラチン粉相互に比較的溶着されることなく均一
に、しかも微細な粒径となるまで粉砕され、しかも粉砕
時に生ずる摩擦熱等の発生熱が溶剤の介在によって直接
ゼラチン粉に伝達されることがなく、この発生熱による
ゼラチンの親水性喪失の不都合が回避されている。又、
粉砕ゼラチンを溶剤中に混入し、大気と直接触れない状
態で粉砕したことからゼラチンが大気中の水分を直接吸
収することが少なく、ゼラチンのゾル化がかゝる範囲で
防止され、比較的効率の良い粉砕がなされた。
更に、粉砕されたゼラチンはジメチルフォルムアミド
等の溶剤中に略懸濁状に含まれていることから、この溶
剤を用いてウレタン樹脂溶液等の各種の樹脂溶液を作っ
た場合、これらのウレタン樹脂溶液等の樹脂溶液中に粉
砕されたゼラチンが略懸濁状に含まれる特徴を有してい
た。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、ゼラチンをジメチルフォルムアミド、
メチルエチルケトン、トルオール等の溶剤を媒体とする
湿式粉砕の方法で粉砕した場合、媒体である溶剤に含ま
れたゼラチンは粉砕時間の経過と共に水分を吸収し、逐
次ゾル状態に移行され、遂にはゼラチン相互が溶着し合
った強い粘着性の凝集状物となることが明らかとなっ
た。
特に、この傾向は粉砕機を密閉タイプとせず解放タイ
プとして粉砕時の溶剤面が常時大気に晒されている場
合、又密閉タイプの粉砕機においても粉砕機内エアーが
大気に近い水分を含んでいる場合、及び粉砕されるゼラ
チンが大気中に放置されて8重量%以上の水分を含んで
いる場合等に顕著に生ずることが明らかとなった。
かゝる不都合は、粉砕対象とされるゼラチンが既に8
重量%以上の水分を含有していたり、又大気中の水分を
直接粉砕時にゼラチンが吸収したり、更には、溶剤中に
大気から直接取り入れられた水分ないしは溶剤中に取り
入れられた粉砕機内の装置水等をゼラチンが事後的に吸
収すること等によってゼラチン自体が膨潤状態に導か
れ、この状態で粉砕時の発生熱により粉砕機内温度が一
定値以上となった場合ゼラチンが急速にゾル化すること
が認められた。このように溶剤を媒体として粉砕されて
いるゼラチンがゾル化を生じた場合、ゼラチン相互が互
に溶着し合い、粉砕開始時に溶剤中に概ね懸濁状に混入
されていたゼラチンが逐次凝集し、溶剤中に粘い凝集物
として浮遊することゝなり、ゼラチンの粉砕が著しく困
難とされた。さらに、かゝる粘い凝集物が粉砕機の周壁
に粘着状態に凝集したり、粉砕に用いているボールに付
着凝集し、遂には粉砕に用いているボールを多数取り込
んだ粘着性の凝集塊状となり、媒体としての溶剤と分離
し、湿式粉砕が不可能となった。
かゝる不都合は粉砕対象物であるゼラチンを乾燥し、
その含有水分を7重量%未満とした場合でも同様であ
り、粉砕中のゼランチが粉砕時間の経過と共に粉砕機内
エアーの水分を吸収してゾル状態となり、このゾル状態
は粉砕時間が長くなれば長くなるほど顕著に生じ、遂に
は粉砕不可能の状態となった。
又、かゝる不都合は粉砕対象物であるゼラチンが粉砕
に伴う発生熱を取り除かれた状態で粉砕された場合にも
生じ、特に粉砕機内を冷却することに伴う粉砕機内壁に
生ずる結露水によって粉砕ゼラチンのゾル化がもたらさ
れ、粉砕機の冷却にも拘らずゼラチンの溶着、凝集状物
化を防ぐことができなかった。
又、ゼラチンの溶剤を用いた粉砕が大気中でなされた
り、あるいは外気を導入した密閉タイプの粉砕機内でな
された場合には、粉砕中のゼラチンが酸化され易く、変
色等の不都合を生ずることがあった。
更に、ゼラチンの粉砕に伴う発熱で媒体であるジメチ
ルフォルムアミド、メチルエチルケトン、トルオール等
の溶剤が気化し、これらの発生ガスによる作業環境の劣
悪化がもたらされる不都合があり、これらのガスの捕集
又は排気をなす必要があった。
かゝる点からジメチルフォルムアミド等の気化ガスの
放散がなされないように密閉タイプの粉砕機を用いた場
合、発生気化ガスによる粉砕機の爆発を生ずる不都合が
あった。
本発明は、このような従来方法におけるゼラチンの粉
砕に伴う不都合を解消し、ゼラチンが円滑に、しかも確
実に微粒状となるまで粉砕されると共に、粉砕時に相互
に溶着して粘着性凝集状物を形成せず、しかも粉砕ゼラ
チンの酸化が防止されると共に、粉砕時の防爆が充分に
約束されたゼラチンの粉砕方法の提供を目的としてい
る。
[課題を解決するための手段] 本発明は叙上の目的を達成するものとして、その請求
項1の発明では、ゼラチンを有機溶剤を媒体とする湿式
粉砕により粉砕する際に、このゼラチンが吸湿によって
ゾル化を生じ難い雰囲気で粉砕することゝしている。次
いで、請求項2の発明では、同様の湿式粉砕によるゼラ
チンの粉砕に際し、この粉砕ゼラチンが基本的に吸湿に
よるゾル化がされない雰囲気で粉砕することゝしてい
る。
又、請求項3の発明では、同様の湿式粉砕によるゼラ
チンの粉砕に際し、粉砕されるゼラチンが吸湿に行って
僅かにゾル化しながらも媒体である溶剤中に懸濁状態の
まゝとされ、この懸濁状態でゼラチンを粉砕することゝ
している。
更に、請求項4の発明では、同様の湿式粉砕によるゼ
ラチンの粉砕に際し、除湿された炭酸ガス、窒素ガス等
の不活性ガスを用いて雰囲気を作り、この雰囲気内で湿
気と酸素とを遮断したまゝゼラチンの粉砕をすることゝ
している。
更に又、請求項5の発明では、同様の湿式粉砕による
ゼラチンの粉砕に際し、粉砕されるゼラチンが略親水性
であり、しかも含有水分が7重量%未満となるようにし
て粉砕することゝしている。
[作用] 本発明にかゝるゼラチンの粉砕方法は叙上における特
長ある構成から、有機溶剤を媒体とする湿式粉砕におい
てゼラチンのゾル化が防がれ、又はゾル化を生じても媒
体である有機溶剤中のゼラチンが懸濁状態であることか
らゼラチン相互が溶着し合うことがなく、溶着に伴って
媒体である有機溶剤中に粘着状の凝集浮遊物を作ること
がない。
又、同様に粘着状の凝集状物が粉砕機の内壁面あるい
は撹拌アームないしは粉砕手段であるボール等に粘着凝
集することがなく、又、このようにゼラチン相互の溶
着、凝集に伴って媒体である有機溶剤とゼラチンが分離
することがなく、媒体である有機溶剤に混入されたゼラ
チンが懸濁状態のまゝで粉砕される。
更に、粉砕中のゼラチンが炭酸ガス、窒素ガス等の不
活性ガスにより酸素を遮断された雰囲気で粉砕されるこ
とから粉砕ゼラチンが酸化されず、しかも気化したジメ
チルフォルムアミド、メチルエチルケトン、トルオール
等の気化ガスが爆発することがない。
[実施例] 以下本発明にかゝるゼラチンの粉砕方法の典型的な一
実施例を添付の図面をもとに説明する。
添付の図面の粉砕装置は粉砕タンク1の周面にジャケ
ット2が該タンク1の周面を覆うように設けられてお
り、このジャケット2に冷却水を矢印yから送り込み、
y′から排出してタンク1の冷却をなすようにしてい
る。そして、該タンク1は蓋3によって完全に気密状態
とされていると共に、このタンク1にガスの供給管4と
排出管5とが接続されており、ガスの供給管4にはガス
ボンベ6が接続されている。又、ガスの排出管5は水封
ポット7の水中に管端5aを埋没してあり、タンク1内の
室圧に所定の水中圧をもたらす構成とされている。又、
タンク1の内外に亘って設けられた回転シャフト8に
は、タンク1内に装填されたボール9、9…を撹拌する
撹拌アーム10、10…が設けられている。
かゝる構成からなるタンク1にジメチルフォルムアミ
ド、メチルエチルケトン、トルオール等の有機溶剤を投
入し、次いでパウダー状の主として親水性のゼラチンを
投入する。この投入ゼラチンは親水性をそこなわない程
度に乾燥されていることが望ましく、その含有水分が少
ない程粉砕時にゾル状とならない特性を有しており、実
施上その含有水分が7重量%未満のものを使用する。
尚、媒体として用いられる有機溶剤は、粉砕されるゼ
ラチンが不溶とされる有機溶剤で、しかも稀釈溶液化の
対象とされる樹脂に適応する有機溶剤が選ばれる。この
有機溶剤としては前記のジメチルフォルムアミド、メチ
ルエチルケトン、トルオールの他にイソプロピルアルコ
ール、ベンジルアルコール、n−ブタノール、酢酸エチ
ル、酢酸ブチル、メチルイソブチルケトン、シクロヘキ
サン、ジオキサン、キシロール、2・ニトロプロパン、
パークロールエチレン、メチルセロソルブ、エチルセロ
ソルブ、ブチルセロソルブ、セロソルブアセテートその
他の溶剤が用いられる。
次いで粉砕対象とされるゼラチンは一種の誘導蛋白質
で分子量分布が15,000〜250,000、平均分子量が61,000
〜67,000の天然高分子で、その典型例は蛋白80重量%以
上、水分16重量%未満、灰分20重量%未満、その他脂
質、カルシウム、多糖類で形成されており、水及び水酸
基を有するグリセリン、ソルビトール、プロピレングリ
コール等の化合物に可溶で、有機溶剤に不溶の特性を有
している。本発明では特に親水性のゼラチンが用いられ
る。尚、この粉砕対象とされるゼラチンは、その平衡含
水率が高く、他の親水性ポリマーに比較して湿度変化に
敏感であることから使用に際しては7重量%未満の含水
率、理想的には6重量%未満の含水率となるまで乾燥し
て用いる。従って、この粉砕対象とされるゼラチンは、
その乾燥処理又は乾燥条件下にある予備粉砕において一
部が疎水性となることもあり、この一部が疎水性とされ
たゼラチンであっても使用には特に支障が認められな
い。
又、粉砕対象とされるゼラチンは予備的に粉砕して粒
径を揃えても良く、この予備粉砕によって粒径が揃えら
れたゼラチンを用いて粉砕をしたところ、粉砕ゼラチン
の粒径がより細かい範囲に集中し、粒径のばらつきが少
なく、しかも粉砕時間を短縮することができた。
このゼラチンの予備粉砕は市販されている親水性のゼ
ラチンパウダーをターボミル等の乾式粉砕機を用いて、
ゼラチンの親水性の特性が阻害されない範囲で微粉状に
粉砕し、適宜の篩、例えば網目250μmの篩通過ゼラチ
ンとして用意する。
かゝるゼラチンをタンク1内に前記有機溶剤と共に投
入して粉砕をする。このゼラチンと有機溶剤との配合比
率は、重量比でゼラチン1:有機溶剤2の割合が理想的で
あるが1:1の配合比率であっても良く、ゼラチンの配合
量が増す程粉砕時間が多く必要である。
前記の湿式粉砕装置の具体的な仕様は、目的とするゼ
ラチンの粉砕量によって自ずと定まるものであり、例え
ば、粉砕タンク1の容量5.4とした場合、3mm径のボー
ル9を2.4、回転シャフト8に設けられる撹拌アーム1
0を上下方向に5段に設け、このアーム10とタンク1の
内壁面との間のクリアランスxを12mmとし、回転シャフ
ト8の駆動を200回転/分となるように構成した。
次いで、タンク1内にあるエアーを抜き、この空間G
に脱水したガスを封入する。この空間Gに封入されるガ
スは脱水されて10ppm前後の水分含有とされた窒素ガス
の他に炭酸ガスないしは含有水分が50ppm前後まで脱水
されたドライエアー等が用いられる。
このタンク1内に封入されるガスに許容される含有水
分の量は、このタンク1内に投入されるゼラチンの有す
る含水量と、有機溶剤の有する水分の量との相対的な関
係におかれている。そして前記有機溶剤として含有水分
が0.01重量%のジメチルフォルムアミド等を用いた場
合、前記ガスに許容される含有水分の量は粉砕されるゼ
ラチンの含有水分と相対的な関係とされ、ゼラチンの含
有水分が低い場合には、それに相応した範囲でガス中に
含まれる水分が多くても粉砕に悪影響をもたらすことが
ない。
又、このタンク1内に封入されるガスに許容される含
水量は粉砕装置のタンク1内の温度によっても影響を受
ける。
特に、タンク1内の温度が上昇すればするほど粉砕ゼ
ラチンのゾル化が進むことからタンク1内の温度が60℃
以内になるようにジャケット2に25℃前後の冷却水を供
給し、粉砕に伴って生ずるタンク1内の温度上昇を阻止
する。そして理想的にはタンク1内の温度が40℃以下と
なるようにタンク1の冷却をなす。
このようにタンク1を冷却し、タンク1内の温度を40
℃以下に保つことはゼラチンの粉砕に好適であるばかり
でなく粉砕に用いている有機溶剤の気化を極力抑制する
ことゝなり、この発生気化ガスの処置を容易にする利点
も併せもっている。
尚、前記のタンク1内の空間Gに封入されるガスを窒
素ガス、炭酸ガス等の不活性ガスとした場合、粉砕中の
ゼラチンが直接大気に触れることがなく、この粉砕中の
ゼラチンが酸化されることがない。又、このように窒素
ガス、炭酸ガス等の不活性ガスをエアーと置換すること
により、仮にタンク1内の空間Gに有機溶剤の気化ガス
が充満しても爆発することがない。
かゝる点からタンク1内に常時一定圧でガスを供給
し、タンク1内の室圧を高め、タンク1内が湿気と酸素
とを効果的に遮断された雰囲気とするためにタンク1内
の室圧を10〜20mmの水中圧とする。具体的にはタンク1
にガスボンベ6を接続し、水封ポット7に導入された排
出管5の管端5aの埋没深さを調節してタンク1内の室圧
をコントロールする。
尚、叙上における窒素ガス、炭酸ガス等の不活性ガス
はタンク1内のエアーの置換に適するものであれば良
く、他の不活性ガスを使用しても良い。この不活性ガス
の中でも、炭酸ガスはジメチルフォルムアミドに吸収さ
れ易いことから、粉砕媒体としての溶剤がメチルエチル
ケトン、トルオール等の場合に用いられる。これに反し
窒素ガスはジメチルフォルムアミド、メチルエチルケト
ン、トルオールのいずれに対しても使用される。
又、粉砕媒体としての溶剤は、粉砕装置内温度によっ
て、逐次その粘度が変化されるものゝ、いずれの有機溶
剤も粉砕媒体として使用することができ、使用溶剤の特
性、特に沸点等を考慮した設置設計をなす必要がある。
次いでゼラチンの具体的な粉砕方法について説明す
る。
先ず、親水性ゼラチンをターボミル等の乾式粉砕機を
用いて予備的に粉砕する。この予備的な粉砕においてゼ
ラチンは粒径を揃えられると共に含水率も7重量%未満
の特定値まで下げられる。この予備粉砕ではゼラチンが
粉砕時の発熱に伴って疎水性のゼラチンとならないよう
に充分な注意が必要であるが、この予備粉砕で、その一
部が疎水性のゼラチンとなっても使用に問題がなかっ
た。
この予備粉砕によって粒径が揃えられ、しかも含有水
分が7重量%未満、特に6重量%未満にまで引き下げら
れたゼラチンをジメチルフォルムアミド、メチルエチル
ケトン、トルオール等の有機溶剤の重量と等量又はこれ
らの有機溶剤の重量の半分の量として有機溶剤に配合し
てタンク1内に投入する。
そしてタンク1内の空間Gに10ppm〜50ppm前後の脱水
したドライエアー、窒素ガス、炭酸ガス等を封入して撹
拌アーム10を駆動させる。
この場合、粉砕装置のタンク1の容量5.4に対し、3
mm径のボール9を2.4装填し、これにジメチルフォル
ムアミド1,200g並びにゼラチン600gを投入して200回転
/分でシャフト8の回転をなしたところ3時間〜6時間
でゼラチンを目的とする10μm前後の粒径にまで粉砕す
ることができた。かゝる粉砕時間は粉砕装置の処理能力
及び投入ゼラチンの量等によって調節することができ、
本実施例では投入ゼラチンの粒径が10μm前後になるま
で粉砕が続けられた。
又、ジャケット2に冷却水を供給してタンク1内の温
度が60℃を超えないように配慮し、特に40℃以下の低温
でゼラチンの粉砕がなされるようにする。このタンク1
の冷却温度は粉砕媒体として用いているジメチルフォル
ムアミド等の溶剤が沸騰する不都合を無くす意図から夫
々用いられている溶剤の沸点以下とされることは当然と
しても、粉砕過程において生ずる使用溶剤の気化ガスの
発生を極力抑制し、且つ粉砕ゼラチンが粉砕過程におい
て極力ゾル化しないように60℃以下、理想的には40℃以
下とするのが良い。
このように投入ゼラチンが粉砕時にゾル化を生じ難い
雰囲気としてゼラチンの粉砕をする。この投入ゼラチン
が粉砕時にゾル化を生じ難い雰囲気とは、粉砕媒体とし
ての溶剤の含有する水分、投入ゼラチン自身が有してい
る水分、粉砕機内の温度等を前提としてタンク1の空間
Gに封入されるガスを一定値未満の水分含有のガスとす
るものである。従って、この雰囲気を作り出すガスの含
有する水分は必ずしも一定では無く夫々の状況に対応し
た雰囲気ガスとされる。
しかしながらタンク1の空間Gに封されるガスは乾燥
されていればいるほど粉砕ゼラチンのゾル化が避けられ
ることから、脱水したドライエアーで50ppm〜10ppm、窒
素ガス並びに炭酸ガスで10〜20ppmの含有水分であるこ
とが理想的である。
そして、この投入ゼラチンが粉砕時にゾル化を生じ難
い雰囲気とはゾル化が全く引き起こされない場合と、若
干のゾル化を生ずる場合とが含まれており、この若干の
ゾル化を生ずる場合とは、ゾル化を生じても有機溶剤中
に懸濁状とされているゼラチン相互が溶着せず、懸濁状
態をそのまゝ維持している範囲でのゾル化を意味してい
る。
尚、叙上のゼラチンの粉砕に際して投入ゼラチンに対
し2重量%のモノクロロベンゼン等の界面活性剤を添加
した。このモノクロロベンゼンはジメチルフォルムアミ
ド等の有機溶剤に対してもゼランチに対しても悪影響が
なく、粉砕時のゼラチンの沈澱、固形化を防止する分散
機能をもたらす。
このようにして磨砕状に粉砕された微細なゼラチン粒
子は粉砕媒体である有機溶剤中に懸濁状態のまゝ分散さ
れ、個々の粒子が夫々に独立した状態を維持している。
この結果、極微細な、例えば10μm未満の粒子径から
なるゼラチンを確実に、しかも容易に量産することがで
きる。
実施例1 親水性ゼラチンパウダー(株式会社ニッピs−0023
8)をターボミル(ターボ工業株式会社T−400)で予備
粉砕し、網目250μmの篩で篩って投入ゼラチンの粒径
を揃えた。この予備粉砕はゼラチンパウダーが疎水性と
ならない範囲で前記篩選別の可能な粒径となるまで施さ
れた。この篩選別のゼラチンの粒度分布は次のとおりで
ある。
250μm篩目下〜106μm篩目上 36.27重量% 106μm篩目下〜75μm篩目上 21.32重量% 75μm篩目下〜38μm篩目上 32.62重量% 38μm篩目下 9.79重量% 上記の篩選別により粒径を揃えた投入ゼラチンの含有
水分を6重量%に調整して用意し、これを図示例の粉砕
装置を用いて粉砕した。この粉砕装置は5.4の容量の
タンク1に3mm径のアルミナ系ボール9を2.4装填して
あり、回転速200回転/分のシャフト8に撹拌アーム1
0、10…が上下に亘って十字状に5段設けてあり、この
アーム10とタンク1の内周壁との間にクリアランスxを
12mm設けてある。
この粉砕装置にジメチルフォルムアミド1200g、ゼラ
チン600gとモノクロロベンゼン12gとを投入し、次いで
ボンベ6から窒素ガスをタンク1の空間Gに送り込み、
空間Gの室圧が20mm水中圧となるようにして内部エアー
を完全に除去した。
こゝで用いられた窒素ガスは含有水分が10ppmのもの
であり、ノズル圧150kg/cm2のボンベから空間Gに連続
して供給した。
又、ジャケット2には25℃の水道水を連続して供給
し、タンク1内の温度を35℃に保った。
上記のシャフト8を200回転/分として6時間粉砕を
した。この粉砕の過程でゼラチンがゾル化に伴って、互
に溶着し合うことがなく、夫々のゼラチン粒子がジメチ
ルフォルムアミド中に懸濁状態で微粉状に粉砕されてい
ることが認められた。その粒度分布を測定したところ概
ね次のとおりであった。
10.55μm以上〜14.92μm未満 0.0重量% 7.46μm以上〜10.55μm未満 7.5重量% 5.27μm以上〜7.46μm未満 14.2重量% 3.73μm以上〜5.27μm未満 17.3重量% 2.63μm以上〜3.73μm未満 18.5重量% 1.69μm以上〜2.63μm未満 14.4重量% 1.01μm以上〜1.69μm未満 10.4重量% 0.66μm以上〜1.01μm未満 7.7重量% 0.43μm以上〜0.66μm未満 7.5重量% 0.34μm以上〜0.43μm未満 2.5重量% 0.24μm以上〜0.34μm未満 0.0重量% 尚、ジメチルフォルムアミド中に懸濁状に含まれてい
るゼラチンはほとんどゾル化しておらず、完全な粒状態
となっていた。
又、タンク1の内壁面やボール9及び撹拌アーム10の
いずれにもゼラチンの付着が認められなかった。特に、
粉砕の過程においてシャフト8の回転負荷に大きな変化
がなく、粉砕によって粉砕媒体である溶剤の粘度が著し
く高められることもなかった。
又、ゼラチンが粉砕の過程で酸化した形跡がなく略投
入時の状態を保っていることが認められた。
比較例1 タンク1に窒素ガスを封入する以外前記実施例1と同
一の条件でゼラチンを粉砕した。この粉砕ではタンク1
の空間Gに含水量1.48g/1000のドライエアーを1,500c
c/分で送り込み6時間粉砕を続行した。
この結果、タンク1の空間Gには含水量1.48g/1000
のドライエアーが計540供給されたことゝなる。
この粉砕では粉砕時間の経過と共に粉砕媒体である溶
剤の液上層部が粘性を帯び、遂には粘着層状となった。
又、液の下層部分にもゼラチンが溶着した状態性の凝集
状物が浮遊していた。
この状態で更に粉砕を続行したところゼラチンが大き
な粘着凝集塊状となり、ジメチルフォルムアミドと分離
され、この塊状物中にボール9が取り込まれ、粉砕が不
可能となった。
又、このゼラチンの粘着凝集物がシャフト8、撹拌ア
ーム10に付着し、更にタンク1の周壁面にボール9をこ
の粘着凝集状のゼラチンが付着させ、撹拌アーム10とタ
ンク1の周壁面との間に設けられたクリアランスxが埋
められ、粉砕能力が完全に失なわれた。
このような粉砕を経て取り出されたゼラチンは互に溶
着し合った粘いゾル状とされており、投入時の粒の状態
が完全になくなっていた。又、粉砕に伴う変色が認めら
れた。
尚、この粉砕ではタンク1内の室温を常時35℃に保つ
ようにして気化ガスが爆発しないように考慮する必要が
あった。
比較例2 タンク1に投入されるゼラチンの含有水分以外の条件
を前記実施例1と同一の条件でゼラチンを粉砕した。こ
の粉砕では投入ゼラチンの含有水分を8.1重量%とし、
実施例1と同様に10ppmの窒素ガスをタンク1内に封入
して粉砕を行った。
この粉砕では粉砕時間の経過と共に粉砕媒体である溶
剤が全体的に粘り出し、流動抵抗が漸次増すことが認め
られた。
この状態で更に粉砕を続行したところゼラチン相互が
溶着し合って浮遊状の凝集状物を作り出した。
更に、この状態での粉砕を続行したところ前記比較例
1と同様にゼラチンが大きな粘着凝集塊状となり、溶剤
と分離された。又、この塊状物中にボール9が取り込ま
れると共に、シャフト8、撹拌アーム10にゼラチンが付
着し、更には撹拌アーム10とタンク1の内周壁面との間
にあるクリアランスxが粘着したボール9によって埋め
られ粉砕が不可能とされた。
実施例2 使用溶剤を0.01重量%未満の含水率のメチルエチルケ
トンとし、雰囲気ガスを10ppmの含水率の炭酸ガスとし
て、粉砕ボール9を3mm径のジルコニア系ボールとした
以外の条件を前記実施例1と同一の条件で粉砕した。
この実施例の粉砕経過並びに粉砕結果は実施例1と全
く同一であった。
実施例3 タンク1に封入される雰囲気ガスを20ppmの含水率の
ドライエアーとした以外の条件を前記実施例1と同一の
条件で粉砕した。
この実施例の粉砕ではジャケット2の冷却水の供給に
充分な注意が払われ、ジメチルフォルムアミドの気化を
極力抑制しながら粉砕をした。
この実施例の粉砕経過並びに粉砕結果は実施例1と略
同一であり、僅かに粉砕ゼラチンに酸化の形跡が認めら
れた。
このようにして粉砕されたゼラチンは略10μm未満の
微細なものとされ、しかもゼラチン相互が互に独立した
状態で粒の形状を維持している。
又、この粉砕されたゼラチンはジメチルフォルムアミ
ド、メチルエチルケトン、トルオール等の有機溶剤中に
均一に分散され、懸濁状態とされている。
このように微細なゼラチンの粒子を含む溶剤は各種の
樹脂の溶液を作るのに用いられ、あるいは塗料、コーテ
ィング液等の希釈に用いることができる。
この結果、微細な粒径のゼラチンを有する樹脂成形
品、樹脂シート、樹脂フィルム等の成形が可能とされ、
又織布、編布ないしは不織布等の面に微細な粒径のゼラ
チンを有する樹脂のラミネート層を設けることができ
る。
更に、この微細な粒径のゼラチンを含む樹脂溶液に織
布、編布ないしは不織布等を漬け込んでこの樹脂溶液を
含浸させることもでき、又、これらの生地面等にドクタ
ーナイフコーテング等適宜の方法でコーティングするこ
とによって微細な粒径のゼラチンを含む樹脂層を作るこ
とができる。
又、前記の微細な粒径のゼラチンを含む溶剤を希釈溶
剤として塗料とした場合、この微細な粒径のゼラチンを
均一に含む皮膜を随時形成することができる。
更に、叙上で形成されたフィルム、シート、コーテン
グ膜、ラミネート層、塗装塗膜等に含まれている微細な
粒径のゼラチンを溶解除去することもでき、このゼラチ
ンの溶解除去に伴って、これらのフィルム等に均一で微
細な孔が形成される。
このゼラチンの溶解除去は前記のフィルム等を80〜12
0℃の熱水中に30分〜120分前後漬け込んで行うのが理想
的であり、必要に応じてニップロールで絞液し、又は液
流染色機で揉み処理を施す。
本発明にかゝるゼラチンの粉砕方法によって作り出さ
れたゼラチンは極微細な粒径からなり、しかも均一な粒
径とされ、更に有機溶剤中に懸濁状に含まれていること
から、樹脂成形品はもとよりのこと、コーティング液、
塗料等として広範な用途に向けて使用が可能であり、極
微細な粒径のゼラチンを含むことに伴う特性を、これら
の樹脂製品、コーテング層ないしは塗装膜にもたらすこ
とができる。又、この樹脂製品、コーテング層ないしは
塗装膜に含まれているゼラチンを熱水で溶解除去するこ
とによって均一で微細な孔をこれらの樹脂製品、コーテ
ング層ないしは塗装膜に形成し、透湿機能その他の特性
をもたらすことができる。
以上の説明から本発明の粉砕方法で作り出された微細
な粒径からなるゼラチンを含む有機溶剤は特定の用途に
のみ使用されるものでなく、多方面に向けて汎用的に使
用することができる。
尚、叙上の実施例で用いられる粉砕装置は図示例のボ
ール媒体ミルに特定されるものでなく溶剤を媒体とする
湿式粉砕に適するものであれば他のいかなるタイプのも
のであっても良い。
[効果] 本発明にかゝるゼラチンの粉砕方法では、粉砕される
ゼラチンがゾル化されない雰囲気又は有機溶剤中でゼラ
チンが懸濁状態を維持している範囲で僅かにゾル化され
る雰囲気でゼラチンの粉砕がなされた。
この結果、ゼラチンは極微粒状に粉砕されても相互に
溶着し合うことがなく、長時間に亘る粉砕後においても
個々のゼラチンが夫々に独立した粒の形状を維持してお
り、ゼラチンを極微粒状に粉砕することが確実、容易に
なされた。
又、このように微粉中のゼラチンが相互に溶着し合っ
たり、ゾル状になることが無く、個々に独立した粒の形
状で有機溶剤中に懸濁されていることから、粉砕ゼラチ
ンの粒径を均一に整えることが容易とされた。
更に、粉砕装置内を酸素を遮断した雰囲気とした場
合、有機溶剤の気化ガスによる爆発を防ぐことができ、
装置の設備コストが低減され、同時に粉砕作業の管理が
容易とされた。
又、この粉砕装置内を酸素を遮断した雰囲気としてゼ
ラチンの粉砕をなした場合、粉砕時のゼラチンの酸化が
防止されることゝなり、この粉砕ゼラチンを用いた樹脂
フィルム、コーテング膜、塗装膜等に、この酸化に伴う
悪影響をもたらすことがない。
【図面の簡単な説明】
添付の図面は本発明のゼラチンの粉砕に用いられる装置
の一部を断面した概略構成図である。 1……タンク、2……ジャケット、3……蓋、4……供
給管、5……排出管、6……ボンベ、7……水封ポッ
ト、8……回転シャフト、9……ボール、10……撹拌ア
ーム。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ゼラチンが吸湿に伴うゾル化を生じ難い雰
    囲気で有機溶剤を媒体とする湿式粉砕により粉砕される
    ことを特徴とするゼラチンの粉砕方法。
  2. 【請求項2】ゼラチンが吸湿に伴うゾル化を生じない雰
    囲気で有機溶剤を媒体とする湿式粉砕により粉砕される
    ことを特徴とするゼラチンの粉砕方法。
  3. 【請求項3】有機溶剤を媒体として粉砕されるゼラチン
    が懸濁状態のまゝ粉砕される範囲内における該ゼラチン
    の吸湿に伴うゾル化が生じる雰囲気で粉砕されることを
    特徴とするゼラチンの粉砕方法。
  4. 【請求項4】ゼラチンが除湿された炭酸ガス、窒素ガス
    等の不活性ガスで酸素を遮断された雰囲気で有機溶剤を
    媒体とする湿式粉砕により粉砕されることを特徴とする
    ゼラチンの粉砕方法。
  5. 【請求項5】ゼランチが略親水性ゼラチンであり、且つ
    含有水分が7重量%未満であることを特徴とする請求項
    1又は2又は3又は4記載のゼラチンの粉砕方法。
JP25732188A 1988-03-03 1988-10-14 ゼラチンの粉砕方法 Expired - Lifetime JP2618264B2 (ja)

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