JP2618133B2 - ダクト用換気扇 - Google Patents
ダクト用換気扇Info
- Publication number
- JP2618133B2 JP2618133B2 JP27075291A JP27075291A JP2618133B2 JP 2618133 B2 JP2618133 B2 JP 2618133B2 JP 27075291 A JP27075291 A JP 27075291A JP 27075291 A JP27075291 A JP 27075291A JP 2618133 B2 JP2618133 B2 JP 2618133B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sound absorbing
- main body
- ventilation fan
- suction port
- absorbing material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、おもに部屋の天井面に
取り付けられ、屋外と連通しているダクトと接続するこ
とで、室内の空気を入れかえるダクト用換気扇に関する
ものである。
取り付けられ、屋外と連通しているダクトと接続するこ
とで、室内の空気を入れかえるダクト用換気扇に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、室内に設置される換気扇は、室内
の快適性を向上させるために低騒音のものが求められて
いる。
の快適性を向上させるために低騒音のものが求められて
いる。
【0003】このようなことから、従来のダクト用換気
扇は、一般に図6および図7に示すような構成であっ
た。
扇は、一般に図6および図7に示すような構成であっ
た。
【0004】すなわち、天井面107の開口部から天井
裏に挿入設置され、下面に吸込口102と一側面に吐出
口103を有する箱体状をなし、内部に水平方向に配設
した回転軸に羽根104を固着した電動機105を備え
た送風機106を設けた本体101の、内周面全体にわ
たって吸音材110を内張りしており、室内108の汚
れた空気を送風機106によって吸い込み、ダクト10
9を通して屋外に排気するとき、本体101内で発生す
る騒音を吸音材110によって減衰させるものであっ
た。
裏に挿入設置され、下面に吸込口102と一側面に吐出
口103を有する箱体状をなし、内部に水平方向に配設
した回転軸に羽根104を固着した電動機105を備え
た送風機106を設けた本体101の、内周面全体にわ
たって吸音材110を内張りしており、室内108の汚
れた空気を送風機106によって吸い込み、ダクト10
9を通して屋外に排気するとき、本体101内で発生す
る騒音を吸音材110によって減衰させるものであっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のダク
ト用換気扇では、本体101に内張りする吸音材110
の厚さは、その効果を得るためにある程度厚いものが必
要であり、その結果、スペースに余裕のない本体101
内の、とくに送風機106の吸込口106aの前方で
は、通風路面積が減少して通気抵抗が増大し、かえって
騒音が増大してしまうことがあった。
ト用換気扇では、本体101に内張りする吸音材110
の厚さは、その効果を得るためにある程度厚いものが必
要であり、その結果、スペースに余裕のない本体101
内の、とくに送風機106の吸込口106aの前方で
は、通風路面積が減少して通気抵抗が増大し、かえって
騒音が増大してしまうことがあった。
【0006】本発明は上記課題を解決するもので、吸い
込み通気抵抗増大による騒音の発生をおさえ、かつ吸音
により騒音減衰するダクト用換気扇を提供することを目
的とする。
込み通気抵抗増大による騒音の発生をおさえ、かつ吸音
により騒音減衰するダクト用換気扇を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的を達成
するための第1の手段は、天井面の開口部に挿入設置さ
れ、下面に吸込口と一側面に吐出口を有する箱体状の本
体と、この本体内に配設され、長いブレードと短いブレ
ードからなる両吸込形の羽根を水平方向に配設した回転
軸に固着した電動機を備え、前記羽根の長いブレード側
に主吸込口を、短いブレード側に両吸込口を有し、前記
電動機を前記副吸込口側に配した送風機とからなり、前
記本体の前記副吸込口に面する内側面側に吸音材を配設
してなるダクト用換気扇の構成としたものである。
するための第1の手段は、天井面の開口部に挿入設置さ
れ、下面に吸込口と一側面に吐出口を有する箱体状の本
体と、この本体内に配設され、長いブレードと短いブレ
ードからなる両吸込形の羽根を水平方向に配設した回転
軸に固着した電動機を備え、前記羽根の長いブレード側
に主吸込口を、短いブレード側に両吸込口を有し、前記
電動機を前記副吸込口側に配した送風機とからなり、前
記本体の前記副吸込口に面する内側面側に吸音材を配設
してなるダクト用換気扇の構成としたものである。
【0008】また、上記目的を達成するための第2の手
段は、吸音材を積層して空気層を有する吸音ユニットと
したものである。
段は、吸音材を積層して空気層を有する吸音ユニットと
したものである。
【0009】また、上記目的を達成するための第3の手
段は、吸音材の一部が電動機に当接する構成としたもの
である。
段は、吸音材の一部が電動機に当接する構成としたもの
である。
【0010】また、上記目的を達成するための第4の手
段は、本体の横巾内寸より大きい巾を有する吸音材を湾
曲させて配設した構成としたものである。
段は、本体の横巾内寸より大きい巾を有する吸音材を湾
曲させて配設した構成としたものである。
【0011】
【作用】本発明は上記した第1の手段の構成により、室
内の汚れた空気を送風機によってダクトを通して屋外に
排気する場合に、本体内で発生した音を吸い込み風量の
少なく騒音の発生源のひとつである電動機側に設置した
吸音材によって吸音することにより、騒音を低減できる
ものである。
内の汚れた空気を送風機によってダクトを通して屋外に
排気する場合に、本体内で発生した音を吸い込み風量の
少なく騒音の発生源のひとつである電動機側に設置した
吸音材によって吸音することにより、騒音を低減できる
ものである。
【0012】また、第2の手段の構成により、本体内部
で発生した音は、吸音材の空気層内を通過していき、そ
の過程で騒音は減衰し、吸音効果を高めることができ
る。
で発生した音は、吸音材の空気層内を通過していき、そ
の過程で騒音は減衰し、吸音効果を高めることができ
る。
【0013】また、第3の手段の構成により、電動機に
当接した吸音材が、騒音を減衰させるとともに、電動機
の振動をおさえることとなる。
当接した吸音材が、騒音を減衰させるとともに、電動機
の振動をおさえることとなる。
【0014】また、第4の手段の構成により、湾曲した
吸音材は、平面状のものより吸音面積が大きくなり、吸
音効果を高めることができる。
吸音材は、平面状のものより吸音面積が大きくなり、吸
音効果を高めることができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の第1実施例について、図1お
よび図2を参照しながら説明する。
よび図2を参照しながら説明する。
【0016】図に示すように、天井面7の開口部に挿入
設置され、下面の吸込口2と一側面に吐出口3を有する
箱体状の本体1には内部に水平方向に配設した回転軸
に、長いブレード4aと短いブレード4bからなる羽根
4を固着した電動機5を具備した送風機6を設けてい
る。送風機6は、短いブレード4b側を副吸込口6b、
長いブレード4a側を主吸込口6aとしており、電動機
5は副吸込口6b側に設けられている。そして、本体1
内の副吸込口6bが位置する空間にある本体1内側面1
aに吸音材10が貼付されている。
設置され、下面の吸込口2と一側面に吐出口3を有する
箱体状の本体1には内部に水平方向に配設した回転軸
に、長いブレード4aと短いブレード4bからなる羽根
4を固着した電動機5を具備した送風機6を設けてい
る。送風機6は、短いブレード4b側を副吸込口6b、
長いブレード4a側を主吸込口6aとしており、電動機
5は副吸込口6b側に設けられている。そして、本体1
内の副吸込口6bが位置する空間にある本体1内側面1
aに吸音材10が貼付されている。
【0017】上記構成において、室内の汚れた空気8を
排気する場合、送風機6を運転することにより、汚れた
空気は、吸込口2から吸い込まれ、吐出口3からこの吐
出口3に接続されたダクト9内を通って屋外に排気され
るが、それにともなって本体1の内部で発生する騒音
は、騒音の発生源のひとつである電動機5側で、電動機
5の冷却を兼ねた風量の少ない副吸込口6b側の空間に
貼付された吸音材10によって吸音され減衰する。な
お、吸音材10はある程度厚みがあり、この空間の一部
分を占めるが、風量が少ないので性能には影響しない。
排気する場合、送風機6を運転することにより、汚れた
空気は、吸込口2から吸い込まれ、吐出口3からこの吐
出口3に接続されたダクト9内を通って屋外に排気され
るが、それにともなって本体1の内部で発生する騒音
は、騒音の発生源のひとつである電動機5側で、電動機
5の冷却を兼ねた風量の少ない副吸込口6b側の空間に
貼付された吸音材10によって吸音され減衰する。な
お、吸音材10はある程度厚みがあり、この空間の一部
分を占めるが、風量が少ないので性能には影響しない。
【0018】このように本発明の第1の実施例のダクト
用換気扇によれば、吸込風量の小さい副吸込側である電
動機側に吸音材があるので、風量特性を低下させること
なく吸音効果を得ることができる。
用換気扇によれば、吸込風量の小さい副吸込側である電
動機側に吸音材があるので、風量特性を低下させること
なく吸音効果を得ることができる。
【0019】つぎに本発明の第2実施例について、図3
を参照しながら説明する。なお、上記第1実施例と同じ
構成要素には同一符号を付し、その説明は省略する。
を参照しながら説明する。なお、上記第1実施例と同じ
構成要素には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0020】図に示すように本実施例は、上記した第1
の実施例に対し、吸音材を積層し空気層を有した吸音ユ
ニット20を設けた点に特徴がある。
の実施例に対し、吸音材を積層し空気層を有した吸音ユ
ニット20を設けた点に特徴がある。
【0021】上記構成により、送風機6を運転すること
により、本体1の内部で発生した騒音は、吸音ユニット
20内の空気層内に入り通過していき、その過程で吸音
材に吸音され、室内に伝播していく騒音は大幅に減衰す
る。
により、本体1の内部で発生した騒音は、吸音ユニット
20内の空気層内に入り通過していき、その過程で吸音
材に吸音され、室内に伝播していく騒音は大幅に減衰す
る。
【0022】つぎに本発明の第3実施例について、図4
を参照しながら説明する。なお、上記第1実施例と同じ
構成要素には同一符号を付し、その説明は省略する。
を参照しながら説明する。なお、上記第1実施例と同じ
構成要素には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0023】図に示すように本実施例は、上記した第1
実施例に対し、吸音材30にふくらみを持たせ、電動機
5と本体1の間に密着するように設置した点に特徴があ
る。
実施例に対し、吸音材30にふくらみを持たせ、電動機
5と本体1の間に密着するように設置した点に特徴があ
る。
【0024】上記構成により、送風機6を運転すること
により、本体1の内部で発生した騒音を吸音し、また、
電動機5と本体1にそれぞれ密着しているので、それぞ
れの振動をおさえ、騒音を低減する。
により、本体1の内部で発生した騒音を吸音し、また、
電動機5と本体1にそれぞれ密着しているので、それぞ
れの振動をおさえ、騒音を低減する。
【0025】つぎに本発明の第4実施例について、図5
を参照しながら説明する。なお、上記第1実施例と同じ
構成要素には同一符号を付し、その説明は省略する。
を参照しながら説明する。なお、上記第1実施例と同じ
構成要素には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0026】図に示すように本実施例は、上記した第1
実施例に対し、吸音材40の巾を本体1の電動機5後方
の横巾内寸より大きくし、これを湾曲させて電動機5に
中央部を当接させるとともに、両端部を本体1内角部に
係止して配設した点に特徴がある。
実施例に対し、吸音材40の巾を本体1の電動機5後方
の横巾内寸より大きくし、これを湾曲させて電動機5に
中央部を当接させるとともに、両端部を本体1内角部に
係止して配設した点に特徴がある。
【0027】上記構成により、吸音材40は湾曲してい
るので、同じ広さの空間に配設する平面状のものより吸
音面積が大きくなって吸音効果が向上し、また、電動機
5と本体1にそれぞれ密着しているので、それぞれの振
動をおさえ、ダクト用換気扇をより静かなものとする。
るので、同じ広さの空間に配設する平面状のものより吸
音面積が大きくなって吸音効果が向上し、また、電動機
5と本体1にそれぞれ密着しているので、それぞれの振
動をおさえ、ダクト用換気扇をより静かなものとする。
【0028】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように本発明
によれば、吸込風量が小さく、しかも騒音の発生源のひ
とつである副吸込口側に吸音材を配設することによっ
て、風量特性を低下させることなく、騒音を大きく減衰
したダクト用換気扇が提供できる
によれば、吸込風量が小さく、しかも騒音の発生源のひ
とつである副吸込口側に吸音材を配設することによっ
て、風量特性を低下させることなく、騒音を大きく減衰
したダクト用換気扇が提供できる
【0029】また、吸音材を積層して空気層を有する吸
音ユニットにすることによって、吸音効果を大幅に向上
させることができる。
音ユニットにすることによって、吸音効果を大幅に向上
させることができる。
【0030】また、吸音材の一部を電動機に当接させる
ことによって、電動機の振動もおさえ、換気扇全体の騒
音をより小さなものとすることができる。
ことによって、電動機の振動もおさえ、換気扇全体の騒
音をより小さなものとすることができる。
【0031】さらに、吸音材の巾を本体の横巾内寸より
大きくし、湾曲させて配設することにより、吸音面積を
大きくして吸音効果を高めることができる。
大きくし、湾曲させて配設することにより、吸音面積を
大きくして吸音効果を高めることができる。
【図1】本発明の第1実施例のダクト用換気扇の側面断
面図
面図
【図2】同正面断面図
【図3】同第2実施例の同側面断面図
【図4】同第3実施例の同側面断面図
【図5】同第4実施例の同横断面図
【図6】従来のダクト用換気扇の正面断面図
【図7】同側面断面図
1 本体 2 吸込口 3 吐出口 4 羽根 4a 長いブレード 4b 短いブレード 5 電動機 6 送風機 6a 主吸込口 6b 副吸込口 7 天井面 10,30,40 吸音材 20 吸音ユニット
Claims (4)
- 【請求項1】 天井面の開口部に挿入設置され、下面に
吸込口と一側面に吐出口を有する箱体状の本体と、この
本体内に配設され、長いブレードと短いブレードからな
る両吸込形の羽根を水平方向に配設した回転軸に固着し
た電動機を備え、前記羽根の長いブレード側に主吸込口
を、短いブレード側に副吸込口を有し、前記電動機を前
記副吸込口側に配した送風機とからなり、前記本体の前
記副吸込口に面する内側面側に吸音材を配設してなるダ
クト用換気扇。 - 【請求項2】 吸音材を積層して空気層を有する吸音ユ
ニットとした請求項1記載のダクト用換気扇。 - 【請求項3】 吸音材の一部が電動機の一部に当接する
請求項1または2記載のダクト用換気扇。 - 【請求項4】 本体の横巾内寸より大きい巾を有する吸
音材を湾曲させて配設した請求項1,2または3記載の
ダクト用換気扇。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27075291A JP2618133B2 (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | ダクト用換気扇 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27075291A JP2618133B2 (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | ダクト用換気扇 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05106892A JPH05106892A (ja) | 1993-04-27 |
JP2618133B2 true JP2618133B2 (ja) | 1997-06-11 |
Family
ID=17490489
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27075291A Expired - Lifetime JP2618133B2 (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | ダクト用換気扇 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2618133B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5934362A (en) * | 1997-01-21 | 1999-08-10 | Tele-Flow, Inc. | Combination bath fan, register box, air conditioning and heating boot |
-
1991
- 1991-10-18 JP JP27075291A patent/JP2618133B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05106892A (ja) | 1993-04-27 |
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