JP2617904B2 - 車高調整装置における車高判定方法 - Google Patents
車高調整装置における車高判定方法Info
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- JP2617904B2 JP2617904B2 JP58232931A JP23293183A JP2617904B2 JP 2617904 B2 JP2617904 B2 JP 2617904B2 JP 58232931 A JP58232931 A JP 58232931A JP 23293183 A JP23293183 A JP 23293183A JP 2617904 B2 JP2617904 B2 JP 2617904B2
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- Japan
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- vehicle
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G17/00—Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load
- B60G17/015—Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load the regulating means comprising electric or electronic elements
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は車高調整装置における車高判定方法に関す
る。
る。
車高調整装置は自動車、自動二輪車等の車両におい
て、車両の地上高を運転者の意思によつて適宜に、或い
は車両荷重の変化によつて変位したときに基準の車高と
なるように、車高を調整せしめる装置であり、前者の場
合にはマニユアル式で作動し、後者の場合にはオート式
で作動せしめるものである。
て、車両の地上高を運転者の意思によつて適宜に、或い
は車両荷重の変化によつて変位したときに基準の車高と
なるように、車高を調整せしめる装置であり、前者の場
合にはマニユアル式で作動し、後者の場合にはオート式
で作動せしめるものである。
具体的には、車体を支持する懸架装置の中に高圧空気
の給排によつて軸方向に伸縮する気体室を形成し、マニ
ユアル式の場合には圧力表示器に表示される各気体室の
内圧を運転者自ら視認しながらup・downスイツチを操作
することによつて、オート式の場合には車高センサから
出力される車高情報に基づいて制御手段によつて、上記
気体室に対する高圧空気の給排を制御することによつて
行われる。
の給排によつて軸方向に伸縮する気体室を形成し、マニ
ユアル式の場合には圧力表示器に表示される各気体室の
内圧を運転者自ら視認しながらup・downスイツチを操作
することによつて、オート式の場合には車高センサから
出力される車高情報に基づいて制御手段によつて、上記
気体室に対する高圧空気の給排を制御することによつて
行われる。
ところで、オート式の車高調整に用いられる車高セン
サでは、車高を判定する方法として、従来例えば「HIG
H」、「OK」(基準車高)、「LOW」の各領域を判断する
ための機構を車高センサ内に形成し、各領域に対応する
信号を制御手段に入力せしめ、この制御手段において、
「HIGH」と「LOW」の領域に対応する信号の発生回数を
カウントし、その差をとることによつて「HIGH」、「O
K」、「LOW」のいずれであるかを判定する方法がある。
そして車高センサによつて検知される車高状態が「HIG
H」又は「LOW」であるときには、車高状態が「OK」とな
るように車高を下降又は上昇する如く調整が行われる。
サでは、車高を判定する方法として、従来例えば「HIG
H」、「OK」(基準車高)、「LOW」の各領域を判断する
ための機構を車高センサ内に形成し、各領域に対応する
信号を制御手段に入力せしめ、この制御手段において、
「HIGH」と「LOW」の領域に対応する信号の発生回数を
カウントし、その差をとることによつて「HIGH」、「O
K」、「LOW」のいずれであるかを判定する方法がある。
そして車高センサによつて検知される車高状態が「HIG
H」又は「LOW」であるときには、車高状態が「OK」とな
るように車高を下降又は上昇する如く調整が行われる。
上記車高判定方法では、「HIGH」と「LOW」の各領域
に対応する2つの信号の発生回数をカウントするので、
信号のカウント形態としては離散的である。従って、車
両停止中の場合には車高が変動しないから確実に車高状
態を検出でき問題はない。しかし、車両走行中の場合に
は、本来車高センサ内で設定された領域は寸法的に範囲
が狭く、車高センサの出力はOK領域を中心としてある周
波数で振動するという特性を有しているので、サンプリ
ング時において制御手段に取り込まれたセンサ出力信号
は必ずしも「HIGH」又は「LOW」に係る信号であるとは
限らない。このように離散的な信号を利用する故に、サ
ンプリング数を変えるとサンプリング時における信号が
同一ではなく、車高判定が異なつてしまうということも
生じ、またサンプリング時に検出対象とすべき信号を得
られないため平均化を行えず、以つて車高判定自体が行
えないという不具合、或いは判定値が大雑把にしか求め
ることができないという不具合を有することになる。
に対応する2つの信号の発生回数をカウントするので、
信号のカウント形態としては離散的である。従って、車
両停止中の場合には車高が変動しないから確実に車高状
態を検出でき問題はない。しかし、車両走行中の場合に
は、本来車高センサ内で設定された領域は寸法的に範囲
が狭く、車高センサの出力はOK領域を中心としてある周
波数で振動するという特性を有しているので、サンプリ
ング時において制御手段に取り込まれたセンサ出力信号
は必ずしも「HIGH」又は「LOW」に係る信号であるとは
限らない。このように離散的な信号を利用する故に、サ
ンプリング数を変えるとサンプリング時における信号が
同一ではなく、車高判定が異なつてしまうということも
生じ、またサンプリング時に検出対象とすべき信号を得
られないため平均化を行えず、以つて車高判定自体が行
えないという不具合、或いは判定値が大雑把にしか求め
ることができないという不具合を有することになる。
本発明者は上記した問題点に鑑み、これを有効に解決
すべく本発明を成したものである。
すべく本発明を成したものである。
本発明の目的は、車高センサから出力される車高領域
に係る情報に基づいて適切な一定の基準車高となるよう
に調整するオート式の車高調整装置において、上記車高
領域の幅を仮想的にアナログ信号として広げるように
し、車高センサからの信号のサンプリング数に依存する
ことなく車高判定を正確に行うようにし、更に車高判定
に係る判定値の設定をより細かいものとすることにあ
る。
に係る情報に基づいて適切な一定の基準車高となるよう
に調整するオート式の車高調整装置において、上記車高
領域の幅を仮想的にアナログ信号として広げるように
し、車高センサからの信号のサンプリング数に依存する
ことなく車高判定を正確に行うようにし、更に車高判定
に係る判定値の設定をより細かいものとすることにあ
る。
本発明に係る車高調整装置における車高制御方法は、
車高センサの車高信号を、適宜間隔を置いて選択した整
数値にて重み付けし、重み付けを行った複数個の車高に
係るデータについての平均値を算出するとともに、重み
付けした整数値を含み、連続する複数の整数値からな
り、かつ、路面状況または車両の荷重に応じて目標領域
の幅を適宜変更可能な複数の判定領域を制御装置内に予
め設定し、算出された平均値をこの複数の判定領域と比
較して、平均値が複数の判定領域中のいずれの領域に属
するかを判定して車高を調整することを特徴とする。
車高センサの車高信号を、適宜間隔を置いて選択した整
数値にて重み付けし、重み付けを行った複数個の車高に
係るデータについての平均値を算出するとともに、重み
付けした整数値を含み、連続する複数の整数値からな
り、かつ、路面状況または車両の荷重に応じて目標領域
の幅を適宜変更可能な複数の判定領域を制御装置内に予
め設定し、算出された平均値をこの複数の判定領域と比
較して、平均値が複数の判定領域中のいずれの領域に属
するかを判定して車高を調整することを特徴とする。
以下に本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
る。
第1図は本発明に係る車高調整装置の構成図を示し、
第2図は同調整装置の系統図を示すものである。本実施
例では、自動二輪車用車高調整装置として構成してい
る。
第2図は同調整装置の系統図を示すものである。本実施
例では、自動二輪車用車高調整装置として構成してい
る。
第1図及び第2図において、1は圧縮空気発生装置
で、大気を圧縮して高圧空気を発生するコンプレツサ2
と、高圧空気内の湿気を除去するドライヤ3とから構成
される。4,4は車両前部のフロントフオーク、5,5は車両
後部のリヤクツシヨンであり、夫々の内部には軸線方向
の長さを伸縮して車高を変化せしめる気体室(不図示)
が形成されている。上記圧縮空気発生装置1と、フロン
トフオーク4,4及びリヤクツシヨン5,5の各気体室とは、
空気管6によつて接続されるのであるが、空気管6の途
中には、図示される如く前後切換弁たるソレノイドバル
ブ7,8、排気弁たる大気開放用リリーフソレノイドバル
ブ9、圧力センサ10、圧力リミツタ11を備え、更には逆
止弁12を内蔵する制御バルブユニツト13が介設されてい
る。
で、大気を圧縮して高圧空気を発生するコンプレツサ2
と、高圧空気内の湿気を除去するドライヤ3とから構成
される。4,4は車両前部のフロントフオーク、5,5は車両
後部のリヤクツシヨンであり、夫々の内部には軸線方向
の長さを伸縮して車高を変化せしめる気体室(不図示)
が形成されている。上記圧縮空気発生装置1と、フロン
トフオーク4,4及びリヤクツシヨン5,5の各気体室とは、
空気管6によつて接続されるのであるが、空気管6の途
中には、図示される如く前後切換弁たるソレノイドバル
ブ7,8、排気弁たる大気開放用リリーフソレノイドバル
ブ9、圧力センサ10、圧力リミツタ11を備え、更には逆
止弁12を内蔵する制御バルブユニツト13が介設されてい
る。
上記の構成において、コンプレツサ2、ソレノイドバ
ルブ7,8,9は、例えばCPU等で構成された制御装置14の指
令に基づいて動作せしめられる。すなわち、ソレノイド
バルブ7を開き且つソレノイドバルブ8を閉じて、コン
プレツサ2を作動させると、高圧空気がフロントフオー
ク4,4の各気体室に送給されて車両前部の車高が高めら
れ、またソレノイドバルブ7,8を上記と同じ状態に保つ
てリリーフソレノイドバルブ9を断続的に開閉させる
と、フロントフオーク4,4の各気体室から高圧空気が徐
々に抜け車高が低められる。また反対にソレノイドバル
ブ8を開き且つソレノイドバルブ7を閉じてコンプレツ
サ2又はリリーフソレノイドバルブ9のいずれか一方を
動作すればリヤクツシヨン5,5の気体室に高圧空気が給
排され、車両後部の車高調整を行うことができる。なお
車高調整を行わないときにはソレノイドバルブ7,8は共
に閉じ、コンプレツサ2は停止し且つリリーフソレノイ
ドバルブ9は閉じた状態にある。
ルブ7,8,9は、例えばCPU等で構成された制御装置14の指
令に基づいて動作せしめられる。すなわち、ソレノイド
バルブ7を開き且つソレノイドバルブ8を閉じて、コン
プレツサ2を作動させると、高圧空気がフロントフオー
ク4,4の各気体室に送給されて車両前部の車高が高めら
れ、またソレノイドバルブ7,8を上記と同じ状態に保つ
てリリーフソレノイドバルブ9を断続的に開閉させる
と、フロントフオーク4,4の各気体室から高圧空気が徐
々に抜け車高が低められる。また反対にソレノイドバル
ブ8を開き且つソレノイドバルブ7を閉じてコンプレツ
サ2又はリリーフソレノイドバルブ9のいずれか一方を
動作すればリヤクツシヨン5,5の気体室に高圧空気が給
排され、車両後部の車高調整を行うことができる。なお
車高調整を行わないときにはソレノイドバルブ7,8は共
に閉じ、コンプレツサ2は停止し且つリリーフソレノイ
ドバルブ9は閉じた状態にある。
一般に車両の前部と後部とでは、加わる荷重が相違
し、そのために各気体室に供給される高圧空気の圧力設
定値も前側と後側とでは相違する。故に車両前後の車高
調整は別々に行われることになり、この前後の選択を行
うものがソレノイドバルブ7,8である。
し、そのために各気体室に供給される高圧空気の圧力設
定値も前側と後側とでは相違する。故に車両前後の車高
調整は別々に行われることになり、この前後の選択を行
うものがソレノイドバルブ7,8である。
上記の如き構成を有する車高調整装置については、更
に、マニユアル・オート選択スイツチ15、マニユアル式
前後選択スイツチ16、マニユアル式up・中立・down選択
スイツチ17等の操作手段、車高情報を出力する車高セン
サ18、ブレーキ状態を検出するブレーキセンサ19、並び
にフロントフオークの気体室の内圧をデイジタル表示す
る表示器20、リヤクツシヨンの気体室の内圧をデイジタ
ル表示する表示器21を備える。各操作手段からの出力信
号、及び車高センサ18、ブレーキセンサ19からの出力信
号は制御装置14に入力され、表示器20,21には車高調整
時にて圧力センサ10から得られた圧力データを制御装置
14内で演算処理して求められた圧力値が出力表示され
る。
に、マニユアル・オート選択スイツチ15、マニユアル式
前後選択スイツチ16、マニユアル式up・中立・down選択
スイツチ17等の操作手段、車高情報を出力する車高セン
サ18、ブレーキ状態を検出するブレーキセンサ19、並び
にフロントフオークの気体室の内圧をデイジタル表示す
る表示器20、リヤクツシヨンの気体室の内圧をデイジタ
ル表示する表示器21を備える。各操作手段からの出力信
号、及び車高センサ18、ブレーキセンサ19からの出力信
号は制御装置14に入力され、表示器20,21には車高調整
時にて圧力センサ10から得られた圧力データを制御装置
14内で演算処理して求められた圧力値が出力表示され
る。
上記の如き車高調整装置は、ブレーキセンサ19から与
えられる信号に基づきブレーキがかかつていないこと等
その他の諸要件を満たした場合に作動可能状態となる。
車高調整の態様としては、マニユアル・オート選択スイ
ツチ15によつてマニユアル式の車高調整又はオート式の
車高調整を行うことができる。マニユアル式の車高調整
の場合には、スイツチ16でフロント側、リヤ側のいずれ
か一方を選択し、スイツチ17でup、downのいずれかを選
択し、表示器20,21の圧力表示の変化を視認しながら一
定の圧力制限の下に車高を自分の好みに合せて運転者自
ら調整することができる。一方、オート式の車高調整の
場合には、予め定められた「OK」、「HIGH」、「LOW」
等の車高センサ18から出力される車高情報に基づいて、
車高が基準車高に対して変化したとき常に基準車高
(「OK」の状態)とするように車高調整が行われる。こ
の場合には調整対象はリヤ側のみであつて、運転者自身
は車高調整に関与しない。
えられる信号に基づきブレーキがかかつていないこと等
その他の諸要件を満たした場合に作動可能状態となる。
車高調整の態様としては、マニユアル・オート選択スイ
ツチ15によつてマニユアル式の車高調整又はオート式の
車高調整を行うことができる。マニユアル式の車高調整
の場合には、スイツチ16でフロント側、リヤ側のいずれ
か一方を選択し、スイツチ17でup、downのいずれかを選
択し、表示器20,21の圧力表示の変化を視認しながら一
定の圧力制限の下に車高を自分の好みに合せて運転者自
ら調整することができる。一方、オート式の車高調整の
場合には、予め定められた「OK」、「HIGH」、「LOW」
等の車高センサ18から出力される車高情報に基づいて、
車高が基準車高に対して変化したとき常に基準車高
(「OK」の状態)とするように車高調整が行われる。こ
の場合には調整対象はリヤ側のみであつて、運転者自身
は車高調整に関与しない。
次に上記構成を有する車高調整装置のオート式車高調
整における車高判定方法について説明する。車高センサ
18は例えば懸架装置における車両本体側のバネ上部分と
車軸側のバネ下部分との間に介設されることによつて、
該バネ上部分とバネ下部分の変位に係る相対的運動を検
出し、それらが取り得る相対的位置に応じて、前記した
如く、「HIGH」、「OK」、「LOW」、更に「伸切り」の
4つの車高領域が設定される。「OK」は基準の車高に相
当するもので、車高として最も望ましい地上高である。
「HIGH」は「OK」よりも高い車高領域、「LOW」は「O
K」よりも低い車高領域、また「伸切り」は車両が転倒
などしてフロントフオーク等が全く伸切つたときに生じ
る車高状態である。このような各車高領域に対応して車
高センサ18は車高に係る信号を出力する。従つて制御装
置14はこの信号によつて車両の車高状態を判断すること
ができる。
整における車高判定方法について説明する。車高センサ
18は例えば懸架装置における車両本体側のバネ上部分と
車軸側のバネ下部分との間に介設されることによつて、
該バネ上部分とバネ下部分の変位に係る相対的運動を検
出し、それらが取り得る相対的位置に応じて、前記した
如く、「HIGH」、「OK」、「LOW」、更に「伸切り」の
4つの車高領域が設定される。「OK」は基準の車高に相
当するもので、車高として最も望ましい地上高である。
「HIGH」は「OK」よりも高い車高領域、「LOW」は「O
K」よりも低い車高領域、また「伸切り」は車両が転倒
などしてフロントフオーク等が全く伸切つたときに生じ
る車高状態である。このような各車高領域に対応して車
高センサ18は車高に係る信号を出力する。従つて制御装
置14はこの信号によつて車両の車高状態を判断すること
ができる。
制御装置14内のCPUでは、連続的な状態で発生し続け
る車高センサ18の出力を、内蔵された一定周波で発振す
るクロツクの当該周波数でサンプリングすることにより
CPU内に取込む。CPU内に取込まれた車高センサ18からの
出力値は各車高領域に応じて重み付けが行われる。重み
付けは車高の調整精度に応じた16進数の数によつて行わ
れ、例えば次の如くである。
る車高センサ18の出力を、内蔵された一定周波で発振す
るクロツクの当該周波数でサンプリングすることにより
CPU内に取込む。CPU内に取込まれた車高センサ18からの
出力値は各車高領域に応じて重み付けが行われる。重み
付けは車高の調整精度に応じた16進数の数によつて行わ
れ、例えば次の如くである。
斯かる重み付けによれば仮想的にアナログ的に変化す
る各車高領域の幅を変更することができ、具体的には、
各車高領域の幅を実質的に広げると共に、特に「OK」の
車高領域については他の車高領域に比し広くなるように
している。
る各車高領域の幅を変更することができ、具体的には、
各車高領域の幅を実質的に広げると共に、特に「OK」の
車高領域については他の車高領域に比し広くなるように
している。
上記の如くサンプリングされ、更に重み付けされた車
高情報に係る値は、256個のデータが採取され、この256
個のデータによつて平均値が求められる。このようにし
て得た平均値を車高判定に係る判定値として使用する。
すなわち、第3図の車高領域と判定領域の対応表に示す
如くの判定領域を設けた場合には、平均値が、例えば、
1A以下の範囲にあるときには「伸切り」、1B〜63の範囲
にあるときには「HIGH」、64〜7Aの範囲にあるときには
「OK」、7B以上の範囲にあるときには「LOW」であると
判定させるようにする。従つて、サンプリング数に無関
係に必ず判定値を決定することができると共に、判定値
の値を細かく設定することができるという利点を有する
ことになる。
高情報に係る値は、256個のデータが採取され、この256
個のデータによつて平均値が求められる。このようにし
て得た平均値を車高判定に係る判定値として使用する。
すなわち、第3図の車高領域と判定領域の対応表に示す
如くの判定領域を設けた場合には、平均値が、例えば、
1A以下の範囲にあるときには「伸切り」、1B〜63の範囲
にあるときには「HIGH」、64〜7Aの範囲にあるときには
「OK」、7B以上の範囲にあるときには「LOW」であると
判定させるようにする。従つて、サンプリング数に無関
係に必ず判定値を決定することができると共に、判定値
の値を細かく設定することができるという利点を有する
ことになる。
上記の説明では自動二輪車に係る車高調整装置につい
て説明したが、本発明は自動車等の各種車両の車高調整
装置に適用でき、また上記重みの割付け及び車高判定の
範囲、平均値を求めるためのデータ数は任意に変更する
ことができるのは勿論である。
て説明したが、本発明は自動車等の各種車両の車高調整
装置に適用でき、また上記重みの割付け及び車高判定の
範囲、平均値を求めるためのデータ数は任意に変更する
ことができるのは勿論である。
本発明に車高調整装置における車高制御方法は、車高
センサの車高信号を、適宜間隔を置いて選択した整数値
にて重み付けし、重み付けを行った複数個の車高に係る
データについての平均値を算出するとともに、重み付け
した整数値を含み、連続する複数の整数値からなり、か
つ、路面状況または車両の荷重に応じて目標領域の幅を
適宜変更可能な複数の判定領域を制御装置内に予め設定
し、算出された平均値をこの複数の判定領域と比較し
て、平均値が複数の判定領域中のいずれの領域に属する
かを判定して車高を調整するので、平均値に対する領域
判定を整数で実行するため判定処理が速く、より精度の
高い車高調整を実現するとともに、平坦路や凹凸路など
の様々な路面状況または車両の重量に対応した適切な判
定領域幅を設定することができ、自由度のある最適な車
高調整を実現することができる。
センサの車高信号を、適宜間隔を置いて選択した整数値
にて重み付けし、重み付けを行った複数個の車高に係る
データについての平均値を算出するとともに、重み付け
した整数値を含み、連続する複数の整数値からなり、か
つ、路面状況または車両の荷重に応じて目標領域の幅を
適宜変更可能な複数の判定領域を制御装置内に予め設定
し、算出された平均値をこの複数の判定領域と比較し
て、平均値が複数の判定領域中のいずれの領域に属する
かを判定して車高を調整するので、平均値に対する領域
判定を整数で実行するため判定処理が速く、より精度の
高い車高調整を実現するとともに、平坦路や凹凸路など
の様々な路面状況または車両の重量に対応した適切な判
定領域幅を設定することができ、自由度のある最適な車
高調整を実現することができる。
第1図は本発明に係る車高調整装置の構成図、第2図は
同車高調整装置の制御系統の系統図、図3は車高領域と
判定領域の対応表である。 図面中、2はコンプレツサ、4はフロントフオーク、5
はリヤクツシヨン、7,8は前後切換用ソレノイドバル
ブ、9は大気開放用リリーフソレノイドバルブ、10は圧
力センサ、14は制御装置、18は車高センサである。
同車高調整装置の制御系統の系統図、図3は車高領域と
判定領域の対応表である。 図面中、2はコンプレツサ、4はフロントフオーク、5
はリヤクツシヨン、7,8は前後切換用ソレノイドバル
ブ、9は大気開放用リリーフソレノイドバルブ、10は圧
力センサ、14は制御装置、18は車高センサである。
Claims (1)
- 【請求項1】車高の変動範囲を複数の車高領域に区分
し、この各車高領域について車高が属する領域を検出す
る車高センサを備え、この車高センサからの車高信号を
制御装置に入力して車高を判定し、この車高判定に従っ
て圧力源、懸架装置内の車高調整用気体室等を制御して
車高を調整せしめる車高調整装置における車高制御方法
において、 前記車高センサの車高信号を、適宜間隔を置いて選択し
た整数値にて重み付けし、重み付けを行った複数個の車
高に係るデータについての平均値を算出するとともに、
前記重み付けした整数値を含み、連続する複数の整数値
からなり、かつ、路面状況または車両の荷重に応じて目
標領域の幅を適宜変更可能な複数の判定領域を制御装置
内に予め設定し、前記算出された平均値をこの複数の判
定領域と比較して、前記平均値が前記複数の判定領域中
のいずれの領域に属するかを判定して車高を調整するこ
とを特徴とする車高調整装置における車高制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58232931A JP2617904B2 (ja) | 1983-12-09 | 1983-12-09 | 車高調整装置における車高判定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58232931A JP2617904B2 (ja) | 1983-12-09 | 1983-12-09 | 車高調整装置における車高判定方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60124513A JPS60124513A (ja) | 1985-07-03 |
JP2617904B2 true JP2617904B2 (ja) | 1997-06-11 |
Family
ID=16947086
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58232931A Expired - Lifetime JP2617904B2 (ja) | 1983-12-09 | 1983-12-09 | 車高調整装置における車高判定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2617904B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57126706A (en) * | 1981-01-30 | 1982-08-06 | Aisin Seiki Co Ltd | Car height regulator |
JPS5836716A (ja) * | 1981-08-26 | 1983-03-03 | Aisin Seiki Co Ltd | 車高調整装置 |
JPS6033114A (ja) * | 1983-07-30 | 1985-02-20 | Mitsubishi Motors Corp | 車高調整装置 |
-
1983
- 1983-12-09 JP JP58232931A patent/JP2617904B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60124513A (ja) | 1985-07-03 |
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