JP2617873B2 - バックランプの車体取付装置 - Google Patents

バックランプの車体取付装置

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JP2617873B2
JP2617873B2 JP31288793A JP31288793A JP2617873B2 JP 2617873 B2 JP2617873 B2 JP 2617873B2 JP 31288793 A JP31288793 A JP 31288793A JP 31288793 A JP31288793 A JP 31288793A JP 2617873 B2 JP2617873 B2 JP 2617873B2
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back lamp
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spare tire
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雄一 大川
英樹 松井
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Stanley Electric Co Ltd
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Stanley Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバックランプ(後退灯)
を自動車の車体に取付けを行うときの取付装置に関する
ものであり、詳細には取付作業が簡素で且つ最適な位置
に取付を可能とする取付装置の提供を可能とするもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のバックランプ90におい
ては、特別に車体への取付装置が設けられることはな
く、図6に示すように背面にこのバックランプ90の照
射方向を仰伏方向に調整可能とするヒンジ91と前記ヒ
ンジ91に略T字状に設けられる取付ボルト92および
前記取付ボルト92に嵌合するワッシャを含むナット9
3が設けられたバックランプ90を直接に車体に取付け
るものとされている。
【0003】この取付状態を示すものが図7であり、バ
ックランプ90を車体に取付けるときには、車体の一部
である後部バンパ80の下面にランプ取付穴81を例え
ばドリルなどにより穿設し、このランプ取付穴81に前
記取付ボルト92を挿入し、その後に後部バンパ80の
裏側から前記ナット93を螺合させ、更にスパナなどを
用いて締め付けを行うことで取付け、その後にヒンジ9
1を調整して照射方向を設定するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来のバックランプ90の取付においては、第一には
車体への取付に際して後部バンパ80にランプ取付穴8
1を加工する必要があり、また、後部バンパ80の裏側
など直接に目視も出来ない場所でのナット93の螺合お
よび締め付けを行うなど極めて難しい作業も必要とさ
れ、取付作業が極めて煩雑なものとなる問題点を生じて
いた。
【0005】また第二には、後部バンパ80の下面に取
付けられることで、このバックランプ90が照明を行う
べき路面との距離が充分に確保できないものとなり、こ
れによりバックランプ90から所定の照射角で放射され
る照射光に充分な配光の拡がりが得られないものとなっ
て、充分な照射範囲h(図3を参照)が得られず、例え
ば後退時においても視野が不十分なものとなる問題点を
生じ、これらの点の解決が課題とされるものとなってい
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した従来の
課題を解決するための具体的な手段として、車体の後面
にバックランプを取付けるための車体取付装置であり、
該車体取付装置は、車体側に設けられたスペアタイヤ取
付具とこのスペアタイヤ取付具にスペア取付ボルトで取
付けられるスペアタイヤとの間に挟まれて前記スペア取
付ボルトを貫通させる貫通穴が設けられたブラケット部
と、前記ブラケット部に一方の端部が固定されて前記ス
ペアタイヤのハブ穴を貫通し車体の後方に向かい突出す
る他の一方の端部には前記バックランプの係止機構が設
けられているステイ部とから成ることを特徴とするバッ
クランプの車体取付装置を提供することで、前記従来の
課題を解決するものである。
【0007】
【実施例】つぎに、本発明を図に示す一実施例に基づい
て詳細に説明する。図1に符号10で示すものはバック
ランプであり、このバックランプ10は後退時などに備
えて、自動車の車体50の後面に取付けられるものであ
る点は従来例のものと同様であるが、本発明により車体
50へは車体取付装置1を介して取付けられるものとさ
れ、これにより車体50への穴明け加工を不要とすると
共に、照射範囲も充分に得られるものとしている。
【0008】尚、この実施例においては、前記バックラ
ンプ10の背面には平行に二枚のリブ11が設けられ、
該リブ11の夫々にはネジ穴11aが形成されて、ラン
プ取付ネジ12を使用する(図2を参照されたい)こと
で、後に詳細に説明する車体取付装置1との係着を可能
なものとしている。
【0009】以下に、前記車体取付装置1に就いて更に
詳細に説明を行えば、この車体取付装置1は図2に示す
ように大別してブラケット部2とステイ部3とから構成
され、前記ブラケット部2は例えば略円板状などに形成
されて、車体50に設けられているスペアタイヤ取付具
51と、このスペアタイヤ取付具51に取付けられるス
ペアタイヤ60のホイル部61との間に挟持されるもの
とされている。
【0010】このときに、前記スペアタイヤ60はホイ
ル部61に設けられたタイヤ取付穴61aを貫通させた
スペア取付ボルト62で前記スペアタイヤ取付具51に
螺着されるものであるので、前記ブラケット部2には前
記スペア取付ボルト62の取付に支障を来さないように
貫通穴2aが設けられるものとされている。
【0011】ここで、スペアタイヤ60のホイル部61
の形態に就いて説明を行えば、現在、ホイル部61に
は、取付強度上の必要性などから、タイヤ取付穴61a
が4穴のもの、5穴のもの、および、6穴のものが存在
する。従って、前記ブラケット部2に設けられる貫通穴
2aは、これらの全てのホイル61に対応可能、若しく
は必要に応じてそれらの一部、例えば図2に示すように
5穴と6穴のものに対応可能とするように、それらのタ
イヤ取付穴61aを重複させる形状として形成される。
【0012】また、ステイ部3は前記ホイル部61のハ
ブ穴61bを貫通可能な外形寸法として車体50の後方
に向かい突出する形状、例えば開口を下向きとする断面
がコ字形のチャンネル状として形成されるものであり、
その一方の端部は前記ブラケット部2に固定され、他の
一方の端部には前記バックランプ10を取付けるために
例えば溝状穴3aなどとした適宜の係止機構が設けられ
ている。
【0013】尚、このときに前記ステイ部3の長さLは
前記バックランプ10の取付と照射方向の調整作業が行
うのに必要充分なものとされている。また、前記溝状穴
3aは一端がステイ部3の端部に開口され、スペアタイ
ヤ60の着脱を行うときにはランプ取付ネジ12を緩め
ることでバックランプ10の取外しが行えるものとされ
ている。
【0014】次いで、上記の構成とした本発明の車体取
付装置1の作用および効果について説明を行えば、先ず
第一には、バックランプ10の取付に当り車体取付装置
1のブラケット部2をスペアタイヤ取付具51とスペア
タイヤ60との間に挾むのみで行えるものとなるので、
車体50に穴明け加工などを不要とし、更には目視不能
な場所でのナットの螺合、締め付けなどもないものとし
て、バックランプ10の取付作業の簡素化を可能とする
ものとなる。
【0015】また、第二には、スペアタイヤ取付具51
の位置に取付けるものとしたことで、従来例の後部バン
パの下面に取付けるものと比較して、図3に示すように
バックランプ10と路面との距離を格段に増加させ、バ
ックランプ10からの光が路面で充分に拡がるようにし
て照射範囲Hを広いものとし、視認性の向上を可能とす
るものとなる。
【0016】図4に示すものは、本発明の別な実施例で
あり、前の実施例が前記ステイ部3を一体のものとして
形成していたのに対し、この実施例ではステイ部4を基
部41とスライド部42とに分割して形成し、前記スペ
アタイヤ60から突出する長さを調整可能なものとして
いる。
【0017】上記の目的に沿うために、先ず基部41は
断面を開口を下向きとする略コ字形のチャンネル状とし
て形成され、その三面には車体50の前後方向に沿い溝
状にスライド穴41aが設けられて、一端を前記ブラケ
ット部2に溶接など適宜な手段で固定されている。
【0018】一方、スライド部42は前記基部41と略
同一形状として形成されるが、このときにその外径は前
記基部41の内径に嵌合するものとされ、一方の端部近
傍には前記スライド穴41aに対応して固定ネジ穴42
aが設けられ、他の一方には前の実施例と同様にバック
ランプ10を取付けるための溝状穴42bが形成されて
いる。
【0019】上記の構成とした基部41とスライド部4
2とは固定ネジ43で連接されるものとされるが、必要
に応じて前記固定ネジ43を緩め、基部41とスライド
部42とを摺動させて任意の位置で再度固定を行えば、
前記ステイ部4は長さの調整が自在となる。従って、異
なる厚みのスペアタイヤ60に対しても対応を可能とす
るものとなる。
【0020】図5に示すものは本発明の更に別の実施例
であり、前の実施例の何れもが背面に二枚の平行なリブ
11が設けられていたバックランプ10を対象としてい
たのに対し、この実施例では従来例で説明したようなヒ
ンジ12と取付ボルト13とナット14とが設けられた
バックランプ10を対象とするものである。
【0021】このときには、前記車体取付装置1のステ
イ部5は矩形の板状とされて自動車の前後方向に沿う調
整溝5aが形成され、前記ブラケット部2には板面を水
平とするように一方の端部で固定されている。
【0022】このように構成することで、前記調整溝5
aの適宜な位置に前記バックランプ10を取付ボルト1
3とナット14とで取付け、その後にヒンジ12で照射
方向を調整することで取付けの目的を達するものとな
る。尚、この実施例においてはステイ部5は板状の極め
て単純な構成となるので、ブラケット部2と一体に形成
しても良い。
【0023】
【発明の効果】以上に説明したように本発明により、車
体側に設けられたスペアタイヤ取付具とこのスペアタイ
ヤ取付具にスペア取付ボルトで取付けられるスペアタイ
ヤとの間に挟まれて前記スペア取付ボルトを貫通させる
貫通穴が設けられたブラケット部と、前記ブラケット部
に一方の端部が固定されて前記スペアタイヤのハブ穴を
貫通し車体の後方に向かい突出する他の一方の端部には
前記バックランプの係止機構が設けられているステイ部
とから成るバックランプの車体取付装置としたことで、
第一にはバックランプの取付に当り車体取付装置のブラ
ケット部をスペアタイヤ取付具とスペアタイヤとの間に
挾むのみで行えるものとなるので、車体に穴明け加工な
どを不要とし、更には目視不能な場所でのナットの螺
合、締め付けなどもないものとして、バックランプの取
付作業の簡素化を可能とする極めて優れた効果を奏する
ものである。
【0024】また第二には、バックランプと路面との距
離を飛躍的に増加させ、バックランプからの光が路面で
充分に拡がるようにして照射範囲を広いものとし、視認
性の向上を可能とし、この種のバックランプの実用性の
向上にも優れた効果を奏するものであり、更にはステイ
部に摺動機構を設けること、および、ブラケット部をタ
イヤ取付穴の少なくとも二種類に対応するものとするこ
とで汎用性の向上にも優れた効果を奏するものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るバックランプの車体取付装置の
一実施例を示す斜視図である。
【図2】 同じ実施例の要部を拡大して示す斜視図であ
る。
【図3】 同じく本発明の作用を従来例との比較で示す
説明図である。
【図4】 同じく本発明に係るバックランプの車体取付
装置の別の実施例を示す斜視図である。
【図5】 同じく本発明に係るバックランプの車体取付
装置の更に別の実施例を示す斜視図である。
【図6】 バックランプの例を示す斜視図である。
【図7】 従来のバックランプの取付けの例を示す説明
図である。
【符号の説明】
1……車体取付装置 2……ブラケット部 2a……貫通穴 3、4、5……ステイ部 3a、42b……溝状穴 41……基部 41a……スライド穴、 42……スライド部 42a……固定ネジ穴 42b……溝状穴 43……固定ネジ 10……バックランプ 11……リブ 12……ランプ取付ネジ 50……車体 51……スペアタイヤ取付具 60……スペアタイヤ 61……ホイル部 61a……タイヤ取付穴 61b……ハブ穴 62……スペア取付ボルト H……照射範囲 L……ステイ部の長さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−68236(JP,A) 特開 平4−252747(JP,A) 実開 平2−143341(JP,U) 実開 平2−143342(JP,U) 実開 平4−87542(JP,U) 実開 平4−87543(JP,U) 実開 平5−16484(JP,U) 実開 平5−76875(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の後面にバックランプを取付けるた
    めの車体取付装置であり、該車体取付装置は、車体側に
    設けられたスペアタイヤ取付具とこのスペアタイヤ取付
    具にスペア取付ボルトで取付けられるスペアタイヤとの
    間に挟まれて前記スペア取付ボルトを貫通させる貫通穴
    が設けられたブラケット部と、前記ブラケット部に一方
    の端部が固定されて前記スペアタイヤのハブ穴を貫通し
    車体の後方に向かい突出する他の一方の端部には前記バ
    ックランプの係止機構が設けられているステイ部とから
    成ることを特徴とするバックランプの車体取付装置。
  2. 【請求項2】 前記ステイ部は摺動機構により前記車体
    の後方に向かい突出する量を調整可能とされていること
    を特徴とする請求項1記載のバックランプの車体取付装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ブラケット部に設けられる貫通穴は
    前記スペアタイヤの4穴から6穴までのタイヤ取付穴
    の、少なくとも二種類に対応するものとされていること
    を特徴とする請求項1または請求項2記載のバックラン
    プの車体取付装置。
JP31288793A 1993-11-19 1993-11-19 バックランプの車体取付装置 Expired - Lifetime JP2617873B2 (ja)

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