JP2617766B2 - 車両用ライトの制御方法 - Google Patents

車両用ライトの制御方法

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JP2617766B2
JP2617766B2 JP63116187A JP11618788A JP2617766B2 JP 2617766 B2 JP2617766 B2 JP 2617766B2 JP 63116187 A JP63116187 A JP 63116187A JP 11618788 A JP11618788 A JP 11618788A JP 2617766 B2 JP2617766 B2 JP 2617766B2
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光 田中
栄樹 野呂
邦男 岡崎
茂 木村
徹 田辺
治 松本
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Stanley Electric Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
Stanley Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】 本発明は自動車など車両のヘッドライト、スモールラ
イトなどを外光の明るさに応じて点灯、消灯させる自動
ライトコントロールに関するものである。
【従来の技術】
従来この種の自動ライトコントロールに関しては極め
て多くの方法のものが提案されており、例えば同じ出願
人においても特開昭60−163744号、特開昭60−203542号
公報に示されるように、特にトンネル通過時に対処する
方法のものを提案しているが、基本的には一個の照度検
出手段に検出される外光の明るさを点灯および消灯の基
準値とし、この検出された時点から適度のディレイ時間
をもたせて点灯あるいは消灯を行うことで、例えば夜間
の対行車の照明による自車のランプの消灯など不都合の
防止を計るものであった。
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、前記した従来のものは何れにしても前
記ディレイ時間により前記した不都合の解消を計るもの
であり、このディレイ時間はデータから最も適切と思わ
れる値が選択されるものであるが、あくまでも最大公約
数であり、例えば市街地を主として走行する車両と、郊
外を主として走行する車両では自ずからに条件が異な
り、この理由により全ての車両の運転者に適切な動作を
していると満足感を与えるには程遠いものであり、この
点の解決が課題とされるものであった。
【課題を解決するための手段】
本発明は前記した従来のものに生ずる課題を解決する
ための具体的手段として、車両の周囲照度を検出する周
囲照度検出手段と、同じく車両の進行方向前方の照度を
検出する前方照度検出手段とを有し、前記周囲照度検出
手段の出力の所定値をもってライトの点灯および消灯の
基準値とし且つ前記前方照度検出手段の出力の値に基づ
いて前記ライトの点灯および消灯、あるいは何れか一方
のデレイ時間を変更することを特徴とする車両用ライト
の制御方法を提供することで、走行方向の状態を予めに
予想し、この予想に基づいて前記デレイ時間を適切なも
のに変更する方法として、前記従来の課題を解決するも
のである。
【実 施 例】
つぎに、本発明を図に示す一実施例に基づいて詳細に
説明する。 第1図は本発明に使用される照度検出手段の例を示す
もので、図中に符号1で示すものは照度センサであり、
この照度センサ1のケース2の内部には二個のホトダイ
オードなどの受光素子3A、3Bが収納され、一方の受光素
子3Aの前面には前半斜面2aが設けられて光軸を略上向き
とされ、更に円筒状レンズカットとプリズム状レンズカ
ットが施された偏寄レンズ5が取付られて所定の方向G
の広い範囲からの照度を検出する周囲照度検出手段とさ
れ、他の一方の受光素子3Bの前面には凸レンズ6が取付
られて水平方向に狭い範囲からの照度を検出するものと
され、この軸Sを車両の進行方向と一致させることで前
方照度検出手段とされている。尚、この照度センサ1に
付しての詳細は同じ出願人から、実願昭62−174549号と
して出願されているので、必要に応じては参照された
い。 以上に説明した周囲照度検出手段と前方照度検出手段
とを使用した本発明の制御方法をフローチャートとして
示すものが第2図である。 以下、この制御方法を日没など通常の点灯時の例で説
明すれば、先ずステップ11、12において周囲照度と前方
照度とが検出され、周囲照度が180lx以下(ステップ2
1)となったときには無条件に10秒のディレイ時間(ス
テップ41)をもってスモールランプの点灯(ステップ5
1)を行う。 更に周囲照度が低下し35lx以下(ステップ22)となっ
た時点で前記前方照度が参照され、このときの前方照度
も35lx以下(ステップ32a)であれば前記周囲照度の低
下は順調な日没によるものと判断し、0.2秒の点灯ディ
レイ(ステップ42a)、即ち殆ど瞬時をもってヘッドラ
ンプを点灯(ステップ52)させる。しかしながら、前方
照度が前記した35lx以上であり且つ400lx以下(ステッ
プ32b)であれば前記周囲照度の低下は一時的な影など
による低下と判断し、5秒の点灯ディレイを設定(ステ
ップ42b)するので、実際に影でありこの5秒間に周囲
照度の回復があればヘッドランプの点灯は中止されるも
のとなる。 同様な手順が消灯時にも用意され、周囲照度が上昇し
400lx以上(ステップ23)となった時点で前記前方照度
が参照され、このときの前方照度も300lx以上(ステッ
プ33a)であれば前記周囲照度の上昇は順調な日昇によ
るものと判断し、0.5秒の消灯ディレイ(ステップ43
a)、即ち殆ど瞬時をもってヘッドランプを消灯(ステ
ップ53)させる。しかしながら、前方照度が前記した30
0lx以下であれば前記周囲照度の上昇は一時的な照明な
どによる上昇と判断し、10秒の消灯ディレイを設定(ス
テップ43b)するので、実際に照明などでありこの10秒
間に周囲照度の回復があればヘッドランプの消灯は中止
されるものとなる。 このように周囲照度を基準とし、このときの前方照度
を対比させることで当該の車両の進行方向の状態を検出
し、この検出に対応して点灯あるいは消灯のディレイ時
間を設定することで、問題が無いと判断されるときには
速やかに点灯あるいは消灯を行い、問題があると判断さ
れるときにはその問題の位置に車両が近接するまで動作
を延期し次の検出結果を得てから動作を行うようにして
運転者が感じる矛盾を減ずるものとする。 ついで、ステップ25からに示す本発明の特異な動作例
であるトンネル判断の例を説明する。 周囲照度が800lx以上(ステップ25)の状態におい
て、この周囲照度の変化率が規定値以上(ステップ35
a)であり、且つ照明灯による明るさである50Hzあるい
は60Hzの整数倍のAC周波数が検出(ステップ35b)され
たときには極めて高い確率でトンネルへの進入が予想さ
れるものであり、当然にヘッドランプの点灯が考慮され
るべき状態であるが、本発明ではこのときにも前方照度
が参照され、この前方照度が35lx以下(ステップ35d)
であれば直ちにヘッドランプの点灯(ステップ55)を行
い、これ以外の条件では前記ヘッドランプの点灯は行わ
れない。 第3図に示すものは前記照度センサ1による、通常に
はヘッドランプの点灯が必要と感じられる全長120mのト
ンネルでの測定結果であり、前記前方照度検出手段の出
力Ps1がトンネルの開始位置Ti1のかなり前方から照度低
下して前方が暗くなることを予想しているのに対して、
一方の周囲照度検出手段の出力Pg1はトンネルの入口付
近に設けられた照明灯の影響もあり前記開始位置Ti1の
通過後にもかなりの出力を有しているが、変化率は非常
に急峻となっている。よってこの変化率と前方照度とで
ヘッドライトを点灯させれば進入とほぼ同時に点灯する
ものとなり、更に前記照明などの存在を条件として加え
ることで一層に判断を正確なものとする。 第4図は同様に前記照度センサ1による通常にはヘッ
ドランプの点灯が必要と感じられない全長40mのトンネ
ルでの測定結果であり、前記と同様に前記前方照度検出
手段の出力Ps2はトンネルの開始位置Ti2のかなり前方か
ら照度低下して前方が暗くなることを予想するが、前記
開始位置Ti2に達したときには既に終了位置To2の照度を
検出して出力は上昇方向にあり、よって前方照度検出手
段の出力Ps2はヘッドランプの点灯が必要と感ずる35lx
以下となることはなく、よって点灯は行われない。 同様に第2図、第3図を用いて前記トンネルからの離
脱時について説明を行えば、前記周囲照度が90lx(ステ
ップ61)の時に前記前方照度の参照が行われ、このとき
に前記照度が400lx以上(ステップ71a)であればトンネ
ルの終了位置To1が低いものとして0.5秒の消灯ディレイ
時間を設定(ステップ81a)した後に消灯させ、400lx以
下であれば2.5秒の消灯ディレイ時間を設定(ステップ8
1b)し、この消灯ディレイ時間中での走行状態の変化を
確認しながら次の動作に備える。 以上のトンネル通過時において、従来の周囲照度のみ
を参照とするものと本発明のものとの実走行による比較
では、従来のものがトンネル進入後に略10mの非点灯に
よる走行と離脱後に略30mの点灯したままの走行を行っ
ていたのに対し、本発明のものは進入後に僅かに略2mの
走行で点灯が行われ、離脱後には略5mの走行で消灯が行
われるものとなり、まさに運転者が操作を望む時点と一
致するもので、違和感も生じないことが確認された。 このように、本発明により周囲照度と前方照度とを測
定する照度センサ1を設け、周囲照度を基準としてこの
ときの前方照度で点灯あるいは消灯デレイ時間を設定す
るようにしたことで、全ての走行条件において適切な動
作を行うものとすることが可能となった。 第5図に示すものは本発明を実施するための回路図の
例であり、前記照度センサ1の受光素子3A、3Bには適宜
な前置増幅器A1、A2などが組合わされた後に前記第2図
に示した手順がプログラムされたマイクロコンピュータ
CPUに入力させることで容易に実施可能なものとなる。
【発明の効果】
以上に説明したように本発明により、車両の周囲照度
を検出する周囲照度検出手段と、同じく車両の進行方向
前方の照度を検出する前方照度検出手段とを有し、前記
周囲照度検出手段の出力の所定値をもってライトの点灯
および消灯の基準値となし且つこの夫々の基準値の近傍
における前記前方照度検出手段の出力の値に基づいて前
記ライトの点灯および消灯、あるいは何れか一方のデレ
イ時間を変更するようにしたことで、前記前方照度検出
手段で進行方向の状態を予めに予想し対応するようにし
て、例えば動作遅れあるいは頻繁な点滅などの運転者に
対する違和感を無くし且つ正確な動作のものとし安全性
を高めると云う優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る車両用ライトの制御方法の照度検
出手段の部分を示す斜視図、第2図は同じく本発明の制
御方法を示すフローチャート、第3図は長いトンネルに
おける夫々の前記照度検出手段の出力を示すグラフ、第
4図は短いトンネルにおける夫々の前記照度検出手段の
出力を示すグラフ、第5図は本発明の電気回路を示すブ
ロック図である。 1……照度センサ 3A、3B……受光素子 CPU……マイクロコンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 茂 神奈川県横浜市緑区桜台41―924 (72)発明者 田辺 徹 東京都町田市金井町1937―28 (72)発明者 松本 治 東京都府中市押立町1―35―1 (56)参考文献 特開 昭62−253540(JP,A) 特開 昭62−26141(JP,A) 特開 昭62−253541(JP,A) 実開 昭59−58643(JP,U) 実開 昭60−76543(JP,U) 実開 昭63−159339(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の周囲照度を検出する周囲照度検出手
    段と、同じく車両の進行方向前方の照度を検出する前方
    照度検出手段とを有し、前記周囲照度検出手段の出力の
    所定値をもってライトの点灯および消灯の基準値とし且
    つ前記前方照度検出手段の出力の値に基づいて前記ライ
    トの点灯および消灯、あるいは何れか一方のデレイ時間
    を変更することを特徴とする車両用ライトの制御方法。
  2. 【請求項2】前記周囲照度検出手段には時間または距離
    に基づく変化係数の検出手段が設けられ、この変化係数
    が所定値を越えたときには前記前方照度検出手段の出力
    をもって前記ライトの消灯が行われることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の車両用ライトの制御方法。
JP63116187A 1988-05-13 1988-05-13 車両用ライトの制御方法 Expired - Lifetime JP2617766B2 (ja)

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