JP5224195B2 - 車両用ライト制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の外部を照らすライトの点灯を制御する車両用ライト制御装置に関する。
従来、車両の上方照度および前方照度を検出し、ライトの点灯および消灯を制御する車両用ライト点灯装置が公知である(例えば、特許文献1参照)。車両用ライト制御装置では、夕方周囲が暗くなってきたときや、トンネルに入ったときに、ライトを点灯するように制御している。
特開2010−83409号公報
ところで、上方照度および前方照度を検出するライトセンサがフロントガラスに搭載されている場合、例えば夕方に車両が西日の方向を向いているときにはライトセンサに太陽光が直射し、反対方向を向いているときには陰になってしまい、車両の向きによってライトセンサにより検出される照度が異なってしまう。車両の向きによってライトセンサにより検出される照度が異なると、検出される照度のばらつきの影響を受け、車両の向きを変えることによって点灯および消灯が繰り返されてしまい、煩わしいという問題点がある。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ライトの点灯を適切に制御可能な車両用ライト制御装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、車両の外部を照らすライトの点灯を制御する車両用ライト制御装置である。車両用ライト制御装置は、上方照度検出手段と、前方照度検出手段と、点灯判断手段と、点灯手段と、照度比算出手段と、補正手段と、を備える。上方照度検出手段は、車両の上方から入射する光の強度である上方照度を検出する。前方照度検出手段は、車両の前方から入射する光の強度である前方照度を検出する。点灯判断手段は、上方照度が点灯閾値以下か否かを判断する。点灯手段は、点灯判断手段により上方照度が点灯閾値以下であると判断された場合、ライトを点灯する。照度比算出手段は、前方照度と上方照度との比である照度比を算出する。補正手段は、照度比に基づき、点灯閾値を補正する。
前方照度検出手段が光(例えば太陽光)の方向を向いている場合とそれ以外の方向を向いている場合とでは、前方照度と上方照度との比である照度比が異なる。そこで、本発明では、前方照度と上方照度との比である照度比に基づき、点灯閾値を補正している。これにより、車両の向きの変化に伴って前方照度および上方照度が変化することによるライトの点灯タイミングのばらつきを低減することができ、ライトの点灯を適切に制御することができる。
また、例えば車両が太陽の方角を向いて走行している場合、他の方角を向いて走行している場合と比較して上方照度や前方照度が高くなるため、ライトの点灯が遅れてしまう虞がある。
そこで請求項2に記載の発明では、補正手段は、照度比における前方照度の割合が基準となる前方照度と上方照度との比である基準値よりも大きい場合、点灯閾値が大きくなるように点灯閾値を補正する。これにより、例えば西日等の影響により上方照度が高く検出されることによる点灯の遅れを抑制することができる。
請求項3に記載の発明では、補正手段は、照度比における前方照度が基準値よりも小さい場合、点灯閾値を補正しない。すなわち、前方照度が相対的に大きい場合は点灯閾値が大きくなるように補正するが、前方照度が相対的に小さい場合には点灯閾値が小さくなるような補正は行わない。これにより、前方照度が小さい場合に点灯が遅れるように点灯閾値が補正されるのを避けることができる。
請求項4に記載の発明では、基準値は、上方照度検出手段および前方照度検出手段に光が直射しないときの前方照度と上方照度との比である。上方照度検出手段および前方照度検出手段に光(例えば太陽光)が直射しないときの前方照度と上方照度との比は、概ね一定であるので、このときの前方照度と上方照度との比を基準値とすることにより、太陽光の直射等の影響による前方照度および上方照度の増減分を適切に考慮することができる。
請求項5に記載の発明では、補正手段は、点灯判断手段による判断周期毎に点灯閾値を補正する。これにより、車両の環境に応じて点灯閾値を補正し、ライトの点灯を適切に制御することができる。
本発明の一実施形態による車両用ライト制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態による車両用ライト制御装置の上方照度センサおよび前方照度センサの受光範囲を説明する説明図である。 本発明の一実施形態による車両用ライト制御装置を車両に搭載した状態を説明する説明図である。 太陽の位置と上方照度および前方照度との関係を説明する説明図である。 本発明の一実施形態による車両用ライト制御装置における点灯制御処理を説明するフローチャートである。
以下、本発明による車両用ライト制御装置を図面に基づいて説明する。
(一実施形態)
図1は、本発明の一実施形態による車両用ライト制御装置1のシステム構成の概略を示すブロック図である。図1に示すように、車両用ライト制御装置1は、センサ部10、ライトECU20、ボディECU60、およびライト70等を備えている。
センサ部10は、車外の照度の変化を検出するための構成であって、上方照度検出手段としての上方照度センサ11、および、前方照度検出手段としての前方照度センサ12を有している。上方照度センサ11および前方照度センサ12は、既存の照度センサを用いることができ、本実施形態ではフォトダイオードにより構成されている。
図2および図3に示すように、センサ部10は、車両2のフロントガラスの車内面に取り付けられている。上方照度センサ11は、車両上方の所定の角度範囲から入射する光の照度である上方照度を検出する。検出された上方照度に係る検出信号は、ライトECU20に伝送される。また、前方照度センサ12は、車両前方の所定の角度範囲から入射する光の照度である前方照度を検出する。検出された前方照度に係る検出信号は、ライトECU20に伝送される。
図1に戻り、ライトECU20は、周知のマイクロコンピュータを主体に構成され、各種処理を実行するCPU21、リードオンメモリ(ROM)22、不揮発性メモリ(EEPROM)23、ランダムアクセスメモリ(RAM)24、タイマ25、図示しないI/O、および、これらの構成を接続するバスラインなどにより構成されている。
CPU21には、イグニッションスイッチ50、ライトスイッチ51、ボディECU60等が接続されている。
ROM22には、CPU21が実行する各種制御プログラムが記憶されている。
EEPROM23には、自動点消灯システム(オートライトコントロールシステム)がオンされているときに、ライト70の点灯および消灯の切り替えに係る点灯閾値が記憶されている。また、EEPROM23には、上方照度が点灯閾値以下となってからライト70を点灯させるまでの遅延時間が記憶されている。
RAM24は、CPU21の処理時に作業領域として使用される。
タイマ25は、遅延時間の計時に用いられる。
ライトスイッチ51は、例えば車両2のステアリングホイール近傍に設けられ、乗員の操作によりライト70のオートライトコントロールシステムのオンおよびオフを指示する。
ボディECU60は、ライト70の点灯および消灯を行う駆動手段であるライトコントロールリレー61を有している。
ライト70は、車両2の外部を照らすものであって、具体的には、前照灯、車幅灯、及び、尾灯から構成される。また、フォグランプ等の他の灯火類を含んでもよい。
図4は、夕方における車両2の向きと上方照度および前方照度との関係を示している。
夕方、太陽が西の低い位置にあり、車両2が西以外の方向を向いているとき、すなわち、センサ部10に太陽光が直射していないとき、実線Aで示す上方照度および破線Bで示す前方照度は、車両2の向きによらず略一定であり、上方照度Aと前方照度Bとの比も略一定である。そこで本実施形態では、センサ部10に太陽光が直射していないときの上方照度Asと前方照度Bsとに基づき、基準となる前方照度Bと上方照度Aとの比である基準値Sを算出する。本実施形態では、基準値Sは、車両2の向きによらず上方照度Aと前方照度Bとが略一定の値となっているときの前方照度Bsを上方照度Asで除した値、すなわちS=Bs/Asとする。なお、基準値Sは、予め算出しておき、ROM22またはEEPROM23に記憶されているものとする。基準値Sの算出に係る上方照度Asおよび前方照度Bsの計測および基準値Sの算出は、センサ部10を車両2に搭載する前の段階で行っておいてもよい。なお、上方照度Asおよび前方照度Bsは、例えば夕方にセンサ部10が東方向を向いているときや、早朝にセンサ部10が西方向を向いているときに計測されることが好ましい。
一方、車両2が西方向を向いているとき、上方照度Aおよび前方照度Bは、車両2が他の方角を向いているときと比較して大きくなる。特に、他の方角を向いている場合と比較すると、上方照度Aよりも前方照度Bの増加割合が大きい。すなわち、西を向いているときの前方照度Bと上方照度Aとの比は、他の方角を向いているときの前方照度Bと上方照度Aとの比よりも、前方照度Bの割合が大きくなっている。
また、図4に示すように、他の方角を向いているときの上方照度Aが点灯閾値a0よりも低く、西を向いているときの上方照度Aが点灯閾値a0よりも高い場合、車両2の向きが変わることに伴って、ライト70の点灯および消灯が繰り返されてしまい、煩わしい。また、西を向いて走行しているとき、他の方角を向いて走行している場合と比較して、ライト70の点灯が遅れてしまう虞がある。
本実施形態では、上方照度Aと前方照度Bとの比である照度比Rを用いて、予め記憶されている点灯閾値a0を補正することにより、ライト70の点灯を適切に制御している。
そこで、本実施形態による点灯制御処理を図5に示すフローチャートに基づいて説明する。本処理は、イグニッションスイッチ50がオンされ、ライトスイッチ51によりオートライトコントロールシステムがオンされているときに、所定の間隔(例えば100msec)で実行される。
最初のステップS101(以下、「ステップ」を省略し、単に記号「S」で示す。)では、初期化処理を行う。具体的には、RAM24やタイマ25のリセット処理を行う。
S102では、上方照度Aおよび前方照度Bを取得し、上方照度Aと前方照度Bとの比である照度比Rを算出する。本実施形態では、照度比Rは、前方照度Bを上方照度Aで除した値、すなわち、R=B/Aとする。本実施形態では、夕方に車両2が西向きである場合等、上方照度Aと比較して相対的に前方照度Bが大きい場合、照度比Rは大きくなる。
S103では、点灯閾値a0を補正するための補正係数Cを算出する。補正係数Cは、照度比Rを基準値Sで除した値、すなわちC=R/Sとする。
S104では、補正係数Cが1未満か否かを判断する。補正係数Cが1以上であると判断された場合(S104:NO)、S106へ移行する。補正係数Cが1未満であると判断された場合(S104:YES)、S105へ移行する。
S105では、補正係数Cを1とする。
S106では、予め記憶された点灯閾値a0を補正し、補正された点灯閾値a1を算出する。本実施形態では、予め記憶された点灯閾値a0に補正係数Cを乗じることにより、補正された点灯閾値a1を算出する。すなわちa1=a0×Cである。なお、補正係数Cが1未満である場合には補正係数C=1としているので(S105:YES、S106)、補正された点灯閾値a1=a0となり、補正された点灯閾値a1が予め記憶された点灯閾値a0より小さくならないようにしている。
S107では、上方照度Aが補正された点灯閾値a1以下か否かを判断する。上方照度Aが補正された点灯閾値a1より大きいと判断された場合(S107:NO)、S108へ移行して遅延時間の計時をクリアし、S102に戻る。上方照度Aが補正された点灯閾値a1以下であると判断された場合(S107:YES)、タイマ25により遅延時間の計時を開始し、S109へ移行する。なお、タイマ25による遅延時間の計時が開始されている場合には、計時を継続する。
S109では、遅延時間αが経過したか否かを判断する。遅延時間αが経過していないと判断された場合(S109:NO)、S102へ戻る。遅延時間αが経過したと判断された場合(S109:YES)、S110へ移行する。
S110では、ライト70を点灯する。
なお、ライト70点灯後は、上方照度Aが消灯閾値以上となり、所定の遅延時間が経過したときに消灯するものとする。
本実施形態では、車両2が夕方に西を向いているとき等、前方照度センサ12の受光方向に太陽等の光源がある場合、前方照度Bが相対的に大きくなるので、照度比Rは基準値Sよりも大きくなり、補正係数Cは1より大きい値となる。したがって、予め記憶された点灯閾値a0に1より大きい補正係数Cを乗じて算出される補正された点灯閾値a1は、予め記憶された点灯閾値a0よりも大きくなる。図4に示すように、夕方、車両2が西を向いているとき、センサ部10に太陽光等が直射することにより、他の方角を向いている場合よりも上方照度Aが大きくなってしまうが、本実施形態では、照度比Rに基づいて補正された点灯閾値a1が予め記憶されている点灯閾値a0よりも大きくなるように補正されるので、他の方角を向いている場合と比較して、上方照度Aが高い状態でライト70を点灯させることができる。これにより、車両2の向きによるライト70の点灯のばらつきが低減され、車両2の向きの変化に伴ってライト70の点灯および消灯が繰り返されるのを避けることができる。また、車両2が太陽の方向を向いて走行しているときに、他の方角を向いて走行しているときよりも点灯が遅れるのを避けることができる。
また、本実施形態では、点灯閾値a0の補正係数Cが1未満にならないようにすることにより(S104:YES、S105)、予め記憶されている点灯閾値a0よりも補正された点灯閾値a1が小さくならないようにしている。例えば、前方に障害物等があることにより前方照度Bが低下した場合であっても、点灯閾値a1が点灯閾値a0よりも低い側に補正されることはないので、前方照度Bの低下の影響を受けて点灯が遅れるのを避けることができる。
さらにまた、S107において、上方照度Aと点灯閾値a1とに基づいてライト70を点灯するか否かに係る判断処理を行う毎に、S106にて点灯閾値a0を補正して点灯閾値a1を算出しているので、車両2の環境に応じた適切な点灯閾値a1が算出され、適切にライト70の点灯を制御することができる。
なお、ここでは夕方に車両2が西向きであるときに他の方角を向いているときよりも上方照度Aおよび前方照度Bが高くなる点について説明したが、早朝に車両2が東向きであるときも同様に、他の方角を向いているときよりも上方照度Aおよび前方照度Bが高くなる。
以上詳述したように、本実施形態の車両用ライト制御装置1は、車両2の外部を照らすライト70の点灯を制御する。車両用ライト制御装置1は、上方照度センサ11と、前方照度センサ12と、ライトECU20とを備える。上方照度センサ11は、車両2の上方から入射する光の照度である上方照度Aを検出する。前方照度センサ12は、車両2の前方から入射する光の強度である前方照度Bを検出する。ライトECU20は、上方照度Aが点灯閾値a1以下であるか否かを判断し(図5中のS107)、上方照度Aが点灯閾値a1以下であると判断された場合(S107:YES)、ライト70を点灯する。また、ライトECU20は、前方照度Bと上方照度Aとの比である照度比Rを算出し(S102)、照度比Rに基づき、予め記憶された点灯閾値a0を補正する。
本実施形態では、前方照度Bと上方照度Aとの比である照度比Rに基づいて補正係数Cを算出し、予め記憶された点灯閾値a0に補正係数Cを乗じることにより点灯閾値a0を補正し、補正された点灯閾値a1を算出している。これにより、車両2の向きの変化に伴って前方照度Bと上方照度Aが変化することによるライト70の点灯タイミングのばらつきを低減することができ、ライト70の点灯を適切に制御することができる。
また、照度比Rにおける前方照度Bの割合が基準値Sよりも大きい場合、補正された点灯閾値a1が予め記憶されている点灯閾値a0よりも大きくなるように点灯閾値を補正している(S106)。本実施形態では、照度比Rを基準値Sで除して算出される補正係数Cが1より大きい場合(S104:YES)、1より大きい補正係数Cを予め記憶された点灯閾値a0に乗算し、補正された点灯閾値a1を算出しているので、補正された点灯閾値a1は、予め記憶された点灯閾値a0より大きい値となる。これにより、例えば西日等の影響によりセンサ部10に太陽光等が直射することによるライト70の点灯の遅れを抑制することができる。
一方、照度比Rにおける前方照度Bの割合が基準値Sよりも小さい場合、予め記憶されている点灯閾値a0を補正しない(S105、S106)。本実施形態では、照度比Rを基準値Sで除して算出される補正係数Cが1より小さい場合(S104:YES)、補正係数を1とし、補正された点灯閾値a1=a0としている。すなわち、前方照度Bが相対的に大きい場合には点灯閾値a1が予め記憶された点灯閾値a0より大きくなるように補正するが、前方照度Bが相対的に小さい場合には、点灯閾値a0よりも小さくなるような補正は行わない。これにより、前方にある障害物等の影響により前方照度Bが小さい場合にライト70の点灯が遅れるように点灯閾値が補正されるのを避けることができる。
本実施形態では、基準値Sは、上方照度センサ11および前方照度センサ12に光が直射しないときの前方照度Bと上方照度Aとの比である。図4にて説明したように、上方照度センサ11および前方照度センサ12に光(例えば太陽光)が直射しないときの前方照度Bと上方照度Aとの比は概ね一定であるので、このときの前方照度Bと上方照度Aとの比を基準値Sとすることにより、太陽の直射等の影響による前方照度Bの増減分を考慮することができるので、適切に点灯閾値を補正することができる。
また、補正された点灯閾値a1は、上方照度Aが点灯閾値a1以下か否かの判断周期毎に算出される。これにより、車両2の環境に応じて点灯閾値が補正されるので、ライト70の点灯を適切に制御することができる。
なお、本実施形態では、ライトECU20が「点灯判断手段」、「点灯手段」、「照度比算出手段」、および、「補正手段」を構成する。また、図5中のS107が「点灯判断手段」の機能としての処理に相当し、S110が「点灯手段」の機能としての処理に相当し、S102が「照度比算出手段」の機能としての処理に相当し、S106が「補正手段」の機能としての処理に相当する。
(他の実施形態)
上記実施形態では、センサ部は車両のフロントガラスの車内面に取り付けられていた。他の実施形態では、例えばダッシュパネル等、他の箇所に設けてもよい。また、上方照度センサと前方照度センサとを異なる箇所に設けてもよい。
上記実施形態では、照度比と基準値とに基づいて補正係数を算出し、点灯閾値を補正していた。他の実施形態では、照度比と補正係数とを関連づけて予めマップ等に記憶しておき、当該マップ等を参照して点灯閾値を補正してもよい。この場合、S103にてマップを参照して補正係数を取得し、S104およびS105に係る処理を省略してもよい。また、照度比と補正された点灯閾値とを関連づけて予めマップ等に記憶しておいてもよい。この場合、S103〜S105に係る処理を省略し、S106にてマップを参照して補正された点灯閾値を取得するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、上方照度が点灯閾値以下であるときにライトを点灯するように制御していた。他の実施形態では、上記点灯制御処理を実行する時間帯を早朝および夕方のみとし、他の時間帯においては例えば上方照度および前方照度のいずれもが点灯を要する照度であるときにライトを点灯するように制御する、といった具合に他の点灯制御処理を行うようにしてもよい。
さらにまた、上記実施形態では、上方照度および前方照度に基づいて各種処理が行われた。他の実施形態では、上方照度センサからライトECUに伝送される出力電圧等の検出信号を上方照度に換算せず、検出信号を上方照度とみなして上記処理を行ってもよい。前方照度についても同様である。
以上、本発明は、上記実施形態になんら限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施可能である。
1・・・車両用ライト制御装置
2・・・車両
10・・・センサ部
11・・・上方照度センサ(上方照度検出手段)
12・・・前方照度センサ(前方照度検出手段)
20・・・ライトECU(点灯判断手段、点灯手段、照度比算出手段、補正手段)
51・・・ライトスイッチ
60・・・ボディECU
61・・・ライトコントロールリレー
70・・・ライト

Claims (5)

  1. 車両の外部を照らすライトの点灯を制御する車両用ライト制御装置であって、
    前記車両の上方から入射する光の照度である上方照度を検出する上方照度検出手段と、
    前記車両の前方から入射する光の照度である前方照度を検出する前方照度検出手段と、
    前記上方照度が点灯閾値以下か否かを判断する点灯判断手段と、
    前記点灯判断手段により前記上方照度が前記点灯閾値以下であると判断された場合、前記ライトを点灯する点灯手段と、
    前記前方照度と前記上方照度との比である照度比を算出する照度比算出手段と、
    前記照度比に基づき、前記点灯閾値を補正する補正手段と、
    を備えることを特徴とする車両用ライト制御装置。
  2. 前記補正手段は、前記照度比における前記前方照度の割合が基準となる前記前方照度と前記上方照度との比である基準値よりも大きい場合、前記点灯閾値が大きくなるように前記点灯閾値を補正することを特徴とする請求項1に記載の車両用ライト制御装置。
  3. 前記補正手段は、前記照度比における前記前方照度の割合が前記基準値よりも小さい場合、前記点灯閾値を補正しないことを特徴とする請求項2に記載の車両用ライト制御装置。
  4. 前記基準値は、前記上方照度検出手段および前記前方照度検出手段に光が直射しないときの前記前方照度と前記上方照度との比であることを特徴とする請求項2または3に記載の車両用ライト制御装置。
  5. 前記補正手段は、前記点灯判断手段による判断周期毎に前記点灯閾値を補正することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両用ライト制御装置。
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