JP2616480B2 - バースト光受信回路 - Google Patents

バースト光受信回路

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JP2616480B2
JP2616480B2 JP7058569A JP5856995A JP2616480B2 JP 2616480 B2 JP2616480 B2 JP 2616480B2 JP 7058569 A JP7058569 A JP 7058569A JP 5856995 A JP5856995 A JP 5856995A JP 2616480 B2 JP2616480 B2 JP 2616480B2
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宏樹 柳沢
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バースト光受信回路に
係わり、例えば、時分割多重方式を用いたPDS(Pass
ive Double Star)システムなどにおいて用いられるバー
スト光受信回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に、自動オフセットキャンセラを有
する、従来のバースト光受信回路の概略構成を示す。ま
ず、この図を用いて、このバースト光受信回路の動作の
概要を説明する。
【0003】受信されたバースト光信号は、PINフォ
トダイオード11によって光・電気変換され、さらに、
DC接続されたプリアンプ12によって電流・電圧変換
される。図から明らかなように、プリアンプ12は、受
信したバースト光信号のレベルに応じ、位相が反転した
2種の信号を出力するようになっており、プリアンプ1
2からの正相出力と逆相出力は、識別レベル制御回路1
3と差動アンプ15に入力されている。
【0004】識別レベル制御回路13に入力された正相
出力と逆相出力は、識別レベルの決定に用いられ、決定
された識別レベルによって識別されたデータが、リミッ
タアンプ14から出力されることになる。なお、識別レ
ベルの決定は、バーストごとに行われ、そのタイミング
の指示は、リセット信号制御回路19によって行われ
る。
【0005】一方、差動アンプ15に入力された正相出
力と逆相出力は、そこで、所定の増幅を受けて、平均値
検出回路16とピーク値検出回路17に出力されてい
る。平均値検出回路16には、正相出力と逆相出力とが
入力されており、平均値検出回路16は、両入力の平均
値を出力する。ピーク値検出回路17には、逆相出力だ
けが供給されており、ピーク値検出回路17は、入力信
号のピーク値を検出して、検出したピーク値を出力す
る。
【0006】平均値検出回路16とピーク値検出回路1
7からの出力は、共に、オペアンプ18に供給されてお
り、オペアンプ18は、両入力電圧が等しくなるよう
に、プリアンプ12の入力光電流を制御している。
【0007】このオペアンプ18によって行われている
制御が、自動オフセットキャンセラなどと呼ばれている
ものであり、DC結合の光受信回路において問題となる
オフセットレベル発生を抑圧する働きを持つ。以下、図
4を参照して、この自動オフセットキャンセラの動作を
詳細に説明する。
【0008】PINフォトダイオード11の出力には、
光送信器の消光比不良、反射戻り光、受光素子の暗電流
等によって生ずるDC的なオフセット電流が重畳される
ため、プリアンプ12には、図4(a)に示したよう
な、オフセット電流(図では、IOFSTと表記)を含む信
号21が入力されることになる。
【0009】このため、自動オフセットキャンセラを動
作させていないときには、識別レベル制御回路13に、
図4(b)に示したような形態の、正相信号(正相出
力)22と逆相信号(逆相出力)23が入力されること
になる。従って、識別レベルが誤って決定されることに
なり、受信感度が劣化してしまう。
【0010】これに対し、自動オフセットキャンセラを
動作させているときには、正相出力と逆相出力の平均値
24が、逆相出力のピーク値と一致するように、プリア
ンプ11に入力される電流が制御されるので、プリアン
プ11から、図4(c)に示したように、DCオフセッ
トを持たない正相信号22と逆相信号23とが出力され
ることになる。このため、識別レベル制御回路13にお
ける識別レベルの決定も正確に行われることになり、図
4(d)に模式的に示したように、リミッタアンプ14
からは、正確に再生されたデータ271 、272 が出力
されることになる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
バースト光受信回路によれば、DCオフセットの発生を
抑制できるものとはなっているものの、単に、逆相出力
のピーク値を、ピーク値検出回路によって検出し、その
検出値によってフィードバックをかけるように構成され
ているので、そのピーク検出回路がどのような性能を有
するものであっても、従来のバースト光受信回路を、オ
フセットレベルがバースト毎に変動するようなシステム
に適用した場合には、オフセットレベルの変動に回路が
追従できず、識別レベルが最適値からはずれてしまうこ
とになる。
【0012】たとえば、時分割多重方式を用いたPDS
(Passive Double Star)システムにおいて、ある加入者
が光信号を送出している時、他の加入者が光出力を停止
するような方式の場合、局の光受信器に入力される信号
は、バースト毎にDCオフセットレベルが変動する。
【0013】従来のバースト光受信回路を、このような
システムに適用した場合には、オフセットレベルの変動
に回路が追従できず、識別レベルが最適値からはずれて
しまうので、信号再生が正しく行われなくなってしま
う。
【0014】そこで本発明の目的は、バーストごとにオ
フセットレベルが変動しても、正しくオフセット補償が
行えるバースト光受信回路を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
(イ)入力光レベルに応じた電流信号を出力する受光素
子と、(ロ)この受光素子が出力する電流信号を変換し
て、正相と逆相の電圧信号を生成する電流・電圧変換手
段と、(ハ)この電流・電圧変換手段が出力する正相と
逆相の電圧信号の平均電圧を出力する平均電圧出力手段
と、(ニ)電流・電圧変換手段が出力する逆相の電圧信
号のピーク電圧を検出し、検出したピーク電圧を保持し
て出力するピーク電圧検出手段と、(ホ)平均電圧出力
手段とピーク電圧検出手段が出力する電圧が一致するよ
うに、電流・電圧変換手段に入力される電流を制御する
制御手段と、(ヘ)ピーク電圧検出手段によって保持さ
れたピーク電圧を、受光素子へのバースト光信号の入力
周期に同期して、受光素子にバースト光信号が入力され
ていないときに放電させる放電指示手段とを具備する。
【0016】すなわち請求項1記載の発明では、バース
ト光信号が入力される前に、逆相出力のピーク電圧の検
出の行うピーク電圧検出手段が、内部に保持しているピ
ーク電圧の放電を行うようにバースト光受信回路を構成
することによって、オフセットの高速な変動に、制御手
段による制御が追従できるようにする。
【0017】
【実施例】以下、実施例につき本発明を詳細に説明す
る。
【0018】図1に、本発明の一実施例によるバースト
光受信回路の構成を示す。図から明らかなように、実施
例のバースト光受信回路の基本的な構成は、従来のバー
スト光受信回路と同じものとなっており、ピーク値検出
回路関連の構成だけが異なったものとなっている。以
下、この図を用いて、実施例のバースト光受信回路の構
成、動作を説明する。
【0019】バースト光受信回路に入力されたバースト
光信号は、PINフォトダイオード11によって光・電
気変換され、さらに、DC接続されたプリアンプ12に
よって電流・電圧変換される。そして、プリアンプ12
からの正相出力と逆相出力は、識別レベル制御回路13
と差動アンプ15に入力される。
【0020】識別レベル制御回路13に入力された正相
出力と逆相出力は、識別レベルの決定に用いられ、決定
された識別レベルによって識別されたデータが、リミッ
タアンプ14から出力されることになる。なお、識別レ
ベルの決定は、バーストごとに行われ、そのタイミング
の指示は、リセット信号制御回路19によって行われ
る。
【0021】差動アンプ15に入力された正相出力と逆
相出力は、そこで、所定の増幅を受けて、平均値検出回
路16とピーク値検出回路17に出力されている。平均
値検出回路16には、正相出力と逆相出力とが入力され
ており、平均値検出回路16は、両入力の平均値を出力
する。
【0022】ピーク値検出回路17には、逆相出力と、
リセット信号制御回路19から、その位相およびパルス
幅は、ガードタイム(バースト信号間の無信号領域)と
等しい制御信号が入力されており、ピーク値検出回路1
7は、その制御信号の内容に応じて、ピーク値の検出
と、検出したピーク値(ピーク電圧)の放電を行う。
【0023】平均値検出回路16とピーク値検出回路1
7からの出力は、共に、オペアンプ18に供給されてお
り、オペアンプ18は、両入力電圧が等しくなるよう
に、プリアンプ12の入力光電流を制御している。な
お、差動アンプ15、オペアンプ18など、フィードバ
ックループを構成する各回路では、ビットbyビットで
フィードバックが行われるような時定数が選択されてい
る。
【0024】このように構成された実施例のバースト光
受信回路では、以下に記すような形で、オフセット補償
が行われることになる。
【0025】たとえば、プリアンプ12に、図2(a)
に示すように、各バースト信号21に対するオフセット
電流値が異なった信号が入力されている場合、すなわ
ち、自動オフセットキャンセラを動作させていないとき
には、識別レベル制御回路13に、図2(b)に示した
ような正相信号22と逆相信号23とが入力されること
になる場合を考える。
【0026】この場合、図2(c)に点線で示したよう
な逆相信号23が、ピーク値検出回路17に入力される
ことになるが、既に説明したように、ピーク値検出回路
17へは、図2(d)に示したように、ガードタイムと
位相およびパルス幅が一致している制御信号26が入力
されている。このため、ピーク値検出回路17は、バー
スト信号終了後、直ちにピーク値を放電し、次の信号が
入力されると、その信号のピーク検出を行うことにな
る。従って、ピーク値検出回路17が、オペアンプ18
に対して出力する信号25は、図2(c)に実線で示し
たように、逆相出力のピーク値と一致することになり、
結局、オペアンプ18によって、常に、正確なオフセッ
ト補償が実行されることになる。
【0027】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、DCオフセットレベルが動的に変動するような
場合でも、受信感度の劣化を招くことなく、バースト光
信号の正確な再生が行えるバースト光受信回路が構成で
きることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるバースト光受信回路の
構成を示すブロック図である。
【図2】実施例のバースト光受信回路におけるオフセッ
ト補償動作を説明するための信号波形図である。
【図3】従来のバースト光受信回路の構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】従来のバースト光受信回路におけるオフセット
補償動作を説明するための信号波形図である。
【符号の説明】
11 PINフォトダイオード 12 プリアンプ 13 識別レベル制御回路 14 リミッタアンプ 15 差動アンプ 16 平均値検出回路 17 ピーク値検出回路 18 オペアンプ 19 リセット信号制御回路
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 10/18 10/26

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力光レベルに応じた電流信号を出力す
    る受光素子と、 この受光素子が出力する電流信号を変換して、正相と逆
    相の電圧信号を生成する電流・電圧変換手段と、 この電流・電圧変換手段が出力する正相と逆相の電圧信
    号の平均電圧を出力する平均電圧出力手段と、 前記電流・電圧変換手段が出力する逆相の電圧信号のピ
    ーク電圧を検出し、検出したピーク電圧を保持して出力
    するピーク電圧検出手段と、 前記平均電圧出力手段とピーク電圧検出手段が出力する
    電圧が一致するように、前記電流・電圧変換手段に入力
    される電流を制御する制御手段と、 前記ピーク電圧検出手段によって保持されたピーク電圧
    を、前記受光素子へのバースト光信号の入力周期に同期
    して、受光素子にバースト光信号が入力されていないと
    きに放電させる放電指示手段とを具備することを特徴と
    するバースト光受信回路。
  2. 【請求項2】 前記受光素子がPINフォトダイオード
    であることを特徴とする請求項1記載のバースト光受信
    回路。
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JP4876016B2 (ja) * 2007-04-18 2012-02-15 株式会社フジクラ 光バースト信号受信装置および方法
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