JP2616422B2 - リード成形装置 - Google Patents

リード成形装置

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JP2616422B2
JP2616422B2 JP5340386A JP34038693A JP2616422B2 JP 2616422 B2 JP2616422 B2 JP 2616422B2 JP 5340386 A JP5340386 A JP 5340386A JP 34038693 A JP34038693 A JP 34038693A JP 2616422 B2 JP2616422 B2 JP 2616422B2
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安法 阿部
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
  • Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トランジスタや半導体
集積回路を封止する半導体パッケージの外部引き出しリ
ードを折り曲げ成形するリード成形装置およびその成形
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のリード成形装置としては、例え
ば特開平2−284454号公報に開示されたものがあ
る。すなわち、成形下型部に載置した半導体装置を上型
押え部材で押え、成形下型部に一体形成されたリード曲
げ型部上でリードを押圧部材で押圧成形してリードの曲
げ加工を行うものである。また、別のリード成形装置と
して、実開平2−20348号公報に開示されたものが
ある。ここに開示されたものは、上型ダイセットに取り
付けられた成形用ローラと下型ダイセットに取り付けら
れたダイとでリードを曲げ加工するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、周知のよう
に、この種の半導体装置においては、QFP(quad flat
package)、SOP(small outline package)、TSOP
(thin small outline package)等、リードの形状により
品種の異なるタイプのものがある。上述した従来のリー
ド成形装置は、いずれもこれら異なるタイプに対して、
それぞれその形状に合わせたリード曲げ型部を用意する
金型タイプであるため、金型製作の費用と金型交換の時
間がかかるといった問題があった。
【0004】したがって、本発明は上記した従来の問題
に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、多品種の半導体装置に対して最小限の部品交換で、
かつ、短時間のうちに対応可能としたリード成形装置お
よびその成形方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明に係るリード成形装置は、成形駒を左右に移
動させる第1の成形駒移動手段と、成形駒を上下に移動
させる第2の成形駒移動手段と、リードを受けるリード
受け台を左右に移動させる移動手段とを備える。
【0006】
【作用】本発明によれば、多品種の半導体装置に合わせ
て、成形駒を左右の動きと上下の動きを適宜選択するこ
とにより、種々の折り曲げの形状を選べる。また、リー
ドの折り曲げとリード受け台とを同期させることでリー
ドとリード受け台との間に摩耗が生じない。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図に基づいて説明
する。図1は本発明に係るリード成形装置におけるリー
ドの曲げ加工の状態を示す要部側面図、図2は本発明に
係るリード成形装置の正面図、図3は同じく制御部のブ
ロック図である。これらの図において、1は半導体装置
2を載置するパッケージ受け台、3はパッド4を昇降さ
せるエアーシリンダー、5はサーボモータA、6はサー
ボモータA5の回転軸と一体回転するボールねじ部、7
は一端がボールねじ部6側に連結され、他端が摺動部材
9に連結され、中央の支点8を中心として揺動自在に支
持されたレバー、10は摺動部材9と一体的に左右に移
動するリード受け台である。
【0008】12はサーボモータB、13はサーボモー
タB12の回転軸と一体回転するボールねじ部、14は
サーボモータC、15はサーボモータC14の回転軸と
一体回転するボールねじ部、16はボールねじ部13の
回転により左右方向に移動し、かつ、ボールねじ部15
の回転により上下方向に移動する成形駒である。20、
21、22はサーボモータA5、B12、C14のそれ
ぞれに接続され駆動するドライバー回路部、23はこれ
らドライバー回路部20、21、22を統括制御し、サ
ーボモータA5、B12、C14の同時制御(円弧補
間、直線補間)を行う統括制御部である数値制御部であ
る。
【0009】次に、このように構成されたリード成形装
置の成形動作を説明する。先ず、パッケージ受け台1に
リードの先端を切断した半導体装置2を載置し、エアー
シリンダー3を作動させてパッド4を下降させ半導体装
置2をパッケージ受け台1に固定する。次に、サーボモ
ータB12、C14を作動させ、ボールねじ部13、1
5を介して、成形駒16を図1中、左方向と下方向、す
なわち、これらを合成した円弧状軌跡19に沿って移動
させる。
【0010】この成形駒16の移動にともないリード1
7は、先ず根本部がパッケージ受け台1に沿って折り曲
げられ、先端部18がリード受け台10に当接すると、
先端部がL字状に折り曲げられる。このとき、サーボモ
ータA5が作動して、リード受け台10が、先端部18
の左方向の移動速度と同期してB方向に移動する。した
がって、先端部18がリード受け部10に摺動すること
がなく、リード17の表面にはんだ付けを良好とするた
めのはんだメッキ層が削り取られることがない。
【0011】ここで、品種の異なる半導体装置のリード
の成形を行う場合には、そのリードの折り曲げ加工に合
わせた成形データの変更を数値制御部23により行う。
これにより成形駒16の円弧状軌跡19が変更されると
ともに、リード受け台10の移動開示時期と移動速度が
変更され、これによりその品種に合ったリード成形が行
われる。したがって、品種に変更があった場合には、そ
の半導体装置の形状に合わせて、パッケージ受け台1と
パッド4を交換すればよく、従来と比較して交換時間が
大幅に短縮されるとともに、品種の変更に合わせて金型
を用意することもなく、数値制御部23の成形データを
変更するだけでよいので、金型費用の削減を図ることが
可能となる。
【0012】なお、本実施例では、リード受け台10お
よび成形駒16の移動手段としてサーボモータを使用し
たが、これに限定されず、ステッピングモータでもよ
く、種々の設計変更が可能であることはいうまでのない
ことである。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、成
形駒を左右に移動させる第1の成形駒移動手段と、前記
成形駒を上下に移動させる第2の成形駒移動手段とを備
え、リードの形状に合わせて前記成形駒移動手段を同期
させたので、品種の変更に対応できる。
【0014】また、リードを受けるリード受け台を左右
に移動させる移動手段を備え、リードの先端が当接して
からリードの移動と同期させるようにしたので、リード
の先端に摩耗が生ぜず、このため、リード表面のはんだ
メッキ層が削り取られることがなく、良好なはんだ付け
を保持できる。
【0015】また、品種に変更があった場合には、その
半導体装置の形状に合わせて、最小限の部品交換で済
み、部品の交換時間が大幅に短縮されるとともに、品種
の変更に合わせて金型を用意することもなく、統括制御
部の成形データを変更するだけでよいので、金型費用の
削減を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリード成形装置における成形動作
の状態を示す要部側面図である。
【図2】本発明に係るリード成形装置の正面図である。
【図3】本発明に係るリード成形装置の制御部のブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 パッケージ受け台 2 半導体装置 4 パッド 5 サーボモータA 6、13、15 ボールねじ部 10 リード受け台 12 サーボモータB 14 サーボモータC 16 成形駒 17 リード 19 円弧状軌跡 20、21、22 ドライバ回路部 23 数値制御部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パッケージ受け台に載置された半導体装
    置をパッドで固定し、成形駒でリードを折り曲げ成形す
    るリード成形装置において、前記成形駒を左右に移動さ
    せる第1の成形駒移動手段と、前記成形駒を上下に移動
    させる第2の成形駒移動手段と、リードを受けるリード
    受け台を左右に移動させるリード受け台移動手段とを備
    えたことを特徴とするリード成形装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のリード成形装置におい
    て、前記第1および第2の成形駒移動手段と前記リード
    受け台移動手段とをモータとボールねじとで構成したこ
    とを特徴とするリード成形装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のリード成形装置におい
    て、前記モータのそれぞれを駆動するドライバー回路部
    と、これらドライバー回路部を統括制御する統括制御部
    とを設けたことを特徴とするリード成形装置。
JP5340386A 1993-12-09 1993-12-09 リード成形装置 Expired - Fee Related JP2616422B2 (ja)

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JPH07161892A JPH07161892A (ja) 1995-06-23
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0682772B2 (ja) * 1988-12-29 1994-10-19 日本電気株式会社 表面実装デバイスのリード成形方法
JPH02284455A (ja) * 1989-04-25 1990-11-21 Nec Corp 半導体装置のリード成型方法

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