JP2615551B2 - 適応型雑音除去装置 - Google Patents
適応型雑音除去装置Info
- Publication number
- JP2615551B2 JP2615551B2 JP60224443A JP22444385A JP2615551B2 JP 2615551 B2 JP2615551 B2 JP 2615551B2 JP 60224443 A JP60224443 A JP 60224443A JP 22444385 A JP22444385 A JP 22444385A JP 2615551 B2 JP2615551 B2 JP 2615551B2
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- Japan
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- noise
- output
- input device
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、二つの入力装置からの入力信号より適応型
フィルタを用いて雑音成分を除去し、検出目的である音
声を出力する雑音除去装置に関する。
フィルタを用いて雑音成分を除去し、検出目的である音
声を出力する雑音除去装置に関する。
この種の雑音除去装置で用いている適応型フィルタと
は、その入力信号と他の参照信号の差の二乗平均を最小
とするように、フィルタの係数を自動的に変化させるも
のである。
は、その入力信号と他の参照信号の差の二乗平均を最小
とするように、フィルタの係数を自動的に変化させるも
のである。
従って、雑音除去装置として適応型フィルタを用いる
場合には、検出目的である音声源に近く雑音源に速い場
所に設置した入力装置Aと雑音源に近く音声源に遠い場
所に設置した入力装置Bとからなる二つの入力装置か
ら、まず雑音のみを入力して、前記入力装置Bにおける
雑音信号から前記入力装置Aにおける雑音信号を推定す
るように適応型フィルタの係数を決定し、その後雑音成
分は不変のまま、前記入力装置Aから検出目的である音
声を入力し、先に決定したフィルタ係数を用いてその入
力信号から雑音信号のみを除去する必要がある。
場合には、検出目的である音声源に近く雑音源に速い場
所に設置した入力装置Aと雑音源に近く音声源に遠い場
所に設置した入力装置Bとからなる二つの入力装置か
ら、まず雑音のみを入力して、前記入力装置Bにおける
雑音信号から前記入力装置Aにおける雑音信号を推定す
るように適応型フィルタの係数を決定し、その後雑音成
分は不変のまま、前記入力装置Aから検出目的である音
声を入力し、先に決定したフィルタ係数を用いてその入
力信号から雑音信号のみを除去する必要がある。
従来の雑音除去装置においては、上述の雑音のみを入
力してフィルタ係数を決定する段階と検出目的である音
声を入力して雑音除去を行う段階を識別しないで、検出
目的である音声の入力時も音声信号を含んだ入力信号を
もとにして適応型フィルタの係数を更新する。このため
雑音信号のみの除去には不適当なフィルタ係数により雑
音除去処理が行われることとなり、結果として出力され
る音声は歪んだものとなる欠点がある。
力してフィルタ係数を決定する段階と検出目的である音
声を入力して雑音除去を行う段階を識別しないで、検出
目的である音声の入力時も音声信号を含んだ入力信号を
もとにして適応型フィルタの係数を更新する。このため
雑音信号のみの除去には不適当なフィルタ係数により雑
音除去処理が行われることとなり、結果として出力され
る音声は歪んだものとなる欠点がある。
本発明の適応型雑音除去装置は、検出目的である音声
源に近く雑音源に遠い場所に設置した入力装置、雑音源
に近く音声源に遠い場所に設置した入力装置、各入力信
号の積分器及び積分器の出力結果の比較回路よりなる音
声切出し回路、各入力音声信号の遅延回路、及び遅延回
路の出力と音声切出し回路の出力を入力とする適応型フ
ィルタを有している。
源に近く雑音源に遠い場所に設置した入力装置、雑音源
に近く音声源に遠い場所に設置した入力装置、各入力信
号の積分器及び積分器の出力結果の比較回路よりなる音
声切出し回路、各入力音声信号の遅延回路、及び遅延回
路の出力と音声切出し回路の出力を入力とする適応型フ
ィルタを有している。
次に、本発明について図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例の機能ブロック図である。
検出目的である音声源A,雑音源Bに対し、マイク11A,11
B、低域通過フィルタ12A,12B、サンプルアンドホールド
回路13A,13B、アナログ/ディジタル変換器14A,14Bから
なる入力装置1A,1Bを図のように配置すると、各々近い
方の音源成分の入力レベルが大きくなる。
検出目的である音声源A,雑音源Bに対し、マイク11A,11
B、低域通過フィルタ12A,12B、サンプルアンドホールド
回路13A,13B、アナログ/ディジタル変換器14A,14Bから
なる入力装置1A,1Bを図のように配置すると、各々近い
方の音源成分の入力レベルが大きくなる。
音声切出し回路2においては、入力装置1A及び1Bから
の出力信号を積分器21A,21Bに入力する。積分器21Aの出
力が積分器21Bの出力よりも小さい場合は検出目的音声
が発生していないと判断して、比較回路22は“0"を出力
する。一方積分器21Aの出力が積分器21Bの出力よりも大
きい場合は検出目的音声が発生していると判断し、比較
回路22は“1"を出力する。
の出力信号を積分器21A,21Bに入力する。積分器21Aの出
力が積分器21Bの出力よりも小さい場合は検出目的音声
が発生していないと判断して、比較回路22は“0"を出力
する。一方積分器21Aの出力が積分器21Bの出力よりも大
きい場合は検出目的音声が発生していると判断し、比較
回路22は“1"を出力する。
入力装置1A及び1Bからの入力信号は遅延回路3A,3Bを
経て、比較回路22の出力と同時に適応型フィルタ4に入
力される。適応型フィルタ4においては、音声切出し回
路2の比較回路22からの出力が“0"であれば入力信号か
らフィルタ係数の更新を行い、比較回路22からの出力が
“1"であればフィルタ係数の更新を停止し最新のフィル
タ係数を用いて入力信号の雑音除去を行い出力信号Cを
出力する。
経て、比較回路22の出力と同時に適応型フィルタ4に入
力される。適応型フィルタ4においては、音声切出し回
路2の比較回路22からの出力が“0"であれば入力信号か
らフィルタ係数の更新を行い、比較回路22からの出力が
“1"であればフィルタ係数の更新を停止し最新のフィル
タ係数を用いて入力信号の雑音除去を行い出力信号Cを
出力する。
以上説明したように本発明は、雑音と音声とが混在す
る環境において、二つの入力装置の入力レベルの比較結
果から検出目的である音声の有無を判断し、それにより
適応型フィルタの係数の更新動作を制御して、雑音のみ
の除去に最適なフィルタ係数を用いて雑音除去を行うこ
とができる効果がある。
る環境において、二つの入力装置の入力レベルの比較結
果から検出目的である音声の有無を判断し、それにより
適応型フィルタの係数の更新動作を制御して、雑音のみ
の除去に最適なフィルタ係数を用いて雑音除去を行うこ
とができる効果がある。
第1図は本発明の一実施例の機能ブロック図である。 A……音声源、B……雑音源、C……雑音除去装置出力
信号、1A,1B……入力装置、11A,11B……マイク、12A,12
B……低域通過フィルタ、13A,13B……サンプルアンドホ
ールド回路、14A,14B……アナログ/ディジタル変換
器、2……音声切出し回路、21A,21B……積分器、22…
…比較回路、3A,3B……遅延回路、4……適応型フィル
タ。
信号、1A,1B……入力装置、11A,11B……マイク、12A,12
B……低域通過フィルタ、13A,13B……サンプルアンドホ
ールド回路、14A,14B……アナログ/ディジタル変換
器、2……音声切出し回路、21A,21B……積分器、22…
…比較回路、3A,3B……遅延回路、4……適応型フィル
タ。
Claims (1)
- 【請求項1】第1の入力装置は第2の入力装置に比べ検
出目的である音声信号源により近く配置された第1及び
第2の入力装置と、前記第1及び第2の入力装置からの
出力信号を受け雑音成分を除去するようにフィルタ特性
が適応制御される適応型フィルタと、前記第1及び第2
の入力装置からの出力信号をそれぞれ積分する2つの積
分手段と、前記2つの積分手段の出力を比較し前記第1
の入力装置の出力が第2の入力装置の出力に比べて大き
いとき音声信号が入力されていると判別し、前記第1の
入力装置の出力が第2の入力装置の出力に比べて小さい
とき雑音が入力されていると判別する比較手段とを具備
し、前記比較手段における比較結果に基づき音声信号が
入力されたと判別されたとき前記適応型フィルタのフィ
ルタ特性の適応制御が停止され、雑音が入力されている
と判別されたとき適応制御が行われることにより、前記
適応型フィルタから雑音が除かれた音声信号を出力する
ことを特徴とする適応型雑音除去装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60224443A JP2615551B2 (ja) | 1985-10-07 | 1985-10-07 | 適応型雑音除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60224443A JP2615551B2 (ja) | 1985-10-07 | 1985-10-07 | 適応型雑音除去装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6283800A JPS6283800A (ja) | 1987-04-17 |
JP2615551B2 true JP2615551B2 (ja) | 1997-05-28 |
Family
ID=16813848
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60224443A Expired - Lifetime JP2615551B2 (ja) | 1985-10-07 | 1985-10-07 | 適応型雑音除去装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2615551B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2962572B2 (ja) | 1990-11-19 | 1999-10-12 | 日本電信電話株式会社 | 雑音除去装置 |
JP3059753B2 (ja) | 1990-11-07 | 2000-07-04 | 三洋電機株式会社 | 雑音除去装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4655572B2 (ja) * | 2004-03-25 | 2011-03-23 | 日本電気株式会社 | 信号処理方法および信号処理装置、ならびに、ロボット |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5591292A (en) * | 1978-09-12 | 1980-07-10 | Polaroid Corp | Sound receiving system |
JPS58160996A (ja) * | 1982-03-19 | 1983-09-24 | 日本電信電話株式会社 | 雑音抑圧方式 |
-
1985
- 1985-10-07 JP JP60224443A patent/JP2615551B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3059753B2 (ja) | 1990-11-07 | 2000-07-04 | 三洋電機株式会社 | 雑音除去装置 |
JP2962572B2 (ja) | 1990-11-19 | 1999-10-12 | 日本電信電話株式会社 | 雑音除去装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6283800A (ja) | 1987-04-17 |
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