JP2615347B2 - ガスバーナ - Google Patents
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23D—BURNERS
- F23D14/00—Burners for combustion of a gas, e.g. of a gas stored under pressure as a liquid
- F23D14/02—Premix gas burners, i.e. in which gaseous fuel is mixed with combustion air upstream of the combustion zone
- F23D14/04—Premix gas burners, i.e. in which gaseous fuel is mixed with combustion air upstream of the combustion zone induction type, e.g. Bunsen burner
- F23D14/08—Premix gas burners, i.e. in which gaseous fuel is mixed with combustion air upstream of the combustion zone induction type, e.g. Bunsen burner with axial outlets at the burner head
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23D—BURNERS
- F23D14/00—Burners for combustion of a gas, e.g. of a gas stored under pressure as a liquid
- F23D14/46—Details, e.g. noise reduction means
- F23D14/48—Nozzles
- F23D14/58—Nozzles characterised by the shape or arrangement of the outlet or outlets from the nozzle, e.g. of annular configuration
-
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- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23D—BURNERS
- F23D14/00—Burners for combustion of a gas, e.g. of a gas stored under pressure as a liquid
- F23D14/46—Details, e.g. noise reduction means
- F23D14/70—Baffles or like flow-disturbing devices
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、ガス給湯器などに使
用されるガスバーナに関する。
用されるガスバーナに関する。
【０００２】
【従来の技術】偏平な主バーナの細長い主火口を多数の
小炎口群で形成したガスバーナが使用されている。この
ガスバーナは、主火口からの火炎が多数の小火炎に分割
されることにより、燃焼が安定し燃焼騒音が低減する。
とくに燃焼騒音の低減は、隙間形成手段を有する複数の
帯状金属板を重ねることにより主火口を多数の小炎口群
で形成すると、各小炎口の整流効果により著しい効果が
得られる。また、主火口の両側に該主火口を挟むスリッ
ト状の袖火口を形成し、袖火口からの燃焼炎を主火口の
燃焼炎に作用させて保炎を行うバーナが燃焼安定性の向
上を目的として提案されている。
小炎口群で形成したガスバーナが使用されている。この
ガスバーナは、主火口からの火炎が多数の小火炎に分割
されることにより、燃焼が安定し燃焼騒音が低減する。
とくに燃焼騒音の低減は、隙間形成手段を有する複数の
帯状金属板を重ねることにより主火口を多数の小炎口群
で形成すると、各小炎口の整流効果により著しい効果が
得られる。また、主火口の両側に該主火口を挟むスリッ
ト状の袖火口を形成し、袖火口からの燃焼炎を主火口の
燃焼炎に作用させて保炎を行うバーナが燃焼安定性の向
上を目的として提案されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】複数の帯状金属板を重
ねて小炎口群を構成する部材を形成する場合、帯状金属
板同士を溶接すると多数の金属板を重ねているため、大
きな電流が必要となり熱歪みが生じる。この結果、小炎
口群を構成する小火口の寸法精度がばらつき、上記燃焼
騒音の低減および燃焼の安定が十分に達成できない場合
が生じ易い。この発明の目的は、帯状金属板を重ねるこ
とにより主火口の小炎口群を形成するガスバーナにおい
て、帯状金属板の小炎口群形成部分での溶接を排除し、
熱歪みによる寸法精度の低下が防止できるガスバーナの
提供にある。
ねて小炎口群を構成する部材を形成する場合、帯状金属
板同士を溶接すると多数の金属板を重ねているため、大
きな電流が必要となり熱歪みが生じる。この結果、小炎
口群を構成する小火口の寸法精度がばらつき、上記燃焼
騒音の低減および燃焼の安定が十分に達成できない場合
が生じ易い。この発明の目的は、帯状金属板を重ねるこ
とにより主火口の小炎口群を形成するガスバーナにおい
て、帯状金属板の小炎口群形成部分での溶接を排除し、
熱歪みによる寸法精度の低下が防止できるガスバーナの
提供にある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この発明は、多数の小炎
口群からなる細長い主火口を備えた板金製主バーナと、
該主火口の両側に該主火口を挟むスリット状の袖火口を
形成するように配された板金製の袖火バーナとを備えた
ガスバーナにおいて、前記多数の小炎口群は、隙間形成
手段を有する複数の帯状金属板を重ねて前記主火口に差
し込んで形成され、前記複数の帯状金属板は、前記主バ
ーナの主火口の両端部分を固着することにより両端部分
が水平方向および下方向に保持され、上端が前記両袖火
バーナの上端に設けた架橋に６略当接して上方向に保持
されていることを特徴とする。請求項２においては、前
記主バーナは、前記主火口の両端に前記複数の帯状金属
板の両端部を保持する緊縛間隙を有し、前記複数の帯状
金属板は両端部が該緊縛間隙に挟まれて保持されたこと
を特徴とする。
口群からなる細長い主火口を備えた板金製主バーナと、
該主火口の両側に該主火口を挟むスリット状の袖火口を
形成するように配された板金製の袖火バーナとを備えた
ガスバーナにおいて、前記多数の小炎口群は、隙間形成
手段を有する複数の帯状金属板を重ねて前記主火口に差
し込んで形成され、前記複数の帯状金属板は、前記主バ
ーナの主火口の両端部分を固着することにより両端部分
が水平方向および下方向に保持され、上端が前記両袖火
バーナの上端に設けた架橋に６略当接して上方向に保持
されていることを特徴とする。請求項２においては、前
記主バーナは、前記主火口の両端に前記複数の帯状金属
板の両端部を保持する緊縛間隙を有し、前記複数の帯状
金属板は両端部が該緊縛間隙に挟まれて保持されたこと
を特徴とする。
【０００５】
【発明の作用効果】この発明では、隙間形成手段を有す
る複数の帯状金属板を重ねて前記主火口に差し込むこと
により小炎口群を形成し、上端に架橋を設けた板金製の
袖火バーナを被せて主火口および袖火口の両端のみを固
着している。このため、複数の帯状金属板同士の溶接が
不要となり、熱歪みによる小炎口群の寸法精度の不揃い
が防止できる。この結果、騒音の低減効果が確実に得ら
れるとともに燃焼安定性も向上する。請求項２の発明で
は、複数の帯状金属板の両端部を、緊縛間隙に挟むこと
で小炎口群を形成でき、組み付け性に優れる。
る複数の帯状金属板を重ねて前記主火口に差し込むこと
により小炎口群を形成し、上端に架橋を設けた板金製の
袖火バーナを被せて主火口および袖火口の両端のみを固
着している。このため、複数の帯状金属板同士の溶接が
不要となり、熱歪みによる小炎口群の寸法精度の不揃い
が防止できる。この結果、騒音の低減効果が確実に得ら
れるとともに燃焼安定性も向上する。請求項２の発明で
は、複数の帯状金属板の両端部を、緊縛間隙に挟むこと
で小炎口群を形成でき、組み付け性に優れる。
【０００６】
【実施例】１はこの発明にかかるガスバーナを示す。ガ
スバーナ１は、上端に細長い主火口２１を有し、側部に
混合気の吸入口２２を備える偏平な主バーナ２と、主火
口２１の両側に隣接して偏平なスリット状の袖火口３
１、３１を形成するとともに、側部に１つの共通吸入口
３２を有する袖火バーナ３とからなる。
スバーナ１は、上端に細長い主火口２１を有し、側部に
混合気の吸入口２２を備える偏平な主バーナ２と、主火
口２１の両側に隣接して偏平なスリット状の袖火口３
１、３１を形成するとともに、側部に１つの共通吸入口
３２を有する袖火バーナ３とからなる。
【０００７】図２に示すように主バーナ２は、長手方向
の中心線を対称面としてその両側に対称的に膨出部２
Ａ、２Ｂを成形する。次に、図示下縁を中心にして２重
に折り曲げ、平板部分２Ｃを重ねてスポット溶接してな
る。なお平板部分２Ｃの縁は、ガス漏れ防止のため、重
ねてＵ字形に曲げておくことが望ましい。これにより、
上端に細長い主火口２１が形成され、板金の膨出部２Ａ
により、一側端に混合気の吸入口２２が設けられ、内部
には吸入口２２から主火口２１に連なる流路２３が形成
される。また、板金の膨出部２Ｂにより、吸入口２２の
上側に袖火バーナ３用の吸入口３２が形成される。３２
ｂは吸入口３２からの混合気の出口穴である。主火口２
１の両端には、小膨出部２Ｄ，２Ｄが形成され、下部が
幅狭で上部が幅広の緊縛間隙２４、２４が設けられてい
る。該緊縛間隙２４、２４の外側の平板部分２Ｃはスポ
ット溶接Ｐが施される溶接代となっている。
の中心線を対称面としてその両側に対称的に膨出部２
Ａ、２Ｂを成形する。次に、図示下縁を中心にして２重
に折り曲げ、平板部分２Ｃを重ねてスポット溶接してな
る。なお平板部分２Ｃの縁は、ガス漏れ防止のため、重
ねてＵ字形に曲げておくことが望ましい。これにより、
上端に細長い主火口２１が形成され、板金の膨出部２Ａ
により、一側端に混合気の吸入口２２が設けられ、内部
には吸入口２２から主火口２１に連なる流路２３が形成
される。また、板金の膨出部２Ｂにより、吸入口２２の
上側に袖火バーナ３用の吸入口３２が形成される。３２
ｂは吸入口３２からの混合気の出口穴である。主火口２
１の両端には、小膨出部２Ｄ，２Ｄが形成され、下部が
幅狭で上部が幅広の緊縛間隙２４、２４が設けられてい
る。該緊縛間隙２４、２４の外側の平板部分２Ｃはスポ
ット溶接Ｐが施される溶接代となっている。
【０００８】袖火バーナ３は、次の様に形成される。板
金の中心位置に複数の架橋３０ｂを残して複数の矩形の
打ち抜き部３０ａを形成するとともに、長手方向の中心
線を対称面としてその両側に対称的に膨出部３Ａを成形
する。次に、前記架橋３０ｂの両端の平行線を折れ線
（図示上縁）として略コ字状に折り曲げ、カバー３０を
成形する。次に、カバー３０を主バーナ２に被せ、カバ
ー３０の両端の平板部分３Ｂを前記主バーナ２の平板部
分２Ｃに重ねて、スポット溶接する。
金の中心位置に複数の架橋３０ｂを残して複数の矩形の
打ち抜き部３０ａを形成するとともに、長手方向の中心
線を対称面としてその両側に対称的に膨出部３Ａを成形
する。次に、前記架橋３０ｂの両端の平行線を折れ線
（図示上縁）として略コ字状に折り曲げ、カバー３０を
成形する。次に、カバー３０を主バーナ２に被せ、カバ
ー３０の両端の平板部分３Ｂを前記主バーナ２の平板部
分２Ｃに重ねて、スポット溶接する。
【０００９】膨出部３Ａは、前記主バーナ２の主火口２
１、吸入口３２、および流路２３の上半部を包むととも
に、前記スリット状の袖火口３１、３１および共通吸入
口３２ａを形成し、主バーナ２の両側に吸入口３２およ
び共通吸入口３２ａから出口穴３２ｂを介して袖火口３
１、３１に連なる流路３３を形成する。袖火口３１、３
１の両端には、前記緊縛間隙２４、２４を形成する小膨
出部２Ｄ、２Ｄに倣って外側に当接する小膨出部３Ｄ、
３Ｄが形成され、小膨出部３Ｄ、３Ｄの外側はスポット
溶接代の平板部分３Ｂとなっている。なお、この実施例
では主バーナ２は１枚の板金を中心線で二つ折りにする
様な形にプレス成形で製造されているが、２枚のプレス
成形された板金を溶接して製造されても良い。
１、吸入口３２、および流路２３の上半部を包むととも
に、前記スリット状の袖火口３１、３１および共通吸入
口３２ａを形成し、主バーナ２の両側に吸入口３２およ
び共通吸入口３２ａから出口穴３２ｂを介して袖火口３
１、３１に連なる流路３３を形成する。袖火口３１、３
１の両端には、前記緊縛間隙２４、２４を形成する小膨
出部２Ｄ、２Ｄに倣って外側に当接する小膨出部３Ｄ、
３Ｄが形成され、小膨出部３Ｄ、３Ｄの外側はスポット
溶接代の平板部分３Ｂとなっている。なお、この実施例
では主バーナ２は１枚の板金を中心線で二つ折りにする
様な形にプレス成形で製造されているが、２枚のプレス
成形された板金を溶接して製造されても良い。
【００１０】主火口２１は、隙間形成手段を有する複数
の帯状金属板４が嵌め込まれており、多数の小炎口群４
０を形成している。帯状金属板４は、図５（イ）、
（ロ）、（ハ）に示す如く、金属板を所定形状に打ち抜
くとともに隙間形成手段である膨出部を成形し、２重に
折り曲げることにより形成され、下縁に５つの連結部分
４１を有する。帯状金属板４は該連結部分４１に対応し
た位置に内側への膨出部５１が上下に形成された外側帯
板５と、前記連結部分４１に対応した位置に前記膨出部
５１に対向した内側への膨出部６１が形成されるととも
に、両側に突出板６２、６２が設けられた内側帯板６と
からなる。そして、図２および図５の（ニ）に示す如
く、２つの帯状金属板４の各内側帯板６の内側面を膨出
部６１が接触するように対接させて一対とし主バーナ２
の上端部に嵌め込む。
の帯状金属板４が嵌め込まれており、多数の小炎口群４
０を形成している。帯状金属板４は、図５（イ）、
（ロ）、（ハ）に示す如く、金属板を所定形状に打ち抜
くとともに隙間形成手段である膨出部を成形し、２重に
折り曲げることにより形成され、下縁に５つの連結部分
４１を有する。帯状金属板４は該連結部分４１に対応し
た位置に内側への膨出部５１が上下に形成された外側帯
板５と、前記連結部分４１に対応した位置に前記膨出部
５１に対向した内側への膨出部６１が形成されるととも
に、両側に突出板６２、６２が設けられた内側帯板６と
からなる。そして、図２および図５の（ニ）に示す如
く、２つの帯状金属板４の各内側帯板６の内側面を膨出
部６１が接触するように対接させて一対とし主バーナ２
の上端部に嵌め込む。
【００１１】図２および図４に示すごとく、主バーナ２
の両側面の上端部には、水平方向で内側への膨出条２５
を帯状に形成し、この膨出条２５、２５間に、帯状金属
板４、４を２枚嵌め込んで、主火口２１および区隔帯２
６が形成されている。主火口２１は、各膨出部６１が隙
間形成手段（スペーサー）となり帯状金属板４、４の各
２枚の帯板５、６の隙間および２組の帯状金属板４、４
の内側帯板６、６の隙間からなる。
の両側面の上端部には、水平方向で内側への膨出条２５
を帯状に形成し、この膨出条２５、２５間に、帯状金属
板４、４を２枚嵌め込んで、主火口２１および区隔帯２
６が形成されている。主火口２１は、各膨出部６１が隙
間形成手段（スペーサー）となり帯状金属板４、４の各
２枚の帯板５、６の隙間および２組の帯状金属板４、４
の内側帯板６、６の隙間からなる。
【００１２】袖火口３１は、袖火バーナ３の両側面の上
端部に複数設けた内側への膨出条３３が間隙形成手段
（スペーサー）となり、膨出部３Ａと主バーナ２のスリ
ット条の隙間から形成されている。区隔帯２６は、膨出
条２５の内壁と帯状金属板４の外側帯板５の外側面とを
接触させ盲隙間として形成されている。なお、同一形状
の、帯状金属板４、４を重ねて使用することにより、部
品数を低減できる利点がある。
端部に複数設けた内側への膨出条３３が間隙形成手段
（スペーサー）となり、膨出部３Ａと主バーナ２のスリ
ット条の隙間から形成されている。区隔帯２６は、膨出
条２５の内壁と帯状金属板４の外側帯板５の外側面とを
接触させ盲隙間として形成されている。なお、同一形状
の、帯状金属板４、４を重ねて使用することにより、部
品数を低減できる利点がある。
【００１３】前記２枚の帯状金属板４、４は、各帯状金
属板４の両端の前記突出板６２、６２が前記主バーナの
主火口２１の両端に設けた緊縛間隙２４、２４の下部の
幅狭な部分まで挿入されて下方の位置決めがなされると
ともに、各帯状金属板４の上端が前記カバー３０の上端
に設けた架橋３０ｂに略当接して前記主火口２１から離
脱しないようにされている。なお、緊縛間隙２４、２４
の上部は幅広になっており、帯状金属板４、４が挿入し
易く組付け性の向上が図られている。すなわち、ガスバ
ーナ１は、主火口２１に２枚の帯状金属板４、４を差し
込むとともに、その両端の突出板６２、６２を前記緊縛
間隙２４、２４に挟み、かつ、カバー３０の架橋３０ｂ
で帯状金属板４、４の上端を５か所で抑えた後、主バー
ナ２の上端の両端部およびカバー３０の上端の両端部を
スポット溶接Ｐ、Ｐして形成している。
属板４の両端の前記突出板６２、６２が前記主バーナの
主火口２１の両端に設けた緊縛間隙２４、２４の下部の
幅狭な部分まで挿入されて下方の位置決めがなされると
ともに、各帯状金属板４の上端が前記カバー３０の上端
に設けた架橋３０ｂに略当接して前記主火口２１から離
脱しないようにされている。なお、緊縛間隙２４、２４
の上部は幅広になっており、帯状金属板４、４が挿入し
易く組付け性の向上が図られている。すなわち、ガスバ
ーナ１は、主火口２１に２枚の帯状金属板４、４を差し
込むとともに、その両端の突出板６２、６２を前記緊縛
間隙２４、２４に挟み、かつ、カバー３０の架橋３０ｂ
で帯状金属板４、４の上端を５か所で抑えた後、主バー
ナ２の上端の両端部およびカバー３０の上端の両端部を
スポット溶接Ｐ、Ｐして形成している。
【００１４】これにより、カバー３０の膨出条３３によ
って帯状金属板４、４が差し込まれた主バーナ２を両側
から挟み込むことができ、小炎口群の主火口２１および
袖火口３１は所定の寸法精度に保たれる。従って帯状金
属板４、４同士の溶接と、主バーナ２およびカバー３０
の上端部でのスポット溶接を廃止できる。この結果、帯
状金属板４、４、主バーナ２およびカバー３０は従来の
ようにスポット溶接による熱歪みが生じることなく、組
み付けが容易であるうえ、前記の如く、各炎口の寸法精
度が向上している。なお、カバー３０の下端は流路３３
からの混合気の洩れ防止のためにスポット溶接を行う
が、主火口、袖火口、小炎口群の形状に影響することは
生じない。（図４の（イ）参照）
って帯状金属板４、４が差し込まれた主バーナ２を両側
から挟み込むことができ、小炎口群の主火口２１および
袖火口３１は所定の寸法精度に保たれる。従って帯状金
属板４、４同士の溶接と、主バーナ２およびカバー３０
の上端部でのスポット溶接を廃止できる。この結果、帯
状金属板４、４、主バーナ２およびカバー３０は従来の
ようにスポット溶接による熱歪みが生じることなく、組
み付けが容易であるうえ、前記の如く、各炎口の寸法精
度が向上している。なお、カバー３０の下端は流路３３
からの混合気の洩れ防止のためにスポット溶接を行う
が、主火口、袖火口、小炎口群の形状に影響することは
生じない。（図４の（イ）参照）
【００１５】また主火口２１を多数の小炎口群で形成す
ることで、１つの炎口当たりの燃焼量が小さくできる。
これにより、扁平な主バーナ２において、燃焼の偏りに
起因してリーン空燃比域での燃焼時に生じやすい火炎の
振動を低減できる。すなわち、１つの炎口での振動エネ
ルギーが小さいため、火炎の振動が小さく且つ該振動に
よる騒音の発生を低減できる。さらにこの発明では、主
火口２１の小炎口群を帯板５、６を重ねて形成している
ので、炎口流路が長くできる。このため、各小炎口での
燃料ガスと燃焼用空気との混合気の整流作用が大きくな
り、主火口での燃焼が安定化する。この結果、火炎の振
動、リフト、逆火などが生じにくく、騒音の発生も少な
い。
ることで、１つの炎口当たりの燃焼量が小さくできる。
これにより、扁平な主バーナ２において、燃焼の偏りに
起因してリーン空燃比域での燃焼時に生じやすい火炎の
振動を低減できる。すなわち、１つの炎口での振動エネ
ルギーが小さいため、火炎の振動が小さく且つ該振動に
よる騒音の発生を低減できる。さらにこの発明では、主
火口２１の小炎口群を帯板５、６を重ねて形成している
ので、炎口流路が長くできる。このため、各小炎口での
燃料ガスと燃焼用空気との混合気の整流作用が大きくな
り、主火口での燃焼が安定化する。この結果、火炎の振
動、リフト、逆火などが生じにくく、騒音の発生も少な
い。
【００１６】ガスバーナ１は、燃焼条件として主バーナ
２の空気過剰率が、たとえば１．４のエアリッチ混合気
となるように設定され、袖火バーナ３での空気過剰率は
０．８のガスリッチ混合気に設定される。これにより、
主バーナ２における燃焼は十分に空気過剰であるため窒
素酸化物（ＮＯX ）の発生が少なく、かつ袖火バーナ３
では十分に燃料過剰であるためＮＯX の発生が少なく、
全体としてＮＯX の発生を低減できる。なお、主バーナ
２と袖火バーナ３に対して同一の空気過剰率である混合
気を供給してもよく、この場合、１つの吸入口のみを設
け、主火口２１に連なる流路２３の途中から袖火口３１
に連なる流路３３を分岐させればよい。
２の空気過剰率が、たとえば１．４のエアリッチ混合気
となるように設定され、袖火バーナ３での空気過剰率は
０．８のガスリッチ混合気に設定される。これにより、
主バーナ２における燃焼は十分に空気過剰であるため窒
素酸化物（ＮＯX ）の発生が少なく、かつ袖火バーナ３
では十分に燃料過剰であるためＮＯX の発生が少なく、
全体としてＮＯX の発生を低減できる。なお、主バーナ
２と袖火バーナ３に対して同一の空気過剰率である混合
気を供給してもよく、この場合、１つの吸入口のみを設
け、主火口２１に連なる流路２３の途中から袖火口３１
に連なる流路３３を分岐させればよい。
【００１７】この実施例では、図４に示す如く主火口２
１と袖火口３１との間にガスバーナ１内において帯状の
空間となる区隔帯２６を設けている。区隔帯２６は、主
火口２１から噴出する混合気の一部が渦流となって袖火
口３１からの混合気を下方に抑え、主火口２１の炎の振
動が袖火口３１の炎に影響することが防止する。この結
果、袖火口３１の炎は安定し主火口２１の炎への保炎効
果が確実になり主火口２１の炎が安定して燃焼騒音の低
減ができる。
１と袖火口３１との間にガスバーナ１内において帯状の
空間となる区隔帯２６を設けている。区隔帯２６は、主
火口２１から噴出する混合気の一部が渦流となって袖火
口３１からの混合気を下方に抑え、主火口２１の炎の振
動が袖火口３１の炎に影響することが防止する。この結
果、袖火口３１の炎は安定し主火口２１の炎への保炎効
果が確実になり主火口２１の炎が安定して燃焼騒音の低
減ができる。
【００１８】この発明の主火口２１の小炎口群４０の構
成は、袖火バーナを備えないガスバーナにも適用でき
る。また、帯状金属板４、４の上端を押さえる手段は、
主バーナ２またはカバー３０の上端に突設した複数の爪
であってもよく、帯状金属板４、４の両端部の主バーナ
への固着は、加締めなど他の固着手段が適用できる。さ
らに、帯状金属板４は折り曲げた帯板５、６で形成した
が、分離した帯板５、６を組み合わせてもよい。
成は、袖火バーナを備えないガスバーナにも適用でき
る。また、帯状金属板４、４の上端を押さえる手段は、
主バーナ２またはカバー３０の上端に突設した複数の爪
であってもよく、帯状金属板４、４の両端部の主バーナ
への固着は、加締めなど他の固着手段が適用できる。さ
らに、帯状金属板４は折り曲げた帯板５、６で形成した
が、分離した帯板５、６を組み合わせてもよい。
【図１】ガスバーナの斜視図である。
【図２】ガスバーナの分解斜視図である。
【図３】ガスバーナの側面図および平面図である。
【図４】ガスバーナの断面図である。
【図５】帯状金属板の正面図、背面図、平面図および斜
視図である。
視図である。
１ ガスバーナ ２ 主バーナ ３ 袖火バーナ ４ 帯状金属板 ２１ 主火口 ３０ カバー ３１ 袖火口 ３２ａ 共通吸入口 ４０ 小炎口群
Claims (2)
- 【請求項１】 多数の小炎口群からなる細長い主火口を
備えた板金製主バーナと、該主火口の両側に該主火口を
挟むスリット状の袖火口を形成するように配された板金
製の袖火バーナとを備えたガスバーナにおいて、 前記多数の小炎口群は、隙間形成手段を有する複数の帯
状金属板を重ねて前記主火口に差し込んで形成され、 前記複数の帯状金属板は、前記主バーナの主火口の両端
部分を固着することにより両端部分が水平方向および下
方向に保持され、上端が前記両袖火バーナの上端に設け
た架橋に略当接して上方向に保持されていることを特徴
とするガスバーナ。 - 【請求項２】 請求項１において、前記主バーナは、前
記主火口の両端に前記複数の帯状金属板の両端部を保持
する緊縛間隙を有し、前記複数の帯状金属板は両端部が
該緊縛間隙に挟まれて保持されたことを特徴とするガス
バーナ。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5234611A JP2615347B2 (ja) | 1993-09-21 | 1993-09-21 | ガスバーナ |
| KR1019940014764A KR960009620B1 (ko) | 1993-09-21 | 1994-06-25 | 가스버너 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5234611A JP2615347B2 (ja) | 1993-09-21 | 1993-09-21 | ガスバーナ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0791620A JPH0791620A (ja) | 1995-04-04 |
| JP2615347B2 true JP2615347B2 (ja) | 1997-05-28 |
Family
ID=16973760
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5234611A Expired - Lifetime JP2615347B2 (ja) | 1993-09-21 | 1993-09-21 | ガスバーナ |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2615347B2 (ja) |
| KR (1) | KR960009620B1 (ja) |
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1993
- 1993-09-21 JP JP5234611A patent/JP2615347B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1994
- 1994-06-25 KR KR1019940014764A patent/KR960009620B1/ko not_active IP Right Cessation
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
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| JPH0791620A (ja) | 1995-04-04 |
| KR960009620B1 (ko) | 1996-07-23 |
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