JP2614206B2 - データ処理装置 - Google Patents

データ処理装置

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JP2614206B2
JP2614206B2 JP60146000A JP14600085A JP2614206B2 JP 2614206 B2 JP2614206 B2 JP 2614206B2 JP 60146000 A JP60146000 A JP 60146000A JP 14600085 A JP14600085 A JP 14600085A JP 2614206 B2 JP2614206 B2 JP 2614206B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、磁気デイスク,光デイスク,データ伝送装
置,デイジタルVTR等の電子機器において、2進データ
系列をデータ処理に適した2進符号系列に変換する2進
データの符号化又は復号等を行なうデータ処理装置に関
する。
[開示の概要] 本願明細書及び図面は、磁気デイスク,光ディスク,
データ伝送装置等の電子機器において、2進データ系列
をデータ処理に適した2進符号系列に変換する2進デー
タの符号化又は、復号等のデータ処理装置を開示するも
のである。
更には、 扱う2進データを高周波成分を含まず、帯域制限の影
響を受けにくくするべく、Tminをできるだけ大きくし、
又、Twをパルス間の区別がつきにくくならないように大
きくし、TminとTmaxの差を小さくして同期をとりやす
く、低周波成分を少なくするため、Tmaxは小さくしたデ
ータ処理装置、 磁化反転間隔を長くし、前後の磁化反転による磁気遷
移が、互いに干渉を受けず、再生時,複合時の誤りを生
じないようにすること、 記録波長に対しての再生時の復調位相余裕(Tw)(後
述)を大きくし、同上の誤りを生じないようにするこ
と、 再生信号より作成される復調用クロツク信号の周期に
比して、記録波長を小さくし、クロツクを再生信号から
正確に作成する、 磁化反転間隔の最大値と最小値の比を小さくし、再生
信号の波長干渉(パターンピークシフトと称してい
る。)を小さくして同上の誤りを生じにくくすること、 符号を連結させる際に前あるいは後の符号を考慮し
て、テーブルの切換えにより、適切な符号を作成するデ
ータ処理装置、 プログラマブルアレイロジツクを用い、更にDCフリー
化された符号を作成するデータ処理装置、 データに対応する符号をテーブルに持ち、それぞれ対
応づけを行うことにより符号化するデータ処理装置、 データに対応する符号をテーブルに持ち、それぞれ対
応づけを行うことにより、符号化し、更にDCフリー化さ
れた符号を作成するデータ処理装置、 を開示するものである。
従来から、磁気デイスク,光デイスク,データ伝送装
置等の電子機器においては莫大な情報を記録或いは伝
送,処理する事が必要で、記録であれば記録媒体に2進
データを記録するに際し、記録密度を向上させる事が不
可欠であった。
又、伝送の場合は伝送速度を向上させることが不可欠
であった。そして、種々の符号化,復号化方式が提案さ
れている。
第1図は、従来の符号化方式の1例の説明図で、第1
図(a)は、元の2進データ系列のビツトパターンの1
例を示し、数字0,1はビツトの論理「0」,「1」を表
し、Toは、ビツト間隔を示す。同図(b)及び(d)
は、従来の符号化方式の1例で、同図(b)は、MFM方
式(Modified FM方式)といわれ、同図(d)は、3PM方
式(3Position modulation)といわれている。各方式の
適用機種の例として、記録技術について説明すると、MF
M方式はIBM社製磁気デイスク装置(3330,3340,3350等)
に使用されており、3PM方式は、ユニバツク社製磁気デ
イスク装置(8434)に使用されている。各方式のアルゴ
リズムは、MFM方式では、元のデータ「1」,「0」に
対応して、「01」,「X0」に変換する。但し「X」は、
変換後の符号化系列において、Xの直前の符号ビツトの
補数論理(1→0,0→1)となる。又3PM方式のアルゴリ
ズムは第1表に示した如く、元のデータを3ビツト単位
に分離し、6ビツトのコードに変換する。
なお、各符号化方式にて変換された符号化系列は、
「1」のビツトで磁化反転を起こし、「0」のビツトで
は磁化反転を起こさせない信号になる様に記録電流が作
成され、前記記録媒体に記録される。第1図(c),
(e)は、MFM方式同図(b)、3PM方式同図(d)によ
り符号化された符号系列の記録電流の波形(NRZI信号)
である。
一般に磁気媒体への記録においては、 (イ)磁化反転間隔(記録波長)が短くなると前後の磁
化反転による磁気遷移は、互いに干渉を受け、再生信号
の復号時、誤りを生じる原因となる。
(ロ)記録波長に対しての再生時の復調位相余裕(TW)
(後述)が小さい場合も、同上の誤りを生じやすくな
る。
(ハ)再生信号より作成される復調用クロツク信号の周
期に比して、記録波長が大きいと、同上クロツクが正確
に再生信号より作成できなくなり、同上の誤りを生じや
すくなる。
(ニ)磁化反転間隔の最大値と最小値の比が大きくなる
と、再生信号の波形干渉(パターンピークシフトと称し
ている。)が大きくなり同上の誤りを生じやすくなる。
この為、一般の符号化方式においては、上記(イ),
(ロ),(ハ),(ニ)の4項目を含めた能力を示すパ
ラメータとして、以下の変数が与えられる。今、ある符
号化方式において、mビツトの2進データ系列がn(n
≧m)ビツトの2進符号系列に変換され、変換後の符号
系列のなかから、任意の選択した符号「1」と、つぎに
現われる符号「1」の間の符号「0」の数の最小値を
d、最大値をkとすると、 但し、Toは1次元データ周期 で与えられる。それ故、以上の説明より、(1)式及び
(4)式の値はより大きいことが望ましく、(前記説明
(イ)項及び(ロ)項より)、又、復調クロツク周期
(3)式と、下記の最大磁化反転間隔の比((5)式)
及び、最大及び最小磁化反転間隔の比((6)式)は、
より小さいことが望ましい。
以上のパラメータを前記MFM,3PM符号化方式について
第2表に示した。
また上述の如く、一般の符号化方式は元データをmビ
ツト毎にnビツトの符号に変換し、変換後の符号の0の
ランレングスがd個以上、k個以下に制限される(m,n,
d,k)符号として表現されるが、このデータビツトの取
り扱い数m(m≦n)は装置のハードウエアに影響す
る。なおmは小さい方が一般的に望ましく、上記符号化
方式(m,n,d,k)パラメータで表わすとFMは(1,2,0,
1)、MFMは(1,2,1,3)、3PMは(3,6,2,1)となる。
又、一般に符号化した信号の直流成分の変動の抑圧され
たいわゆるDCフリー符号も望まれている。
[発明が解決しようとする問題点] 以上の点に鑑み、本願発明は、高周波成分を含まず、
帯域制限の影響を受けにくくするべく、Tminをできるだ
け大きくし、又、Twをパルス間の区別がつきにくくなら
ないように大きくし、TminとTmaxの差を小さくして同期
をとりやすく、低周波成分を少なくするため、Tmaxは小
さくしたデータ処理装置を提供することを目的としてい
る。
又、本発明の目的は、磁化反転間隔を長くし、前後の
磁化反転による磁気遷移が互いに干渉を受けず、再生時
復号時の誤りを生じないようにすることを目的としてい
る。
又、本発明の目的は、記録波長に対しての再生時の復
調位相余裕(Tw)(後述)を大きくし、同上の誤りを生
じないようにすることを目的としている。
又、本発明の目的は、再生信号より作成される復調用
クロツク信号の周期に比して、記録波長を小さくし、ク
ロツクを再生信号から正確に作成することを目的として
いる。
又、本発明の目的は、磁化反転間隔の最大値と最小値
の比を小さくし、再生信号の波形干渉(パターンピーク
シフトと称している。)を小さくして、同上の誤りを生
じにくくすることを目的としている。
本発明の目的は、データに対応する符号をテーブルに
持ち、それぞれ対応づけを行なうことにより符号化する
データ処理装置を提供することにある。
本発明の目的は、データに対応する符号をテーブルに
持ち、それぞれ対応づけを行なうことにより符号化し、
更にDCフリー化された符号を作成するデータ処理装置を
提供することにある。
[問題点を解決するための手段] この問題点を解決するための一手段として、第2図は
2進データ系列をチヤネル符号化3により、データ処理
に適した2進符号系列に変換したり、復号化5により、
2進データに復号化する構成を有した装置のブロツク図
である。
[作用] かかる第2図の構成において、上述の欠点が解消さ
れ、扱う2進データが高周波成分を含まず帯域制限の影
響を受けにくくするべく、Tminをできるだけ大きくし、
又、Twをパルス間の区別がつきにくくならないように大
きくし、TminとTmaxの差を小さくして同期をとりやす
く、低周波成分を少なくするため、Tmaxは小さくしたデ
ータ処理装置を提供することが可能となる。
又、磁化反転間隔を長くし、前後の磁化反転による磁
気遷移が互いに干渉を受けず、再生時復号時の誤りを生
じないようにすることが可能となる。
又、記録波長に対しての再生時の復調位相余裕(Tw)
(後述)を大きくし、同上の誤りを生じないようにする
ことが可能となる。
又、再生信号より作成される復調用クロツク信号の周
期に比して、記録波長を小さくし、クロツクを再生信号
から正確に作成する。
又、磁化反転間隔の最大値と最小値の比を小さくし、
再生信号の波形干渉(パターンピークシフトと称してい
る。)を小さくして同上の誤りを生じにくくすることが
可能となる。又、データに対応する符号をテーブルに持
ち、それぞれ対応づけを行うことにより、符号化するデ
ータ処理装置を提供することが可能となる。又、データ
に対応する符号をテーブルに持ち、それぞれ対応づけを
行うことにより、符号化し、更にDCフリー化された符号
を作成するデータ処理装置を提供することが可能とな
る。
[実施例] 前述したが一般的に符号化方式は、元のデータmビツ
トを、隣接するビツト“1"の間に入るビツト“0"の個数
を最少d個、最大k個で制限されるnビツト符号に変換
し、この符号をNRZI変換したものが記録波形パターンと
なる。つまり符号ビツト“1"を反転、符号ビツト“0"を
反転なしに対応させたものが記録波形パターンとなる。
符号化方式は一般に(m,n,d,k)という4つのパラメー
タで表現される。
次に上記パラメータを用いた用語について説明する。
T:データビツト間隔 DSV(Digital Sum Variation,累積電荷変動:符号をNRZ
I変換した記録波形パターンのHigh levelを+1、Low l
evelを−1としたときの記録波形パターンについての積
分値。DSVが限りなく大きくなる可能性があるときその
符号は直流成分を持っている。DSVの変動範囲が有限の
ときDCフリーである。
CDS(Codeword Digital Sum):1つの符号の最初から最
後までのDSV。前記DCフリー符号について説明する。累
積電荷変動(DSV;Digital Sum Variation)が有限の符
号をいう。符号系列をNRZI変換した記録パターン系列中
でj番目に出現する記録パターンのi番目のデイジツト
をWjiとするこの記録パターン自体の電荷(Charge)Qj
で表わされる。これはデイジツトWjiが1のとき電荷+
1ディジットWjiが0のとき電荷−1を与えていること
に相当する。そしてi番目の記録パターンまでの累積電
荷は で定義され、DSVが有限であることをもってDCフリーと
いう。
以上の説明を踏まえて以下には上記記号を用いて読み
とる。
又、従来から符号化方式の代表的なものとして、 (1)A.M.Patel,“Encoder and Decoder for a Byte−
Oriented(0,3)8/9code",IBM Technical Disclosure B
ulletin,Vol.18,No.1 June 1975(p248) (2)A.M.Patel,“Charge−Constrained Byte−Orient
ed(0,3)Code",IBM Technical Disclosure Bulletin,V
ol.19,No.7 December 1976(p2715) があげられる。(1)は(8,9,0,3)符号化方式であ
り、(2)は(1)の(8,9,0,3)符号を2個連結した
後接続ビツトを2ビツト付加することによってDCフリー
符号としたものであり、結果としてDCフリー(8,10,0,
3)符号となっている。
でかつDCフリーとなっている。しかし、この方式は符号
を2個連結した後、つまり18ビツト後にしかDCフリーに
するための接続ビツトが付加できないためDSV(信号の
直流成分)の変動範囲が有限ではあるが大きくなってし
まう。その結果、実際の装置では、デジタルVTR等、磁
気デイスク等の高密度記録を行う装置においては、DC成
分はカツトされるものであり又、光デイスクでは、信号
のDC成分はカツトされないが、再生アンプが交流増幅を
用いるので、DC成分はカツトされてしまい、再生信号に
歪が生じ復号時の誤り率の増加につながる問題がある。
なお、符号化方式について、重要なことを述べると、
Tminについては、高周波成分を含まず、帯域制限の影響
を受けにくくするため、Tminは大きい方が良い。又、Tw
は、パルス間の区別がつきにくくならないように大きい
方が良い。又、Tmaxはできるだけ小さく、TminとTmaxの
差を小さくして同期をとりやすく、又低周波成分を少な
くするため、Tmaxは小さい方が良い。
以下、本発明について図面を参照し、詳細に説明す
る。第2図は磁気デイスク、光デイスク等のデイジタル
変調方式を行なう電子機器の構成ブロツク図である。1
は情報源又はその入力部であり、2は情報源1の情報の
冗長性を制御するための情報源符号化部である。なお、
帯域圧縮は、アナログ的に伝送周波数帯域を圧縮するも
ので、高能率符号化はデイジタル的に、1画素(標本
値)当りの平均ビツト数を低減しようとするもので、そ
の意味からは振幅圧縮に近い。3は通信路、伝送路チヤ
ンネル符号化部で、誤り訂正、デイジタル変調等が含ま
れる。4は上記磁気デイスク、光デイスク等の記録再生
系である。又5,6は上記符号化部2,3で符号化データを復
号化するための復号化部である。7は以上の処理によっ
て得られた情報を出力する出力部である。
第3図は、上記記録再生系4の1例を示す構成図でビ
デオデイスクに応用した例である。
先ず信号記録系から述べる。入力データに基づき信号
源8からのドライブ信号により光源9例えば半導体レー
ザは点滅発光をする。なお、信号源8は第2図における
符号化部2,3を含んでいる。光源9により発光された光
束はコリメーターレンズ10により平行光束となり、グレ
ーテイング11、偏光板12透過反射率が偏光依存性を有す
る光学素子13を通過する。そして対物レンズ14により、
垂直磁気記録媒体15上に点像を作る。半導体レーザー光
は、光学素子13に対して大略P偏光となつているが、偏
光板12も偏光方向をP方向に設置されている。
グレーテイング11はトラツキング検出用のサブ・スポ
ツトを対物レンズ14にて垂直磁気記録媒体15上に結ばせ
る為の光束角度分離を行なう。
この時グレーテイング11の作用により記録体15上には
3個の点像が出来る。この3つの点像のうち再生の際の
トラツキング信号検出に用いる2つの点像はグレーテイ
ング11の±1次回折光、残りの1つは非回折光(零次
光)である。グレーテイング11による回折効率の設定に
より、この2つの点像では信号記録を行なわず、非回折
光のみの点像で信号記録を行なうのは容易である。
円筒レンズ16と4分割デテクター17との組合わせは、
点像を焦点正しく結ぶ為に対物レンズ14の位置を調整す
る為のオートフオーカス信号を得る為のものである。
4分割デテクター17からの信号は、信号分配器18で2
系統に分割し、一方はオートフオーカス信号、一方は記
録信号の出力、モニター用とする。なお、この出力は第
2図で説明した復号化部5,6、情報出力部7を含めてい
る。
また記録時はトラツキング信号検出用デテクター19,2
0からの差動信号はOFF状態とする。
次に、信号再生系について述べる。
信号源8から一定レベルの信号を与え、光源9を一定
光量発光状態とする。また、この時の光量は先に述べた
如く記録された磁区パターンが反転しない程度の光量に
調整される。コリメーター10、グレーテイング11、偏光
板12、光学素子13を透過した光束は対物レンズ14により
記録体上に3ケの点像を結ぶ。記録体15からの光束はカ
ー効果により偏光面の変調を受けており、光分割光学素
子13と検光子21との系でデテクター17,19,20には明暗の
変調状態となり入射する。デテクター17からの信号は2
系統に分配し、一系統はオートフオーカス信号、他方は
再生用信号とする。またデテクター19,20の信号を差動A
MP22で差分し、その信号を持って対物レンズを左右に揺
動させトラツキングを行なう。
尚、光学素子13の作用により再生系では高いコントラ
ストの明暗パターンが検出され得る。尚、記録時と再生
時の間での光量調整手段として、光学素子13と記録媒体
15との間にフアラデイー回転素子を入れることができ
る。フアラデイー回転素子は、例えばYIG(イツトリウ
ム・鉄・ガーネツト)結晶や希土類がドーブされたガラ
ス等で作られているもので、磁場を印加することにより
光束の偏光面を回転することができる。このフアラデイ
ー回転素子を用いる理由は以下の如きである。
記録時の記録体15からの反射光の偏光方向と、再生時
のカー回転を受けた反射光の偏光方向とは異なる。従っ
て、反射光束が光分割光学素子13により入射光束と分離
され、検光子21を透過する光量が異なる。
また、再生時には、記録された磁区パターンが反転し
ないように、光源の発光光量を記録時より下げなければ
ならないので、この要因によっても検光子21を透過する
光量は記録時と再生時とで異なる。
円筒レンズ16を通して、記録信号並びにオートフオー
カス信号を検出するための4分割デテクタ17に導びかれ
る光束の光量が大幅に異なると、記録時と再生時でデテ
クタ17の感度切り換えを行なう必要性が生じる。
フアラデイー回転素子は記録時に適当に磁場をかけ、
記録光束の偏光面を回転させることにより、光学素子13
と検光子21との組合せでデテクタ17に入る光量を調整
し、上記問題の解決を行なうものである。
なお、本例では、ビデイオデイスクについて述べた
が、これに限る必要は全くなく、ワークステーション、
プリンタ、ホストコンピユータ、デイスク装置等からな
る構築されるネツトワークにおけるデータ処理にも適用
できる。
次に、本発明である符号化方式(第2図における1,2,
3に相当)について説明を行う。D.T.Tang and L.R.Bah
l,“Block Codes for a Class of Constrained Noisele
ss channels",Information and Control,Vol.17,1970,P
436によると長さnビツトのk制限符号つまりd=oで
kが有限値の符号の個数は次のNk(n)で求まることが
証明されている。
この式を使って計算した結果を第3表に示す。
この第3表によりn=10でk=2(d=o)なる符号
の数は504個あることがわかる。しかしこれらの符号を
連結させていくときに第4図に示したように符号間の接
続部でk=2の制限が破れることがある。しかし、第5
−1図の様に10ビツト符号を構成できると符号の連結に
よってもk=2の制限が破れることはない。
つまり第5−1図(a)は最初のビツトが必ず1であ
る符号であり最後が1で中間の8ビツトはk=2のk制
限符号である。これは第3表より149個存在する。第5
−1図(b)は最初のビツトが必ず1である符号であり
最後の2ビツトが10で中間の7ビツトがk=2のk制限
符号である。これは第3表より81個存在する。第5−1
図(c)は最後のビツトが必ず1である符号であり、最
後の3ビツトが100で中間の6ビツトがk=2のk制限
符号である。これは第3表より44個存在する。
以上より第5−1図の様に構成された連結してもk=
2の制限の破れないk制限符号の個数は、274個存在す
る。これを第5表に示す。
次に、データを8ビツト毎に分離し、これを10ビツト
の符号に変換することを考える。すると、8ビツトデー
タは28=256通り存在し、第5−1図の10ビツト符号の
個数274個より小となっている。よって274個の符号の中
から適当に256個を選び出し、これを256個の8ビツトデ
ータと1対1に対応させることによって(m,n,d,k)=
(8,10,0,2)符号が実現できることがわかる。8ビツト
毎のデータを10ビツト符号に変換する場合には、k=2
で28=256個に対して第4表又は第5表に示した符号の
中から対応させればよい。ここで、第4表は、1〜230
を第5表と同じく、第5−1図(a)の149個と、第5
−1図(b)の81個とし、231〜311は最初の2ビットを
01、最後の1ビットを1とし、中間の7ビットをk=2
のk制限符号とするもので第5−1図(b)と同様81個
存在する。また、312〜355は、最初の2ビットを01、最
後の2ビットを10とし、中間の6ビットをk=2のk制
限符号とするもので第5−1図(c)と同様44個存在す
る。以下では、第5表を用いるものとする。この変換テ
ーブルをROMに設けていればよい。
次に、符号変換の符号表の作成方法について説明す
る。
次に第5−1図(a),(b),(c)の各符号の具
体的作成の実施例を述べる。これは第5−2図の状態遷
移図に従うとよい。ここでS1,S2,S3は3つの状態でS1が
初期状態である。Cは符号ビツトを示す。第6図に1例
として第5−1図(c)の6ビツトのk=2のk制限符
号の作成方法を示す。第5−1図(a)(b)について
も同様である。第6図を具体的に説明する。第6図に示
す様に符号C1,C2,……C6を000000,000001,……と順に増
加させ、該第5−2図の状態遷移図を満たす(第5−2
図の“stop"に進まない)かどうかを判定すればよい。
例えば、000000であれば、S1→S2→S3と進み3つめの0
で“stop"に進み、この符号が第5−1図の(c)を満
たさないことがわかる。なお、その他の符号変換につい
ても同様で、一般に符号の1と1の間に0の数が最少d
個、最大k個の制限がある場合の符号の作成の為の状態
遷移図を第5−3図に示す。つまり状態をk+1個を設
け、状態1(S1)から状態d+1(Sd+1)までは、1
があれば遷移図から飛び出しstopとなる。0であれば順
に状態S1,S2……に進み、状態d+1から状態k+1ま
では、0であれば順に次の状態に進み、1がでれば状態
S1に戻る。又、状態k+1で0がくれば遷移図から飛び
出しstopとなる。このstopとなった場合の符号は制限を
満たさないということである。
次に1つの符号毎、つまり10ビツト毎にDCフリーにす
る為の操作を行ない、DSV(Digital Sum Variation)の
変動範囲を小さくし、直流変動の抑圧効果の大きいDCフ
リー符号を作る説明を行なう。第7図は、符号化の構成
ブロツク図で第2図における1,2,3に相当する部分の構
成ブロツク図である。まず以下に、上記ブロツク図にお
いて行われる符号化のアルゴリズムについて説明する。
STEP1:DSV=0,P=0をセツト STEP2:前述の符号化方式によって、8ビツトデータを10
ビツトの符号(Wと名付けるまたWの先頭ビツト(必ず
1である)をW1と名付ける)変換する。
STEP3:CDSを計算する。
STEP4: (i)もしP=0かつsign DSV=sign CDSならばW1
反転させDSV=DSV−CDSとセツトする。
(ii)もしP=0かつsign DSV≠sign CDSならばW1
無反転でDSV=DSV+CDSとセツトする。
(iii)もしP=1かつsign DSV=sign CDSならばW1
は無反転でDSV=DSV−CDSとセツトする。
(iv)もしP=1かつsign DSV≠sign CDSならばW1
反転させDSV=DSV+CDSとセツトする。
STEP4の操作終了後の符号WをW′と名付ける。
なおPを“1"の数が偶数なら0とし、奇数なら1となる
フラグである。また符号WをNRZI変換した2値信号のHi
gh level(1)を+1とし、Low level(0)を−1と
して、この総和をとった値をCDS(Codeword Digital Su
m)とする。ただしWをNRZI変換した2値信号はLow lev
elから開始させるものとする。またsign CDSは、CDSの
極性を示す(+or−)但し、CDSが0のときsing CDSは
+とする。
STEP5:P=P(w′のP) ただしは排他的論理和を示す。w′を符号として出力
する。
STEP6:次の符号化を行うためSTEP2にジヤンプする。
上記アルゴリズムの説明に基づき、第7図の説明を行
う。第7図の入力端子より入力された8ビツト毎のデ
ータは30のシフトレジスタに入力されこれにより前述の
ルツクアツプテーブル方式によりROM31より対応する10
ビツト符号を読み出し32のシフトレジスタにパラレルに
入力される(上記アルゴリズムのSTEP3)。この10ビツ
ト符号は同時に33のシフトレジスタにも入力される。33
にロードされている10ビツト符号は34のNRZI変換器に通
され、NRZI変換される。このNRZI変換された符号の“1"
の数を35のCDSカウンタAにより、また“0"の数を36のC
DSカウンタBによりカウントし、それぞれの値は37及び
38のレジスタA、レジスタBに蓄積される(上記アルゴ
リズムのSTEP3)。34のNRZI変換器は第8図で構成さ
れ、第8図のは入力端子、39は排他的論理和回路、40
は1ビツトの遅延素子、Dは出力端子を示す。又CDSの
計算は第7図の減算器41によって37のレジスタAの内容
から38のレジスタBの内容を引くことにより求まり、こ
の結果は42のCDSレジスタに蓄えられる。
次に、上記アルゴリズムのSTEP4であるが(i)〜(i
v)の場合分けは と同値であり、この判別は43の論理回路で行なう。ただ
しPは第7図44の値であり1か0である。Cqは42のCDS
レジスタのMSBであり、dqは45のDSVレジスタのMSBであ
る。レジスタの内容は2の補数表示であるのでMSBが1
のとき負であり、0のとき正なる数を示すためDSVとCDS
の極性の比較はcqとdqの比較のみでよい。は排他的論
理和を示す。上記4つのフラツグ信号をもとに43の論理
回路はもし(i)のフラツグがたっておれば46のW1のビ
ツトを反転させDSV=DSV−CDSの演算を47の加減算器で
行なわせ、演算結果を45のDSVレジスタに格納する。第
9図に上記4つのフラツグ信号の発生回路の具体例を示
す。なお詳細は省略する。以上の様にしてSTEP4が終了
する。次にSTEP5であるが、符号w′をシフトレジスタ3
2より出力し48の出力端子より出力するとともに48の
PフリツプフロツプAにてw′の中の1の個数の偶奇を
識別する。つまり1の個数が偶数のとき48は0となり、
奇数のとき1となるようにする。これは48のフリツプフ
ロツプの初期値を0としておき1がくるたびに反転する
ようにすればよい。この内容は49のバツフアに蓄えられ
る。そして50の排他的論理和回路部によりバツフア49と
P44の内容の排他的論理和がとられその結果が44のPに
格納される。以上でSTEP5が終了し、再びSTEP2に戻り同
様のことをくり返すわけである。
以上、詳述したように、本願発明の方式(8,10,0,2)
符号によれば であり、従来方式で代表的な(8,9,0,3)では であり、例えばこの方式と本方式を比較すると本方式で
はTminやTwの若干の減少でTmaxが大幅に減少できてお
り、同期がとりやすく、低周波成分のより少ない方式と
なっている効果がある。なお他の方式と比較しても同様
である。又、(8,10,0,2)符号を使ってDCフリー符号を
実現したものである。また、第5−1図に示した274個
の符号の中から256個を選ぶに再し、第5−1図(a)
の符号194個と第5−1図(b)の符号81個と第5−1
図(c)の符号の中から26個を選ぶことにより符号の連
結部分でk制限の破れる場合の数が最少とでき効率的な
符号化が行なえる効果がある。
又、本方式は(8,10,0,2)符号を基にして作っている
ため、10ビツト符号の連結部分でのみk=2が破れる可
能性を有する。したがって従来方式よりも低周波成分が
少なく同期もとりやすいDCフリー符号が作れる効果があ
る。
本方式は1つの符号毎つまり10ビツト毎にDCフリーに
するための操作(符号の先頭ビツトW1の反転あるいは無
反転の操作)を行なうため、DSV(Digital Sum Variati
on)の変動範囲が小さく、直流変動の抑圧効果の大きい
DCフリー符号が作れる効果がある。なお本発明は、8ビ
ツトから10ビツトの符号化に限らず、その復号化におい
ても、本発明を逆に用いれば同様に適用でき、又、8ビ
ツトに限らず4ビツトから5ビツトの符号化又、上記以
外の例えば3ビツトから7ビツト等の符号化又は復号化
においても、それぞれ同様に適用できる。又、以上説明
したように、本発明によれば、効率の非常に高い、又高
精度のデータの取扱いが可能な電子機器を提供すること
ができる。
第10図は第7図に示したブロツク図の他の構成例で、
第7図に示したDCフリー化するためのハード構成をROM
化したものである。30は前記同様に端子からのシリア
ルデータ系列200をパラレルデータに変換するシフトレ
ジスタで、CLK201例えば8MbPSで駆動されている。このS
/P変換器30を出力をラツチ53がラツチし、そのパラレル
出力を8−10変換テーブルを格納したROM50及び、ワー
ドパリテイを出力するROM51、前述のCDSの値を算出する
ためのROM52に転送する。なお、55,56,57はラツチ回路
部である。ROM52、ラツチ部57の出力は、EX−OR回路61
〜68を介し、前述のDSVを出力するための加減算器54に
転送される。なお、58もラツチ回路部である。ROM50か
らの出力符号は、ラツチ回路部55を介して、P/S変換器5
9に転送されるが、符号のMSBはラツチ回路部55のポート
Q10から信号ライン208、EX−OR回路75を介して、該P/S
変換器のポートJに入力される。なお206は該パラレル
信号(符号)の取り込みを指示するLord信号である。ポ
ートQJ及び出力204は、クロツク205に基づいて変換され
たシリアルデータが出力される。
203は、ラツチ回路部55,56,57を駆動するためのクロ
ツク入力、207はフリツプフロツプ60、ラツチ回路部58
を駆動するためのクロツク入力、75,74,73,71,69はEX−
OR回路である。なおブロツク図な詳細な動作説明は後述
する。
第11図は、第10図に示したブロツク図の動作タイミン
グである。まずデータを搬送するためのデータ用CLKに
よって、データ系列(シリアル)が、S/P変換器30に、2
00に示すように入力される。なおS/P変換器30用のCLK20
1は、上記データ用CLKを反転したものである。該CLK201
に基づいて、S/P変換器30においてシリアルの8ビツト
のデータを8ビツトのパラレルデータに変換した後、該
パラレルデータをCLK202のリードクロツクにより、ラ
ツチ回路部53に取り込む。そして、ROM50,51,52にデー
タを転送し、所定の符号に変換する。そしてラツチ回路
部55,56,57は、CLK203の(out clock)の入力に基づ
き、上記符号を取り込みP/S変換器59に転送する。その
後、所定時間経過後(第11図では3クロツク経過後)、
P/S変換器59の、データ出力の為のLord信号206を出力
し、符号用CLK205に基づいて、符号204の先頭ビツトを
まず204から出力する。このとき、ラツチ58、フリツプ
フロツプ60を駆動するCLKが1パルス発生し、後述する
が符号の先頭ビツトの反転等の為の信号が出力する。
又、その後、上記符号用CLK205に基づいて、計10ビツト
の符号が204から出力される。なお、上記反転の制御は
先頭ビツトW1が最初から“1"であり、この1と確定して
いるW1を利用して、W1を反転無反転することにより行う
わけである。
以上の構成において、8ビツト→10ビツト符号変換及
び前述のDCフリー化のアルゴリズムについて説明する。
まずSTEP1において、DSVの出力つまり加減算器54、ラツ
チ回路部58のポートQ1〜Q8→ポートA1〜A8を0としてフ
リツプフロツプ60のP=0とする。
次にSTEP2において、前述の8ビツト→10ビツト変換
により、ラツチ55から10ビツトの符号を出力する(ポー
トQ10からの出力、先頭ビツトをW1とする)。
次にSTEP3においてCDSをROM52、ラツチ57によって算
出する。ここで、次のSTEP4における処理について詳細
に説明する。まず条件「(i)もしP=0かつSign DS
V=Sign CDSならばW1を反転させDSV=DSV−CDSとセツ
トする。」について説明する。CDS,DSVの極性は、それ
ぞれラツチ回路部57の出力ポートQ8、ラツチ回路部58の
出力ポートQ8の出力(0(極性が+)が1(極性が
−))が一致するかどうかを判断すればよい。これは信
号ライン213と214のEX−OR69で判明する。つまり、EX−
OR69の出力215は両者の符号が一致していれば0、一致
していなければ1となる。今、EX−OR69の出力215が0
で、符号のパリテイが、偶数で0の時つまり、P=0、
Sign DSV=Sign CDSの時EX−OR71の出力は0となり、
インバータ72の出力は1となる。よって信号ライン209
を介してEX−OR75の一方の入力に1が入力されるので、
EX−ORの出力はラツチ55のポートQ10からの出力ビツト
を反転させることになる。
又、出力215が0であることから、インバータ70の出
力217は1となる。よって、ラツチ回路部57の出力Q1〜Q
8を入力の1つとするEX−OR回路61〜68のもう1つの入
力をすべて1にするため、上記EX−OR回路61〜68の出力
は該出力Q1〜Q8を反転した出力が得られ、加減算器54に
その符号が入力される。これは、2つの補数を算出して
いるもので、例えばDSV=00000010、CDS=00000001とす
ると、DSV−CDS=00000001であるが、まず、CDSの各ビ
ツトをすべて反転させ、更に出力217及びキヤリー信号C
0により1を加算する。よって、CDS=11111111となって
いる。ここで、加減算器54で、DSVと▲▼を加算
すると00000001となり、新たなDSVは、DSV−CDSとなっ
ている。
以上のことから明らかなようにP=0で、Sign DSV
=Sign CDSならばW1を反転し、DSV=DSV−CDSとなる。
以下同様にして、条件「(ii)もしP=0かつSign
DSV≠Sign CDSならばW1は無反転でDSV=DSV+CDSとセ
ツトする」について説明する。Sign DSV≠Sign CDSの
場合、つまりDSVのMSBであるラツチ58のQ8とCDSのMSBで
あるラツチ57のQ8の符号が異なる場合つまりEX−OR69の
出力215が1の時、又、今、P=0よりフリツプフロツ
プ60の出力216が0であることにより、EX−OR71の出力2
18は1となり、よってインバータ72の出力は0となる。
従ってEX−OR75の入力の一方に0が入力されるのでEX−
OR75の出力は、ラツチ回路部55のポートQ10の符号が、
反転せずつまり、W1は無反転でそのまま出力される。一
方、上述したように出力215が1であるので、インバー
タ70の出力217は0となり、条件(i)の場合とは異な
り、CDSは、その値のまま、加減算器54に入力され新た
なDSVは、DSV=DSV+CDSとして算出される。以上の説明
から明らかな如く、P=0で、かつSign CDS≠Sign D
SVの時、新たなDSV=DSV+CDSとなる。
次に条件(iii)もしP=1かつSign DSV=Sign CD
Sならば、W1は無反転でDSV=DSV−CDSとセツトする」に
ついて説明する。Sign DSV=Sign CDSであるのでEX−
OR69の出力は0となる。又、P=1よりEX−OR71の出力
218は1となりインバータ72の出力は0となって、上記
条件(ii)において説明したようにW1は反転しない。
又、インバータ70の出力が1となることにより、CDSの
各ビツトが飛べて反転し、さらにキヤリー信号C0により
+1され、CDSの2の補数が算出され、新たなDSVは、DS
V=DSV−CDSとなる。
次に条件「(iv)もしP=1かつSign DSV≠Sign C
DSならばW1を反転させ、DSV=DSV+CDSとセツトす
る。」について説明する。Sign DSV≠Sign CDSよりEX
−OR69の出力215は1となる。又、P=1より、EX−OR7
1の出力は0で、インバータ72の出力は1となり、EX−O
R25により、W1が反転される。一方、215が1であること
から、インバータ70の出力は0となりCDSはそのまま、
加減算器54に転送され新たなDSVはDSV=DSV+CDSとな
る。
以上の条件をさらに詳細に説明する。また、前提とし
てワード単位の直流成分CDSと、積算された直流成分DSV
が、同符号の場合は、さらに直流成分が増加傾向にある
ためDCフリーとするため新たなDSVをDSV=DSV−CDSとし
て、直流成分を減少するようにし、両者が異なる符号で
あった場合は、そのまま加算してつまり、新たなDSVをD
SV=DSV+CDSとして直流成分を減少させようとするわけ
である。そしてこれは、実際の符号の先頭ビツトW1を反
転させる事によりCDSの極性の切換えを行う訳である。
つまり、 の場合CDSは明らかに−2となっているが、Wの先頭ビ
ツトW1を反転させるとこの場合は1であるから となり、明らかにCDS=+2となり極性が反転している
訳である。次にパリテイPと上記先頭ビツトW1との関係
の説明を行う。前述のW1の説明では符号の最初がLowレ
ベルとして、判断したが、1つ前の符号によっては、ハ
イレベルの場合がある。つまり同じW=0011でも、最初
がハイレベルであった場合は となりCDS=+2となる。この最初のレベルがパリテイ
Pに関係あるわけである。つまり、今現在、CDSの値;
極性の切換を行いたい符号以前のパリテイPが、偶数で
あるか、奇数であるかでそれぞれ、該最初のレベルがハ
イかLowになる。つまり、奇数であれば上述の1,0,1,1の
ように最後にハイレベルとなり、偶数であれば、例え
ば、 となり最後にローレベルとなる。
ここで、更に上記条件(i)について説明する。
(i)ではSign DSV=Sign CDSより直流成分を減らすべ
く、DSVの値からCDSの絶対値を引くわけである。今、P
=0であるので、CDSの値は、正規の値(CDSは常に最初
の基準レベルをLowとして計算している)であるので、
先頭W1を反転させ、極性をDSVと逆にして、DSVに加える
のである。条件(iii)も同様であるがP=1であるの
で、実際にはDSVとCDSの値は逆極性であるので、W1を反
転させずに、このまま加えるわけである。又、条件(i
i)はSign DSV≠Sign CDSであるので、P=0であれば
そのままCDSとDSVを加え、DSVからCDSの絶対値が引か
れ、直流成分が、減少するようにしている。また、条件
(iv)では、条件(ii)と同様にSign DSV≠Sign CDSで
あるがP=1であるので、最初のレベルを考慮すると実
際には極性が同じであるのでW1を反転させて、加算する
わけである。なお、第10図において前回のパリテイから
次のパリテイの切換えを行う部分はW1の反転無反転及
び、次のパリテイの値の出力は前回のパリテイ出力が21
6でW1を反転させる信号出力が212、次のパリテイの反転
を行う部分がEX−OR73である。詳細は第8表参照のこ
と。
以上、説明したSign DSVとSign CDSとの比較を第6表
に、W1の反転,無反転の関係を第7表に、WとW′のパ
リテイの関係を第8表に示す。
なお第10図で、説明した構成は8ビツト→10ビツトに
限る必要はなく、どのような組合せであってもよいこと
は言うまでもない。
[発明の効果] 以上、詳述したように本願発明により高周波成分を含
まず、帯域制限の影響を受けにくくするべく、Tminをで
きるだけ大きくし、又、Twをパルス間の区別がつきにく
くならないように大きくし、TminとTmaxの差を小さくし
て同期をとりやすく、低周波成分を少なくするため、Tm
axは小さくしたデータ処理装置を提供することが可能と
なった。
又、磁化反転間隔を長くし、前後の磁化反転による磁
気遷移が互いに干渉を受けず、再生時復号時の誤りを生
じないようにすることが可能となった。
又、記録波長に対しての再生時の復調位相余裕(Tw)
(後述)を大きくし、同上の誤りを生じないようにする
ことが可能となった。
又、再生信号より作成される復調用クロツク信号の同
期に比して、記録波長を小さくし、クロツクを再生信号
から正確に作成することが可能となった。
又、磁化反転間隔の最大値と最小値の比を小さくし、
再生信号の波形干渉(パターンピークシフトと称してい
る。)を小さくして、同上の誤りを生じにくくすること
が可能となった。
又、データに対応する符号をテーブルに持ち、それぞ
れ対応づけを行うことにより符号化するデータ処理装置
を提供することが可能となった。
又、データに対応する符号をテーブルに持ち、それぞ
れ対応づけを行うことにより符号化し、更にDCフリー化
された符号を作成するデータ処理装置を提供することが
可能となった。
又、磁気デイスク,光デイスク,データ伝送装置等の
電子機器において、2進データ系列をデータ処理に適し
た2進符号系列に変換する2進データの符号化又は復号
化等のデータ処理を提供することが可能となった。
また、mビットのデータからnビットの符号への変換
を第1の変換テーブルにより実行すると共に、このnビ
ットの符号をNRZI変換した信号の1符号の累積電荷変動
の計算を、第2の変換テーブルによる変換によりmビッ
トのデータから直接求めるようにしたので、mビットの
データからnビットの符号への変換の結果を待たずに、
その符号をNRZI変換した信号の累積電荷変動の計算を実
行でき、処理の高速化を図ることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の符号化方式の1例の説明図、 第2図は、磁気デイスク,光デイスク等のデイジタル変
調方式を行なう電子機器の構成ブロツク図、 第3図は、記録再生系の1例を示す構成図、 第4図は、符号を2個連結した時にk=2の制限が破れ
る場合の説明図、 第5−1図は、k=2の制限が破れることがない符号の
個数の説明図、 第5−2図は、符号作成の状態遷移図、 第5−3図は、符号作成の一般化した状態遷移図、 第6図は、第5−1図(c)の6ビツトのk=2のk制
限符号の作成方法を示す図、 第7図は、符号化の構成ブロツク図、 第8図は、NRZI変換器の構成ブロツク図、 第9図は、4つのフラグ信号の発生回路例を示す図、 第10図は、第7図に示したブロツク図の他の構成例を示
す図、 第11図は、第10図に示したブロツク図の動作タイミング
を示す図。 50,51,52はROM、54は加減算器、204はコード出力、200
はシリアルデータ系列、3はチヤネル符号化、5は復号
化。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】mビットの2進データ系列を入力する入力
    手段と、 該入力手段より入力されたmビットの2進データ系列を
    nビット(n>m)の2進データ符号に変換する第1の
    変換テーブルと、 前記入力手段より入力されたmビットの2進データ系列
    を、該2進データ系列を前記第1の変換テーブルにより
    変換して得られるnビットの2進データ符号をNRZI変換
    した場合の信号波形の高レベルを+1、低レベルを−1
    として計算した1符号の累積電荷変動の値に変換する第
    2の変換テーブルと、 2進データ符号のパリティを記録するパリティ記憶手段
    と、 2進データ符号をNRZI変換した信号波形の累積電荷変動
    を記憶する電荷記憶手段と、 前記パリティ記憶手段に記憶されたパリティの値と、前
    記電荷記憶手段に記憶された累積電荷変動の値の符号
    と、前記第2の変換テーブルによって変換された1符号
    の累積電荷変動の値の符号とに基づいて、前記第1の変
    換テーブルによって変換された2進データ符号の先頭ビ
    ットを反転させ、または不変とする論理回路手段と、 前記パリティ記憶手段に記憶されたパリティの値と、前
    記電荷記憶手段に記憶された累積電荷変動の値及び符号
    と、前記第2の変換テーブルによって変換された1符号
    の累積電荷変動の値及び符号とに基づいて、新たな累積
    電荷変動の値を計算し、前記電荷記憶手段に記憶させる
    累積電荷変動計算手段と、 前記パリティ記憶手段に記憶されたパリティの値を、該
    パリティの値と前記論理回路手段によって処理した後の
    前記2進データ符号のパリティの値とに基づいて更新す
    るパリティ更新手段と、 前記論理回路手段によって処理した後の前記2進データ
    符号を出力する出力手段とを有することを特徴とするデ
    ータ処理装置。
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