JP2613772B2 - 感熱記録材料 - Google Patents

感熱記録材料

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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、感熱記録材料に関し、更に詳しくは、支持
体と感熱発色層との間に発泡層を設けることにより諸特
性を改善した感熱記録材料に関する。
〔従来技術〕
通常、無色ないし淡色の発色性ロイコ染料と有機酸性
物質のような顕色剤とが熱時、溶融反応して発色するこ
とは古くから知られており、この発色反応を記録紙に応
用した例は、特公昭43−4160号公報、特公昭45−14039
号公報等に開示されており公知である。これらの感熱記
録シートは計測用レコーダー、コンピューター等の端末
プリンター、ファクシミリ、自動券売機、バーコードラ
ベルなど広範囲の分野に応用されているが、最近はこれ
ら記録装置の多様化、高性能化が進められるに従って、
感熱記録シートに対する要求品質もより高度なものとな
っている。例えば、サーマルヘッドの高速化に伴い微小
な熱エネルギーでも高濃度で鮮明な画像を記録でき、か
つスティッキング、ヘッドカス等のヘッドマッチング性
が良好な感熱記録シートが要求されている。
感熱記録シートの発色は、発色性ロイコ染料及び顕色
剤の両方又はいずれかが、サーマルヘッドから供給され
る熱エネルギーによって溶解し、反応するものである
が、発色感度を向上する方法の一つとしては、ロイコ染
料及び顕色剤よりも低い温度で溶融し、かつ両者を溶解
する能力の高い化合物(一般に熱可融性物質と呼ばれ
る)を添加する方法が広く知られており、種々の化合物
が下記公報に開示されている。例えば、特開昭49−3484
2号公報にはアセトアミド、ステアロアミド、m−ニト
ロアニリン、フタル酸ジニトリル等の含窒素化合物が、
特開昭52−106746号公報にはアセト酢酸アニリドが、特
開昭53−39139号公報にはアルキル化ビフェニルアルカ
ンが開示されている。
しかしながら、近年は特にサーマルファクシミリ分野
での高速化が進みサーマルヘッドを高速駆動させること
が一般化しつつあり、この場合ヘッド周囲の蓄熱のため
に感熱記録シートが連続記録中に地肌部が発色したりす
る(余熱発色)等という不都合があるため、発色開始温
度を低下させることなく、動的発色感度を高めることが
課題となっている。しかし、前記の化合物では、静的発
色感度は向上するが大量に感熱発色層中に添加しないと
十分な動的発色感度が得られず、また、その場合にサー
マルヘッドの溶融物の付着(ヘッドカス)が多かった
り、スティッキングを生じたり、更には融点が低すぎる
場合には、感熱記録シートの保存性(地肌カブリ)を低
下させたりして十分満足のいく結果は得られない。
また、動的発色感度を向上する方法の一つとして、感
熱発色層表面の平滑性を向上させたり、あるいは発色層
中と発色反応に関与しない成分、例えば充填剤や結合剤
の含有量を少なくし、発色成分の密度をあげたりする方
法もある。表面の平滑性を向上させるには通常スーパー
カレンダー等により、カレンダーがけすることによって
容易に達成しうるが、地肌が発色したり、表面光沢度が
高くなったりして記録紙としては外観をはなはだ損ね
る。なお、感熱発色層には通常地肌の白さ保持のため
や、ヘッドのカス付着防止、スティッキング防止などの
ために炭酸カルシウム、クレー、尿素−ホルマリン樹脂
等の充填剤を添加したり、発色成分やその添加物の支持
体への固着のために水溶性結合剤を添加するが、これら
の含有量が少なくすることは、とりもなおさず、上記品
質の劣化を招き、不都合が生じてかかる方法も十分満足
のいく結果が得られない。
更に、サーマルヘッドからのエネルギーを有効に利用
することを目的として、支持体と感熱発色層との間に、
微小中空を含有する中間層を設けることが下記公報に開
示されている。例えば、特開昭59−5093号公報には支持
体と感熱発色層との間に微小中空球粒子を主成分とする
層が設けられており、また特開昭59−171685号公報では
支持体上に加熱によりガスを発生する発泡剤と熱可塑性
高分子の層を設け、ガスを発生させることによって断熱
層を設けている。更に、特開昭59−225987号には発泡性
プラスチックを発泡させた層に、充填剤と結合剤を含有
するアンダーコート層を積層させたものが提案されてい
る。
しかしながら、これらは発泡性が不充分で壁材に柔軟
性がなかったり、断熱性が不充分であったりあるいはサ
ーマルヘッドと感熱記録材料との密着性が不充分であっ
たりなどする場合があり、未だに満足のいく結果は得ら
れていない。
〔目的〕
本発明の目的は、スティッキングあるいはヘッドマッ
チング性等の他の性質を損わずに、微小な熱エネルギー
でも高濃度で鮮明な画像を記録できる、動的発色濃度が
高く且つ高感度な感熱記録材料を提供することにある。
〔構成〕
本発明によれば、支持体と感熱発色層との間に、発泡
性プラスチックフィラーを加熱発泡させて形成した発泡
層を設けてなる感熱記録材料において、該発泡性プラス
チックフィラーとして発泡倍率の異なる2種以上の発泡
性プラスチックフィラーを用いたことを特徴とする感熱
記録材料が提供される。
即ち、本発明の感熱記録材料は、支持体と感熱発色層
との間に、発泡倍率の異なる2種以上の発泡性プラスチ
ックフィラーを加熱発泡させて形成した発泡層を設けた
ものであるが、上記構成としたことから発泡倍率の異な
る2種以上の発泡性プラスチックフィラーが互に粒子間
の隙間を埋めていくため、表面均一性及び平滑度に優れ
た発泡層が形成され、発泡層の断熱層としての作用が向
上し、サーマルヘッドからの熱エネルギーが有効に感熱
発色層に吸収されて、熱感熱の向上したものとなる。
本発明においては、発泡倍率の異なる2種以上の発泡
性プラスチックフィラーを含有する層を支持体上に設け
た後、これを加熱して膨張させることによって発泡層が
形成されるが、使用する発泡性プラスチックフィラーの
発泡倍率と異なる程度は、通常最小の発泡倍率のフィラ
ーと最大の発泡倍率のフィラーとの発泡倍率比が1:1.5
〜20、好ましくは1:2〜10の範囲が適切である(発泡倍
率は体積を基準としたもの)。例えば、低発泡倍率のフ
ィラーとして発泡倍率5〜40倍のものを用い、且つ高発
泡倍率のフィラーとして発泡倍率40〜100倍のものを用
いるのが好ましい。この倍率比が1:20超過というように
大きくなると、発泡フィラーの粒子間の隙間が広がって
しまうので好ましくない。
本発明で使用する発泡性プラスチックフィラーは、従
来この種の感熱記録材料において公知のものである。詳
しく言うと、本発明の発泡層で用いる発泡性プラスチッ
クフィラーは熱可塑性物質を殻とし内部に低沸点溶媒を
含有する未発泡の微小中空状のプラスチック粒子であ
り、加熱により発泡膨張する。その粒子直径は未発泡状
態では2〜50μm、好ましくは2〜20μmであり、発泡
状態では3.4〜230μm、好ましくは3.4〜92μmであ
る。このプラスチックフィラーの殻となる熱可塑性樹脂
としては、例えばポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ
塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリル酸エス
テル、ポリアクリロニトリル、ポリブタジエン、あるい
はそれらの共重合体等が挙げられる。また殻内に含まれ
る低沸点溶媒としては、例えばメタン、エタン、プロパ
ン、イソブタン等の炭化水素が挙げられる。
支持体上に発泡層を設けるには、前記した発泡性プラ
スチックフィラーを未発泡状態で結合剤と共に水に分散
して発泡層塗布液を調製した後、該塗布液を紙、プラス
チックフィルム、合成紙等の支持体上に塗工し、加熱発
泡させればよい。
本発明において、前記の未発泡の発泡層を形成する際
に使用される結合剤としては、従来公知の水性高分子及
び(又は)水性高分子エマルジョンから適宜選択され
る。その具体例としては、水溶性高分子として例えば、
ポリビニルアルコール、殿粉及びその誘導体、メトキシ
セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシ
メチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロー
ス等のセルロース誘導体、ポリアクリル酸ソーダ、ポリ
ビニルピロリドン、アクリルアミド/アクリル酸エステ
ル共重合体、アクリルアミド/アクリル酸エステル/メ
タクリル酸三元共重合体、スチレン/無水マレイン酸共
重合体アルカリ塩、イソブチレン/無水マレイン酸共重
合体アルカリ塩、ポリアクリルアミド、アルギン酸ソー
ダ、ゼラチン、カゼイン等が挙げられる。また水性高分
子エマルジョンとしては、スチレン/ブタジエン共重合
体、スチレン/ブタジエン/アクリル系共重合体等のラ
テックスや酢酸ビニル樹脂、酢酸ビニル/アクリル酸共
重合体、スチレン/アクリル酸エステル共重合体、アク
リル酸エステル樹脂、ポリウレタン樹脂等のエマルジョ
ン等が挙げられる。
なお、支持体への発泡性プラスチックフィラーの塗布
量は、支持体1m2に対し未発泡フィラーとして少くとも1
g、好ましくは2〜5g程度である。また結合剤の使用量
は発泡層を支持体に強く結合させるような量でよく、通
常は該プラスチックフィラーと結合剤との合計量に対し
て5〜50重量%である。なお、加熱発泡温度は該プラス
チックフィラーの殻を構成する熱可塑性樹脂を軟化させ
る温度である。
また本発明においては、必要に応じ前記発泡層と感熱
発色層との間に、発泡層の表面をより均一化させる目的
で、充填剤と結合剤を主成分とするアンダーコート層を
設けることができる。
この場合の充填剤としては、この種の感熱記録材料に
慣用される充填剤中の一種又は二種以上を適宜選択する
ことができる。その具体例としては、炭酸カルシウム、
シリカ、酸化亜鉛、酸化チタン、水酸化アルミニウム、
水酸化亜鉛、硫酸バリウム、クレー、タルク、表面処理
されたカルシウムやシリカ等の無機充填剤の他、尿素−
ホルマリン樹脂、スチレン/メタクリル酸共重合体、ポ
リスチレン樹脂等の有機充填剤を挙げることができる。
またこの場合の結合剤としては、前記発泡層形成に関
連して示されたと同様の水溶性高分子及び水性高分子エ
マルジョンから適宜選択される。
このアンダーコート層は充填剤の塗布量が0.2g/m2
上、好ましくは0.5〜10g/m2程度になるようにするのが
よく、また該アンダーコート層中の結合剤含有量は通常
5〜50重量%程度である。
本発明においては、以上のようにして得られた発泡層
上に又は場合によりアンダーコート層上に、通常使用さ
れる公知のロイコ染料と顕色剤とを主成分とする感熱発
色層が設けられる。
本発明において用いるロイコ染料は単独又は2種以上
混合して適用されるが、このようなロイコ染料として
は、この種の感熱材料に適用されているものが任意に適
用され、例えば、トリフェニルメタン系、フルオラン
系、フエノチアジン系、オーラミン系、スピロピラン
系、インドリノフタリド系等の染料のロイコ化合物が好
ましく用いられる。このようなロイコ染料の具体例とし
ては、例えば、以下に示すようなものが挙げられる。
3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−フタリ
ド、 3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジ
メチルアミノフタリド(別名クリスタルバイオレットラ
クトン)、 3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジ
エチルアミノフタリド、 3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ク
ロルフタリド、 3,3−ビス(p−ジブチルアミノフェニル)フタリ
ド、 3−シクロヘキシルアミノ−6−クロルフルオラン、 3−ジメチルアミノ−5,7−ジメチルフルオラン、 3−N−メチル−N−イソブチル−6−メチル−7−
アニリノフルオラン、 3−N−エチル−N−イソアミル−6−メチル−7−
アニリノフルオラン、 3−ジエチルアミノ−7−クロロフルオラン、 3−ジエチルアミノ−7−メチルフルオラン、 3−ジエチルアミノ−7,8−ベンズフルオラン、 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−クロルフルオ
ラン、 3−(N−p−トリル−N−エチルアミノ)−6−メ
チル−7−アニリノフルオラン、 3−ピロリジノ−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、 2{N−(3′−トリフルオルメチルフェニル)アミ
ノ}−6−ジエチルアミノフルオラン、 2−{3,6−ビス(ジエチルアミノ)−9−(o−ク
ロルアニリノ)キサンチル}安息香酸ラクタム、 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−(m−トリク
ロロメチルアニリノ)フルオラン、 3−ジエチルアミノ−7−(o−クロルアニリノ)フ
ルオラン、 3−ジブチルアミノ−7−(o−クロルアニリノ)フ
ルオラン、 3−N−メチル−N−アミルアミノ−6−メチル−7
−アニリノフルオラン、 3−N−メチル−N−シクロヘキシルアミノ−6−メ
チル−7−アニリノフルオラン、 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフル
オラン、 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−(2′,4′−
ジメチルアニリノ)フルオラン、 3−(N,N−ジエチルアミノ)−5−メチル−7−
(N,N−ジベンジルアミノ)フルオラン、 ベンゾイルロイコメチレンブルー、 6′−クロロ−8′−メトキシ−ベンゾインドリノ−
ピリロスピラン、 6′−ブロモ−3′−メトキシ−ベンゾインドリノ−
ピリロスピラン、 3−(2′−ヒドロキシ−4′−ジメチルアミノフェ
ニル)−3−(2′−メトキシ−5′−クロルフェニ
ル)フタリド、 3−(2′−ヒドロキシ−4′−ジメチルアミノフェ
ニル)−3−(2′−メトキシ−5′−ニトロフェニ
ル)フタリド、 3−(2′−ヒドロキシ−4′−ジエチルアミノフェ
ニル)−3−(2−′メトキシ−5′−メチルフェニ
ル)フタリド、 3−(2′−メトキシ−4′−ジメチルアミノフェニ
ル)−3−(2′−ヒドロキシ−4′−クロル−5′−
メチルフェニル)フタリド、 3−モルホリノ−7−(N−プロピル−トリフルオロ
メチルアニリノ)フルオラン、 3−ピロリジノ−7−トリフルオロメチルアニリノフ
ルオラン、 3−ジエチルアミノ−5−クロロ−7−(N−ベンジ
ル−トリフルオロメチルアニリノ)フルオラン、 3−ピロリジノ−7−(ジ−p−クロルフェニル)メ
チルアミノフルオラン、 3−ジエチルアミノ−5−クロル−7−(α−フェニ
ルエチルアミノ)フルオラン、 3−(N−エチル−p−トルイジノ)−7−(α−フ
ェニルトエチルアミノ)フルオラン、 3−ジエチルアミノ−7−(o−メトキシカルボニル
フェニルアミノ)フルオラン、 3−ジエチルアミノ−5−メチル−7−(α−フェニ
ルエチルアミノ)フルオラン、 3−ジエチルアミノ−7−ピペリジノフルオラン、 2−クロロ−3−(N−メチルトルイジノ)−7−
(p−n−ブチルアニリノ)フルオラン、 3−(N−メチル−N−イソプロピルアミノ)−6−
メチル−7−アニリノフルオラン、 3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフル
オラン、 3,6−ビス(ジメチルアミノ)フルオレンスルピロ
(9,3′)−6′−ジメチルアミノフタリド、 3−(N−ベンジル−N−シクロヘキシルアミノ)−
5、6−ベンゾ−7−α−ナフチルアミノ−4′−ブロ
モフルオラン、 3−ジエチルアミノ−6−クロル−7−アニリノフル
オラン、 3−N−エチル−N−(2−エトキシプロピル)アミ
ノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、 3−N−エチル−N−テトラヒドロフルフリルアミノ
−6−メチル−7−アニリノフルオラン、 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−メシチジノ−
4′、5′−ベンゾフルオラン等。
また本発明で用いる顕色剤としては、前記ロイコ染料
を接触時発色させる電子受容性の種々の化合物、例えば
フェノール性化合物、チオフェノール性化合物、チオ尿
素誘導体、有機酸及びその金属塩等が好ましく適用さ
れ、その具体例としはは以下に示すようなものが挙げら
れる。
4,4´−イソプロピリデンビスフェノール、 4,4´−イソプロピリデンビス(o−メチルフェノー
ル)、 4,4´−セカンダリーブチリデンビスフェノール 4,4´−イソプロピリデンビス(2−ターシャリーブ
チルフェノール)、 4,4´−シクロヘキシリデンジフェノール、 4,4´−イソプロピリデンビス(2−クロロフェノー
ル)、 2,2´−メチレンビス(4−メチル−6−ターシャリ
ーブチルフェノール)、 2,2´−メチレンビス(4−エチル−6−ターシャリ
ーブチルフェノール)、 4,4´−ブチリデンビス(6−ターシャリーブチル−
2−メチルフェノール)、 1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−
ターシャリブチルフェニル)ブタン、 1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−
シクロヘキシルフェニル)ブタン、 4,4´−チオビス(6−ターシャリーブチル−2−メ
チルフェノール)、 4,4´−ジフェノールスルホン、 4−イソプロポキシ−4´−ヒドロキシジフェニルス
ルホン、 4−ベンジロキシ−4´−ヒドロキシジフェニルスル
ホン、 4,4´−ジフェノールスルホキシド、 P−ヒドロキシ安息香酸イソプロピル、 P−ヒドロキシ安息香酸ベンジル、 プロトカテキユ酸ベンジル、 没食子酸ステアリル、 没食子酸ラウリル、 没食子酸オクチル、 1,7−ビス(4−ヒドロキシフェニルチオ)−3,5−ジ
オキサヘプタン、 1,5−ビス(4−ヒドロキシフェニルチオ)−3−オ
キサペンタン、 1,3−ビス(4−ヒドロキシフェニルチオ)−プロパ
ン、 1,3−ビス(4−ヒドロキシフェニルチオ)−2−ヒ
ドロキシプロパン、 N,N´−ジフェニルチオ尿素、 N,N´−ジ(m−クロロフェニル)チオ尿素、 サリチルアニリド、 5−クロロ−サリチルアニリド、 2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸、 2−ヒドロキシ−1−ナフトエ酸、 1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸、 ヒドロキシナフトエ酸の亜鉛、アルミニウム、カルシ
ウム等の金属塩、 ビス−(4−ヒドロキシフェニル)酢酸メチルエステ
ル、 ビス−(4−ヒドロキシフェニル)酢酸ベンジルエス
テル、 1,3−ビス(4−ヒドロキシクミル)ベンゼン、 1,4−ビス(4−ヒドロキシクミル)ベンゼン、 2,4´−ジフェノールスルホン、 3,3´−ジアリル−4,4´−ジフェノールスルホン、 α,α−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−α−メチ
ルトルエン、 チオシアン酸亜鉛のアンチピリン錯体、 テトラブロモビスフェノールA、 テトラブロモビスフェノールS等。
本発明の感熱発色層においては、前記ロイコ染料及び
顕色剤を発泡層上に、又は場合によりアンダーコート層
上に塗布するために、慣用の種々の結合剤を適宜使用す
ることができるが、その具体例としては、前記の発泡層
塗布において例示されたものと同様のものが挙げられ
る。
また、本発明においては、前記ロイコ染料及び顕色剤
と共に、必要に応じ、更に、この種の感熱記録材料に慣
用される補助添加成分、例えば、充填剤、界面活性剤、
熱可融性物質(又は滑剤)等を併用することができる。
この場合、充填剤としては、前記アンダーコート層に使
用される充填剤として例示されたものと同様の無機及び
(又は)有機充填剤を挙げることができ、また熱可融性
物質としては、例えば、高級脂肪酸又はそのエステル、
アミドもしくは金属塩の他、各種ワックス類、芳香族カ
ルボン酸とアミンとの縮合物、安息香酸フェニルエステ
ル、高級直鎖グリコール、3,4−エポキシ−ヘキサヒド
ロフタル酸ジアルキル、高級ケトン、その他の熱可融性
有機化合物等の50〜200℃の程度の融点を持つものが挙
げられる。
さらに、本発明の感熱記録材料は、サーマルヘッド等
とのマッチング性向上や、記録画像保存性をより高める
等の目的によって、感熱発色層の上に保護層を設けるこ
とも可能であるが、この場合、保護層を構成する成分と
しては前記の充填剤、結合剤、界面活性剤、熱可融性物
質を用いることもできる。
本発明の感熱記録材料は、例えば、前記した各成分を
含む感熱発色層形成用塗液を、発泡層上に又は場合によ
りアンダーコート層上に塗布し、乾燥することによって
製造される。
〔効果〕
本発明の感熱記録材料は、前記構成としたことによ
り、サーマルヘッドからの熱エネルギーを感熱発色層の
溶融反応に高められた効率で利用することができ、その
結果、製品の熱感度及び動的発色濃度は向上したものと
なる。
〔実 施 例〕
次に本発明を実施例により、さらに詳細に説明する。
尚、以下において示される部及び%はいずれも重量基準
である。
実施例1 次の配合からなる混合物をディスパーにて撹拌分散し
て、発泡層塗布液を調製した。
発泡性プラスチックフィラー発泡倍率5〜40倍 25倍 マツモトマイクロスフェアーF−50(松本油脂製薬
(株)製) 発泡性プラスチックフィラー発泡倍率40〜100倍 5部 マツモトマイクロスフェアーF−30(松本油脂製薬
(株)製) 10%ポリビニルアルコール水溶液 30部 水 120部 上記発泡層塗布液を未発泡の状態で市販の上質紙の表
面に、乾燥付着量が2.0〜3.0g/m2になるように塗布乾燥
し、次にその塗布面を、ヒーターを有する回転式ドラム
ドライヤーの表面に密着させ、表面温度120〜140℃の条
件下で約2分間加熱発泡させた。
次の配合からなる混合物をアジテイターで撹拌してア
ンダーコート層塗布液を調製した。
ポリスチレン樹脂の40%分散液 52.5部 20%殿粉水溶液 17.5部 スチレン/ブタジエン共重合体ラテックスエマルジョン
(固形分48%) 7.3部 水 22.7部 上記アンダーコート層塗布液を、前記発泡層上に、乾
燥付着量が4.0〜5.0g/m2になるように塗布乾燥した。
また、次の配合からなる混合物をそれぞれボールミ
ル、アトライターにて体積平均粒径が1.5μmになるま
で粉砕分散して〔A〕液及び〔B〕液を調製した。
〔A〕液組成 3−(N−シクロヘキシル−N−メチル)アミノ−6−
メチル−7−アニリノフルオラン 20部 10%ポリビニルアルコール水溶液 16部 水 54部 〔B〕液組成 p−オキシ安息香酸ベンジル 20部 炭酸カルシウム 10部 10%ポリビニルアルコール水溶液 30部 水 40部 次に〔A〕液:〔B〕液=1:4(重量比)になるよう
に両者を混合撹拌して感熱発色層塗布液を調製した。こ
の感熱発色層塗布液を前記の発泡層及びアンダーコート
層を設けた支持体上に、乾燥付着量が3.0〜4.0g/m2にな
るように塗布し乾燥した後、スーパーキャレンダーにて
光沢度(JIS−P−8142に準拠して測定)が10〜13%に
なるようキャレンダー処理して、本発明の感熱記録材料
を作成した。
実施例2 実施例1においてアンダーコート層を設けなかった以
外は、実施例1と同様にして本発明の感熱記録材料を作
成した。
比較例1 実施例1において、発泡性プラスチックフィラーとし
て発泡倍率40〜100倍のマツモトマイクロスフェアーF
−30のみを使用して発泡層を形成させた以外は、実施例
1と同様にして比較用の感熱記録材料を作成した。
比較例2 実施例1において、発泡層を設けなかった以外は、実
施例1と同様にして比較用の感熱記録材料を作成した。
以上のようにして得た感熱記録材料を松下電子部品
(株)製、薄膜ヘッドを有する感熱印字実験装置にて、
ヘッド電力0.45W/ドット、1ライン記録時間20msec/l、
走査線密度8×3.85ドット/mmの条件でパルス巾を0.2、
0.4及び0.6msecで印字し、その印字濃度をマクベス濃度
計RD−514(フィルターラッテン−106)で測定した。そ
の結果を表−1に示す。
表−1から判るように、本発明の感熱記録材料は、極
微小な熱エネルギーでも高い発色濃度及び感熱を得るこ
とができる。また画像にスティッキングもなく、極めて
良好なスティッキング性を有することが確認された。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体と感熱発色層との間に、発泡性プラ
    スチックフィラーを加熱発泡させて形成した発泡層を設
    けてなる感熱記録材料において、該発泡性プラスチック
    フィラーとして発泡倍率の異なる2種以上の発泡性プラ
    スチックフィラーを用いたことを特徴とする感熱記録材
    料。
  2. 【請求項2】前記発泡層と感熱発色層との間に、充填剤
    と結合剤を含有するアンダーコート層を設けてなる特許
    請求の範囲第1項記載の感熱記録材料。
  3. 【請求項3】前記発泡性プラスチックフィラーとして、
    その最小及び最大の発泡倍率比が1:1.5〜20である2種
    以上のものを用いてなる特許請求の範囲第1項又は第2
    項記載の感熱記録材料。
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