JP2613442B2 - 耐圧合成樹脂被覆管の製造装置 - Google Patents

耐圧合成樹脂被覆管の製造装置

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は耐圧強度が要求される電線保護管その他の地
中埋設管として使用される耐圧合成樹脂被覆管の製造装
置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来から、地中埋設管としては耐圧強度が要求される
ことから、ヒユーム管や鋳鉄管などが使用されている
が、重量が大であるために取扱い難くて施工性が悪くな
り、その上、屈曲性を全く有しないために僅かに彎曲さ
せたい場合でも施工ができないという問題点があった。
このため、例えば、実開昭61−141889号公報に記載さ
れているように、螺旋波形状に形成した合成樹脂管の管
壁内に、断面U字状の金属薄板製補強帯板を螺旋状に巻
回埋設してなる耐圧合成樹脂管が開発された。
この耐圧合成樹脂管によれば、土圧などの外圧に対し
て金属薄板製補強帯板が管全体に亘り強力に対抗して強
力な耐圧強度を発揮すると共に、この補強帯板は合成樹
脂により被覆されているために、地下水などの影響によ
る腐食等の発生が防止されて長時間の使用に供すること
ができるものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような耐圧合成樹脂管を製造する
場合、螺旋管を管軸方向に移送しながら回転させてその
外周面に合成樹脂を連続的に被覆していくことが可能で
あっても、螺旋管の隣接するリング部間が互いに密接又
は近接状態であるために管の内周面に合成樹脂被覆層を
層着することができないものである。
又、通常、前記各リング部は断面U字状に形成されて
おり、隣接するリング部の対向側端縁同士を順次近接さ
せながら螺旋状に巻回して螺旋管に形成されているため
に、管壁は螺旋波型状の谷部を有し、従って、この管壁
外周面に合成樹脂被覆層を形成する場合、螺旋状管の谷
部内にまで合成樹脂材料を充分に押し付けることが困難
であり、連続した所望厚みの樹脂被覆層を形成すること
ができないという問題点があった。
本発明はこのような問題点を解消した耐圧合成樹脂被
覆管の製造装置の提供を目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明の耐圧合成樹脂被
覆管の製造装置は、金属製薄帯板を長さ方向に進行させ
ながら断面略V字状ないしU字状に屈曲させる成形ロー
ラ列と、この屈曲成形ローラ列から導出される屈曲薄帯
板を螺旋状に彎曲させて一定径の螺旋巻管状体を形成す
る彎曲成形ローラ群と、該螺旋巻管状体をその進行方向
に順次大なるピッチと小なるピッチでもって螺旋状に巻
回して管軸方向に移送する少なくとも二本の回転軸上に
固定されたガイドローラ群と、大なるピッチでもって配
設された任意のガイドローラ間を通じて螺旋巻管状体の
内周屈曲面に半溶融状態の帯状合成樹脂材を被覆させる
内面樹脂被覆手段と、小なるピッチでもって配設された
ガイドローラ上を進行する螺旋巻管状体の外周面に半溶
融状態の帯状合成樹脂材を供給する外周面樹脂被覆手段
とから構成したものである。
〔作用〕
屈曲成形ローラ列により断面略V字状ないしU字状に
形成された金属製薄帯板は、彎曲成形ローラ群によって
所望の径を有する螺旋巻管状体に連続的に成形される。
こうして形成された螺旋巻管状体は、少なくとも二本
の並設回転軸上に固定されたガイドローラ上に掛け渡す
ように管軸方向に送り込まれ、ガイドローラの回転に従
って螺旋状に回転させられながら進行する。
この際、上記回転軸に固定した多数個のガイドローラ
において、螺旋巻管状体の移送始端側から適宜長さ部分
に配設したガイドローラ間のピッチを大きくしているの
で、これらのガイドローラ上を進行する螺旋巻管状体の
隣接するリング部間に前記ピッチと同一間隔が設けら
れ、この間隔部を通して外部から任意のガイドローラに
内面樹脂被覆手段から半溶融状態の帯状合成樹脂材を供
給することができ、この供給によって該帯状合成樹脂材
はガイドローラ上を進行する螺旋巻管状体の屈曲内面に
連続的に密着する。
次いで、螺旋巻管状体は、ピッチ間隔が小さくなった
ガイドローラ上に進行して隣接するリング部の両側縁部
間の間隔が狭まり、この状態で外面樹脂被覆手段からの
半溶融状態の帯状合成樹脂材をリング部の外周面に巻着
することにより螺旋巻管状体の各リング間の外周面が該
帯状合成樹脂材で被覆され、連続した耐圧合成樹脂被覆
管を得るものである。
この際、外面樹脂被覆手段からの帯状合成樹脂材の幅
を広くしてその両側部を螺旋巻管状体のリング部の両側
外面に適宜なローラ等により押接されるか、或いは、樹
脂被覆手段からの螺旋巻管状体のリング部外周面に沿う
形状に形成された帯状合成樹脂材を該リング部外周面に
全面的に密着させれば、外周面が全面に亘って所定厚み
の合成樹脂層で被覆された耐圧合成樹脂管を製造するこ
とができる。
〔実施例〕
本発明の実施例を図面について説明すると、(A)は
金属製薄帯板(p)をその幅方向に断面略V字状ないし
はU字状に屈曲成形する成形ローラ列であり、この成形
ローラ列(A)の送り出し側に金属製薄帯板(p)を螺
旋状に彎曲させる成形ローラ群(B)が配設されている
と共に該成形ローラ群(B)の一側方に前記成形ローラ
列(A)と略直角方向に向けてガイド機構(C)が配設
されてある。
さらに、このガイド機構(C)の長さ方向に沿ってそ
の外方に内面樹脂被覆手段(D)と間隔部樹脂被覆手段
(E)及び、外面樹脂被覆手段(F)が順次配設されて
ある。
成形ローラ列(A)は、上下一対の成形ローラ(1)
(2)を複数組、金属製薄帯板(p)の長さ方向に適宜
間隔毎に直列状に配設してなり、金属製薄帯板(p)の
進行方向に従って各対のローラの噛み合い深さを順次大
きくし、金属製薄帯板(p)を第5〜7図に示すように
断面略V字状ないしU字状に屈曲させて屈曲薄帯板
(P1)に形成するものである。
成形ローラ群(B)は、送り込まれてくる屈曲薄帯板
(P1)を所定の曲率半径を有する螺旋管状に曲げ加工を
行うもので、屈曲薄帯板(P1)の外面側に配設されて該
屈曲薄帯板(P1)の屈曲条溝を押圧する一対の溝付ロー
ラ(3)(4)とこれらの溝付ローラ(3)(4)間に
おいて屈曲薄帯板(P1)の内面側に配設されて屈曲薄帯
板(P1)の底部を押圧受止する一本の溝付ローラ(5)
とからなり、一対の溝付ローラ(3)(4)のうち、一
方のローラ(3)は送り込まれてくる屈曲薄帯板(P1
の下面を受止すると共に他方のローラ(4)は一方のロ
ーラ(3)に対して斜め上方に配設され、さらに、前記
一本の溝付ローラ(5)はこれらのローラ(3)(4)
間に架設状態で進行する屈曲薄帯板(P1)の部分を押圧
成形して螺旋巻管状体(P2)に形成するように構成して
いる。
ガイド機構(C)は上下或いは左右に所定間隔を存し
て水平方向に平行に配設した回転軸(6)(6)に複数
個の溝付ガイドローラ(7)(7)・・・(7)を固定
してなるもので、上下(或いは左右)に対向するガイド
ローラ(7)(7)の外周面間を通る仮想円の径を前記
螺旋巻管状体(P2)の内周径に略等しくなるように回転
軸(6)(6)間の間隔を設定してあり、さらに、複数
個のガイドローラ(7)は、螺旋巻管状体(P2)の導入
側では、回転軸(6)の長さ方向に大なるピッチ毎に固
定されて螺旋巻管状体(P2)の隣接するリング部(p2
間に後述する帯状合成樹脂材(15)或いは該帯状合成樹
脂材(15)を供給する内面樹脂被覆手段(D)のノズル
部が挿入可能な間隔を設けていると共に導出側のガイド
ローラ(7)(7)間の間隔を小なるピッチとなるよう
に固定して螺旋巻管状体(P2)の隣接するリング部
(p2)における側縁端間が接触又は近接状態にして該螺
旋巻管状体(P2)を支持するように構成している。
又、これらの回転軸(6)(6)は、螺旋巻管状体
(P2)の導出側(前端側)においてはその端部を連結部
材(8)に回転自在に支持されていると共に導入側にお
いては、任意のガイドローラ(7)(7)間の軸部を支
持部材(9)(9)によって回転自在に支持されてあ
り、さらに、その軸部の適所に駆動プーリ(10)(10)
を固着し、これらのプーリ(10)(10)と適所に配設し
たモータなどの駆動機構(11)の回転プーリ間にベルト
(12)を掛け渡して回転軸(6)(6)を同一方向に回
転させるようにしてある。
なお、複数個のガイドローラ(7)を取付けた回転軸
(6)は、第8図に示すように三本使用してもよく、さ
らにこれ以上の本数で螺旋巻管状体(P2)の内周面を支
持しながら移送させるようにしてもよい。
上記内面樹脂被覆手段(D)は、ピッチの大なるガイ
ドローラ(7)(7)間の外側方に設けられ、間隔部樹
脂被覆手段(E)は、該内面樹脂被覆手段(D)に隣接
してピッチの小なるガイドローラ(7)(7)間の外側
方に設けられているものであって、夫々のノズル(13)
(14)から肉厚で細幅の半溶融状態の帯状合成樹脂材
(15)(16)を、螺旋巻管状体(P2)の内周面とリング
部(p2)(p2)間の間隔部に夫々螺旋状に巻装するもの
である。
又、外面樹脂被覆手段(F)は間隔部樹脂被覆手段
(E)に隣接して螺旋巻管状体(P2)の導出側の外側方
に配設され、そのノズル(17)から上記帯状合成樹脂材
(15)(16)よりも幅広い半溶融状態の広幅帯状合成樹
脂(18)を、その断面形状が螺旋巻管状体(P2)のリン
グ部(p2)外周面と略同一形状、即ちV字状ないしU字
状に成形しながら螺旋巻管状体(P2)の外周面に巻着さ
せるものである。
このように構成したので、一定幅を有する金属製薄帯
板(p)を成形ローラ群(B)に向かって長さ方向に搬
送すると、その搬送途上において、上下一対のローラ
(1)(2)により該金属製薄帯板(p)の中央部を押
圧して断面V字状ないしU字状に順次大きく屈曲させ、
所望の屈曲度に成形したのち成形ローラ群(B)に送り
込む。
成形ローラ群(B)に達した金属製薄帯板(p)は、
その外周側を一対の溝付ローラ(3)(4)に押圧、受
止されると共にこれらの溝付ローラ(3)(4)間に配
設した溝付ローラ(5)によってその内面側が押圧され
て中央底部が内径側となった所定の曲率半径を有する螺
旋巻管状体(P2)に連続成形される。
この螺旋巻管状体(P2)は一巻状のリング部(p2
(p2)・・・(p2)が螺旋状に連なり、隣接するリング
部(p2)(p2)間には適宜の間隔を存している。
次いで、該螺旋巻管状体(P2)は、そのリング部
(p2)のピッチ間隔と同一ピッチでもって回転軸(6)
(6)の軸方向に連続的に送り込まれ、これらの回転軸
(6)(6)上に配設されたガイドローラ(7)上に掛
け渡すようにして該ガイドローラ(7)の周溝内で支持
されながら回転軸(6)の回転に従って管軸方向に進行
する。
この進行途上において、回転軸(6)の外側方に配設
している内面樹脂被覆手段(D)のノズル(13)から塩
化ビニル等の半溶融状態の帯状合成樹脂材(15)が間隔
を広げたローラ(7)(7)間を通して任意のローラ
(7)の周溝内に供給され、この帯状合成樹脂材(15)
上を通過する螺旋巻管状体(P2)の屈曲内周面(谷部外
底面)に連続的に付着すると共にローラ(7)と螺旋巻
管状体(P2)との挟圧力によって所定厚さを有する合成
樹脂内面被覆層(19)に形成される。
次いで、合成樹脂内面被覆層(19)を設けた螺旋巻管
状体(P2)は、小ピッチ毎に配設されたガイドローラ
(7)(7)上を螺旋状に進行して隣接するリング部
(p2)(p2)間の間隔が狭まり、間隔部樹脂被覆手段
(E)からの半溶融状態の帯状合成樹脂材(16)がリン
グ部(p2)(p2)の対向する縁部間に亘ってその外周面
に連続螺旋状に被着し、間隔部樹脂被覆層(20)を形成
する。
さらに、ガイドローラ(7)(7)の回転によって螺
旋回転をしながら進行する螺旋巻管状体(P2)の外周面
に、外面樹脂被覆手段(F)のノズル(17)からの広幅
帯状合成樹脂材(18)が螺旋状に巻装、被覆する。
この際、該広幅帯状合成樹脂材(18)が螺旋巻管状体
(P2)のリング部(p2)の谷部から外周縁部に亘って全
面的に被覆し、且つその両縁端部が隣接するリング部
(p2)の外周縁部にまで被覆してその外周縁部で先に巻
装した帯状合成樹脂材に次に巻装する帯状合成樹脂材が
重合し、螺旋巻管状体(P2)の外周全面に該帯状合成樹
脂材(18)による外面樹脂被覆層(21)を形成するもの
である。
こうして、螺旋巻管状体(P2)の内外周面に合成樹脂
被覆層(19)(20)(21)を被覆した耐圧合成樹脂被覆
管が製造され、回転軸(6)(6)の前端から送り出さ
れて適宜な寸法毎に切断される。
なお、外面樹脂被覆層(21)は、広幅帯状合成樹脂材
(18)によることなく、間隔部樹脂被覆手段(E)から
の帯状合成樹脂材(16)の幅を広くしてその両側部を螺
旋巻管状体(P2)の隣接するリング部(p2)(p2)の谷
部にまで適宜なローラ等により押接させるようにしても
よい。
第11図は本発明の別の実施例を示すもので、上記実施
例においては、屈曲成形ローラ列(A)から導出される
屈曲薄帯板(P1)を成形ローラ群(B)によってその屈
曲底面が内周側となるように螺旋状に彎曲させてなる螺
旋巻管状体(P2)の内外周面に合成樹脂被膜を施した
が、この実施例においては成形ローラ群(B)によって
屈曲薄帯板(P1)を、その中央屈曲部が外周側となるよ
うに螺旋状に彎曲させてなる螺旋巻管状体(P2)の内外
周面に合成樹脂被膜を施すように構成したものである。
即ち、上記回転軸(6)(6)に取付けた大なるピッ
チ毎に配設さけているガイドローラ(7a)(7a)として
小なるピッチ毎に配設されている溝付ガイドローラ
(7)とは異なって螺旋巻管状体(P2)の各リング部
(p2)の中央屈曲部をその内側から支持する円板形状の
ローラを使用し、このローラ(7a)(7a)・・・によっ
て螺旋巻管状体(P2)の各リング部(p2)を一定の間隔
を存した状態で小ピッチ毎に配設されている溝付ガイド
ローラ(7)側に送り込むと共にその送り込み終端部側
のローラ間を通じて内面樹脂被覆被覆手段(D)のノズ
ル(13)を螺旋巻管状体(P2)の内部側に挿入してこの
ノズル(13)からの半溶融状態の帯状合成樹脂材(15)
を任意の溝付ガイドローラ(7)(7)の周溝内に供給
するものである。
溝付ガイドローラ(7)上には、螺旋巻管状体(P2
の隣接するリング部(p2)(p2)の側縁端部が近接した
状態で支持され、帯状合成樹脂材(15)上に重なってそ
の対向側縁端部間に亘り該帯状合成樹脂材(15)が付着
すると共にローラ(7)と螺旋巻管状体(P2)との挟圧
力によって所定厚さを有する合成樹脂内面被覆層(19)
に形成される。
このように、螺旋巻管状体(P2)の隣接するリング部
(p2)(p2)の対向側縁端部が近接した状態でその間隔
部に内面樹脂被覆を行うものであるから、上記実施例に
おける間隔部樹脂被覆手段(E)が不要となる。
次いで、合成樹脂内面被覆層(19)を設けた螺旋巻管
状体(P2)は、上記実施例と同様に、そのリング部
(p2)の山部となる円弧状屈曲部から谷部に亘ってその
外周面に、外面樹脂被覆手段(F)のノズル(17)から
の広幅帯状合成樹脂材(18)を側端部に互いに重合する
ように螺旋状に巻装、被覆する。
この際、外面樹脂被覆手段(F)からの広幅帯状合成
樹脂材(18)を螺旋巻管状体(P2)の山部から谷部にま
で適宜なローラにより押接させるか、或いは樹脂被覆手
段(F)のノズルによって、螺旋巻管状体(P2)のリン
グ部(p2)外周面に沿う形状に形成された帯状合成樹脂
材を該リング部外周面に全面的に密着させれば外周面が
全面に亘って所定厚みの合成樹脂層で被覆された耐圧合
成樹脂管を製造することができる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明の耐圧合成樹脂被覆管の製造装置
によれば、屈曲成形ローラ列により金属製薄帯板を断面
略V字状ないしU字状に屈曲したのち、彎曲成形ローラ
群によって所望の径を有する螺旋管状に連続的に成形す
ることができ、こうして形成された金属製薄帯板よりな
る螺旋巻管状体をガイド機構側に連続的に導入してこの
ガイド機構の回転軸に固着した複数個のガイドローラ上
でその形状を保持させながらガイドローラの回転により
金属製薄帯板の送り速度に同調して正確に軸方向に移送
させることができるものである。
さらに、ガイド機構は螺旋巻管状体の導入側において
は大なるピッチ毎にガイドローラを配設しているので、
これらのガイドローラ上を螺旋状に回転しながら進行す
る螺旋巻管状体のリング部間の間隔が大きくなり、その
間隔部を通して任意のガイドローラに外部から半溶融状
態の帯状合成樹脂材を供給して該ガイドローラ上を通過
する螺旋巻管状体の内周面に容易に内面樹脂被覆層を形
成することかでき、この内面樹脂被覆層によって配線等
との摩擦に耐え且つ円滑な配線が可能となるものであ
る。
又、ガイド機構の螺旋巻管状体導出側においてはロー
ラ間隔を小さくしているので、螺旋巻管状体の隣接する
リング部の対向縁部間を接触または近接した状態に保持
しながら移送することができると共にその外周面に半溶
融状態の合成樹脂帯状材を螺旋管芯体の螺旋進行に同調
させながら正確に被着させることができ、従って、螺旋
管芯体によって耐圧強度が増大され且つ外周面の合成樹
脂被覆層によって地下水等による腐食が防止されると共
に適度の屈曲を許容し得る軽量な耐圧合成樹脂被覆管を
得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明の実施例を示すもので、第1図はその簡
略縦断側面図、第2図は簡略正面図、第3図は上下ガイ
ドローラに螺旋巻管状体を巻回、支持させた状態の簡略
正面図、第4図は駆動機構部の簡略正面図、第5図乃至
第7図は第2図におけるX−X線、Y−Y線、Z−Z線
断面図、第8図は回転軸を三本使用した場合の簡略正面
図、第9図は得られる合成樹脂被覆管の拡大断面図、第
10図は合成樹脂被覆管の一部正面図、第11図は本発明の
別な実施例を示す要部の簡略縦断側面図、第12図はこの
装置により得られる合成樹脂被覆管の一部分の断面図で
ある。 (A)……成形ローラ列、(B)……成形ローラ群、
(C)……ガイド機構、(D)……内面樹脂被覆手段、
(E)……間隔部樹脂被覆手段、(F)……外面樹脂被
覆手段、(6)……回転軸、(7)……ガイドローラ、
(13)(14)(17)……ノズル、(15)(16)(18)…
…帯状合成樹脂材、(P)……金属製薄帯板、(P1)…
…屈曲薄帯板、(P2)……螺旋巻管状体、(p2)……リ
ング部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属製薄帯板を長さ方向に進行させながら
    断面略V字状ないしU字状に屈曲させる成形ローラ列
    と、この屈曲成形ローラ列から導出される屈曲薄帯板を
    螺旋状に彎曲させて一定径の螺旋巻管状体を形成する彎
    曲成形ローラ群と、該螺旋巻管状体をその進行方向に順
    次大なるピッチと小なるピッチでもって螺旋状に巻回し
    て管軸方向に移送する少なくとも二本の回転軸上に固定
    されたガイドローラ群と、大なるピッチでもって配設さ
    れた任意のガイドローラ間を通じて螺旋巻管状体の内周
    屈曲面に半溶融状態の帯状合成樹脂材を被覆させる内面
    樹脂被覆手段と、小なるピッチでもって配設されたガイ
    ドローラ上を進行する螺旋巻管状体の外周面に半溶融状
    態の帯状合成樹脂材を供給する外周面樹脂被覆手段とか
    らなることを特徴とする耐圧合成樹脂被覆管の製造装
    置。
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