JP2612695B2 - 輻射式火災検知器 - Google Patents

輻射式火災検知器

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JP2612695B2
JP2612695B2 JP62037724A JP3772487A JP2612695B2 JP 2612695 B2 JP2612695 B2 JP 2612695B2 JP 62037724 A JP62037724 A JP 62037724A JP 3772487 A JP3772487 A JP 3772487A JP 2612695 B2 JP2612695 B2 JP 2612695B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〈技術分野〉 この発明は炎より放射される輻射光を検知して火災を
報知する輻射式火災検知器に関するものである。
〈従来技術〉 従来、輻射式火災検知器として赤外線中の異なる2つ
のスペクトル成分を検出し、これらの放射量を比較する
ことにより炎と太陽光あるいは照明灯などの光(以下環
境光という)とを区別した、2波長式火災検知器が特公
昭58−16238号公報などにより知られていた。この公報
によれば、短波長スペクトル成分と長波長スペクトル成
分をフィルタを介して2個の太陽電池で検出するように
していたが、車の青色回転灯などにより誤動作する虞れ
があることから、これを回避するために長波長スペクト
ル成分を検出する範囲をこれらが含まれない範囲にずら
し、これにより素子として焦電素子を使用するようにし
た。そして、平常時の環境光下においては、その出力が
短波長スペクトル>長波長スペクトルであるのに対し、
炎よりの輻射光では短波長スペクトル<長波長スペクト
ルとなり、この反転を検出し火災の発生を報知するよう
にしていた。
〈従来技術の問題点〉 焦電素子を用いた検知器は、青色の回転灯などで誤動
作しない検知器が得られることでは優れているが、周囲
温度の変化または衝撃あるいは劣化によりノイズ出力が
発生し、上記出力関係が反転し火災でもないのに火災警
報を発するようなことがあった。
〈問題点を解決するための手段〉 この発明は上記従来の火災検知器の欠点にかんがみ、
長波長スペクトル成分を検出する素子として焦電素子を
使用しても誤動作することの少ない輻射式火災検知器を
得ることを目的としたもので、炎から放射される輻射光
の短波長スペクトル成分と長波長スペクトル成分とをそ
れぞれ検出する太陽電池と焦電素子と、上記両成分の出
力関係が短波長スペクトル成分>長波長スペクトル成分
から短波長スペクトル成分<長波長スペクトル成分に変
わったことを判別する比較回路と、この比較器の出力に
より火災信号を発するようにした輻射式火災検知器にお
いて、上記焦電素子と近接して設けられる他の焦電素子
と、これら両焦電素子の出力と上記太陽電池からの出力
とを各別に比較し焦電素子からの入力が大のとき出力す
る比較器とを備え、これら比較器が共に動作したとき火
災信号を発し、また何れか一方の比較器が動作したとき
故障信号を発するようにしたことを特徴とする。
〈作用〉 上記のように構成された火災検知器は、火災の場合
は、2個の焦電素子よりの出力が太陽電池よりの出力に
比べ大きくなり、これにより火災信号が発せられる。ま
た2個の焦電素子の内、一方が正常で、他方の焦電素子
の出力が劣化などにより火災の場合と同様な出力が発生
した場合は、故障信号が発せられる。
〈実施例〉 以下この発明の輻射式火災検知器の一実施例を図面に
より説明する。図において、11,12は同一場所により放
射される炎の長波長スペクトル1.0〜2.2μmを透過させ
るフィルタ、13は同様に短波長スペクトル0.8〜1.0μm
を透過させるフィルタ、21,22は焦電素子で、フィルタ1
1,12に対応して設けられる。23は太陽電池で、フィルタ
13に対応して設けられる。
31,32,33はそれぞれ交流増幅器で、焦電素子21,22お
よび太陽電池23に対応して設けられ出力抵抗R1に発生す
る交流出力の内、抵抗R2およびコンデンサC1を通じて入
力される3Hz〜20Hzの交流出力が増幅される。41,42,43,
44はそれぞれ平滑回路で、その内の平滑回路41,42,43は
増幅器31,32,33に対応して設けられ、電源供給を兼ねた
信号線接続端子P,P′間に並列接続された抵抗R3とR4
直列回路と、その接続点に接続された整流用のダイオー
ドD1と、これと端子P′間に接続された抵抗R5とコンデ
ンサC3を並列に備えた抵抗R6との直列回路で構成され、
増幅器31,32,33とはコンデンサC2を通じて接続される。
平滑回路44は平滑回路41,42,43と同様に構成されるが、
増幅器31,32のいずれかあるいは両者の出力を平滑する
ように抵抗R3とR4の接続点にそれぞれ整流用のダイオー
ドD′を通じて接続される。
51,52,53および54は比較器で、その内の比較器51〜53
の非同相入力は対応する平滑回路41,42,43の出力に、ま
た比較器54の同相入力は平滑回路44に接続される。長波
長スペクトルの出力を平滑する平滑回路41,42に対応し
て設けられた比較器51,52の同相入力および比較器54の
非同相入力は、短波長スペクトルの出力を平滑する平滑
回路43に対応して設けられた比較器53の非同相入力に、
また比較器53の同相入力は平滑回路42の出力と接続され
る。
61および62は積分回路で、積分回路61の遅延時間は積
分回路62より短く設定されており、アノードに抵抗R9
備えたPUT(T1)と、これに並列接続されたコンデンサC
4と、上記抵抗R9に直列接続された並列にダイオードD3
を備えた抵抗R10とで構成され、PUT(T1)のゲートは比
較器54のダイオードD2と抵抗R7の接続点に、またダイオ
ードD3のカソード側は比較器51,52の出力に接続された
ダイオードD2に接続される。積分回路62は充電抵抗R8
コンデンサC5とで構成され、抵抗R8の一端が比較器53の
出力に設けられたダイオードD2に接続される。
71および72はそれぞれPUT(T2)とトランジスタT3
構成されるスイッチング回路で、スイッチング回路71に
は故障表示灯としての発光ダイオードL1が、スイッチン
グ回路72には火災表示灯としての発光ダイオードL2が設
けられ、またスイッチング回路71にはトランジスタT3
直列にツエナーダイオードZDが接続され、スイッチング
回路71が動作した際、端子P,P′間に所定電圧が残され
るように構成される。
次に上記輻射式火災検知器の動作を説明する。検知器
に太陽光や照明灯などの環境光が照射されている間は、
これらの光のスペクトル成分は、短波長スペクトル成分
>長波長スペクトル成分の関係にあるので、焦電素子2
1,22および太陽電池23の出力がそれぞれ増幅器31,32,33
で増幅された平滑回路41,42,43,44で平滑された出力
は、平滑回路43の出力>平滑回路41,42,44の出力となる
ので、比較器51,52の出力はハイレベルを、比較器53お
よび54はロウレベルを維持する。この状態において積分
回路61のコンデンサC4は比較器51および52のハイレベル
出力により充電されようとするが、比較器54の出力がロ
ウレベルにあるので、抵抗R9とPUT(T1)を通じて放電
され動作することがない。従って、積分回路61,62およ
びスイッチング回路71,72が動作されず、発光ダイオー
ドL1およびL2が点灯されない。
火災の発生による炎の輻射光が火災検知器に照射され
ると、環境光の場合と異なり、長波長スペクトル成分>
短波長スペクトル成分の関係になるので、平滑回路43の
出力<平滑回路41,42,44の出力となり、比較器53の出力
がハイレベルとなり、積分回路62を通じて所定時間後に
スイッチング回路72がオンされ、端子P,P′間をほぼ短
絡状態にして、図示されない受信機に火災信号を送出す
るとともに火災表示灯としての発光ダイオードL2を点灯
させる。また比較器51,52がロウレベル、そして比較器5
4がハイレベルとなるので、積分回路61およびスイッチ
ング回路71が動作せず、故障表示灯としての発光ダイオ
ードL1は点灯されない。
一方、焦電素子21に劣化などにより炎が照射された場
合と同様のノイズが発生すると、平滑回路41および44の
出力は平滑回路43の出力よりも大きくなるが、正常な焦
電素子22に対応する平滑回路42は平滑回路43の出力より
も小さいので、比較器54がハイレベルにそして比較器51
がロウレベルに反転され、比較器52がハイレベルにそし
て比較器53がロウレベルに維持されるので、PUT(T1
はオフ状態となりコンデンサC4は充電され続ける。所定
時間後にPUT(T2)がオンしトランジスタT3が導通する
ので、端子P,P′間の電圧がツエナダイオードZDで定ま
る所定電圧になり、図示されない受信機に故障信号を送
出するとともに故障表示灯としての発光ダイオードL1
点灯される。
また焦電素子22が劣化し炎が照射された場合と同様の
ノイズ出力が発生した場合は、比較器53の出力がハイレ
ベルとなり積分回路62を通じてスイッチング回路72を動
作させるが、それよりも先に遅延時間の短い積分回路61
が動作し、スイッチング回路71を介して故障信号を受信
機に送出するとともに発光ダイオードL1が点灯され、故
障であることが分る。
上記実施例では火災信号を端子P,P′間をほぼ短絡状
態にすることにより、また故障信号を上記端子間をツエ
ナダイオードで定まる所定電圧にさせることにより識別
させるようにしたが、火災信号をパルス信号、故障信号
を直流信号、またはその逆の関係にして識別するように
してもよい。また上記実施例において、スイッチング回
路71の出力で動作するトランジスタなどのスイッチング
素子により、スイッチング回路72のトランジスタT3のベ
ース・エミッタ間を短絡させるようにして故障の場合、
強制的に火災表示などを禁止させるようにすれば、さら
に合目的である。
〈効果〉 この発明の輻射式火災検知器は、そこに使用されてい
る焦電素子の1個が劣化などにより火災の場合と同様の
出力が発生しても、誤動作しない輻射式火災検知器が得
られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の輻射式火災検知器の一実施例の回路図
である。 21,22……焦電素子、23……太陽電池、31,32,33……交
流増幅器、41,42,43,44……平滑回路、51,52,53,54……
比較器、61,62……積分回路、71,72……スイッチング回
路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炎から放射される輻射光の短波長スペクト
    ル成分と長波長スペクトル成分とをそれぞれ検出する太
    陽電池と焦電素子と、上記両成分の出力関係が短波長ス
    ペクトル成分>長波長スペクトル成分から短波長スペク
    トル成分<長波長スペクトル成分に変わったことを判別
    する比較回路と、この比較器の出力により火災信号を発
    するようにした輻射式火災検知器において、上記焦電素
    子と近接して設けられる他の焦電素子と、これら両焦電
    素子の出力と上記太陽電池からの出力とを各別に比較し
    焦電素子からの入力が大のとき出力する比較器とを備
    え、これら比較器が共に動作したとき火災信号を発し、
    また何れか一方の比較器が動作したとき故障信号を発す
    るようにしたことを特徴とする輻射式火災検知器。
JP62037724A 1987-02-23 1987-02-23 輻射式火災検知器 Expired - Lifetime JP2612695B2 (ja)

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