JP7280812B2 - 火災検知システム - Google Patents
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Description
本発明は、火災検知システムの異常を判定するための技術に関する。
火災を検知し初期消火を行う防災システムに異常があれば、火災発生時に火災の検知が正しく行われず、初期消火が遅れ火災が拡大する危険性がある。そのため、防災システムに生じる異常を判定する仕組みが必要である。
防災システムに生じる異常を判定する技術を開示している文献として、例えば特許文献1がある。特許文献1には、検知器により火災を検知した場合に火災信号を出力する複数の端末装置と、信号回線により端末装置から出力された火災信号を受信して火災警報を出力する監視制御部の設けられた防災受信盤とを備えるトンネル防災システムが開示されている。特許文献1に開示のトンネル防災システムにおいては、防災受信盤に設けられた電流監視部が、複数の端末装置の各々と接続される信号回線に流れる電流値を測定し、その測定値が閾値範囲内で大きく変化した場合に電流値異常の予兆を判定して予兆警報を出力する。特許文献1に開示のトンネル防災システムによれば、保守員等は、信号回線の絶縁劣化等に起因した電流値異常が判定されて警報される前の段階で電流値異常の予兆を知り、適切な対処が可能となる。
光センサの測定値に基づき火災を検知する火災検知器において、光センサの異常を判定する仕組みがある。例えば、炎(熱源)が発する短波長側の波長帯に高い感度で応答する光センサ(以下、「短波長側光センサ」という)と、炎(熱源)が発する長波長側の波長帯に高い感度で応答する光センサ(以下、「長波長側光センサ」という)を有し、それら2つの光センサの測定値の組み合わせが所定の火災判定用条件を満たす場合に火災が発生したと判定する火災検知器において、2つの光センサの測定値の組み合わせが異常判定用条件を満たす場合に、例えば長波長側光センサが異常であると判定する仕組みがある。
上記の火災検知器の近辺に、例えば高温のマフラー(排気消音器)が露出した自動二輪車等が停車すると、長波長側光センサの測定値のみが大きな値となり異常判定用条件が満たされ、長波長側光センサが異常である、と誤判定される場合がある。
このような事情に鑑みて、本発明は、火災検知器が有する光センサの異常の誤判定を低減することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明は一実施態様として、同じ監視領域における火災の発生を光センサにより検知する2台の火災検知器と、前記2台の火災検知器の各々に関し、光センサの測定値が異常判定用の条件を充足するか否かを判定する条件充足判定手段と、前記条件充足判定手段により、前記2台の火災検知器の両方の光センサの測定値が前記異常判定用の条件を充足すると判定された場合、前記2台の火災検知器の光センサはいずれも異常でないと判定し、前記条件充足判定手段により、前記2台の火災検知器の一方の光センサの測定値のみが前記異常判定用の条件を充足すると判定された場合、当該一方の火災検知器の光センサが異常であると判定する異常判定手段とを備える火災検知システムを提案する。
上記の実施態様に係る火災検知システムによれば、監視領域が同じ2台の火災検知器の光センサの測定値に基づきそれら2台の火災検知器の光センサの異常が判定されるため、1台の火災検知器の光センサの測定値のみに基づきその1台の火災検知器の光センサの異常を判定する火災検知システムと比較し、光センサの異常の誤判定が低減される。
また、上記の実施態様に係る火災検知システムにおいて、前記条件充足判定手段及び前記異常判定手段の少なくとも一方による判定の結果を示す判定結果データを記憶する記憶手段を備える、という構成が採用されてもよい。
この実施態様に係る火災検知システムによれば、例えば保守員等は判定結果データにより、光センサの測定値が異常判定用の条件を充足したか否か、又は、光センサの測定値が異常判定用の条件を充足したか否かを知ることができる。
また、上記の実施態様に係る火災検知システムにおいて、前記異常判定手段により判定された異常の頻度及び継続時間の少なくとも一方が故障判定用の条件を満たす光センサを故障していると判定する故障判定手段を備える、という構成が採用されてもよい。
この実施態様に係る火災検知システムによれば、光センサの測定値がごく稀に短時間、異常を示しても、すぐさまその光センサが故障とは判定されないため、例えば外乱等により光センサの測定値が異常を示しても故障と誤判定されない。
本発明によれば、火災検知器が有する光センサの異常の誤判定が低減される。
[実施形態]
以下、本発明の一実施形態に係る火災検知システム1を説明する。図1は火災検知システム1の全体構成を示した図である。火災検知システム1はトンネルTNで発生する火災を検知するシステムである。以下、便宜的に図1における左側をトンネルTNの下り側、右側をトンネルTNの上り側という。
以下、本発明の一実施形態に係る火災検知システム1を説明する。図1は火災検知システム1の全体構成を示した図である。火災検知システム1はトンネルTNで発生する火災を検知するシステムである。以下、便宜的に図1における左側をトンネルTNの下り側、右側をトンネルTNの上り側という。
火災検知システム1は、トンネルTNの内部に車両の走行方向における距離L毎に設置されているn個の火災検知器、すなわち火災検知器11(1)、11(2)、11(3)、・・・、11(n)を備える。以下、これらn個の火災検知器を火災検知器11と総称する。
n個の火災検知器11の各々には、実質的に2つの火災検知器が統合されている。具体的には、火災検知器11(i)(ただし、「i」は1≦i≦nである任意の自然数)には、火災検知器11(i)の設置位置より下り側の所定領域を監視領域とする火災検知器11(i)Rと、火災検知器11(i)の設置位置より上り側の所定領域を監視領域とする火災検知器11(i)Lが統合されている。以下、様々なiに関する火災検知器11(i)Rを火災検知器11Rと総称し、様々なiに関する火災検知器11(i)Lを火災検知器11Lと総称する。
火災検知器11(1)Lの監視領域は、火災検知器11(1)の設置位置と、火災検知器11(2)の設置位置との間の領域、すなわち、図1に示す監視領域A1である。火災検知器11(2)Rの監視領域は、火災検知器11(2)の設置位置と、火災検知器11(1)の設置位置との間の領域、すなわち、図1に示す監視領域A1である。このように、監視領域A1は、2台の火災検知器、すなわち、火災検知器11(1)Lと火災検知器11(2)Rにより監視されている。
火災検知器11(2)Lの監視領域は、火災検知器11(2)の設置位置と、火災検知器11(3)の設置位置との間の領域、すなわち、図1に示す監視領域A2である。火災検知器11(3)Rの監視領域は、火災検知器11(3)の設置位置と、火災検知器11(2)の設置位置との間の領域、すなわち、図1に示す監視領域A2である。このように、監視領域A2は、2台の火災検知器、すなわち、火災検知器11(2)Lと火災検知器11(3)Rにより監視されている。
上記のように、トンネルTNの内部を車両の走行方向において距離L毎に分割して得られる複数の監視領域の各々は、その監視領域の下り側に設置されている火災検知器11Lと、その監視領域の上り側に設置されている火災検知器11Rの2台により監視されている。
なお、本実施形態において、トンネルTNの下り側の出入口付近に設置されている火災検知器11(1)の火災検知器11(1)Rと、トンネルTNの上り側の出入口付近に設置されている火災検知器11(n)の火災検知器11(n)Lは、監視を行わないものとする。従って、火災検知器11(1)は火災検知器11(1)Rを備えなくてもよく、火災検知器11(n)は火災検知器11(n)Lを備えなくてもよい。
火災検知システム1は、n個の火災検知器11に加え、n個の火災検知器11の各々と通信接続された防災受信盤12と、防災受信盤12と通信接続されたサーバ装置13を備える。
図2は、火災検知器11のハードウェア構成を模式的に示した図である。火災検知器11はコンピュータ101と、コンピュータ101に接続された4つの光センサ、すなわち、光センサ111R、光センサ112R、光センサ111L、光センサ112Lを備える。
光センサ111Rと光センサ111Lは火災検知器11の設置位置より下り側の監視領域を監視するための光センサである。光センサ111Lと光センサ112Lは火災検知器11の設置位置より上り側の監視領域を監視するための光センサである。
光センサ111Rと光センサ111Lは、炎(熱源)が発する長波長側の波長帯に高い感度で応答する長波長側光センサである。光センサ111Rと光センサ111Lとしては、例えば、焦電素子を用いた光センサが採用される。以下、光センサ111Rと光センサ111Lを「光センサ111」と総称する。
光センサ112Rと光センサ112Lは、炎(熱源)が発する短波長側の波長帯に高い感度で応答する短波長側光センサである。光センサ112Rと光センサ112Lとしては、例えば、フォトダイオードを用いた光センサが採用される。以下、光センサ112Rと光センサ112Lを「光センサ112」と総称する。
コンピュータ101は、プログラムに従いデータ処理を行うプロセッサ1011と、プログラムを含む各種データを記憶するメモリ1012と、4つの光センサとの間で信号の入出力を行う入出力インタフェース1013と、防災受信盤12との間でデータ通信を行う通信インタフェース1014を備える。
なお、火災検知器11は、図2に示す構成部に加え、光センサの測定値を示す信号を増幅するアンプ、光センサの測定値を示すアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器等の構成部を備えるが、それらは本願発明の特徴と無関係であるため、図2において省略されており、以下の説明においてもそれらの説明は省略する。
図3は、火災検知器11の機能構成を模式的に示した図である。すなわち、コンピュータ101のプロセッサ1011が本実施形態に係るプログラムに従う処理を実行することにより、図3に符号113で示される判定装置を備える火災検知器11が実現される。以下、判定装置113の機能構成を説明する。
判定装置113は光センサ111Rと光センサ112Rの測定値を用いて火災判定及び光センサ111Rの異常判定を行う判定装置113Rと、光センサ111Lと光センサ112Lの測定値を用いて火災判定及び光センサ111Lの異常判定を行う判定装置113Lを備える。判定装置113Rと判定装置113Lの構成は共通しているため、以下、例として、判定装置113Rの構成を説明し、判定装置113Lの構成の説明は省略する。
判定装置113Rは、取得手段1131R、記憶手段1132R、火災判定手段1133R、条件充足判定手段1134R、送信手段1135Rを備える。
取得手段1131Rはプロセッサ1011の制御下で動作する入出力インタフェース1013により実現される。取得手段1131Rは、光センサ111Rから出力される測定値と光センサ112Rから出力される測定値を継続的に取得し、取得したそれらの測定値を記憶手段1132Rに記憶させる。
記憶手段1132Rはプロセッサ1011の制御下で動作するメモリ1012により実現される。記憶手段1132Rは取得手段1131Rが取得した測定値、火災判定手段1133R及び条件充足判定手段1134Rの判定結果等を示す各種データを記憶する。
火災判定手段1133Rはプロセッサ1011により実現される。火災判定手段1133Rは、光センサ111Rと光センサ112Rの測定値が所定の火災判定用条件を満たすか否かを継続的に判定し、判定結果を示すデータを記憶手段1132Rに記憶させる。
条件充足判定手段1134Rはプロセッサ1011により実現される。条件充足判定手段1134Rは、光センサ111Rと光センサ112Rの測定値が所定の異常判定用条件を満たすか否かを継続的に判定し、判定結果を示すデータを記憶手段1132Rに記憶させる。
なお、本実施形態においては、光センサ112Rが異常となる確率は実質的に無視できる程度に低いことが想定されており、よって、火災検知システム1は光センサ111Rの異常は判定するが、光センサ112Rの異常は判定しないものとする。
送信手段1135Rはプロセッサ1011の制御下で動作する通信インタフェース1014により実現される。送信手段1135Rは、記憶手段1132Rに記憶されている火災判定手段1133R及び条件充足判定手段1134Rの判定結果を示すデータに基づき、現在の状態が正常、火災発生、光センサ異常(後述)のいずれであるかを判定し、その判定結果を示すデータ(以下、「第1判定結果データ」という)を防災受信盤12に送信する。
なお、火災検知器11が備える光センサ111R、光センサ112R、判定装置113Rは、火災検知器11Rを構成する。また、火災検知器11が備える光センサ111L、光センサ112L、判定装置113Lは、火災検知器11Lを構成する。
図4は、光センサ111Rと光センサ112Rの測定値の経時変化を示したグラフの例である。グラフG1が光センサ111Rの測定値の経時変化を示し、グラフG2が光センサ112Rの測定値の経時変化を示している。
図4(a)は正常な状態、すなわち、火災が発生しておらず、光センサ111Rが異常でない状況下での光センサ111Rと光センサ112Rの測定値の経時変化を示している。正常な状態では、光センサ111Rと光センサ112Rの測定値が0近傍で安定する。
図4(b)は火災発生の状態での光センサ111Rと光センサ112Rの測定値の経時変化を示している。火災が発生している状況下では、光センサ111Rと光センサ112Rの測定値が正常状態より明らかに高い領域で小刻みに上昇、下降を繰り返す。
図4(c)は光センサ異常の状態、すなわち、光センサ111Rが異常である状況下での光センサ111Rと光センサ112Rの測定値の経時変化を示している。光センサ異常の状況下では、光センサ112Rの測定値は0近傍で安定するが、光センサ111Rの測定値が大きく上昇、下降を繰り返したり、正常状態より明らかに高い領域で小刻みに上昇、下降を繰り返したりする。
上記のような光センサ111Rと光センサ112Rの測定値の特性を踏まえ、火災検知器11は以下の火災判定用条件及び異常判定用条件を用いて、火災及び光センサ111Rの異常の判定を行う。
(火災判定用条件)
(条件1)光センサ111Rの測定値が閾値T1以上である。
(条件2)光センサ112Rの測定値が閾値T2以上である。
(条件3)光センサ112Rの測定値に対する光センサ111Rの測定値の比率が閾値T3以上、かつ、閾値T4以下(ただし、T3<T4)である。
(条件1)光センサ111Rの測定値が閾値T1以上である。
(条件2)光センサ112Rの測定値が閾値T2以上である。
(条件3)光センサ112Rの測定値に対する光センサ111Rの測定値の比率が閾値T3以上、かつ、閾値T4以下(ただし、T3<T4)である。
火災判定手段1133は、上記の火災判定用条件の条件1~3の全てが、過去の所定時間長(以下、例として3分間とする)の期間内に所定回数以上、満たされた場合、火災が発生していると判定する。
(異常判定用条件)
(条件1)光センサ111Rの測定値が閾値T5以上である。
(条件2)光センサ112Rの測定値が閾値T6以下である。
(条件3)光センサ112Rの測定値に対する光センサ111Rの測定値の比率が閾値T7以上、又は、閾値T8以下(ただし、T7>T8)である。
(条件1)光センサ111Rの測定値が閾値T5以上である。
(条件2)光センサ112Rの測定値が閾値T6以下である。
(条件3)光センサ112Rの測定値に対する光センサ111Rの測定値の比率が閾値T7以上、又は、閾値T8以下(ただし、T7>T8)である。
条件充足判定手段1134は、上記の異常判定用条件の条件1~3の全てが、過去の所定時間長(以下、例として3分間とする)の期間内に所定回数以上、満たされた場合、光センサ111Rの測定値が異常であると判定する。
図5は、防災受信盤12のハードウェア構成を模式的に示した図である。防災受信盤12はコンピュータ102と、コンピュータ102に接続されたディスプレイ121及び操作ユニット122を備える。
コンピュータ102は、プログラムに従いデータ処理を行うプロセッサ1021と、プログラムを含む各種データを記憶するメモリ1022と、ディスプレイ121及び操作ユニット122との間で信号の入出力を行う入出力インタフェース1023と、n個の火災検知器11及びサーバ装置13との間でデータ通信を行う通信インタフェース1024を備える。
図6は、防災受信盤12の機能構成を模式的に示した図である。すなわち、コンピュータ102のプロセッサ1021が本実施形態に係るプログラムに従う処理を実行することにより、図6に符号123で示される判定装置を備える防災受信盤12が実現される。以下、判定装置123の機能構成を説明する。
判定装置123は、受信手段1231、計時手段1232、記憶手段1233、異常判定手段1234、故障判定手段1235、送信手段1236、表示制御手段1237、操作受付手段1238を備える。
受信手段1231はプロセッサ1021の制御下で動作する通信インタフェース1024により実現される。受信手段1231はn個の火災検知器11の各々から第1判定結果データを受信し、受信した第1判定結果データを、計時手段1232から取得したその時点における現在時刻を示す時刻データと対応付けて記憶手段1233に記憶させる。
記憶手段1233は、直近の過去の所定期間に受信手段1231が受信した第1判定結果データを格納するためのテーブル(以下、「第1判定結果テーブル」という)を記憶している。図7は第1判定結果テーブルの構成を例示した図である。記憶手段1233は、火災検知器11(1)L~火災検知器11(n)Rの各々に関し第1判定結果テーブルを記憶しているが、図7においては例として、共に監視領域A1を監視する火災検知器11(1)Lと火災検知器11(2)Rに関する第1判定結果テーブルを示している。この点は、後述の図8及び図9においても同様である。
第1判定結果テーブルは「日時」欄と「判定結果」欄を有する。「日時」欄には時刻データが格納され、「判定結果」欄には第1判定結果データが格納される。
図6を参照し、防災受信盤12の機能構成の説明を続ける。計時手段1232はプロセッサ1021により実現される。計時手段1232は基準時刻からの経過時間を継続的に測定することによって現在時刻を特定し、特定した現在時刻を示す時刻データを受信手段1231に引き渡す。
記憶手段1233はプロセッサ1021の制御下で動作するメモリ1022により実現される。記憶手段1233は受信手段1231が受信した第1判定結果データ、異常判定手段1234及び故障判定手段1235の判定結果を示すデータ等の各種データを記憶する。
異常判定手段1234はプロセッサ1021により実現される。異常判定手段1234は、n個の火災検知器11の各々から受信手段1231が受信した第1判定結果データに基づき、n個の火災検知器11が備える光センサ111R及び光センサ111Lの各々が異常であるか否かを判定する。より具体的には、異常判定手段1234は、監視領域が同じ2台の火災検知器、すなわち、火災検知器11(i)Lと火災検知器11(i+1)R(ただし、iは1≦i≦n-1である任意の自然数)の同時期における第1判定結果データの一方が異常を示し、他方が正常を示す場合に限り、異常を示す第1判定結果データの送信元の火災検知器を異常である、と判定する。
異常判定手段1234は判定結果を示すデータ(以下、「第2判定結果データ」という)を記憶手段1233に記憶させる。
記憶手段1233は、直近の過去の所定期間における第2判定結果データを格納するためのテーブル(以下、「第2判定結果テーブル」という)を記憶している。図8は第2判定結果テーブルの構成を例示した図である。第2判定結果テーブルの構成は第1判定結果テーブルの構成と同じである。第2判定結果テーブルの「日時」欄には判定に用いた第1判定結果データに対応付けられている時刻データが格納され、「判定結果」欄には第2判定結果データが格納される。
例えば、図7に示す第1判定結果テーブルに格納されているデータによれば、2019年1月1日12時09分に、火災検知器11(1)Lと火災検知器11(2)Rの両方が「光センサ異常」と判定されている。この場合、異常判定手段1234は火災検知器11(1)Lと火災検知器11(2)Rの両方の光センサ111を正常と判定する(図8参照)。一方、2019年1月1日15時27分、30分、33分に、火災検知器11(1)Lは「光センサ異常」と判定されているが、火災検知器11(2)Rは「正常」と判定されている。この場合、異常判定手段1234は火災検知器11(1)Lの光センサ111を異常と判定し、火災検知器11(2)Rの光センサ111は正常と判定する(図8参照)。
異常判定手段1234が、監視領域が同じ2台の火災検知器の同時期における第1判定結果データの一方が異常を示し、他方が正常を示す場合に限り、異常を示す第1判定結果データの送信元の火災検知器を異常である、と判定する理由は、同じ監視領域を監視している2つの光センサ111が同時に異常となる確率が極めて低いためである。すなわち、同じ監視領域を監視している2つの光センサ111が、それらの光センサ111を備える火災検知器11の判定装置113によって共に異常と判定されている場合、それらの光センサ111が異常ではなく、それらの光センサ111の監視領域に炎を出さない高温の物体(例えば、露出したマフラー)が存在する可能性が高いためである。
図6を参照し、防災受信盤12の機能構成の説明を続ける。故障判定手段1235はプロセッサ1021により実現される。故障判定手段1235は、第2判定結果データが示す異常判定手段1234の判定結果が所定の故障判定用条件を満たすか否かを継続的に判定する。
故障判定手段1235は複数の光センサ111の各々に関し、以下の故障判定用条件を用いて故障の判定を行う。
(故障判定用条件)
(条件1)連続して異常と判定された回数が閾値T9以上である。
(条件2)直近の過去の所定長の期間において異常と判定された回数が閾値T10以上である。
(条件1)連続して異常と判定された回数が閾値T9以上である。
(条件2)直近の過去の所定長の期間において異常と判定された回数が閾値T10以上である。
故障判定手段1235は、上記の故障判定用条件の条件1及び2の少なくとも一方が満たされた場合、対象の光センサ111を故障と判定する。なお、故障判定用条件の条件1は異常の継続時間が閾値以上であることを意味する。また、故障判定用条件の条件2は異常の頻度が閾値以上であることを意味する。
また、故障判定手段1235は複数の光センサ111の各々に関し、以下の故障予兆判定用条件を用いて故障予兆の判定を行う。故障予兆とは、光センサ111が時々異常な測定値を出力するが、その頻度が十分に低く、また、その継続時間が十分に短いため、実運用上の支障は生じていない状態を意味する。
(故障予兆判定用条件)
(条件1)直近の過去の所定長の期間において異常と判定された回数が閾値T11以上、かつ、閾値T10未満である(T11は1≦T11<T10を満たす自然数)。
(条件1)直近の過去の所定長の期間において異常と判定された回数が閾値T11以上、かつ、閾値T10未満である(T11は1≦T11<T10を満たす自然数)。
故障判定手段1235は、故障判定用条件の条件1及び2のいずれも満たされず、上記の故障予兆判定用条件の条件1が満たされた場合、対象の光センサ111を故障予兆と判定する。
故障判定手段1235は上記の故障判定及び故障予兆判定の結果を示すデータ(以下、「第3判定結果データ」という)を記憶手段1233に記憶させる。
記憶手段1233は、直近の過去の所定期間における第3判定結果データを格納するためのテーブル(以下、「第3判定結果テーブル」という)を記憶している。図9は第3判定結果テーブルの構成を例示した図である。第3判定結果テーブルの構成は第1判定結果テーブルの構成と同じである。第3判定結果テーブルの「日時」欄には判定に用いた第2判定結果データに対応付けられている時刻データのうち最も遅いタイミングの時刻データが格納され、「判定結果」欄には第3判定結果データが格納される。
図9は、上記の故障判定用条件の条件1の閾値T9が「3」であり、上記の故障予兆判定用条件の条件1の閾値T10が「1」である場合に、図8に示す第2判定結果テーブルに基づき故障判定手段1235が行う判定の結果が格納された第3判定結果テーブルである。
例えば、図8に示す第2判定結果テーブルに格納されているデータによれば、2019年1月1日12時27分、30分、33分に、火災検知器11(1)Lが「光センサ異常」と判定されている。そのため、故障判定手段1235は2019年1月1日12時27分、30分に関しては、連続して「光センサ異常」と判定された回数が1回以上、3回未満であるため、「故障予兆」と判定する。また、故障判定手段1235は2019年1月1日12時33分に関しては、連続して「光センサ異常」と判定された回数が3回に達したので、「故障」と判定する。
図6を参照し、防災受信盤12の機能構成の説明を続ける。送信手段1236はプロセッサ1021の制御下で動作する通信インタフェース1024により実現される。送信手段1236は記憶手段1233に記憶されている第1判定結果データ、第2判定結果データ、第3判定結果データをサーバ装置13に送信する。
表示制御手段1237はプロセッサ1021により実現される。表示制御手段1237はディスプレイ121に各種画像を表示されるための制御を行う。例えば、いずれかの監視領域に関する第1判定結果データが火災を示す場合、表示制御手段1237は「エリア## 火災」という文字を表す画像データを生成する。ここで、「##」は監視領域を識別する情報である。また、いずれかの光センサ111に関する第3判定結果データが故障を示す場合、表示制御手段1237は「火災検知器##(X) 故障」という文字を表す画像データを生成する。ここで、「##」は火災検知器11を識別する情報であり、「X」はその火災検知器11が有する2つの光センサ111のうち故障している光センサ111を特定する情報である。
保守員等は、表示制御手段1237の制御下でディスプレイ121が表示する画像が表す文字により、火災発生時にどの監視領域で火災が発生しているか、また、いずれかの光センサ111が故障している場合にどの光センサ111が故障しているか、と容易に知ることができる。
操作受付手段1238はプロセッサ1021の制御下で動作する入出力インタフェース1023により実現される。操作受付手段1238は保守員等のユーザが操作ユニット122に対し行う操作を受け付ける。なお、ユーザが操作ユニット122を用いて防災受信盤12に対し行う操作には、例えば、火災発生時に消火装置の動作開始を指示するための操作等が含まれる。
以上が防災受信盤12の説明である。サーバ装置13(図1参照)は、防災受信盤12から第1判定結果データ、第2判定結果データ、第3判定結果データを受信し、受信したそれらのデータを記憶する。サーバ装置13は、いずれかの監視領域に関する第1判定結果データが「火災」を示す場合、表示、発音、メール送信等により、トンネルTNの管理者等のユーザに火災の発生を報知する。また、サーバ装置13は、いずれかの光センサ111に関する第3判定結果データが「故障予兆」又は「故障」を示す場合、表示、発音、メール送信等により、トンネルTNの保守員等のユーザに故障予兆又は故障を報知する。
上述した火災検知システム1によれば、トンネルTNに設置されている火災検知器11が有する光センサ111の各々が異常であるか否かが判定される。その際、同じ監視領域を監視している光センサ111の両方が同時に異常であると判定された場合には、それらの光センサ111の両方が正常であるとみなす。その結果、火災検知システム1によれば、炎を伴わない高温の物体が監視領域に存在するような場合、光センサ111が異常であると誤判定されることはない。
また、上述した火災検知システム1によれば、光センサ111が故障であるか否か、また、光センサ111が故障予兆の状態であるかが判定される。その結果、火災検知システム1によれば、保守員等により、光センサ111が突然故障した場合には速やかに故障した光センサ111の交換等の対応が可能であるとともに、光センサ111が経年劣化等により故障に近づいている場合には故障前に光センサ111を交換等することで、故障の発生を未然が防がれる。
また、上述した火災検知システム1によれば、第1判定結果データ、第2判定結果データ、第3判定結果データが記憶される。従って、保守員等のユーザは、これらのデータに基づき、光センサ111の故障に関する様々な検討を行うことができる。例えば、ある光センサ111に関し故障予兆と判定された場合に、保守員等のユーザは、その光センサ111の過去の第2判定結果データの内容を検討することで、その光センサ111を至急、交換すべきか否かを判断することができる。
[変形例]
上述の実施形態は本発明の一具体例であって、本発明の技術的思想の範囲内において様々に変形可能である。以下にそれらの変形の例を示す。なお、以下に示す2以上の変形例が適宜組み合わされてもよい。
上述の実施形態は本発明の一具体例であって、本発明の技術的思想の範囲内において様々に変形可能である。以下にそれらの変形の例を示す。なお、以下に示す2以上の変形例が適宜組み合わされてもよい。
(1)上述した火災検知システム1においては、異常判定手段1234及び故障判定手段1235は防災受信盤12が備える。火災検知システム1において、異常判定手段1234及び故障判定手段1235を備える装置は防災受信盤12に限られない。例えば、異常判定手段1234及び故障判定手段1235の少なくとも一方をサーバ装置13が備えてもよい。
(2)上述した実施形態において採用されている火災判定用条件、異常判定用条件、故障判定用条件、故障予兆判定用条件は例示であって、これらに代えて、他の様々な条件が採用されてよい。
(3)上述した火災検知システム1が備えるn個の火災検知器11の各々は、火災検知器11R及び火災検知器11Lという2台の火災検知器を備える。これに代えて、火災検知器11R及び火災検知器11Lが各々個別の筐体を持つ独立した装置として構成されてもよい。
(4)上述した火災検知システム1はトンネルTN内における火災を検知する。火災検知システム1が火災検知を行う空間はトンネルTN内の空間に限られない。例えば、火災検知システム1がビル内空間の火災検知に用いられてもよい。
(5)上述した火災検知システム1が備える火災検知器11は2種類の光センサを備えるが、火災検知器11が備える光センサの種類は2つに限られず、1つ又は3つ以上であってもよい。
(6)上述した火災検知システム1が備える火災検知器11はコンピュータ101を備え、プロセッサ1011がプログラムに従う処理を実行することで火災検知器11の機能が実現されるものとした。これに代えて、火災検知器11が図3に示す構成を備える専用装置であってもよい。また、上述した火災検知システム1が備える防災受信盤12はコンピュータ102を備え、プロセッサ1021がプログラムに従う処理を実行することで防災受信盤12の機能が実現されるものとした。これに代えて、防災受信盤12が図6に示す構成を備える専用装置であってもよい。
(7)上述した火災検知システム1においては、火災検知器11の判定結果を示す第1判定結果データに対し時刻データが対応付けられる処理は防災受信盤12において行われる。この処理が火災検知器11において行われてもよい。その場合、火災検知器11が計時手段を備え、第1判定結果データに対し計時手段により計時した時刻を示す時刻データを対応付けて、防災受信盤12に送信すればよい。
(8)上述した火災検知システム1の説明に用いた図7は、複数の火災検知器11の各々から防災受信盤12に対し第1判定結果データが送信されるタイミングが揃っている場合のデータ例を示している。すなわち、図7に例示の複数の第1判定結果テーブルの「日時」欄には同じ時刻データが格納されている。複数の火災検知器11の各々から防災受信盤12に対し第1判定結果データが送信されるタイミングは必ずしも揃っていなくてもよい。その場合、異常判定手段1234は、監視領域が同じ2つの光センサ111に関する第1判定結果テーブルの「日時」欄に格納されている時刻データが互いに最も近いデータレコードの「判定結果」欄に格納されている第1判定結果データを、同じタイミングの判定結果を示す第1判定結果データとして用いて、それらの光センサ111の異常の判定を行えばよい。
(9)上述した火災検知システム1においては、記憶手段1233が異常判定手段1234による判定の結果を示す第2判定結果データと、故障判定手段1235による判定の結果を示す第3判定結果データの両方を記憶するが、記憶手段1233は第2判定結果データと第3判定結果データの少なくとも一方を記憶すればよい。例えば、記憶手段1233が第2判定結果データを記憶し、第3判定結果データを記憶しなくてもよい。また、記憶手段1233が第3判定結果データを記憶し、第2判定結果データを記憶しなくてもよい。
1…火災検知システム、11…火災検知器、12…防災受信盤、13…サーバ装置、101…コンピュータ、102…コンピュータ、111…光センサ、112…光センサ、113…判定装置、121…ディスプレイ、122…操作ユニット、123…判定装置、1011…プロセッサ、1012…メモリ、1013…入出力インタフェース、1014…通信インタフェース、1021…プロセッサ、1022…メモリ、1023…入出力インタフェース、1024…通信インタフェース、1131…取得手段、1132…記憶手段、1133…火災判定手段、1134…条件充足判定手段、1135…送信手段、1231…受信手段、1232…計時手段、1233…記憶手段、1234…異常判定手段、1235…故障判定手段、1236…送信手段、1237…表示制御手段、1238…操作受付手段
Claims (3)
- 同じ監視領域における火災の発生を光センサにより検知する2台の火災検知器と、
前記2台の火災検知器の各々に関し、光センサの測定値が異常判定用の条件を充足するか否かを判定する条件充足判定手段と、
前記条件充足判定手段により、前記2台の火災検知器の両方の光センサの測定値が前記異常判定用の条件を充足すると判定された場合、前記2台の火災検知器の光センサはいずれも異常でないと判定し、前記条件充足判定手段により、前記2台の火災検知器の一方の光センサの測定値のみが前記異常判定用の条件を充足すると判定された場合、当該一方の火災検知器の光センサが異常であると判定する異常判定手段と
を備える火災検知システム。 - 前記条件充足判定手段及び前記異常判定手段の少なくとも一方による判定の結果を示す判定結果データを記憶する記憶手段を備える
請求項1に記載の火災検知システム。 - 前記異常判定手段により判定された異常の頻度及び継続時間の少なくとも一方が故障判定用の条件を満たす光センサを故障していると判定する故障判定手段を備える
請求項1又は2に記載の火災検知システム。
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