JP2612476B2 - テープカートリッジ - Google Patents

テープカートリッジ

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JP2612476B2
JP2612476B2 JP63157480A JP15748088A JP2612476B2 JP 2612476 B2 JP2612476 B2 JP 2612476B2 JP 63157480 A JP63157480 A JP 63157480A JP 15748088 A JP15748088 A JP 15748088A JP 2612476 B2 JP2612476 B2 JP 2612476B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、本体ケースの前面に裏蓋付きの前蓋を備え
たテープカートリッジに係り、前蓋と裏蓋との間のダス
トシール構造に特徴を有する。
〔従来の技術〕
この種のテープカートリッジでは、不使用時に外部か
ら塵埃が侵入してテープに付着すると、ドロップアウト
などを招くので、前蓋と裏蓋との間のダストシールを確
実に行うことが望まれる。
とくに鉄、コバルト、コバルトニッケル、コバルト−
リンなどの金属材料からなる磁性層を有するテープ、具
体的には蒸着テープの場合、大気中の有害な浮遊粒子に
触れると磁性層が酸化腐食するので、より厳密なダスト
シール性能が要求される。
かかる要望を満足する従来技術として、例えば特開昭
58−164067号公報が注目できる。そこでは前蓋の下端に
内向き鍔を突出形成し、前蓋の閉じ姿勢において裏蓋の
下端部が前蓋の前記鍔上に重合する形態を採る。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記の従来例は、前蓋下端と裏蓋下端との重合部がテ
ープローディング用ポケットの内側にあって、シール性
を高める上で有効ではあるが、鍔が前蓋の下端から内方
に相当大きく突出する構造となっている。そのために、
鍔先端の回動軌跡が前蓋と裏蓋との間に位置するテープ
に比較的近く、テープが弛んでいる状態で前蓋が開き操
作された際に、鍔の先端でテープの下縁を引っ掛けて、
テープ損傷を招くおそれがあった。
そこで本発明の目的は、基本的には上記の従来形態を
踏襲して前蓋下端と裏蓋下端との間のダストシール性を
高めるものでありながら、前蓋開放時におけるテープの
引っ掛けが生じないテープカートリッジを提供するにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
すなわち本発明は、本体ケース1の前面に裏蓋13付き
の前蓋9を備えたテープカートリッジにおいて、前蓋9
の前面板17の下端に内向き鍔20を突設し、該前面板17の
内面における鍔20の上方部位に、該鍔20の上面につなが
る凹部21を形成する。具体的には前蓋9の前面板17の厚
さをtとしたとき、前面板17の凹部21の形成により薄肉
となる部分の厚さt′が、前記厚さtよりも小さくなる
ように設定する。かくして、前蓋9の閉じ姿勢において
前記凹部21に裏蓋13の下端が入り込んで鍔20上に重合す
るよう構成したものである。なお、裏蓋13の下端は前記
鍔20の上面に近接しておればよく、必ずしも完全に接触
する必要はない。また、本発明では裏蓋13の上端縁に一
体形成した上面板部13aの左右端を、本体ケース1のテ
ープローディング用のポケット5内の左右側面に設けた
カム溝19・19の真上より左右横外側方に位置するまで延
設して、この左右端で以てカム溝19・19の開口上端面を
閉塞する。更に、裏蓋13の下端部の左右両側に、左右横
外側方に突出する舌片23・23を設け、この舌片23・23で
以て閉じ姿勢の裏蓋13の左右の側端縁と左右のテープ引
出口4・4内のテープパス規制ピン6・6の各前端との
間の間隙aの下側を塞いでなる。
〔作用〕
不使用時に裏蓋13の下端は、第1図に示すごとく本体
ケース1の前面に形成されたポケット5の内部において
前蓋下端の内向き鍔20上に重合しており、大気中の浮塵
が前蓋9と裏蓋13との間のテープ走行空間に侵入し難い
ラビリンス構造が得られる。
鍔20は凹部21の下方に連続形成されているので、該鍔
20の有効前後長が大きくても鍔20の前蓋内面からの突出
量は小さく、鍔先端の前蓋揺動中心まわりの回動軌跡は
テープ2の下端から大きく離れている。従って、テープ
2が多少前方に弛み出た状態で前蓋9が開き操作されて
も、鍔20の先端でテープ2の下端を引っ掛けることはな
い。
〔発明の効果〕
以上のようにした本発明によれば、前蓋下端と裏蓋下
端との重合シール構造に簡単な改良を加えることで、該
当部位のダストシール性を高めながら前蓋開放時のテー
プの引っ掛け損傷をよく防止することができる。また、
裏蓋13の上面板部13aの左右端で左右のカム溝19・19の
開口上端面を完全に閉塞するとともに、裏蓋13の下端の
左右の舌片23・23で裏蓋13の左右の側端縁と左右のテー
プパス規制ピン6・6の各前端との間の間隙aの下側を
も塞ぐことにより、カム溝19・19の開口上端面および前
記間隙aから塵埃が侵入してテープ2に付着するのをよ
く防止できてダストシール性をより一層高めることがで
きる。
〔実施例〕
図面は本発明に係るテープカートリッジの第1実施例
として、8mmビデオ用を例示した。
第1図ないし第3図において、1はプラスチック製の
上下ケース1a・1bを蓋合わせ状に結合してなる本体ケー
スである。本体ケース1の内部左右にはテープ2が巻か
れるテープリール3・3を回転自在に収容配置してあ
る。本体ケース1の前端の左右隅部にテープ引出口4・
4を前方開口状に形成してあり、本体ケース1の前面中
央部にテープ引き出し用のポケット5が左右のテープ引
出口4・4間にわたってケース内方に向けて入り込み状
に凹設されている。左右の各テープ引出口4・4にはポ
ケット5側の内側方にテープパス規制ピン6・6を本体
ケース1の底壁7から一体に立設してあり、該ピン6・
6を介してテープ2が一方のテープリール3から本体ケ
ース1の前面に導出されて他方のテープリール3に巻き
掛けられている。
本体ケース1には、不使用時に前記規制ピン6・6間
に張られたテープ2の前面側をカバーして保護するため
の前蓋9を有する。この前蓋9は、本体ケース1の前面
をこれの左右間にわたって閉合する左右長を有し、左右
端から後方へ連設した連結片10・10が本体ケース1の左
右の横側壁11・11の各前端部に外嵌する状態で枢軸12・
12まわりに開閉回動自在に枢結されている。なお右側の
枢軸12上には図外のつる巻ばねを介装して前蓋9を常に
閉じ姿勢に回動付勢している。
ポケット5の存在箇所において、前蓋9の内面側に裏
蓋13が付設されている。この裏蓋13は前蓋9の開閉動作
に連動して開閉作動する。すなわち、裏蓋13の上下中間
部の左右端に枢軸14が突設され、かつ左右端の内面側に
連設した連出片15・15にカムフォロアピン16・16がそれ
ぞれ突設されていて、前蓋9の前面板17の上端部から垂
設した左右のブラケット18・18に前記枢軸14がそれぞれ
回動自在に枢支連結され、ポケット5の左右側面に形成
した略S字状のカム溝19に前記カムフォロアピン16がそ
れぞれ嵌入している。
前蓋9の前面板17が垂直姿勢の閉じ状態にあるときに
は、裏蓋13はこれ自体の自重バランスで枢軸14まわりに
回動して裏蓋13の下端部が前面板17の下端部に接当し
て、前面板17の内側を走るテープ2の下側方を含む内方
側を閉じるとともに、裏蓋13の上面板部13aがポケット
5の開口上面をも閉じる。裏蓋9が上方に揺動開放され
ると、カム溝19にカムフォロアピン16が案内されて第1
図中の仮想線で示すように、裏蓋13がテープ2に干渉す
ることなく前蓋9と共に上方に移動してポケット5の前
面を開放状態とする。
本発明は、かかる裏蓋13付きの前蓋9を備えたテープ
カートリッジにおいて、不使用時における前蓋9の下端
と裏蓋13の下端とのシール構造に改良を加えたものであ
る。
前蓋9が閉じ姿勢にある状態において、第1図に示す
ごとく前蓋9の前面板17の下端に鍔20を内向きに突設
し、該前面板17の内面における鍔20の上方部位に、該鍔
20の上面につながる凹部21を形成し、以て該凹部21に裏
蓋13の下端が入り込んで鍔20上に重合するよう構成して
ある。
具体的には、前蓋9の前面板17は所定の厚さtを有す
るが、前面板17の凹部21の形成より薄肉となる部分の厚
さt′は、前面板17の前記厚さtよりも小さく(t′<
t)に設定し、そのうえで内向き鍔20の前後幅sは前面
板17の厚さt以上の大きさ(s≧t)に設定した。また
鍔20の上面は前蓋9の開放時に裏蓋13の下端縁と突っ掛
かり係合しないよう内方(後方)に向けて下がり傾斜の
テーパー面とした。
更に、上ケース1aの上壁には、第3図および第4図に
示すごとくポケット5の形成箇所の左右両側において裏
蓋13の上面板部13aの左右端を受け止める段部22を、前
記カム溝19よりも横外側方にまで延長して凹設し、以て
カム溝19の上端を裏蓋13の上面板部13aで完全に閉塞し
て、カム溝19を介して外気中の浮塵が前蓋9と裏蓋13と
の間に侵入するのを防いでいる。
また、第5図に示すように裏蓋13の下端両側には横外
側方に突出する舌片23・23を設け、裏蓋13の側端縁とテ
ープパス規制ピン6の前端との間に生ずる間隙aからテ
ープ2がポケット5内に直接露出するのを該舌片23で塞
いで防止している。
また第6図および第8図において、本体ケース1にお
ける横側壁11の前蓋枢支点より前側では、該枢支点より
後方の本体ケース側での上下ケース1a・1bの密着性を図
るために弱干の間隙bが生じるようになっており、この
間隙bからの浮塵の侵入を防ぐために、上ケース1aの横
側壁11aの下縁24と下ケース1bの横側壁11bの上縁25とを
互いに入り込み重合するテーパー形状に形成して突き合
わせた。
各テープ引出口4の前端には、第3図に示すごとくケ
ース底壁7から突壁26を左右間にわたって突設してあ
り、テープ2は該突壁26で下動限界が接当規制されて走
行する。かつ前蓋9には該突壁26に臨む左右の下端縁を
切り欠、この切欠部27を介して突壁26の前端面にデッキ
側の部材を当て付けることにより、デッキに対するテー
プカートリッジの押し込み限界を接当規制している。し
かるに該当箇所でもダストシール性が問題になるので、
第7図に示すごとく切欠部27の上端縁の内面側から鉤形
の突片28を突設し、この突片28を前記突壁26の内側に回
り込ませておくことにより、切欠部27からテープ引出口
4内への浮塵侵入を防いでいる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係るテープカートリッジの実施例を示し
てあり、 第1図は前部の縦断側面図、 第2図は全体の外観斜視図、 第3図は分解斜視図、 第4図は前方左側部位の平面図、 第5図は前方左側部位の一部切欠き底面図、 第6図は第4図におけるVI−VI線断面図、 第7図は第4図におけるVII−VII線断面図、 第8図は本体ケースの前方左側部位の分解斜視図であ
る。 1……本体ケース、 2……テープ、 3……テープリール、 5……ポケット、 9……前蓋、 10……連結片、 13……裏蓋、 17……前蓋の前面板、 20……鍔、 21……凹部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープ2が巻かれるテープリール3・3を
    収容した本体ケース1の前面の左右に、テープ引出口4
    ・4を設け、本体ケース1の前面の前記テープ引出口4
    ・4間にテープローディング用のポケット5を設けてお
    り、 各テープ引出口4内のポケット5側にはテープパス規制
    ピン6が立設されており、 本体ケース1の前面側に、前記テープパス規制ピン6・
    6間に張られたテープ2の前面側を覆う前蓋9が開閉回
    動自在に備えられ、前記ポケット5の存在箇所において
    前蓋9の内面側に、ポケット5の上方を閉じる上面板部
    13aを上端縁に一体形成していて前記テープ2の後面側
    を覆う裏蓋13が枢軸14まわりに回動自在に枢支連結され
    ており、 裏蓋13はこれの左右端にカムフォロアピン16・16を有
    し、このカムフォロアピン16・16を前記ポケット5内の
    左右側面に上下方向に設けたカム溝19・19に摺動自在に
    嵌入しており、 前蓋9の開閉動作に連動して裏蓋13がカムフォロアピン
    16・16をカム溝19・19に沿って上下方向に摺動すること
    により開閉作動するようにしてなるテープカートリッジ
    において、 前蓋9の所定厚さtを有する前面板17の下端に内向きの
    鍔20を突設し、 該前面板17の内面における鍔20の上方部位に、該鍔20の
    上面につながる凹部21を形成し、 前面板17の凹部21の形成により薄肉となる部分の厚さ
    t′は前記厚さtよりも小さく設定し、 前蓋9の閉じ姿勢において、前記凹部21に裏蓋13の下端
    部が入り込んで鍔20上に重合するように構成してあり、 裏蓋13の上面板部13aの左右端を、前記カム溝19・19の
    真上より左右横外側方に位置するまで延設して、この左
    右端でカム溝19・19の開口上端面を閉塞しており、 裏蓋13の下端部の左右両側に、左右横外側方に突出する
    舌片23・23を設け、この舌片23・23で閉じ姿勢の裏蓋13
    の左右の側端縁と左右のテープパス規制ピン6・6の各
    前端との間の間隙aの下側を塞いでなることを特徴とす
    るテープカートリッジ。
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