JP2611721B2 - イレージャロケーション多項式乗算回路 - Google Patents
イレージャロケーション多項式乗算回路Info
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- JP2611721B2 JP2611721B2 JP5110839A JP11083993A JP2611721B2 JP 2611721 B2 JP2611721 B2 JP 2611721B2 JP 5110839 A JP5110839 A JP 5110839A JP 11083993 A JP11083993 A JP 11083993A JP 2611721 B2 JP2611721 B2 JP 2611721B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リードソロモン符号の
復号に適用できるイレージャロケーション多項式乗算回
路に関する。
復号に適用できるイレージャロケーション多項式乗算回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来のイレージャロケーション多
項式乗算回路である。ここでイレージャロケーション多
項式σk (X)を σk (X)=(X+αa )(X+αb )+・・・+(X
+αy )(X+αz ) とし、乗算される被乗数多項式であるシンドローム多項
式S(X)、及び誤り位置多項式σe (X)を S(X)=σe (X)=Y2t-1X2t-1+Y2t-2X2t-2+
・・・+Y1 X+Y0 とする。但し、tは最大訂正能力数である。
項式乗算回路である。ここでイレージャロケーション多
項式σk (X)を σk (X)=(X+αa )(X+αb )+・・・+(X
+αy )(X+αz ) とし、乗算される被乗数多項式であるシンドローム多項
式S(X)、及び誤り位置多項式σe (X)を S(X)=σe (X)=Y2t-1X2t-1+Y2t-2X2t-2+
・・・+Y1 X+Y0 とする。但し、tは最大訂正能力数である。
【0003】イレージャロケーション多項式σk (X)
は展開して、α0 Xn +αa Xn-1+αb Xn-2 +・・
・+αy X+αz とし、各係数を順次入力して乗算を行
っていく。
は展開して、α0 Xn +αa Xn-1+αb Xn-2 +・・
・+αy X+αz とし、各係数を順次入力して乗算を行
っていく。
【0004】乗算回路M20〜M22t-1 は被乗数多項式係
数入力42から入力される係数Y2t-1,Y2t-2,・・
・,Y1 ,Y0 とイレージャロケーション多項式係数入
力41から順次入力されるイレージャロケーション多項
式の各係数α0 ,αa ,αb ,・・・,αy ,αz との
乗算を行う。係数α0 が入力されると、被乗数多項式の
0次係数Y0 は乗算回路M20で乗算され、レジスタR20
でラッチされる。他の次数の係数Y1 ,・・・,Y2t-2
は乗算回路M21〜M22t-2 においてα0 と乗算され、レ
ジスタR20〜R22t-3 出力と加算回路A21〜A22t-2 に
おいてEXOR演算され、レジスタR21〜R22t-2 でラ
ッチされる。また、最高次数のY2t-1は乗算回路M
22t-1 においてα0 と乗算された後、レジスタR22t-2
出力と加算回路A22t-1 でEXOR演算され、イレージ
ャロケーション多項式と乗算された結果が順次シリアル
で出力される。但し、次行程でのユークリッドアルゴリ
ズム回路、或いはチェン・サーチ回路においてイレージ
ャロケーション多項式乗算結果はパラレルデータとして
必要であり、シリアル−パラレル変換回路43でシリア
ル−パラレル変換してイレージャロケーション多項式乗
算出力44から出力される。
数入力42から入力される係数Y2t-1,Y2t-2,・・
・,Y1 ,Y0 とイレージャロケーション多項式係数入
力41から順次入力されるイレージャロケーション多項
式の各係数α0 ,αa ,αb ,・・・,αy ,αz との
乗算を行う。係数α0 が入力されると、被乗数多項式の
0次係数Y0 は乗算回路M20で乗算され、レジスタR20
でラッチされる。他の次数の係数Y1 ,・・・,Y2t-2
は乗算回路M21〜M22t-2 においてα0 と乗算され、レ
ジスタR20〜R22t-3 出力と加算回路A21〜A22t-2 に
おいてEXOR演算され、レジスタR21〜R22t-2 でラ
ッチされる。また、最高次数のY2t-1は乗算回路M
22t-1 においてα0 と乗算された後、レジスタR22t-2
出力と加算回路A22t-1 でEXOR演算され、イレージ
ャロケーション多項式と乗算された結果が順次シリアル
で出力される。但し、次行程でのユークリッドアルゴリ
ズム回路、或いはチェン・サーチ回路においてイレージ
ャロケーション多項式乗算結果はパラレルデータとして
必要であり、シリアル−パラレル変換回路43でシリア
ル−パラレル変換してイレージャロケーション多項式乗
算出力44から出力される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のイレージャロケ
ーション多項式乗算回路では、σe (X)を展開するの
にかなりの乗算回路を要し、また全てシリアルで演算を
行うため、次行程でのユークリッドアルゴリズム回路、
チェン・サーチ回路で必要とするパラレルデータへの変
換を行わなければならない。そのため、シリアル−パラ
レル変換回路が必要となり、かなりの回路規模の増大と
なっていた。
ーション多項式乗算回路では、σe (X)を展開するの
にかなりの乗算回路を要し、また全てシリアルで演算を
行うため、次行程でのユークリッドアルゴリズム回路、
チェン・サーチ回路で必要とするパラレルデータへの変
換を行わなければならない。そのため、シリアル−パラ
レル変換回路が必要となり、かなりの回路規模の増大と
なっていた。
【0006】また、シリアル演算のため、最終イレージ
ャロケーション多項式係数入力後、乗算データがすべて
出力されるまでにtクロック分の時間を要し、演算時間
の遅延が問題になっていた。
ャロケーション多項式係数入力後、乗算データがすべて
出力されるまでにtクロック分の時間を要し、演算時間
の遅延が問題になっていた。
【0007】本発明の目的は、イレージャロケーション
多項式乗算回路の簡略化、及び演算時間の短縮を図り、
LSI化を容易にする構成を提供することにある。
多項式乗算回路の簡略化、及び演算時間の短縮を図り、
LSI化を容易にする構成を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明のイレージャ
ロケーション多項式乗算回路は、最大訂正能力数=tに
おける、イレージャ訂正を行う際のイレージャロケーシ
ョン多項式との乗算を行いmodX2tをとる回路におい
て、入力される被乗数多項式の各係数を初期時のみセレ
クトするセレクタ出力と、順次入力されるイレージャロ
ケーションとの乗算で、被乗数多項式の最低次係数セレ
クタ出力と乗算を行い、その結果をラッチするレジスタ
と、被乗数多項式の最低次以外の各係数セレクタ出力と
それぞれ乗算を行い、その乗算出力と1次低次のセレク
タ出力との加算を行って、その結果をラッチするレジス
タとを有し、初期時以外は同次数の前記レジスタ出力を
セレクトし、全てのイレージャロケーションを入力、演
算した後に前記レジスタ出力にイレージャロケーション
多項式との乗算、modX2t出力が得られることを特徴
とする。
ロケーション多項式乗算回路は、最大訂正能力数=tに
おける、イレージャ訂正を行う際のイレージャロケーシ
ョン多項式との乗算を行いmodX2tをとる回路におい
て、入力される被乗数多項式の各係数を初期時のみセレ
クトするセレクタ出力と、順次入力されるイレージャロ
ケーションとの乗算で、被乗数多項式の最低次係数セレ
クタ出力と乗算を行い、その結果をラッチするレジスタ
と、被乗数多項式の最低次以外の各係数セレクタ出力と
それぞれ乗算を行い、その乗算出力と1次低次のセレク
タ出力との加算を行って、その結果をラッチするレジス
タとを有し、初期時以外は同次数の前記レジスタ出力を
セレクトし、全てのイレージャロケーションを入力、演
算した後に前記レジスタ出力にイレージャロケーション
多項式との乗算、modX2t出力が得られることを特徴
とする。
【0009】また、本願発明のイレージャロケーション
多項式乗算回路は、シンドローム多項式、及び誤り位置
多項式をセレクトするセレクタ出力と、第1の発明の構
成における乗算を行う際、シンドローム多項式をセレク
トした時は、その乗算出力をユークリッドアルゴリズム
回路に供給し、誤り位置多項式をセレクトした時は、そ
の乗算出力をチェン・サーチ回路に供給し、乗算回路1
つでシンドローム多項式、及び誤り位置多項式との乗算
を共用してもよい。
多項式乗算回路は、シンドローム多項式、及び誤り位置
多項式をセレクトするセレクタ出力と、第1の発明の構
成における乗算を行う際、シンドローム多項式をセレク
トした時は、その乗算出力をユークリッドアルゴリズム
回路に供給し、誤り位置多項式をセレクトした時は、そ
の乗算出力をチェン・サーチ回路に供給し、乗算回路1
つでシンドローム多項式、及び誤り位置多項式との乗算
を共用してもよい。
【0010】
【実施例】図3に、イレージャ訂正の場合における訂正
のアルゴリズムを示す。訂正のアルゴリズムの概要を説
明する。ステップ31においてB-1(X),B
0 (X),R-1(X),R0 (X)の初期設定を行う。
この時、R0 (X)にはシンドローム多項式S(X)に
イレージャロケーション多項式σk (X)を乗じた[S
(X)・σk (X)]modX2tが設定される。以降、
ステップ32〜ステップ35を介してステップ36で誤
り位置多項式σe (X)、誤り数値多項式η(X)が出
力される。そして、ステップ37のチェン・サーチに
は、誤り位置多項式σe(X)にイレージャロケーショ
ン多項式σk (X)を乗じた[σe (X)・σ
k(X)]modX2tと誤り数値多項式η(X)が入力
され、エラーロケーション、エラーパターンの算出が行
われる。このことにより、イレージャロケーション多項
式との乗算回路が必要になる。
のアルゴリズムを示す。訂正のアルゴリズムの概要を説
明する。ステップ31においてB-1(X),B
0 (X),R-1(X),R0 (X)の初期設定を行う。
この時、R0 (X)にはシンドローム多項式S(X)に
イレージャロケーション多項式σk (X)を乗じた[S
(X)・σk (X)]modX2tが設定される。以降、
ステップ32〜ステップ35を介してステップ36で誤
り位置多項式σe (X)、誤り数値多項式η(X)が出
力される。そして、ステップ37のチェン・サーチに
は、誤り位置多項式σe(X)にイレージャロケーショ
ン多項式σk (X)を乗じた[σe (X)・σ
k(X)]modX2tと誤り数値多項式η(X)が入力
され、エラーロケーション、エラーパターンの算出が行
われる。このことにより、イレージャロケーション多項
式との乗算回路が必要になる。
【0011】ここでイレージャロケーション多項式σk
(X)を σk (X)=(X+αa )(X+αb )+・・・+(X
+αy )(X+αz ) とし、乗算される被乗数多項式であるシンドローム多項
式S(X)、及び誤り位置多項式σe (X)を S(X)=σe (X)=Y2t-1X2t-1+Y2t-2X2t-2+
・・・+Y1 X+Y0 とする。但し、tは最大訂正能力数である。
(X)を σk (X)=(X+αa )(X+αb )+・・・+(X
+αy )(X+αz ) とし、乗算される被乗数多項式であるシンドローム多項
式S(X)、及び誤り位置多項式σe (X)を S(X)=σe (X)=Y2t-1X2t-1+Y2t-2X2t-2+
・・・+Y1 X+Y0 とする。但し、tは最大訂正能力数である。
【0012】以下、本発明の実施例1の動作について図
1を参照して説明する。
1を参照して説明する。
【0013】イレージャロケーション多項式σk (X)
は展開せず、(X+αa )(X+αb )+・・・+(X
+αy )(X+αz )の形式のままとし、各項を順次入
力して乗算を行っていく。(X+αa )を乗じた時の乗
算結果は以下のようになる。
は展開せず、(X+αa )(X+αb )+・・・+(X
+αy )(X+αz )の形式のままとし、各項を順次入
力して乗算を行っていく。(X+αa )を乗じた時の乗
算結果は以下のようになる。
【0014】
【数1】
【0015】これを回路構成で示したものが図1であ
る。セレクタS0 〜S2t-1はセレクタコントロール12
で初期時のみ被乗数多項式係数入力13から入力される
Y2t-1,Y2t-2,・・・,Y1 ,Y0 をセレクトする。
乗算回路M10〜M12t-1 はセレクタS0 〜S2t-1から供
給されるシンドローム多項式の係数とイレージャロケー
ション入力11から順次入力されるイレージャロケーシ
ョンとの乗算を行う。イレージャロケーションαa が入
力されると、被乗数多項式の0次係数Y0 は乗算回路M
10でαa と乗算され、その出力Y0 ・αa がレジスタR
10でラッチされる。被乗数多項式の他の次数の係数
Y1 ,・・・,Y2t-2,Y2t-1は、乗算回路M11〜M
12t-1 でαa と乗算されてY1 ・αa ,・・・,Y2t-2
・αa ,Y2t-1・αa が出力される。ここで、乗算回路
M11〜M12t-1 出力は1次下の被乗数多項式の係数と加
算回路A11〜A12t-1 で加算されるので、1次係数乗算
出力Y1 ・αa は0次係数Y0 と加算され、Y1 ・αa
+Y0 がレジスタR11でラッチされる。以降同様に演算
され、レジスタR12からR12t-1 に演算結果Y2 ・αa
+Y1,・・・,Y2t-1・αa +Y2t-2がラッチされ
る。
る。セレクタS0 〜S2t-1はセレクタコントロール12
で初期時のみ被乗数多項式係数入力13から入力される
Y2t-1,Y2t-2,・・・,Y1 ,Y0 をセレクトする。
乗算回路M10〜M12t-1 はセレクタS0 〜S2t-1から供
給されるシンドローム多項式の係数とイレージャロケー
ション入力11から順次入力されるイレージャロケーシ
ョンとの乗算を行う。イレージャロケーションαa が入
力されると、被乗数多項式の0次係数Y0 は乗算回路M
10でαa と乗算され、その出力Y0 ・αa がレジスタR
10でラッチされる。被乗数多項式の他の次数の係数
Y1 ,・・・,Y2t-2,Y2t-1は、乗算回路M11〜M
12t-1 でαa と乗算されてY1 ・αa ,・・・,Y2t-2
・αa ,Y2t-1・αa が出力される。ここで、乗算回路
M11〜M12t-1 出力は1次下の被乗数多項式の係数と加
算回路A11〜A12t-1 で加算されるので、1次係数乗算
出力Y1 ・αa は0次係数Y0 と加算され、Y1 ・αa
+Y0 がレジスタR11でラッチされる。以降同様に演算
され、レジスタR12からR12t-1 に演算結果Y2 ・αa
+Y1,・・・,Y2t-1・αa +Y2t-2がラッチされ
る。
【0016】また、modX2tなのでX2t以上の項は不
要である。この構成はY2t-1X2tは無視されるようにな
っており、上記と同じ演算結果がイレージャロケーショ
ン多項式乗算出力14から得られる。
要である。この構成はY2t-1X2tは無視されるようにな
っており、上記と同じ演算結果がイレージャロケーショ
ン多項式乗算出力14から得られる。
【0017】初期時以外はセレクタS0 〜S2t-1は同次
数のレジスタR10〜R12t-1 をセレクトし、イレージャ
ロケーションαb ,・・・,αy ,αz と順次入力し
て、上記と同じ演算を繰り返すことでイレージャロケー
ション多項式乗算が行われる。
数のレジスタR10〜R12t-1 をセレクトし、イレージャ
ロケーションαb ,・・・,αy ,αz と順次入力し
て、上記と同じ演算を繰り返すことでイレージャロケー
ション多項式乗算が行われる。
【0018】以下、本発明の実施例1の具体的動作につ
いて説明する。
いて説明する。
【0019】原始多項式f(X)=X8 +X4 +X3 +
X2 +1、最大訂正能力数t=4、最小符号距離dmi
n=9のイレージャ訂正において、送信データ(α15,
α14,α13,α12,α11,α10,α9 ,α8 ,α7 ,α
6 ,α5 ,α4 ,α3 ,α2,α1 ,α0 )の16シン
ボルに対するリードソロモン符号(α138 ,α215 ,α
127 ,α250 ,α2 ,α7 ,α54,α17)を付加した送
信データ列を受信した際、最後尾から3シンボル目がエ
ラーで、最後尾の2シンボルにイレージャフラグが立っ
ている1エラー2イレージャの
X2 +1、最大訂正能力数t=4、最小符号距離dmi
n=9のイレージャ訂正において、送信データ(α15,
α14,α13,α12,α11,α10,α9 ,α8 ,α7 ,α
6 ,α5 ,α4 ,α3 ,α2,α1 ,α0 )の16シン
ボルに対するリードソロモン符号(α138 ,α215 ,α
127 ,α250 ,α2 ,α7 ,α54,α17)を付加した送
信データ列を受信した際、最後尾から3シンボル目がエ
ラーで、最後尾の2シンボルにイレージャフラグが立っ
ている1エラー2イレージャの
【0020】
【数2】
【0021】を受信した。
【0022】シンドローム多項式S(X)は S(X)=α59X7 +α245 X6 +α70X5 +α192 X4 +α135 X3 +α19 5 X2 +α129 X+α136 イレージャロケーション多項式σk (X)は σk (X)=(X+α0 )(X+α-1) となり、S(X)・σk (X)、[S(X)・σ
k (X)]modX8 は S(X)・σk (X)=α59X9 +α148 X8 +α225 X7 +α223 X6 +α221 X5 +α219 X4 +α217 X3 +α215 X2 +α163 X+α135 [S(X)・σk (X)]modX8 =α225 X7 +α223 X6 +α221 X5 +α219 X4 +α217 X3 +α215 X2 +α163 X+α135 となる。次にユークリッドアルゴリズムから誤り位置多
項式σe (X)、誤り数値多項式η(X)を求めると、 σe (X)=α30X+α28、 η(X)=α195 X2 +α108 X+α163 となり、シンドローム多項式と同じくイレージャロケー
ション多項式との乗算を行うと、 σe (X)・σk (X)=α30X3 +α226 X2 +α225 X+α27 [σe (X)・σk (X)]modX8 =α30X3 +α226 X2 +α225 X +α27 となる。
k (X)]modX8 は S(X)・σk (X)=α59X9 +α148 X8 +α225 X7 +α223 X6 +α221 X5 +α219 X4 +α217 X3 +α215 X2 +α163 X+α135 [S(X)・σk (X)]modX8 =α225 X7 +α223 X6 +α221 X5 +α219 X4 +α217 X3 +α215 X2 +α163 X+α135 となる。次にユークリッドアルゴリズムから誤り位置多
項式σe (X)、誤り数値多項式η(X)を求めると、 σe (X)=α30X+α28、 η(X)=α195 X2 +α108 X+α163 となり、シンドローム多項式と同じくイレージャロケー
ション多項式との乗算を行うと、 σe (X)・σk (X)=α30X3 +α226 X2 +α225 X+α27 [σe (X)・σk (X)]modX8 =α30X3 +α226 X2 +α225 X +α27 となる。
【0023】上記イレージャロケーション多項式との乗
算について説明する。
算について説明する。
【0024】[S(X)・σk (X)]modX8 演算
の場合、セレクトS0 〜S2t-1はセレクタコントロール
12で初期時のみ被乗数多項式係数入力13から入力さ
れるシンドローム多項式の各係数α59,α245 ,α70,
α192 ,α135 ,α195 ,α129 ,α136 をセレクトす
る。乗算回路M10〜M12t-1 はセレクタS0 〜S2t-1か
ら供給されるシンドローム多項式の計算とイレージャロ
ケーション入力11から順次入力されるイレージャロケ
ーションとの乗算を行う。イレージャロケーションα0
が入力されると、シンドローム多項式の0次係数α136
は乗算回路M10でα0 と乗算し、その出力α136 がレジ
スタR0 でラッチされる。シンドローム多項式の他の次
数の係数α129 ,α195 ,α135 ,α192 ,α70,α
245 ,α59はセレクタS1 〜S2t-1においてセレクトさ
れ、乗算回路M11〜M12t-1 でα0と乗算されて、α
129 ,α195 ,α135 ,α192 ,α70,α245 ,α59が
出力される。ここで、乗算出力は1次下のシンドローム
多項式の係数と加算回路A11〜A12t-1 で加算されるの
で、1次係数乗算出力α129 は0次係数α136 と加算さ
れ、α241 がレジスタR11でラッチされる。以降同様に
演算され、レジスタR12〜R12t-1 に演算結果α159 ,
α12,α218 ,α187 ,α158 ,α120 がラッチされ
る。初期時以外はセレクタS0 〜S2t-1は同次数のレジ
スタR10〜R12t-1をセレクトする。
の場合、セレクトS0 〜S2t-1はセレクタコントロール
12で初期時のみ被乗数多項式係数入力13から入力さ
れるシンドローム多項式の各係数α59,α245 ,α70,
α192 ,α135 ,α195 ,α129 ,α136 をセレクトす
る。乗算回路M10〜M12t-1 はセレクタS0 〜S2t-1か
ら供給されるシンドローム多項式の計算とイレージャロ
ケーション入力11から順次入力されるイレージャロケ
ーションとの乗算を行う。イレージャロケーションα0
が入力されると、シンドローム多項式の0次係数α136
は乗算回路M10でα0 と乗算し、その出力α136 がレジ
スタR0 でラッチされる。シンドローム多項式の他の次
数の係数α129 ,α195 ,α135 ,α192 ,α70,α
245 ,α59はセレクタS1 〜S2t-1においてセレクトさ
れ、乗算回路M11〜M12t-1 でα0と乗算されて、α
129 ,α195 ,α135 ,α192 ,α70,α245 ,α59が
出力される。ここで、乗算出力は1次下のシンドローム
多項式の係数と加算回路A11〜A12t-1 で加算されるの
で、1次係数乗算出力α129 は0次係数α136 と加算さ
れ、α241 がレジスタR11でラッチされる。以降同様に
演算され、レジスタR12〜R12t-1 に演算結果α159 ,
α12,α218 ,α187 ,α158 ,α120 がラッチされ
る。初期時以外はセレクタS0 〜S2t-1は同次数のレジ
スタR10〜R12t-1をセレクトする。
【0025】次に、イレージャロケーション入力11か
らイレージャロケーションα-1が入力されると、0次演
算係数α136 は乗算回路M10でα-1と乗算し、その出力
α135 がレジスタR10でラッチされる。他の次数の演算
係数α241 ,α159 ,α12,α218 ,α187 ,α158 ,
α120 は乗算回路M11〜M12t-1 でα-1と乗算されて、
α240 ,α158 ,α11,α217 ,α186 ,α157 ,α
119 が出力される。ここで、乗算出力は1次下のシンド
ローム多項式の係数と加算回路A11〜A12t-1 で加算さ
れるので、1次演算係数α240 は0次係数α135 と加算
され、α163 がレジスタR11でラッチされる。以降同様
に演算され、レジスタR12〜R12t-1 に演算結果
α215 ,α217 ,α219 ,α221 ,α223 ,α225 がラ
ッチされる。よって、レジスタR10〜R12t-1 にはα
135 ,α163 ,α215 ,α217 ,α219 ,α221 ,α
223 ,α225 が出力され、[S(X)・σk (X)]m
odX2tで演算して求まったα225 X7 +α223 X6 +
α221 X5 +α219 X4 +α217 X3 +α215 X2 +α
163 X+α135 と同じ係数をイレージャロケーション多
項式乗算出力14から得ることができる。
らイレージャロケーションα-1が入力されると、0次演
算係数α136 は乗算回路M10でα-1と乗算し、その出力
α135 がレジスタR10でラッチされる。他の次数の演算
係数α241 ,α159 ,α12,α218 ,α187 ,α158 ,
α120 は乗算回路M11〜M12t-1 でα-1と乗算されて、
α240 ,α158 ,α11,α217 ,α186 ,α157 ,α
119 が出力される。ここで、乗算出力は1次下のシンド
ローム多項式の係数と加算回路A11〜A12t-1 で加算さ
れるので、1次演算係数α240 は0次係数α135 と加算
され、α163 がレジスタR11でラッチされる。以降同様
に演算され、レジスタR12〜R12t-1 に演算結果
α215 ,α217 ,α219 ,α221 ,α223 ,α225 がラ
ッチされる。よって、レジスタR10〜R12t-1 にはα
135 ,α163 ,α215 ,α217 ,α219 ,α221 ,α
223 ,α225 が出力され、[S(X)・σk (X)]m
odX2tで演算して求まったα225 X7 +α223 X6 +
α221 X5 +α219 X4 +α217 X3 +α215 X2 +α
163 X+α135 と同じ係数をイレージャロケーション多
項式乗算出力14から得ることができる。
【0026】[σe (X)・σk (X)]modX8 演
算の場合も同様にして求められ、α30X3 +α226 X2
+α225 X+α27という同じ結果が得られる。
算の場合も同様にして求められ、α30X3 +α226 X2
+α225 X+α27という同じ結果が得られる。
【0027】次に、本発明の実施例2の具体的動作につ
いて図2を参照して説明する。図2は、イレージャロケ
ーション多項式乗算回路のブロック図である。
いて図2を参照して説明する。図2は、イレージャロケ
ーション多項式乗算回路のブロック図である。
【0028】セレクタ21によりシンドローム多項式の
各係数か誤り位置多項式の各係数かをセレクトする。シ
ンドローム多項式の各係数をセレクトした時、実施例1
で示したイレージャロケーション多項式乗算回路22で
イレージャロケーション多項式との乗算を行い、ユーク
リッドアルゴリズム回路23に供給して誤り位置多項式
を求める。誤り位置多項式の各係数をセレクトした時
は、再びイレージャロケーション多項式乗算回路22で
イレージャロケーション多項式との乗算を行い、チェン
・サーチ回路24に供給して、エラーロケーション、エ
ラーパターンが求まる。
各係数か誤り位置多項式の各係数かをセレクトする。シ
ンドローム多項式の各係数をセレクトした時、実施例1
で示したイレージャロケーション多項式乗算回路22で
イレージャロケーション多項式との乗算を行い、ユーク
リッドアルゴリズム回路23に供給して誤り位置多項式
を求める。誤り位置多項式の各係数をセレクトした時
は、再びイレージャロケーション多項式乗算回路22で
イレージャロケーション多項式との乗算を行い、チェン
・サーチ回路24に供給して、エラーロケーション、エ
ラーパターンが求まる。
【0029】従来は、このイレージャロケーション多項
式乗算回路が、ユークリッドアルゴリズム回路、チェン
・サーチ回路の双方に入っていたため、回路規模が増大
するという問題があった。しかし、シンドローム多項式
の各係数と誤り位置多項式の各係数とのセレクトを行
い、1つのイレージャロケーション多項式乗算回路で乗
算を行った後に、双方の回路に供給することで、回路規
模を大きく減少させることができる。
式乗算回路が、ユークリッドアルゴリズム回路、チェン
・サーチ回路の双方に入っていたため、回路規模が増大
するという問題があった。しかし、シンドローム多項式
の各係数と誤り位置多項式の各係数とのセレクトを行
い、1つのイレージャロケーション多項式乗算回路で乗
算を行った後に、双方の回路に供給することで、回路規
模を大きく減少させることができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本構成はイレージ
ャロケーション多項式との乗算を常時パラレル演算で行
うことにより、従来のシリアル−パラレル変換の行程を
無くすことができる。但し、セレクタ回路が付加される
が、イレージャロケーション多項式を展開する必要もな
く、乗算回路、レジスタ回路を大きく減らすことができ
るので、回路規模を減少することができる。
ャロケーション多項式との乗算を常時パラレル演算で行
うことにより、従来のシリアル−パラレル変換の行程を
無くすことができる。但し、セレクタ回路が付加される
が、イレージャロケーション多項式を展開する必要もな
く、乗算回路、レジスタ回路を大きく減らすことができ
るので、回路規模を減少することができる。
【0031】また、パラレル演算なので、最終イレージ
ャロケーションを入力した次のクロックでイレージャロ
ケーション多項式乗算結果が得られ、演算時間の短縮を
行うことができる。
ャロケーションを入力した次のクロックでイレージャロ
ケーション多項式乗算結果が得られ、演算時間の短縮を
行うことができる。
【0032】そして、従来ユークリッドアルゴリズム回
路、及びチェン・サーチ回路で行っていたイレージャロ
ケーション多項式乗算演算を、時間的に重ならないよう
に分断して演算することにより共有化し、回路規模を大
きく減少させることができ、LSI化等を容易に構成で
きるようになるという実用上極めて有用なイレージャロ
ケーション多項式乗算回路を提供できる。
路、及びチェン・サーチ回路で行っていたイレージャロ
ケーション多項式乗算演算を、時間的に重ならないよう
に分断して演算することにより共有化し、回路規模を大
きく減少させることができ、LSI化等を容易に構成で
きるようになるという実用上極めて有用なイレージャロ
ケーション多項式乗算回路を提供できる。
【図1】本発明の請求項1の構成を示したイレージャロ
ケーション多項式乗算回路である。
ケーション多項式乗算回路である。
【図2】本発明の請求項2の構成を示したブロック図で
ある。
ある。
【図3】ユークリッドアルゴリズムのフローチャートで
ある。
ある。
【図4】従来の実施例の構成を示したイレージャロケー
ション多項式乗算回路である。
ション多項式乗算回路である。
11 イレージャロケーション入力 12 セレクタコントロール 13 被乗数多項式係数入力 14 イレージャロケーション多項式乗算出力 S0 〜S2t-1 乗算回路 M10〜M12t-1 乗算回路 A10〜A12t-1 加算回路 R10〜R12t-1 レジスタ 21 セレクタ 22 イレージャロケーション多項式乗算回路 23 ユークリッドアルゴリズム 24 チェン・サーチ 41 イレージャロケーション多項式係数入力 42 被乗数多項式係数入力 43 シリアル−パラレル変換回路 44 イレージャロケーション多項式乗算出力 M20〜M22t-1 乗算回路 A21〜A22t-1 加算回路 R20〜R22t-2 レジスタ
Claims (1)
- 【請求項1】最大訂正能力数=tにおける、イレージャ
訂正を行う際のイレージャロケーション多項式との乗算
を行いmodX2Tをとるイレージャロケーション多項式
乗算回路において、 入力される被乗数多項式の各係数を初期時のみセレクト
するセレクタ出力と、 順次入力されるイレージャロケーションとの乗算で被乗
算多項式の最低次係数セレクタ出力と乗算を行い、その
結果をラッチするレジスタと、 被乗数多項式の最低次以外の各係数セレクタ出力とそれ
ぞれ乗算を行い、その乗算出力と1次低次のセレクタ出
力との加算を行って、その結果をラッチするレジスタと
を有し、 初期時以外は同次数の前記レジスタ出力をセレクトし、
全てのイレージャロケーションを入力、演算した後に前
記レジスタ出力にイレージャロケーション多項式との乗
算、modX2T出力が得られることを特徴とするイレー
ジャロケーション多項式乗算回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5110839A JP2611721B2 (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | イレージャロケーション多項式乗算回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5110839A JP2611721B2 (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | イレージャロケーション多項式乗算回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06326618A JPH06326618A (ja) | 1994-11-25 |
JP2611721B2 true JP2611721B2 (ja) | 1997-05-21 |
Family
ID=14545978
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5110839A Expired - Fee Related JP2611721B2 (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | イレージャロケーション多項式乗算回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2611721B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100304193B1 (ko) * | 1998-02-06 | 2001-11-22 | 윤종용 | 리드솔로몬복호기의역수구현회로 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03190326A (ja) * | 1989-12-20 | 1991-08-20 | Hitachi Ltd | 誤り訂正演算用多項式生成回路 |
-
1993
- 1993-05-13 JP JP5110839A patent/JP2611721B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06326618A (ja) | 1994-11-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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