JP2858538B2 - 再シンドロームチェック方式 - Google Patents

再シンドロームチェック方式

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JP2858538B2
JP2858538B2 JP6263742A JP26374294A JP2858538B2 JP 2858538 B2 JP2858538 B2 JP 2858538B2 JP 6263742 A JP6263742 A JP 6263742A JP 26374294 A JP26374294 A JP 26374294A JP 2858538 B2 JP2858538 B2 JP 2858538B2
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  • Detection And Correction Of Errors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は再シンドロームチェック
方式に関し、特に誤り訂正における訂正確認を行う再シ
ンドロームチェック方式に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来例について図面を参照して
説明する。
【0003】図6は従来の再シンドロームチェック方式
の一例を示すブロック図、図7は図6に示す従来例にお
ける誤り訂正の処理行程のタイミングを示す図である。
【0004】図6,図7において、本従来例では誤り訂
正を行う処理行程として、各符号語は符号語同期信号で
区切られるタイミングで順次必要な演算をパイプライン
方式で行っていく。符号語入力端子41から入力される
符号語は、符号語同期信号(以下同期信号)でシンド
ローム演算部42によるシンドロームの演算を、同期信
号で誤り数値多項式、誤り位置多項式演算部43によ
る誤り数値多項式、誤り位置多項式の演算を、同期信号
でエラーロケーション、エラーパターン演算部44に
よるエラーロケーション、エラーパターンの演算を、そ
して同期信号で訂正の判定を行う。また、入力される
符号語はデータ遅延部45にも供給され、訂正を行う同
期信号までデータの遅延が行われ、訂正部46におい
て遅延符号語及び求まったエラーロケーション、エラー
パターンから訂正を行う。この後、訂正が正しく行われ
たかのチェックとして、再シンドロームチェック部47
において再シンドロームを求め、訂正が正しく行われた
かのチェックを行う。訂正が正しく行われた時は同期信
号でデータ遅延部49によって更に遅延させられる符
号語を訂正部48に供給して再び同じ訂正を行って符号
語出力端子50から符号語を出力し、訂正が正しく行わ
れなかった時は、符号語に何の訂正もせずにそのまま出
力して後段の処理に任している。
【0005】次に、具体例を挙げて説明する。入力され
る符号語は、原始多項式f(X)=X4 +X2 +X+
1、生成多項式g(X)=(X+1)(X+α)(X+
α2 )(X+α3 )とする以下の符号語とする。
【0006】 (0、0、0、0、0、0、0、0、0、0、0、0、0、0、0) この符号からシンドロームを求めるとS3 (X)=S2
(X)=S1 (X)=S0 (X)=0となり、エラーが
無いことが分かる。
【0007】次に、2つの誤りがある符号語を以下に示
す。
【0008】 (0、0、α3 、0、0、0、0、0、0、α8 、0、0、0、0、0) この符号語のシンドロームは、S3 (X)=α12、S2
(X)=α10、S1 (X)=α6 、S0 (X)=α13
なり、オール“0”でないことから、エラーが有ること
が分かる。
【0009】同期信号で入力された上記符号語のシン
ドロームSn (X)は同期信号からユークリッドアル
ゴリズムにより、誤り数値多項式、誤り位置多項式の演
算が行われ、誤り数値多項式η(X)=X+α9 、誤り
位置多項式σ(X)=α132 +α10X+α11が求ま
る。
【0010】次に、同期信号において、上記誤り数値
多項式、誤り位置多項式を用いてエラーロケーションE
LがEL0 =α5 、EL1 =α12、エラーパターンEP
がEP0 =α8 、EP1 =α3 と求まる。それぞれがど
の位置のデータかを示すと以下のようになる。
【0011】 (0、0、α3 、0、0、0、0、0、0、α8 、0、0、0、0、0) ・ ・ ・ ・ EL α12 α5 EP α3 α8 そして、同期信号で訂正が可能か判定し、同期信号
で、求まったエラーロケーション、エラーパターンから
訂正を行っていく。同期信号の訂正判定は誤訂正され
るかどうかの判定ではなく、訂正を行う条件を満たして
いるかの判定であり、誤訂正するかどうかは、この時点
ではまだ分からない。訂正は、EL0 =α5 のデータα
8 にEP0 =α8 を加算し、α8 +α8 =0となり、α
8 が0に訂正される。同じく、α12のα3 が0に訂正さ
れ、以下のような符号語となる。
【0012】 (0、0、0、0、0、0、0、0、0、0、0、0、0、0、0) この訂正を行った符号語に対し、再度シンドロームを求
めてみて、その結果がオール“0”になるかならないか
で、この訂正が正しく行われたかが分かる。実際、再シ
ンドロームを求めてみるとエラーが無い時の符号語とも
同じでもあり、再Sn(X)=0となることから、エラ
ーが正しく訂正できたことが分かる。
【0013】しかし、再シンドロームの結果がオール
“0”にならない場合は誤訂正を行ったと考えられる。
そして、そのまま出力すると、後段に多大な影響を与え
てしまうので、代わりにフラグを出力し、後段に処理を
任せるのが最良の方法と考えられる。画像データであれ
ば、誤訂正データを出力するより、フラグから周囲画素
補間を行うことの方がきれいな画質を得ることができ
る。
【0014】このように、この従来例は、図6の再シン
ドロームチェック部47において訂正を行った後に再シ
ンドロームチェックを行い、再度、遅延させた符号語を
入力し、再シンドロームチェックの結果がオール“0”
の時は訂正部48において同じ訂正を行い、オール
“0”にならない時は訂正を行わず、符号語をそのまま
出力し、代わりにフラグを出力するという2段の訂正行
程を構成していた。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】この従来の再シンドロ
ームチェック方式は、再シンドロームチェックの結果、
正しい訂正が行われた時には、再度入力する符号語に同
じ訂正を施して出力し、誤訂正が行われた時には、訂正
を行わずにそのまま出力するという構成になっているの
で、エラーロケーション,エラーパターンが求まった後
に、2度の符号語入力を必要とするため、データ遅延の
増加と制御、及び、訂正符号語出力が再シンドロームチ
ェックを行わない時と比べて1行程遅くなり、ハードの
増加、制御の複雑化等の問題点があった。
【0016】
【0017】
【課題を解決するための手段】 本発明の再シンドローム
チェック方式は、符号語同期信号で区切られ、複数のシ
ンボルから成る入力される符号語から誤りの状態を示す
シンドローム演算を行うシンドローム演算部と、このシ
ンドローム演算部の出力を基に誤り数値多項式及び誤り
位置多項式の演算を行う誤り数値・誤り位置多項式演算
部と、この誤り数値・誤り位置多項式演算部の出力結果
を基にして前記シンボルごとにエラーロケーション及び
エラーパターンを演算するエラーロケーション・エラー
パターン演算部と、前記シンドローム演算部の出力を前
記エラーロケーション・エラーパターン演算部の演算開
始の周期から次の周期まで保持するシンドローム保持部
と、前記エラーロケーション・エラーパターン演算部か
ら前記シンボルごとにエラーロケーション及びエラーパ
ターンが算出される度に前記シンドローム保持部の出力
とから再シンドロームの演算を行う再シンドロームチェ
ック部と、前記入力される符号語を訂正部の訂正開始の
同期まで遅延させるデータ遅延部と、前記エラーロケー
ション・エラーパターン演算部,前記再シンドロームチ
ェック部及び前記データ遅延部の各出力を基に訂正が正
しく行われるか判定した後に訂正を行う前記訂正部とを
有している。
【0018】
【0019】本発明の再シンドロームチェック方式は、
符号語同期信号で区切られ、複数のシンボルから成る入
力される符号語から誤りの状態を示すシンドローム演算
を行うシンドローム演算部と、このシンドローム演算部
の出力を基に誤り数値多項式及び誤り位置多項式の演算
を行う誤り数値・誤り位置多項式演算部と、この誤り数
値・誤り位置多項式演算部の出力結果を基にして前記シ
ンボル全体のエラーロケーション及びエラーパターンを
演算するエラーロケーション・エラーパターン演算部
と、前記シンドローム演算部の出力をエラーロケーショ
ン・エラーパターン演算部の演算終了の周期から次の周
期まで保持するシンドローム保持部と、前記エラーロケ
ーション・エラーパターン演算部の前記複数のシンボル
全体に対するエラーロケーション及びエラーパターンの
算出結果と前記シンドローム保持部の出力とから再シン
ドロームの演算を行う再シンドロームチェック部と、前
記入力される符号語を訂正部の訂正開始の同期まで遅延
させるデータ遅延部と、前記エラーロケーション・エラ
ーパターン演算部,前記再シンドロームチェック部及び
前記データ遅延部の各出力を基に訂正が正しく行われる
か判定した後に訂正を行う前記訂正部とを有し、前記再
シンドロームチェック部は、初期時のみ前記エラーロケ
ーション・エラーパターン演算部で求まったm個(d−
1≧m,dは符号間最小距離)のエラーパターンをセレ
クトし前記初期以外はm個の乗算回路の出力をセレクト
するm個のセレクタと、このm個のセレクタの出力をラ
ッチするm個の第1のレジスタと、前記エラーロケーシ
ョン・エラーパターン演算部で算出されたm個のエラー
パターンに対応するm個のエラーロケーションと前記m
個の第1のレジスタの出力とをそれぞれ乗算する前記m
個の乗算回路と、前記m個の第1のレジスタの各出力の
排他的論理和をとる第1の加算回路と、この第1の加算
回路の出力と前記シンドローム保持部からのそれぞれの
シンドロームSn(X)との排他的論理和をとるd−1
個の第2の加算回路と、このd−1個の第2の加算回路
の各出力を各再シンドローム再Sn(X)(d−2≧n
≧0,dは符号間最小距離)で求まるタイミングでラッ
チするd−1個の第2のレジスタと、このd−1個の第
2のレジスタの出力がオール“0”かの検出を行うオー
ル0検出回路とを有している。
【0020】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0021】図1は本発明の第1の実施例を示すブロッ
ク図、図2は第1の実施例における誤り訂正の処理行程
のタイミングを示す図である。
【0022】図1において、本第1の実施例は符号語入
力端子11から入力される符号語は符号語同期信号(以
下同期信号)で区切られ、入力される符号語から誤りの
状態を示すシンドローム演算を行うシンドローム演算部
12と、シンドローム演算部12の出力を基に誤り数値
多項式及び誤り位置多項式の演算を行う誤り数値・誤り
位置多項式演算部13と、誤り数値・誤り位置多項式部
13の出力結果を基にエラーロケーション及びエラーパ
ターンを演算するエラーロケーション・エラーパターン
演算部14と、シンドローム演算部12の出力をエラー
ロケーション・エラーパターン演算部14の演算開始の
周期から次の周期まで保持するシンドローム保持部15
と、エラーロケーション・エラーパターン演算部14の
出力とシンドローム保持部15出力とから再シンドロー
ムの演算を行う再シンドロームチェック部16と、入力
される符号語を再シンドロームチェック部16の演算終
了の周期の次の周期まで遅延させるデータ遅延部17
と、エラーロケーション・エラーパターン演算部14の
出力,再シンドロームチェック部16の出力及びデータ
遅延部17の出力を基に訂正が正しく行われるか判定し
た後に訂正を行う訂正部19とを有して構成している。
【0023】次に、本第1の実施例の動作について、図
1,図2を参照して説明する。
【0024】入力される各符号語は同期信号で区切ら
れ、同期信号で符号語入力端子11から入力される符
号語は、同期信号からシンドローム演算部12におい
てシンドロームの演算を開始し、同期信号から誤り数
値・誤り位置多項式演算部13において誤り数値多項
式、誤り位置多項式の演算を同期信号からエラーロケ
ーション、エラーパターン演算部14においてエラーロ
ケーションEL、エラーパターンEPの演算を行う。エ
ラーロケーションは同期信号〜の範囲内でガロア体
α-k(k≧0の整数)を順次代入して=0になるところ
から求まるものであり、どの地点で求まるかは定めるこ
とはできない。また、エラーパターンはエラーロケーシ
ョンが求まると同時に算出されるものである。よって、
シンドロームをシンドローム保持部15において同期信
号まで保持し、そこから、エラーロケーション、エラ
ーパターンが1つずつ求まると同時に、再シンドローム
チェック部16において再シンドロームを演算してい
く。再シンドローム再Sn (X)は、シンドロームSn
(X)に、エラーロケーションのn乗とそのエラーロケ
ーションに対するエラーパターンとの積を、それぞれ排
他的論理和をとったもので演算することが可能であり、
以下のような演算式で求まる。
【0025】 再Sn (X)=Sn (X)+(EL0 n ・EP0 +(EL1 n ・EP1 + ・・・・+(ELd-2 n ・EPd-2 ) …(1) (0≦n≦d−2、dは符号間最小距離) そして、演算の結果、各再シンドロームがオール“0”
であった時は、データ遅延部17で符号語を同期信号
まで遅延し、求まったエラーロケーション、エラーパタ
ーンで訂正部18において訂正を行い、符号語出力端子
19から出力する。しかし、オール“0”にならない時
は誤訂正を行ってしまうので、訂正せずにそのまま出力
することで誤訂正を防ぐことが可能となる。
【0026】ここで、具体的例を挙げて説明する。入力
される符号語は、従来例と同じく、原始多項式f(X)
=X4 +X2 +X+1、生成多項式g(X)=(X+
1)(X+α)(X+α2 )(X+α3 )とする2エラ
ーの符号語とする。
【0027】 (0、0、α3 、0、0、0、0、0、0、α8 、0、0、0、0、0) この符号語のシンドロームは、S3 (X)=α12、S2
(X)=α10、S1 (X)=α6 、S0 (X)=α13
なり、演算していくことで、エラーロケーションELが
EL0 =α5 、EL1 =α12、エラーパターンEPがE
0 =α8 、EP1 =α3 と同期信号〜の範囲で順
次求まる。
【0028】よって、この結果を再シンドローム演算式
にあてはめてみる。結果は、 再S0 (X)=α13+(α5 0 ・α8 +(α120 ・α3 =0 再S1 (X)=α6 +(α5 1 ・α8 +(α121 ・α3 =0 再S2 (X)=α10+(α5 2 ・α8 +(α122 ・α3 =0 再S3 (X)=α12+(α5 3 ・α8 +(α123 ・α3 =0 となり、再Sn (X)はオール“0”になり求まったエ
ラーロケーション、エラーパターンは正しいことにな
る。よって、実際に訂正を行う前に正しく訂正を行える
か判定することができる。
【0029】本第1の実施例の構成は、シンドロームを
エラーロケーション、エラーパターン演算まで保持し、
順次求まるエラーロケーション、エラーパターンによる
再シンドローム演算を同時に行いながら求めていく構成
であり、同期信号の訂正判定において訂正可能かだけ
ではなく、誤訂正を行うかどうかまで判定することが可
能となる。
【0030】図3は本発明の第2の実施例を示すブロッ
ク図、図4は本第2の実施例における誤り訂正の処理行
程のタイミングを示す図である。
【0031】図3において、本第2の実施例は、図1に
示す第1の実施例と同じ構成要件には同一番号が付与さ
れ、異なる点は、エラーロケーション・エラーパターン
演算部14,シンドローム保持部15及び再シンドロー
ムチェック部16の代りに入力される各符号語を構成す
る複数のシンボルの全てを単位としてエラーロケーショ
ン及びエラーパターンの演算を行うエラーロケーション
・エラーパターン演算部24と、入力される各符号語を
構成する複数のシンボルのシンドローム演算結果をエラ
ーロケーション・エラーパターン演算部24での前記演
算の終了時期まで保持するシンドローム保持部25と、
エラーロケーション・エラーパターン演算部24の演算
結果とシンドローム保持部25の出力とから前記式
(1)を用いて再シンドロームの演算を行う再シンドロ
ームチェック部26とを有している。
【0032】図3及び図4において、本第2の実施例の
動作は第1の実施例の動作と同様に、複数のシンボルで
構成された入力する各符号語は符号語同期信号(同期信
号)で区切られ、同期信号で符号語入力端子11から
入力される符号語は、同期信号からシンドローム演算
部12においてシンドロームの演算を開始し、同期信号
から誤り数値・誤り位置多項式演算部13において誤
り数値多項式,誤り位置多項式の演算を行い、同期信号
からエラーロケーション、エラーパターン演算部24
においてエラーロケーション、エラーパターンの演算を
一符号語の全部のシンボルについて行い、同期信号の
時点で全てのシンボルのエラーロケーション(EL)、
エラーパターン(EP)を求めることができる。そこ
で、シンドローム演算部12のシンドロームをシンドロ
ーム保持部25で同期信号まで保持し、そこから、再
シンドロームチェック部26において再シンドロームを
前記式(1)で演算していく。そして、各再シンドロー
ムがオール“0”であった時は、データ遅延部17にお
いて符号語を同期信号まで遅延し、訂正部18におい
て求まったエラーロケーション,エラーパターンで訂正
を行い、符号語出力端子19から出力する。しかし、各
シンドロームがオール“0”にならない時は誤訂正を行
ってしまうので、訂正せずにそのまま出力することで誤
訂正を防ぐことが可能となる。
【0033】本第2の実施例は、基本的構成は実施例1
と同じであるが、相違点は再シンドロームの演算位置で
ある。即ち符号語を構成する全てのシンボルのエラーロ
ケーション,エラーパターンが求まった後の同期信号
から、改めて再シンドロームチェックを行うものであ
り、ハード的には第1の実施例よりも第2の実施例の方
が構成し易くなっている。
【0034】図5は本第2の実施例における再シンドロ
ームチェック部を示すブロック図である。
【0035】再シンドロームは、前記式(1)の演算で
求めることが可能であり、再S0 (X)はS0 (X)+
EP0 +EP1 +…+EPd-2 で、再S1 (X)はS1
(X)+EL0 ・EP0 +EL1 ・EP1 +…+EL
d-2 ・EPd-2 で、再S2 (X)はS2 (X)+(EL
0 2 ・EP0 +(EL1 2 ・EP1 +…+(EL
d-2 2 ・EPd-2 の演算で求められる。これを回路化
したものが図5である。
【0036】図5において、本第2の実施例における再
シンドロームチェック部26は初期時のみエラーロケー
ション・エラーパターン演算部24で求まったd−1個
のエラーパターンをセレクトし初期以外はd−1個の乗
算回路M0 〜Md-2 の出力をセレクトするd−1個のセ
レクタ(SEL)S0 〜Sd-2 と、このd個のセレクタ
(SEL)S0 〜Sd-2 の出力をラッチするd−1個の
第1のレジスタ(D)R10〜R1(d-2)と、エラーロケー
ション・エラーパターン演算部24で算出されたd−1
個のエラーパターンに対応するd−1個のエラーロケー
ションとd−1個の第1のレジスタ(D)R10〜R
1(d-2)の出力とをそれぞれ乗算するd−1個の乗算回路
0 〜Md-2 と、d−1個のレジスタ(D)R10〜R
1(d-2)の各出力の排他的論理和をとる第1の加算回路3
0と、この第1の加算回路30の出力とシンドローム保
持部25からのそれぞれのシンドロームSn(X)との
排他的論理和をとるd−1個の第2の加算回路K0 〜K
d-2 と、このd−1個の第2の加算回路K0 〜Kd-2
各出力を各再シンドローム再Sn(X)で求まるタイミ
ングでラッチするd−1個の第2のレジスタ(D)R20
〜R2(d-2)と、このd−1個の第2のレジスタ(D)R
20〜R2(d-2)の出力がオール“0”かの検出を行うオー
ル0検出回路31とを有して構成している。
【0037】次に、再シンドロームチェック部26の動
作を、図3,図5を参照して説明する。
【0038】まず、各入力エラーパターン信号の入力I
EP0 〜IEPd-2 はセレクタ(SEL)S0 〜Sd-2
においてセレクトされ、レジスタ(D)R10〜R1(d-2)
で保持される。尚、このセレクタ(SEL)S0 〜S
d-2 は初期時のみ入力パターン信号入力IEP0 〜IE
d-2 をセレクトし、以降は乗算回路M0 〜Md-2 の出
力をセレクトするものである。
【0039】再S0 (X)はS0 (X)と各EPとの排
他的論理和で求まるので、レジスタ(D)R11〜R
1(d-2)の出力を加算回路30において加算しあい、更
に、S0 (X)の入力IS0 と加算回路K0 において加
算される。そして、その出力をレジスタ(D)R20にお
いてラッチする再S0 (X)用クロック信号CLKをI
0CLKから入力してラッチすることで、再S
0 (X)が“0”になるか判定できる。
【0040】次に、各レジスタ(D)R10〜R1(d-2)
力は乗算回路M0 〜Md-2 に入力される。また、各入力
エラーロケーション信号の入力IEL0 〜IELd-2
乗算回路M0 〜Md-2 に入力され、その乗算出力がセレ
クタ(SEL)S0 〜Sd-2に供給、セレクトされ、レ
ジスタ(D)R10〜R1(d-2)でラッチされる。
【0041】再S1 (X)はS1 (X)と各ELn ・E
n との排他的論和で求まる。現在各レジスタ(D)R
11〜R1(d-2)の出力はEL0 ・EP0 、EL1 ・E
1 、…、ELd-2 ・EPd-2 となっており、各々の出
力を加算回路30において加算しあい、更に、S
1 (X)入力IS1 と加算回路K1 において加算する。
そして、その出力をレジスタ(D)R21においてラッチ
する再S1 (X)用CLKをIS1 CLKから入力して
ラッチすることで、再S1 (X)が“0”になるか判定
できる。
【0042】次に、同じく各レジスタ(D)R10〜R
1(d-2)出力が乗算回路M0 〜Md-2 で各EL1 〜EL
d-2 と乗算、そして、セレクトされることで、各レジス
タ(D)R10〜R1(d-2)出力は、(EL0 2 ・E
0 、(EL1 2 ・EP1 、…、(ELd-2 2 ・E
d-2 となる。よって、各々を加算回路30において加
算しあい、更に、S2 (X)の入力IS2 と加算回路K
2 において加算される。そして、その出力をレジスタ
(D)R22においてラッチする再S2 (X)用クロック
信号CLKをIS2 CLKから入力してラッチすること
で、再S2 (X)が“0”になるか判定できる。
【0043】以降、同じことをd−1回繰り返すことに
より、全ての再Sn (X)が求まる。そして、オール0
検出回路31において再シンドロームがオール“0”か
チェックすることで、求まったエラーロケーション、エ
ラーパターンが正しいものであり、これから行う訂正に
より、誤訂正が起こらないことが確認できるようにな
る。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、複数のシ
ンボルから成る入力符号語から誤りの状態を示すシンド
ロームを演算するシンドローム演算手段と、次にこのシ
ンドローム演算手段の出力を基に誤り数値多項式及び誤
り位置多項式を演算する誤り数値・誤り位置多項式演算
手段と、次にこの誤り数値・誤り位置多項式演算手段の
出力を基にしてシンボルごとに又は全シンボルのエラー
ロケーション及びエラーパターンを演算するエラーロケ
ーション・エラーパターン演算手段と、シンドローム演
算手段の出力を基に前記エラーロケーション・エラーパ
ターン演算手段によるエラーロケーション及びエラーパ
ターンが算出される度に又は全シンボルに対して全て算
出させると再シンドロームを演算してこの再シンドロー
ムの全てがオール“0”になるかで訂正を行う訂正手段
とを備えることにより、再シンドロームを、再S
n (X)=Sn (X)+(EL0 n ・EP0 +(EL
1 n ・EP1 +…+(ELd-2 n ・EPd-2 (0≦
n≦d−2、dは符号間最小距離)の演算で求めること
ができ、そして、各再シンドロームがオール“0”であ
った時は、入力符号語を上記各演算手段による時間分遅
延させて再び入力される符号語を訂正して出力し、再シ
ンドロームがオール“0”にならない時は誤訂正を行っ
てしまうので、訂正せずに出力することで、誤訂正を防
ぐことができる効果がある。また、従来は、エラーロケ
ーション,エラーパターンが求まった後に、符号語を2
度に渡って入力しなければならない為、遅延メモリの増
加や制御、訂正符号語出力が1行程遅くなる等の問題が
あったが、本発明では符号語の入力は1度で済み、効率
良く再シンドロームチェックを行うことができる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】本第1の実施例における誤り訂正の処理行程の
タイミングを示す図である。
【図3】本発明の第2の実施例を示すブロック図であ
る。
【図4】本第2の実施例における誤り訂正の処理行程の
タイミングを示す図である。
【図5】本第2の実施例における再シンドロームチェッ
ク部を示すブロック図である。
【図6】従来の再シンドロームチェック方式の一例を示
すブロック図である。
【図7】図6に示す従来例における誤り訂正の処理行程
のタイミングを示す図である。
【符号の説明】
11 入力端子 12 シンドローム演算部 13 誤り数値・誤り位置多項式演算部 14,24 エラーロケーション・エラーパターン演
算部 15,25 シンドローム保持部 16,26 再シンドロームチェック部 17 データ遅延部 18 訂正部 19 出力端子 30 加算回路 31 オール0検出回路 IEL0 〜IELd-2 エラーロケーション入力端子 IEP0 〜IEPd-2 エラーパターン入力端子 S0 〜Sd-2 セレクタ(SEL) M0 〜Md-2 乗算回路 R10〜R1(d-2),R20〜R2(d-2) レジスタ(D) IS0 〜ISd-2 シンドローム入力端子 T0 〜Td-2 再S0 (X)〜再Sd-2 (X)ラッチ
クロック入力端子 K0 〜Kd-2 加算回路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−43419(JP,A) 特開 平4−156621(JP,A) 特開 昭63−284931(JP,A) 特開 平1−260930(JP,A) 特開 平5−259924(JP,A) 中村勝、糸井哲史、三浦晋示、「誤り 訂正LSIの開発」、テレビジョン学会 技術報告[画像情報記録]、VIR93− 27、1993年5月、Vol.17,No. 27,pp.13−18 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H03M 13/00 - 13/22

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】符号語同期信号で区切られ、複数のシンボ
    ルから成る入力される符号語から誤りの状態を示すシン
    ドローム演算を行うシンドローム演算部と、 このシンドローム演算部の出力を基に誤り数値多項式及
    び誤り位置多項式の演算を行う誤り数値・誤り位置多項
    式演算部と、 この誤り数値・誤り位置多項式演算部の出力結果を基に
    して前記シンボルごとにエラーロケーション及びエラー
    パターンを演算するエラーロケーション・エラーパター
    ン演算部と、 前記シンドローム演算部の出力を前記エラーロケーショ
    ン・エラーパターン演算部の演算開始の周期から次の周
    期まで保持するシンドローム保持部と、 前記エラーロケーション・エラーパターン演算部から前
    記シンボルごとにエラーロケーション及びエラーパター
    ンが算出される度に前記シンドローム保持部の出力とか
    ら再シンドロームの演算を行う再シンドロームチェック
    部と、 前記入力される符号語を訂正部の訂正開始の同期まで遅
    延させるデータ遅延部と、前記エラーロケーション・エ
    ラーパターン演算部,前記再シンドロームチェック部及
    び前記データ遅延部の各出力を基に訂正が正しく行われ
    るか判定した後に訂正を行う前記訂正部とを有すること
    を特徴とする再シンドロームチェック方式。
  2. 【請求項2】符号語同期信号で区切られ、複数のシンボ
    ルから成る入力される符号語から誤りの状態を示すシン
    ドローム演算を行うシンドローム演算部と、 このシンドローム演算部の出力を基に誤り数値多項式及
    び誤り位置多項式の演算を行う誤り数値・誤り位置多項
    式演算部と、 この誤り数値・誤り位置多項式演算部の出力結果を基に
    して前記シンボル全体のエラーロケーション及びエラー
    パターンを演算するエラーロケーション・エラーパター
    ン演算部と、 前記シンドローム演算部の出力をエラーロケーション・
    エラーパターン演算部の演算終了の周期から次の周期ま
    で保持するシンドローム保持部と、 前記エラーロケーション・エラーパターン演算部の前記
    複数のシンボル全体に対するエラーロケーション及びエ
    ラーパターンの算出結果と前記シンドローム保持部の出
    力とから再シンドロームの演算を行う再シンドロームチ
    ェック部と、 前記入力される符号語を訂正部の訂正開始の同期まで遅
    延させるデータ遅延部と、 前記エラーロケーション・エラーパターン演算部,前記
    再シンドロームチェック部及び前記データ遅延部の各出
    力を基に訂正が正しく行われるか判定した後に訂正を行
    う前記訂正部とを有することを特徴とする再シンドロー
    ムチェック方式。
  3. 【請求項3】前記再シンドロームチェック部は、 初期時のみ前記エラーロケーション・エラーパターン演
    算部で求まったm個(d−1≧m,dは符号間最小距
    離)のエラーパターンをセレクトし前記初期以外はm個
    の乗算回路の出力をセレクトするm個のセレクタと、 このm個のセレクタの出力をラッチするm個の第1のレ
    ジスタと、 前記エラーロケーション・エラーパターン演算部で算出
    されたm個のエラーパターンに対応するm個のエラーロ
    ケーションと前記m個の第1のレジスタの出力とをそれ
    ぞれ乗算する前記m個の乗算回路と、 前記m個の第1のレジスタの各出力の排他的論理和をと
    る第1の加算回路と、 この第1の加算回路の出力と前記シンドローム保持部か
    らのそれぞれのシンドロームSn(X)(d−2≧n≧
    0,dは符号間最小距離)との排他的論理和をとるd−
    1個の第2の加算回路と、 このd−1個の第2の加算回路の各出力を各再シンドロ
    ーム再Sn(X)で求まるタイミングでラッチするd−
    1個の第2のレジスタと、 このd−1個の第2のレジスタの出力がオール“0”か
    の検出を行うオール0検出回路とを有することを特徴と
    する請求項記載の再シンドロームチェック方式。
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JPS6343419A (ja) * 1986-08-11 1988-02-24 Olympus Optical Co Ltd リ−ドソロモン符号復号装置
JPS63284931A (ja) * 1987-05-15 1988-11-22 Nec Corp 情報処理装置
JPH04156621A (ja) * 1990-10-19 1992-05-29 Nec Corp Bch符号の復号回路

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中村勝、糸井哲史、三浦晋示、「誤り訂正LSIの開発」、テレビジョン学会技術報告[画像情報記録]、VIR93−27、1993年5月、Vol.17,No.27,pp.13−18

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