JP2611498B2 - 含フッ素ゴム組成物 - Google Patents

含フッ素ゴム組成物

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、含フッ素ゴム組成物の用途に関し、更に詳
しくは含フッ素熱可塑性ゴムおよび含フッ素液状ゴムか
らなる粘着剤組成物、シーリング剤組成物およびホット
メルト接着剤組成物に関する。
[従来の技術およびその問題点] 一般的な粘着剤には粘着付与樹脂が配合されるが、長
期使用後、たとえば5〜10年の後には、粘着付与樹脂は
変質して粘着性がなくなる。これは、空気酸化、または
何等かの硬化剤系が配合されているための化学的な変質
に由来すると考えられる。
また、従来の粘着剤は、フッ素樹脂、フッ素ゴムなど
のフッ素系基材に対して粘着能を有していない。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、経時劣化を伴わず、しかもフッ素系基材に
対する粘着能をも有する粘着剤組成物、接着性の優れた
シーリング剤組成物およびホットメルト接着剤を提供し
ようとするものである。
[課題を解決するための手段] 粘着剤組成物として好ましい性質は、粘着すべき対象
の表面に僅かの圧力でなじみ、ファンデアワールス力の
作用で密着し、圧力を除いたときに自らの元の形状から
の変形による応力で元の形状表面を回復しない程に永久
変形しながら、かつ対称物にその成分を移行しないよう
な粘弾性挙動を示すものでなくてはならない。本発明
は、このような要求が、含フッ素熱可塑性ゴムおよび含
フッ素液状ゴムからなる組成物により満足されることを
見い出して完成されたものである。また、該組成物がシ
ーリング剤およびホットメルト接着剤としても有用であ
ることを見い出して完成されたものである。
本発明で用いる含フッ素熱可塑性ゴムは特公昭58−47
28号公報などに記述された方法で得ることができる。代
表的な例として、ソフトセグメントがフッ化ビニリデン
/ヘキサフルオロプロピレンまたはクロロトリフルオロ
エチレン/テトラフルオロエチレン三元系コポリマーで
ハードセグメントがテトラフルオロエチレンまたはクロ
ロトリフルオロエチレン/エチレン系または、ポリフッ
化ビニリデン系のものや、ソフトセグメントがテトラフ
ルオロエチレン/プロピレン系でハードセグメントがテ
トラフルオロエチレン/エチレン系のもの、更にソフト
セグメントが非晶質ゴム状のテトラフルオロエチレン/
パーフルオロアルキルビニルエーテル系でハードセグメ
ントが同ビニルエーテル含量の少ない同系樹脂成分であ
るものなどが挙げられる(特公昭61−49327号公報参
照)。
このような含フッ素熱可塑性ゴムは、純粋の状態フィ
ルムに加工でき、しかもガラス、金属などの平滑表面に
はファンデアワールス力によって密着できるという特徴
を有し、粘着剤なしでも貼付効果があるが、凹凸のあ
る、例えば紙面への粘着はできない。しかしながら、含
フッ素熱可塑性ゴムに含フッ素液状ゴムを配合すると、
凹凸のある紙面や曲率の大きい面体にも極めて有効に粘
着する組成物となる。
本発明の組成物の性能は、含フッ素熱可塑性ゴムの性
質、たとえばソフトセグメントとハードセグメントとの
割合または分子量、および含フッ素液状ゴムの種類、分
子量などにより制御することができる。
本発明の組成物は、含フッ素液状ゴムと含フッ素熱可
塑性ゴムを、重量比60:40〜99:1、好ましくは72:28〜9
9:1、より好ましくは72:28〜95:5の割合で含む。
含フッ素熱可塑性ゴムと含フッ素液状ゴムの組み合わ
せとして、一般に熱可塑性ゴムが液状ゴムに無限に膨潤
あるいは溶解するような組合せを使用するのが好まし
い。この為には、熱可塑性ゴムのソフトセグメントが液
状ゴムと相溶性であるのが好ましい。すなわち、両成分
をいかなる割合で用いても、200℃において相分離の起
こらないよう含フッ素熱可塑性ゴムのソフトセグメント
と液状ゴムの組成を近くするのが好ましい。さもなけれ
ば、長時間の内に液状ゴムがブリードして粘着対象物に
移行する。好ましい組成の例としては、フッ化ビニリデ
ン/ヘキサフルオロプロピレン/テトラフルオロエチレ
ンから成り、組成が第1図に示す組成図の斜線部分の組
成を有する液状ゴム及びそのような組成のソフトセグメ
ントを有する含フッ素熱可塑性ゴムが挙げられる。この
他、含フッ素液状ゴム及び含フッ素熱可塑性ゴムのソフ
トセグメントがテトラフルオロエチレン/プロピレン系
コポリマー、テトラフルオロエチレン/パーフルオロ
(プロピルビニルエーテル)コポリマーである場合も好
ましい。
含フッ素熱可塑性ゴムのハードセグメントとしては、
第3成分を含むこともあるテトラフルオロエチレン/エ
チレン系結晶性コポリマーセグメント、ポリフッ化ビニ
リデンセグメント、テトラフルオロエチレン/パーフル
オロ(プロピルビニルエーテル)系結晶性コポリマーセ
グメントなどを挙げることができる。
本発明の組成物は、含フッ素液状ゴムと含フッ素熱可
塑性ゴムをゴムロール、カレンダーロール、ニーダーな
どにより、室温以上、好ましくは200℃程度までの高温
下に、両者が均一となるまで混練して調製することがで
きる。必要に応じて、組成物と相溶性のソルベントを使
用してもよい。溶液状として粘着剤の加工をし易くする
ことも可能であるが、高温下にソルベントを使用せず加
工することも可能である。混合法として、この他、両成
分の水性ディスパージョンを混合し、水分を除去する方
法も採用できる。
本発明に使用する液状ゴムは例えば特公昭61−12924
号に示されるような低重合体収得手段により容易に得ら
れるものを利用し得、好ましくは分子末端が安定化さ
れ、何等かの化学反応を起し難いものが粘着性の経時変
化をなくするのに有効である。好ましい含フッ素液状ゴ
ムは、ビニリデンフルオライド/ヘキサフルオロプロピ
レン系ゴム、ビニリデンフルオライド/ヘキサフルオロ
プロピレン/テトラフルオロエチレン系ゴム、テトラフ
ルオロエチレン/プロピレン系ゴム、ヘキサフルオロプ
ロピレン/エチレン系ゴム、フルオロシリコンゴム、フ
ルオロ置換ホスファゼンゴム、オレフィン含有フッ化ゴ
ムなどで、数平均分子量が500〜20000、好ましくは500
〜10000のものである。これらは単独であるいは混合物
として用いることができる。しかし、粘着性を強化した
り、接着剤としての効果をより期待する場合には−OH基
や−COOH基などを分子鎖端あるいは分子鎖中に導入する
方法もとり得る。分子鎖中への導入は例えばCF2=CFCH2
CH2OH、CF2=CFCF2COOHなどのランダム共重合により容
易に達成し得る。
更に必要に応じて含フッ素熱可塑性ゴムを加硫させ、
高温における粘着性の向上を図ることもできる。本発明
に使用する好ましい含フッ素熱可塑性ゴムは分子末端に
ラジカル反応性に富むヨウ素を結合しており、トリアリ
ルイソシアヌレートのような多官能性不飽和化合物を架
橋助剤としてパーオキシド加硫が可能であり、この特徴
を利用すれば前記の液状ゴムを何等変質させることなく
熱可塑性ゴムのみを加硫させることができ、粘着剤組成
物としての性能向上(例えば対称物への移行性など)が
達成される。
この他、要すればSiO2、BaSO4、MgOなどの微粉末を充
填剤として数十重量部配合することも可能である。
本発明の粘着剤組成物を、基材、たとえばテープ、フ
ィルム、シート、ブロックなどの少なくとも1面に塗布
すれば、粘着性機能材が得られる。基材の材質は制限さ
れず、フッ素樹脂でさえ基材の材料として使用できる。
以下、実施例を示し、本発明を具体的に説明する。
実施例1 テトラフルオロエチレン/エチレン/ヘキサフルオロ
プロピレン(モル比49/43/8)から成る3元ハードセグ
メント(A)をフッ化ビニリデン/ヘキサフルオロプロ
ピレン/テトラフルオロエチレン(モル比50/30/20)か
ら成る3元エラストマー性ソフトセグメント(B)に結
合したA−B−A型ブロックポリマー(セグメントBの
分子量:1.5×105、A/Bセグメント重量比:0.15、融解温
度:223℃)20gを、90℃でゴム練りロール(直径80mm)
にかけてシート状とし、これに、モノマー組成比が上記
ブロックポリマーのソフトセグメントBと同じで平均分
子量が3600の液状ゴム13g(ケースI)または90g(ケー
スII)を少しずつ添加して、均質化した組成物を得た。
ケースIの組成物は室温では非常に軟質の加硫ゴム状で
あったが、ケースIIの組成物は腰の強いペースト状を呈
した。室温における伸長比と応力との関係を第2図に示
す。ケースIではかなり軟質化するものの、容易には塑
性変形し難いが、ケースIIでは塑性変形性がある。ケー
スIIの組成物は、弱い応力下でも塑性変形性を示すが、
融解温度以上に加熱しない限り自然流動はしない。即
ち、200℃において自己保持性がある。
ケースIIの組成物100重量部に、ニーダー中でルチル
型TiO210重量部とカーボン0.2重量部とを配合すると、
灰色のコンパウンドが得られた。これは、ホットメルト
アプリケーター(160℃、0.2kg/cm2G空気圧)で容易に
射出でき、シーリングまたはホットメルトの必要な箇所
に適用することができた。組成物は接着性がよく、室温
で流動することもないので、優れたシーリング剤または
ホットメルト接着剤として利用できることが分かった。
ケースIIの組成物の適量をアルミ箔とテトラフルオロ
エチレン/ヘキサフルオロプロピレンコポリマーフィル
ムとの間にはさんで、200℃、10kg/cm2Gの条件で加圧処
理すると、両フィルムが粘着した状態のラミネートが容
易に得られる。引きはがすと、粘着性の組成物が完全に
コポリマーフィルムに移行し、このものは粘着テープと
しての性能を示す。アルミニウム板への貼付物の剥離強
度は2.2kg/cmであった。
なお粘着テープの保護膜としてはシリコーン系背面処
理剤を塗布した離型紙が有効であった。
実施例2 熱可塑性ゴムが数平均分子量14.5万でフッ化ビニリデ
ン/ヘキサフルオロプロピレン(78/22モル組成)共重
合体(A)よりなるソフトセグメント及び数平均分子量
が1.1万でテトラフルオロエチレン/エチレン/ヘキサ
フルオロプロピレン(49/13/8モル組成)ターポリマー
(B)よりなるハードセグメントにより構成されるB−
A−B型ブロックポリマーであり、液状ゴムが数平均分
子量3500で分子鎖端が主として水素及び−CH(CH3)OCO
CH3により封鎖されたフッ化ビニリデン/ヘキサフルオ
ロプロピレン(78/22モル組成)共重合体である以外は
実施例1と同様にして80重量%が液状ゴムで残余が熱可
塑性ゴムよりなる粘着性組成物を得た。本組成物のガラ
ス転移温度は−35℃であり実施例1より低温性に優れて
いる。
実施例3 A)熱可塑性パーフルオロエラストマーの調製 (1)内容積3の耐圧反応槽に、純水1.5、パーフ
ルオロオクタン酸アンモニウム30gを入れ、内部空間を
窒素ガスで充分置換した後、パーフルオロ(ビニルエー
テル)(PPVE)300gを圧入し、撹拌下に温度を50℃に設
定し、TFEにより圧力を3.5kg/cm2Gに調節した。ここで
過硫酸アンモニウム(APS)の1%水溶液20mlを圧入す
ると圧力降下が開始するので、3kg/cm2Gに低下した時点
で、1,4−ジヨウドパーフルオロブタン1.6gを圧入し
た。僅かに反応速度が一旦低下するが、TFEを連続的に
圧入し、3.0〜3.5kg/cm2Gで反応を継続すると次第に反
応速度は回復した。14時間反応を継続した後、内圧を放
出し、室温まで降温して、重合反応を停止した。生成物
は、白色水性ディスパージョンで、少量のビニルエーテ
ルが液状で残存していた。水性ディスパージョンの固形
分含量は、20.7%であった。60℃において200mmHgの減
圧下に揮発成分を除去した後、一部を大量のアセトンに
添加して、ミキサーで処理することによりディスパージ
ョンを破壊し、水洗、乾燥してゴム状クラムを得た。高
温NMR分析によるPPVE含量は38モル%、GPC(溶剤:トリ
クロロトリフルオロエタン)による数平均分子量は1.1
×105、DSCによるガラス転移温度は2℃であった。また
化学分析によるヨウ素含量は0.22%であった。
(2)(1)で得られたディスパージョン350ml、純水1
150mlを同じ反応槽に入れ、内部空間をTFEより充分置換
した後、PPVE60gを注入し、撹拌下80℃でTFEにより8kg/
cm2Gに加圧した。圧力低下が始まるのでTFEにより補圧
し、一定圧力下に反応を継続した。2時間の後にAPS0.1
%水溶液10mlを圧入し、7時間反応を継続した後、放
圧、冷却してポリマー水性ディスパージョンを得た。こ
れをミキサーにより激しく撹拌して粉末状ポリマーと
し、水洗、乾燥すると230gの得量であった。このポリマ
ーは、DSCによると260℃に融解温度を示した。
B)液状パーフルオロゴムの調製 内容積500mlの耐圧反応器に1,4−ジョードパーフルオ
ロブタン49g、ジイソプロピルパーオキシカーボネート
(以下、IPPという。)1gを入れ、内部空間を窒素ガス
で充分置換した後、のパーフルオロ(プロピルビニルエ
ーテル)300gを圧入後、撹拌下に45℃に保ちながら、テ
トラフルオロエチレンガス(以下、TFEという。)で8kg
/cm2Gに加圧した。すぐに圧力低下により重合反応の開
始が検知できるので、定圧に保持するようTFEを追加圧
入しながら反応を継続した。この間、重合反応開始から
2時間後に、反応温度を50℃に変更した。反応開始から
11時間後に降温、放圧して液状生成物を回収し、減圧ロ
ータリーエバポレータで揮発性物を除去し、粘稠な液状
ポリマー223gを得た。19F−NMR分析によると、ポリマー
のパーフルオロビニルエーテル含量は34モル%、ヨウ素
含量は12%であった。また、トリクロロフルオロエタン
を溶媒とするGPC分析によると、数平均分子量(Mn)は2
100、重量平均分子量(Mw)は2900で、Mw/Mnは1.38であ
った。
この20%Cl(CF2CFCl)2Cl溶液に室温でF2/N2(20/80
モル組成)混合ガスを導入し、放出ガス中にIF5が認め
られなくなるまで継続し、末端のヨウ素をフッ素化反応
により除去した。
A)の15部とB)の85部をニーダー[ハーケ・インコ
ーポレイテッド(Haake Inc.)製プラストグラフ、250
℃、100rpm]により30分処理して組成物を得た。
このものをテトラフルオロエチレン/パーフルオロプ
ロビニルエーテル共重合体(PFA)フィルムに塗布した
粘着テープを鉄板にはりつけ、硬質クロムメッキ浴にて
100℃でメッキ処理にかけたところテープはりつけ部は
完全にメッキされずに残り、良好な撥メッキ浴性を示し
た。この粘着組成物は撥水撥油性があり、フロン−113
以外のすべての炭化水素系溶剤により劣化することな
く、且つ実施例1、2のものが硬化挙動を示すアミン類
に対してさえ優れた耐久性を示した。
【図面の簡単な説明】
第1図は、含フッ素熱可塑性ゴムのソフトセグメントお
よび含フッ素液状ゴムの好ましい組成範囲を示す3元組
成図、 第2図は、実施例1において得た粘着剤組成物(ケース
II)の伸長比と応力の関係を示す図である。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】含フッ素熱可塑性ゴムおよび含フッ素液状
    ゴムからなる粘着剤組成物。
  2. 【請求項2】含フッ素液状ゴム対含フッ素熱可塑性ゴム
    の重量比が、60:40〜99:1である請求項1記載の粘着剤
    組成物。
  3. 【請求項3】含フッ素熱可塑性ゴムおよび含フッ素液状
    ゴムからなり、含フッ素液状ゴム対含フッ素熱可塑性ゴ
    ムの重量比が72:28〜99:1であるシーリング剤組成物。
  4. 【請求項4】含フッ素熱可塑性ゴムおよび含フッ素液状
    ゴムからなり、含フッ素液状ゴム対含フッ素熱可塑性ゴ
    ムの重量比が60:40〜99:1であるホットメルト接着剤組
    成物。
  5. 【請求項5】含フッ素液状ゴム対含フッ素熱可塑性ゴム
    の重量比が72:28〜99:1である請求項4に記載のホット
    メルト接着剤組成物。
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KR20150050571A (ko) * 2012-08-24 2015-05-08 테사 소시에타스 유로파에아 전자 장치를 둘러싸기 위한 감압 접착제
KR102123407B1 (ko) * 2012-08-24 2020-06-16 테사 소시에타스 유로파에아 전자 장치를 둘러싸기 위한 감압 접착제

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