JP2610690B2 - 補充/回収カセット - Google Patents

補充/回収カセット

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JP2610690B2 JP2067976A JP6797690A JP2610690B2 JP 2610690 B2 JP2610690 B2 JP 2610690B2 JP 2067976 A JP2067976 A JP 2067976A JP 6797690 A JP6797690 A JP 6797690A JP 2610690 B2 JP2610690 B2 JP 2610690B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は紙幣自動入出金機に設けられた補充/回収カ
セットに関するものである。
〔従来の技術〕
現在、紙幣入出金機においては金種毎に紙幣を収納し
て各取引において発生する紙幣の入出を行う金種別カセ
ットの他に、この金種別カセットに紙幣を補充したり、
また金種別カセットから紙幣を回収したりする補充/回
収カセットが設けられている。
第5図は従来の補充/回収カセットを示す側断面図で
ある。
図において1は補充/回収カセット2の外形を成す筐
体、3は紙幣、4は前記紙幣3が載せられるステージ
で、その一端は回転可能でかつステージ4を水平方向に
ロックする機構を有するガイド4aに支持され、図示しな
い駆動手段により上下方向に可動となっていると共に、
その上下動の妨げにならない程度のテンションを有する
スプリング5により上向きに付勢されている。
6は後述するフィードローラと共に紙幣の繰り出し手
段を成す筐体1の上部に設けられたピッカローラで、前
記ステージ4の上昇に伴いステージ4上にセットされた
紙幣3の最上面がこのピッカローラ6に当接し、ピッカ
ローラ6が矢印方向に回転することで、紙幣3の最上枚
から繰り出される。
7はフィードローラで、ピッカローラ6により繰り出
された紙幣は、このフィードローラ7によりさらに筐体
1の外部へと繰り出され、図示しない紙幣入出金機の搬
送路を搬送される。
8は筐体1の下部に対向して設けられた2本のロー
ラ、9は一時堆積ステージであり、この一時堆積ステー
ジ9はローラ8側が回転可能に支持され、他端側はスプ
リング10により釣り下げられており、後述する回収作業
時に紙幣入出金機の搬送路を一枚ずつ搬送されてきた紙
幣は、ローラ8が矢印方向に回転することにより筐体1
内に取り込まれて一時堆積ステージ9に載り、紙幣が積
み重なっていくとその重みにより一時堆積ステージ9を
釣り下げているスプリング10が伸びて、一時堆積ステー
ジ9が傾きながら一定量の紙幣が堆積される。
11は支持枠12,アーム13,軸14等から成る仕切り板で図
示しない駆動手段により上下動すると共に、その上下動
に伴い軸14を支点として水平方向に開閉するようになっ
ている。
第6図はこの仕切り板11の構成及び開閉動作を示す説
明図であり、仕切り板11は筐体1の両内側部に、それぞ
れ支持枠12が図示しない駆動系により上下動可能に支持
されており、このそれぞれの支持枠12にアーム13が軸14
を支点として回動可能に支持されている。
アーム13は図示しない付勢手段により第6図に実線で
示す状態に付勢されており、この状態におけるアーム13
同士の間隔は紙幣3の長手方向の長さより狭くなってい
る。
仕切り板11はその上下動に伴って、筐体1内に設けら
れた図示しないオープンカムにアーム13が接触して第6
図二点鎖線で示す位置まで開放され、この状態における
アーム13同士の間隔は紙幣3の長手方向の長さより広く
なっている。
第5図にもどり、15は後述する紙幣の回収時における
紙幣のフルを検知する一対のセンサである。
以上の構成により補充/回収カセット2が成り立って
いる。
第7図は第5図に示す補充/回収カセットにおける紙
幣の回収時の状態を示す側断面図であり、以下に第5
図,第6図及び第7図を用いて補充/回収カセットの作
用を説明する。
補充時においては、まずステージ4上に紙幣3がカセ
ットされた補充/回収カセット2を図示しない紙幣入出
金機に装着する。
補充/回収カセット2が紙幣入出金機に装着され紙幣
補充の指示がでると、ステージ4上の紙幣3の最上面が
ピッカローラ6と当接するように、図示せぬ駆動手段に
よりステージ4を上昇させる。
ピッカローラ6と紙幣3の最上面が当接した状態でピ
ッカローラ6とフィードローラ7が矢印方向に回転する
ことで、ステージ4上の紙幣3が最上部から一枚ずつ補
充/回収カセット2の外部に繰り出され、紙幣入出金機
の搬送路を搬送されていく。
紙幣3の繰り出しと共にステージ4は上昇して行き、
ステージ4上の紙幣が無くなるとステージ4のロックが
解除され、同時にステージ4は下降することにより第7
図に示す位置に退避して、回収待ちとなる。
尚、搬送された紙幣は図示しない紙幣入出金機の鑑別
部を経て、各金種毎に金種別カセットに補充されて行
く。
回収作業は上述したようにステージ4が退避した状態
で行われ、回収の指示がでるとローラ8が回転して、紙
幣入出金機の搬送路を搬送された紙幣がローラ8により
取り込まれ、一時堆積ステージ9に堆積される。
一定量の紙幣が一時堆積ステージ9に堆積すると金種
別カセットからの回収作業を一旦中断し、仕切り板11の
下降を開始させる。
仕切り板11はその下降に伴ってアーム13が第6図に二
点鎖線で示す開状態となり、一時堆積ステージ9に堆積
している紙幣の脇を通り、一時堆積ステージ9の下の所
定の位置まで下降する。
この位置において仕切り板11のアーム13は、第6図に
実線で示すように閉状態となり、このままの状態で仕切
り板11は上昇を始める。
上述したように仕切り板11のアーム13が閉状態にあっ
ては、その間隔が紙幣3の長手方向の長さより狭くなる
ので、仕切り板11が上昇すると紙幣3は一時堆積ステー
ジ9から仕切り板11のアーム13によりかき上げられて堆
積し、仕切り板11は所定の位置まで上昇する。
これにより一時堆積ステージ9は空の状態となり、金
種別カセットからの回収が再開され一定量の紙幣3が一
時堆積ステージ9に堆積される。
一定量の紙幣が一時堆積ステージ9に堆積すると前記
同様に仕切り板11が下降を開始するが、仕切り板11の下
降に伴いアーム13が開状態になり、アーム13上に堆積し
ていた紙幣3は一時堆積ステージ9上に堆積された紙幣
の上に落ち、これにより一時堆積ステージ9にいままで
回収したすべての紙幣が堆積する。
仕切り板11は一時堆積ステージ9の下の所定の位置ま
で下降し、ここでアーム13が閉状態となって仕切り板11
は上昇を始める。
仕切り板11が上昇すると、一時堆積ステージ9に堆積
している紙幣がアーム13によりかき上げられ、一時堆積
ステージ9は空の状態になる。
仕切り板11が所定の位置まで上昇すると、再度一時堆
積ステージ9に紙幣が堆積されていく。
以下同様にして、一時堆積ステージ9に紙幣が一定量
堆積すると仕切り板11によりかき上げられ、センサ15が
フルを検知するまで回収は続けられる。
センサ15がフルを検知すると回収を中断し、補充/回
収カセット2は紙幣入出金機から取り外される。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら上述した従来技術によると、以下のよう
な問題を有する。
すなわち、補充/回収カセットを入出金機に装着する
に際し、紙幣をステージ上にセットした状態で運搬する
が、補充/回収カセットを紙幣入出金機に装着しない状
態において、ステージはスプリングの張力で釣り下げら
れ、しかもこのスプリングの張力は弱いため、運搬によ
りステージが振動して、それに伴って紙幣がステージ上
で不規則に動いてしまい、補充/回収カセットを紙幣入
出金機に装着した時にはステージ上の紙幣は一定方向に
並んでおらず、補充を開始すると紙幣が一定方向に並ん
でいないために繰り出し不良を引き起こすという問題が
ある。
また、補充/回収カセットの紙幣収納枚数と入出金機
の金種別カセットの全収容枚数はほぼ等しく設定するこ
とにより、紙幣回収時において金種別カセットの紙幣を
一度に補充/回収カセットに回収できるようにしてい
る。しかしながら紙幣回収時において回収されてくる紙
幣は新札であるとは限らす、仕切り板に堆積した紙幣は
しわや折り目によって嵩が増してしまい、設計時の紙幣
収納枚数より少ない枚数でセンサがフルを検知してしま
う。その場合は回収作業を一時中断し別個に空の補充/
回収カセットを用意して回収作業を再開する必要があ
り、手間がかかるという問題もある。
本発明はこのような問題を解決するためになされたも
ので、運搬時には紙幣をステージ上に安定させ、回収時
においては紙幣を浮き上がりを防止して規定量の紙幣を
収納可能とする補充/回収カセットを提供することを目
的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するため本発明は、紙幣をステージ上
にセットし、このステージを上昇させて紙幣の最上面を
筐体の上部に設けた繰り出し手段に当接させ、この繰り
出し手段により紙幣を繰り出して行き、ステージ上の紙
幣が空になるとステージを回転させて退避させると共
に、紙幣を取り込むローラを筐体の下部に設け、このロ
ーラにより紙幣を取り込んで一時堆積ステージに一定量
堆積させ、この一定量堆積した紙幣を上下動に伴って水
平方向に開閉する仕切り板によってかき上げて仕切り板
上に堆積する補充/回収カセットにおいて、案内手段に
より上下動可能に支持されると共に、付勢手段により下
方に付勢されたビルプレスと、このビルプレスを押し上
げる退避手段を設けることとしたものである。
〔作用〕
上述した構成を有する本発明は、ステージ上にセット
された紙幣をビルプレスにより押さえ付け、繰り出し手
段による繰り出し時,及びステージの退避時に、退避手
段によりビルプレスを押し上げると共に、ビルプレスに
より仕切り板上に堆積した紙幣の浮き上がりを抑制する
こととしたものである。
したがってこれによれば、補充/回収カセットに紙幣
をセットして運搬する場合、ステージ上の紙幣はその上
面をスプリングにより下向きの付勢力が与えられている
ビルプレスにより押さえられているので運搬に伴う振動
により紙幣が不規則に動くことはなく、補充時には紙幣
が整列した状態で行えるので、ジャム等が起こることは
なくなり安定した搬送が行える。
また、回収時には仕切り板上に堆積された紙幣がビル
プレスにより押さえ付けられるため、紙幣のしわや折り
目により紙幣の嵩が増してしまうことがなくなる。
〔実施例〕
以下に図面を参照して実施例を説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す側断面図で、従来と
同様の構成の部位については同符号を付し、その説明を
省略する。
図において16はビルプレスで図示しない案内手段に案
内され上下動可能となっており、その上下動の妨げにな
らない程度のテンションを有するスプリング17により下
向きに付勢されている。
18はロアアームで、その一端は仕切り板11と係合し、
仕切り板11の上下動に伴い軸19を支点として回動する。
20はミドルアームで、その下端は前記ロアアーム18の
他端に回動可能に支持されている。
21はアッパアームで一端は前記ミドルアーム20の上端
に回動可能に支持されており、軸22を支点として回動可
能となっており、ロアアーム18,ミドルアーム20,アッパ
アーム21により、ビルプレス16の退避手段が構成されて
いる。
以上の構成により補充/回収カセット23が形成され
る。
第2図から第4図は本実施例の作用を示す側断面図で
あり、第2図は補充時,第3図はステージ上の紙幣が空
になった時,第4図が回収時を示し、ここで第1図はス
テージに紙幣がセットした時の状態が示されており、以
下にこれらの図を用いて本実施例の作用を説明する。
紙幣をステージ上にセットするにあたっては、ステー
ジ4は水平状態にロックされ、ビルプレス16はステージ
4の上方に位置しており、ステージ4とビルプレス16の
間に紙幣3をセットすることにより、ステージ4はスプ
リング5により上向きに付勢され、ビルプレス16はスプ
リング17により下向きに付勢されているので、紙幣3は
ビルプレス16とステージ4に挟み込まれた状態となって
いる。
紙幣をセットした補充/回収カセット23を紙幣入出金
機に装着して補充の指示を出すと、ステージ4上の紙幣
3の最上面がピッカローラ6と当接するように図示せぬ
駆動手段によりステージ4を上昇させる。
ここで紙幣3上のビルプレス16はスプリング17のみに
その動きを拘束されており、ステージ4の上昇と共にビ
ルプレス16もスプリング17のテンションに抗して上昇
し、紙幣3の最上面がピッカローラ6に当接する位置ま
でステージ4が上昇する。
この状態から仕切り板11が上昇し、それに伴いロアア
ーム18の一端が仕切り板11と係合しているので、軸19を
支点として回動する。
ロアアーム18が回動することにより、ロアアーム18の
他端に下端が支持されているミドルアーム20が連動して
下方にスライドする。ミドルアーム20の上端にアッパア
ーム21の一端が支持されているので、ミドルアーム20が
下方にスライドすることにより、アッパアーム21は軸22
を支点として回動する。
アッパアーム21が回動すると、その他端はビルプレス
16に係合してビルプレス16を押し上げる。この状態が第
2図に示したものであり、仕切り板11が所定の位置まで
上昇すると、ステージ4上にセットされた紙幣3の最上
面とビルプレス6が接しない位置までアッパアーム21は
ビルプレス16を押し上げる。
この状態でピッカローラ6は紙幣3の最上面と当接し
ており、ピッカローラ6とフィードローラ7が矢印方向
に回転することで、ステージ4上の紙幣3が最上部から
一枚ずつ補充/回収カセット23の外部に繰り出され、紙
幣入出金機の搬送路を搬送されていく。
ここで補充時においては、前記したようにビルプレス
16はアッパアーム21により押し上げられ、紙幣3とは接
しなくなるので、繰り出しの妨げとなることはない。
紙幣の繰り出しと共にステージ4は上昇して行き、ス
テージ4上の紙幣3が無くなるとステージ4のロックが
解除される。
ここで仕切り板11はさらに上昇し、前記同様各アーム
が動いてアッパアーム21はビルプレス16をさらに押し上
げると共に、アッパアーム21の他端がピッカローラ7と
も係合し、ピッカローラ7も押し上げて、ステージ4の
退避の妨げにならないようにする。
この状態でステージ4は下降を開始して、補充/回収
カセット23の背面側に回転して退避する。
ステージ4が退避すると仕切り板11が下降を開始す
る。仕切り板11が下降するとロアアーム18は前記上昇時
とは反対方向に回動し、それに伴ってミドルアーム20が
上方にスライドして、アッパアーム21の他端が下方向に
回動する。
これによりビルプレス16,ピッカローラ6は下降して
行き、ピッカローラ6はもとの繰り出し位置に戻り、ビ
ルプレス16は仕切り板11が所定の位置まで下降すると、
アッパアーム21の他端とビルプレス16に係合が外れ、仕
切り板11上方に落下する。
このようにステージ4は退避して、仕切り板11は所定
の位置まで下がり、ビルプレス16が仕切り板11の上方に
位置する状態で回収待ちとなる。
回収の指示が入力されると、金種別カセットから紙幣
の回収が開始され、ローラ8が回転して紙幣入出金機の
搬送路を搬送された紙幣がローラ8により補充/回収カ
セット23内に取り込まれ、一時堆積ステージ9に堆積さ
れる。
一定量の紙幣3が一時堆積ステージ9に堆積すると金
種別カセットからの回収作業を一旦中断し、仕切り板11
の下降を開始させる。
仕切り板11の動作は従来例で説明した第6図と同様に
開閉し、仕切り板11はその下降に伴ってアーム13が開状
態となり、一時堆積ステージ9に堆積している紙幣の脇
を通り、一時堆積ステージ9の下の所定の位置まで下降
する。
この位置において仕切り板11のアーム13は閉状態とな
り、このままの状態で仕切り板11は上昇を始める。
仕切り板11のアーム13が閉状態にあっては、その間隔
が紙幣3の長手方向の長さより狭くなるので、仕切り板
11が上昇すると紙幣3は一時堆積ステージ9から仕切り
板11のアーム13によりかき上げられて堆積し、仕切り板
11は所定の位置まで上昇する。
ここで仕切り板11に紙幣3が堆積し所定の位置まで上
昇すると、仕切り板11の上方に位置しているビルプレス
ス16に、紙幣3の最上面が接し、ビルプレス16はスプリ
ング17により下向きに付勢されているため、仕切り板11
上の紙幣3はビルプレス16により上方への浮き上がりが
抑制される。
仕切り板11により紙幣をかき上げられ一時堆積ステー
ジ9は空の状態となり、金種別カセットからの回収が再
開され一定量の紙幣3が一時堆積ステージ9に堆積され
る。
一定量の紙幣が一時堆積ステージ9に堆積すると前記
同様に仕切り板11が下降を開始するが、仕切り板11の下
降に伴いアーム13が開状態になり、アーム13上に堆積し
ていた紙幣3は一時堆積ステージ9上に堆積された紙幣
3の上に落ちる。
これにより一時堆積ステージ9にはいままで回収した
すべての紙幣が堆積しており、仕切り板11はこの一時堆
積ステージ9の下の所定の位置まで下降し、ここでアー
ム13が閉状態となって仕切り板11は上昇を始める。
仕切り板11が上昇すると、一時堆積ステージ9に堆積
している紙幣3がアーム13によりかき上げられ、一時堆
積ステージ9は空の状態になり、仕切り板11が所定の位
置まで上昇することで、仕切り板11に堆積している紙幣
の上方への浮き上がりがビルプレス16により抑制され
る。
以下同様にして、一時堆積ステージ9に紙幣が一定量
堆積するとそれを仕切り板11によりかき上げて仕切り板
11に堆積することを、回収すべき紙幣がなくなるか、セ
ンサ15がフルを検知するまで繰り返していくが、仕切り
板11に堆積した紙幣3は、ビルプレス16により上方への
浮き上がりを抑止されることで、紙幣のしわや折り目に
より嵩が増してしまうことはない。
尚、実施例においてはビルプレスの退避手段としては
仕切り板の上下動にアームを連動させる構造としたが、
これに限るものではなく、別個に駆動手段を設けてビル
プレスを退避させることも可能である。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、紙幣をステージ上にセ
ットし、このステージを上昇させて紙幣の最上面を筐体
の上部に設けた繰り出し手段に当接させ、この繰り出し
手段により紙幣を繰り出して行き、ステージ上の紙幣が
空になるとステージを回転させて退避させると共に、紙
幣を取り込むローラを筐体の下部に設け、このローラに
より紙幣を取り込んで一時堆積ステージに一定量堆積さ
せ、この一定量堆積した紙幣を上下動に伴って水平方向
に開閉する仕切り板によってかき上げて仕切り板上に堆
積する補充/回収カセットにおいて、案内手段により上
下動可能に支持されると共に、付勢手段により下方に付
勢されたビルプレスと、このビルプレスを押し上げる退
避手段を設け、ステージ上にセットされた紙幣をビルプ
レスにより押さえ付け、繰り出し手段による繰り出し
時,及びステージの退避時に、退避手段によりビルプレ
スを押し上げると共に、回収時に仕切り板上に堆積した
紙幣の浮き上がりをビルプレスにより抑制することとし
たものである。
従って、これによれば補充/回収カセットに紙幣をセ
ットして運搬する場合、ステージ上の紙幣はその上面を
スプリングにより下向きの付勢力が与えられているビル
プレスにより押さえられているので運搬に伴う振動によ
り紙幣が不規則に動くことはなく、補充時には紙幣が整
列した状態で行えるので、ジャム等が起こることはなく
なり安定した搬送が行えるという効果を有する。
また、回収時には仕切り板上に堆積された紙幣がビル
プレスにより押さえ付けられるため、紙幣のしわや折り
目により紙幣の嵩が増すことがなく、規定枚数通りの紙
幣が仕切り板上に堆積可能となるという効果を有し、そ
のため従来のように回収の際に空の補充/回収カセット
を用意しておく必要もなくなるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す側断面図、第2図から
第4図は本実施例における作用を示す側断面図で、第2
図は補充時、第3図はステージ退避時、第4図は回収時
を示し、第5図は従来例を示す側断面図、第6図は仕切
り板の開閉動作を示す説明図、第7図は従来例における
回収時を示す側断面図である。 16……ビルプレス 17……スプリング 18……ロアアーム 20……ミドルアーム 21……アッパアーム

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙幣をステージ上にセットし、このステー
    ジを上昇させてセットされた紙幣の最上面を筐体の上部
    に設けた繰り出し手段に当接させ、この繰り出し手段に
    より紙幣を繰り出して行き、ステージ上の紙幣が空にな
    るとステージを回転させて退避させると共に、 紙幣を取り込むローラを筐体の下部に設け、このローラ
    により紙幣を取り込んで一時堆積ステージに一定量堆積
    させ、この一定量堆積した紙幣を上下動に伴って水平方
    向に開閉する仕切り板によってかき上げて仕切り板上に
    堆積する補充/回収カセットにおいて、 案内手段により上下動可能に支持されると共に、付勢手
    段により下方に付勢されたビルプレスと、このビルプレ
    スを押し上げる退避手段を設け、 ステージ上にセットされた紙幣をビルプレスにより押さ
    え付け、繰り出し手段による繰り出し時,及びステージ
    の退避時に、退避手段によりビルプレスを押し上げると
    共に、 回収時に仕切り板上に堆積した紙幣の浮き上がりをビル
    プレスにより抑制することを特徴とする補充/回収カセ
    ット。
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KR20160044956A (ko) * 2014-10-16 2016-04-26 노틸러스효성 주식회사 매체보관함

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20160044956A (ko) * 2014-10-16 2016-04-26 노틸러스효성 주식회사 매체보관함
KR101688917B1 (ko) * 2014-10-16 2016-12-22 노틸러스효성 주식회사 매체보관함

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