JP2610038B2 - ガラス支持体付き光フアイバ母材の熱処理方法 - Google Patents
ガラス支持体付き光フアイバ母材の熱処理方法Info
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- JP2610038B2 JP2610038B2 JP22959788A JP22959788A JP2610038B2 JP 2610038 B2 JP2610038 B2 JP 2610038B2 JP 22959788 A JP22959788 A JP 22959788A JP 22959788 A JP22959788 A JP 22959788A JP 2610038 B2 JP2610038 B2 JP 2610038B2
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- optical fiber
- glass support
- fiber preform
- heat treatment
- burner
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B37/00—Manufacture or treatment of flakes, fibres, or filaments from softened glass, minerals, or slags
- C03B37/01—Manufacture of glass fibres or filaments
- C03B37/012—Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments
- C03B37/014—Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments made entirely or partially by chemical means, e.g. vapour phase deposition of bulk porous glass either by outside vapour deposition [OVD], or by outside vapour phase oxidation [OVPO] or by vapour axial deposition [VAD]
- C03B37/0148—Means for heating preforms during or immediately prior to deposition
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- C03B37/01446—Thermal after-treatment of preforms, e.g. dehydrating, consolidating, sintering
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Description
【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、光フアイバ母材の軸方向の少なくとも一端
にガラス支持体を取り付けた、いわゆるガラス支持体付
き光フアイバ母材を、延伸等のために加熱処理する際の
熱処理方法に関するものである。
にガラス支持体を取り付けた、いわゆるガラス支持体付
き光フアイバ母材を、延伸等のために加熱処理する際の
熱処理方法に関するものである。
従来から、例えば光フアイバ母材を延伸したり、その
表面の汚れを除去するために、例えば1800℃程度の温度
で火炎研磨する場合、第２図、第３図に示すようにコア
１、クラッド２を有する光フアイバ母材３の軸方向の少
なくとも一端（第２図、第３図のＡ−Ｂ端面）に棒状の
ガラス支持体４または管状のガラス支持体５を熱融着等
にて接続し、しかる後このガラス支持体４または５を延
伸装置等の中で固定し、通常この光フアイバ母材３を回
転させながら、その一端（図面では省略）から他端（バ
ーナ６′の位置、すなわちＡ−Ｂの位置）までを、この
光フアイバ母材３の長手方向に相対的に移動するバーナ
６にて加熱している。
表面の汚れを除去するために、例えば1800℃程度の温度
で火炎研磨する場合、第２図、第３図に示すようにコア
１、クラッド２を有する光フアイバ母材３の軸方向の少
なくとも一端（第２図、第３図のＡ−Ｂ端面）に棒状の
ガラス支持体４または管状のガラス支持体５を熱融着等
にて接続し、しかる後このガラス支持体４または５を延
伸装置等の中で固定し、通常この光フアイバ母材３を回
転させながら、その一端（図面では省略）から他端（バ
ーナ６′の位置、すなわちＡ−Ｂの位置）までを、この
光フアイバ母材３の長手方向に相対的に移動するバーナ
６にて加熱している。
ところで前述の方法にて加熱処理していると、第２
図、第３図で示すＡ−Ｂの部分、すなわち光フアイバ母
材３とガラス支持体４または５の接続部近傍から光フア
イバ母材３側にクラックが入る等の問題が出てきた。と
りわけ光フアイバ母材３が大型化するほど、クラックが
入る頻度が高くなってきた。
図、第３図で示すＡ−Ｂの部分、すなわち光フアイバ母
材３とガラス支持体４または５の接続部近傍から光フア
イバ母材３側にクラックが入る等の問題が出てきた。と
りわけ光フアイバ母材３が大型化するほど、クラックが
入る頻度が高くなってきた。
前記問題に鑑み本発明の目的は、ガラス支持体付き光
フアイバ母材に延伸、あるいは火炎研磨等の目的で熱処
理を加えても、光フアイバ母材にクラックが入ることの
ない熱処理方法を提供することにある。
フアイバ母材に延伸、あるいは火炎研磨等の目的で熱処
理を加えても、光フアイバ母材にクラックが入ることの
ない熱処理方法を提供することにある。
前記目的を達成すべく本発明は、半径方向に組成分布
を有する光フアイバ母材の軸方向の少なくとも一端に半
径方向の組成が均一なる棒状または管状のガラス支持体
を前記光フアイバ母材と同軸状に接続してなるガラス支
持体付き光フアイバ母材を、その長手方向に加熱源を相
対的に移動させながら加熱処理する方法において、前記
加熱源による加熱を前記ガラス支持体の部分で終了させ
ることを特徴とするものである。
を有する光フアイバ母材の軸方向の少なくとも一端に半
径方向の組成が均一なる棒状または管状のガラス支持体
を前記光フアイバ母材と同軸状に接続してなるガラス支
持体付き光フアイバ母材を、その長手方向に加熱源を相
対的に移動させながら加熱処理する方法において、前記
加熱源による加熱を前記ガラス支持体の部分で終了させ
ることを特徴とするものである。
以下に本発明の実施例を図を参照して詳細に説明す
る。本発明者は前記クラックの原因を検討した結果、以
下のように推測した。すなわち、光フアイバ母材３は前
述のようにその内部に少なくともコア１とクラッド２を
有することから、必然的にその半径方向に組成分布を持
っている。他方ガラス支持体である棒状のガラス支持体
４または管状のガラス支持体５はその半径方向の組成が
均一になっている。そのため前述した光フアイバ母材３
の延伸や火炎研磨等のために、この母材３の長手方向に
バーナ６を移動させ、その一端から他端（第２図、第３
図におけるバーナ６′の位置）まで加熱処理している
と、第２図、第３図で示すＡ−Ｂの部分には、両側のガ
ラスの組成が大きく相違することから熱歪が溜まり易
く、これがクラックの原因になる、と考えた。
る。本発明者は前記クラックの原因を検討した結果、以
下のように推測した。すなわち、光フアイバ母材３は前
述のようにその内部に少なくともコア１とクラッド２を
有することから、必然的にその半径方向に組成分布を持
っている。他方ガラス支持体である棒状のガラス支持体
４または管状のガラス支持体５はその半径方向の組成が
均一になっている。そのため前述した光フアイバ母材３
の延伸や火炎研磨等のために、この母材３の長手方向に
バーナ６を移動させ、その一端から他端（第２図、第３
図におけるバーナ６′の位置）まで加熱処理している
と、第２図、第３図で示すＡ−Ｂの部分には、両側のガ
ラスの組成が大きく相違することから熱歪が溜まり易
く、これがクラックの原因になる、と考えた。
そこで本発明者はこの熱歪を棒状ガラス支持体４また
は管状ガラス支持体５側にも逃がし、歪を緩和すること
を考えた。その結果第１図のように、少なくとも加熱処
理の最後、すなわち完了位置を必ずガラス支持体４また
は５の部分にする方法が、前記クラック防止に効果があ
ることを見出した。すなわち第１図のバーナ６′が示す
ように、ガラス支持体４側に入り込んだ部分までバーナ
６を移動させて来て、加熱処理を完了させようとするも
のである。もちろん延伸や火炎研磨等のためにバーナ６
の母材３に対する移動が多数回に及ぶ場合は、その都度
バーナ６をＡ−Ｂの線からガラス支持体４または５側に
入り込ませればなお良いことは言うまでもない。
は管状ガラス支持体５側にも逃がし、歪を緩和すること
を考えた。その結果第１図のように、少なくとも加熱処
理の最後、すなわち完了位置を必ずガラス支持体４また
は５の部分にする方法が、前記クラック防止に効果があ
ることを見出した。すなわち第１図のバーナ６′が示す
ように、ガラス支持体４側に入り込んだ部分までバーナ
６を移動させて来て、加熱処理を完了させようとするも
のである。もちろん延伸や火炎研磨等のためにバーナ６
の母材３に対する移動が多数回に及ぶ場合は、その都度
バーナ６をＡ−Ｂの線からガラス支持体４または５側に
入り込ませればなお良いことは言うまでもない。
またガラス支持体４または５が光フアイバ母材３の両
側に接続されている場合も同様で、バーナ６を光フアイ
バ母材３に対して右側に移動していったら右側のガラス
支持体４または５に入り込んだ位置まで該バーナ６を移
動し、折り返しバーナ６を左側に移動してきたら、最後
は左側のガラス支持体４または５に入り込んだ部分でバ
ーナ６による熱処理を完了させる。
側に接続されている場合も同様で、バーナ６を光フアイ
バ母材３に対して右側に移動していったら右側のガラス
支持体４または５に入り込んだ位置まで該バーナ６を移
動し、折り返しバーナ６を左側に移動してきたら、最後
は左側のガラス支持体４または５に入り込んだ部分でバ
ーナ６による熱処理を完了させる。
ここで前記バーナ６としては、通常酸素−水素炎が使
用されるが、これ以外のものも使用できることは言うま
でもない。
用されるが、これ以外のものも使用できることは言うま
でもない。
このようにガラス支持体付き光フアイバ母材の熱処理
の完了位置がガラス支持体側に入り込んだ部分にくるよ
うに工夫した結果、従来光フアイバ母材とガラス支持体
との接続部近傍に溜まっていた熱歪がガラス支持体側に
も緩和され、光フアイバ母材へのクラック発生頻度が大
幅に改善された。
の完了位置がガラス支持体側に入り込んだ部分にくるよ
うに工夫した結果、従来光フアイバ母材とガラス支持体
との接続部近傍に溜まっていた熱歪がガラス支持体側に
も緩和され、光フアイバ母材へのクラック発生頻度が大
幅に改善された。
前述の如く本発明によれば、ガラス支持体付き光フア
イバ母材に熱処理を加えても、光フアイバ母材へのクラ
ック発生が大幅に減少でき、光フアイバのコストダウン
が図れた。
イバ母材に熱処理を加えても、光フアイバ母材へのクラ
ック発生が大幅に減少でき、光フアイバのコストダウン
が図れた。
第１図は本発明の熱処理方法の一実施例を示す概略図、
第２図、第３図は従来の熱処理方法を示す概略図であ
る。 ３……光フアイバ母材、４……棒状のガラス支持体 ５……管状のガラス支持体、６……バーナ
第２図、第３図は従来の熱処理方法を示す概略図であ
る。 ３……光フアイバ母材、４……棒状のガラス支持体 ５……管状のガラス支持体、６……バーナ
Claims (1)
- 【請求項１】半径方向に組成分布を有する光フアイバ母
材の軸方向の少なくとも一端に半径方向の組成が均一な
る棒状または管状のガラス支持体を前記光フアイバ母材
と同軸状に接続してなるガラス支持体付き光フアイバ母
材を、その長手方向に加熱源を相対的に移動させながら
加熱処理する方法において、前記加熱源による加熱を前
記ガラス支持体の部分で終了させることを特徴とするガ
ラス支持体付き光フアイバ母材の熱処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22959788A JP2610038B2 (ja) | 1988-09-13 | 1988-09-13 | ガラス支持体付き光フアイバ母材の熱処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22959788A JP2610038B2 (ja) | 1988-09-13 | 1988-09-13 | ガラス支持体付き光フアイバ母材の熱処理方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0280338A JPH0280338A (ja) | 1990-03-20 |
| JP2610038B2 true JP2610038B2 (ja) | 1997-05-14 |
Family
ID=16894674
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22959788A Expired - Lifetime JP2610038B2 (ja) | 1988-09-13 | 1988-09-13 | ガラス支持体付き光フアイバ母材の熱処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2610038B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4509283B2 (ja) * | 2000-03-06 | 2010-07-21 | 信越化学工業株式会社 | 光ファイバ母材の熱加工方法 |
-
1988
- 1988-09-13 JP JP22959788A patent/JP2610038B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0280338A (ja) | 1990-03-20 |
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