JP2607940B2 - 2サイクルエンジンのシリンダブロック鋳造用中子 - Google Patents

2サイクルエンジンのシリンダブロック鋳造用中子

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JP2607940B2 JP63288288A JP28828888A JP2607940B2 JP 2607940 B2 JP2607940 B2 JP 2607940B2 JP 63288288 A JP63288288 A JP 63288288A JP 28828888 A JP28828888 A JP 28828888A JP 2607940 B2 JP2607940 B2 JP 2607940B2
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Description

【発明の詳細な説明】 A.発明の目的 (1) 産業上の利用分野 本発明は、2サイクルエンジンのシリンダブロック、
特に、シリンダ孔と、そのシリンダ孔をクランク室に連
通するトランスファ通路とを備え、トランスファ通路
は、シリンダ孔との隔壁内面をクランク室側端部よりそ
のシリンダ孔から遠ざかるようにシリンダ孔軸線に対し
傾斜させた導入路と、その導入路から折曲がってシリン
ダ孔に連なる導出路とよりなるシリンダブロックを鋳造
するために用いられる中子に関する。
(2) 従来の技術 従来、この種中子として、円柱状をなすシリンダ孔成
形用主体の外側面に、トランスファ通路成形用分岐体を
接着剤を介して接合したものが知られている。このよう
な接合方式を採用する理由は、掃気性能を向上させるた
めに、トランスファ通路のクランク室側を前記のように
傾斜内面を持つ導入路に形成する関係から、離型上、主
体と分岐体とを一体に成形することができないからであ
る。
(3) 発明が解決しようとする課題 しかしながら前記接合方式を採用すると、主体外側面
への分岐体の接合作業性が悪いため、主体に対する分岐
体の接合位置、接合姿勢等に狂いを生じ易く、その結
果、シリンダ孔に対するトランスファ通路出口の位置精
度およびシリンダ孔からのトランスファ通路延出方向精
度が不安定になり易く、シリンダブロックの品質がばら
つくおそれがある。
本発明は前記不具合を解消し得る前記中子を提供する
ことを目的とする。
B.発明の構成 (1) 課題を解決するための手段 本発明は、シリンダ孔と、該シリンダ孔をクランク室
に連通するトランスファ通路とを備え、該トランスファ
通路は、前記シリンダ孔との隔壁内面をクランク室側端
部より該シリンダ孔から遠ざかるようにシリンダ孔軸線
に対し傾斜させた導入路と、該導入路から折曲がって前
記シリンダ孔に連なる導出路とよりなるシリンダブロッ
クを、該ブロックにシリンダライナを鋳包むことなく鋳
造するのに用いられる、2サイクルエンジンのシリンダ
ブロック鋳造用中子において、シリンダ孔成形用主体
と、トランスファ通路成形用分岐体とを備え、前記分岐
体は前記主体と一体に形成されて前記導出路を成形する
第1成形部と、該第1成形部に接合されて前記導入路を
成形する第2成形部とより構成され、その第2成形部
は、前記主体の下端部を嵌着させる凹部を有する幅木の
上面に一体に突設されることを特徴とする。
(2) 作用 上記構成によれば、トランスファ成形用分岐体のうち
導出路成形用の第1成形部がシリンダ孔成形用主体と一
体に形成されるため、シリンダ孔に対するトランスファ
通路出口(導出路)の位置精度およびシリンダ孔からの
トランスファ通路延出方向精度が安定し、更に、前記主
体の下端部を嵌着させる凹部を有して該主体との相互の
位置決めが容易である幅木の上面に導入路成形用の第2
成形部が一体に突設されるために、その第2成形部の第
1成形部に対する位置合せ及び接合が容易且つ精度良く
行える。それらの結果、トランスファ通路成形用分岐体
(第1及び第2成形部)全体がシリンダ孔成形用主体に
対し極めて精度よく位置決めし且つ接続固定されて、ト
ランスファ通路をシリンダ孔と共に精度よく成形できる
ようになる。しかも上記分岐体の主体に対する位置決め
に際して、該主体の下端部を支持するための幅木が利用
可能となる。
(3) 実施例 第1、第2図は、鋳造後鋳放し状態に在る2サイクル
エンジンのシリンダブロック1を示し、したがってシリ
ンダブロック1には、爾後所定の機械加工が施される。
シリンダブロック1は、これにシリンダライナを鋳包む
ことなく鋳造成形されるものであって、ピストンを摺動
自在に嵌合するシリンダ孔2と、そのシリンダ孔2をク
ランク室に連通する掃気通路3と、シリンダ孔2を排気
管に連通する排気通路4とを有する。
掃気通路3は、シリンダ孔2を挟んで相対向する横断
面略四角形の各一対のトランスファ通路31と、両トラン
スファ通路31対間に有ってシリンダ孔2を挟んで排気通
路4と対向するブースタ通路32とよりなる。相隣る両ト
ランスファ通路31のクランク室側端部は、そのクランク
室に向けて開口する連通溝5を介して連通する。
各トランスファ通路31は、シリンダ孔2との隔壁6の
内面7を、クランク室側端部aよりシリンダ孔2から遠
ざかるようにシリンダ孔軸線に対し傾斜させた導入路3a
と、その導入路3aのシリンダ孔側端部bから折曲がって
シリンダ孔2に連なる導出路3bとよりなる。
前記シリンダブロック1のシリンダ孔2、各トランス
ファ通路31、ブースタ通路32および排気通路4は、第3
〜第6図に示す中子としての砂中子8を用いて成形され
る。
砂中子8は、円柱状をなすシリンダ孔成形用主体9
と、各トランスファ通路成形用第1分岐体101と、ブー
スタ通路成形用第2分岐体102と、排気通路成形用第3
分岐体103と、幅木11とよりなる。
幅木11は、上端面を開放した底付短円筒形をなし、そ
の幅木11の凹部12に主体9の下端部が接着剤塗布後嵌着
される。
各トランスファ通路成形用第1分岐体101は、導出路3
bを成形する第1成形部131、導入路3aを成形する第2成
形部132とより構成される。第1成形部131は主体9と一
体に形成され、また第2成形部132は幅木11と一体に形
成(具体的には、該幅木11の、凹部12の周壁上面に一体
に突設)され、その第2成形部132の上端面14に突設さ
れた凸部15が第1成形部131の下端面16に設けられた凹
部17に接着剤塗布後嵌着され、これにより第2成形部13
2が第1成形部131に接合される。
前記のように構成すると、各第1成形部131が主体9
と一体に形成され、また各第1成形部131に対する各第
2成形部132の位置合せおよび接合は容易であるから、
シリンダ孔2に対するトランスファ通路出口18の位置精
度およびシリンダ孔2からのトランスファ通路延出方向
精度を安定化させることができる。
相隣る第2成形部132間の連設部分19は連通溝5を成
形するために用いられ、また相隣る第2成形部132基端
から半径方向内方および周方向へ突出する突出部20はシ
リンダ孔2下部の切欠き21を成形するために用いられ
る。
ブースタ通路成形用第2分岐体102は主体9と一体に
形成され、その下端の鉤形部22が幅木11の柱状突起23先
端の鉤形部24に接着剤塗布後係合され、これにより第2
分岐体102が幅木11に接合される。
排気通路成形用第3分岐体103は主体9と一体に形成
されている。
このような砂中子8を用いると、各トランスファ通路
31、ブースタ通路32および排気通路4の各出口18,25,26
相互間の位置精度を向上させてそれら出口18,25,26の開
閉時期を正確に設定することができる。
第7,第8図は、主体9、各第1成形部131、第2分岐
体102および第3分岐体103を一体に成形する第1中子型
271を示す。その第1中子型271は上型28と下型29とより
なり、両型28,29の分割面p1,p2は、各第1成形部成形用
キャビティC1の下端面の外側半部、第2分岐体成形用キ
ャビティC2の下端面の外側半部および第3分岐体成形用
キャビティC3の外端面上半部を含み、且つ主体成形用キ
ャビティC4を半径方向に二分割して他の各キャビティC1
〜C3をそれらの長手方向に沿って二分割する位置にあ
る。
このように分割面p1,p2を形成することによって、成
形後における離型作業をスムーズに行うことができる。
なお、図には省略したが、主体成形用キャビティC4内面
には離型性向上のため、3度前後の抜き勾配が付されて
いる。
第9,第10図は各第2成形部132を含む前記幅木11を成
形する第2中子型272を示し、その第2中子型272は上型
30と下型31とより構成される。C5は幅木成形用キャビテ
ィである。
C.発明の効果 本発明によれば、トランスファ成形用分岐体のうち導
出路成形用の第1成形部をシリンダ孔成形用主体と一体
に形成したことで、シリンダ孔に対するトランスファ通
路出口(導出路)の位置精度およびシリンダ孔からのト
ランスファ通路延出方向精度を安定させることができ、
更に、前記主体の下端部を嵌着させる凹部を有して該主
体との相互の位置決めが容易である幅木の上面に導入路
成形用の第2成形部を一体に突設したことで、その第2
成形部の第1成形部に対する位置合せ及び接合を容易且
つ精度良く行うことができるので、トランスファ通路成
形用分岐体(第1及び第2成形部)を全体としてシリン
ダ孔成形用主体に対し極めて精度よく位置決めし且つ接
続固定することができ、従ってトランスファ通路をシリ
ンダ孔と共に精度よく成形できるようになり、2サイク
ルエンジン用シリンダブロックの鋳造品質を安定させる
上で効果的である。しかも上記分岐体の主体に対する位
置決めに際して、該主体の下端部を支持するための幅木
を利用することができるため、その位置決めに当たり該
主体自身を特別に分割構成したり或いはシリンダライナ
を特別に用いたりするような必要はない。
【図面の簡単な説明】
第1,第2図はシリンダブロックを示し、第1図は縦断正
面図、第2図は第1図II−II線断面図、第3〜第6図は
中子を示し、第3図は第1図に対応する縦断正面図、第
4図は第3図IV−IV線断面図で第2図に対応し、第5図
は要部斜視図、第6図は接合作業を説明する縦断正面
図、第7,第8図は第1中子型を示し、第7図は第3図に
対応する縦断正面図、第8図は第7図VIII−VIII線断面
図で第4図に対応し、第9,第10図は第2中子型を示し、
第9図は第3図に対応する縦断正面図、第10図は第9図
X−X線断面図で第4図に対応する。 a……クランク室側端部、1……シリンダブロック、2
……シリンダ孔、31……トランスファ通路、3a……導入
路、3b……導出路、6……隔壁、7……内面、8……砂
中子(中子)、9……主体、101……第1分岐体、11…
…幅木、12……凹部、131,132……第1,第2成形部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダ孔(2)と、該シリンダ孔(2)
    をクランク室に連通するトランスファ通路(31)とを備
    え、該トランスファ通路(31)が、前記シリンダ孔
    (2)との隔壁(6)内面をクランク室側端部(a)よ
    り該シリンダ孔(2)から遠ざかるようにシリンダ孔
    (2)軸線に対し傾斜させた導入路(3a)と、該導入路
    (3a)から折曲がって前記シリンダ孔(2)に連なる導
    出路(3b)とよりなるシリンダブロック(1)を、該ブ
    ロック(1)にシリンダライナを鋳包むことなく鋳造す
    るのに用いられる、2サイクルエンジンのシリンダブロ
    ック鋳造用中子において、 シリンダ孔成形用主体(9)と、トランスファ通路成形
    用分岐体(101)とを備え、 そのトランスファ通路成形用分岐体(101)は、前記主
    体(9)と一体に形成されて前記導出路(3b)を成形す
    る第1成形部(131)と、該第1成形部(131)に接合さ
    れて前記導入路(3a)を成形する第2成形部(132)と
    より構成され、 その第2成形部(132)は、前記主体(9)の下端部を
    嵌着させる凹部(12)を有する幅木(11)の上面に一体
    に突設されることを特徴とする、2サイクルエンジンの
    シリンダブロック鋳造用中子。
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