JP2607350Y2 - 油圧ショベルの配管取付装置 - Google Patents
油圧ショベルの配管取付装置Info
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- JP2607350Y2 JP2607350Y2 JP1993017884U JP1788493U JP2607350Y2 JP 2607350 Y2 JP2607350 Y2 JP 2607350Y2 JP 1993017884 U JP1993017884 U JP 1993017884U JP 1788493 U JP1788493 U JP 1788493U JP 2607350 Y2 JP2607350 Y2 JP 2607350Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hydraulic
- clamp plate
- base
- side clamp
- electric wiring
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、主として油圧ショベル
など建設機械，作業車両に装備している油圧，空圧用の
配管取付装置に関する。
など建設機械，作業車両に装備している油圧，空圧用の
配管取付装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】図４は、従来技術の配管取付装置１をそ
なえた油圧ショベルの側面図である。図において、２は
油圧ショベルのフロント部に装備している側辺掘りアタ
ッチメント、３は側辺掘りアタッチメント２のリアブー
ム、４はフロントブーム、５はアッパブーム、６はアー
ム、７はバケット、８はアームシリンダ、９はバケット
シリンダ、１０はオフセットシリンダ、１１はアームシ
リンダ８に通じる油圧配管、１２はバケットシリンダ９
に通じる油圧配管、１３はオフセットシリンダ１０に通
じる油圧配管、１４はアーム６の回動角度を検出する角
度センサ、１５は角度センサ１４に接続している電気配
線である。図５は、図４のＡーＡより見た配管取付装置
１を示す図である。図において、１６，１７，１８はリ
アブーム３の側面図に溶着しているそれぞれねじ穴付ブ
ロック、１９，２０，２１はねじ穴付ブロック１６，１
７，１８とそれぞれ対向して取付けられている押え金
具、２２はボルト、２３は電気配線１５を固定している
ハーネス用のクランプ金具である。図４及び図５に示す
ように従来技術の配管取付装置１では、各ねじ穴付ブロ
ック１６，１７，１８と、押え金具１９，２０，２１と
の間に油圧配管１１，１２，１３をそれぞれボルト（２
２）締付により挟持せしめている。また電気配線１５を
リアブーム３の側面図に溶着したクランプ金具２３によ
り固定するようにしている。
なえた油圧ショベルの側面図である。図において、２は
油圧ショベルのフロント部に装備している側辺掘りアタ
ッチメント、３は側辺掘りアタッチメント２のリアブー
ム、４はフロントブーム、５はアッパブーム、６はアー
ム、７はバケット、８はアームシリンダ、９はバケット
シリンダ、１０はオフセットシリンダ、１１はアームシ
リンダ８に通じる油圧配管、１２はバケットシリンダ９
に通じる油圧配管、１３はオフセットシリンダ１０に通
じる油圧配管、１４はアーム６の回動角度を検出する角
度センサ、１５は角度センサ１４に接続している電気配
線である。図５は、図４のＡーＡより見た配管取付装置
１を示す図である。図において、１６，１７，１８はリ
アブーム３の側面図に溶着しているそれぞれねじ穴付ブ
ロック、１９，２０，２１はねじ穴付ブロック１６，１
７，１８とそれぞれ対向して取付けられている押え金
具、２２はボルト、２３は電気配線１５を固定している
ハーネス用のクランプ金具である。図４及び図５に示す
ように従来技術の配管取付装置１では、各ねじ穴付ブロ
ック１６，１７，１８と、押え金具１９，２０，２１と
の間に油圧配管１１，１２，１３をそれぞれボルト（２
２）締付により挟持せしめている。また電気配線１５を
リアブーム３の側面図に溶着したクランプ金具２３によ
り固定するようにしている。
【０００３】また図６は、従来技術の他実施例配管取付
装置２４を示す要部斜視図である。この配管取付装置２
４では、所定の間隔ｌをもって半円筒状の溝２５，２６
をそれぞれ複数個穿設した基底側クランプ板２７と押え
側クランプ板２８を対向配設することにより、上記各溝
２５，２６がほぼ円筒状となる挿通穴を形成し、その各
挿通穴に油圧配管２９を挿通させて上記押え側クランプ
板２８をボルト３０で締付けるようにしている。
装置２４を示す要部斜視図である。この配管取付装置２
４では、所定の間隔ｌをもって半円筒状の溝２５，２６
をそれぞれ複数個穿設した基底側クランプ板２７と押え
側クランプ板２８を対向配設することにより、上記各溝
２５，２６がほぼ円筒状となる挿通穴を形成し、その各
挿通穴に油圧配管２９を挿通させて上記押え側クランプ
板２８をボルト３０で締付けるようにしている。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】油圧ショベルでは、そ
のフロント部に装備している作業アタッチメントの長手
方向に沿って、複数本の油圧配管と電気配線を並設して
いるものが多い。従来技術の配管取付装置では、油圧配
管の配管取付装置と別途に電気配線を配置し、その電気
配線をハーネス用のクランプ金具で固定していた。その
ためにハーネス用のクランプ金具を別途に配置する取付
作業を行わなければならないし、また複数本の油圧配管
と電気配線の配列がばらばらに見えて見苦しかった。本
考案は、上記の問題点を解決できる配管取付装置を提供
することを目的とする。
のフロント部に装備している作業アタッチメントの長手
方向に沿って、複数本の油圧配管と電気配線を並設して
いるものが多い。従来技術の配管取付装置では、油圧配
管の配管取付装置と別途に電気配線を配置し、その電気
配線をハーネス用のクランプ金具で固定していた。その
ためにハーネス用のクランプ金具を別途に配置する取付
作業を行わなければならないし、また複数本の油圧配管
と電気配線の配列がばらばらに見えて見苦しかった。本
考案は、上記の問題点を解決できる配管取付装置を提供
することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】フロント部に作業アタッ
チメントが装着された油圧ショベルにおいて、前記作業
アタッチメントに長手方向に沿って配設される複数の油
圧配管と、前記複数の油圧配管に沿って配設される電気
配線と、前記作業アタッチメントに固定される複数の基
底側クランプ板と、前記基底側クランプ板に対向して設
けられる押え側クランプ板と、少なくとも前記基底側ク
ランプ板に設けられた複数の油圧配管挿通用の溝と、少
なくとも前記基底側クランプ板の前記複数の油圧配管用
の溝の間に設けられた電気配線挿通用の切欠き溝とを有
し、前記複数の油圧配管は前記油圧配管挿通用の溝に挿
通された状態で押え側クランプ板により押えられて固定
されるとともに、前記電気配線も前記電気配線挿通用の
切欠き溝に挿通された状態で押え側クランプ板により押
えられて固定され、前記電気配線は、隣り合う基底側ク
ランプ板間で、前記複数の油圧配管の配列の中から外方
に突出しないように配設した。
チメントが装着された油圧ショベルにおいて、前記作業
アタッチメントに長手方向に沿って配設される複数の油
圧配管と、前記複数の油圧配管に沿って配設される電気
配線と、前記作業アタッチメントに固定される複数の基
底側クランプ板と、前記基底側クランプ板に対向して設
けられる押え側クランプ板と、少なくとも前記基底側ク
ランプ板に設けられた複数の油圧配管挿通用の溝と、少
なくとも前記基底側クランプ板の前記複数の油圧配管用
の溝の間に設けられた電気配線挿通用の切欠き溝とを有
し、前記複数の油圧配管は前記油圧配管挿通用の溝に挿
通された状態で押え側クランプ板により押えられて固定
されるとともに、前記電気配線も前記電気配線挿通用の
切欠き溝に挿通された状態で押え側クランプ板により押
えられて固定され、前記電気配線は、隣り合う基底側ク
ランプ板間で、前記複数の油圧配管の配列の中から外方
に突出しないように配設した。
【０００６】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図１は、本考案の一実施例を示す配管取付
装置３１の正面図である。図において３’は油圧ショベ
ル用作業アタッチメント（図示しない）のブーム、３２
はブーム３’の側面部に溶着した基底側クランプ板、３
３，３４はそれぞれ押え側クランプ板、３５，３６，３
７，３８はそれぞれ油圧配管、１５’は電気配線、３９
はボルトである。図２は、図１のＢ部詳細図である。図
において、４０，４１，４２は基底側クランプ板３２，
押え側クランプ板３３，３４にそれぞれ形成した切欠き
溝である。図３は、図１のＣより見た側面図である。
に説明する。図１は、本考案の一実施例を示す配管取付
装置３１の正面図である。図において３’は油圧ショベ
ル用作業アタッチメント（図示しない）のブーム、３２
はブーム３’の側面部に溶着した基底側クランプ板、３
３，３４はそれぞれ押え側クランプ板、３５，３６，３
７，３８はそれぞれ油圧配管、１５’は電気配線、３９
はボルトである。図２は、図１のＢ部詳細図である。図
において、４０，４１，４２は基底側クランプ板３２，
押え側クランプ板３３，３４にそれぞれ形成した切欠き
溝である。図３は、図１のＣより見た側面図である。
【０００７】次に、本考案の一実施例の配管取付装置３
１の構成を図１〜図３について述べる。本考案の配管取
付装置３１は、所定の間隔ｌ’をもって半円筒状の溝
（従来技術で説明した溝と同様の溝）を複数個穿設した
基底側クランプ板と押え側クランプ板を対向配設するよ
うにした油圧ショベルの配管取付装置であって、１個の
基底側クランプ板３２に対して２個の押え側クランプ板
３３及び３４を油圧配管（３５，〜，３８）の軸心方向
と直交する方向に、上記基底側クランプ板に対向して並
置せしめ、その並置した押え側クランプ板３３と３４の
互いに相対する端面（図２に示す符号イとロ）間に僅か
な隙間Ｓ（隙間０を含む）を設定し、基底側クランプ板
３２の対向面（ハ）と、上記両押え側クランプ板３３，
３４の相対する端面（イ，ロ）の角部とが近接した位置
に、上記３個のクランプ板３２，３３，３４に対して、
油圧配管（３６，３７）と同方向に貫通する切欠き溝
（４０，４１，４２）を形成し、その切欠き溝（４０，
４１，４２）の内側に電気配線１５’を挿通せしめて構
成した。なお本実施例では３個のクランプ板３２，３
３，３４に対して、油圧配管（３６，３７）と同方向に
貫通する切欠き溝（４０，４１，４２）を形成している
が、必ずしも３個のクランプ板３２，３３，３４のすべ
てに対して形成する必要はなく、少くとも１個のいずれ
かクランプ板に形成して電気配線１５’を挿通させても
よい。
１の構成を図１〜図３について述べる。本考案の配管取
付装置３１は、所定の間隔ｌ’をもって半円筒状の溝
（従来技術で説明した溝と同様の溝）を複数個穿設した
基底側クランプ板と押え側クランプ板を対向配設するよ
うにした油圧ショベルの配管取付装置であって、１個の
基底側クランプ板３２に対して２個の押え側クランプ板
３３及び３４を油圧配管（３５，〜，３８）の軸心方向
と直交する方向に、上記基底側クランプ板に対向して並
置せしめ、その並置した押え側クランプ板３３と３４の
互いに相対する端面（図２に示す符号イとロ）間に僅か
な隙間Ｓ（隙間０を含む）を設定し、基底側クランプ板
３２の対向面（ハ）と、上記両押え側クランプ板３３，
３４の相対する端面（イ，ロ）の角部とが近接した位置
に、上記３個のクランプ板３２，３３，３４に対して、
油圧配管（３６，３７）と同方向に貫通する切欠き溝
（４０，４１，４２）を形成し、その切欠き溝（４０，
４１，４２）の内側に電気配線１５’を挿通せしめて構
成した。なお本実施例では３個のクランプ板３２，３
３，３４に対して、油圧配管（３６，３７）と同方向に
貫通する切欠き溝（４０，４１，４２）を形成している
が、必ずしも３個のクランプ板３２，３３，３４のすべ
てに対して形成する必要はなく、少くとも１個のいずれ
かクランプ板に形成して電気配線１５’を挿通させても
よい。
【０００８】次に、本実施例の配管取付装置３１の作用
について述べる。油圧ショベル用作業アタッチメントに
油圧配管（３５，〜，３８）と電気配線１５’を配置す
るときには、まず基底側クランプ板３２の各溝に油圧配
管（３５，〜，３８）を位置決めするとともに、電気配
線１５’を切欠き溝４０に位置決めする。そしてその位
置決め後に、押え側クランプ板３３と３４を、基底側ク
ランプ板３２の対向面（ハ）に対向位置決めし、ボルト
３５にて押え側クランプ板３３と３４を締付固定する。
すなわち、油圧配管（３５，〜，３８）と電気配線１
５’の配置固定を同時に行うことができる。また油圧配
管（３５，〜，３８）の配列の中に電気配線１５’が配
置されるので、油圧配管と電気配線を整然とまとめたも
のにすることができる。
について述べる。油圧ショベル用作業アタッチメントに
油圧配管（３５，〜，３８）と電気配線１５’を配置す
るときには、まず基底側クランプ板３２の各溝に油圧配
管（３５，〜，３８）を位置決めするとともに、電気配
線１５’を切欠き溝４０に位置決めする。そしてその位
置決め後に、押え側クランプ板３３と３４を、基底側ク
ランプ板３２の対向面（ハ）に対向位置決めし、ボルト
３５にて押え側クランプ板３３と３４を締付固定する。
すなわち、油圧配管（３５，〜，３８）と電気配線１
５’の配置固定を同時に行うことができる。また油圧配
管（３５，〜，３８）の配列の中に電気配線１５’が配
置されるので、油圧配管と電気配線を整然とまとめたも
のにすることができる。
【０００９】
【考案の効果】本考案の配管取付装置では、従来技術の
ように油圧配管と電気配線とを別途に配置しなくてもよ
い。すなわち、油圧配管と電気配線の配置固定を同時に
行うことができるので、ハーネス用のクランプ金具のう
ち一部のものを不要にすることができる。また油圧配管
の配列の中に電気配線が配置されるので、電気配線が他
の障害物に引掛かって切断することがなくなる。しかも
油圧配管と電気配線が整然とまとまるので、外見上の見
映えを向上させることができる。
ように油圧配管と電気配線とを別途に配置しなくてもよ
い。すなわち、油圧配管と電気配線の配置固定を同時に
行うことができるので、ハーネス用のクランプ金具のう
ち一部のものを不要にすることができる。また油圧配管
の配列の中に電気配線が配置されるので、電気配線が他
の障害物に引掛かって切断することがなくなる。しかも
油圧配管と電気配線が整然とまとまるので、外見上の見
映えを向上させることができる。
【図１】本考案の一実施例を示す配管取付装置の正面図
である。
である。
【図２】図１のＢ部詳細図である。
【図３】図１のＣより見た側面図である。
【図４】従来技術の配管取付装置をそなえた油圧ショベ
ルの側面図である。
ルの側面図である。
【図５】図４のＡーＡより見た図である。
【図６】従来技術の他実施例配管取付装置を示す要部斜
視図である。
視図である。
１，２４，３１ 配管取付装置 ３’ ブーム １１，１２，１３，２９，３５，〜，３８ 油圧配管 １５，１５’ 電気配線 ２３ （ハーネス用の）クランプ金具 ２５，２６ 溝 ２７，３２ 基底側クランプ板 ２８，３３，３４ 押え側クランプ板 ４０，４１，４２ 切欠き溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F16L 3/10 F16L 3/22 F16L 3/223
Claims (1)
- 【請求項１】 フロント部に作業アタッチメントが装着
された油圧ショベルにおいて、 前記作業アタッチメントに長手方向に沿って配設される
複数の油圧配管と、 前記複数の油圧配管に沿って配設される電気配線と、 前記作業アタッチメントに固定される複数の基底側クラ
ンプ板と、 前記基底側クランプ板に対向して設けられる押え側クラ
ンプ板と、 少なくとも前記基底側クランプ板に設けられた複数の油
圧配管挿通用の溝と、 少なくとも前記基底側クランプ板の前記複数の油圧配管
用の溝の間に設けられた電気配線挿通用の切欠き溝とを
有し、 前記複数の油圧配管は前記油圧配管挿通用の溝に挿通さ
れた状態で押え側クランプ板により押えられて固定され
るとともに、前記電気配線も前記電気配線挿通用の切欠
き溝に挿通された状態で押え側クランプ板により押えら
れて固定され、 前記電気配線は、隣り合う基底側クランプ板間で、前記
複数の油圧配管の配列の中から外方に突出しないように
配設されてなることを特徴とした油圧ショベルの 配管取
付装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993017884U JP2607350Y2 (ja) | 1993-03-16 | 1993-03-16 | 油圧ショベルの配管取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993017884U JP2607350Y2 (ja) | 1993-03-16 | 1993-03-16 | 油圧ショベルの配管取付装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0669560U JPH0669560U (ja) | 1994-09-30 |
| JP2607350Y2 true JP2607350Y2 (ja) | 2001-07-09 |
Family
ID=11956136
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993017884U Expired - Lifetime JP2607350Y2 (ja) | 1993-03-16 | 1993-03-16 | 油圧ショベルの配管取付装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2607350Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-03-16 JP JP1993017884U patent/JP2607350Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0669560U (ja) | 1994-09-30 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |