JP2607085B2 - 織布の検反処理方法 - Google Patents

織布の検反処理方法

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、織布工場における検反作業の合理化を図
るための、織布の検反処理方法に関する。
従来技術 織布工場においては、製織された織布を、その全長に
亘って検査を行ない、その製品の品質を格付ける工程
は、いわゆる検反工程としては、重要視されている工程
である。
而して、織布で含まれる欠点は、その原因、たとえ
ば、経糸切れ・緯入れミスなどの、織機の自動停台原因
に直結して発生するものと、糸緩みや織段のように織機
の停台原因に直結結び付かないものとが、製織された織
布の全長に亘ってランダムに分布するものであるから、
検反工は、これらの欠点をすべて抽出するために、極め
て精緻な作業の継続を強いられることとなり、その作業
負担は、決して軽くないものである。
かかる点に着目した出願人は、先きに、検反工の作業
負担を軽減することを目的として、新しい考え方に基づ
く検反処理方法を提案した(特開昭58−46169号公
報)。このものは、織機によって製織中に何らかの障害
が発生して、織機が自動停台したときに、その都度、織
布上にマークを印捺し、検反に際しては、この印捺マー
クを目印にして検反を行なうことによって、検反作業の
能率を向上せしめるとともに、検反工の作業負担を軽減
せしめることができるとするものである。
発明が解決しようとする問題点 而して、かかる従来技術によるときは、織布上に付さ
れた印捺マークの有無によって検反作業の指標となすも
のであり、しかも、このマークは、織機の自動停台原因
に基づく織物欠点の存在可能性を表示するものであるか
ら、織機の停台を伴なわない欠点の存在を看過するおそ
れが大きいという問題があった。加えて、織機1台ごと
にマーク印捺のためのインクノズルを必要とするばかり
か、この印捺マークは、ともすれば、織布を汚損して、
織布全体の品質を低下せしめるおそれもあった。
そこでこの発明の目的は、かかる従来技術の問題点に
鑑み、製織中における織機の自動停台信号を含む製織デ
ータをコンピュータによって集積せしめ、検反に際して
は、この製織データに基づいて作成した検反用製織デー
タを読み出して検反作業に反映せしめるようにすること
によって、製織データの記憶手段として印捺マークを使
用する必要がないから、インクノズルが必要である上、
織布を汚損するおそれがなく、また、製織データとし
て、織機の自動停台に直結しない欠点の存在をも含める
ことが可能であるから、これを看過するおそれもない、
新規の織布の検反処理方法を提供することにある。
問題点を解決するための手段 かかる目的に達成するためのこの発明の構成は、製織
中の織布ロールについて、少なくとも、織機の自動停台
信号と、そのときの製織長とを含む製織データを集積
し、これに基づいて、当該織布ロールに対する検反の要
否を判断する一方、検反に際しては、検反不要と判断さ
れた織布オールについての検反は、これを省略するとと
も、検反を要する織布ロールについては、前記製織デー
タに基づいて作成される検反用製織データによって指示
された部分についてのみ重点的な検反を行なうことをそ
の要旨とする。
かかる構成の発明の実施に当っては、まず、織機上
に、製織中の織布ロールの製織長を測定し、しかも、織
機の自動停台原因を検知して、これらの情報を製織デー
タとして集積することができるマイクロコンピュータを
搭載する。一方、中央コンピュータを設けて、マイクロ
コンピュータによって集積された製織データを、機下し
の際に一括して転送し、その結果を解析して、当該織布
ロールについての検反用製織データ作成するとともに、
当該織布ロールの検反の要否判断を行なう。なお、機下
しに際しては、当該織布ロールに適当な識別符号を付す
るものとし、この識別符号は、マイクロコンピュータに
入力されると、製織データとともに、中央コンピュータ
に伝送されるものとする。
織布ロールが検反場に搬入されると、検反工は、当該
織布ロールに付された識別符号を使用して、端末装置か
ら中央コンピュータに対して、当該織布ロールに関する
検反用製織データの出力をリクエストすれば、中央コン
ピュータは、当該織布ロールについての検反用製織デー
タの他に、前記検反の要否判断の結果をも併せて出力す
ることができるので、検反工は、これらのデータに基づ
き、当該織布ロールの検反を省略し、または、検反を実
施することができる。このとき、検反用製織データとし
ては、当該織布ロールを製織する際に生じた機械の自動
停台信号と、そのときの製織長との対応データが含まれ
ているから、検反工は、指示された製織長の近傍におい
てのみ重点的な検反を行ない、他の部分の検反は省略す
ることができ、したがって、検反能率を大幅に向上する
ことができるものである。一般に、布欠点は、織機の自
動停台に付随して発生し、その他の位置においては、殆
んど布欠点がないことが、経験上わかっているからであ
る。
一方、織機の自動停台に至らないときであっても、織
工が巡回によって布欠点を発決したときは、そのデータ
をも、人為的に、製織データに付加することが可能であ
る。すなわち、欠点を発見した織工は、たとえば、デー
タ入力用のスイッチを操作することによって、マイクロ
コンピュータにその旨をデータ入力すれば、マイクロコ
ンピュータは、その時点における製織長とともに、これ
を集積することができるから、このデータも、前述の手
順によって、最終的に、検反工による検反作業に反映す
ることができる。
また、中央コンピュータが検反工に供給する検反製織
データとして、当該織布ロールのピース単位(商品とし
て出荷し得る織布の最小長さ単位をいう、以下同じ)の
織機停台回数のデータを含めれば、検反工は、このデー
タに基づいて、当該織布ロールの一部を不合格反として
切り捨てる作業を行なうに際して、重要なガイド資料と
して活用することができるものである。
なお、以上の説明において、織機上のマイクロコンピ
ュータと中央コンピュータとの間の機能分担は便宜上の
ものであって、両者の機能分担と、両者間のデータ転送
のタイミングとは、両コンピュータの性能と容量とに応
じて、任意に変更してシステムを構築することができる
ものとする。
実施例 以下、図面を以って実施例を説明する。
織布の検反処理方法を実施するためのコンピュータシ
ステムは、織機L1、L2…Ln上に搭載されたマイクロコン
ピュータMC1、MC2…MCnと、中央コンピュータCと、端
末装置Rとを接続して構築されている(第1図)。ここ
で、織機L1、L2…Lnは、織布工場LYに設置されており、
中央コンピュータCはコンピュータルームCRに、また、
端末装置Rは検反場CYに設置されていて、これらの機能
間は、双方向ケーブルC1、C2を介して接続されているも
のとする。
織機Ln上に搭載されているマイクロコンピュータMCn
は、マイクロコンピュータ本体MCn1に対して、織機Ln内
に分散配置された一群のセンサMCn2と、入力装置MCn3
と、表示機MCn4とを含んでなる(第2図)。ここで、セ
ンサMCn2は、たとえば、織機Lnによって現に製織されつ
つある織布ロールRLnの製造織長を検出するための布長
センサの他、織機Lnの自動停台時に、その停台原因を検
出する各種のセンサが含まれるものとし、たとえば、前
者については、織布の巻取りローラの回転量を検出する
ロータリエンコーダを使用することができ、また、後者
については、たとえば、緯入りミスを検出するためのウ
ェフトフィーラや、経糸切れを検出するためのドロッパ
装置等を使用することができる。
入力装置MCn3は、現に織機Lnによって製織されている
織布ロールRLnが機下しされたときに、その織布ロールR
Lnに付すべき識別符号を手動入力するためのデータ入力
機器と、織機が自動停台しないにも拘らず、織布上に欠
点が発見されたときに、その旨をデータ入力するための
データ入力用のスイッチとを含むものとする。表示器MC
n4は、たとえば、マイクロコンピュータ本体MCn1によっ
て検出される自動停台原因の表示の他、中央コンピュー
タCから伝送される分析データに基づいてなされるべ
き、この織機Lnの稼働状態の表示等を含むものとする。
中央コンピュータCは、ケーブルC1を介して、織機L
1、L2…Ln上のマイクロコンピュータMC1、MC2…MCnとの
間のデータ伝送を行なうとともに、所定のデータ処理を
司どる一般的なコンピュータ装置であって(第1図)、
内部にデータベースを構築して、所定のデータを記憶し
て保持するとともに、端末装置Rからのリクエストに応
じて端末装置Rにデータを転送し、また、端末装置Rか
らのデータを受信して、必要に応じて、マイクロコンピ
ュータMC1、MC2…MCnに対する伝送を行なうことができ
るものとする。
端末装置Rは、端末制御装置R1と入力装置R2とディス
プレイR3とプリンタR4とを備えている。ここで、入力装
置R2は、検反しようとする織布ロールRLnの識別符号を
入力し、中央コンピュータCに対して、検反用製織デー
タのリクエストをなすためのデータ入力機器を含むもの
とする。また、端末制御装置R1は、検反機Kにも接続さ
れている。
検反機Kは、検反しようとする織布ロールRLnに巻か
れている織布Sを、ガイドローラK1と駆動ロールK2との
間に巻き掛けるようにして巻き戻し、両ローラK1、K2間
において織布Sの検査を連続的に行なう装置であって
(第3図)、織布Sの検査移動は、ガイドローラK1上の
センサマークKs2に対峙するセンサKs1によって検出する
ことができる一方、駆動ローラK2は、駆動モータK3によ
って駆動せられている。ここで、駆動モータK3は、駆動
制御装置K4によって速度制御されるようになっており、
また、駆動制御装置K4は、端末制御装置R1と接続されて
いるとともに、センサKs1からの信号を入力されてい
る。
かかるシステムの作動を、各機器における機能ととも
に説明すれば、次のとおりである。
まず、織機L1、L2…Lnには、任意の仕様の織布Sが仕
掛けられて製織されており、その織布Sは、それぞれ、
織布ロールRL1、RL2…RLnとして巻き取られている。い
ま、任意の1台の織機Lnに着目すると、その織機Lnは、
何らかの自動織機停台原因が発生したときに自動的に停
台するが、このとき、マイクロコンピュータMCnは、セ
ンサMCn2によって検知される自動停台原因と、そのとき
の織布ロールRLnの製織長とのデータを記憶する。
巡回中の織工が停台原因を修復して、織機Lnを再起動
すれば、以後、これを繰り返しながら、所定の長さの織
布Sが製織される。なお、織機Lnが自動停台しないにも
拘らず、巡回中の織工が織布Sに含まれる欠点を発見し
たときに、織工は、入力装置MCn3を介して、その旨を、
無停台欠点の存在として、データ入力することができ
る。マイクロコンピュータMCnは、これに対しては、セ
ンサMCn2によって検知される現在の製織長と対応せしめ
た上、かかるデータ入力があった旨を、併せて記憶する
ものとする。
以上のようにして、1本の織布ロールRLnが完成する
とき、マイクロコンピュータMCnには、自動停台原因の
発生と、織工の発見した無停台欠点の存在とが、それぞ
れの発生した時点における織布ロールRLnの製織長と対
応されて、当該織布ロールRLnに関する製織データとし
て集積されることになる(第4図)。
つづいて、織布ロールRLnの機下しを行なう。このと
き、織工は、織布ロールRLnに適当な識別符号Fnを付す
とともに(第1図)、当該識別符号を入力装置MCn3から
データ入力すると、マイクロコンピュータMCnは、この
識別符号とともに、集積された製織データを、一括し
て、中央コンピュータCに転送する。なお、織布ロール
RLnに付すべき識別符号Fnは、たとえば、シールのよう
なものを使用するのがよい。
このようにして機下しされ、識別符号Fnを付された織
布ロールRLnは、織布工場LYから検反場CYに搬送され
る。
中央コンピュータCは、マイクロコンピュータMCnか
ら転送された製織データに基づいて、まず、当該織布ロ
ールRLnに対する検査反の要否の判断を行なう。この判
断は、あらかじめ、中央コンピュータCに記憶されてい
る判断基準と、転送された製織データとの対比によって
行なうが、前記判断基準は、織布ロールRLnを形成する
織布Sの仕様によって異なるものであってもよく、その
ときの織布Sの仕様に関する情報は、たとえば、あらか
じめ、織機L1、L2…Lnに仕掛けられる織布Sの仕様を中
央コンピュータCに記憶せしめておけば、織機番号によ
って、これを決定することができる。いずれにしても、
製織データ中に、自動停台と無停台欠点とのいずれも存
在しない織布ロールRLnは、これを検反不要の合格反と
判断してもよいものである。
つづいて、中央コンピュータCは、ピース単位と停台
回数を算出する。ピース単位の停台回数は、織布ロール
RLnを形成する織布Sをピース単位に分割したときに、
各ピース単位に含まれる自動停台回数の分布状況を製織
データから計算するものであり、このとき、ピース単位
となるべき織布Sの製織長は、織布Sの仕様によって異
なるものであってもよいことは勿論である。なお、自動
停台回数には、必要に応じて、無停台欠点の存在個数を
含めることもできるものとする。
以上のデータ処理結果は、当該織布ロールRLnの検反
用製織データとして、中央コンピュータC内のデータベ
ースに記憶保持される。
一方、検反場CYに搬入された織布ロールRLnには、識
別符号Fnが付されているので、検反工は、端末層Rの入
力装置R2を利用して、この識別符号をデータ入力し、当
該織布ロールRLnについての検反用製織データを、中央
コンピュータCにリクエストする。プリンタR4を介して
得られた検反用製織データに検反不要の旨が含まれてい
るときは、検反工は、当該織布ロールRLnに検反用製織
データを添付し、検反を省略して、そのまま、ストック
ヤードへ搬出する。
一方、検反用製織データに検反不要の旨がないとき
は、検反工は、当該織布ロールRLnを検反機Kに仕掛
け、検反を実施する。検反機Kの駆動制御装置K4には、
端末制御装置R1を介して、当該織布ロールRLnについて
の検反用製織データが供給されており、また検反機Kに
ば、織布Sの布長を検出するセンサKs1が設けられてい
るから、検反機Kは、検反工の操作によって、検査反用
製織データに含まれる自動停台の発生した個所と無停台
欠点の存在する個所との各近傍においては低速運転を行
ない、その他の部分は高速運転を行なうことによって、
前者の個所に対する重点的な検反を行なうことができ
る。
さらに、検反工は、検反用製織データに含まれるピー
ス単位の停台回数のデータを参照して、特に布欠点の顕
著な部分は、指示されたピース単位に切り捨てることが
できる。このとき、停台回数の数値と現実の布欠点の程
度との相関は、当該織布ロールRLnの検反の進行に伴な
って、ある程度の感覚がつかめて来るものであるから、
検反工は、検反機Kを逆転させることなく、ピース単位
の切捨て作業を能率よく遂行することができるものであ
る。
このようにして検反を終了すると、検反工は、入力装
置R2を介して、当該織布ロールRLnについての検反結果
をデータ入力する。これにより、中央コンピュータC
は、検反用製織データを修正することによって、当該織
布ロールRLnについての管理用製織データを作成し、こ
れをデータベースに記憶するとともに、プリンタR4から
プリントアウトするから、検反工は、この管理用製織デ
ータを織布ロールRLnに添付してストックヤードに搬出
し、検反工程を終了することができる。一方、中央コン
ピュータCは、検反結果を著るしく不良であるときは、
マイクロコンピュータMCnに、その旨をデータ転送し、
表示機MCn4上に警報表示を行なうことによって、織工に
対する注意を促すことができる。また、中央コンピュー
タC内の管理用製織データは、必要に応じてプリントア
ウトとして、工場全体の生産管理に使用することが可能
である。
なお、以上の説明において、検反機Kは、端末制御装
置R1と接続することなく、検反工による手動制御に留め
てもよいことはいうまでもない。このときは、検反工
は、プリンタR4から出力され、または、ディスプレイR3
上に表示される検反用製織データを参照しながら、検反
機Kの速度を手動調節することによって、前記に準じて
重点的な検反作業を遂行することができる。
また、各マイクロコンピュータMC1、MC2…MCnと中央
コンピュータCとの機能分担は、前述のとおり、この実
施例から任意に変更することも可能である。たとえば、
製織中の製織データの集積機能は、自動停台原因等の発
生の都度、その旨を中央コンピュータCに転送し、中央
コンピュータCによる集積を行なうこともできる。ま
た、端末装置Rに演算機能を保有せしめることによっ
て、管理用製織データの作成を端末装置Rに分担せしめ
てもよいものとし、さらには、中央コンピュータCに分
担せしめたピース単位停止台回数計算機能は、これをマ
イクロコンピュータMCnに移行せしめてもよいものであ
る。
また、製織データに含ませた無停台欠点に関するデー
タは、織機の停台時以外に欠点の発生する可能性が極少
であるときは、これを省略することもできるものとす
る。
他の実施例 前実施例においては、織機Ln上のマイクロコンピュー
タMCnによって集積される製織データとしては、自動停
台原因と、その発生時点の織布ロールRLnの製織長とを
対応させたものを含むから、中央コンピュータCにおけ
る検反要否判断に際しては、自動停台原因の種類ごとに
重み付けを行なうことによって、その内容ごとの評価を
異ならせることもできる。たとえば、経欠点は、緯欠点
より重く評価することによって、現実の検反格付け上の
実務作業内容に即した判断を行なうことが可能である。
また、このような重み付けは、ピース単位の停台回数計
算に対しても適用することができ、その結果は、検反機
による重点的な検反を実施すべき個所の指標データとし
て、または、不合格ピースの切捨て作業の際の指標とし
ても有効に使用することができるものである。
さらには、マイクロコンピュータMCnによる製織デー
タの集積内容として、自動停台原因に代えて、単に、自
動停台の発生の事実を示す自動停台回数としてもよい。
このときは、検反要否判断の基準としては、たとえば、
その織布ロールRLnに含まれる総停台回数の他、連続ミ
スピックの圧政の有無や、所定の製織長単位当りの停台
回数等の、自動停台発生頻度に関するデータも重要な判
断指標となり得るものである。また、このときは、重点
的な検反実施のための指標としては、織布ロールRLn中
の自動停台発生位置の他に、前述の自動停台発生頻度の
分布状況も、また、有効に使用することができる。
以上の各実施例において、自動停台信号たる自動停台
原因または自動停台回数の集積は、織布ロールRLnの実
際の製織長と対応せしめるのみならず、織布ロールRLn
を、ピース単位、または、他の任意の製織長単位に分割
し、その各々と対応せしめて実施することもできること
はいうまでもない。
発明の効果 以上説明したように、この発明によれば、少なくと
も、製織中の織機の自動停台信号と、その発生時点の織
布ロールの製織長とを含む製織データを集積し、この製
織データに基づいて検反の要否判断を行なうとともに、
検反に際しては、検反舞踊の織布ロールの検反を省略
し、また、検反を要する織布ロールについては、製織デ
ータに基づいて作成する検反用製織データによって指示
される部分についてのみ重点的な検反を実施するように
することによって、検反作業に際しては、検反用製織デ
ータを参照することによって、検反を省略し、または、
必要最少限の検反を行なえば足るから、検反効率の向上
と、検反工の作業負担の軽減を図ることができるのみな
らず、印捺マークを使用するものでないからインクノズ
ルが不要である上、織布を汚損するおそれがなく、さら
に、無停台欠点に関するデータをも製織データに含める
ことができるので、かかるタイプの欠点を看過するおそ
れを極少にすることができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は実施例を示し、第1図は全体構成
説明図、第2図と第3図は、それぞれ、マイクロコンピ
ュータと検反機の構成説明図、第4図は全体機能説明図
である。 Ln……織機 RLn……織布ロール MCn……マイクロコンピュータ C……中央コンピュータ K……検反機

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】織機によって製織中の織布ロールについ
    て、少なくとも、織機が停台したときの停台信号と、そ
    のときの織布ロールの製織長とを含む製織データを集積
    し、該製織データに基づいて、当該織布ロールに対する
    検反の要否を判断するとともに、検反に際しては、前記
    検反の要否の判断結果が検反不要である織布ロールにつ
    いての検反を省略する一方、検反を要する織布ロールに
    ついては、前記製織データに基づく検反用製織データに
    よって指示される部分についてのみ重点的な検反を行な
    うことを特徴とする織布の検反処理方法。
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